1: (茸) 2022/01/16(日) 22:42:14.95 ID:OIEPK99n
ある日の放課後。その日は天気の良い日だった。
かすみ「あっ!おーい!しお子ーーー!」
栞子「あっ、かすみさん」
かすみ「部室行くの?」
栞子「はい。かすみさんも?」
かすみ「そうだよ」
栞子「じゃあ、一緒に行きましょうか」
かすみ「あっ!おーい!しお子ーーー!」
栞子「あっ、かすみさん」
かすみ「部室行くの?」
栞子「はい。かすみさんも?」
かすみ「そうだよ」
栞子「じゃあ、一緒に行きましょうか」
2: (茸) 2022/01/16(日) 22:47:37.17 ID:OIEPK99n
かすみ「今日は天気良いね〜」
栞子「そうですね。練習日和ですね」
呑気に何気ない事を話しながら歩いていた。
かすみ「でね〜しず子が〜」
栞子「それは愉快ですね」
ガチャ
この後、二人が部室の扉を開けた際に事件は起こる。いや、起こっていた。
侑「………うぅ」
かすみ「………ゆ、侑先輩」
侑が倒れていた。
栞子「そうですね。練習日和ですね」
呑気に何気ない事を話しながら歩いていた。
かすみ「でね〜しず子が〜」
栞子「それは愉快ですね」
ガチャ
この後、二人が部室の扉を開けた際に事件は起こる。いや、起こっていた。
侑「………うぅ」
かすみ「………ゆ、侑先輩」
侑が倒れていた。
4: (茸) 2022/01/16(日) 22:54:51.72 ID:OIEPK99n
侑の元へ駆け寄る二人。
栞子「大丈夫ですか。何があったのですか?」
侑「うぅ…あれ…」
かすみ「あれって?」
侑が指を指す先にあったものは
かすみ「げっ…あれは…」
『皆さんで召し上がってください』の書き置きとバケットに入った謎の物体。
栞子「大丈夫ですか。何があったのですか?」
侑「うぅ…あれ…」
かすみ「あれって?」
侑が指を指す先にあったものは
かすみ「げっ…あれは…」
『皆さんで召し上がってください』の書き置きとバケットに入った謎の物体。
5: (茸) 2022/01/16(日) 22:58:01.86 ID:OIEPK99n
かすみ「これ…せつ菜先輩の字ですよね」
栞子「そうですね。せつ菜さんの……差し入れでしょうか?」
かすみ「差し入れ…」
栞子「侑さん。食べたのですね」
侑「……」
栞子「返事がない。肝心のせつ菜さんはどこに行ったのでしょうか」
栞子「そうですね。せつ菜さんの……差し入れでしょうか?」
かすみ「差し入れ…」
栞子「侑さん。食べたのですね」
侑「……」
栞子「返事がない。肝心のせつ菜さんはどこに行ったのでしょうか」
6: (茸) 2022/01/16(日) 23:00:01.78 ID:OIEPK99n
侑「う…うぅ…」
栞子「侑さん…」
侑「し…」
栞子「し?」
侑「死兆星が見える…」ガクッ
かすみ「侑先輩ーーーーー!!!!」
栞子「ここ室内ですが」
栞子「侑さん…」
侑「し…」
栞子「し?」
侑「死兆星が見える…」ガクッ
かすみ「侑先輩ーーーーー!!!!」
栞子「ここ室内ですが」
7: (茸) 2022/01/16(日) 23:03:28.30 ID:OIEPK99n
かすみ「しお子…どうしよう」
栞子「取り敢えず侑さんは安静に」
かすみ「そうじゃくて。せつ菜先輩のアレ…人数あるよ」
栞子「人数分?」
かすみ「うん。侑先輩が一つ食べたとし…ピッタリ人数分ある…」
栞子「食べない訳にはいかないですね」
かすみ「でもかすみん今お腹痛いし…」
栞子「嘘吐かないで下さい」
かすみ「う、嘘なんか吐いてないよ」
栞子「取り敢えず侑さんは安静に」
かすみ「そうじゃくて。せつ菜先輩のアレ…人数あるよ」
栞子「人数分?」
かすみ「うん。侑先輩が一つ食べたとし…ピッタリ人数分ある…」
栞子「食べない訳にはいかないですね」
かすみ「でもかすみん今お腹痛いし…」
栞子「嘘吐かないで下さい」
かすみ「う、嘘なんか吐いてないよ」
8: (茸) 2022/01/16(日) 23:07:02.96 ID:OIEPK99n
栞子「腹痛を起こしている人特有の瞳孔の開きが見られません」
かすみ「え…そんなのあるの?違うんだよ」
栞子「嘘です」
かすみ「嘘とかじゃなくて。あの…」
栞子「私が言った事が嘘です」
かすみ「………なんでそんな嘘吐くの」
栞子「先に嘘吐いたのはかすみさんじゃないですか」
かすみ「え…そんなのあるの?違うんだよ」
栞子「嘘です」
かすみ「嘘とかじゃなくて。あの…」
栞子「私が言った事が嘘です」
かすみ「………なんでそんな嘘吐くの」
栞子「先に嘘吐いたのはかすみさんじゃないですか」
9: (茸) 2022/01/16(日) 23:10:45.85 ID:OIEPK99n
かすみ「それは…とにかくどうするの?」
栞子「どうするとは?」
かすみ「これ!食べるの?」
栞子「それは…せつ菜さんの気持ちを考えたら」
かすみ「でも…これ…なんだろう。パン…なのかな?」
栞子「パンでしょうね」
かすみ「こんな色のパン見た事ないけど」
栞子「何を使えばこの色を出せるのでしょう」
栞子「どうするとは?」
かすみ「これ!食べるの?」
栞子「それは…せつ菜さんの気持ちを考えたら」
かすみ「でも…これ…なんだろう。パン…なのかな?」
栞子「パンでしょうね」
かすみ「こんな色のパン見た事ないけど」
栞子「何を使えばこの色を出せるのでしょう」
10: (茸) 2022/01/16(日) 23:14:57.56 ID:OIEPK99n
かすみ「しお子…食べなよ」
栞子「え?」
かすみ「せつ菜先輩がせっかく持ってきてくれたんだから」
栞子「ですが…先に侑さんをどうにかしないと」
ガチャ
璃奈「おつかれさま」
栞子「え?」
