1: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 19:58:25.97 ID:jhhPxyeA
代行
※一応、ヨハネ最終回ネタバレあります
※一応、ヨハネ最終回ネタバレあります
4: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:01:43.74 ID:gS6laSSs
歩夢「上原歩夢の、幼馴染ラジオー!」
♪トービタテルードリーミンスカーイ ヒートリジャナーイーカラー
歩夢「さぁ、今週も始まりました!幼馴染ラジオ!」
歩夢「この番組は、リスナーのみなさんの幼馴染にまつわるエピソード紹介やお悩み相談をしながら、幼馴染の素晴らしさを全世界に広める」
歩夢「そんな幼馴染の幼馴染による幼馴染のための番組です♡」
歩夢「パーソナリティーは私、全国スクールアイドル幼馴染協会会長、上原歩夢です」
歩夢「そして本日のゲストはこの人!」
曜「全速前進ヨーソロー! スクールアイドルAqoursの渡辺曜でーっす!」
曜「呼んでくれてありがとう、歩夢ちゃん!」
歩夢「こっちこそ今日はよろしくね、曜ちゃん」
歩夢「それでは今日も、幼馴染スト(オサナナジミスト)のみなさんから頂いたお便りを読んでいきましょう」
歩夢「では最初のお便りです」
歩夢「“ヌマヅ”にお住まいの、幼馴染ネーム『♰漆黒の賢狼♰』さんから頂きました。ありがとうございます」
♪トービタテルードリーミンスカーイ ヒートリジャナーイーカラー
歩夢「さぁ、今週も始まりました!幼馴染ラジオ!」
歩夢「この番組は、リスナーのみなさんの幼馴染にまつわるエピソード紹介やお悩み相談をしながら、幼馴染の素晴らしさを全世界に広める」
歩夢「そんな幼馴染の幼馴染による幼馴染のための番組です♡」
歩夢「パーソナリティーは私、全国スクールアイドル幼馴染協会会長、上原歩夢です」
歩夢「そして本日のゲストはこの人!」
曜「全速前進ヨーソロー! スクールアイドルAqoursの渡辺曜でーっす!」
曜「呼んでくれてありがとう、歩夢ちゃん!」
歩夢「こっちこそ今日はよろしくね、曜ちゃん」
歩夢「それでは今日も、幼馴染スト(オサナナジミスト)のみなさんから頂いたお便りを読んでいきましょう」
歩夢「では最初のお便りです」
歩夢「“ヌマヅ”にお住まいの、幼馴染ネーム『♰漆黒の賢狼♰』さんから頂きました。ありがとうございます」
6: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:04:03.72 ID:gS6laSSs
『歩夢さんこんにちは。幼馴染ラジオいつも楽しく聞いています。
突然ですが幼馴染界の権威である歩夢さんに、私の悩みを相談させてください。
私には、小さい頃からずっと一緒に暮らしてきた幼馴染がいます。
私にとって妹みたいな、一心同体と言ってもいい存在です。
彼女とずっと一緒にこの町で暮らしていたいと、そう思っていました。
しかし彼女はいま、夢のためにトカイに旅立ちたがっています。
私には夢を叶えようとする彼女を、喜んで送り出すことができません。
詳しくは書けませんが、彼女が夢を叶えることで、私と彼女の関係が壊れてしまうことが怖いのです。
突然ですが幼馴染界の権威である歩夢さんに、私の悩みを相談させてください。
私には、小さい頃からずっと一緒に暮らしてきた幼馴染がいます。
私にとって妹みたいな、一心同体と言ってもいい存在です。
彼女とずっと一緒にこの町で暮らしていたいと、そう思っていました。
しかし彼女はいま、夢のためにトカイに旅立ちたがっています。
私には夢を叶えようとする彼女を、喜んで送り出すことができません。
詳しくは書けませんが、彼女が夢を叶えることで、私と彼女の関係が壊れてしまうことが怖いのです。
7: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:05:32.74 ID:gS6laSSs
