【SS】穂乃果「究極の選択！」

穂乃果「ここどこ？」

気がつくと私は真っ白な空間に一人でいた

穂乃果「あれ～？確か普通に部屋にいたと思ったんだけど・・・」

穂乃果「何にも無いし、どうすればいいんだろう」

穂乃果「一生ここから出られないのかな～・・・」

穂乃果「あれ？扉がある」

穂乃果「さっきまでこんなの無かったのに・・・」

穂乃果「ん？扉になんか書いてる」

『あなたにはこれから二つの選択をしていただきます』

『あなたの望む扉を開けてください』

穂乃果「どういうこと？」

穂乃果「望む扉って・・・？」

穂乃果「あ！文字が浮かび上がってきた！」

『朝ご飯は白米』

『朝ご飯はパン』

穂乃果「なに？これ・・・」

穂乃果「とりあえずパンの扉を開けてみようかな」

穂乃果「まあ朝ご飯がパンなんてあり得ないんだけど」

穂乃果「・・・」ｷﾞｨｨ

・・・・・・・・・

穂乃果「・・・はっ」

穂乃果「夢？」

雪穂「お姉ちゃんいつまで寝て・・・ってもう起きてたんだ」

穂乃果「あ、おはよう雪穂！」

雪穂「朝ご飯出来てるよ」

穂乃果「うん！」

穂乃果（それにしても変な夢だった～）

穂乃果（妙にリアルで・・・なんだったのかな？あれ）

雪穂「早く食べないと遅刻するよ」

穂乃果「うん」

穂乃果「え、今日はパンなの！？」

雪穂「うん、珍しいよね」

穂乃果「そう・・・だね」

穂乃果（たまたま・・・だよね）

穂乃果「・・・」

穂乃果「はあ、今朝の夢が気になって今日は散々だったよ」

穂乃果「授業中は先生に怒られるし、練習してても海未ちゃんに怒られるし」

穂乃果「・・・」

穂乃果「気にしない気にしない」

穂乃果「もう疲れちゃったし寝よっと」

穂乃果「・・・」ｽｰｽｰ

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・え？」

穂乃果「またここ？」

私はまた、真っ白な空間にいた

穂乃果「なんなの？ここ」

穂乃果「また扉がある」

『あなたにはこれから二つの選択をしていただきます』

『あなたの望む扉を開けてください』

穂乃果「またこれ？」

『明日は学校がある』

『明日は学校がない』

穂乃果「なにこの選択肢」

穂乃果「う～ん」

穂乃果「ここはあえて『学校がない』方を選んでみよう」

穂乃果「さすがに学校が急に休みになるわけないし」

穂乃果「これでこの変な夢がただの夢だって分かる！」

穂乃果「かしこいかわいい穂乃果ーチカ！」

穂乃果「えい！」ｷﾞｨｨ

・・・・・・・・・

穂乃果「・・・う～ん今何時？」

穂乃果「９時！？ちょ、なんで誰も起こしてくれなかったの！？」

穂乃果「完璧に遅刻だよ～！」

穂乃果ママ「あ、穂乃果起きたの？」

穂乃果「あ、お母さん！も～起こしてよ～」

穂乃果ママ「違うのよ、今日学校お休みになったみたいよ」

穂乃果「・・・え？」

穂乃果ママ「なんでもインターネットで犯罪予告があったらしくてね」

穂乃果「・・・」

穂乃果ママ「今日は家から出ないようにって連絡があったのよ」

穂乃果「・・・そうなんだ」

穂乃果（おかしい、そんなことってあるの？）

穂乃果（ほんとに私があの扉を開けたせいで学校が休みになったの？）

穂乃果（いやいや、考えすぎだって！）

穂乃果（偶然！絶対偶然に決まってるよ！）

穂乃果ママ「そういう事だから、大人しくしてるのよ」

穂乃果「うん・・・」

穂乃果「あ、海未ちゃんから電話だ」

穂乃果『もしもし』

海未『穂乃果？聞きましたか？例の』

穂乃果『うん・・・怖いよね』

海未『絶対に！家から出ては駄目ですよ！』

穂乃果『わ、分かってるよ』

海未『ランニングも駄目ですからね！』

穂乃果『分かってるよ、海未ちゃんは心配性だなあ』

海未『絶対ですよ！それでは』ﾌﾟﾂｯ

穂乃果「・・・」

穂乃果「私のせいなの・・・？」

穂乃果「あ、また電話」

絵里『穂乃果？』

穂乃果『絵里ちゃん』

絵里『穂乃果いい？今日は家から出ちゃダメなのよ』

穂乃果『わ、分かってるよもう』

絵里『個人練習でも駄目だからね、家で出来るものにするのよ』

穂乃果『絵里ちゃん、さっき海未ちゃんから全く同じ内容の電話が来てたんだけど』

絵里『あらそうだったの、流石海未ね』

穂乃果『いやそうじゃなくて、私が言いたいのはね』

絵里『とにかく出ちゃダメよ！分かった？』

穂乃果『は～い・・・』

絵里『それじゃ』ﾌﾟﾂｯ

穂乃果「・・・」

穂乃果「私ってこんな時でも練習すると思われてるの？」

穂乃果「あ、また電話！」

穂乃果「もう！もしかしてこれ全員から来るの！？」

穂乃果「・・・」

穂乃果「全員から来た・・・」

穂乃果「私って一体」

穂乃果「・・・まあいいか！気にしない気にしない！」

穂乃果「さあ！せっかく休みになったんだし他のアイドルの研究でもしよーっと！」

雪穂「ただいまー」

穂乃果「おかえり雪穂」

雪穂「大変だったねお姉ちゃん」

穂乃果「そうだよ全く」

雪穂「特にお姉ちゃん達はそれなりに有名なアイドルなんだから気をつけないとね」

