【SS】穂乃果「あれ...？穂乃果って可愛い？」

洗面台

鏡「」

穂乃果「可愛い...よね？」

鏡「ｶﾜｲｲﾖ!」

穂乃果「......」

キラッ☆

穂乃果「可愛い...」

穂乃果「よく見たら私って可愛い顔してる...」

穂乃果「...ちょっと胸元のボタンを外して...」

鏡「ｱﾜﾜ///」

穂乃果「んふっ♡」

ほわぁ～お♡

穂乃果「え　ちだね...」








穂乃果「ふひ、ふひひ...」

リビング

穂乃果(私ってば可愛かったんだね)ﾆﾔﾆﾔ

雪穂「何ニヤニヤしてるのさ。気持ち悪いなぁ」

ほのママ「もしかして彼氏でも出来たの？」

ほのパパ「！？！？！？」

ドンガラガッシャーン！

雪穂「うわぁ！？お父さんしっかり！」

ほのパパ「」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

ほのママ「いるの！？いないの！？どっち！？」

穂乃果「今はいないよ...」

ほのパパ「......！」ｷﾘｯ

穂乃果「でも...出来るのは時間の問題かもね...」ﾆﾔｯ

ほのパパ「？？？？？？？？！！！！！」

ドンガラガッシャーン！！！！！

ほのパパ「......」ﾋﾟｸｯ...ﾋﾟｸｯ...

雪穂「お、おとうさーん！！！」

ほのママ「き、救急車ー！」

穂乃果「ふひ、ふひひ...」

雪穂「お、お父さんしっかり！お姉ちゃんに彼氏ができるわけないよ！」

ほのママ「気をしっかりもって！」

ほのパパ「」ﾎﾝﾄ?

雪穂「ほんとほんと！」

ほのママ「どうせゲームの話よ！」

ほのパパ「......！」ｷﾘｯ

穂乃果(ふふ...今に見てると良いよ...)

穂乃果「それじゃあ穂乃果はもう行くね」

玄関

穂乃果「行ってきまーす！」

ガラッ

真姫「おはよう。穂乃果」

穂乃果「うわぁ！？ま、真姫ちゃん！？」

真姫「一緒に学校に行くわよ」

穂乃果「う、うん...」

穂乃果(びっくりしたぁ...)

真姫「はい」ｽｯ

穂乃果「？」

真姫「手、繋いで行きましょう」

穂乃果「そ、それは恥ずかしいよ///」

真姫「」ｼｭﾝ

穂乃果「う......」






穂乃果「よし！手を繋いでいこっ」

真姫「やったわ」

真姫「♪」

穂乃果「さっきはびっくりしたよ～」

穂乃果「ドアを開けたら目の前に真姫ちゃんがいるんだもん」

真姫「早く穂乃果の顔が見たかったのよ」

穂乃果「学校でいつでも見れるのに？」

真姫「誰よりも早く穂乃果の可愛い顔を見たかったのよ」

穂乃果「！」

穂乃果(や、やっぱり...私って可愛い顔してるんだ...)

穂乃果(し、しかも女の子も魅了しちゃうなんて...)

穂乃果(ふひ、ふひひ...)

真姫(やったわ！今日は海未とことりより先に穂乃果の家の前に立つことができたわ！)







ξ(　ﾟдﾟ)

|8・)

