【SS】かのん「♪聞いてアロエリーナ　ちょっと言いにくいんだけど♬」　きな子「それ新曲っすか？」【ラブライブ！スーパースター!!】

かのん「え゛っ？」


きな子「なんかかわいらしい曲っすね」


かのん「…………」


～～～～～～～～～～

かのん「す゛み゛れ゛ち゛ゃ～ん゛！！！」


すみれ「なんで泣いてんの！？」


かのん「だってえ～……」ｸﾞｽﾝ
　

～間～


すみれ「昔流行ったCMネタが通じなかったからって、なにも泣かなくてもいいでしょ」


かのん「だってそんな昔のCMだって思ってなかったんだもん……」


すみれ「２１年も前よ！」


かのん「え……？嘘でしょ、マルゲリータ」


すみれ「誰がマルゲリータよ」


すみれ「そもそも曲がソルベッツの『きいてアロエリーナ　きいてマルゲリータ』ってタイトルだって、だれが憶えてんのよ！」
　

―DAY 2―


かのん「♪たーらこー　たーらこ♫たーっぷり　たーらこ♬」


メイ「あ、その歌聞いたことある」


かのん「ホント！？可愛かったよねー、キグルミ」


メイ「きぐるみ？」


～～～～～～～～～～


かのん「す゛み゛れ゛ち゛ゃ～ん゛！！！」


すみれ「二日連続で泣きに来られるこっちの身にもなりなさい」


かのん「だってえ～……」ｸﾞｽﾝ


すみれ「さすがに歌ってるユニットまでは憶えてないでしょ」


かのん「そうかなぁ……」


すみれ「そんなレナとハルカで結成したけど脱退して、今はミキとケイの二人組になってるとか知らないから」


かのん「それは私も知らなかった」


すみれ「後、キグルミのたらこソングは５代目だから」


かのん「そうなの！？」
　

―DAY 3―


かのん「♪子どもだって　うまいんだも～ん♫　飲んだら　こう言っちゃううよ～……♬」


四季「…………」


～～～～～～～～～～


かのん「くぅーーっ！」


すみれ「それは悔しがってんの？それともネタの続き？」


すみれ「後、イメージキャラクターの“クー”の特技はダンスよ」
　

―DAY 4―


かのん「♪よーく　考えよー♬お金は　大事だよー♫」


夏美「それはもう知ってますの」


～～～～～～～～～～


かのん「う～う！う～う！ううう～」


すみれ「だから、私にオチを持ってくるのやめて」


すみれ「大体なんで毎日私なのよ」


かのん「だって、可可ちゃんは絶対知らないだろうし、恋ちゃんはお嬢様だし。ちぃちゃんはアレだし……」


すみれ「アレって何よ！アンタ幼馴染に刺されるわよ」
　

―DAY 5―


かのん「♪いいっぱい聞けて♫いっぱいしゃべれる♬」


メイ「何の話？」


～～～～～～～～～～


かのん「す゛み゛れ゛ち゛ゃ～ん゛！！！」


すみれ「だから泣くなって言ってんの！」


かのん「だって～……昔は全ギャルがPHSに光るアンテナとNOVAうさぎのストラップ着けてたじゃん」


すみれ「古い古い古い！古いったら古すぎよ！平成の洪水が過ぎるのよ！」


すみれ「っていうかPHSはもっと前よ！」


かのん「えっ？ならDDIは？」


すみれ「その頃はもうKDDIよ」


かのん「じゃあ、着メロ本片手にポチポチ打ち込んでたのは？」


すみれ「あー……それはちょうどそのくらいね」


かのん「じゃあじゃあ！」


すみれ「もうよくない！？」
　

―DAY 6―


かのん「バザールでござーる。バザールでござーる」


きな子「……」


かのん「これから生徒会室にいくでござーる」


きな子「……」


かのん「……」


きな子「……」


～～～～～～～～～～


すみれ「いや、それはさすがに後輩困るわ」


かのん「えー……」


すみれ「っていうか、今日はかなり遡ったわね。９０年代初頭じゃない」


かのん「でもまだ現役だよ」


すみれ「知ってるわよ。昔のザイール出身でしょ」


かのん「毎回私の情報上書きしてくるの何なの……？」
　

―DAY 7―


かのん「♪デッデーデデ　♪デッデーデデ……」


かのん「♫ペプシマーーン♬」


四季「……」


～～～～～～～～～～


かのん「しゅわ～～……」


すみれ「完全に１年生をフリにして、私でオトしてるわよね？」


かのん「しゅわ……」


すみれ「ペプシマン、昔は赤かったのよね」


かのん「しゅわ！？」
　

―DAY 8―


かのん「♪見っ直そう　見なおそう♬　自動車保険を見直そう♬」


夏美「さすがに自家用車は持ってませんの」


～～～～～～～～～～


かのん「すみれちゃ～ん！」


すみれ「そこは、♪シャバダバダバダバダバ♫じゃないの！？」


すみれ「毎回毎回私に泣きついて、私はドラえもんか！」


かのん「バトルドーーーム！！」


すみれ「今完全に私の“ドラえもん”に引っ張られたわよね？」


かのん「♪ドキドキドッキン　コ・コ・ス！」


すみれ「そこは小僧寿しチェーンでしょ」
　

―DAY 9―


かのん「UFO仮面、ヤキソバン！！出たなケトラー！」


メイ「いや、私ケトラーじゃないんで」


～～～～～～～～～～


