【SS】善子「プール開きね！」ルビィ「あ、ルビィ今日はちょっと……」【ラブライブ！サンシャイン！！】

善子「早く行きましょ！授業始まっちゃうわ！」

ルビィ「あ、ルビィ今日はちょっと……」

善子「ほら！着替える時間なくなっちゃうわ！」ｸﾞｲｸﾞｲ

ルビィ「よ、善子ちゃんあのね？ルビィ、今日はプールやめとこっかなって……」

善子「なによ、もしかしてサボり？」

ルビィ「や、おサボりとかそーゆーのじゃないんだけど、ちょっと色々あって……」

善子「じゃあもしかして泳げないとか？確かにあんたカナヅチっぽい見た目してるもんね」

ルビィ「そ、そういうことじゃなくて、ちょっと……」ｻｽｻｽ

善子「ちょっと？」

ルビィ「体調不良っていうか……」

善子「ふつーに元気そうじゃない」

ルビィ「う、うん、けど……」

善子「けど？」

ルビィ「見た目は変わんないかもしれないけどね？ルビィにも色々あって……」

善子「……はぁ、感心しないわね。授業出たくないから嘘つくだなんて」

ルビィ「う、嘘じゃないもん！！」

善子「だったら証拠を見せなさいよ、証拠を。診断書でもなんでもいいから………うぐっ！？」

ｶﾞﾊﾞｯ!

花丸「はぁ……」

善子「む、むふぁふぁふっ！！？」

花丸「はぁ……ルビィちゃん、了解したずら。先生にはマルの方から伝えとくね」

ルビィ「あ、ありがと、花丸ちゃん……」

善子「ちょっ！？ずら丸、放せ～っ！！」

花丸「善子ちゃんうるさい、おとなしくして」ﾎﾟｶｯ!

善子「あうっ！」

花丸「ほらほら、プール行くよ。善子ちゃん」

善子「ちょっ、引っ張らないで～！！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

ルビィ「あはは……頑張ってね、花丸ちゃん……」

花丸「はぁ……」ﾁﾗｯ

善子「なっ、なによ……？」

花丸「ほんっと空気ぐらい読んで欲しいずら、バカ堕天使」

善子「……？？」

善子（なによ、空気くらい読めって………書いてないんだから読めるわけないじゃない）

善子（あーあ、ルビィだけズルいなぁ……ヨハネだって泳ぐのあんま得意じゃないし……）

善子（それにプールって体冷えるのよね、授業後もどうしても眠くなっちゃうし……）

善子（あーあ、私も仮病使ってプールサボれば良かったなぁ……プールって案外簡単にサボれるってネットに書いてあった気がするし……）

善子「……」

善子（……ん、プール？）

善子（プール、体調不良、お腹のあたり……ルビィの体調不良……）

善子（これって、もしや……もしかして……！！）

善子「女の子の日ぃ！！？」

～授業後～

善子「ふわぁ～……」

ルビィ「花丸ちゃん善子ちゃん、お疲れさま」

花丸「ほんと、バカ堕天使の子守りは疲れるずら」

ルビィ「あはは……」

善子（いや、断定するのはまだ早いわね……他の理由の体調不良の可能性もあるし、ただのサボりの可能性もあるし）

善子（それに、ルビィがその、生理だなんて……）

善子「……ねえ、ルビィ」

善子「あなた……今いくつだっけ？」

ルビィ「え？十五歳だけど……」

花丸「誕生日まだなんだから同じじゃないとおかしいずら」

善子「そ、そうよね！ありがと！」

ルビィ「……？」

善子（日本人の平均的な初潮の年齢はだいたい12.3歳って言われてるわ。これに照らせば、高校一年生のルビィに生理が既に来てたとしても、ちっともおかしくない……）

善子（けど……けどなんか心理的に許容しがたいのよね。こんなに幼いルビィがもうエ　チのできる年齢だなんて）

善子「……」

善子（とりあえず今日がルビィにとって女の子の日なのかどうかを確かめなくちゃよね、まずは）

善子「ねえ、ルビィ」

ルビィ「……？」

善子「ちょっといい？」

ﾋﾟﾄｯ!