かすみ「せつ菜先輩がせっかく持ってきてくれたんだから」
栞子「ですが…先に侑さんをどうにかしないと」
ガチャ
璃奈「おつかれさま」
11: (茸) 2022/01/16(日) 23:20:32.15 ID:OIEPK99n
かすみ「りな子」
栞子「璃奈さん」
ミア「ボクも居るんだけど」
璃奈「二人ともどうしたの?」
かすみ「どうしたもこうしたもないよ。見てよ」
璃奈「あっ…侑さん…」
ミア「まさか…死んでるの?」
かすみ「そんな訳ないでしょ!生きてるよ!多分…」
栞子「多分って…」
栞子「璃奈さん」
ミア「ボクも居るんだけど」
璃奈「二人ともどうしたの?」
かすみ「どうしたもこうしたもないよ。見てよ」
璃奈「あっ…侑さん…」
ミア「まさか…死んでるの?」
かすみ「そんな訳ないでしょ!生きてるよ!多分…」
栞子「多分って…」
12: (茸) 2022/01/16(日) 23:24:45.10 ID:OIEPK99n
璃奈「何があったの?」
かすみ「アレだよ」
ミア「…アレは何?」
かすみ「せつ菜先輩が作った何か」
ミア「何か?何かって何さ?」
かすみ「何かは何かだよ。分かってるのはせつ菜先輩が作ったって事とそれを食べて侑先輩が倒れたって事」
ミア「倒れたって…毒でも入ってるの?」
かすみ「アレだよ」
ミア「…アレは何?」
かすみ「せつ菜先輩が作った何か」
ミア「何か?何かって何さ?」
かすみ「何かは何かだよ。分かってるのはせつ菜先輩が作ったって事とそれを食べて侑先輩が倒れたって事」
ミア「倒れたって…毒でも入ってるの?」
13: (茸) 2022/01/16(日) 23:31:37.54 ID:OIEPK99n
かすみ「まさか」
璃奈「救急車は呼ばなくていいの?」
栞子「息はあるし脈拍も安定はしていますから」
ミア「だからオッケーって事にはならないと思うけどね」
かすみ「取り敢えずミア子。食べる?」
ミア「よくこの状況で人に勧めるね」
璃奈「救急車は呼ばなくていいの?」
栞子「息はあるし脈拍も安定はしていますから」
ミア「だからオッケーって事にはならないと思うけどね」
かすみ「取り敢えずミア子。食べる?」
ミア「よくこの状況で人に勧めるね」
14: (茸) 2022/01/16(日) 23:39:44.16 ID:OIEPK99n
かすみ「だって誰も手につけないんじゃ、せつ菜先輩が可哀想じゃん」
ミア「日本のそう言う文化は本当によく分からないな。実害が出てるんだから食べるべきじゃないだろう」
栞子「確かに。その通りですが」
ミア「そもそもこれはなんて料理なの?何を使ったらこんな料理が出来るんだよ。化学調味料使わなきゃこんな色出せないよ」
璃奈「確かに。一番の謎かも」
ミア「日本のそう言う文化は本当によく分からないな。実害が出てるんだから食べるべきじゃないだろう」
栞子「確かに。その通りですが」
ミア「そもそもこれはなんて料理なの?何を使ったらこんな料理が出来るんだよ。化学調味料使わなきゃこんな色出せないよ」
璃奈「確かに。一番の謎かも」
16: (茸) 2022/01/16(日) 23:45:12.99 ID:OIEPK99n
ミア「で?作った張本人はどこ?」
かすみ「そう言えば」
栞子「私達が来た時には居なかったので」
ミア「まあ書き置きするくらいだから何か用事があって部室には来れないんだろうけどさ。電話くらいは出来るんじゃないの?」
かすみ「確かに電話してみようか」
栞子「そうですね。掛けてみます」
プルルル プルルル
栞子「……」
プルルル プルルル
栞子「でませんね」
かすみ「そう言えば」
栞子「私達が来た時には居なかったので」
ミア「まあ書き置きするくらいだから何か用事があって部室には来れないんだろうけどさ。電話くらいは出来るんじゃないの?」
かすみ「確かに電話してみようか」
栞子「そうですね。掛けてみます」
プルルル プルルル
栞子「……」
プルルル プルルル
栞子「でませんね」
17: (茸) 2022/01/16(日) 23:49:36.32 ID:OIEPK99n
ミア「って事は今電話に出れる状況にはないって事だね」
かすみ「もう…謎の物体を残して消息を断たないで欲しいよ」
栞子「そんな失踪したみたいに…」
かすみ「そもそも何を思って用意したんだろう」
かすみ「もう…謎の物体を残して消息を断たないで欲しいよ」
栞子「そんな失踪したみたいに…」
かすみ「そもそも何を思って用意したんだろう」
18: (茸) 2022/01/16(日) 23:52:09.67 ID:OIEPK99n
ミア「さあね。本人のみぞ知るってヤツだね」
かすみ「どんな味がするんだろう…」
ミア「気になるなら食べてみればいいさ」
かすみ「いや…食べないけど。少し気になるじゃん」
璃奈「私…食べた事がある」
かすみ「これを?」
璃奈「これじゃないけど。せつ菜さんが作った料理を食べたよ」
かすみ「どんな味がするんだろう…」
ミア「気になるなら食べてみればいいさ」
かすみ「いや…食べないけど。少し気になるじゃん」
璃奈「私…食べた事がある」
かすみ「これを?」
璃奈「これじゃないけど。せつ菜さんが作った料理を食べたよ」
33: (しうまい) 2022/01/17(月) 22:14:33.73 ID:FFzeJYyA
かすみ「食べたの!?」
璃奈「うん」
かすみ「大丈夫だった?」
ミア「大丈夫だから璃奈はここに居るんでしょ。璃奈が居なければボクもここには居ないだろうね」
璃奈「私が食べた時は倒れる程ではなかったよ」
かすみ「って事はせつ菜先輩の料理の〇傷能力が上がってるって事?」
栞子「〇傷能力と言う言葉は料理に使う物ではありませんよ」
璃奈「うん」