穂乃果「そっかあ・・・そうだよねえ」

穂乃果「それなり・・・かなあ」

雪穂「そこ？」

穂乃果「私たち結構いい感じだと思うんだけどなあ・・・」

穂乃果「・・・さて」

穂乃果「今日はあの夢を見ないよね」

穂乃果「なんか寝るのが怖いよ」

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」ｽｰｽｰ

穂乃果「・・・」

穂乃果「また来ちゃった・・・」

穂乃果「いったいなんなの？この夢での選択は現実になるの？」

穂乃果「そんな事あるわけないのに」

穂乃果「ちょっと信じちゃってるもんな～私・・・」

穂乃果「他にこの夢から覚める方法はないのかな～」

穂乃果「あ、扉・・・」

『あなたにはこれから二つの選択をしていただきます』

『あなたの望む扉を開けてください』

穂乃果「今度はなに？」

『星空凛が風邪をひく』

『小泉花陽が風邪をひく』

穂乃果「ちょっとなにこれ！？」

穂乃果「こんなの選べるわけないよ！」

穂乃果「なんなの！？もう帰してよ！」

穂乃果「起きて私！起きてお願い！」

穂乃果「お願い！」

・・・・・・・・・


穂乃果「帰れない・・・」

穂乃果「出口・・・出口・・・」

穂乃果「駄目・・・選ぶしかない・・・」

穂乃果「ほんとにこの扉を開ける以外に帰る方法はないの？」

穂乃果「・・・」

穂乃果「ごめんね凛ちゃん・・・」ｷﾞｨｨ

・・・・・・・・・

穂乃果「・・・」

穂乃果「最悪の目覚めだよ・・・」

雪穂「お姉ちゃんおはよう」

穂乃果「おはよう雪穂・・・」

雪穂「どうしたの元気ないよ？」

穂乃果「なんでもないよ・・・」

穂乃果（でもまだあの夢が本物だって決まったわけじゃない）

穂乃果（今日凛ちゃんが学校に来れば私の思い過ごしだって事だし・・・）

穂乃果（とりあえず学校に行こう、そして確かめよう・・・）

学校

穂乃果「おはよー・・・」

海未「どうしました穂乃果、元気がないですよ？」

穂乃果「あ、なんでもないよなんでも・・・」

海未「穂乃果まで風邪ですか？」

穂乃果「え？・・・どういう・・・こと？」

海未「今朝花陽に聞いたのですが、凛が風邪をひいたので休むと」

穂乃果（嘘・・・）

海未「あんなに元気な凛でも風邪をひくんですね」

穂乃果「あ、そうだね・・・あはは・・・」

穂乃果（嘘でしょ・・・ほんとに・・・？）

穂乃果（私のせいで・・・凛ちゃんが風邪を・・・）

海未「？」

穂乃果「・・・」

海未「ワンツーワンツー・・・穂乃果？」

穂乃果「え？」

海未「どうしました？」

穂乃果「な、なにが？」

海未「上の空ですよ、朝からすっと」

穂乃果「ご、ごめん」

真姫「凛がいなくて穂乃果までそれじゃ何か調子狂うわね」

にこ「リーダーなんだからしっかりしなさいよ」

穂乃果「ごめん・・・」

海未（凛がいなくて調子が狂っているのでしょうか？何か変ですね・・・）

自宅

穂乃果（どうしよう・・・いったいどうすれば・・・）

雪穂「お姉ちゃん？ごはんだよー」

穂乃果「あ、今行くよ」

穂乃果（このままじゃ私また誰かに迷惑をかける事に・・・）

穂乃果（凛ちゃんに謝ろうにもなんて言えばいいか分かんないし・・・）

穂乃果（どうすればいいの？あの夢から解放されるにはいったいどうすれば・・・）

雪穂「おねえちゃーん」

穂乃果「あ、うん」

穂乃果（・・・ごはん食べよ）

穂乃果（寝たらまたあの夢の中・・・）

穂乃果（いやだ、もう寝たくない）

穂乃果（扉を開ける以外に目覚める方法があれば）

穂乃果（ずっとあの夢の中にいてみるとか？）

穂乃果（でも昨日だって出口を探して数時間は夢の中にいたはず・・・）

穂乃果（うう・・・）

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」ｽｰｽｰ

穂乃果「・・・」

穂乃果「また・・・」

穂乃果「扉・・・」

穂乃果「やっぱりあるんだね・・・」

『あなたにはこれから二つの選択をしていただきます』

『あなたの望む扉を開けてください』

穂乃果「今日は何？」

穂乃果「もうあんなの選べないよ・・・」

『東條希がケガをする』

『絢瀬絵里がケガをする』

穂乃果「いい加減にしてよ・・・」

穂乃果「こんなの私にどうしろって言うの？」

穂乃果「もうヤダ・・・」

穂乃果「凛ちゃんには風邪をひかせて」

穂乃果「今度はどっちかにケガをさせるの？」

穂乃果「嫌だよもう・・・誰か助けてよ・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「何か無いの・・・？何か・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「時間経過で何とかなれば・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「８時間くらいは経った・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「ごめんなさい・・・」

