【SS】ランジュ「みんなで麻雀するわよ!!」【ラブライブ!虹ヶ咲】

SS


2: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:32:08.85 ID:4cPG+J9g
代行ありがとうございました。頑張ります。


しずく「というわけでやってきました虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会恒例麻雀大会!」

歩夢「えっ、恒例行事なの?」

璃奈「今回は侑さんと、新しく入ってきた三人の四人で行う半荘戦」

かすみ「25000点スタートで、誰かがトビになったらそこで終了ですよー?」

しずく「実況解説、もとい、賑やかし係は私達9人で行います」

璃奈「別室でモニターしてるから、対局中は私達の話が漏れないようになってる。手牌の情報とかが関係ない内容は、普通に会話できる」
 
3: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:34:02.66 ID:4cPG+J9g
エマ「なにか特殊なルールはあるの?」

しずく「とりあえず、喰い断と役の後付けはありですね」

せつ菜「それと一応、ローカルルールありとしています。特に、ランジュさんは香港出身ですから、中国麻雀の役も知ってるとか」

ランジュ「といっても、今回はちゃんと日本式の麻雀でやるわ!!」

愛「ローカル役っていうと、金門橋(ゴールデンゲートブリッジ)とか?」

果林「? 何かしらそれ」

歩夢「123・345・567・789の順子で作る役だね。他にも、南北戦争(1861,1865)とか有名かな?」

彼方「ローカル役に有名もなにもあったもんじゃないけどね~」
 
4: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:35:12.78 ID:4cPG+J9g
せつ菜「とはいえ、基本役満級のものに限定しています」

せつ菜「例えば、燕返し(相手のリーチ牌でロン和了)や、槓振り(槓をした直後の打牌に対してロン和了)みたいな一飜役はナシということで」

エマ「いろんな役があるんだね~」

しずく「今回は脱衣とかないんですか?」

かすみ「しず子ァ!!!」
 
6: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:37:00.83 ID:4cPG+J9g
ランジュ「きゃぁっ! みんなと麻雀なんて楽しみだわ!」ジャラジャラ

ミア「にしても……新人歓迎麻雀なんて、どういう文化なんだい?」ジャラジャラ

栞子「漫画の世界では見ることはあるかもしれませんが、まさかスクールアイドル同好会に入ってすることになるとは思いませんでしたね」ジャラジャラ

侑「まあまあ。たまにはこういうのもいいじゃない?」ジャラジャラ

栞子「そういえばミアさんは麻雀打てるんですか?」

ミア「まあね。知的ゲームとして見るなら、ベイビーちゃんたちに負ける気はしないね」

ミア「それに、麻雀は中国のゲームだけど、ステイツ由来の役もあるって知ってたかい?」

侑「え、そうなんだ」
 
7: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:38:06.22 ID:4cPG+J9g
ミア「例えば七対子とか緑一色はステイツ発祥と言われているね」

栞子「そうなんですか」

侑「栞子ちゃんも、麻雀打つんだ?」

栞子「はい。姉さんがよく打ってましたので、それに付き合っているうちに覚えました」

侑「薫子さんかあ。なんかわかる気がする」

栞子「よく放課後に女生徒を連れ込んで、脱衣麻雀に興じていました」

侑「えっ」
 
8: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:39:25.56 ID:4cPG+J9g
栞子「ふふっ。よくイカサマの片棒を担がされましたね。エレベーターとか」

栞子「そして全部脱衣させた後、私はお役御免とばかりに部屋から追い出され」

侑「うーん、その事実はあまり知りたくなかったかなあ?」

ミア「ほらベイビーちゃん。はやく理牌して」

侑「あ……ごめん。なんていうか、対局前からすでにインパクトで殴られちゃって」

ランジュ「さあ!! 誰の親で始めるのかしら!!」

侑「それじゃサイコロを振って……と」コロコロ
 
9: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:40:50.91 ID:4cPG+J9g
ミア「ランジュが親だね」

ランジュ「やったぁ! ランジュの親番で開始だなんて、縁起がいいわ!」

栞子「ミアさんが南家。侑さんが西家。私が北家ですね」

ランジュ「ふふっ。ランジュの凄さ、麻雀でも見せてあげるわ!!」

ミア「はいはい。せいぜいトバないように頑張ってね」

侑「私だって負けないからね!」

かすみ・しずく「「それでは、対局スタートです!!」」



東一局 0本場 親 ランジュ ドラ「⑨(九筒)」
 
10: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:42:23.00 ID:4cPG+J9g
ランジュ「さてさて……って、なによぅこの配牌……」

侑「あはは……幸先悪いみたいだね……」

ミア「全く。ま、サクっと親を蹴らせてもらって、ボクの親番にさせてもらおうかな」

栞子「…………」

侑「栞子ちゃん? ランジュちゃんがどうかしたの?」

栞子「まあ、今にわかります」

ランジュ「仕方ないわね。とりあえず……」スッ

ランジュ「――――ダブル立直よ」 打五萬

侑「えっ」

ミア「えっ」

栞子「…………やっぱり」ハァ
 
11: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:44:20.68 ID:4cPG+J9g
しずく「い、いきなり!! いきなり!! 初戦、第一打がダブルリーチ!?」

かすみ「ご、豪運……」

璃奈「それなのに、なんだか不満そうだったのは……」

せつ菜「……天和を上がるつもりだったんでしょう」

愛「マジ?」

エマ「天和って、配牌の時点で役が出来てる役満のことだよね?」

せつ菜「はい。だいたい、33万分の1の確率と言われています」

果林「それって、どれくらいすごいのかしら?」

彼方「一回の対局で20分かかるとして、それをずーーーーっと打ち続けて13年に1回上がれるかどうかだねえ」

歩夢「一日30局(≒10時間)を毎日やるとして……?」

愛「えーと……11000日だから、30年だね」

璃奈「一局一時間計算なら、90年」

果林「………なんだか、すごいわね」
 
12: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:45:40.06 ID:4cPG+J9g
侑(いきなり、しかも中張牌切ってダブリー!?)