かすみ「大丈夫だった?」
ミア「大丈夫だから璃奈はここに居るんでしょ。璃奈が居なければボクもここには居ないだろうね」
璃奈「私が食べた時は倒れる程ではなかったよ」
かすみ「って事はせつ菜先輩の料理の〇傷能力が上がってるって事?」
栞子「〇傷能力と言う言葉は料理に使う物ではありませんよ」
34: (しうまい) 2022/01/17(月) 22:24:41.69 ID:FFzeJYyA
ミア「そんな事言ったって現に被害者が居るだろう」
栞子「まるで事件みたいに」
ミア「事件でしょ。人が一人倒れてるんだからさ。それとも日本じゃこんな事は日常茶飯事な訳?だとしたらアガサ・クリスティもビックリだね」
かすみ「う〜そのアガサなんとかって人は知らないけど」
ミア「アガサ・クリスティね」
かすみ「…結局どうするの?この…せつ菜先輩が作った…ナニカ」
ミア「どうするって?食べないなら捨てるしかないでしょ」
栞子「まるで事件みたいに」
ミア「事件でしょ。人が一人倒れてるんだからさ。それとも日本じゃこんな事は日常茶飯事な訳?だとしたらアガサ・クリスティもビックリだね」
かすみ「う〜そのアガサなんとかって人は知らないけど」
ミア「アガサ・クリスティね」
かすみ「…結局どうするの?この…せつ菜先輩が作った…ナニカ」
ミア「どうするって?食べないなら捨てるしかないでしょ」
35: (しうまい) 2022/01/17(月) 22:34:30.15 ID:FFzeJYyA
かすみ「え〜捨てるの?」
ミア「だって食べないんでしょ?なら捨てる以外の選択肢ってある?それとも花と一緒に飾っておく?」
かすみ「それは…せつ菜先輩が心を込めて作ってくれたのに捨てるなんてさ」
ミア「なるほど。これが日本人の特有の忖度ってやつか」
かすみ「そん…たく?」
璃奈「ミアちゃんの方が日本詳しいんだ」
栞子「それは少し違いますよ。ミアさん」
ミア「何が違うの?」
栞子「忖度ではありません。気遣い、思いやる心です」
ミア「気遣い…思いやる心?」
ミア「だって食べないんでしょ?なら捨てる以外の選択肢ってある?それとも花と一緒に飾っておく?」
かすみ「それは…せつ菜先輩が心を込めて作ってくれたのに捨てるなんてさ」
ミア「なるほど。これが日本人の特有の忖度ってやつか」
かすみ「そん…たく?」
璃奈「ミアちゃんの方が日本詳しいんだ」
栞子「それは少し違いますよ。ミアさん」
ミア「何が違うの?」
栞子「忖度ではありません。気遣い、思いやる心です」
ミア「気遣い…思いやる心?」
36: (しうまい) 2022/01/17(月) 22:43:26.08 ID:FFzeJYyA
栞子「そうです。忖度とは似てる様で全然違います」
ミア「思いやりか。だったらさ、せつ菜には事実をそのまま伝えるべきだね」
璃奈「事実を?」
ミア「ハッキリ言ってあげるんだよ。せつ菜の作ったナニカはとてもじゃないけど食べられるものじゃないって」
かすみ「そんな事言える訳ないでしょ!しお子が言った事全然分かってないよ」
ミア「全然分かってないのはそっちだよ。ハッキリ言ってやらないと彼女はいつまで経っても料理が下手なままなんだからさ」
かすみ「そうだけど。言い方ってものがあるでしょ」
ミア「じゃあ何て言うの?」
ミア「思いやりか。だったらさ、せつ菜には事実をそのまま伝えるべきだね」
璃奈「事実を?」
ミア「ハッキリ言ってあげるんだよ。せつ菜の作ったナニカはとてもじゃないけど食べられるものじゃないって」
かすみ「そんな事言える訳ないでしょ!しお子が言った事全然分かってないよ」
ミア「全然分かってないのはそっちだよ。ハッキリ言ってやらないと彼女はいつまで経っても料理が下手なままなんだからさ」
かすみ「そうだけど。言い方ってものがあるでしょ」
ミア「じゃあ何て言うの?」
37: (しうまい) 2022/01/17(月) 22:48:09.40 ID:FFzeJYyA
かすみ「えっと…」
ミア「自分が作った料理で人が死ぬ事の方がツライと思うけどね」
栞子「誰も死んでません」
ミア「そうならない為にもハッキリ言ってあげるべきだ」
かすみ「でも…」
栞子「確かに。ミアさんの言う通りかもしれませんね」
かすみ「しお子…」
栞子「ですが、かすみさんの言いたい事も分かります。やはり伝え方は大事ですから」
ミア「自分が作った料理で人が死ぬ事の方がツライと思うけどね」
栞子「誰も死んでません」
ミア「そうならない為にもハッキリ言ってあげるべきだ」
かすみ「でも…」
栞子「確かに。ミアさんの言う通りかもしれませんね」
かすみ「しお子…」
栞子「ですが、かすみさんの言いたい事も分かります。やはり伝え方は大事ですから」
38: (しうまい) 2022/01/17(月) 22:52:42.38 ID:FFzeJYyA
ミア「じゃあそこら辺は任せるよ。そう言った機微はボクには分からないからね」
かすみ「……機微?」
ミア「かすみは本当に日本人なの?」
かすみ「どう言う事!!?」
璃奈「突っ込まないであげて、、、ミアちゃん」
栞子「この場合は忖度ですね」
かすみ「……機微?」
ミア「かすみは本当に日本人なの?」
かすみ「どう言う事!!?」
璃奈「突っ込まないであげて、、、ミアちゃん」
栞子「この場合は忖度ですね」
39: (しうまい) 2022/01/17(月) 22:58:24.14 ID:FFzeJYyA
ミア「それで?誰が伝えるの?」
かすみ「しお子でしょ?」
栞子「え?私ですか?私はちょっと…」
かすみ「かすみんだって嫌だよ。りな子〜」
璃奈「…………」
かすみ「りな子?」
璃奈「…………」
かすみ「ズルい」
ミア「思いやりは?」
かすみ「しお子でしょ?」