穂乃果「ごめんなさい、希ちゃん・・・」

穂乃果「・・・」ｷﾞｨｨ

・・・・・・・・・


穂乃果「・・・」

穂乃果「学校行こう・・・」

通学路

穂乃果「おはよう」

海未「おはようございます」

凛「あ、穂乃果ちゃん！」

穂乃果「凛ちゃん！」

凛「昨日は凛がいなくて寂しかった？」

穂乃果「うん・・・凛ちゃんほんとに良かった・・・！」

凛「え？どうしたにゃ穂乃果ちゃん？」

穂乃果「ううん、なんでもないよ、ごめんね凛ちゃん」

凛「なんで謝るにゃ？」

穂乃果「なんでかな、あはは・・・」

放課後

穂乃果（希ちゃん・・・怪我はしてないみたいだけど）

穂乃果（まさかこれから・・・？）

希「穂乃果ちゃん？」

穂乃果「え！？」

希「どうしたん？ウチの顔に何かついてる？」

穂乃果「え？あ、なんでもないよ」

希「？」

穂乃果「ワンツーワンツー」

海未「速いですよ穂乃果」

花陽「はあはあ」

海未「花陽は遅いですよ」

凛「かよちん頑張るにゃ！」

希「いっ・・・！！」ﾄﾞｻｯ

絵里「なに！？」

希「う・・・」

穂乃果「希ちゃん！？」

海未「希！？保健室です！早く！」

希「いたい・・・！」

穂乃果「希ちゃん！しっかりして！希ちゃん！」

保健室

保険医「肉離れね」

穂乃果「えっ・・・」

希「うっ・・・！」

保険医「今日はもう帰って病院に行きなさい」

絵里「私が連れて行きます」

穂乃果「・・・」

絵里「大丈夫？私がついてるからね、希」

穂乃果「・・・」

絵里「希、希ぃ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

希「なんでえりちが泣いてるん・・・あはは」

穂乃果「・・・」

希「穂乃果ちゃん、そういう訳でウチらはお先するね」

希「いたた」

穂乃果「あ、うん・・・分かった」

穂乃果（どうしよう・・・）

穂乃果「ただいま・・・」

海未「希は！？」

穂乃果「肉離れだって」

にこ「そんな！」

穂乃果「絵里ちゃんと一緒に病院に行ったよ」

凛「希ちゃん・・・」

穂乃果（どうして）

穂乃果（どうして・・・）

自宅

穂乃果（私のせいで希ちゃんが・・・）

穂乃果（もうどうしたらいいのか分かんないよ・・・）

雪穂「お姉ちゃん？」

穂乃果「・・・雪穂？」

雪穂「お姉ちゃん最近元気ないよ？なにかあったら相談してね」

穂乃果「雪穂・・・」

雪穂「いっつも無理するんだからさ、たまには頼ってよね」

穂乃果「うん、ありがとう」

穂乃果「何かあったら言うよ」

雪穂「うん、それじゃあおやすみお姉ちゃん」

穂乃果「おやすみ、雪穂」

穂乃果（雪穂には言えない）

穂乃果（雪穂だけじゃない）

穂乃果（誰にも言えないよ、こんなこと）

穂乃果（今日もこれからあの夢の中に行くんだよね）

穂乃果（だんだん選択肢が酷くなってく）

穂乃果（もう私には選べないよ）

穂乃果（いやだ・・・もういやだ・・・）

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」ｽｰｽｰ

穂乃果「・・・」

穂乃果「寝ちゃったのか、私・・・」

穂乃果「・・・もう逃げられないのかな」

穂乃果「この夢から」

穂乃果「この空間から・・・」

穂乃果「誰がこんな事をやってるの？」

穂乃果「神様？悪魔？」

穂乃果「それとも本当にただの偶然？」

穂乃果「私が何か悪い事をしたんなら謝ります、だからもう帰してください」

穂乃果「・・・」

穂乃果「扉だ・・・」

『あなたにはこれから二つの選択をしていただきます』