ミア(Crazy……あの不満そうな表情を見る限り、ランジュは「ダブルリーチができてラッキー」じゃなくて「天和にならなくて残念」って思ってるに違いない……)

ランジュ「ランジュが華麗に天和でみんなを驚かせようと思ったのに……」

栞子「早々にゲームを終わらせる気ですか?」

ランジュ「それもそうね! さっ! みんなの番よ!!」

ミア(……何を切っても危険牌。せめて、五のスジで二萬か八萬切り、か……) 打二萬

侑(うーっ……安牌なんてないよー!! 字牌も?九牌も危険牌っぽいし……)
 
14: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:46:45.24 ID:4cPG+J9g
侑(ええいっ! 通れ!!) 打1(一索)

かすみ「あっ」

しずく「それなんですよねぇ」

ランジュ手牌 七八九③③③⑥⑦⑧23西西 

璃奈「1-4待ち。役はないけど、ダブリー一発。裏ドラが雀頭の西なら満貫」

エマ「ランジュちゃんすごーい!」

果林「完全に運ゲーだけどね……」

ランジュ「…………」
 
15: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:47:35.70 ID:4cPG+J9g
ランジュ「通しよ、侑」

侑「よかったー! 初戦でいきなり振り込まなくて!」

しずく・かすみ・璃奈・果林・せつ菜・愛「!?」

エマ「あれ? あがらないんだ?」

彼方「テンションが上って見過ごし……ってことはないと思うけど」

歩夢「リーチした後だから、もうロン和了はできなくなっちゃうんだよね?」

せつ菜「は、はい。親を続ける上でも、和了一択だと思うのですが……」
 
16: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:51:35.80 ID:4cPG+J9g
栞子「……相変わらずですね、ランジュ」 打①(一筒)

ランジュ「なんのことかしら。私はただ”より高い手”を上がろうとしてるだけよ」

ミア「一体」

侑「何の話を?」

ランジュ「ふふっ。魅せてあげる!!」ガッ

ランジュ「これが! ショウ・ランジュの伝説の始まり!! この一打、心に刻みなさい!!」

ランジュ「自摸!! ダブル立直一発門前清自摸和、そして―――裏ドラは西!!」

ランジュ「六飜で親の跳満!! まずは6000オールよ!!」

ミア・侑「!?」

栞子「これが、これが鐘嵐珠という存在なんですよ」
 
17: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:52:56.17 ID:4cPG+J9g
果林「……あの状況で、予定調和のような四索ツモ」

せつ菜「……門前清自摸和の一飜上乗せしたため、満貫が跳満になりましたね」

かすみ「だ、だからって、アリですかこんなの!?」

愛「ツモる牌が、わかってたっていうの……?」

璃奈「解析不能……」

しずく「……………すごい」
 
18: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:54:24.35 ID:4cPG+J9g
侑「え……そのアガリってことは、私の一索は見逃し……」

ランジュ「ええ。だって、そしたら満貫止まりでしょ?」

ミア「わざわざツモって、満貫を跳満にしたっていうのか? Crazy!!」

栞子「自身の能力、そして運気への揺るぎない絶対的な自信。天上天下唯我独尊とも言える、強力なエゴイズム」

栞子「そしてそれに見合うほどの能力と天運」

栞子「ランジュが望むならツモ牌がそれに応えてくれることに、一切の疑念が無いのです」

ランジュ「ふふん!」ドヤッ
 
19: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:55:09.19 ID:4cPG+J9g
栞子「かすみさんが小型犬ならランジュは大型犬だとか」

栞子「超高校生級のナイスバディに、赤ちゃんの脳みそがインストールされてるだとか」

栞子「最近になってずいぶんとチョロイン要素を醸し出してきているとか色々言われていますが、それでもその強力な自我は簡単に隠せるものではありません」

ランジュ「えっと、栞子? それ、褒めてくれてるのよね?」

栞子「ご想像におまかせします」

ランジュ「ラァ……」

東一局 0本場
ランジュ +18000
ミア、侑、栞子 -6000

ランジュ:43000
ミア:19000
侑:19000
栞子:19000
 
20: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:56:54.89 ID:4cPG+J9g
東一局 1本場 親 ランジュ ドラ「5(五索)」

ランジュ「さ! 次はもっと大きい手を上がるわよ!!」

~数順して~

しずく「というわけで、衝撃のスタートからの1本場ですが……その……ランジュさんの手牌が……」

かすみ「………えっと、なん、ていうんですか。ばけもの?」

ランジュ「~♪」

ランジュ手牌  一二三五⑧9白白白發發中中

璃奈「早くも大三元三向聴」

果林「なんていうか……天運、っていうんでしょうね……」
 
21: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:58:02.47 ID:4cPG+J9g
ミア「………」打1(一索)

侑「………」打中

ランジュ「?(ポン)!」 中中中 打9(九索)

侑「あっ」

せつ菜「一見、ただの役牌一鳴き、ですが……」

彼方「みんなも気づいてるんだろうね~」

侑(鳴かれちゃったか……)

ミア(ただの早和了ならいい。だけど……ランジュのことだ)

栞子(自分の手にも、そして、場にも……他の三元牌が見えてません)
 
22: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:59:01.39 ID:4cPG+J9g
ミア(ランジュの捨て牌は、最序盤で索子と筒子の頭のほう……遅れて、ボクたちが連続で切った風牌の北)

栞子(染め手……萬子の混一色気配、と言えなくもありませんが)

侑(今の中ポンでもっとも警戒すべきは……)

ミア(……混一色小三元、いや、それどころか)

栞子(ランジュのことです……大三元確定くらいは、覚悟したほうがいいかもしれません)
 
23: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 21:59:43.52 ID:4cPG+J9g
~数順後~

ランジュ「ふふっ、楽しくなってきたわね!」打⑧(八筒)

栞子(手出し……一歩進んだ)

ミア(さてこの状況で……shit!)

ミア手牌  六六七③④⑤2566778 ツモ發

栞子(ミアさんの表情が変わりましたね……)

ミア(あわよくば二索ツモで、五萬ー八萬のつもりだったけど……こんなところで生牌の發……!)

ミア(切れるもんか……こんな牌……!)打2(二索)
 
24: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:00:55.52 ID:4cPG+J9g
さらに数順後

栞子(………さて。白を切れば聴牌、ですが)

栞子手牌 二三四五六⑧⑧23468白 ツモ7

栞子(……愚策ですね) 打⑧

せつ菜「栞子さんもオリみたいですね」

彼方「幼なじみだからこそ、ランジュちゃんの危険性がわかってるんだろうね~」

愛「ゆうゆも、さすがにこれ以上は押してこないかー」
 
26: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:02:39.53 ID:4cPG+J9g
そして

侑「ノーテン」

ミア「……ノーテン」

栞子「ノーテンです」

ランジュ「聴牌! きゃぁっ! 私の総取りね」

ランジュ手牌 一二三五五白白白發發 中中中

ミア(やっぱり……! 大三元聴牌……仮に安めでも混一色小三元か……!)

