クゥすみーSS

すみれ「急に雨が降ってきたわね」 可可「すみれとデートというだけで憂鬱なのに雨にまで降られるなんて最悪デスね……」 可可「もしかしてすみれって雨女デスか？」 すみれ「そういうあんたが雨女なんじゃないの？」 可可「でも雨宿りできるところがあってよかったデスね」 すみれ「ただのバス停だけどね」 すみれ「欲を言えばどこかカフェとかあたたかいところに入りたいけど」 可可「あっ！ すみれ、あれ！」 すみれ「なに？」 可可「ホテルで休憩できるみたいデス！」 すみれ「えっ」 可可「行きましょう、すみれ！」ｸﾞｲｯ すみれ「え、ちょ、あれは違うったら、違くて……！」 可可「ホテルだったらお風呂も入れマスよ！」 すみれ「話を聞きなさいったら、聞きなさいよ！」 　

可可「……」ﾎﾟｹｰ すみれ「聞いてるったら、聞いてる？」 可可「聞いてないデス」ﾎﾟｹｰ すみれ「聞きなさいよ！」 すみれ「っていうかこういうとき聞いてなくても聞いてるって答えるものじゃない！？」 可可「……」ﾎﾟｹｰ すみれ「……熱でもある？」ｽｯ 可可「……」ﾎﾟｹｰ すみれ「熱はなさそうね」 すみれ「っていうかおでこ触るのに抵抗しない辺り重症ね」 すみれ「普段だったら『触らないでクダサイ！ グソクムシ！』とか言いそうなものだし」

可可「うーん...」 すみれ「？」ﾁﾗｯ 可可「...あー...ムリデス...」ﾎﾞｿﾎﾞｿ すみれ「どうしたのよ」 可可「すみれデスか...クゥクゥはもうダメかもしれマセン」 すみれ「はぁ？」 可可「2の10乗くらいダメデス」 すみれ「...よくわからないけど、相当駄目なのはわかったわ」

可可「そのお尻はなんデスか！？」 すみれ「お尻がどうかしたの？」 可可「えっちすぎデス！ 可可を誘ってるんデスか！？」 すみれ「誘ってないわよ！？」 可可「そこから伸びるむっちむちのぶっとい脚……」 可可「しゃぶりつけと！？」 すみれ「お尻も脚も気にしてるんだけど！？」

すみれ「おっはよー！ギャラクシー！」ﾌﾞｲｯ! かのん「おはよう、すみれちゃん」 千砂都「すみれちゃん朝からテンション高いねー」 すみれ「当然よ！当然っ！この私にはショービジネスの神様の加護がついているのよ！」 恋「そんな神様なんて聞いたこともありませんが……」 すみれ「いいの！構わないったら構わないの！ららららら～♪」 ｸﾙｸﾙ かのん「あっ、行っちゃった……」 千砂都「この前の大会以来ずーっとあんな感じだね～」 かのん「ま、まあ、自信がついたの良いことだと思うし、しばらくそっとしておいてあげようよ。あはは……」 すみれ「～♪」