| /cV°дV°V

ことり「海未ちゃん隠れて隠れて」

海未「ほ、穂乃果とて、手を...！」

ことり「繋いでるね」

絵里「ハラショー...」

ことり「絵里ちゃんも隠れて隠れて」

海未「くぅ！一足遅かったです...」

ことり「昨日海未ちゃん寝るの遅かったもんね」

海未「こ、ことりがレアな穂乃果のパンツを見せてくるからですよ！」

ことり「手にいれるの苦労したよ」

絵里「パンツ？何の話？」

ことり「何でもないよ♪」

絵里「？」

海未「い、今からでも突撃して...」

絵里「あら、駄目よ。二人の邪魔しちゃ」

海未「で、ですが！」

絵里「恋人同士の時間を邪魔しちゃ駄目よ」

うみこと「は？」

絵里「え？だって穂乃果と真姫は付き合ってるのでしょう？手を繋いで歩いてるし」

ことり「違うよ。穂乃果ちゃんはことりと付き合ってるんだよ」

海未「なっ！？ち、違います！穂乃果は私と付き合ってるのです！」

絵里「三股！？」

ことり「ことりだけ！」

海未「いいえ！私だけです！穂乃果が付き合ってるのは！」

絵里「ハラショー...恋ってややこしいのね...」









穂乃果「あれ？海未ちゃんたちの声が聞こえたような...？」

真姫「気のせいよ」

学校

部室 放課後

穂乃果「はぁ～今日も疲れたねぇ～」

花陽「は、花陽も～」

凛「じゃあ凛も～」

真姫「穂乃果がやるなら私も」

ぐでぇ～

にこ「全く、だらしがないわね」

希「ウチも疲れた～」

絵里「私も～」

にこ「あんた達まで...」

ことり「みんな疲れてるんだね～」

海未「疲れてるというよりは気が緩んでますね」

にこ「ま、仕方ないわね」

海未「そういえば...」

穂乃果「どったの？」

海未「ラブライブに出場するんですよね？」

にこ「そうね、ラブライブに出場すれば新入生はもっと増えるだろうし」

花陽「ら、ラブライブは女の子の憧れ...！」

凛「出場できたら新入生沢山入るにゃ！」

真姫「そんな簡単じゃないでしょうけど」

希「だからこそ燃えるやん？」

絵里「そうね」

ことり「練習あるのみ、だね♪」

穂乃果「よぉーし！やるぞー！」

海未「気合い入れるのは良いですけど、先ずは応募しなくてはいけません」

海未「ラブライブについてはそれぞれ調べてきましたか？」

穂乃果「うん！上位二十チームがラブライブに出場出来るんだよね？」

海未「そうです」

花陽「そのためにはネットに動画をあげて投票してもらう必要があるんだよね」

凛「じゃあ早速あげるにゃ！」

にこ「まだ動画を撮ってないじゃないの」

真姫「確か動画をあげる前に運営に参加者のプロフィールを送る必要があるんでしょ？」

希「それが応募？」

海未「はい」

絵里「こんなこともあろうかとプロフィールの紙は印刷しといたわ」

海未「ありがとうございます。絵里」

穂乃果「なになに...」

花陽「生年月日、血液型、学年、高校名...」

にこ「基本的な事ばっかりね」

凛「これなら凛でも書けそう」

真姫「自分のプロフィールぐらい書けないと駄目でしょ」

希「あたりまえやけど写真も貼らないといけないみたいやね」

絵里「帰りに証明写真を撮っていかないと」

穂乃果「」ﾋﾟｸｯ

ことり「それじゃあ帰りにみんなで撮って行かない？」

海未「えぇ。それが良いでしょう」

穂乃果(ふひ、ふひひ...)

にこ「あんた達もそれで良い？」

花陽「花陽は大丈夫だよ」

凛「凛も！」

穂乃果「穂乃果もOK！」

真姫「穂乃果と一緒に撮れないかしら」






絵里「それじゃあ写真を撮りに行きましょうか」

証明写真機

にこ「じゃあ誰から撮る？」

穂乃果「はいはーい！穂乃果から撮るよ！」

希「やる気やね～」

穂乃果「えへへ」

穂乃果(みんな穂乃果の写真見てびっくりするだろうなぁ...)

ぽわんぽわんぽわ～ん...


海未『な、なんて可愛さ...！』

ことり『可愛い～！』

花陽『ファンになっちゃうよ！』

凛『一生ついていくにゃ～！』

真姫『』ﾌﾞｼｭｯ

にこ『にこの完敗にこ...』

希『世界で一番やね』

絵里『流石穂乃果ね』



穂乃果(ふひ、ふひひ...)

穂乃果「じゃあ撮ってくるね～！」

真姫「行ってくるわ」

にこ「あんたはまだよ」ｶﾞｼｯ

真姫「そんな...」



証明写真機内

穂乃果(お金を入れてっと...)

カチャン

『カラーかモノクロかを選んでください』

穂乃果(モノクロ選ぶ人なんているのかな...)