栞子(押すべき、でしたか……いえ。結果論に過ぎません。發が暗刻で白が対子だったなら、大三元振込でゲームエンドだったのですから)
 
27: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:03:31.79 ID:4cPG+J9g
栞子(それに、ランジュのことです。下手すれば、白で大明槓。嶺上で發ツモなんてシナリオもあったかもしれません)パタリ

ランジュ「それでも、大三元和了れなかったのは残念ね」

侑「ランジュちゃんすごいねぇ。やっぱり、中国の人って麻雀上手なのかな」

歩夢「多分、そういう次元じゃないと思うよ……」


東一局 1本場
ランジュ 聴牌 +3000
ミア、侑、栞子 -1000

ランジュ:46000
ミア:18000
侑:18000
栞子:18000
 
28: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:05:12.57 ID:4cPG+J9g
東一局 2本場 親 ランジュ ドラ「西」


しずく「圧倒的な力量を見せつけるランジュさん! さて、次は……って」

ランジュ「ほぉら! ダブル立直よ!!」打白

侑「いやいやいや!! またダブリー!?」

ミア「Hey!? 流石におかしいだろう!!」

かすみ「ランジュ先輩、チートかなんか使ってません?」

ランジュ「失礼ねー! そんなことしてないわよー!」

璃奈「うん。イカサマ検知装置は反応してないから……純粋に、ツキが太い」

栞子「まあ、ランジュですから」

愛「しおってぃーはそれで流せるんだ!?」
 
29: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:09:32.21 ID:4cPG+J9g
栞子「天和じゃないだけありがたいですよ。天和なら16200オールで、私達全員瀕死ですから」

ミア「まったく……振り込んだら事故……一発だけは勘弁してよね」打北

侑「黒ひげ危機一発みたいなもんだからなぁ……」打1(一索)

栞子「………」打⑨(九筒)

かすみ「ランジュ先輩の待ちは……って、ダブリーのみで、南単騎待ち?」

ランジュ手牌 二三四⑦⑧⑨123777南
 
30: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:10:23.06 ID:4cPG+J9g
果林「ドラ表示牌でマイナス1だから、山にあと2枚ね。掴んだら出ちゃうタイプの牌じゃないかしら」

せつ菜「その時はもう事故と割り切るしかありませんね。一発は回避しましたから、あとは裏三が乗るようなことがなければ……」

かすみ「ランジュ先輩のことですから、どこかで暗刻になってる七索をカンしてドラ8とかにしてくるんじゃないですかね……」

愛「でも、ダブリーしなくてももう少し手変わりを待ったほうが良かったんじゃない?」

彼方「そうだねぇ。五萬六萬あたりをツモって、一萬-四萬-七萬の三面待ちとかも見えてそうだし、そうしたら平和もつけれる。一萬と字牌が在れば混全帯?九にもなりそうなのに」

エマ「でも、リーチできる! ってなるとついリーチしちゃうよね~」
 
31: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:12:56.71 ID:4cPG+J9g
~その後~

しずく「ありゃりゃ。気づいたら残りもう3順だけですね」

璃奈「全員、うまい具合にランジュさんのアタリ牌の南を出さない」

かすみ「というか、出てこないんですよね。王牌に沈んでるんじゃないですか?」

愛「とはいえ、停滞してるのは他の三人もだねぇ。序盤に意識させられてて、その出遅れが響いちゃってる」

せつ菜「このまま、また流局でしょうか」

歩夢「………あと2順」

歩夢「……もしかして」

愛「歩夢?」
 
32: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:13:31.14 ID:4cPG+J9g
ランジュ「ねえ。確認しておきたいのだけれども、今回の勝負。ローカル役ありなのよね?」

侑「うん。そうだよ。ただし、役満級の限定だけどね」

ランジュ「そう。じゃあ、大丈夫だわ!」

ミア(意味深だな……でも、この状況で狙うような役なんて……大体の牌は出尽くしたから、役満らしい役満なんて残っちゃ……)

ミア(――――待て。そういえば……)

しずく「さて。この調子だと、ミアさん、侑先輩、栞子さん、ランジュさんがツモっておしまいですね」

歩夢「…………もしかして、ランジュちゃんの狙いって」
 
33: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:14:27.73 ID:4cPG+J9g
ミア(頼む……! なんとか、ランジュに手番を回さないように……!)打發

侑「はぁー……聴牌にすらもっていけなかったよ」打⑦(七筒)

ミア(Nice、ベイビーちゃん!!)

ミア「ポン!」 ポン⑦⑦⑦

侑「え、この状況で?」

ミア(そうだよ……ここでポンしたって、ボクがテンパイするわけじゃない)

ミア手牌 七八①②③1357西西 ⑦⑦⑦

ミア(だけど、ランジュに手番を回すわけにはいかないんだ!)打八萬
 
34: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:15:23.07 ID:4cPG+J9g
侑「よし! ツモが増えた! これで……うぅ…不要牌……」打⑨(九筒)

栞子(これが私の最後のツモ………そして)

栞子(本来はランジュがツモるはずだった………南)

栞子「………ミアさん、流石です」打五萬

ランジュ「残念ねー。せっかく役満上がれると思ったのに」

侑「役満? え、ランジュちゃんどういう手牌だったの?」
 
35: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:16:30.75 ID:4cPG+J9g
ミア「………石の上にも三年」

侑「?」

ミア「ダブル立直と海底摸月を複合させた時に成立するローカル役さ。つまり、第一打でリーチを掛けて、最後のツモで和了する。危ないところだったね」

侑「え……そんなの狙ってたの?」

ランジュ「でも、上がれなかったなら仕方ないわ。ほら、次よ次!」ジャラジャラ

栞子(……あのとき、ミアさんがポンしなければランジュが役満和了でした)

ミア(……栞子が牌を伏せたけど、多分最後のツモは……)

ランジュ「~♪」?


東一局 2本場
ランジュ 聴牌 +3000
ミア、侑、栞子 -1000

ランジュ:48000(リーチ棒供託1本)
ミア:17000
侑:17000
栞子:17000
 
37: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:30:52.61 ID:4cPG+J9g
東一局 3本場 親 ランジュ ドラ「7(七索)」

ミア(流石にそろそろ流れを変えなきゃ……)

ランジュ「これね!」打3(三索)

ミア「チー!」 チー234 打中

ミア(流れだなんてオカルトだ、そんなもの存在しない)

ミア(でも、ランジュは特別だ。ありきたりな計算や理屈じゃ、ランジュは止められない)

ミア(なら、ボクもセオリーから外れて打つしか無い……!)
 