ルビィ「ひゃっ！//な、なにしてるの、善子ちゃん……？//」

善子「熱計ってるのよ」

ルビィ「あ、うん……」

善子（体温……は心なしかちょっと高く感じられるわね。ということはこれも、ルビィに生理が来ていることを裏付ける証拠になる……気がする）

善子（他には……）ｶﾞｻｶﾞｻ

ルビィ「……？」

善子「……はい。チョコ、食べる？」

ルビィ「いいの！？」

善子「ええ、好きなだけ食べなさい」

ルビィ「やった～！花丸ちゃんも食べる？」

花丸「じゃあ少しもらおっかな……」

ルビィ「いっただきま～す♪」

ルビィ「あ～むっ！ぴゃぁ～……♪」

善子「どう？甘いもの、美味しいでしょ？」

ルビィ「うん！ルビィだーいすき！」

善子（となると、甘いものも普段より多く食べたくなる……これも生理の特徴の一つよね、確か）

善子「……」

ﾌﾆﾌﾆ

ルビィ「ひゃっ！？//善子ちゃん！！ほっぺたさわらないで～！！」

善子「ねえルビィ、その……太った？」

ルビィ「ふ、ふとってないもん！！//」

善子「ほんとに？」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

ルビィ「あぅぅ……//そ、それは……//」

善子（生理の時期は体が水分をため込むことでむくみが生じる、もしくは太って見えると言われているわ。これも、今のルビィの特徴に当てはまる……）

善子（じゃあやっぱり、ルビィはまさしく今、生理の真っ最中……//）

善子「……えっろ//」

ルビィ「ん、何か言った？」

善子「な、なんでもない！！//」

善子（……っていやいやいやいや。決めつけるのはまだ早いわ）

善子（今のは全部状況証拠に過ぎないもの。それだけで今日がルビィにとっての女の子の日だなんて断定できないわ。ちゃんと動かぬ証拠を捉えなくちゃ）

善子「……」

ルビィ「善子ちゃん……？」

善子「すんすん、すんすん……」

ルビィ「ぴっ！？よよよ、善子ちゃん……！？//」

善子（髪の毛の匂いはいつも通りね。フローラルで清潔感溢れる香り）

善子（けど、気のせいかもだけど下の方からは雌の匂いがするような……）

善子「すんすん……」

ルビィ「ぴゃぁ……！！//」

善子（やっぱり、胸の辺りからとても濃い香りが漂ってるわ）

善子（これは間違いなく女性ホルモンの香りね。おっ〇〇のちっちゃなルビィからは、こんな匂いがするなんてあり得ない……）

善子（……ってことは間違いなくルビィは今生理の真っ最中なのね。体がガンガンに女性ホルモンを作ってるんだわ！はぁ、なんかクラクラしてきた……///）

善子「ルビィ……//」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ルビィ「ぴぎっ！？な、なあに……？」

善子「ちょっと……ごめん。調べさせて」

ルビィ「ふぇぇっ！？//な、なにを！！？」

善子「すぐに終わるわ」

善子（あとはこの胸を焦がすような匂いがどこから来てるのかを確かめるだけね。もしこれが、本当にルビィのあそこから漂っているんだとしたら……//）

善子（ルビィの体は、もうすっかり大人のものだってことに……///）

ルビィ「善子ちゃん！だめっ！

ｶﾞｼｯ!

花丸「やめるずら？」

善子「はい……」

先生「おーい、授業始めるぞー」

花丸「あっ、はーい」

◇———◇

ルビィ「ふわぁ～……」

善子（この授業だけで三回目のあくび。眠たいのかしら？）

善子（生理の日には眠たくなるタイプなのねルビィは、なるほど）

ルビィ「んぅ……」ｻｽｻｽ

善子（そして時々下腹部を右手でさすってる。やっぱり生理なんじゃない）

ルビィ「ん～……」ｻｽｻｽ

善子（ってことは今手を当てているところでちょうど赤ちゃんの素を作ってるってわけね、生命の神秘だわ）

善子「……」

善子（そして同時に、卵巣では女性ホルモンが作られる）

善子（女性ホルモンにはエストロゲンとプレゲステロンの二種類が存在するわ。両方とも主に卵巣で作られた後、血液に乗って分泌されるわ）

善子（このうちプレゲステロンの方は、月経期になると分泌量が急激に落ち、中には生理痛を感じる人もいる。そして分泌されたプレゲステロンは、おそらくルビィのおっ〇〇に……）