すみれ「ペプシマンが伝わんなかったんだから、ヤキソバンが伝わるわけないでしょ！」


かのん「でもケトラー……」


すみれ「私もケトラーじゃないわよ！私にデーブスペクターの要素ある？」


すみれ「言っとくけど、オスマンサンコンでもないから」


かのん「何も言ってないし、なんでサンコン？」


すみれ「にせヤキソバンがサンコンだったからよ」


かのん「知らなかった」
　

―DAY 10―


かのん「♪ピンキーちょうだい　ピンキーちょうだい♫」


四季「……どうぞ……」


～～～～～～～～～～


かのん「持ってた！」ﾍﾟｶｰ


すみれ「ならいいでしょ！別に」
　

―DAY XX―


きな子「明日の小テストなんすけど……」


メイ「ああ、あのセンセーなら選択式……」


かのん「ヒューヒューだよ！」


二人「……」


～～～～～～～～～～


すみれ「アンタ、バザールでござーるの失敗から何も学んでないの？」


かのん「すみれちゃんって桃天のCM出てそう……」


すみれ「どういう意味よ！」


すみれ「っていうか、せめてCMソングにしなさいよ」
　

―DAY XX―


かのん「ねんっ……。ねんしょ……っ！」


夏美「……何がしたいんですの？」


～～～～～～～～～～


すみれ「手を使わないで、その場でバク中したかった？」


かのん「うん……」


すみれ「いや、無理でしょ」


かのん「ちぃちゃんはできたし……」


すみれ「そんなことできてたら、次の予選曲は千砂都に頼んでサビの直前でバク転してもらうわよ」


かのん「できるかな？」


すみれ「できる」


すみれ「何ならMIRACLE呼んでくるけど？」


かのん「有難迷惑！……呼べるの！？」
　

―DAY XX―


かのん「♪ほねっこ　食べて～♫」


恋「チビに勝手に変なもの与えないでください」


～～～～～～～～～～


かのん「変なものじゃないもん……」


すみれ「それは恋が正しいわ」


かのん「うっ……」


すみれ「ていうかまだ売ってたの？」


かのん「味薄いけど、結構おいしいよ？」ﾓｼｬﾓｼｬ


すみれ「食べた！？」
　

―DAY XX―


きな子「昨日、やっと引っ越しの荷解きが終わったっす」


かのん「♪勉強しまぁっせ　引っ越しのーサカイ♬」


きな子「いや、もう引っ越しは終わったっす」


～～～～～～～～～～


かのん「ほんまかいな、そうかいな」


すみれ「『はいっ！』と言うとでも？」


かのん「ですよねー」
　

―DAY XX―


かのん「♪うたえー　水のように～♬」


四季「いい歌……」


かのん「ごめんねー」


四季「え？」


かのん「♪うたえー　果実のように～」


四季「……」


かのん「ごめんねー」


四季「……こちらこそごめんなさい」


かのん「えっ？」


四季「え？」


～～～～～～～～～～


すみれ「微炭酸で美味しかったわね、アレ」


かのん「もう私のフォローしてくれなくなったの？」


すみれ「また売ってくれないのかしら……」


かのん「ごめんね」


すみれ「……」


かのん「ゴーメンナサイヨー！ゴーメンナサイヨー！」


すみれ「それはアンディフグ……ってツッコんだ時点で負けだわ」


かのん「ごめんね」


すみれ「はいはい。私はいいから、一緒に四季に謝りに行きましょ」
　

―DAY XX―


かのん「♪チェッチェッコリッ　チェッコリッサ―♫二酸化マンガン　酸化マンガン♩豊満チェチェ♬」


メイ「なんかの……儀式？」


かのん「♪チェッチェッコリッ　チェッコリッサ―♫二酸化マンガン　酸化マンガン♩豊満チェチェ♬」


メイ「２回も踊らないで。夢に出そう」


～～～～～～～～～～


かのん「これもダメかー……」


すみれ「ダメなのはネタのせいじゃないでしょ」


かのん「♪豊満乳♬」ﾓﾐﾓﾐ


すみれ「乳を揉むな！おっさんのセクハラレベルなのよ！」
　

―DAY XX―


かのん「♪ご飯が　ご飯が　ススムくん♬」


夏美「やっぱり練習後のご飯は旨いですの」


かのん「お・か・わ・り　どですかー？」


夏美「ありがたくいただきますのー」


夏美「ところでなんで部室に炊飯器が置いてあるんですの？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


すみれ「それは私も気になったわ。誰が用意したのよ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


かのん「それは可可ちゃんが、スクールアイドルの部室には欠かせないものだからって……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


すみれ「ふうん……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


すみれ「『ご飯がススムくん』と『どですかごはん』のCMは全く別のCMよ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