『大きさを選んでください』

穂乃果「海未ちゃーん！大きさってどれ～？」

海未「一番右です」

穂乃果「あ、これか」

『写真を撮ります。カメラの方を見てください』

穂乃果(笑った方がいいのかな？うーん、無表情が良いよね)

『3...2...1...』

カシャ！

穂乃果(楽しみだなぁ...)

『これでよろしいですか？』








穂乃果「......え......？」

穂乃果(なに...これ...)

『撮り直しますか？』

穂乃果(こ、こんなの穂乃果じゃないよ！)

『写真を撮ります。カメラの方を見てください』

穂乃果(こ、今度は笑顔で...)

『3...2...1...』

カシャ！

穂乃果(嘘......)

穂乃果(私って...こんな顔なの...？)

穂乃果(う、ううん！これは偽物だよ！鏡が本物！)



絵里「そういえば写真って人から見た感じになるらしいわね」

希「写真は真実を写すからね～」



穂乃果「」

穂乃果「......」

海未「終わりました？」

穂乃果「うん...」

花陽「穂乃果ちゃん？」

ウィーン

凛「あ！出てきたよ！」

穂乃果「っ！？」

ガバッ

にこ「ど、どうしたのよ？そんなに慌てて」

穂乃果「な、なんでもない！」

真姫「穂乃果、見せて」

穂乃果「駄目！」

真姫「！」ﾋﾞｸｯ

穂乃果「...ごめん」

ことり「穂乃果ちゃん...」

希「と、とりあえずみんな撮ろっか？」

絵里「じ、じゃあ次は賢い可愛いエリーチカが行くチカー！」

八人「......」






絵里(空気が和むかと思ったら和まなかったわ)

暫くして

海未「全員撮り終わりましたね」

絵里「終わったチカー！」

希「無理せんでええよ」

絵里「で、でも...」

にこ「穂乃果、何かあったの？」

穂乃果「......みんなの写真見せて」

花陽「写真？」

穂乃果「...うん」

ことり「はい、ことりのだよ」ｽｯ

穂乃果(...可愛い...プリクラでもないのにキラキラしてる...)

花陽「は、花陽のも...良かったら」ｽｯ

穂乃果(花陽ちゃんのも可愛い...少し緊張してるのがまたそそるね...)

凛「凛のも...」

穂乃果(可愛い...いつもと違う感じでギャップ萌えだね...)

真姫「あげる」ｽｯ

穂乃果(文句なしの美少女だよ...くれるならありがたく貰っておこう...)

にこ「ほら、にこのよ」ｽｯ

穂乃果(髪を後ろで結ってる...正統派美少女みたい...可愛い...)

希「ウチのも見る？」ｽｯ

穂乃果(可愛い...持ってるだけでご利益ありそう...)

絵里「賢い可愛いエリーチカのチカ」ｽｯ

穂乃果(クォーターって卑怯だよ...綺麗すぎるよ...あともう無理しなくて良いよ...)

海未「私のです」ｽｯ

穂乃果(はい、大和撫子)

穂乃果「みんな可愛いね...」

にこ「あったりまえよ！でも、穂乃果も可愛いわよ」

穂乃果「嘘！」

穂乃果「穂乃果知ってるもん！女子の言う可愛いは『可愛いって言ってる私可愛い』だって！」

にこ「そんことないわ。可愛いわよ、穂乃果は」

穂乃果「嘘だ！」

真姫「可愛い可愛い」

穂乃果「慰めなんていらないよ！」

花陽「ほ、穂乃果ちゃん落ち着いて...」

凛「凛たち嘘言っていないよ...」

穂乃果「うぅ...うわぁーーーーん！！！」


ダダッ！ズルッ！？ズダン！...ダダダダダダッ！

海未「穂乃果ァ！」ﾀﾞｯ

ことり「穂乃果ちゃん！」ﾀﾞｯ

希「ふ、二人ともストップ！」

絵里「今追いかけても逆効果よ！」

海未「っ......」

ことり「穂乃果ちゃん...」

花陽「あれ？何か落ちてる...」ﾋｮｲｯ

凛「これって...」

にこ「穂乃果の証明写真ね」

真姫「！？」

希「こけたときに落としたんやね」

絵里「怪我してないかしら...」

海未「......」

ことり「......」

真姫「......」





うこま(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い)

花陽「穂乃果ちゃん可愛くて羨ましいなぁ...)