栞子「え?私ですか?私はちょっと…」
かすみ「かすみんだって嫌だよ。りな子〜」
璃奈「…………」
かすみ「りな子?」
璃奈「…………」
かすみ「ズルい」
ミア「思いやりは?」
40: (しうまい) 2022/01/17(月) 23:00:13.27 ID:FFzeJYyA
ガチャ
果林「何やら賑やかね」
かすみ「あっ、果林先輩!」
果林「えっと…」
侑「うぅ…」
果林「へ〜………なるほどねぇ」
かすみ「何がなるほどなんですか!!?」
果林「ふふっ」
果林「何やら賑やかね」
かすみ「あっ、果林先輩!」
果林「えっと…」
侑「うぅ…」
果林「へ〜………なるほどねぇ」
かすみ「何がなるほどなんですか!!?」
果林「ふふっ」
42: (しうまい) 2022/01/18(火) 19:15:10.07 ID:MLOUHdVy
かすみ「笑われた!?」
果林「それで?何があったのかしら?」
かすみ「分かってなかったんですか?なるほどって言ってたのは何だったの?」
ミア「果林ってそれっぽく喋ってるだけの時あるよね」
果林「あらそう?」
ミア「それだよ。それ」
果林「それで?何があったのかしら?」
かすみ「分かってなかったんですか?なるほどって言ってたのは何だったの?」
ミア「果林ってそれっぽく喋ってるだけの時あるよね」
果林「あらそう?」
ミア「それだよ。それ」
43: (しうまい) 2022/01/18(火) 19:19:00.51 ID:MLOUHdVy
かすみ「侑先輩がせつ菜先輩が作った料理を食べて倒れちゃったんですよ」
果林「料理を食べて?」
璃奈「これだよ」
果林「何…これは?」
かすみ「せつ菜先輩が作ったナニカです」
果林「ナニカ?」
栞子「いつの間にかナニカが固有名詞みたいになってますね」
果林「料理を食べて?」
璃奈「これだよ」
果林「何…これは?」
かすみ「せつ菜先輩が作ったナニカです」
果林「ナニカ?」
栞子「いつの間にかナニカが固有名詞みたいになってますね」
44: (しうまい) 2022/01/18(火) 19:23:42.27 ID:MLOUHdVy
果林「これ…料理なの?」
かすみ「召し上がれって書いてありますからね〜」
果林「そう。なんか凄い色してるけど…。何を使ったらこんな色になるのかしら…」
ミア「ある意味才能だよね。作ろうと思って作れる物じゃないよ」
果林「それで…これを食べて倒れちゃったの?」
かすみ「と思われます」
果林「思われます?」
栞子「実際に見ていた訳ではないんですよ。部室に来たら倒れてて」
かすみ「召し上がれって書いてありますからね〜」
果林「そう。なんか凄い色してるけど…。何を使ったらこんな色になるのかしら…」
ミア「ある意味才能だよね。作ろうと思って作れる物じゃないよ」
果林「それで…これを食べて倒れちゃったの?」
かすみ「と思われます」
果林「思われます?」
栞子「実際に見ていた訳ではないんですよ。部室に来たら倒れてて」
45: (しうまい) 2022/01/18(火) 19:31:12.93 ID:MLOUHdVy
果林「そう言う事。じゃあこのナニカが原因かも怪しいって事ね」
かすみ「でも、それしかないですよ。侑先輩指差してましたもん」
果林「意識があったの?」
かすみ「うっすらですよ」
かすみ「でも、それしかないですよ。侑先輩指差してましたもん」
果林「意識があったの?」
かすみ「うっすらですよ」
46: (しうまい) 2022/01/18(火) 20:19:13.43 ID:MLOUHdVy
果林「じゃあハッキリ言った訳ではないのね?」
かすみ「まあ」
ミア「確かに。果林の言う事も一理あるかもしれない」
かすみ「決めつけるのは時期そうしょう…時期しょうしょう…時期そうそうって事ですか?」
栞子「涙そうそうみたいに」
果林「だって、もしアレが原因で倒れたのなら食べかけが落ちてるはずじゃない?」
かすみ「…確かに」
ミア「けど、食べ切ってから倒れた可能性もあるよ」
かすみ「まあ」
ミア「確かに。果林の言う事も一理あるかもしれない」
かすみ「決めつけるのは時期そうしょう…時期しょうしょう…時期そうそうって事ですか?」
栞子「涙そうそうみたいに」
果林「だって、もしアレが原因で倒れたのなら食べかけが落ちてるはずじゃない?」
かすみ「…確かに」
ミア「けど、食べ切ってから倒れた可能性もあるよ」
47: (しうまい) 2022/01/18(火) 22:43:07.80 ID:MLOUHdVy
かすみ「ん〜侑先輩が起きてくれれば真相が明らかになるのに〜」
ミア「逆を言えば意識さえ戻れば真相は明らかになるんだ。謎でも何でもないよ」
果林「所でせつ菜はどこに居るの?」
ミア「さあ?消息不明」
璃奈「電話も出ないよ」
果林「へ〜そうなの。困ったものね」
ミア「逆を言えば意識さえ戻れば真相は明らかになるんだ。謎でも何でもないよ」
果林「所でせつ菜はどこに居るの?」
ミア「さあ?消息不明」
璃奈「電話も出ないよ」
果林「へ〜そうなの。困ったものね」
48: (しうまい) 2022/01/18(火) 22:58:21.40 ID:MLOUHdVy
かすみ「そうなんですよ〜」
果林「それにしても本当に不思議な物体ね」
栞子「物体って…」
ミア「どうやって作ったのか。興味すら湧いてくるよ」
果林「ん〜…ほんのりシナモンの香りがするのよね」
かすみ「…パン生地ではないですもんね」
ミア「本当に何を使えばこの色になるの?」
璃奈「青色って確か…食欲減退色だった気がする」
果林「それにしても本当に不思議な物体ね」
栞子「物体って…」
ミア「どうやって作ったのか。興味すら湧いてくるよ」
果林「ん〜…ほんのりシナモンの香りがするのよね」