すみれ「それとかのんが歌った『ご飯がススムくん』とキムチの『ご飯がススムシリーズ』も全く別のものよ」
　

―DAY XX―


かのん「♪39℃のっ　とろけそうな日っ♬」


四季「実際猛暑で昆虫が捕れなくなること……ある」


かのん「へぇ……」


～～～～～～～～～～


すみれ「せっかく四季が反応してくれたんだから、もうちょっとリアクションしなさいよ」


かのん「私の虫知識、９割香川照之だし……」


すみれ「それ虫？」
　

かのん「♪デートなら　デーゲーム―♬」


すみれ「こないだデートで野球観戦して風邪ひいたの忘れた？」


かのん「だってドームなのに雨が吹き込んでくるなんて思わなかったんだもん……」


すみれ「……」


かのん「今度は外野席で流しそうめんしたいな」


すみれ「それは別の球場だし、昭和ネタよ」
　

―DAY XX―


かのん「見ーてーるーだーけー」


可可「あの……恥ずかしいデス……」


かのん「見ーてーるーだーけー」


可可「……」


～～～～～～～～～～


可可「しゅみれ～～！！かのんが……かのんが！」


すみれ「なんでみんな私に泣きついてくんのよ！」


可可「だってぇ……」ｽﾞﾋﾞｽﾞﾋﾞ


すみれ「かのんには私から言っておくわ。きつく」
　

―DAY XX―


かのん「♪HappyBirthday　dear　クリスティーン……」


四季「誰？」


～～～～～～～～～～


すみれ「ごめん、マジで誰？」


かのん「国際電話0061のCMラモス瑠偉だよ！すみれちゃんなら解ってくれると思ったんだけどなぁ」


すみれ「ラモスならJリーグカレーやんなさいよ！」


かのん「あれ歌じゃないじゃん！」


すみれ「今更！？」
　

すみれ「あれ？じゃあ『ゼロゼロワンダホー』ってなんだったっけ？」


かのん「あれも国際電話だっけ」


すみれ＆かのん「「…………」」


かのん「ちぃちゃんなら知ってるかな？」


すみれ「……そうかしら？……そうかも」
　

―DAY XX―


千砂都「♪まーる描いてー　おまめが二つ　おむすび一つ♫　あっというまに　星のカービィ♬」


きな子「わあ！かわいいっす！」


夏美「さすが先輩、上手いですの」


～～～～～～～～～～


かのん「なんで！？」


すみれ「それは、千砂都のカービィ好きが知れ渡ってるからじゃ……」


かのん「ううっ……」


すみれ「気にしたってしょうがないわよ。『明日は明日の風が吹く』、カービィの座右の銘よ」


かのん「すみれちゃん……」


すみれ「あとカービィに歯はないわよ」


かのん「それは、どうでもいいかな」
　

―DAY XX―


かのん「♪そーれそーれ　鉄骨飲料♬」


メイ「『鉄骨盗めー』じゃなかったんだ」


～～～～～～～～～～


すみれ「メイはなんでボキャ天の方憶えてんのよ……」


かのん「♪ﾃｯｺﾂﾃｯｺﾂﾃｯｺﾂﾌｨｰﾘﾝ♬」


すみれ「コーラスをやんないの。頭から離れられなくなるでしょ」


すみれ「CMでは商品名の『鉄骨飲料』でCD化されたときは歌詞が『鉄骨娘』に変わったのよね」
　

―DAY XX―


かのん「♪まだかな　まだかなー♫学研のっ　おばちゃんまだかなー♬」


恋「私は進研ゼミをやってました。タヌキとカニのキャラクターが可愛かった記憶があります」


すみれ「ぽことカニまるね。他にもライオンのライきちと犬のブッチがいたわ。ちなみに全員彼女持ちよ」


すみれ「っていうか、恋ってお嬢様だから家庭教師じゃなかったの？」


可可「可可のとこは家庭教師でシタ」


かのん「ちぃちゃんは公文式だったよね？」


千砂都「丸がたくさんもらえたからね」


かのん「すみれちゃんは？」


すみれ「私も進研ゼミよ……。今でもぽこの目覚まし時計使ってるし……」
　

―DAY XX―


かのん「♪確かめよう　見つけよう♫素敵なサムシング♬」


かのん「カモンッ」


