【SS】千歌「トリックオア」　ルビィ「トリート？」【ラブライブ！サンシャイン!!】

千歌「今日はー？」

ルビィ「は、ハロウィンだー？」

千歌「ということはお菓子がー？」

ルビィ「も、貰い放題…だー？」

千歌「というわけでお菓子貰いに行くぞー！」

ルビィ「だ、誰に貰いに行くんですか？」

千歌「ふふふっ、まず最初は…」

千歌「曜ちゃん！」

曜「あ、千歌ちゃん、その格好はもしかして…」

千歌「えへへ、吸血鬼だよー！」

曜「ルビィちゃんは猫娘？」

ルビィ「ど、どうですか？」

曜「二人とも可愛いよー！　ヨーソロー！」

千歌「うん、ありがとう！」

ルビィ「あの…曜さんの格好は何ですか？」

千歌「悪…魔…？」

ルビィ「なんか色々大胆っていうかセクシーな衣装ですよね…？」

曜「これはだねぇ…」

曜「サキュバス、だよ」

ちかルビ「…え？」

曜「だから、サキュバス、だよ」

千歌「い、いや、サキュバスってものはわかるよ？」

ルビィ「サキュバスって…あれですよね…」

曜「うん、人の夢の中に出てきて誘惑してくる悪魔だよ！」

ルビィ「なんでそれを選んだの！？」

曜「まぁまぁ…それで二人は何か言わないの？」

ルビィ「え、トリックオアトリート？」

曜「ヨーソロー！　はい、みかんキャンディーだよ！」

ルビィ「わーい、ありがとうー！」

千歌「…なんか予想できるけどトリックオア…」

曜「トリック！　トリック！」

ルビィ「即答！？」

千歌「だと思ったよ！？」

千歌「やらないからね！？」

曜「ちょっ、3ヶ月くらい前から頑張って衣装作ったのに！？」

千歌「努力の方向性が間違ってる！」

ルビィ「❨一体この3ヶ月の間にいくつの衣装を作りながら作ったんだろう…❩」

？？「あら、二人ともこっちにいたのね」

ルビィ「この声は…」

千歌「梨子…ちゃ…ん…？」

ルビィ「えっと、そのセクシーな衣装はもしかして…？」

梨子「もちろんサキュバスよ？」

千歌「もちろんって何！？　なんで二人してそんな衣装にしたの！？」

梨子「ルビィちゃん、トリックオア？」

ルビィ「と、トリート？」

梨子「もちろんトリートよ、はい、みかんクッキーよ」

ルビィ「あ、ありがとう…」

梨子「…千歌ちゃん」

千歌「…もう読めるけどトリ…」

梨子「トリック！　トリック！」

千歌「だから早いよ！？」

梨子「曜ちゃん、捕獲！」

曜「おーけー、ヨーソロー！」

ルビィ「千歌さんが捕まった！？」

千歌「ふーん」

ルビィ「あれ、千歌さん抵抗しないんですか？」

千歌「…いいよ、トリック」

ようりこ「え」

千歌「だから、トリックしてあげてもいいよ」

ようりこ「ご、ゴクリ」

千歌「但し、一人だけだよ」

ようりこ「！？」

ようりこ「…」

ルビィ「あの、二人とも黙っちゃいましたけど…」

梨子「曜ちゃん…」

曜「しょうがないソローねー…」

ルビィ「(今変な語尾使った…！)」

曜「勝者はこの地にただ一人…！」

梨子「ふふふ、ピアノで鍛えた腕がここで役に立つとはね…」

千歌「レディー・ファイト！」

曜「キシャー！」

梨子「ウキャー！」

千歌「…行こっか、ルビィちゃん」

ルビィ「…うん」

千歌「気を取り直して、次は果南ちゃんだよー！」

果南「おっ、よく来たね、二人とも」

千歌「お、その衣装は魔法使い！」

ルビィ「よかった…果南さんはまともだね…」

果南「？」

千歌「あ、こっちの話ね」

千歌「というわけでー」

ちかルビ「トリックオアトリート！」

果南「はい、レモンのパウンドケーキだよー」

ルビィ「うわぁ…美味しそう…！」

千歌「…」

ルビィ「？　千歌さん？」

千歌「レモンか…誰のために作ったのかなー？」

果南「え、いや、」

千歌「ふーん、私達はついでなんだー？」

ルビィ「？」

千歌「ほら、果南ちゃんと親しくてレモンが好きな人といえばー？」

ルビィ「あ、そうですね♪」

？？「かっなーん！」

