1: (らっかせい) 2022/10/30(日) 19:49:31.48 ID:SGdnkbUm
栞子「ふぅ……今日はこのくらいにして切り上げるとしましょうか」
コンコン
栞子「?」
ガチャ
しずく「……あ、栞子さんいた」
栞子「しずくさん?」
しずく「失礼しまーす」
栞子「まだ校内にいらしたのですね」
しずく「うん。ちょっとね演劇部の方で…でももう帰るとこ」
しずく「栞子さんも居残り?」
栞子「私も今終わったとこなので帰ろうと」
しずく「そうなんだ。ちょうどよかった」
しずく「それはそうと……栞子さん、これなーんだ?」スッ
コンコン
栞子「?」
ガチャ
しずく「……あ、栞子さんいた」
栞子「しずくさん?」
しずく「失礼しまーす」
栞子「まだ校内にいらしたのですね」
しずく「うん。ちょっとね演劇部の方で…でももう帰るとこ」
しずく「栞子さんも居残り?」
栞子「私も今終わったとこなので帰ろうと」
しずく「そうなんだ。ちょうどよかった」
しずく「それはそうと……栞子さん、これなーんだ?」スッ
2: (らっかせい) 2022/10/30(日) 19:50:42.01 ID:SGdnkbUm
栞子「え?……あっ!私の学生証です!」
しずく「図書室の前の廊下に落ちてたよ。本借りに行った時に落としたんじゃない?」
栞子「全然気が付きませんでした……ありがとうございます、しずくさん」
しずく「うん、どういたしまして」
サッ
栞子「…」
栞子「…た、助かりました」
ササッ
しずく「…」ニコニコ
栞子「…」
栞子「あの、受け取りたいのですが…」
しずく「図書室の前の廊下に落ちてたよ。本借りに行った時に落としたんじゃない?」
栞子「全然気が付きませんでした……ありがとうございます、しずくさん」
しずく「うん、どういたしまして」
サッ
栞子「…」
栞子「…た、助かりました」
ササッ
しずく「…」ニコニコ
栞子「…」
栞子「あの、受け取りたいのですが…」
4: (らっかせい) 2022/10/30(日) 19:55:05.53 ID:SGdnkbUm
しずく「この写真ちょっと微笑んでて可愛いよね」
栞子「なっ、あまり弄らないでください」
しずく「ふふっ、冗談だよ。はいどうぞ」
栞子「もう…」
しずく「あっ、手が滑って服の中入っちゃった」スッ
栞子「ええ!?」
しずく「あらら」
栞子「あららじゃないですよ!わざとらしい!」
しずく「あっ♡栞子さんの学生証が胸の辺りを通過してく♡」
栞子「実況してないで早く取ってください!」
しずく「じゃあ、栞子さんが取って?」
栞子「ど、どうして私が…」
栞子「なっ、あまり弄らないでください」
しずく「ふふっ、冗談だよ。はいどうぞ」
栞子「もう…」
しずく「あっ、手が滑って服の中入っちゃった」スッ
栞子「ええ!?」
しずく「あらら」
栞子「あららじゃないですよ!わざとらしい!」
しずく「あっ♡栞子さんの学生証が胸の辺りを通過してく♡」
栞子「実況してないで早く取ってください!」
しずく「じゃあ、栞子さんが取って?」
栞子「ど、どうして私が…」
5: (らっかせい) 2022/10/30(日) 19:58:45.90 ID:SGdnkbUm
しずく「栞子さんの学生証だよ?それに、また私が取ったらちゃんと渡すか分からないよ?」
栞子「う……」
栞子(厄介な人に拾われましたね…)
栞子「……どの辺りですか」
しずく「今はおへそら辺かな」
栞子「ベストとリボンを外しますよ」スッスッ
しずく「きゃっ、栞子さんに脱がされちゃう♡」
栞子「そういう言い方やめてください!」
しずく「あ、ブラウスは全部脱がしちゃダメだよ?」
栞子「なぜですか?」
しずく「え ち」
栞子「はぁ!?」
栞子「う……」
栞子(厄介な人に拾われましたね…)
栞子「……どの辺りですか」
しずく「今はおへそら辺かな」
栞子「ベストとリボンを外しますよ」スッスッ
しずく「きゃっ、栞子さんに脱がされちゃう♡」
栞子「そういう言い方やめてください!」
しずく「あ、ブラウスは全部脱がしちゃダメだよ?」
栞子「なぜですか?」
しずく「え ち」
栞子「はぁ!?」