かのん「♪あなたの近所のアキハバラ　サトームセン♬」


メイ「さとーむせん？アキバの新名所？」


～～～～～～～～～～


すみれ「サトームセンはもうないのよ……」


かのん「えっ……」
　

―DAY XX―


かのん「♪でっかいわ　でっかいわ♫まるまるでっかいわー♬」


すみれ「石丸電気ももうないのよ……」


かのん「…………」
　

―DAY XX―


かのん「♪赤ピクミンは火に強い～♫青ピクミンは溺れない～♬」


きな子「白ピクミンって確か毒持ちっすよね」


かのん「そうそう！なんか芋虫みたいなのがキモくて」


きな子「きな子もあれ苦戦したっす」


～～～～～～～～～～


すみれ「初めて会話が成立したわね」


かのん「うん！でも、きな子ちゃんはVC世代だった」


すみれ「まあ、それわ仕方ないわよ」


すみれ「でも、これだけは言わせて？」


かのん「？」


すみれ「なんで『愛のうた』じゃなくて『種のうた』の方なのよ」
　

―DAY XX―


かのん「♪コ～ンにぃ　生まれたぁ　このぉいのちぃ～♬」


千砂都「ﾜﾜﾜﾜｰ」


かのん「♪シャキッと歯ごたえ～♬」


千砂都「ﾜﾜﾜﾜｰ」


かのん「♪シャキッとぉ　コ～ン～♬」


千砂都「ﾜﾜﾜﾜｰ」


すみれ「千砂都まで巻き込んでんじゃないわよ」


千砂都「ﾜﾜﾜﾜｰ」


すみれ「あ、あんたもノリノリね……」


千砂都「ﾊｺﾞﾛﾓﾌｰｽﾞ」
　

―DAY XX―


かのん「……」ﾋﾞﾘｯ　ｻｯ


かのん「……」ｼﾞｬﾊﾞﾊﾞﾊﾞ


かのん「はふはふ……」ｽﾞｽﾞｽﾞ


GIRRRrrrrrr GIRRRrrr……


かのん「はふはふ……はぁ……」ｽﾞﾙｽﾞﾙ


GIRRRrrrrrr GIRRRrrr……


かのん「はぁ……」ﾊﾞｼｨ


『ただいま　お茶漬け中』


かのん「ふう…………」


夏美「先輩、ずいぶんおいしそうにお茶漬け食べましたの……」


すみれ「まさか炊飯器がまた活躍するとは……」
　

―DAY XX―


夏美「今日はプッチンプリンをデコって映え映えにしてみますのー！」


かのん「♪ﾌﾟｯﾁﾝ ﾊﾟﾎﾟﾍﾟ ｴｰﾋﾞﾊﾞﾃﾞ ﾌﾟﾘｯﾌﾟﾘｯ♬」


夏美「今世間ではプッチンプリンをプッチンする派としない派に分かれてますの。ちなみに私はする派ですの」


～～～～～～～～～～


かのん「私もする派かなー」


すみれ「わたしはしないわね……って、それは後輩の前で言いなさいよ」


すみれ「ちなみにその『プリプリ・スキャット』作曲は哀戦士などで有名な井上大輔さんよ」
　

―DAY XX―


かのん「ドンタコスったらドンタコス」


かのん「ドンタコスったらドンタコス」


すみれ「…………」


かのん「あ……これはすみれちゃんがやるべきだったね」


すみれ「いや、申し訳なさそうにしないで。ちっとも悔しくないから」
　

―DAY XX―


メイ「ポケモン厳選進んでる？」


四季「うん、そこそこ……」


かのん「♪プリーズ　プリーズ　交換しましょ♬」


メイ「交換？先輩もポケモンやってんですか？」


かのん「え？えっと……初代なら……」


四季「えっ？レッツゴーじゃなくて？」


かのん「うん。初代。ゲームボーイの」


～～～～～～～～～～


すみれ「『とりかえっこプリーズ』はポケモンカードの方のCMよ」


かのん「……」


すみれ「じゃあ、私と交換する？」


かのん「うん！」


すみれ「あ、通信ケーブルないわ」


かのん「……」


きな子「通信ケーブルって何すか？」


かのん＆すみれ「「…………」」
　

―DAY XX―


かのん「♪唐揚げー　おいしく　つっくるなら～♫もみもみ～♬」


夏美「そんな風に歌われるとから揚げが食べたくなりましたの」


～～～～～～～～～～


かのん「♪もみもみ～♬」ﾓﾐﾓﾐ


すみれ「だから乳を揉もうとするな！」