38: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:31:34.40 ID:4cPG+J9g
しずく「仕掛けが早いですね」

璃奈「喰い断で親を流しに行くのかな」

果林「確かに、多少強引にでも行かないとランジュは止められなさそうだものね」

栞子「これです」打八萬

ミア「ポン!」 打七萬

ミア手牌 三四②②456 チー234 ポン八八八
 
39: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:32:00.97 ID:4cPG+J9g
愛「お、ミアち聴牌じゃん!」

せつ菜「形振り構わずですが、現状これが最適解でしょうね」

彼方「今の打八萬も……栞子ちゃんのアシストに見えるねぇ」

ランジュ「ちょっとぉ! ランジュの番飛ばさないでよぉ!」

ミア「悪いけど、ランジュにこれ以上調子付かれる前に流れを絶たせてもらうよ」
 
40: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:32:41.47 ID:4cPG+J9g
そして

侑「うーん……通らば!」 打二萬

ミア「ロン。タンヤオのみ。リー棒はいらないよ。ランジュが置いてった分をいただくから」

侑「うへぇ……手厳しいなあ……」

ランジュ「あら。ずいぶんせっかちな和了をするじゃない」

ミア「毎局役満狙うランジュと比べられたくないよ……」

東一局 3本場
ミア  +2900
侑 -1900

ランジュ:48000
ミア:19900
侑:15100
栞子:17000
 
41: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:39:40.28 ID:4cPG+J9g
東二局 0本場 親 ミア ドラ「東」

ミア「さて……ようやくボクの親か」

璃奈「ミアちゃん頑張って」

ミア「! も、もちろんさ!」

ミア(璃奈の前で、無様な姿は晒せない!)

ミア(さて。東だけで満貫確定。とはいえ、配牌には来ていない)

ミア(……むしろ微妙な配牌だ。流れなんて信じちゃいないけど、さっきの無茶振りが祟ったかな?)

ミア手牌 六八八①⑤⑦⑧2489南白中
 
42: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:41:21.89 ID:4cPG+J9g
ミア(ランジュの流れは断ったはず……東が行くとしたら、他の二人か?)

かすみ「ドラで風牌の東は、しお子のところに2枚」

しずく「先輩のところに1枚。もう一枚が山に埋もれてますね」

栞子(ふむ……東の対子ですか。場風ドラ3は魅力的、ですが、迂闊に鳴くと警戒される……)

栞子(悩みどころですね。ミアさんが二枚抱えてるかも知れませんし……雀頭とみて動きますか)

侑(初めの時点で東が一枚……鳴かれると困るけど、頭にしたら平和も断?九もつかないんだよねえ……)

侑(ドラとはいえ、誰か切ってくれたらすぐに切るんだけどなぁ……今のところはちょっと邪魔だなぁ……)
 
43: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:42:19.73 ID:4cPG+J9g
しずく「これは、ドラになってる東のせいで三人の動きがちょっとぎこちなくなってますかね」

彼方「三者三様に、身動きが取れなくなっちゃってるかな」

璃奈「あ、そうこうしてる間に」

ランジュ「自摸。700-400ね」

侑「早っ!」

ミア「ちょっと! ボクの親をそんな安手で簡単に流さないでよ!」

栞子(流れを絶たれたと見るや否や、即座にその流れを取り戻しに来る……)

栞子(野生の嗅覚みたいなものなんでしょうか)

東二局 0本場
ランジュ +1500
ミア -700
侑、栞子 -400

ランジュ:49500
ミア:19200
侑:14700
栞子:16600
 
44: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:42:51.80 ID:4cPG+J9g
東三局 0本場 親 侑 ドラ「7(七索)」

~数順して~

かすみ「あ、これは先輩がいい感じに揃ってきてるんじゃないですか!」

侑(……よし! ツモが活きてる! これなら行ける!)

侑手牌 二三四七七七八②③④⑤23 ツモ八

侑「リーチだよ!」打⑤
 
45: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:44:21.37 ID:4cPG+J9g
せつ菜「おおっ! これはアツいですよ!!」

璃奈「四索ならリーチ、断?九、三色同順。ロンなら親満の12000点」

果林「まだ山にも残ってるから、ツモれるんじゃないかしら」

栞子(高そうですね。一発は避けましょう)打⑤(五筒)

ランジュ「吃(チー)よ」

ランジュ手牌 四五六九⑤12377北 チー④⑤⑥
 
46: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:45:07.96 ID:4cPG+J9g
歩夢「……今のチーは」

かすみ「一発消し……? せっかく④⑤⑥の順子があるのに……?」

愛「ゆうゆがリーチしたから? でも降りるでもなく、かといって攻めるわけでもない……?」

せつ菜「まだ面前のほうが戦えたのでは? それに、安牌の北も残ってますし、鳴かなくても一発は凌げていたはず」

しずく「これって……」

ランジュ 打1(一索)

侑「ッッ……!」
 
47: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:45:50.78 ID:4cPG+J9g
しずく「やっぱり……」

かすみ「うわっ……よりによって一索……」

果林「……12000点が見えてたところに、これは……」

エマ「これ上がっちゃダメなの?」

愛「………ダメじゃないけど」

侑「………ロン、だよ」

ランジュ「アイヤー! 振り込んじゃったわ!」
 
48: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:46:53.44 ID:4cPG+J9g
侑「裏ドラは……うっ、四索……!」

ランジュ「あら。安目の方で助かったわ!」

エマ「あっ………」

璃奈「四索和了なら12000点。見逃してツモったなら裏1で跳満の18000点もありえた。それを、たったの2000点で妥協したわけだから」

愛「期待値的には我慢してたほうがよかったのかな?」

璃奈「そうかもしれないけど、親番で、ランジュさんからロンできる以上、これを逃して上がられたらすごく痛い。だから、判断としては間違ってるとは断言できない」

侑(……ちなみに、私の次のツモは……)コロン

侑(……一索……我慢してれば、もう一翻稼げてたのか)
 
49: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:47:59.35 ID:4cPG+J9g
侑(いや、そもそもランジュちゃんがチーしなかった場合のツモは……)コロン

侑(………四、索……!?)

侑(ってことは、ランジュちゃんが鳴きさえしなかったら……くぅーー!!)

しずく「うわ……先輩、見なきゃよかったーって顔してる……」

歩夢「侑ちゃん……」

果林「精神的にもキツイわね……逃した魚は大きいってわかると」

エマ「でも、ランジュちゃんってすごいんだね」

ミア(悪魔の一鳴きってところかな……)

栞子(……自身の和了のみならず、他者の和了をも的確に妨害する)

栞子(それを、理屈でなく感性で行っているというのだから、幼なじみながら末恐ろしく感じますね)


東三局 0本場
侑 +2000
ランジュ -2000

ランジュ:47500
ミア:19200
侑:16700
栞子:16600
 
50: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:48:47.84 ID:4cPG+J9g
東三局 1本場 親 侑 ドラ「白」

侑「切り替えていこう! 切り替えていこう!!」

しずく「さて。安目になったとはいえ、親は連荘。次こそなんとか上がっておきたいところですが」

侑(と言ったはいいけど……ドウシテコンナハイパイナノー!)

