【SS】果南「あれ？梨子は休み？」【ラブライブ！サンシャイン!!】

かなりこはいいぞ

果南「チカも曜も居ない」

果南「そして、梨子が居ない……」

果南「……」

果南「ヤバい。寂しい……」

果南「……」←梨子の顔を思い浮かべる

果南「梨子ぉぉ…………」ｼｭｩﾝ…


ダイマリ「(あそこまで落ち込むなんて……)」

1年生教室

果南「ルビィ〜…」

ルビィ「ーー！どうしたの果南ちゃん？」ﾄﾃﾄﾃ

果南「髪ほどいて」

ルビィ「え」

果南「それでこれ付けて」つ髪留め×2

ルビィ「……(梨子ちゃんみたいな髪型)」

果南「梨子〜〜〜……」ﾊｸﾞｰ

ルビィ「きゃー。果南ちゃんっ！梨子ちゃんじゃないよぉ！ルビィだよっ！」

果南「頭文字が同じRだから実質梨子〜〜〜」

ルビィ「何言ってるの果南ちゃああぁぁん！？」⌒°( >ω<)°⌒

|c||σ.□σ|| `¶cﾘ>ヮ<)| ﾉcﾉ,,･o･,,ﾉﾚ「何やっているの(のよ)(ずら)！！」

音楽室

果南「(いつも梨子が弾いてるピアノ……)」ｽｯ

果南「……」

果南「ここや、自分の家で沢山弾いて、Aqoursの曲を作ってくれてるんだなぁ…」

果南「……」ｼﾞｬｧｧﾝ ﾎﾟﾛﾝ ﾋﾟﾝ

果南「あはは。流石に何の経験も無いと音楽にすらならないや」


果南「……梨子のピアノ、聞きたいな」ｼｭﾝ…

果南「……」ﾎﾞｹｰ

果南「……」ｽﾏﾎｯ

果南「……」ｼﾞｰ

ダイヤ「あら、果南って梨子さんとツーショットなんて撮っていたのね」

果南「わー///」

ダイヤ「何その恋する乙女みたいな反応…」(引…

果南「ひどい」


果南「別に。スクールアイドルなんだし自撮りって奴を練習したくて梨子に付き合ってもらっただけだよ」

ダイヤ「……」

ダイヤ「建前はそれで、本音は？」

果南「……。梨子とのツーショット写真がほしかった」

ダイヤ「私の知らない所で果南が梨子さんにぞっこん過ぎて驚いてるわ」

果南「あ〜……。梨子ぉぉ……会いたいよぉ……」

淡島

鞠莉「oh、amazing。海に何か(果南)浮いてる……(笑」

果南「……」ﾌﾟｶﾌﾟｶ

鞠莉「かなーん。流されてるよーせめて陸でボーッとして〜」

果南「……」ｽｲｰｯ


鞠莉「ーーたかが数日の辛抱じゃない。お土産に土産話を楽しみにしていればいいのよ」

果南「……」ｺｸﾘ

鞠莉「(oh、重症ねコレは……)」


鞠莉「えー？と言うか果南ってそんなに梨子にLoveだったっけ〜？」ﾆﾔﾆﾔ

果南「いつも傍に居てくれていたのに、居なくなって自分の気持ちに気が付いたのかも…」

鞠莉「ブーｗ(poetic(詩的)……っｗｗ)」


鞠莉「まぁでも、寂しいならこのマリーが代わりになってあげる♡」

果南「ならない。梨子は鞠莉みたいに賑やかじゃないやい」

鞠莉「むー！ひどーい！」

鞠莉「ねぇねぇ。梨子のどんな所がLoveなの？教えて？」

果南「やだ。面白がってる鞠莉になんて教えないよ」

鞠莉「でも、寂しい気持ちは晴れるかもしれないわ」

果南「……」


果南「私とは正反対な位、清楚で大人しくて控えめで。皆に優しくて、笑顔が可愛くて。実は慌てん坊なトコとかも可愛くてさ。あと、ピアノやってるからかな？実は結構手が大きいんだよね。こないだ手の平同士をーー」

鞠莉「(……失敗したわ。長くなるわねコレ。話し半分に聞いておこ)」

その頃、修学旅行先ーー

梨子「……」ﾎﾟｹｰ

千歌「梨子ちゃーん？どーしたのー？」

梨子「はっ。ううん。内浦の皆はどうしてるかなって思ってた」

千歌「分かるー！チカも果南ちゃんと会わない日が出来るなんて思いもしなかったもん！さみしーよー！！」

梨子「ーー！ 果南さん……///」

千歌「ふぇっ？」

梨子「っっ！！///」

千歌「え。待って。梨子ちゃんも果南ちゃんのこと考えてたの？」

梨子「ち、違うよ？内浦の皆のことをーー」

千歌「梨子♪おはよ♪(果南声真似)」

梨子「！！///」ｶｱｯ

千歌「やーーーん！！ダメぇ梨子ちゃーん！果南ちゃんはチカのだもーーん！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