かすみ「…パン生地ではないですもんね」
ミア「本当に何を使えばこの色になるの?」
璃奈「青色って確か…食欲減退色だった気がする」
49: (しうまい) 2022/01/18(火) 23:04:32.25 ID:MLOUHdVy
ミア「かすみ。やっぱり食べてみなよ」
かすみ「え?何で急に?さっきまで捨てようとか言ってたのに?」
ミア「どんな味がして、どんな食感なのか気になってきたんだよ」
かすみ「だったら自分で食べればいいじゃん。それかりな子に」
ミア「璃奈にそんな事させられる訳ないだろ」
かすみ「なんでかすみんはいいのさ!!!」
ミア「なんか…かすみは大丈夫だから」
果林「確かにかすみちゃんは大丈夫そうね」
かすみ「え?何で急に?さっきまで捨てようとか言ってたのに?」
ミア「どんな味がして、どんな食感なのか気になってきたんだよ」
かすみ「だったら自分で食べればいいじゃん。それかりな子に」
ミア「璃奈にそんな事させられる訳ないだろ」
かすみ「なんでかすみんはいいのさ!!!」
ミア「なんか…かすみは大丈夫だから」
果林「確かにかすみちゃんは大丈夫そうね」
51: (茸) 2022/01/19(水) 08:04:59.31 ID:XPcOE1Tg
ミア「日本語が苦手なかすみに一つ教えてあげるよ」
かすみ「苦手だった事ないんだけど」
果林「自覚がないのね」
ミア「適材適所って言葉があるんだ」
かすみ「それくらい知ってるよ!って言うか今使う言葉じゃないよ!ミア子がたべなよ!」
ミア「ボクは……あまり胃が強くないんだ」
かすみ「かすみんだって別に強くなんかないよ!」
かすみ「苦手だった事ないんだけど」
果林「自覚がないのね」
ミア「適材適所って言葉があるんだ」
かすみ「それくらい知ってるよ!って言うか今使う言葉じゃないよ!ミア子がたべなよ!」
ミア「ボクは……あまり胃が強くないんだ」
かすみ「かすみんだって別に強くなんかないよ!」
54: (しうまい) 2022/01/20(木) 21:51:13.72 ID:L1+6v110
ミア「かすみ。もっと自信を持つんだ」
かすみ「余計なお世話だよ!!!自信なら…」
ガチャ
しずく「かすみさん。廊下まで声漏れてるよ」
かすみ「しず子…あっ!」
璃奈「何も知らない人に食べさせるのは良くないと思う」
ミア「流石にボクもそれはどうかと思うな」
かすみ「まだ何も言ってないんだけど!!!」
かすみ「余計なお世話だよ!!!自信なら…」
ガチャ
しずく「かすみさん。廊下まで声漏れてるよ」
かすみ「しず子…あっ!」
璃奈「何も知らない人に食べさせるのは良くないと思う」
ミア「流石にボクもそれはどうかと思うな」
かすみ「まだ何も言ってないんだけど!!!」
55: (しうまい) 2022/01/20(木) 21:54:18.16 ID:L1+6v110
しずく「えっと…何があったの?」
栞子「せつ菜さんが差し入れを持ってきてくれたんですが」
しずく「差し入れ?」
かすみ「アレだよ」
しずく「………手作り?」
かすみ「うん。手作り」
しずく「そうなんだ」
栞子「せつ菜さんが差し入れを持ってきてくれたんですが」
しずく「差し入れ?」
かすみ「アレだよ」
しずく「………手作り?」
かすみ「うん。手作り」
しずく「そうなんだ」
56: (しうまい) 2022/01/20(木) 22:00:58.00 ID:L1+6v110
かすみ「食べる?せつ菜先輩が心を込めて作った差し入れ」
しずく「あっ…えっと…皆んなは食べたの?」
かすみ「もちろん」
栞子「嘘はいけません」
果林「そうよ」
しずく「かすみさん?」
かすみ「あはは…冗談だよぉ」
果林「そこに倒れている子いるでしょ?」
しずく「え?あっ!どうしたんですか?」
しずく「あっ…えっと…皆んなは食べたの?」
かすみ「もちろん」
栞子「嘘はいけません」
果林「そうよ」
しずく「かすみさん?」
かすみ「あはは…冗談だよぉ」
果林「そこに倒れている子いるでしょ?」
しずく「え?あっ!どうしたんですか?」
57: (しうまい) 2022/01/20(木) 22:07:51.30 ID:L1+6v110
ミア「おそらくソレを食べた結果」
しずく「え?アレを食べて倒れたって事?」
果林「あくまで推測よ」
しずく「救急車呼ばなくていいんですか?」
かすみ「このやり取りさっきもやったばかりだよ。はい、しお子」
栞子「息もあるし脈拍も安定しています」
しずく「じゃあ、ただマズイだけで気を失ったって事?」
かすみ「今ハッキリとマズイって言ったね」
ミア「しずくって意外と毒舌なんだね」
しずく「待って!そう言う話じゃないの?」
しずく「え?アレを食べて倒れたって事?」
果林「あくまで推測よ」
しずく「救急車呼ばなくていいんですか?」
かすみ「このやり取りさっきもやったばかりだよ。はい、しお子」
栞子「息もあるし脈拍も安定しています」
しずく「じゃあ、ただマズイだけで気を失ったって事?」
かすみ「今ハッキリとマズイって言ったね」
ミア「しずくって意外と毒舌なんだね」
しずく「待って!そう言う話じゃないの?」
58: (しうまい) 2022/01/20(木) 22:54:14.64 ID:L1+6v110
かすみ「あ〜…なんて言うか」
ミア「いわゆる、これが思いやりってやつかな」
しずく「え?」
栞子「あまり真に受けないで大丈夫ですよ」
ミア「しずくの言葉を借りればさ、味だけで人一人をこんな状態に出来るんだ。どんな味がするのか興味が湧かない?」
しずく「興味…それで私に食べさせようとしたの?」
かすみ「ミア子がだよ!かすみんは違うから」
ミア「いわゆる、これが思いやりってやつかな」
しずく「え?」