せつ菜「流れを捻じ曲げた、とでも言うのでしょうか……侑さんの配牌はかなりバラバラで、やはりランジュさんが早そうですね」

ランジュ「立直!」
 
51: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:49:26.78 ID:4cPG+J9g
果林「淀みなく立直に行ったわね。ミアも栞子も、打ち筋は悪くないんだろうけど」

ミア(さっきの差し込みで、完全に流れを引き戻したってことか!)

栞子(聴牌が……間に合いません……!)

侑「あーん! せっかくの親なのに、手が進まないよー!」

ランジュ「自摸! 満貫よ!!」

東三局 1本場
ランジュ +8300
侑 -4100
ミア、栞子 -2100

ランジュ:55800
ミア:17100
侑:12600
栞子:14500
 
52: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:50:09.88 ID:4cPG+J9g
かすみ「五万点超え……ぶっちぎりのトップですね」

エマ「ランジュちゃんすごーい!」

ランジュ「ふふっ! 麻雀って楽しいわね!!」

ミア「そりゃ勝ってる方は楽しいだろうさ」

栞子「………私、まだ和了れてません」

歩夢「あはは……」
 
53: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:50:48.06 ID:4cPG+J9g
しずく「そういえば、ランジュさんはどんなお願い事するんですか?」

ランジュ「ラ? お願い事?」

しずく「あれ、説明してませんでしたっけ」

かすみ「一位になった人は~他のみんなに一つだけオネガイゴトができるんですよ~」

璃奈「一応、常識の範疇でっていう制限はある」
 
54: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:52:01.12 ID:4cPG+J9g
果林「……まあ、常識の捉え方は人それぞれなんだけれどね」

彼方「拡大解釈のし過ぎも程々にね~」

しずく「えっと、皆さんどうして私のことを見るんですか?」

かすみ「胸に手を当てて考えてみたら?」

しずく「かすみさんのお胸、かわいいよ」ムニュ

かすみ「自分の胸に決まってるでしょぉ!?」バチーン
 
55: (かぶらずし) 2022/06/24(金) 22:53:19.39 ID:4cPG+J9g
せつ菜「まあ、勝者に何も特典がないというのもあれなので、そういう取り決めになってるんです」

ランジュ「そ、そんな特典があったのね……」

ランジュ(………他の人に、お願い事)

ランジュ(…………じゃあ、ランジュが勝てば……)

ランジュ「………うん」

ランジュ(この勝負……絶対に、負けられないわ……!)
 
60: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:15:47.08 ID:f18Wn3hb
東四局 0本場 親 栞子 ドラ「①(一筒)」

栞子「ようやく私の親ですね」

栞子(ここまでヤキトリですからね……そろそろどこかで和了りたいんですが)

栞子(……どうにも手牌に恵まれません)

栞子手牌 九②②③⑧15689東白發中

栞子(とはいえ、我慢して打ち続けるほかありませんか)打九萬
 
61: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:16:43.24 ID:f18Wn3hb
~数順後~

侑「まだ半分終わってないからね! そろそろ逆転目指して頑張っていくよ!!」

ミア「ん。張り切ってるところ悪いけど、リーチだよ」打⑥(六筒)

侑「って、先越された!?」

ミア(まあ、一応の形にはなったけど、ドラの絡んだ一筒-四筒待ち。捨て牌に工夫する余裕もないから、ロンは期待しない)

ミア(……そもそも、ランジュが相手だ。自力でツモれるかの勝負かな)

ミア手牌 三三四四五五②③77中中中
 
62: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:18:49.27 ID:f18Wn3hb
侑「むぅ……」打西

栞子(回していきましょう)打⑨(九筒)

ランジュ「………」

ランジュ(無理に勝負する必要はないわ。点差は十分リードしてる。このままミアが和了れば栞子の親も流れる。アタシはオリに徹すれば……)

ランジュ(……ううん! ダメよ!)

ランジュ(絶対に一位になるって決めたんだから……それに、ミアが高い手を張ってるかもしれない。だとしたら、私も押さなきゃ!)

ランジュ「これよ!」打①

ミア「……ロン。裏が……1枚乗ったから、12000」

ランジュ「あっ……」
 
63: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:19:23.74 ID:f18Wn3hb
ランジュ(しまった……いくらなんでも、ドラを捨てるのはやりすぎだったわ)

ランジュ(でも、まだ大丈夫! 次で取り返せばいいんだから!)

ミア(意外だな……ランジュが、こんな見え見えの待ちに振り込むだなんて)

ミア(いや、逆にそれがランジュらしさなのか? 計算とか理屈じゃなくて、感性と本能で打つからこそのエラーってやつなのかな)

栞子「流されてしまいましたね」ジャラジャラ

ランジュ「………」

栞子(……ランジュ?)
 
64: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:20:09.75 ID:f18Wn3hb
東四局 0本場
ミア +12000
ランジュ -12000

ランジュ:43800
ミア:29100
侑:12600
栞子:14500

しずく「ここまで快進撃を続けてきたランジュさん、ここに来て痛恨の12000放銃ですね」

果林「今までが怖いくらいだったのよ」

璃奈「人間アピールかもしれない」

かすみ「りな子、言い方」
 
65: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:20:39.39 ID:f18Wn3hb
栞子(確かに手痛い放銃ではありました)

栞子(しかし、それはあまりにもランジュらしからぬ一打)

栞子(―――今思えば、ここからランジュの中の歯車はズレていたのです)

栞子(次局……)
 
66: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:21:34.28 ID:f18Wn3hb
南一局 0本場 親 ランジュ ドラ「八(八萬)」

十巡目

ランジュ手牌 三三三八八八⑦⑧⑨23東東 ツモ2

ランジュ(……役なし一索-四索の両面待ちが、二索-東の双ポン待ちに変わるかどうか)

ランジュ(後者の場合、ツモれば三暗刻。ドラ3もあって跳満……)

ランジュ(いえ……今は慎重にならなきゃ。さっき12000振り込んだんだから)

ランジュ(確率的には、両面のほうが出やすいはず。それに、東が出たらポンもできる……)
 
67: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:22:22.02 ID:f18Wn3hb
ランジュ(今必要なのは点数より、堅実さ……だから、ツモ切りでいいはずよね)

ランジュ「……」打2(二索)

侑「ランジュちゃんそれロン! 七対子で3200点!」

ランジュ「くっ……単騎待ち……!」

ランジュ(3200点なら、まだ許容範囲よ……大丈夫)
 
68: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:24:20.89 ID:f18Wn3hb
歩夢「なんていうか、ちょっと、ランジュちゃんのテンポが悪くなってきた?」

