三船栞子ーSS

午前4時、彼女は起きた おはようございます 薫子「ん、おはよー」 いつもこんな朝早くに？ 薫子「う〜ん…今日は早いかな。基本的に5時に起きたりするから」 そう言いながらレザージャケットに袖を通した 薫子「さ、行くわよ！」 バイクのキーを持って私たちを誘った

── お昼・中庭? ── 侑「………」ｼﾞｰｰ? 侑「うぁ〜ダメだ〜〜……」ｳﾂﾌﾞｾ 侑（音楽科の授業、全然ついて行けないや……） 侑（この前もテストで赤点とっちゃったし……） 侑（うぅ……歩夢ぅ……） 侑（ってダメダメ！　歩夢にも心配かけないように大丈夫って言ったんだし！！） 侑（お昼ご飯食べながらしっかり復習しなくちゃ……）ﾓｸﾞﾓｸﾞ? ──ﾆｬｰﾝ 侑「ん？」 はんぺん「にゃ〜 」 侑「はんぺん？」 侑「よしよし、どうしたの？　あ、ご飯はあげないよっ？」 はんぺん「にゃ〜? 」ﾋﾟｮﾝ 侑「……もしかして、応援してくれてるの？　君は良い奴だな〜♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ ミア「……はぁ、どこに行ったんだあのkids...」ﾄｺﾄｺ 侑「ん？」 ミア「ん？」

1:名無しで叶える物語(もんじゃ) 2022/04/06(水) 20:53:42.51 ID:lci/Aue2 私としずくさんで廊下を歩いている時、1年生達のそんな会話が耳に入った。 「……」 ...

■約10000文字■ かすみ「ぎゃぁぁぁぁぁぁあ」 栞子「ど、どうしたんですか？」 ﾐｱ「騒がしいな」 かすみ「で、出た…」 栞子「出た？何がですか？」 かすみ「ｱﾚだよ!ｱﾚ!」 ﾐｱ「ｱﾚじゃ分からないでしょ。具体的に話しなよ」 かすみ「分からない？ｱﾚだよ！黒くてすばしっこい」 栞子「あ〜…ｱﾚですか…」 かすみ「そうそう。ｱﾚだよ」

～練習中～ 歩夢「ワン、ツー、スリー、フォー！ワン、ツー、スリー、フォー！うん、栞子ちゃんいい感じだよ！」 栞子「はいっ！！はぁ、はぁ……」 かすみ「ぐぇぇ～、かすみんもうギブですぅ～……ばたり」 せつ菜「そうですね。ではここら辺で少し休憩にしましょうか」 かすみ「はーい！」 ｻﾞﾜｻﾞﾜ 栞子「ふぅ……」 しずく「はい、栞子さん。ちゃんとお水も飲まなきゃだめだよ？」 栞子「あ、ありがとうござ……」 ﾋﾟﾀｯ! 栞子（……） しずく「……？どうかしたの？」 　

栞子「ランジュ、明日私と一緒に相撲を見に行きませんか？」 ランジュ「きゃあ！　ランジュそれ知ってるわ！　油まみれになって裸で押し合うゲームでしょ！？」 栞子「……どこから仕入れたのかは知りませんが、ランジュの知識は偏っているようですね」 ランジュ「教えてくれたのはしずくよ！」 栞子「ランジュ、相撲というのはまわしをつけた二人が、土俵の上で倒すか、土俵の外に出すかすれば勝ちという、とてもシンプルな日本伝統の競技のことです。」 ランジュ「ああ、大相撲ね！」 栞子「……？　あ、はい。大相撲ですね」 ランジュ「それならテレビで見たことあるわ！　なんだ、ちゃんと言ってくれればいいのに！」 栞子（大相撲と言えば伝わるんですね……）

栞子｢このままでは、しずくさんに所謂チョロい人だと思われてしまいます｣ 栞子｢別に翻弄されるのが嫌だと言うわけではありませんが、翻弄されっぱなしなのはやはり悔しいです｣ 栞子｢なので、今日はわたしがしずくさんを翻弄したいと思います｣ 栞子｢…｣ 栞子｢そうですね、しずくさんにはよくドキッとさせられているので｣ 栞子｢今日はわたしがしずくさんをドキドキさせましょう｣ 栞子｢…｣ 栞子｢どうやってドキドキさせればいいのでしょう…｣