彼女は私の思いをまだ知りません。
それどころか最近になって次々と新しいトモダチを作っていて、彼女の心がどんどん私から離れているのを感じます。
彼女を縛り付けたがる私が、間違っているのはわかっています。
ですがそれでも私は今のまま、いつまでも彼女と一緒にいたいんです。
このままだと私のワガママのせいで、私たちの住む町が大変なことになってしまうかもしれません。
私は、どうすればよいのでしょうか』
それどころか最近になって次々と新しいトモダチを作っていて、彼女の心がどんどん私から離れているのを感じます。
彼女を縛り付けたがる私が、間違っているのはわかっています。
ですがそれでも私は今のまま、いつまでも彼女と一緒にいたいんです。
このままだと私のワガママのせいで、私たちの住む町が大変なことになってしまうかもしれません。
私は、どうすればよいのでしょうか』
8: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:07:12.55 ID:gS6laSSs
歩夢「……ううっ。わかる、わかるよ、『♰漆黒の賢狼♰』さん……」ポロポロ
歩夢「幼馴染は一心同体だよね……どこにも行かせずずっと一緒にいたいよね……」ポロポロ
曜「……内容に入る前に、ちょっといい?」
曜「この名前のセンス……あと“沼津”って、私がよく知ってる人を想像しちゃうんだけど」
歩夢「あっ、それは私も思った。でもこの内容、その子に当てはまると思う?」
曜「正直言っちゃうと、こんな悩みを抱えてるようなイメージないなぁ……」
曜「あと、あの子だったらたぶん名前は『堕天使』とかにするし」
歩夢「じゃあ別人だね。“沼津”も広いし、あの子と趣味が似てる子だっているよ」
曜「それもそっか」アハハ
曜「あと、なんか最後いきなり話が飛ばなかった? なんで幼馴染のいざこざで町が大変なことになるの?」
歩夢「何言ってるの曜ちゃん。ずっと絆を育みあって来た幼馴染が衝突しようとしてるんだよ?」
歩夢「そのエネルギーで町くらい簡単に崩壊するよ。下手するとこの日本全体も危ないんじゃないかな」
曜「幼馴染って兵器か何かなの?」
歩夢「幼馴染は一心同体だよね……どこにも行かせずずっと一緒にいたいよね……」ポロポロ
曜「……内容に入る前に、ちょっといい?」
曜「この名前のセンス……あと“沼津”って、私がよく知ってる人を想像しちゃうんだけど」
歩夢「あっ、それは私も思った。でもこの内容、その子に当てはまると思う?」
曜「正直言っちゃうと、こんな悩みを抱えてるようなイメージないなぁ……」
曜「あと、あの子だったらたぶん名前は『堕天使』とかにするし」
歩夢「じゃあ別人だね。“沼津”も広いし、あの子と趣味が似てる子だっているよ」
曜「それもそっか」アハハ
曜「あと、なんか最後いきなり話が飛ばなかった? なんで幼馴染のいざこざで町が大変なことになるの?」
歩夢「何言ってるの曜ちゃん。ずっと絆を育みあって来た幼馴染が衝突しようとしてるんだよ?」
歩夢「そのエネルギーで町くらい簡単に崩壊するよ。下手するとこの日本全体も危ないんじゃないかな」
曜「幼馴染って兵器か何かなの?」
11: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:10:00.71 ID:gS6laSSs
歩夢「それで、曜ちゃんはこの『♰漆黒の賢狼♰』さんのお悩み、どう思った?」
曜「うーん……大切な人に夢を諦めさせちゃうのは、どうかと思うけど」
曜「大好きな人が自分から離れていっちゃう怖さはわかるなー。どうするのが正解か、わからなくなっちゃうよね」
歩夢「だよね。私も、侑ちゃんの心が私から離れて行っちゃうと思ったことがあって」
歩夢「その時は押し倒したりして事なきを得たんだけど」
曜「それは事なきを得てるの?」
