【SS】梨子「果南さんとお出かけ」【ラブライブ！サンシャイン!!】

いつものかなりこもの
そんなに長くないです



梨子「……のはずだけど、時間になっても果南さんがこない」

梨子「時間…合ってるよね？今日で合ってるわよね？…うん、間違ってない」

梨子「メールの返事もないし……」

梨子「果南さんの家に行こう…かな？」

まつうらてい

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

梨子「…………」

梨子「でない。留守……かな？もしかして行き違いになったとか…？」

梨子「え、ええと……もしかしたらお店の方にいるのかも」

梨子「くしゅ……っ。うぅ……今日は一段と冷えるわ…」ﾌﾞﾙｯ

かなんのへや

果南「…………」

梨子「果南さん？」

果南「や、やぁ…梨子。元気そうで……」

梨子「果南さんはすごく辛そうですね。……もしかして風邪ですか？」

果南ちが…くしっ……！」ﾌﾙﾌﾙ

果南「うぅ……寒さに弱いんだよ…」

梨子「その気持ちわかりますけど、さすがにそろそろお布団から出た方が……もうお昼近いですよ？」

果南「いや、私も出たいんだけどさ。その……」

果南「灯油ストーブの燃料が切れて……」

梨子「あぁ……」

梨子「…………」

果南「あはは…ごめんね。今日一緒にお出かけの予定だったのに…」

梨子「えいっ」ｽﾞﾎﾞｯ

果南「り、梨子…！？」

梨子「わ、私、の手、温かい…ですか…っ？///」ﾋﾟﾀｯ

果南「え、あ、え……ええと……///」

梨子「こうすれば…果南さん温かいかと思って……だ、だから///」

果南「ごめん…冷たい」

梨子「ああぁぁああぁああっ！？ご、ごめんなさいっ！？///」

梨子「わ、私灯油入れてきますねっ！」

果南「ああいいよ。梨子にそんなこと」

梨子「だったらまずお布団から出て言ってください」

果南「う………」

ﾓｿﾓｿ

果南「り、梨子……っ、わ、わたし…が…」ｶﾞｸｶﾞｸ

梨子「果南さんお布団に入っててください！？」

そして


梨子「よし、これで……」ｶﾁｯ

ｺﾞｵｫｰ

果南「あぁ……火が……」

梨子「果南さん寒いのそんなに苦手なんですか？」

果南「そうだね。ああ…夏が恋しいよ」

梨子「よく潜ってるからむしろ平気なのかと……」

果南「海は別。ていうか海は温かいし。こういう単純な寒さに弱いの」

梨子「……普段どうしてるんですか？」

果南「最低でも室温20℃は絶対維持。外出にカイロは必須だね。最低10個は持って出かけるかな」

梨子「そ、そんなに……？」

果南「あと歩くと冷えちゃうから冬は基本走ってるね」

梨子「なんか意外です」

果南「あはは、変な子だって？」

梨子「い、いえっ、そんなことっ！？」

果南「ふふっ、いいよ気にしてないし。ていうか少しからかっちゃった」

梨子「も、もぉ……」

果南「………部屋も少し暖かくなってきたかな」ﾓｿﾓｿ

ﾊﾞｻｯ

果南「うん、これで室内は動けそうだね」

梨子「………！」

果南「ん？どうしたの？」

梨子「い、いえ…っ、なんでも……」ﾌﾟｲ

梨子(果南さん、なんか、その、パジャマ姿の果南さん、艶やかに、その、ええと……)ｶｱｧ

果南「なんでもないようには見えないよ？」

梨子「なんでもないんですっ！///」

────

果南「さて、まずは…だ」

果南「改めて、寝坊してごめんなさい」ﾍﾟｺﾘ

梨子「か、果南さん…！？」

果南「昨晩ストーブの燃料入れてなかった私の責任だよ。本当にごめん」

梨子「い、いえ、気にしないでください。それに、こうして家でってのも悪くないですし」

果南「本当？」

梨子「はい。そ、その……果南さんのパジャマも…観れ……」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