10: (らっかせい) 2022/10/30(日) 20:01:59.92 ID:SGdnkbUm
栞子「なら、どう取れと言うんですか!」
しずく「手を突っ込むしかないよね?」
栞子「どうして私が…」
しずく「じゃあこのまま帰っちゃおうかな」
栞子「……じっとしていてください」
ゴソゴソ
しずく「あっ、いやっ♡」
栞子「静かにしてください」ゴソゴソ
しずく「きゃっ、栞子さんにお腹撫でられちゃってる」パシャリ
栞子「わざとじゃありません」ゴソゴソ
しずく「はい、ここで登場~」
栞子「なんですか」
しずく「私の学生証」スポッ
栞子「あ!」
しずく「さあ、栞子さんの学生証はどっちでしょうか?」
栞子「何してるんですか!」
しずく「手を突っ込むしかないよね?」
栞子「どうして私が…」
しずく「じゃあこのまま帰っちゃおうかな」
栞子「……じっとしていてください」
ゴソゴソ
しずく「あっ、いやっ♡」
栞子「静かにしてください」ゴソゴソ
しずく「きゃっ、栞子さんにお腹撫でられちゃってる」パシャリ
栞子「わざとじゃありません」ゴソゴソ
しずく「はい、ここで登場~」
栞子「なんですか」
しずく「私の学生証」スポッ
栞子「あ!」
しずく「さあ、栞子さんの学生証はどっちでしょうか?」
栞子「何してるんですか!」
13: (らっかせい) 2022/10/30(日) 20:04:19.74 ID:SGdnkbUm
しずく「早くしないと日が暮れちゃうよ」
栞子「もう!」ゴソゴソ
しずく「んっ♡」
栞子「あ、ありました!」スッ!
栞子「あっ……」
しずく「残念、私の学生証でした」
栞子「しずくさんが余計なことをしなければ今のが私の学生証だったんです!」
しずく「ふふっ、もう1回もう1回」
栞子「次は邪魔しないでください」ゴソゴソ
しずく「あんっ、お腹撫でないで♡」
栞子「しずくさんがブラウスのボタンを取ってはダメと言ったんじゃないですか。狭いんですから我慢してください」
しずく「律儀に言うこと聞いてる栞子さんも栞子さんだよね」
栞子「もう!」ゴソゴソ
しずく「んっ♡」
栞子「あ、ありました!」スッ!
栞子「あっ……」
しずく「残念、私の学生証でした」
栞子「しずくさんが余計なことをしなければ今のが私の学生証だったんです!」
しずく「ふふっ、もう1回もう1回」
栞子「次は邪魔しないでください」ゴソゴソ
しずく「あんっ、お腹撫でないで♡」
栞子「しずくさんがブラウスのボタンを取ってはダメと言ったんじゃないですか。狭いんですから我慢してください」
しずく「律儀に言うこと聞いてる栞子さんも栞子さんだよね」
17: (らっかせい) 2022/10/30(日) 20:08:27.38 ID:SGdnkbUm
栞子「あ……はぁ、今度こそありました」
しずく「…ふーっ」
栞子「ひゃうっ!?……あっ」ビクッ
しずく「もしかして耳弱い?」
栞子「なにするんですか!せっかく掴んだのに離してしまいました!」
しずく「それ私のせい?手を離したのは栞子さんなのに」
栞子「…ああ言えばこう言うですね」
しずく「ふわぁ……なんだか疲れちゃったから少しソファで横になってていい?」
栞子「はい?」
しずく「5分だけ」ゴロン
栞子「ああっ…せっかく場所がわかったというのに…」
しずく「頑張れ頑張れ」
栞子「もう動かないでくださいね」ゴソゴソ
しずく「はーい」
栞子「どこですか私の学生証……」ゴソゴソ
しずく「んっ、やっ♡」
しずく「…ふーっ」
栞子「ひゃうっ!?……あっ」ビクッ
しずく「もしかして耳弱い?」
栞子「なにするんですか!せっかく掴んだのに離してしまいました!」
しずく「それ私のせい?手を離したのは栞子さんなのに」
栞子「…ああ言えばこう言うですね」
しずく「ふわぁ……なんだか疲れちゃったから少しソファで横になってていい?」
栞子「はい?」
しずく「5分だけ」ゴロン
栞子「ああっ…せっかく場所がわかったというのに…」
しずく「頑張れ頑張れ」
栞子「もう動かないでくださいね」ゴソゴソ
しずく「はーい」
栞子「どこですか私の学生証……」ゴソゴソ
しずく「んっ、やっ♡」