歩夢「次の日、何事もなかったかのように侑ちゃんと腕組んで登校したからセーフ」
歩夢「あの時ばかりは私もお台場を崩壊させちゃうんじゃないかと思ったけど、そうならずに済んで安心したなぁ」
曜「侑ちゃんはお台場の救世主だね。ていうかホント歩夢ちゃんの幼馴染が侑ちゃんでよかったと思うよ」
歩夢「やだなぁ曜ちゃんったら。私と侑ちゃんがベストオブベスト幼馴染だなんて、そんな当たり前のこと今更言ってくれなくたっていいのに」
曜「うん。もうそれでいいよ」
曜「うーん……大切な人に夢を諦めさせちゃうのは、どうかと思うけど」
曜「大好きな人が自分から離れていっちゃう怖さはわかるなー。どうするのが正解か、わからなくなっちゃうよね」
歩夢「だよね。私も、侑ちゃんの心が私から離れて行っちゃうと思ったことがあって」
歩夢「その時は押し倒したりして事なきを得たんだけど」
曜「それは事なきを得てるの?」
歩夢「次の日、何事もなかったかのように侑ちゃんと腕組んで登校したからセーフ」
歩夢「あの時ばかりは私もお台場を崩壊させちゃうんじゃないかと思ったけど、そうならずに済んで安心したなぁ」
曜「侑ちゃんはお台場の救世主だね。ていうかホント歩夢ちゃんの幼馴染が侑ちゃんでよかったと思うよ」
歩夢「やだなぁ曜ちゃんったら。私と侑ちゃんがベストオブベスト幼馴染だなんて、そんな当たり前のこと今更言ってくれなくたっていいのに」
曜「うん。もうそれでいいよ」
12: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:12:47.54 ID:gS6laSSs
曜「話を戻すと、『♰漆黒の賢狼♰』さんはもう少し、その幼馴染のことを信じてあげてもいいんじゃないかな」
歩夢「うんうん」
曜「詳しい事情はわからないから的外れかもしれないけど」
曜「本当に『♰漆黒の賢狼♰』さんと幼馴染が一心同体なら、離れ離れになったり、他の友達ができたくらいじゃ、その友情は壊れたりしないと思う」
曜「……私だって、どうにかなっちゃいそうだったけど、大丈夫だったから」
歩夢「うん。私も曜ちゃんの意見と同じ」
歩夢「さっきも言ったけど、私も似たような経験をしたから、『♰漆黒の賢狼♰』さんの気持ちはすごくわかる」
歩夢「ずっとずっと、侑ちゃんも私も、変わらないままでいいと思ってた」
歩夢「侑ちゃんが私を見てくれて、私も侑ちゃんのための私でいて、」
歩夢「このまま二人で過ごせれば、それだけでいいと思ってた」
歩夢「うんうん」
曜「詳しい事情はわからないから的外れかもしれないけど」
曜「本当に『♰漆黒の賢狼♰』さんと幼馴染が一心同体なら、離れ離れになったり、他の友達ができたくらいじゃ、その友情は壊れたりしないと思う」
曜「……私だって、どうにかなっちゃいそうだったけど、大丈夫だったから」
歩夢「うん。私も曜ちゃんの意見と同じ」
歩夢「さっきも言ったけど、私も似たような経験をしたから、『♰漆黒の賢狼♰』さんの気持ちはすごくわかる」
歩夢「ずっとずっと、侑ちゃんも私も、変わらないままでいいと思ってた」
歩夢「侑ちゃんが私を見てくれて、私も侑ちゃんのための私でいて、」
歩夢「このまま二人で過ごせれば、それだけでいいと思ってた」
13: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:15:13.16 ID:gS6laSSs
歩夢「でも、何も変わらないなんて無理なんだよ」
歩夢「だって新しい友達だって、やりたいことだってどんどん増えていくのに」
歩夢「何も変わらないっていうのは、それを全部相手に捨てさせたり……自分で捨てたりするっていうことだったの」
歩夢「私は侑ちゃんを思うあまり、侑ちゃんだけじゃない、自分の将来も閉ざそうとしていたの」
歩夢「だけどね。どれだけ変わっても、変わらないものもいっぱいあるって、侑ちゃん……そしてみんなが私に教えてくれたんだ」
歩夢「その一つが――幼馴染の絆」
