【SS】マルガレーテ「1人余っちゃったわ」【ラブライブ！スーパースター!!】

Aspire発売記念SSです
ヤマなし、オチなしの拙いSSです
あんまカップリング要素ないです
　

スタッフ「えー、Liella!の皆さんですね。えー、本日はお越しくださり、ありがとうございます」

かのん「本日はよろしくお願いします！」

Liella!「よろしくお願いします！」

スタッフ「はい、えー、ではこれより3rdアルバム特典用の写真の方を撮影させていただきます」

スタッフ「特典カードのサイズの都合もありますのでね、えー、2人組で。えー、撮影いたしますので」

スタッフ「えー、では。皆さんご自由に2人組を作ってください」

Liella!「はーい！」

マルガレーテ「(なんで日本の大人っていちいち『えー』って挟むのかしら)」
　

マルガレーテ「(さて、2人組っていっても誰と組めば良いのか)」

マルガレーテ「(無難に冬毬と組んでもいいんだけど、せっかくなら今まで2人組になったことない人と組みたいわね)」


可可「……」

マルガレーテ「…あ、可可先輩」

マルガレーテ「(一応同じKALEIDOSCOREだけど、可可先輩とは2人きりになったことないのよね)」

マルガレーテ「(ちょっと声かけてみようかしら)」

マルガレーテ「ねえ、可可せんぱ……」


可可「んぉ、どうしたのですかマルマル？」
すみれ「もしかして一緒に撮りたかった？代わってあげましょうか？」

マルガレーテ「あ、いえ、大丈夫よ。他の人にも声かけてみるから」


マルガレーテ「流石っていうか、当たり前みたいに一緒にいたわね、あの2人…」

マルガレーテ「先約あるならいいわ、別の人に声かけましょう」
　

マルガレーテ「(次は恋先輩でも誘いましょう。誘っても断らなさそうだし)」

恋「ふふっ、皆さん楽しそうですね」

マルガレーテ「(あんな端の方で能天気そうにしちゃって。まあ、幸い1人みたいだしあの人を誘……)」


きな子「恋せんぱーーーい！」ﾄﾃﾄﾃ

恋「あら、きな子さん。どうされたのですか？」

きな子「きな子、恋先輩と一緒にお写真撮りたいんっすけど、大丈夫っすか？」

恋「私は構いませんが……きな子さんは私とでよろしいのですか？」

きな子「恋先輩とがいいんっす！新旧生徒会長の記念写真にもなるので！」

恋「うふふ。そういう事でしたら、ぜひ私と写真を撮りましょう」

きな子「はいっす！」


マルガレーテ「…あそこに割り込むのは野暮ね。他をあたりましょう」
　

マルガレーテ「さて、単純な残り人数は6人。このままだと1人余るわよね」

マルガレーテ「…いや、そもそも私達奇数じゃない。なんで2人組なのよ？それで余った1人はどうするわけ？」

マルガレーテ「…ちょうどあそこにスタッフさん見えたし、文句言いに行ってやろうかしら」

マルガレーテ「あのー、すみませ……」


かのん「～～～～………」

千砂都「～～～～………」

スタッフ「～～～～………」


マルガレーテ「…取り込み中みたいね」

マルガレーテ「っていうか、かのん先輩…当たり前のようにサラッと千砂都先輩と組んでるじゃない」

マルガレーテ「流石にあの人達へ割り込む勇気はないわ。大人しく別の人にしましょう」
　

マルガレーテ「さて、残るはメイ先輩と四季先輩と夏美先輩と冬毬の4人ね…」

マルガレーテ「もうこの際、素直に冬毬を誘おうかしら」

マルガレーテ「(…そういえば夏美先輩といえば、きな子先輩は夏美先輩と組まなかったのね)」

マルガレーテ「(去年はしょっちゅう夏美先輩と組んでたって聞いたけど、なんで今年に限って…)」

マルガレーテ「…夏美先輩に、冬毬？ああ、もしかして……」



夏美「冬毬と2人で写真なんて久しぶりですの～！」

冬毬「ええ。子供の頃に母者に撮影されて以来ですね」

夏美「あの頃は冬毬も笑顔が可愛くて素直な女の子でしたの。いや～、今思い出しても可愛い…」

冬毬「……今の私は可愛くないのですか？」

夏美「まさか！いつまでも可愛い大事な妹ですの！」

夏美「でも、久しぶりの2人きりの写真なら、あの時みたいに明るい笑顔をしてほしいなって」

冬毬「…アグリーです。良い写真にしましょうね」


マルガレーテ「……納得」
　

マルガレーテ「さて、残るはメイ先輩と四季先輩ね」

マルガレーテ「……結果がわかりきってるのに、わざわざ声をかける必要あるのかしら」

マルガレーテ「…いえ、万が一の可能性もあるかもしれないし、もしかしたら……」


四季「マルガレーテちゃん、もう写真は撮ったの？」

メイ「私はもう四季と撮ったけど、もしかして一緒に写りたかったか？」

マルガレーテ「万に一つもなかったわね」

メイ「何の話だよ」
　

マルガレーテ「はあ…結局1人余っちゃったわ」

マルガレーテ「まあ、強引にパートナーを取ろうともしなかった私の自業自得なんでしょうけど」

マルガレーテ「…まったく、だいたい11人なんてキリが悪いのよ。こんなすごいグループなんだから、偶数になるように1人か3人くらい勧誘すればよかったのに……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