18: (らっかせい) 2022/10/30(日) 20:11:32.62 ID:SGdnkbUm
栞子「あっ…ありました…」スッ
しずく「よかったね」
栞子「よかったねではありません。誰のせいでこうなったと思ってるんですか」
しずく「廊下で拾ってあげたの私なのに」
栞子「それはそれ、これはこれです」
栞子「もう帰りますよ。外が暗くなってきました」
しずく「ふふっ、楽しかったね」ムクリ
栞子「楽しくありません」
しずく「あ、そうだ。はい」
栞子「どうしました?」
しずく「私の学生証返して?さっき取った時の」
栞子「……」
しずく「よかったね」
栞子「よかったねではありません。誰のせいでこうなったと思ってるんですか」
しずく「廊下で拾ってあげたの私なのに」
栞子「それはそれ、これはこれです」
栞子「もう帰りますよ。外が暗くなってきました」
しずく「ふふっ、楽しかったね」ムクリ
栞子「楽しくありません」
しずく「あ、そうだ。はい」
栞子「どうしました?」
しずく「私の学生証返して?さっき取った時の」
栞子「……」
22: (らっかせい) 2022/10/30(日) 20:13:49.71 ID:SGdnkbUm
栞子「…ふふ、こんなことされて私がタダで返すと思ってるんですか?」
しずく「え?」
栞子「そうですね……この間飲んで美味しかった抹茶のフラペチーノでも奢っていただきましょうか」
しずく「…ふーん、そういうこと言うんだ」
しずく「ほら、これ見て?栞子さん」スッ
栞子「……!?」
しずく「栞子さんが私のブラウスの中に手を突っ込んで弄ってる写真♡」
栞子「い、いつの間に!?」
しずく「学生証取るのに夢中で気づいてなかったから、こっそり♡」
栞子「消してください!」
しずく「じゃあ、学生証返して?」
栞子「うぅ…!」
しずく「え?」
栞子「そうですね……この間飲んで美味しかった抹茶のフラペチーノでも奢っていただきましょうか」
しずく「…ふーん、そういうこと言うんだ」
しずく「ほら、これ見て?栞子さん」スッ
栞子「……!?」
しずく「栞子さんが私のブラウスの中に手を突っ込んで弄ってる写真♡」
栞子「い、いつの間に!?」
しずく「学生証取るのに夢中で気づいてなかったから、こっそり♡」
栞子「消してください!」
しずく「じゃあ、学生証返して?」
栞子「うぅ…!」
24: (らっかせい) 2022/10/30(日) 20:17:34.18 ID:SGdnkbUm
栞子(はぁ……どうして敵わないんでしょうか)
しずく「はい、ありがとう」
栞子「……なんだか疲れました」
しずく「じゃあ、どっか寄って帰ろっか」
栞子「寄り道ですか?しかしもう帰ったら夕飯ですから」
しずく「大丈夫だって。私も電車まで時間あるし。抹茶のフラペチーノ奢ってあげるから」
栞子「え?……ですがさっき」
しずく「別にだめとは言ってないよ?」
栞子「……」
栞子「仕方ありませんね。それで先程の悪戯は許してあげます」
しずく「私はいつもよりクリーム増やそうかな~」
バタン
しずく「はい、ありがとう」
栞子「……なんだか疲れました」
しずく「じゃあ、どっか寄って帰ろっか」
栞子「寄り道ですか?しかしもう帰ったら夕飯ですから」
しずく「大丈夫だって。私も電車まで時間あるし。抹茶のフラペチーノ奢ってあげるから」
栞子「え?……ですがさっき」
しずく「別にだめとは言ってないよ?」
栞子「……」
栞子「仕方ありませんね。それで先程の悪戯は許してあげます」
しずく「私はいつもよりクリーム増やそうかな~」
バタン
27: (もんじゃ) 2022/10/30(日) 20:25:24.04 ID:nTDEg4Qk
この2人最近流行ってるな
なんでかは分からんが面白かったのでヨシ!
なんでかは分からんが面白かったのでヨシ!
30: (えびふりゃー) 2022/10/30(日) 22:25:47.54 ID:sGRtcwcw
なんだかんだ好き合ってるのいいぞ乙
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1667126971/