愛「うん。さっきほどの、なんだろ……覇気が薄れてるっていうのかな」

果林「そうね……確かに、今までとはまるで別人みたいね」

せつ菜「らしからぬ一打、というのでしょうか……」

ミア(ずいぶんあっけなくランジュの親が流れたな……とはいえ、まだ四万点超えてるから、油断はできない)

栞子(先程までの流れが嘘のような連続振込でランジュの親は流れました)

ランジュ「………」

南一局 0本場
侑 +3200
ランジュ -3200

ランジュ:40600
ミア:29100
侑:15800
栞子:14500
 
69: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:25:29.94 ID:f18Wn3hb
南二局 0本場 親 ミア ドラ「北」

しずく「ランジュさんの連続放銃で親も終了。それでも、四万点はキープしてるので依然トップはランジュさんです」

かすみ「さて……波乱は……うげ、相変わらずランジュ先輩の手牌が化け物」

愛「うひゃぁ、すでに満貫確定じゃん」

エマ「ドラがいっぱい集まるねえ」

ランジュ手牌 三四③③④④⑤69北北北發

ランジュ(これなら……大丈夫。今度こそ勝てるわ!)
 
70: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:26:00.76 ID:f18Wn3hb
ミア(親だってのに、手牌が進まない……!)打八萬

侑「チー!」 チー七八九 打白

ミア「むぅ……ベイビーちゃんのくせに」

侑(なんとか、なんとかこの局、あがりきる!)

侑手牌 一一二三四六六4⑤南 チー七八九

かすみ「先輩すごい! 清一色と……一気通貫!?」

エマ「これって、すごい高くなるんじゃないかな!」

歩夢「すごいよ侑ちゃん!!」

侑(この局は、必ずモノにする……!)
 
71: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:26:48.64 ID:f18Wn3hb
数順後

栞子「……」 打六萬

侑「ポン!」 六六六  打⑤

侑手牌 一一二三四五六 チー七八九 ポン六六六

かすみ「先輩が聴牌!! 一萬なら、清一色と一気通貫ですよ!!」

せつ菜「テンションあがってきますね!!」

ランジュ(染め手気配……させないわ!)

ランジュ「吃!」 チー③④⑤ 打發

ランジュ手牌 三四③④⑤66北北北 チー③④⑤
 
72: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:27:27.75 ID:f18Wn3hb
しずく「負けじとランジュさんも聴牌、二萬-五萬待ち!」

ミア(鳴いた……聴牌したのか?)打九萬

侑(来い……っ!)

侑(これは……!) ツモ六萬

侑「よしっ! カン!!」 カン 六六六六

栞子(ここで加槓……嶺上にかけるつもりですか)

侑「リンシャンツモ……が、だめっ……!」打7(七索)
 
73: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:28:22.89 ID:f18Wn3hb
ミア「じゃ、新ドラ開けてよ」

侑「新ドラは……九萬!! よしっ!! 結果オーライ!!」

栞子(………)打發

ランジュ「ここでツモれば……!」

ランジュ「……!」 ツモ北

ランジュ「なら……私も杠(カン)よ!!!」 カン北北北北

侑「ドラ4!?」

ミア「この土壇場でやってくれる……」
 
74: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:29:00.34 ID:f18Wn3hb
栞子「まず新ドラは……六萬ですか」

ランジュ「!?」

侑「わっ! ドラ5だ!!」

ミア「墓穴を掘ったね、ランジュ」

ランジュ「嶺上は……くっ!」 ツモ一萬

しずく「ここでランジュさん、侑さんの高めアタリ牌をツモってしまった!」

璃奈「切るにはあまりにもリスクが高い牌。聴牌崩しでベタオリするしか」
 
75: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:29:36.92 ID:f18Wn3hb
ランジュ(どうする……萬子染めの侑に対して、一萬を切るのは正直リスキーだわ)

ランジュ(ここは萬子以外で……)

ランジュ(……いえ、でも)

ランジュ(すでにドラ5なんだから、染め手じゃない可能性も……?)

ランジュ(例えば役牌絡みとか……)

ランジュ(……そ、そうよ)

ランジュ(だから……この一萬だって、切れるはずよね……?)

ランジュ(大丈夫……ランジュは……ランジュは、強い……!)

ランジュ 打 一萬

璃奈「あっ」
 
76: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:30:22.52 ID:f18Wn3hb
侑「ロンッ!! 清一色一気通貫、ドラ5で三倍満! 24000!!」

ランジュ「そんな……っ!!」

しずく「おーっと!! ここで起死回生逆転のロン和了!! 強力無比な三倍満!!」

かすみ「えっと、これでランジュ先輩、一気に三位に転落……?」


南二局 0本場
侑 +24000
ランジュ -24000

ランジュ:16600
ミア:29100
侑:39800
栞子:14500
 
77: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:34:41.78 ID:f18Wn3hb
ランジュ(どうしようどうしようどうしよう……!!)

ランジュ(なんで、一萬なんて切っちゃったの……!?)

ランジュ(ダメ……こんなんじゃ……ランジュは、ランジュは……!!)

ランジュ(勝たなきゃ……次……なんとかして絶対に……!)

栞子「…………ランジュ」
 
78: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:36:34.02 ID:f18Wn3hb
南三局 0本場 親 侑 ドラ「⑤(五筒)」

11巡目

ミア(……明らかに、ランジュは不調だ。確かに、もとから調子に波があるタイプだったとは思う)

ミア(だけど……こんなにも崩れやすいプレイヤーだったか?)

侑「2位とは1万点差かぁ……なんとか親のうちにもう一回上がっておきたいけど……」打三萬

栞子「御無礼します、自摸りました。4000-2000です」

侑「うわちゃー……親終了ですかー……」

栞子「ふぅ。ようやく和了れました」

ランジュ「………」

南三局 0本場
栞子 +8000
ランジュ、ミア -2000
侑 -4000

ランジュ:14600
ミア:27100
侑:35800
栞子:22500
 
79: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:38:05.24 ID:f18Wn3hb
オーラス 0本場 親 栞子 ドラ「1(一索)」

しずく「さて。オーラスになりました。点数状況としては……」

かすみ「先輩がトップで35800点。次点がミア子の27100点。満貫ツモで逆転トップですね~。しお子も、満貫直撃だと足りないけどラス親だから、連荘チャンスがある点では全然一位は狙えますよ~」

果林「ランジュは……流石にここからの逆転は厳しいかしら」

愛「うーん……後半、すごい勢いで失速しちゃってたからね」

彼方「一応、跳満直撃なら捲れるからね~。望みがないわけじゃないよ~」

せつ菜「ええ。勝負は最後まで何が起きるかわかりませんから」
 
80: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:40:15.98 ID:f18Wn3hb
数巡後

璃奈「そろそろ中盤戦。侑さんが鳴いて早和了志向だけど……」

エマ「あ、栞子ちゃんが聴牌したよ!」

栞子「リーチです」打2(二索)

ランジュ「っ……通って……」打8?(八筒)

栞子「御無礼します。一発につき、12000点です」

ランジュ「そ……そんな………」


オーラス 0本場
栞子 +12000
ランジュ -12000

ランジュ:2600
ミア:27100
侑:35800
栞子:34500
 
81: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:40:51.80 ID:f18Wn3hb
栞子「ギリギリで仕留めそこねましたか……」

侑「あ、危な~! あと1300点で逆転2位になるところだったよ!!」

栞子「ということは、続行ですね。泣いても笑っても、次がラストになるでしょう」

ランジュ(これで……おしまい、なの……?)