マルガレーテ「…って、そんなこと愚痴ってもしょうがないわね」

マルガレーテ「(もう、こうなったらかのん先輩に頼むしかないわ)」
　

マルガレーテ「ねえ、かのん先輩」

かのん「あ、マルガレーテちゃん！よかった、こっちから声かけようとしてたんだよ！」

マルガレーテ「え、私に？」

かのん「うん、マルガレーテちゃんと写真撮りたいって」

マルガレーテ「え！？」

かのん「あ、もちろんマルガレーテちゃんが嫌じゃなかったらだけど。どうかな？」

マルガレーテ「いや、そもそも千砂都先輩と一緒に撮ったんじゃないの？」

千砂都「あ～、それなんだけどね…」
　

～～
かのん「え、私だけ2回撮るんですか！？」

スタッフ「あー、はい。そうなんです。そっちに連絡漏れてたみたいでして」

かのん「でも、なんで私だけ？」

スタッフ「いや、はい。まあ、えー、Liella!って全員で11人だし、2人組にすると余ると思うんですね」

スタッフ「でですね。えー、かといって3人組にすると1人1人が小さくなっちゃいますんで。そうすると今回の写真をグッズにした時見栄えがよろしくないということで」

スタッフ「それで、えー、なので誰か1人に2回撮っていただいて、6ペア。って形にしようかなという話に」

千砂都「なるほど、じゃあリーダーのかのんちゃんが2回撮るのが無難ですよね」

スタッフ「なので、直前の連絡になっちゃったんですけど、えー、かのんさん2回撮影お願いできますか？」

かのん「えぇ…」

千砂都「私からもお願い。1人余っちゃった子をほっとくわけにもいかないでしょ？」
　

～～

かのん「……ということでございまして」

マルガレーテ「はぁ……大人って……」

千砂都「まあまあ。それで、どう？先約あるんだったら別の子あたるけど」

マルガレーテ「…無いわよ」

かのん「じゃあ、どうしても組みたいって子は？もしそっちとが良かったら、私からスタッフさんにお願いしてみるから」


マルガレーテ「……良いわ」

かのん「え？」

マルガレーテ「…かのん先輩とが良いわ。どうせ他の人は既にみんな組んじゃってるし、私が割り込める雰囲気じゃなかったから」

マルガレーテ「それに、最初の頃ならともかく、今はあなたと組むこと自体は全く嫌じゃないから」

マルガレーテ「何なら、1人余ったから一緒に写真を撮ってほしいって、あなたに頼もうと思ってたくらいよ」

マルガレーテ「だから、私と一緒に写真を撮ってほしいの。かのん先輩と一緒に」
　

かのん「…………」

千砂都「…………」

マルガレーテ「…な、何よ」

かのん・千砂都「」ﾌﾞﾜｯ

マルガレーテ「！？」

かのん「マルガレーテちゃんが！マルガレーテちゃんがデレてくれたああああ！！」

千砂都「あのツンツントゲトゲしてたマルガレーテちゃんが、ようやくまん丸になってくれたんだねぇ……！」

マルガレーテ「泣かないでよ鬱陶しい！さっさと写真済ませて帰るわよ！」

かのん「もうぢょっどごの感動に浸らぜでぇ！！」