栞子「あまり真に受けないで大丈夫ですよ」
ミア「しずくの言葉を借りればさ、味だけで人一人をこんな状態に出来るんだ。どんな味がするのか興味が湧かない?」
しずく「興味…それで私に食べさせようとしたの?」
かすみ「ミア子がだよ!かすみんは違うから」
59: (しうまい) 2022/01/20(木) 22:59:08.55 ID:L1+6v110
ミア「だって不思議でしょ?何を使えばこんな色になるの?何をすればこんな見た目になるの?本当にこれは料理なの?錬金術なんじゃないの?」
しずく「本人に聞けば…」
かすみ「だから本人に連絡がつかないんだよ」
しずく「だからって言われても」
しずく「本人に聞けば…」
かすみ「だから本人に連絡がつかないんだよ」
しずく「だからって言われても」
60: (しうまい) 2022/01/20(木) 23:03:43.67 ID:L1+6v110
ミア「よし。ジャンケンをしよう」
かすみ「嫌だよ」
ミア「じゃあ、かすみが食べる?」
かすみ「ジャンケンだって嫌なんだよ!」
ミア「かすみは心配症だね。6人も居るんだよ?負ける確率の方が低いんだから」
かすみ「………確かに。ジャンケンする?」
栞子「えっと…皆さんは?」
しずく「皆んながするって言うなら」
果林「私はどっちでも良いわ」
璃奈「じゃあやろう!」
かすみ「りな子…意外と乗り気だね」
かすみ「嫌だよ」
ミア「じゃあ、かすみが食べる?」
かすみ「ジャンケンだって嫌なんだよ!」
ミア「かすみは心配症だね。6人も居るんだよ?負ける確率の方が低いんだから」
かすみ「………確かに。ジャンケンする?」
栞子「えっと…皆さんは?」
しずく「皆んながするって言うなら」
果林「私はどっちでも良いわ」
璃奈「じゃあやろう!」
かすみ「りな子…意外と乗り気だね」
61: (しうまい) 2022/01/20(木) 23:06:05.88 ID:L1+6v110
ミア「決まりだね」
かすみ「分かったよ」
ミア「恨みっこなしだよ。せーの」
かすみ「待って!何回勝負?」
ミア「一回に決まってるだろう。何回やったって敗者は一人で変わらないんだから」
かすみ「…分かった」
ミア「じゃあ行くよ。じゃん」
かすみ「けん」
6人「ぽん」
かすみ「分かったよ」
ミア「恨みっこなしだよ。せーの」
かすみ「待って!何回勝負?」
ミア「一回に決まってるだろう。何回やったって敗者は一人で変わらないんだから」
かすみ「…分かった」
ミア「じゃあ行くよ。じゃん」
かすみ「けん」
6人「ぽん」
63: (しうまい) 2022/01/20(木) 23:10:43.36 ID:L1+6v110
かすみ「あっ…」
果林「どんまい。かすみちゃん」
ミア「まさかボクが残るなんて」
璃奈「ミアちゃんファイト」
ミア「まあいいや。やろうか、かすみ」
かすみ「ちょっと待って」
ミア「何?」
かすみ「やっぱりやめない?」
ミア「それで皆んなが納得すると思う?」
果林「どんまい。かすみちゃん」
ミア「まさかボクが残るなんて」
璃奈「ミアちゃんファイト」
ミア「まあいいや。やろうか、かすみ」
かすみ「ちょっと待って」
ミア「何?」
かすみ「やっぱりやめない?」
ミア「それで皆んなが納得すると思う?」
64: (しうまい) 2022/01/20(木) 23:12:33.27 ID:L1+6v110
かすみ「しず子…」
しずく「覚悟を決めよう」
かすみ「しお子…」
栞子「応援してますよ」
かすみ「うぅ…分かったよ。勝負だ!ミア子」
ミア「望む所だよ」
しずく「覚悟を決めよう」
かすみ「しお子…」
栞子「応援してますよ」
かすみ「うぅ…分かったよ。勝負だ!ミア子」
ミア「望む所だよ」
65: (しうまい) 2022/01/20(木) 23:16:47.26 ID:L1+6v110
ミア「じゃん」
かすみ「けんぽん」パー
ミア「あっ…」グー
かすみ「ミア子の負けだね。しかも後出し」
ミア「ちょっ…ワザとタイミングずらしたでしょ」
しずく「今のはズルい…」
栞子「こうも堂々と不正をするとは…」
かすみ「だってそんなルール言ってなかったじゃん」
かすみ「けんぽん」パー
ミア「あっ…」グー
かすみ「ミア子の負けだね。しかも後出し」
ミア「ちょっ…ワザとタイミングずらしたでしょ」
しずく「今のはズルい…」
栞子「こうも堂々と不正をするとは…」
かすみ「だってそんなルール言ってなかったじゃん」
66: (しうまい) 2022/01/20(木) 23:26:05.79 ID:L1+6v110
果林「言わなくたって分かるでしょ」
ミア「あっ、そっか!かすみはこれまで生きてきてジャンケンをした事があまりないんだ!」
かすみ「あるよ!」
ミア「へ〜じゃあ、やっぱり分かっててズルをしたんだ」
かすみ「うっ…だからそんなルールは」
ミア「調べてみる?スマホで検索すればすぐに公式ルールが出てくると思うけど」
かすみ「そうなの?」
ミア「もちろん。もし、調べてルール違反だった場合はそれ相応のペナルティを」
かすみ「わ、分かったよ。かすみんの負けでいいよ、もう」
ミア「じゃあ、アレを食べて貰おうか」
かすみ「うぅ…」
ミア「あっ、そっか!かすみはこれまで生きてきてジャンケンをした事があまりないんだ!」
かすみ「あるよ!」
ミア「へ〜じゃあ、やっぱり分かっててズルをしたんだ」
かすみ「うっ…だからそんなルールは」
ミア「調べてみる?スマホで検索すればすぐに公式ルールが出てくると思うけど」
かすみ「そうなの?」
ミア「もちろん。もし、調べてルール違反だった場合はそれ相応のペナルティを」
かすみ「わ、分かったよ。かすみんの負けでいいよ、もう」
ミア「じゃあ、アレを食べて貰おうか」
かすみ「うぅ…」