ランジュ(どうして……こんな大事な時に、私は勝てないのよ……)

栞子「………」
 
82: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:41:30.25 ID:f18Wn3hb
栞子「そういえば、皆さんは一位になった暁には何をおねがいするつもりだったんですか?」

ミア「そういう栞子はどうなのさ」

栞子「そうですね……特に思いつかないのですが……あ」

侑「なになに?」

栞子「また、皆さんと一緒にカラオケに行きたいです。特に、侑さんはカラオケでないと歌を聞く機会がありませんから」

侑「えぇ~っ!? そんな、私は作曲専門だから、みんなと違って歌はそんなに得意じゃないんだけどなぁ」

ミア「でも、いいんじゃない? school idol以外の曲を聞くとインスピレーションも湧いてくるしね」
 
83: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:44:03.61 ID:f18Wn3hb
栞子「ランジュは、なにか決めていますか?」

ランジュ「え………あ、アタシ?」

栞子「はい。私達だけが明かすのは不公平ですから」

ランジュ「アタシは………」

ランジュ「その……アタシも、みんなと一緒に遊びに行きたい……」

ランジュ「と、友達と一緒に、どこかに遊びに行くって……あんまり、したことないから…・…」

栞子「でしたら、誰が一位になっても結果は同じということでしょうか」

ランジュ「えっ」
 
84: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:45:41.37 ID:f18Wn3hb
栞子「だって、結局みんなで遊びに行くんですよね?」

侑「えへへ。そうなっちゃうね」

ランジュ「誰が一位でも……同じ……」

ミア「そうなると張り合いがないね。ボクだけ別の願い事にしようかな」

侑「じゃあ、ミアちゃんが勝ったらバッティングセンターとか?」

ミア「なんでベイビーちゃんが決めるのさ。……ま、それも悪くないかもね」

栞子「ランジュ」

ランジュ「?」
 
85: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:48:18.24 ID:f18Wn3hb
栞子「勝負に囚われて振る舞いが固くなってしまうのは、あなたの良さを〇してしまう」

栞子「あなたはもっと傍若無人に、天真爛漫に振る舞っている方が、ショウ・ランジュらしくていいと思います」

ランジュ「栞子……」

栞子「とはいえ、勝負は勝負です。きっちりあなたをトバして、一位にならせていただきます」

ランジュ「言ったわね、栞子!!」

ランジュ「ランジュだって、手加減しないんだから!!」

栞子「ええ。望むところです」

ミア「ちょっと。ボクたちのこと、忘れないでよね」

侑「というか今のところ私が一位だからね! 私が勝ったら、いろんな曲のリクエストするから!」
 
86: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:49:50.83 ID:f18Wn3hb
オーラス 1本場 親 栞子 ドラ「中」

しずく「さあ。オーラスは一本場! ここで全てが決まるでしょう!」

かすみ「ランジュ先輩、なんだか表情が吹っ切れましたね」

歩夢「うん。すごい、いい表情してるよ」

せつ菜「しかし……配牌はバラバラで全然揃ってな……え?」

愛「いや、これは……!」

ランジュ手牌 一三九①⑨19東南西北白中
 
87: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:50:23.22 ID:f18Wn3hb
ランジュ「………!」

しずく「は、配牌で国士無双一向聴!?」

果林「最後の最後に、化け物じみた天運ね……!」

歩夢「でも………」

エマ「あっ……栞子ちゃんの手牌見て!」

彼方「いやー……栞子ちゃんも、持ってるねぇ」
 
88: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:51:31.95 ID:f18Wn3hb
栞子手牌 三四五六七①⑥⑨335發發發

かすみ「發暗刻……ってことは、ドラ表示牌と合わせて發はもう残ってない……?」

璃奈「国士無双なら、暗槓に対しても槍槓和了が出来るけど、それも出来ない」

果林「ちゃんかんほーら?」

愛「槍槓って役があって、すでにポンした牌に一牌加えてカンにする加槓をした時に、その牌でロンすると一役付くんだけど、国士無双に限っては、暗槓。つまり、手牌から四枚晒してカンした場合にもロンできるっていうローカルルールだよ」

彼方「まだ栞子ちゃんが四枚抱えてたほうが、望みがあったかもだねぇ」

せつ菜「いずれにせよ、ランジュさんの国士無双は封じられました……」
 
89: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:52:44.99 ID:f18Wn3hb
栞子(ランジュ……貴方は確かに強い。ですが私とて、仲間でライバル! 負けるわけにはいきません!)打①(一筒)

かすみ「發暗刻はキープ…これじゃ、ランジュ先輩の国士無双はどれだけ待っても和了れないってこと……ですよね」

しずく「……となると、他の二人の配牌は―――」

ランジュ「九種九牌よ」パタン

「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」
 
90: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:53:30.53 ID:f18Wn3hb
ミア「その手牌……国士無双一向聴で、九種九牌だって!?」

侑「そんな、役満なら逆転できたのに!?」

ランジュ「和了れない役満には興味ないの。ね? 栞子?」

栞子「………ふふっ。なんのことでしょうか」パタリ

ミア(栞子の伏せた牌……まさか、發はもう死に体だった?)

侑(いやいや!! だとしても、この点数状況でふつー流局にする!?)

ミア(でも……勝利のためなら、たとえ役満の一向聴であっても見切りをつける)

ミア(間違いない……ゲーム開始当初の、あの強いランジュに戻ってる……!)

栞子(ランジュ……貴方のその感性は、確かに本物です)

栞子(貴方は、常に私達の想像を超えていく……!)
 
91: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:54:24.26 ID:f18Wn3hb
オーラス 2本場 親 栞子 ドラ「白」

しずく「さて。各自、山から手牌を取っていきます」

ランジュ(………)

一萬 二筒 北 東

ランジュ(あら。また国士かしら)

五筒 三索 七萬 八筒

ランジュ(……ダメね。バラバラじゃない)

白 發 四萬 中 九索

ランジュ(酷い配牌……今日の対局で、一番酷いんじゃないかしら?)
 