千歌「ほら、噂をすれば」

果南「鞠莉！？」

鞠莉「もう、私のために作ってくれたのね！？　素直じゃないんだから！」

果南「え、いや、これはレモンがたまたま余っただけで…」

果南「っていうか、その格好…何？」

鞠莉「サキュバスよ！」

果南「えぇ…」

鞠莉「とりあえずこのパウンドケーキでポッキーゲームよ！」

果南「それは無理があるんじゃ…」

鞠莉「問答無用よー！」

果南「えぇ…」

千歌「さ、行こっか♪」

ルビィ「う、うん」

ルビィ「花丸ちゃーん、善子ちゃーん！」

花丸「ルビィちゃん！」

善子「ヨハネよ、ヨハネ！」

ルビィ「えへへ、ごめんねヨハネちゃん」

善子「ま、まぁいいわ」

千歌「花丸ちゃんはお寺に合わせて白装束なんだね？」

花丸「うん、お岩さんを意識したんだ♪　そして善子ちゃんは座敷童子を意識した衣装なんだずら♪」

善子「ふふっ、かわいいでしょう？」

ルビィ「ホントだ、かわいい！」

千歌「結構和服も似合うね♪」

ルビィ「肌が白いからキレイだね♪」

花丸「控えめに言ってなかなかの美人さんずら」

善子「」

千歌「あ、照れてる？」

善子「て、照れてないわよ、ほら、あれよ、トリックオア…？」

ちかルビ「トリート！」

千歌「お饅頭だったけど…」

ルビィ「一箱分貰っちゃいましたね、大丈夫かなぁ？」

千歌「まぁ、いいんじゃないかな？」

ルビィ「最後はルビィの家ですね」

千歌「あ、ダイヤさんいるの？」

ルビィ「うん、何か色々用意してたみたいですけど…」

千歌「何を用意してるのかなー？」ガラッ

ダイヤ「あ」

千歌「あ」

ルビィ「あ」

千歌「ダイヤさん、その格好サキュバ…」

ルビィ「」ガランッ！

千歌「あ、ルビィちゃん」

ルビィ「今のは見なかったことにしましょうか？」

千歌「…そうだね」

ダイヤ「ルビィぃぃぃぃ！！！！」

千歌「逃げようルビィちゃん！」

千歌「ここまでくれば大丈夫かなー？」

ルビィ「なんであの衣装流行ってるのかなぁ…？」

千歌「曜ちゃん器用すぎるよね…」

ルビィ「ふふっ、そうですね」

千歌「…ルビィちゃん、トリックオアトリート」

ルビィ「ぴ、ピギ？」

千歌「おっと、トリックかな？」

ルビィ「ど、どうぞ」

千歌「これって…チョコレートケーキ？」

ルビィ「はい、どう…ですか？」

千歌「おいしいー！」

ルビィ「よ、よかったぁ…」

千歌「それじゃあ私からは」

ルビィ「…今日は1人だけトリックしても…いいんですよね？」

千歌「え？」

ルビィ「え、えっと、目を閉じていて下さいね？」

千歌「え、うん」

ルビィ「」ちゅっ

千歌「！？」

ルビィ「…え、えっと、おでこですけどその…」

千歌「えへへ、結構効いちゃったかな、ありがとっ♪」

ダイヤ「ルビィ！！！」

花丸「あ、ダイヤさんずら」

善子「え、何その格好」

ダイヤ「サキュバス、ですわ！」

花丸「流石ダイヤさん、セクシーズラ！」

善子「どちらかっていうと私が着た方がイメージ合うような気がするけど…」

ダイヤ「ルビィは来てませんの！？」

花丸「こっちにはさっきまでいたずら」

曜「善子ちゃーん！」

善子「…二人とも、その衣装は」

ようりこ「…サキュバス…です…」

花丸「これが…上級生…！」

梨子「うん、色々あってね…千歌ちゃん見なかった？」

善子「さっきまでいたわよ」

曜「あー、すれ違っちゃったかなー？」

善子「ところでみんな、トリックオアトリート？」

曜「トリック」

梨子「トリック」

ダイヤ「トリック」

花丸「トリック」

善子「え、いや、トリートあるから、ほら、お饅頭…」

善子「あ、ない！　さっき一箱丸々あげたんだった！」

ようりこ「トリック！」

ダイまる「トリック！」

善子「え、いや、」

ようりこダイまる「トリック！　トリック！　トリック！」

善子「イヤーっ！！！！！」

おわり

これでおわりです

ここまで読んでいただきありがとうございました