果南「私の…なんだって？」

梨子「こ、こほん。果南さんの新しい一面も観れたので」

果南「あー、さっき言ってた事と違う。誤魔化さないでちゃんと言ってよー」

梨子「えぇっ…！？」

果南「えいっ」ﾊｸﾞｯ

梨子「か、果南さんっ！？///」

果南「梨子が本当の事教えてくれるまで離さない」

梨子「えぇっ……！？///」

果南「梨子あったかい」

梨子「か、かか、果南さん？私はあつ…」

果南「教えるまではなさないー」ｷﾞｭｰ

梨子「ぇ…ぇぁ……っ…///」

果南「………さてと、顔洗ってくるね。その辺に座って待ってて」ﾊﾟｯ

梨子「ぅぅ…///」ﾌﾟｼｭｰ

ﾊﾞﾀﾝ

梨子「…………あれ？」

梨子「お布団の中に何か………」

梨子「これ……私の人形…？」

梨子「ハイパージャンボ…なんとかってぬいぐるみだったよね？」

梨子「もしかして、果南さん抱いて寝てた？」

梨子「…………」

果南「お待たせ。お昼に何か作るけど梨子はなにか……たべ……た……」ﾋﾟﾀｯ

梨子「おかえりなさい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

果南「あ、あの梨子？それ……？」

梨子「これですか？お部屋にあったので♪」ｽﾘｽﾘ

果南「あ、えと……///」ｶｱｧ

梨子「果南さん。私お腹空いちゃいました」ｷﾞｭｰ

果南「えっ？あ、ああうんっ。な、なにか作ってくるねっ///」ﾀｯ

梨子「果南さん慌ててた………くすっ」

────

果南「………」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

梨子「果南さん美味しいです」ﾆｺﾆｺ

果南「ありがと。あのさ、梨子？」

果南「いつまで抱いてるつもりなの？///」

梨子「え？ダメですか？」

果南「ダメっていうか、その…私のなんだけど」

梨子「借りてたらダメですか？」

果南「……………いいけど///」

梨子「ふふっ♪」ｷﾞｭｰ

果南「なっ……り、梨子っ。行儀悪いっ！///」

昼食後

梨子「ごちそうさまでした。とてもおいしかったです果南さん」

果南「ふふ、お粗末様でした」

梨子「私片づけますね」ｽｸｯ

果南「ああいいよ。私が──── 」

梨子「ごちそうになったんです。これくらいやらせてください」

梨子「梨子ちゃんぬいぐるみが寂しくないように…はい」

果南「ちょ、梨子…！？」

梨子「あとでお茶淹れてきますね」

果南「……………」ｺﾞｸﾘ

ｷﾞｭｰ

果南「梨子……すー…はー……///」

梨子「果南さんごめんなさいコップにヒビが……っ」

果南「あ………」

梨子「え…？」

果南「あ、ああいや、あぁっ、ちがっ！？///」ｱﾀﾌﾀ

梨子「かっ、かかか、果南さんっ！？///」

梨子「え、えと、あの、わ、わたっ！～～～っ///」ﾀｯ

果南「り、梨子っ…！」



果南「…………どうしよう」

そして

梨子「………」

果南「り、梨子…さん？」

梨子「果南さんが変態だったなんて知らなかったです」ﾌﾟｲ

果南「ち、ちが……っ」

梨子「何が違うんです？私の人形を……か、嗅いで…っ///」

梨子「………それに抱いて寝てたり、変態じゃないですか///」

果南「う……」

梨子「………嗅ぎたいなら、その、いくらでも……っ///」

果南「はい…？」

梨子「でもっ！……今日は手だけです。これはその、人形にいかがわしいことをした罰、だから///」

果南「り、梨子…？」

ｽｯ

果南「え……えと………///」

ｷﾞｭ

梨子「んっ」ﾋﾟｸｯ

果南「…………ねえ梨子」

梨子「な、なんですか？」

果南「梨子の手あったかいね」

梨子「な、なんですか急に…！？」

果南「今朝梨子の手冷たいとか言ってごめんね」

梨子「今朝っていうかお昼だけど……その、嗅がなくていいんですか？」

果南「今日は手だけなんでしょ？だったら明日にでもたくさん…ね？」

梨子「なっ……！？///」

果南「ふふ、学校でハグしておもいっきり嗅ごうっと」

梨子「だ、ダメですっ！学校はダメっ！///」

果南「じゃあ家ならいいでしょ？あ、そうだ。今日さ泊っていきなよ」

梨子「えぇっ……きょ、今日ですか！？///」

果南「決定だね。今夜が楽しみだよ。ふふっ♪」

よる

果南「………」

梨子「………」

梨子(心臓バクバクして眠れない……！///)

果南「りーこ♪」

梨子「」ﾋﾟｸｯ

果南「あれ？もう寝ちゃった？」

果南「でももう日付変わっちゃったから、いいよね？」

梨子「………///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

果南「……」ｷﾞｭ

果南「……梨子……りこ……すーはー…」

梨子「～～～～～～っ///」

梨子(なんか、もう……だめぇ///)


おしまい

タイトル詐欺ごめんなさい
あと最後まで読んでくれた方ありがとうございます
さらばじゃ