92: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:55:23.15 ID:f18Wn3hb
果林「でも……ひどい配牌ね。九種九牌にもならない、それでいてバラバラ……」

愛「えーっと……何向聴なの? あれ……」

せつ菜「ええっと………ど、どうなんでしょう? 本当にバラバラで……」

ランジュ(1,2,3……)

ランジュ(理牌してみても、本当にバラバラじゃないの) 

ランジュ「………ふふっ」

かすみ「ランジュ先輩……笑ってますね」
 
93: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:56:29.81 ID:f18Wn3hb
ランジュ(バラバラの、13種類の牌)

ランジュ(バラバラの、13人)

ランジュ(そんなのまるで、この同好会みたいじゃない)

ランジュ(…………!)

ランジュ(………これって……)
 
94: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:57:58.11 ID:f18Wn3hb
栞子(先程の九種九牌だけでも、ランジュが復活したことはわかります)
 
栞子(敵に塩を送った形になってしまいましたね)

栞子(……とはいえ、その状況から逆転するのは容易ではないでしょう?)

栞子(勝負は勝負です)

栞子「手加減はしませんよ、ランジュ!」

栞子「ダブル立直です!!」打九萬

栞子手牌 二三四五六⑧⑧⑧345西西
 
95: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:58:50.34 ID:f18Wn3hb
しずく「行ったー! すべてが決まる最終居面で、初戦を彷彿とさせるダブル立直!!」

かすみ「しかもこれは一萬-四萬-七萬の三面待ち!! ランジュ先輩のバラバラの配牌じゃ全然間に合いませんよぅ!」

歩夢「…………もしかしたら」

果林「歩夢?」

ランジュ「ねえ栞子」

栞子「はい。なんでしょうか」

ランジュ「さっきはありがとう。お陰で、今は迷わずに打つことが出来るわ」

栞子「どういたしまして。ですが、今この状況についてはどう打開するのですか?」

ランジュ「ふふっ……簡単よ」
 
96: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 00:59:23.15 ID:f18Wn3hb
ランジュ「ランジュが、盛大に、荘厳に、華麗に、そして圧倒的に!!」

ランジュ「勝つ!! それだけよ!!」

ランジュ「――――自摸!!!」 ツモ 中

一四七②⑤⑧39東北白發中 中

侑「え……全然ばらっばらなんだけど……もしかして、チョンボ?」
 
97: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 01:00:11.14 ID:f18Wn3hb
栞子「………その役は……まさか……」

ランジュ「そう。一つの雀頭を除いて、その他全ての牌が完全にバラバラ」

ランジュ「刻子順子の面子はおろか、両面、嵌張、辺張搭子すらもない」

ランジュ「?九牌というくくりで全てを揃える国士無双よりも、更にバラバラ」

ランジュ「十三種類、みんなバラバラのものが、第一手で一つに集った時に起きる奇跡の役」
 
98: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 01:01:03.54 ID:f18Wn3hb
ランジュ「十三不塔!!!! 役満は16200-8200!!」

栞子「………まったく。貴方という人は」

ミア「やってくれるよ……最後の最後に」

侑「うわーっ!! すごいすごい!! 初めて見た!!」

侑「……って、あれ? ということはもしかして」


オーラス 2本場
ランジュ +33600
ミア、侑 -8200
栞子 -16200

最終結果
ランジュ:36200
ミア:18900
侑:27600
栞子:17300
 
99: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 01:02:18.39 ID:f18Wn3hb
侑「逆転されてる!?」ガーン

歩夢「惜しかったね、侑ちゃん」

しずく「なんということでしょう!! 最後の最後に、ローカル役である十三不塔和了で、ランジュさんが劇的な逆転一位!! 栞子さん、一位を目前にしてランジュさんの役満の前に最下位へ!!」

栞子「参りましたね……リー棒払ってなくても最下位じゃないですか」

ミア「三位……納得いかない」

ランジュ「やったやったわ!! ランジュが一位よ!!」
 
100: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 01:05:59.75 ID:f18Wn3hb
かすみ「というわけで、優勝はランジュ先輩です!!」

しずく「優勝商品として、他の三人になんでも命令することができ、いたっ! かすみさん台本で叩かないで!!」

かすみ「風紀を乱すようなことをいわないの!!」

歩夢「おめでとう、ランジュちゃん!」

愛「いやー! すごい勝負だった!!」

せつ菜「ええ! 手に汗握る名勝負でした!!」

璃奈「他のみんなも惜しかった」

果林「ええ。いいもの見せてもらったわ」

エマ「みんな頑張ったねー!」

彼方「彼方ちゃんの眠気も吹っ飛んじゃったよー」
 
101: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 01:08:44.86 ID:f18Wn3hb
ランジュ「ありがとうみんな!」

ミア「で? 一体どんな命令が待ってるんだい?」

栞子「ランジュのことですから、きっと荒唐無稽な……」

侑「え……さ、逆立ちして校内一周とか!?」

ランジュ「そんなこと頼まないわよ!!」

ランジュ「えっと……それじゃ」
 
102: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 01:12:20.89 ID:f18Wn3hb
ランジュ「今度の休みの日……一緒に、カラオケに行きたいんだけど」

ランジュ「付いてきて……くれる?」

侑「もちろん!!」

栞子「ええ。喜んで」

ミア「はしゃぎすぎて喉潰さないようにね」
 
103: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 01:13:03.82 ID:f18Wn3hb
愛「あー! 四人だけでずるいずるい!」

かすみ「かすみん達も誘ってくださいよ~!」

せつ菜「では、次は二四時間耐久カラオケ大会ですね!!」

果林「いや……二四時間は流石にキツイわ……」

璃奈「でも、楽しみ」

エマ「うん! 早くみんなの歌が聞きたいな!」

しずく「はい! すでに次の休みが待ち遠しいですね」

歩夢「じゃあ、大きい部屋のあるお店にしないとね」

彼方「じゃあカラオケに備えて、今から寝溜めしておかないとな~」
 
104: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 01:14:48.10 ID:f18Wn3hb
ランジュ「無問題ラ! ランジュの知ってる、大きいお店があるの!!」

ランジュ「部屋も広いし、ドリンクも飲み放題で、デザートもついてくるのよ!!」

ランジュ「みんな!! ランジュに付いてきて!!!」

「「「「「「「「「「「「はーーい!!」」」」」」」」」」」」
 
105: (かぶらずし) 2022/06/25(土) 01:17:15.03 ID:f18Wn3hb
??d o ヮ oリ? おしまいラ!
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1656073755/

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