善子（ということは、今のルビィのおっ〇〇には、母乳がたくさん溜まってたり……///）

ルビィ『ふぇぇ……どうしよ善子ちゃん、ルビィのおっ〇〇ぽよんぽよんになっちゃったよぉ～……』ﾎﾟﾖﾝ♪

善子（……あり得る。生理のときおっ〇〇張ってるって娘もいるみたいだし）

善子『こっちに来なさい、ルビィ。ヨハネが搾り取ってあげるわ』ｺﾘｯ♡

ルビィ『ひゃぁっ！//』

善子『なにこれ、すごいミルク出てくるわね。え　ちなことでも考えてたの？』ﾓﾐﾓﾐ

ルビィ『ち、ちがうもん！！//』

善子『そう？乳首はこんなにえ　ちなのに？』ｺﾘｯ♡

ルビィ『ぴゃぁ！！//』

善子『うっわ……止まりそうにないわね。仕方がないから……』ﾁｭﾊﾟｯ♡

ルビィ『ぴゃっ！//』

善子『んっ、ヨハネが吸い出してあげる』

ルビィ『んんんん～っ！！！///』

善子『ちゅぱちゅぱ……』

ルビィ『よ、善子ちゃ～んっ！！やめてよっ！！ルビィまだ子供なのに～っ！！ひゃうっ！！//』

善子『そんなことないわ、あなたの体はもう立派な大人なの。ママにだってなれるんだわ』

ルビィ『ぴぎっ！？ママ……！！？//』

善子（ふむ、ルビィママ、か………案外悪くないわね）

善子（他にも……）

ルビィ『だ、だめっ！！善子ちゃん！！ルビィ赤ちゃんできちゃうからぁ！！//』

善子『うるさいわね、さっさと堕天しなさい♡』ｸﾁｭｸﾁｭ

善子（とか……）

ルビィ「んぅ……」ｻｽｻｽ

ルビィ『善子ちゃん善子ちゃん。ルビィ……出来ちゃったみたい……』

善子（って言って妊娠検査薬見せてくるシチュとか……）

ルビィ「はぁ……」ｻｽｻｽ

善子（はぁ……どうして女の子の日ってだけでこうも想像力を掻き立てるのよ、まったく）

善子（ほんと罪な女よね、ルビィってば……まだ子供ですぅ～って見た目しときながら立派に生理まで迎えてるんでしょ？詐欺罪で訴えてやりたいくらいだわ）

ルビィ「え、えっと……あのっ！！」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

ルビィ「すみません！お手洗い行ってもいいですか……？」

善子「！！？」

善子「えっと、多分……ここ、よね？いつもので言うと」

善子（ということは……）

ﾊﾟｶｯ!