『あなたの望む扉を開けてください』

穂乃果「・・・」

『ヒデコが消える』

『フミコが消える』

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・え？」

穂乃果「え？え？・・・何？何これ？」

穂乃果「どういう事？消えるって？え？何？」

穂乃果「なにこれ？どうなってるの？」

穂乃果「駄目だ全然分かんないよ、どうなるの？この扉を開けたら」

穂乃果「ちょっと教えてよ！どうなるの！？これ選んだら！！」

穂乃果「お願い教えて！教えてくれるだけでいいから！！」

穂乃果「ねえ答えてよ！お願いだから！！」

穂乃果「ねえ！！・・・！！・・・・！！！」

・・・・・・・・・

穂乃果「・・・どうすればいいの？」

穂乃果「消えるって何なの？」

穂乃果「・・・死んじゃうの？」

穂乃果「どうなっちゃうの？」

穂乃果「どうしたら・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「消えるって何なの・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「ごめんなさい・・・」

穂乃果「ごめんなさい・・・」

穂乃果「フミコ・・・」

穂乃果「ごめんなさい・・・」

穂乃果「・・・」ｷﾞｨｨ

・・・・・・・・・

穂乃果「はっ」

穂乃果（戻ってきた）

穂乃果（けど・・・）

雪穂「お姉ちゃんおはよう」

穂乃果「あ、おはよう」

雪穂「ご飯出来てるから下に・・・」

穂乃果「ねえ雪穂」

雪穂「なあに？お姉ちゃん」

穂乃果「フミコのことなんだけどさ」

雪穂「フミコ？」

雪穂「お姉ちゃんの友達？」

穂乃果「えっ」

雪穂「ほら早くご飯食べて」

穂乃果「うん・・・」

穂乃果（消えた・・・の？）

穂乃果（いや、雪穂ってフミコの事知ってたっけ？）

穂乃果（知らないだけだよね、名前を）

穂乃果（きっとそうだよ）

学校

穂乃果「ヒデコ、フミコまだ来てないの？」

ヒデコ「フミコ？」

穂乃果「え？」

ヒデコ「フミコって誰？」

ヒデコ「あ、もしかして新メンバー？」

穂乃果「いや、なんでもない・・・」

ヒデコ「？」

穂乃果（消えた・・・）

穂乃果（消えるって、こういう事だったんだ）

穂乃果（初めからいなかった事になっちゃったんだ）

穂乃果（私が勝手に・・・フミコを消しちゃったんだ・・・）

穂乃果（私が・・・フミコを・・・）

穂乃果「うっ」ｶﾞﾀ

ヒデコ「穂乃果？」

穂乃果「ごめんちょっとトイレ」

穂乃果「う、げほっ」ﾋﾞﾁｬ

穂乃果「う、はぁ・・・はぁ・・・」

穂乃果（消した・・・）

穂乃果（人を一人・・・）

穂乃果（フミコを・・・）

穂乃果（思考が・・・）

穂乃果（目まいが・・・）

穂乃果（フミコ）

穂乃果（ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・）

穂乃果「海未ちゃん」

海未「穂乃果？」

穂乃果「ごめん、今日私練習休む・・・」

海未「体調不良ですか？」

穂乃果「うん・・・」

海未「仕方ないですね、大事にしてください」

穂乃果「ごめんね」

自宅

穂乃果「・・・」

穂乃果（寝ない、もう寝ない）

穂乃果（もう今日から絶対寝ない）

穂乃果（寝なかったら夢を見なくて済む・・・）

穂乃果（何日でも耐えて見せる）

穂乃果（ずっとパソコンで動画を見てれば）ｳﾄｳﾄ

穂乃果（寝なくて済むはず）ｳﾄｳﾄ

穂乃果「！」ﾊﾞﾁﾝ!