梨子「だ、誰かのものじゃないよぉ果南さんはぁ！」ﾌﾟﾝﾘｺ


曜「んー！！！これすっごいおいしー！！！」ﾓｸﾞｰ

善子「ーーって言うか、電話とかすればいいんじゃない？」

花丸「電話での逢い引きなんてロマンチックだね。小説のお話みたい♡」

ルビィ「ねー♡」

果南「……」

善子「どうしたのよ？今自由行動中みたいじゃない。曜からLINEで飯テロがずっと来てるし」


果南「いや、その……」

善子「何よー！寂しいんでしょう？！自由行動の時間を邪魔したくないとか言うつもり！？」

果南「そうじゃなくてさ……」

善子「むー！？」

果南「なんか、緊張しちゃう…///」

善子「知るかｧｧｧｯー！！！」


ルビマル「(果南ちゃん可愛い〜♡)」

夜

果南「……///」ｽｩ、ﾊｧ…

果南「(よし…)」

prrrr……

===

梨子「っ！？」ｶﾞﾀｯ

千歌「むむっ！？どうしたのだ梨子ちゃん！？まさかーー」

梨子「お、お母さんから！ちょっと出てくるね！」

千歌「ほーぅ…。梨子ちゃんが嘘をつけない性格なこと位分かってるもん…！」

千歌「いいもん！チカだってさっき先に果南ちゃんから電話貰ったもん！！」

千歌「……。うー…」ﾖｰﾁｬｰﾝ…

曜「よしよし。一緒にババ抜きでもしよう！」

千歌「する！」


梨子「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

梨子「ーーはいもしもし。梨子です…」

果南「…えっと、こんばんは。梨子」

梨子「果南さん。こんばんは…」

果南「ゴメン急に電話しちゃって。大丈夫？」

梨子「大丈夫だから出てます…」

果南「ははっ。そりゃそっか」

梨子「はい…」ｸｽｸｽ

ーーー
ーー
ー

果南「ーーあ、ゴメン。大分話してたね」

梨子「…本当ですね」

果南「何でだろうなぁ。梨子と話してる時は、海に潜ってる時みたい」

梨子「えっ？」

果南「心地よくて、落ち着いてーー時間が過ぎるのを忘れちゃう」

梨子「そんな……///」


果南「えっとさ……。早くーーーいや、帰ってくる木曜日。何事もなく帰ってきてくれるのを、待ってるから」

梨子「……うん」

果南「それじゃ、もう何日か。修学旅行楽しんでおいで」

梨子「はい…。お土産や、お土産話。楽しみにしててね」

果南「うん♪」

梨子「それではーー」

果南「うんーー」


2人どちらも自分から通話を切ることが、出来なかったそうなーーー

木曜日

千歌「帰ってきたーー。大地だ……」

ようちか「内浦ｧｧｧｯ！！」

ようちか「じ、も、あい！じ、も、あい！」

善子「コラー！曜！それヨハネとの曲でしょーがー！」


梨子「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

果南「…」ｿﾛﾘ

梨子「(あれ、果南さんーーどこだろ？)」

果南「ーーっ！」ﾊｸﾞｯ

梨子「きゃーー！！！？」

千歌「わー！！痴漢だー！！」

果南「誰が痴漢だチカ！？」

千歌「あ、今のはもしかして」

曜「説明しなくていいよー千歌ちゃーん」ﾑﾝｽﾞ ｽﾞﾘｽﾞﾘ

千歌「はーい」ｽﾞﾘｽﾞﾘ


果南「ーーゴメン。ちょっとガマン出来なかった」

梨子「心臓に悪いからやめてください…///」

果南「気を付けるよ…」

果南「……」ｺﾎﾝ

果南「おかえり。梨子」

梨子「ただいまです。果南さん。無事に帰ってきました」

果南「うん。良かった」


果南「……」ﾌｩ…

果南「ちょっと情けないんだけどさ」

梨子「？」

果南「割と寂しかった…」

ダイマリよしまるビィ「(割、と………？？？)」

梨子「そう……///」

梨子「……私も、です///」

果南「…そっか」

梨子「おんなじ、です…」

果南「……そっか///」


果南「ーーー今日から9人での練習再開だけどさ」

梨子「うん」

果南「今日は一緒にストレッチしようか」

梨子「……うん///」


千歌「うにゃあああ！！！」ﾄﾞｰﾝ

果南「ぐはっ」

梨子「！？」

千歌「チカも！チカも果南ちゃんとストレッチするー！今日の3人組はこの3人ー！！」

果南「ははっ。分かったよチカ。一緒にやろ♪」

千歌「うんっ！！」


梨子「……ふふっ///」

果南「ーー！」


果南「(やっぱ、可愛いな。梨子の笑った顔…///)」

果南「(また今日から、この可愛い笑顔が見られる…♡)」


千歌「果南ちゃーん♡」ｷﾞｭｰ

曜「それでね！ここで食べたお肉がねーーー！」


果南「(勿論、チカや曜の笑顔も忘れてないよ♪)」

果南「(でも、気付いちゃった)」

果南「(梨子の笑顔はーー梨子は私にとってーー)」

果南「(特別なんだ……♡)」

果南「(梨子も同じだったら、嬉しいな……)」


ーおしまいー