善子（あった！サニタリーボックスの中！）

善子（うっわ、ルビィの使用済みのとか、えっろ……//）

善子（に、匂いとか嗅いだりしても、怒られない……わよね！！？っていやいやいやいや！！誰も見てないから怒られるはずがないでしょう！！？）

善子「……//」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

善子（というわけで……）ｺﾞｸﾘ

善子「い、いただきま……」

花丸「……な～にしてるずら？」

善子「わあああああっ！！！！？」

善子「ず、ずら丸ぅ！！？」

花丸「はぁ、善子ちゃん休み時間になった瞬間急いでトイレ駆け込んでたから、よっぽどおしっこしたいのかな～って思って……え？」

花丸「善子ちゃん、その、右手に持ってるもの……」

善子「……」

花丸「……え？」

善子「……」

花丸「うっわ……」

花丸「さいってー、気持ち悪っ」

善子「ちょっ、ま、待ちなさいよ！！！何もそんな罵倒すること

花丸「善子ちゃん、何考えてるの？」

花丸「ねえ、はっきり言って気持ち悪いよ、そういうことするの」

善子「な、なによ……？」

花丸「ねえ、そういうことするのやめなよ。今日の体育の授業の時にも思ったんだけどさ、デリカシーないとかそういうお話じゃないと思うよ。はっきり言って気持ち悪い」

善子「あ、いや、その、そういうことじゃなくて……」

花丸「どこが？おんなじ女の子としてほんっっっとにあり得ないから、そういうことするの。やめて」

善子「……」

花丸「……きもっ」

善子「ち、違うって言ってるじゃない！！私の言い分も聞きなさ

ルビィ「あ、善子ちゃんたちここにいた！」

善子「ぴぎっ！？」

ルビィ「よ～し～こ～ちゃん！お昼食べようと……あっ、それっ！！//」

ルビィ「それルビィのっ！！返して～っ！！//」ﾊﾟｼｯ!

善子「！？」

ルビィ「……見た？」

善子「んなっ！？」

ルビィ「見たんでしょ」

善子「あっ、ちが、えっと……」

ルビィ「もうっ！！善子ちゃんのバカ！！絶対！！絶対誰にも言わないでね！！特にお姉ちゃんには絶対！！」

善子「い、言えるわけないじゃないそんな重大な……ってお姉ちゃん？」

ルビィ「うん！だってお姉ちゃんに黙って湿布貼ってることバレたら、ルビィぜぇ～ったい怒られちゃうもん！」

善子（湿布……）

ルビィ「あのねあのね、ルビィおとといのトレーニングす～っごく頑張ったからね、腹筋が筋肉痛になっちゃったんだ」

ルビィ「でねでね、すっごく痛くて我慢できなくてど～しても痛くないようにしたくて、前にお父さんが使ってたのを思い出して……」

ルビィ「でもね！お姉ちゃんってばそんなの意味無いから使うなって言うんだよ！！子供なんだからすぐに治るって！！ひどくない！！？」

善子「……」

花丸「……」

ルビィ「ルビィほんとに痛いんだもん！！嘘じゃないし！！だからお姉ちゃんにバレないように何枚かお家から持ってくることにしたの」

花丸「ああ、それで今日のプールも……」

ルビィ「だって貼ったばっかの湿布はがすのもったいないじゃん」

花丸「今日お腹おさえてたのも？」

ルビィ「筋肉痛だよ」

花丸「さっき善子ちゃんが持ってたやつは？」

ルビィ「ルビィ痛くて我慢できなかったから新しいのに変えにきたんだ」

善子「……」

花丸「……」

善子「……なによ、結局生理じゃないの？」

花丸「そうみたいだね」

善子「はぁ……？」

花丸「気遣ってあげたマルがバカみたいな理由だったずら」

善子「はぁ、あ～あ……なんか損した……」

ルビィ「……え、生理？」

善子「そうよ、女の子の日じゃないかって思うわよ普通。あんな態度取られたら」

ルビィ「せいり、おんなのこのひ……せいり……？」

善子「ったく、私の妄想代返しなさいよ。一人で女性ホルモンの匂いだとか盛り上がってバカみたいじゃない」

ルビィ「じょせい、ほるもん、せいり………せいり……！！？」

ルビィ「ぴゃぁ……！！！！///」

善子「じゃあ結局ルビィの初潮調査はおあずけね、はぁ……まあヨハネ的には純真無垢なルビィのイメージが保たれるからそれはそれでアリ

ルビィ「ぴゃぁぁぁぁぁぁ！！！！///」

ﾊﾞﾁｨｨｨﾝ!!!

ルビィ「善子ちゃんのばかぁ！！え　ち！！すけべ！！きもい！！妄想変態ばか堕天使！！！ほんっっっとありえないからそーゆーの！！！！///」


この後ばっちりお姉ちゃんにチクられて、しっっっかりめちゃくちゃお説教された

おわりなのだ。全部ルビィちゃんがえ　ちなのが悪いのだ

善子ちゃん普通にキモくて草

善子がサニタリーボックスを漁ってたという事実だけが残った

善子ちゃんがキモいことだけは確かだった

最高ですねえ……

花丸の罵倒が結構気持ちよかったです

乙なのだ
よかったのだ