穂乃果「寝ちゃダメ！」

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」ｽｰｽｰ

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・私のバカ」

穂乃果「大馬鹿だよ私・・・」

穂乃果「なんでまた来ちゃうの・・・」

穂乃果「いやだ・・・」

『あなたにはこれから二つの選択をしていただきます』

『あなたの望む扉を開けてください』

穂乃果「まさかまた・・・」

穂乃果「『消える』選択なの？」

穂乃果「今度は誰・・・？」

『星空凛が消える』

『小泉花陽が消える』

穂乃果「！」ｿﾞﾜｯ

穂乃果「あ、あ・・・」

穂乃果「あ・・・」

穂乃果「いやああああああ！！」

穂乃果「いやあああああああああああああああ！！！」

穂乃果「出して！！ここから出して！！」

穂乃果「誰か助けてえええええええええええええ！！！！！」

穂乃果「いやあああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！」

穂乃果「どうしようどうしよう」

穂乃果「『消える』扉を開けたら」

穂乃果「その人は最初から居なかった事になる」

穂乃果「この扉はもう開けられない」

穂乃果「なんとかしないと」

穂乃果「なんとか・・・！」

穂乃果「でもなんとかするって言っても」

穂乃果「時間経過では帰れなかったし・・・」

穂乃果「もっと長い時間ここにいればもしかしたら」

穂乃果「とりあえずじっとしていよう」

穂乃果「そのうち目が覚めるかも・・・！」

私は目が覚める事を期待して夢の世界で時間をつぶし始めました

この世界ではお腹も減らないしトイレも行かなくていいけど、眠る事ができません

何十時間、いや何日経ったでしょうか、一向に目は覚めませんでした

穂乃果「あああ・・・」

穂乃果「誰か・・・」

穂乃果「助けて・・・」

穂乃果「このままじゃ帰れない・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「選ぶしかない・・・」

穂乃果「選ぶしか・・・」

穂乃果「どっち・・・？」

穂乃果「どっちを消すの・・・？」

フミコが消えた時と同じなら、ここで私が消した人はもう現実世界には存在しなくなってしまうのです

つまりもう二度と会えない、私以外の人の記憶から消える

凛ちゃんと花陽ちゃんはお互い親友同士

その親友がいなかった事になってしまうなんて、こんなに悲しい事があるでしょうか

しかもそれを第三者である私が決めるなんて許される事ではありません

穂乃果「うう・・・」

私は最低です

私がずっとこの空間にいればいいだけなのに、自分が元の世界に戻りたいばかりに扉を開けようとしています

元の世界に戻るためには仕方ない、仕方なく開けるんだって

仕方ないんだって、私は悪くないって

そう自分に言い聞かせ、私は扉に手をかけました

穂乃果「・・・」ｷﾞｨｨ

・・・・・・・・・

穂乃果「・・・」

雪穂「お姉ちゃんおはよう」

穂乃果「おはよう、雪穂」

雪穂「お姉ちゃんどうしたの？なんだか顔色が・・・」

穂乃果「ううん、大丈夫だから・・・」

雪穂「そう？具合が悪いなら病院行きなよ」

穂乃果「ほんとに大丈夫だよ」

穂乃果（何が大丈夫なの・・・？）

穂乃果（私って最低だよ・・・）

穂乃果（もう二度と会えないの・・・？）

穂乃果（いやだよ・・・）

穂乃果「・・・」

穂乃果「学校・・・行こう」

学校

穂乃果「・・・」

凛「穂乃果ちゃん！おはよう！」

穂乃果「凛ちゃ・・・ん」

凛「どうしたの？暗い顔してるにゃ」

穂乃果「凛ちゃん・・・」

律「もっと元気出すにゃ！」

穂乃果「一人で登校・・・？」

凛「？」

穂乃果「あの・・・花陽ちゃんは・・・小泉・・・花陽ちゃんは・・・」

凛「？小泉花陽ちゃん？」

穂乃果「！」ﾌﾞﾜｯ

穂乃果「―――！！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

凛「！？穂乃果ちゃん！？」