歩夢「だって新しい友達だって、やりたいことだってどんどん増えていくのに」
歩夢「何も変わらないっていうのは、それを全部相手に捨てさせたり……自分で捨てたりするっていうことだったの」
歩夢「私は侑ちゃんを思うあまり、侑ちゃんだけじゃない、自分の将来も閉ざそうとしていたの」
歩夢「だけどね。どれだけ変わっても、変わらないものもいっぱいあるって、侑ちゃん……そしてみんなが私に教えてくれたんだ」
歩夢「その一つが――幼馴染の絆」
14: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:17:20.53 ID:gS6laSSs
歩夢「だから『♰漆黒の賢狼♰』さん」
歩夢「あなたにも、怖がらずに大切な幼馴染のことを送り出してあげてほしい」
歩夢「大丈夫。あなたとその子にこれから何があっても、あなた達の絆はずっと変わらないよ」
歩夢「今はそう思えなくても。それがその子と――あなた自身のためになるから」
歩夢「私からの答えはこんな感じかな」
歩夢「ちょっと熱く語っちゃったけど、あくまで1アドバイスとして受け取ってね」
歩夢「最終的にどうするか決めるのは、『♰漆黒の賢狼♰』さん自身だから」
歩夢「あなたにも、怖がらずに大切な幼馴染のことを送り出してあげてほしい」
歩夢「大丈夫。あなたとその子にこれから何があっても、あなた達の絆はずっと変わらないよ」
歩夢「今はそう思えなくても。それがその子と――あなた自身のためになるから」
歩夢「私からの答えはこんな感じかな」
歩夢「ちょっと熱く語っちゃったけど、あくまで1アドバイスとして受け取ってね」
歩夢「最終的にどうするか決めるのは、『♰漆黒の賢狼♰』さん自身だから」
15: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:21:49.82 ID:gS6laSSs
曜「……本音言うと、本当に幼馴染のいざこざで“沼津”がどうにかなっちゃうんだったら、私としては是非とも衝突だけはしないでほしいところだけど」
歩夢「衝突を重ねて強くなる絆もきっとあるよ」
曜「それでお台場を崩壊させかけたらしい人には言ってほしくないなぁ」
曜「ってかたぶん1回だけじゃないでしょ? 歩夢ちゃん、過去にも何度も侑ちゃんとケンカっていうか押し倒して来たんじゃないの? いったいどれだけお台場を崩壊の危機に遭わせてきたの?」
歩夢「はーい、それじゃここで1曲流しまーす」
曜「ごまかされた」
歩夢「曜ちゃん、曲紹介どうぞ!」
曜「あ、はい! 私たちAqoursの新曲で、『キミノタメボクノタメ』!」
――――――
――――
――
歩夢「衝突を重ねて強くなる絆もきっとあるよ」
曜「それでお台場を崩壊させかけたらしい人には言ってほしくないなぁ」
曜「ってかたぶん1回だけじゃないでしょ? 歩夢ちゃん、過去にも何度も侑ちゃんとケンカっていうか押し倒して来たんじゃないの? いったいどれだけお台場を崩壊の危機に遭わせてきたの?」
歩夢「はーい、それじゃここで1曲流しまーす」
曜「ごまかされた」
歩夢「曜ちゃん、曲紹介どうぞ!」
曜「あ、はい! 私たちAqoursの新曲で、『キミノタメボクノタメ』!」
――――――
――――
――
16: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:24:33.98 ID:gS6laSSs
~数週間後~
歩夢「上原歩夢の、幼馴染ラジオー!」
♪アシターヘツヅク ナミーキノミチ キボウノハナガーサイーテイクノー
歩夢「今週も始まりました、幼馴染ラジオ!」
歩夢「この番組は、幼馴染ストのみなさんから頂いた幼馴染への愛を余すことなく発信し、全世界を幼馴染一色で染め上げる」
歩夢「そんな、幼馴染による人種統一を目指す番組です♡ 目指せ!世界平和!」
歩夢「早速今日1通目のお便りです。ヌマヅにお住まいの、幼馴染ネーム『♰漆黒の賢狼♰』さん!」