マルガレーテ「面倒臭いわねこの人！」
　

スタッフ「はい、それでは皆さんお疲れ様でしたー」

Liella!「お疲れ様でしたー！」


可可「まさか、かのんとマルマルが一緒に撮ることになるなんて…！」

恋「仕方ないですよ。私たちは奇数ですし、誰かが2回撮らなくてはなりませんから」

可可「それはわかってマス！でも、せっかくならクゥクゥがかのんと一緒に撮りたかったデスー！」

マルガレーテ「(その割に真っ先にすみれ先輩と組んでたくせに)」
　

すみれ「はー、面倒くさ。そんなに言うなら今からツーショット撮ればいいじゃない、個人的に」

可可「あ、それ名案デス」

すみれ「へ？」

可可「というわけで、かのーん！クゥクゥとツーショ撮りマスヨー！」

かのん「えっ、今から！？」

可可「善は急げデスー！」

千砂都「あはは…相変わらず行動早いなぁ」

冬毬「マルガレーテ、良ければ私ともツーショットを撮りませんか」

マルガレーテ「ええ。私で良かったら」

すみれ「これは私にも声がかかるパターンね。まったく、しょうがないわねったらしょうがないわね！この平安名すみれ先輩が一緒に写って━━」
　

四季「千砂都先輩。私と写真お願いしていい？新旧ダンス担当で」
千砂都「お、いいねぇ！一緒に撮ろっ！」

メイ「れ、恋先輩！私とも作曲担当同士でツーショお願いしていいか！？」
恋「はい。構いませんよ」ﾆｺｯ

きな子「夏美ちゃーん！去年みたいに一緒にお写真撮るっすよー！」
夏美「一緒なのは確定事項なんですの！？まあ、別に構いませんけど…」

すみれ「」ｶﾁﾝ
　

すみれ「」ﾂｶﾂｶ

メイ「ん、どうしたんだよすみれ先ぱ━」

すみれ「」ｸﾞｲｯ

メイ「うわぁ！？」

すみれ「はい、ツーショ」ﾊﾟｼｬｯ

え？「メイ」

すみれ「はい、恋も。目線お願いしまーす」ﾊﾟｼｬｯ

恋「はひゃい！？///」


すみれ「んー、なかなか背徳感煽る顔するわね二人とも」

メイ (限界オタクの叫び)

恋「はわわ……///」ﾌﾟｼｭｰ
　

すみれ「さぁーて、次は誰とツーショ撮ってやろうかしら」

千砂都「まずい、みんな逃げて！」

可可「ツーショ怪獣が襲ってくるデス！」

すみれ「誰が怪獣か！」


冬毬「姉者は私が守ります…！」

マルガレーテ「ちょっと！私と夏美先輩のどっちが大事なわけ！？」

冬毬「姉者です！」

マルガレーテ「でしょうね！！」


きな子「みんな、散らばるっすー！」

8人「きゃー！」

すみれ「待ちなさいあんた達ー！」
　

マルガレーテ「…………」


マルガレーテ『…まったく、だいたい11人なんてキリが悪いのよ』


マルガレーテ「…11人で良かったかも」

冬毬「？　何か言いましたか？」

マルガレーテ「ふふ、何でもない！」


おしまい
　

めっちゃ好き
たすかる
　

本当に素晴らしい乙
マルガレーテはもちろん他のキャラも可愛い
　

すみれの感じ好きすぎる乙
　

ええやん