【SS】善子「会話は脊髄でする松浦果南」【ラブライブ！サンシャイン！！】

果南「今日は練習ないってそマ？」

善子「Twitterで覚えた言葉を口に出すのはやめなさい」

果南「マジ？」

善子「マジよ。さっきLINEきてたでしょ」

果南「見てなかった」

善子「あ、そう」

果南「あー……」

善子「ドンマイ」

果南「うるさいなー」

善子「……」

果南「……」

果南「……じゃあなんで善子は部室に来たの？」

善子「好きなワカメの食べ方を言いましょう。私酢もの」

果南「私味噌汁」

善子「王道なのね、意外」

果南「ね、なんで来たの？」

善子「そんなことはどうでもいいじゃない」

果南「見てなかったんでしょーやーい」

善子「ツイ廃はLINEなんて見ないのよ」

果南「ツイ廃？ハイサイ的な？」

善子「なんでもない……」

果南「あーあ、なんか面白いことしてよ」

善子「そういう無茶振りはね、誰も幸せにならないのよ」

果南「じゃあ私が面白いことするから見てて」

善子「やだ惚れるじゃない」

果南「いくよ～……ミノカサゴのモノマネ！」

善子「……へへっ」

果南「それはどういう反応？」

善子「いや元がよくわかんないから……」

果南「これ」ｽﾏﾎｽｯ

善子「ああ……割と似てるかも」

果南「でしょ？」

善子「他は？」

果南「ないから脱ぐか」ﾇｷﾞｯ

善子「思い切りが良すぎるのも問題ね」

果南「最近暑さも少し和らいできたね」

善子「その格好じゃ説得力ないけどね」

果南「善子も脱ぎなよ」

善子「嫌よ」

果南「私だけ脱いで馬鹿みたいじゃん」

善子「馬鹿なんでしょ」

果南「あーそういうこと言うんだー」

善子「ホントの事じゃない」

果南「へぇー……」

善子「……」

果南「……」

善子「……」

 

果南「」ｶﾞﾀｯ

善子「」ｶﾞﾀｯ

 

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

 
善子「あ！ちょ、やめ！あーー！」
 

果南「どう？涼しいでしょ？」

善子「無茶苦茶よ……無茶苦茶だわこの先輩……」

果南「喉乾いたし自販機行こうか」

善子「後輩の意思をもっと尊重して」

果南「堕天！」ﾋﾞｼｯ

善子「限りなく雑」

果南「お詫びにカフェオレ奢ってあげるから行こうよ」

善子「え、このまま行くの？卒業待たずに学校去るつもり？」

果南「私さ、海が好きなんだよね」

善子「急になんの話？」

果南「将来は海に住もうと思ってるんだ」

善子「はぁ……？」

果南「その練習がてら裸で過ごすの」

善子「ここは陸よ」

果南「そう言えば善子も裸じゃん。海に住みたいの？」

善子「あんたが脱がしたのよ！」

果南「ねー最近気になってる話してもいい？」

善子「その前に服返して」

果南「鞠莉の頭の輪っかなんだけどさー」

善子「服返してって」

果南「持ちやすそうじゃない？」

善子「はぁ？」

果南「人差し指と中指引っ掛けたら持ち上げられそう」

善子「出来るわけないでしょ」

果南「紐つけてストラップにしてみたい」

善子「出来ないってば」

果南「やってみなきゃわかんないじゃん！どうしてすぐ諦めるの！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ!

善子「急に暑苦しい」

果南「でも半裸だから～？」

善子「涼しい……わけないでしょ」

果南「今日善子の家遊びに行っていい？」

善子「もう少し話題転換は緩やかにしなさい」

果南「いーい？」

善子「えー？なんでウチなのよ」

果南「アレしたいアレ」

善子「アレじゃわからん」

果南「銃を打つヤツ。バババーン！って」

善子「ああ……FPS？」

果南「それそれ」

善子「まぁいいけど」

果南「あれ楽しいよね」

善子「分かってるじゃない」

果南「善子の家ポテチある？」

善子「コンソメからバター醤油までなんてもあるわ」

果南「あと無いのは茎わかめだね」

善子「茎わかめはいらない」

果南「じゃあ行こうか」

善子「待ってその前に服」

果南「必要ないよ」

善子「必要でしかないわよ」

果南「服を脱ぐことで空気抵抗が緩和され5秒バス停に早く着くんだよ」

善子「バスは30分後しかないから関係ないわよ」

果南「じゃあ走って」

善子「行かない」

ーバス停ー

果南「ねー善子」

善子「んー？」

果南「バス待ってると青春！って感じしない？」

善子「まぁ……分からないでもないけど」

果南「青春といえば海だよね」

善子「うーん……？」

果南「海といえば脱がないと」

善子「通報するわよ」

果南「もしもしダイヤ？」

善子「ほんと自由ねあなた」

果南「忙しい？……あ、そうなの。じゃあ善子の家で遊ぼうよ」

善子「ちょっと」

果南「えふぴーえすやろうよ。え？最近開発された勉強法だよ」

善子「激しいウソつくな」

果南「じゃー先行ってるね」ﾋﾟｯ

果南「ダイヤも来るって」

善子「あんたねぇ……」

果南「ダイヤってゲームする時めっちゃうるさいんだよ」

善子「あー……っぽい」

果南「あ、ダイヤに茎わかめ持ってきてもらお」

善子「茎わかめいらないってば」

果南「バスあと何分でくる？」

善子「20分」

果南「暇だし筋トレするかー」

善子「しなくていいから」

果南「善子もする？」

善子「しない」

果南「じゃあ私腕立てするかは隣で一発芸してて」

善子「何でよ」

終わり

気の置けない友達感すき

|c||^.- ^||