穂乃果「――――――――！！！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

凛「穂乃果ちゃん！」ｵﾛｵﾛ

絵里「何？えっどうしたの穂乃果」

凛「分かんないよ、いきなり泣き出しちゃって」

絵里「もう、ほら泣きやんで穂乃果」

穂乃果「―――――！！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

ザワザワ・・・

穂乃果「うっ・・・うっ・・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

凛「あわわ、どうすれば」

絵里「穂乃果、どうしたのよ」

穂乃果「ううん、ごめんね」

穂乃果「私は平気、私は」

絵里「私は、って穂乃果以外誰がいるのよ」

凛「そうにゃ」

穂乃果「・・・」

穂乃果（ごめんね、凛ちゃん・・・）

穂乃果（ごめんね、花陽ちゃん・・・）

１年生教室

教師「つまりこの例文は・・・」

凛（全然分かんないにゃ！）

教師「じゃあ次から読んで、田中さん」

田中「～～～」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

教師「はい、次はもっと大きな声で読んでみてね」

凛（もっと大きな声で読まないと聴こえないよ！）

凛（凛はそもそも読めないけどね！）

凛（ん？何か・・・）

凛（何か変な感じ・・・）

凛（？）

凛（気のせいにゃ！）

部室

真姫「穂乃果どうしたのよ？」ﾋｿﾋｿ

凛「わかんない、朝大泣きしてから元気ないにゃ」ﾋｿﾋｿ

穂乃果「・・・」

真姫「穂乃果しっかりしなさいよ」

穂乃果「うん、元気だよ私・・・」

凛（どうみても元気じゃないよ・・・）

穂乃果（花陽ちゃん・・・）

海未「ほら、練習しましょう！練習すれば気が晴れるかも！」

穂乃果「うん・・・」

一人欠けた私たちの歌は、何故かとてもひどく寂しく思えました

A-RISEにも負けないって少しだけ思えたのに

もう絶対に叶わないと今は思う

私たちのあの歌はもう二度と戻らない

そう思うとまた涙が溢れてきてしまいました

自宅

穂乃果（もうほんとに寝ちゃだめだ）

穂乃果（もう誰も消えてほしくない）

穂乃果（絶対寝ない・・・！）

穂乃果「ランニングしよう」

穂乃果「・・・」ﾀﾀﾀ

穂乃果「・・・」ﾀﾀﾀ

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」ｽｰｽｰ

穂乃果「・・・」

穂乃果「そんな・・・」

穂乃果「ランニング中なのになんで寝てるの私・・・？」

穂乃果「寝る事は阻止できないようになってるの・・・？」

穂乃果「次は・・・」

『あなたにはこれから二つの選択をしていただきます』

『あなたの望む扉を開けてください』

穂乃果「誰・・・？」

『東條希が消える』

『絢瀬絵里が消える』

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」ﾄﾞｻｯ

穂乃果「・・・無理」

穂乃果「選べない・・・」

穂乃果「助けて・・・」

穂乃果「お願いもうやめて・・・」

穂乃果「希ちゃんと絵里ちゃん・・・」

穂乃果「もう会えないの？」

穂乃果「どっちかにはもう二度と会えないの？」

穂乃果「こんな事ならもっといっぱいお話したり、遊んだり」

穂乃果「いろいろしておけば良かった」

穂乃果「選べないよ・・・」

穂乃果「私には選べない・・・」

・・・・・・・・・

穂乃果「希ちゃん」

穂乃果「絵里ちゃん」

『東條希が消える』

『絢瀬絵里が消える』

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」ｷﾞｨｨ

・・・・・・・・・

穂乃果（目が覚めた・・・）

穂乃果（私の部屋？）

穂乃果（ランニング中だったはずなのに・・・）

穂乃果（でも）

穂乃果（もう・・・）

穂乃果（・・・）

穂乃果（いないんだよね・・・この世界には）

穂乃果（もう二度と会えないんだよね）

穂乃果（私の勝手で消えて）

穂乃果（さよならも言えないまま・・・）

穂乃果（私って最低だ）