67: (しうまい) 2022/01/20(木) 23:55:10.88 ID:L1+6v110
果林「14歳に言いくるめられるなんて…流石かすみちゃんね」
栞子「14歳と言ってもミアさんですから」
ミア「さあ、かすみ。早く」
かすみ「うぅ…嫌だ。やっぱり嫌だ」
ミア「往生際が悪いな。しずく、璃奈。かすみをおさえて。ボクが食べさせてあげるよ」
かすみ「嫌だーーー。離してよーーー」
果林「変な絵面ね」
栞子「あまり意識しない様にしましょう」
栞子「14歳と言ってもミアさんですから」
ミア「さあ、かすみ。早く」
かすみ「うぅ…嫌だ。やっぱり嫌だ」
ミア「往生際が悪いな。しずく、璃奈。かすみをおさえて。ボクが食べさせてあげるよ」
かすみ「嫌だーーー。離してよーーー」
果林「変な絵面ね」
栞子「あまり意識しない様にしましょう」
68: (しうまい) 2022/01/21(金) 22:28:23.61 ID:SijBHSkg
ガチャ
ランジュ「你好!」
栞子「ランジュ…」
かすみ「助けて下さい」
ランジュ「なんか楽しそうな事してる?」
かすみ「楽しそうに見えますか?」
果林「かくかくしかじか…で、かすみちゃんが食べる事になったなよ」
ランジュ「へ〜そうなの」
かすみ「そうなんです〜助けて下さい」
ランジュ「そんなに嫌?」
かすみ「嫌ですよ〜。アレを見て下さい。侑先輩倒れてるんですよ」
ランジュ「你好!」
栞子「ランジュ…」
かすみ「助けて下さい」
ランジュ「なんか楽しそうな事してる?」
かすみ「楽しそうに見えますか?」
果林「かくかくしかじか…で、かすみちゃんが食べる事になったなよ」
ランジュ「へ〜そうなの」
かすみ「そうなんです〜助けて下さい」
ランジュ「そんなに嫌?」
かすみ「嫌ですよ〜。アレを見て下さい。侑先輩倒れてるんですよ」
69: (しうまい) 2022/01/21(金) 22:32:26.46 ID:SijBHSkg
ランジュ「そんな事言ったらせつ菜が可哀想じゃない」
かすみ「じゃあ代わりに食べて下さいよ」
ランジュ「いいわよ」
かすみ「ほら〜やっぱりそ…え?いいんですか?」
ランジュ「うん。ランジュはせつ菜の手料理食べてみたいわ」
かすみ「なんで?」
ランジュ「どんな味がするのか気になるじゃない?」
かすみ「じゃあ代わりに食べて下さいよ」
ランジュ「いいわよ」
かすみ「ほら〜やっぱりそ…え?いいんですか?」
ランジュ「うん。ランジュはせつ菜の手料理食べてみたいわ」
かすみ「なんで?」
ランジュ「どんな味がするのか気になるじゃない?」
70: (しうまい) 2022/01/22(土) 21:41:20.73 ID:52QVhdrC
かすみ「気にはなるけど自分で食べようとは思わないじゃないですか」
ランジュ「気になるなら自分で確かめたいと思うでしょう?」
かすみ「じゃあ代わりに食べて下さい。よろしく」
ランジュ「オッケー」
かすみ「本当に食べるんだ…」
しずく「凄いね。ランジュさん」
ランジュ「気になるなら自分で確かめたいと思うでしょう?」
かすみ「じゃあ代わりに食べて下さい。よろしく」
ランジュ「オッケー」
かすみ「本当に食べるんだ…」
しずく「凄いね。ランジュさん」
71: (しうまい) 2022/01/22(土) 21:45:58.00 ID:52QVhdrC
ランジュ「じゃあ…」
パクッ
かすみ「あ〜…本当に食べた」
ランジュ「ん…」
ミア「どう?どんな味がする?食感は?」
璃奈「バケツ持ってくる?」
栞子「バケツ…」
ランジュ「ん〜メルシー」
かすみ「あぁ…やっぱりって…え?なんて?」
栞子「何でフランス語…」
パクッ
かすみ「あ〜…本当に食べた」
ランジュ「ん…」
ミア「どう?どんな味がする?食感は?」
璃奈「バケツ持ってくる?」
栞子「バケツ…」
ランジュ「ん〜メルシー」
かすみ「あぁ…やっぱりって…え?なんて?」
栞子「何でフランス語…」
72: (しうまい) 2022/01/22(土) 21:53:10.29 ID:52QVhdrC
かすみ「なんて言ったの?」
しずく「美味しいって言ったんだよ。何故かフランス語で…」
かすみ「え?美味しかったんですか?」
ランジュ「うん。美味しいわ」
ミア「これは傑作だね。まさかランジュがバカ舌だったとは」
ランジュ「バカ舌とは失礼ね。とっても美味しいだから。食べてみたら?」
ミア「それは…」
璃奈「ちょっと食べてみる。いただきます」パクッ
ミア「ちょっ…璃奈…」
璃奈「本当だ…。美味しい。モチモチしてて…なんか美味しい」
ミア「美味しいの?」
璃奈「うん。ミアちゃんも食べて見て」
ミア「……わかった。璃奈が言うなら」
かすみ「ほんとりな子の言う事は聞くんだね」
しずく「美味しいって言ったんだよ。何故かフランス語で…」
かすみ「え?美味しかったんですか?」
ランジュ「うん。美味しいわ」
ミア「これは傑作だね。まさかランジュがバカ舌だったとは」
ランジュ「バカ舌とは失礼ね。とっても美味しいだから。食べてみたら?」
ミア「それは…」
璃奈「ちょっと食べてみる。いただきます」パクッ
ミア「ちょっ…璃奈…」
璃奈「本当だ…。美味しい。モチモチしてて…なんか美味しい」
ミア「美味しいの?」
璃奈「うん。ミアちゃんも食べて見て」
ミア「……わかった。璃奈が言うなら」
かすみ「ほんとりな子の言う事は聞くんだね」
73: (しうまい) 2022/01/22(土) 22:04:26.49 ID:52QVhdrC
ぱくっ
ミア「……美味しい。なんて表現したらいいか分からないけど…美味しい…」
しずく「本当だ。今までに食べた事のない味ですね」
果林「不思議。こんな見た目なのにモチモチした食感。どうなってるのかしら」