凛「なんで可愛くないって思ったんだろ？」

絵里「自分が可愛いなんて普通は思わないわよ」

希「一人を除いてね」ﾁﾗｯ

にこ「な、なによ...」

希「別に～」

絵里「それにしても可愛いわね」

にこ「にこと同じぐらい可愛いのよ。当たり前じゃない」

希「ふふっ、そうやね」








真姫「」ｺｿｺｿ

にこ「なにもって帰ろうとしてるのよ」

帰り道

穂乃果(みんな怒ってるかなぁ...)

穂乃果(......)

穂乃果(穂乃果、可愛くなかったんだ...)

穂乃果(当たり前だよね...穂乃果なんて...)

チラッ

穂乃果証明写真「」

穂乃果「......」ｼﾞｰｯ

穂乃果証明写真「ｲﾔﾝ」

じーーーーーーーーー








穂乃果「あれ...？穂乃果って可愛い？」

穂乃果証明写真「ｶﾜｲｲﾖ!」

穂乃果(よく見たら可愛いような...そんなに悪くないよね...)

穂乃果(寧ろ見れば見るほど可愛い...)

穂乃果証明写真「ﾖｳﾊﾅﾚﾀﾞﾈ」

穂乃果(ふひ、ふひひ...)

穂乃果(なぁーんだ！私ってば可愛かったんだ！)

穂乃果(明日みんなに謝らないとっ)

穂乃果(帰ったらゲームしよ～)


～♪

ほむら

ガラッ

穂乃果「ただいまー！」

ほのママ「おかえり。新しい下着買ってきたわよ」

穂乃果「わぁい！ありがとー」ｶﾞｻｺﾞｿ

ばばくさい下着「」

穂乃果「......」

ほのママ「...嫌なら着なくて良いわよ」

穂乃果「ううん！着るよ！」

ほのママ「そ、そう？」

穂乃果(穂乃果は可愛いからね！どんな下着でも穂乃果が来たら可愛くなる筈！)






雪穂「あんなダサい下着を着るなんて...彼氏は居ないし出来ないよ」

ほのパパ「......」ｺｸｺｸ

～♪

雪穂「あ、メールだ」

ほのパパ「！？！？」

ドンガラガッシャーン！

ほのパパ「」ﾋﾞｸﾝｯﾋﾞｸﾝｯ

雪穂「ちょ！？亜里沙！亜里沙だから！」

ほのパパ「......！」ｷﾘｯ

食卓

テレビ『一つだけ...聞いて良いか？お前のこと...』

テレビ『俺様系彼とのアクティブな恋！』

テレビ『恋愛アプリゲーム！「告白日和、だ！」好評配信中！』

ほのパパ「」ﾁﾗｯ

ほのママ「」ﾁﾗｯ

雪穂「」ﾁﾗｯ

穂乃果「面白いよ」

穂乃果部屋

凛『り、凛...初めてだから...優しくしてね...？』

穂乃果(ついに...ついに辿り着いた...エ　チシーン！)

穂乃果(前は結局未遂だったからね...今度こそエ　チシーンだよ！)

凛『ふ、服...脱ぐね...？』

穂乃果(キタキタキタキタキタキタキタァーーーー！！！)

穂乃果「ふひ、ふひひ...」ﾆﾍﾗ


画面暗転













穂乃果「」



おしまい

おまけ

次の日

穂乃果「昨日はごめん！」

希「別に気にしてないよ～」

絵里「そうね」

穂乃果「本当？」

花陽「本当だよっ」

凛「嘘つかないにゃ！」

にこ「穂乃果が可愛いって事も本当よ」

穂乃果「あ、ありがとう///」



真姫「許さないわ」

海未「許しません」

ことり「許さないよ」

穂乃果「本当にごめん！」

真姫「ぷんぷんよ」

海未「カンカンです」

ことり「ちゅんちゅんだよ」

穂乃果「......ど、どうしたら許してくれるの...？」












海未「この証明写真を下さい！」

ことり「こ、ことりも欲しい！」

真姫「穂乃果の裸を撮らせて」

穂乃果「」



おしまい