穂乃果「・・・」

雪穂「お姉ちゃんおはよう」

穂乃果「・・・おはよう、雪穂」

絵里「？」

絵里「朝・・・ね」

絵里「夢だった・・・のかしら」

絵里「私に話しかけてくれたあの子」

絵里「おかしいわね、あんな子見たこともないのに」

絵里「なんだろう」

絵里「・・・もう思い出せない」

絵里「いつもそう、夢って・・・」

絵里「思いだそうとすると消えて行く・・・」

学校

穂乃果（希ちゃんは・・・いない・・・よね）

穂乃果（もっと一緒に居たかった）

穂乃果（フミコも花陽ちゃんも希ちゃんも）

海未「おはようございます穂乃果」

穂乃果（海未ちゃん）

穂乃果（もっと皆と一緒に居たかった）

穂乃果（ずっと一緒に居たい）

穂乃果（別れたくない）

穂乃果（もう誰ともさよならなんてしたくない）

海未「穂乃果？」

穂乃果「・・・あ、おはよっ！海未ちゃん！」

海未「はい！元気になりましたね、穂乃果」

・・・・・・・・・

穂乃果「ねえ海未ちゃん、練習終わったら遊びに行かない？」

海未「構いませんが、どこに行くのですか？」

穂乃果「公園とかどう？」

海未「公園ですか？」

穂乃果「うん！鬼ごっこしよう！」

海未「穂乃果はいつも突然ですね」

海未「高校生にもなって鬼ごっこなんて恥ずかしいですよ」

穂乃果「ちょっとだけ！ね！」

海未「分かりましたよ、穂乃果はこちらの話を聞きませんからね」

海未「付き合ってあげます」

穂乃果「うん！」

・・・・・・・・・

それから私はいろんな人と話した

最後になるかも知れないから

もう会えないかも知れないから

どうやらこの『消える』扉は私の友達を狙っているようだった

ヒデコ、ミカ

それに私たちのグループ

毎日見る夢

毎日消える誰か

さよならって言えないまま

私は大切な人を失っていった

穂乃果「・・・」

海未「穂乃果、大丈夫ですか？明らかにやつれていますよ」

穂乃果「うん、大丈夫・・・」

海未ちゃん

消えないで、海未ちゃん

海未ちゃんがいれば、私は

ううん、そうじゃない

私にはもう、海未ちゃんしかいない

部室

穂乃果「もう、アイドル研究部も私と海未ちゃんの二人になっちゃったんだね」

穂乃果「もう皆と一緒に歌ったり遊んだり出来ないんだ」

穂乃果「・・・部室ってこんなに広かったんだ」

穂乃果「とっても静かで・・・あんなに騒がしかったのが嘘みたい」

穂乃果「また皆と一緒に歌いたいな」

穂乃果「・・・」

穂乃果「二人だけのスクールアイドルかあ」

穂乃果「ミッドナイトキャッツも二人だけど、やっぱり寂しいな」

穂乃果「・・・」

穂乃果「ユメノトビラ～♪ずっと探し続けた♪」

穂乃果「君と僕との～繋がりを探してた～♪」

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・？」

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・ごめんね、みんな」

穂乃果「それじゃ・・・さよなら」

自宅

穂乃果（二人だけでスクールアイドル続けられるのかな？）

穂乃果（海未ちゃんと二人で練習したら私へのスパルタに磨きがかかるんじゃ・・・）

穂乃果（・・・楽しかったな）

穂乃果（ライブ中に倒れてみんなに迷惑かけたり）

穂乃果（いろんな事があったんだよね）

穂乃果（みんな・・・）

穂乃果（許してもらえるとは思ってないよ）

穂乃果（私はきっと地獄に落ちるよね）

雪穂「お姉ちゃんそろそろ寝ないと、明日も早いよ？」

穂乃果「あ、そうだね」

雪穂「それじゃあおやすみ、お姉ちゃん」

穂乃果「おやすみ、雪穂」

穂乃果「・・・」

穂乃果「雪穂」

雪穂「ん？」

穂乃果「・・・なんでもない」

雪穂「そっか」ｽﾀｽﾀ

穂乃果「・・・」

穂乃果「海未ちゃん」prrr

prrrrr

prrrrr・・・

海未『只今電話に出る事が出来ません』

海未『発信音の後にメッセージを・・・』

穂乃果「寝てるよね、海未ちゃん真面目だし・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果『海未ちゃん、穂乃果です』