かすみ「えぇ…二人まで…しお子ぉ」
栞子「私も食べてみようかな。いただきます」
かすみ「しお子まで!!?」
栞子「ん…美味しい…美味しいですよ!!!かすみさん!!!!」
かすみ「え〜しお子のテンションが上がってる」
栞子「だって…凄く美味しくて。こんなの初めて」
かすみ「えぇ…」
ミア「かすみ!かすみも食べてみた方がいいよ!これは本当に美味しい」
かすみ「でもな〜」
璃奈「食べないなら私が貰う」
しずく「いや私が」
ミア「……美味しい。なんて表現したらいいか分からないけど…美味しい…」
しずく「本当だ。今までに食べた事のない味ですね」
果林「不思議。こんな見た目なのにモチモチした食感。どうなってるのかしら」
かすみ「えぇ…二人まで…しお子ぉ」
栞子「私も食べてみようかな。いただきます」
かすみ「しお子まで!!?」
栞子「ん…美味しい…美味しいですよ!!!かすみさん!!!!」
かすみ「え〜しお子のテンションが上がってる」
栞子「だって…凄く美味しくて。こんなの初めて」
かすみ「えぇ…」
ミア「かすみ!かすみも食べてみた方がいいよ!これは本当に美味しい」
かすみ「でもな〜」
璃奈「食べないなら私が貰う」
しずく「いや私が」
74: (しうまい) 2022/01/22(土) 22:06:22.66 ID:52QVhdrC
かすみ「だ、ダメだよ。かすみんの分だから。いただきます」
パクッ
かすみ「ん…」
しずく「どう?かすみさん?」
かすみ「美味しい…」
ランジュ「でしょ!流石せつ菜ね」
かすみ「美味しい!凄い美味しいよ!」
栞子「…あれ?」
かすみ「どうしたの?」
パクッ
かすみ「ん…」
しずく「どう?かすみさん?」
かすみ「美味しい…」
ランジュ「でしょ!流石せつ菜ね」
かすみ「美味しい!凄い美味しいよ!」
栞子「…あれ?」
かすみ「どうしたの?」
75: (しうまい) 2022/01/22(土) 22:09:03.16 ID:52QVhdrC
栞子「いえ…何か引っかかると言うか」
侑「ん…んん…痛ぁ…」
かすみ「あっ!侑先輩!忘れてた…」
侑「あれ?みんな…」
栞子「大丈夫ですか?」
侑「あっ…イテテ…こぶ出来ちゃったなぁ」
かすみ「倒れた時に打ったんですか?」
侑「かなぁ?まさかこんな形で転ぶとは思わなかったもんなぁ」
侑「ん…んん…痛ぁ…」
かすみ「あっ!侑先輩!忘れてた…」
侑「あれ?みんな…」
栞子「大丈夫ですか?」
侑「あっ…イテテ…こぶ出来ちゃったなぁ」
かすみ「倒れた時に打ったんですか?」
侑「かなぁ?まさかこんな形で転ぶとは思わなかったもんなぁ」
76: (しうまい) 2022/01/22(土) 22:12:19.70 ID:52QVhdrC
果林「こんな形って?」
侑「せつ菜ちゃんが持って来てくれた差し入れが美味しくてさ〜。興奮して思わず足滑らしちゃって。あはは」
かすみ「そ、そう言う事だったんですか?ってきり不味くて…とにかく心配したんですよ」
侑「え?そうなの?」
ミア「かすみが心配してたのは自分の事でしょ」
かすみ「うっ…」
侑「せつ菜ちゃんが持って来てくれた差し入れが美味しくてさ〜。興奮して思わず足滑らしちゃって。あはは」
かすみ「そ、そう言う事だったんですか?ってきり不味くて…とにかく心配したんですよ」
侑「え?そうなの?」
ミア「かすみが心配してたのは自分の事でしょ」
かすみ「うっ…」
77: (しうまい) 2022/01/22(土) 22:20:33.75 ID:52QVhdrC
侑「ところでせつ菜ちゃんは?」
かすみ「さあ?侑先輩も知らないんですか?」
栞子「と言う事は侑さんが来る前にこれを持って来たのでしょうか?」
侑「いや…せつ菜ちゃんの知り合いって人が持って来て」
かすみ「知り合い?」
侑「うん」
果林「……本当に知り合いなの?」
侑「……さあ?」
かすみ「食べて……大丈夫だったんですよね?」
侑「…………」
かすみ「何か答えて下さいよ」
かすみ「さあ?侑先輩も知らないんですか?」
栞子「と言う事は侑さんが来る前にこれを持って来たのでしょうか?」
侑「いや…せつ菜ちゃんの知り合いって人が持って来て」
かすみ「知り合い?」
侑「うん」
果林「……本当に知り合いなの?」
侑「……さあ?」
かすみ「食べて……大丈夫だったんですよね?」
侑「…………」
かすみ「何か答えて下さいよ」
78: (しうまい) 2022/01/22(土) 22:24:40.13 ID:52QVhdrC
栞子「一体…どなただったのでしょう」
果林「まあでもせつ菜に聞けば分かる事じゃない」
かすみ「そ、そうですね」
ガチャ
愛「お疲れー!」
かすみ「あ、愛先輩…」
愛「ん?どったの?」
栞子「いえ…あの…」
愛「あっ!そう言えば今日せっつー学校休みらしいね!」
かすみ「え?」
ミア「じゃあ…一体…」
果林「まあでもせつ菜に聞けば分かる事じゃない」
かすみ「そ、そうですね」
ガチャ
愛「お疲れー!」
かすみ「あ、愛先輩…」
愛「ん?どったの?」
栞子「いえ…あの…」
愛「あっ!そう言えば今日せっつー学校休みらしいね!」
かすみ「え?」
ミア「じゃあ…一体…」
80: (しうまい) 2022/01/22(土) 22:25:31.52 ID:52QVhdrC
おわり
79: (たこやき) 2022/01/22(土) 22:25:22.28 ID:ui5cy7aC
こわ…
82: (えびふりゃー) 2022/01/23(日) 07:42:44.84 ID:f5RsBMmK
まさかのホラーで草
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1642340534/