すみれ「それと、香田晋はもう芸能界引退してるわよ」


かのん「そうなの！？」
　

―DAY XX―


かのん「♪のーりを　おくーりましょう♬大森屋～♫」


千砂都「ｻｯｻｻ」


かのん「♪おいしいぞ～♬」


夏美「うん、この海苔もおいしいですの」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


すみれ「もう炊飯器禁止ったら禁止よ！」


かのん「♪ぶたぶたこぶた♫こいつに決めた♬ブー！」


すみれ「すかさずワンタンメン出してくるアンタって何者よ……」
　

―DAY XX―


かのん「♬白さと　ハーブの～♫ブルーダイヤ♬」


すみれ「♪金銀パール　プレゼント♬」


四季「またポケモンの話？」


～～～～～～～～～～


すみれ「ま、そう思われても仕方ないわね」


かのん「せっかくすみれちゃんも歌ってくれたのに……」


すみれ「気にしてないから」
　

かのん「っていうかさあ……すみれちゃん。もしかして私飽きられてる？」


すみれ「諦められてるの間違いじゃない？」


かのん「ひどい！」


すみれ「あんた、一年生に陰で何て呼ばれてるか知ってる？」


かのん「へ？」


すみれ「“オールドタイプ”」


かのん「え゛！？」


すみれ「後輩とは普通に付き合っていけばいいのよ。先輩だからって気負わなくてもいいの」


かのん「すみれちゃん……」


すみれ「ま、そんなに気になるんだったら今夜泊まっていきなさい。悩みくらい聞くわ」


かのん「ホントに！？」
　

すみれ「私もかのんに話したいことあるし……」


かのん「やったー！」


かのん「♪聞いて　スミレリーナ♫ちょっと言いにくいんだけど♬」


かのん「♪聞いて　スミレリーナ♫今から好きな人の家に泊まるのー♬」


すみれ「よくそんな恥ずかしいこと歌えるわね……」


かのん「えへへ。だって歌うの好きなんだもん」


すみれ「はぁ……もうほら、先行くわよ」


かのん「はーい！」


かのん「♪聞いてくれて　ありがと――」


かのん「すみれちゃん」


おわり
　

おまけ

―DAY XX―


かのん「ねえ、チューして？」


すみれ「……は？」


かのん「ねぇえ、チューして？」


すみれ「……」chu♡


かのん「なっ！なんでキスするの！？」///


すみれ「あんたがシテって行ってきたんでしょ！？」


かのん「いつものCMネタじゃん！」


すみれ「知ってるわよ！」


かのん「じゃあ、なんで……」


すみれ「アンタが可愛かったからでしょ……///」


かのん「すみれちゃん……」


ＨＡＰＰＹ　ＥＮＤ
　

お付き合いいただきありがとうございました
やろうと思えばもっといけそうな気がするけど、この辺で

元々以前書いた
かのん「すみれちゃん一人暮らし始めたんでしょ？行ってもいい？」

【SS】かのん「すみれちゃん一人暮らし始めたんでしょ？行ってもいい？」

―かのんの喫茶店― ｶﾞﾁｬ かのん「いらっしゃいませー！何名さ……ま……」 すみれ「久しぶりね」 かのん「すみれちゃん！？」 すみれ「たまたまこの近くで仕事があったから、帰りに寄ってみたんだけど」 かのん「ちょ、ちょっと待ってて！」 かのん「お母ーさーん！今すみれちゃん来て……うん、Liella!の……」 すみれ「マンマルも久しぶり」 マンマル「……」 かのん「お待たせ。いつものでいい？」 すみれ「憶えててくれたのね」 かのん「そりゃあ、私が淹れたカフェオレを一番においしいって言ってくれたの、すみれちゃんだもん」 すみれ「良い話みたいに言ってるけど、美味しくなるまでずっとかのんの修行に付き合わされてただけよ。こっちは」 かのん「その節はどうもどうも」

lovelive-petitsoku.com

2022年4月17日 22:13

で入れ忘れたくだりを再利用したため、かのすみルートになりました。