穂乃果『いつも練習真面目にやらなくてごめんね』

穂乃果『でもね、海未ちゃんに怒られるのも嫌いじゃないんだよ』

穂乃果『海未ちゃんと一緒にスクールアイドルやれてホントに良かったよ』

穂乃果『えーと、海未ちゃんとこれからもずっと一緒に居たい！』

穂乃果『ホントにありがとう！海未ちゃん！』

穂乃果「・・・」ﾌﾟﾂｯ

穂乃果「海未ちゃん・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」ｽｰｽｰ

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・来たよ」

穂乃果「次は誰と誰？」

もう私には海未ちゃんしかいない

みんな消えちゃった

あとは海未ちゃんだけ

私の大切な人はもう海未ちゃんだけなんだよ

海未ちゃんだけは、絶対に消さない

穂乃果「さあ、早くして」

『あなたにはこれから二つの選択をしていただきます』

『あなたの望む扉を開けてください』

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・！？」

『消えた人間全員が戻ってくるが、高坂穂乃果が消える』

『この夢を終わりにする』

穂乃果「なっ・・・」

穂乃果「え・・・？」

穂乃果「消えた人間全員が戻ってくる？」

穂乃果「でも私が消える・・・ってことは私はその世界には居ないって事？」

穂乃果「そしてもう一つが」

穂乃果「この夢を終わらせる・・・」

穂乃果「この夢から解放される・・・」

穂乃果「・・・」

今まで消えた人が皆戻ってくる

大切な友達

一緒に頑張ってきた皆

いつもと変わらない日常

とっても楽しい毎日

私たちの夢、ラブライブ

私が望んだ世界が帰ってくる

・・・私がいない世界で

穂乃果「・・・」

これから先の未来

大学生になって新しい友達が出来て

大人になって働いて

結婚して子供が産まれて

お母さんになっておばあちゃんになって

そんな未来が待ってる

海未ちゃんと一緒の未来

皆はいないけど海未ちゃんがいる未来

私もいて海未ちゃんもいる、二人だけの世界

穂乃果「・・・」

穂乃果「消えたくない」

穂乃果「それに」

穂乃果「海未ちゃんと・・・」

穂乃果「離れたくない」

穂乃果「ずっと一緒にいたい」

穂乃果「みんながいなくても海未ちゃんさえいてくれたら私・・・」

穂乃果「私・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「ううん」

穂乃果「仕方ないよね」

穂乃果「・・・」

―――穂乃果「見つけた！次あなた鬼だよ！一緒に遊ぼう！」―――

―――海未「うん！」―――

穂乃果「・・・」

穂乃果「・・・」

穂乃果「うん」

穂乃果「仕方ないんだよ」

穂乃果「うん」

穂乃果「考えるまでもないよね」

穂乃果「絵里ちゃん、希ちゃん、にこにゃん」

穂乃果「凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃん」

穂乃果「ヒデコ、フミコ、ミカ」

穂乃果「消しちゃってごめんなさい」

穂乃果「・・・雪穂」

穂乃果「海未ちゃん」

穂乃果「大好きだよ」

穂乃果「・・・」

穂乃果「私の選択は―――」

ギィィィィィ・・・

穂乃果「究極の選択！」
おしまい

いつもと変わらない朝

ただひとつだけ、いつもとは違う朝

この世界に高坂穂乃果は、いない

ことり「ん・・・」

南ことりは目を覚ます

毎日浴びていたはずの朝日がとても懐かしいものに思えた

ことり「よく寝たぁ」

彼女はこの世界に戻ってきた

高坂穂乃果のいない世界に

ことり「さて、学校に行く準備しなくっちゃ」

南ことりはいつもと変わらぬ日常に戻っていく

なつかしい日常に

高坂穂乃果のいない日常に

雪穂「それじゃ行ってきまーす」

高坂雪穂の一日は始まる

高坂穂乃果のいない世界で、彼女は今日も歩き出す

雪穂「・・・」

雪穂「なんだろう、なんか変な感じ」

雪穂「・・・？」

ことり「おはよう、海未ちゃん」

海未「おはようございます、ことり」

ことり「新しい衣装なんだけどね、どんなのがいいか迷ってて」

海未「私も歌詞で少々悩んでいまして」

ことり「あとで皆にも意見聞いてみようかな」

海未「そうですね」

部室

希「えりち、カードが告げるにはね」

絵里「ええ」

にこ「真姫ちゃん！私のソロパートなんだけど！」

真姫「もう何回言わせるのよ、だから・・・」

凛「かよちんかよちーん！」

花陽「なあに？」

ことり「みんな早いね」

海未「そうですね」

にこ「海未！ことり！遅い！」

絵里「全員揃ったわね」

凛「今日も練習、いっくにゃ～！」

音ノ木坂学院　アイドル研究部

８人のスクールアイドルグループ

ラブライブを目指して活動中

グループ名はそのまま、音ノ木坂学院アイドル研究部

キャッチフレーズ　未定

海未「それではまた明日」

ことり「うん、それじゃあ」

海未「そういえば・・・」

海未「留守番電話が入ってましたね、なんでしょうか」

海未「知らない番号ですが・・・」ﾋﾟ

？『・・・』

海未「？」

海未「無言？間違い電話ですか」

？『・・・』ﾌﾟﾂｯ

・・・・・・・・・

―――ホントにありがとう！海未ちゃん！―――

高坂穂乃果は消えた全員を元に戻した

自分以外は全員居る世界

皆が楽しく暮らせるならそれでいい

自分のいない世界でも皆が幸せなら自分も幸せ

そう思い彼女はこの世界から消えた

願わくは、誰も自分の事で悲しまないで欲しいと思いながら

最後にこの世界の全員を愛おしいと思いながら

大切な幼馴染、親友を想いながら

高坂穂乃果は、消えた

海未「何だったんでしょう」

しかし高坂穂乃果はあの夢を終わらせた訳ではない

世界は戻ってもあの夢は消えなかった

消えなかった夢はどうなるのか

どこから来てどこへ行くのか

そもそもあの夢はなんだったのか

高坂穂乃果はそのことを知らないまま、世界から消えた

海未の自宅

海未「ふわあ・・・そろそろ寝ましょう」

海未「・・・」

海未「・・・」ｽﾔｽﾔ

海未「・・・」

海未「・・・？」

海未「ここは？」

気がつくと私は真っ白な空間に一人でいました

穂乃果「究極の選択！」
ほんとにおしまい

ことり→穂乃果→海未→ことりでループするのか

乙乙
救いがねえなぁ

ああ悲しいな
乙です