歩夢「この前お悩み相談をくれた方ですね。その後、幼馴染とはどうなったのでしょうか」
歩夢「では読みますね」
歩夢「上原歩夢の、幼馴染ラジオー!」
♪アシターヘツヅク ナミーキノミチ キボウノハナガーサイーテイクノー
歩夢「今週も始まりました、幼馴染ラジオ!」
歩夢「この番組は、幼馴染ストのみなさんから頂いた幼馴染への愛を余すことなく発信し、全世界を幼馴染一色で染め上げる」
歩夢「そんな、幼馴染による人種統一を目指す番組です♡ 目指せ!世界平和!」
歩夢「早速今日1通目のお便りです。ヌマヅにお住まいの、幼馴染ネーム『♰漆黒の賢狼♰』さん!」
歩夢「この前お悩み相談をくれた方ですね。その後、幼馴染とはどうなったのでしょうか」
歩夢「では読みますね」
17: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:26:50.58 ID:gS6laSSs
『歩夢さん、曜さん。
先日のラジオでは私の悩みに答えてくれて、ありがとうございました。
あれから、私の幼馴染と話しました。
私が抱えていた秘密も、トカイに行こうとする彼女に抱いていた想いも、全て包み隠さず伝えました。
結果はお二人の言う通りでした。
私と彼女の絆は、そんなことで簡単に壊れるようなものではありませんでした。
結局のところ、彼女はトカイには行きませんでした。
ですがそれは私ではなく、彼女自身の選択です。
彼女はいま新しいトモダチのみんなと、毎日を楽しく過ごしています。
私もそんな大切な妹を、陰ながら見守っています。
先日のラジオでは私の悩みに答えてくれて、ありがとうございました。
あれから、私の幼馴染と話しました。
私が抱えていた秘密も、トカイに行こうとする彼女に抱いていた想いも、全て包み隠さず伝えました。
結果はお二人の言う通りでした。
私と彼女の絆は、そんなことで簡単に壊れるようなものではありませんでした。
結局のところ、彼女はトカイには行きませんでした。
ですがそれは私ではなく、彼女自身の選択です。
彼女はいま新しいトモダチのみんなと、毎日を楽しく過ごしています。
私もそんな大切な妹を、陰ながら見守っています。
18: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:29:03.79 ID:gS6laSSs
私たちの関係は前とは少し違うものになったかもしれません。
ですが今なら自信を持って言えます。私たちの絆は、これからもずっと続くのだと。
もし彼女が再びトカイに行きたいと言う時が来たら、私は心から彼女を応援するでしょう。
歩夢さん、曜さん。
ずっと子供だった彼女と私は――いや、違いました。
ずっと、彼女と子供のままでいたいと思っていた私は、
ようやく一歩を踏み出すことができました。
ヌマヅが救われたのも、あなた達のおかげです。
本当に、ありがとうございました』
『追伸:お二人が言っていた“堕天使”の人、私も会ってみたいです。
いつか、どこかで』
ですが今なら自信を持って言えます。私たちの絆は、これからもずっと続くのだと。
もし彼女が再びトカイに行きたいと言う時が来たら、私は心から彼女を応援するでしょう。
歩夢さん、曜さん。
ずっと子供だった彼女と私は――いや、違いました。
ずっと、彼女と子供のままでいたいと思っていた私は、
ようやく一歩を踏み出すことができました。
ヌマヅが救われたのも、あなた達のおかげです。
本当に、ありがとうございました』
『追伸:お二人が言っていた“堕天使”の人、私も会ってみたいです。
いつか、どこかで』
19: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:31:37.13 ID:gS6laSSs
歩夢「……ううっ、うううっ……」ポロポロ
歩夢「よ゛か゛っ゛た゛、よ゛か゛っ゛た゛ね゛ぇ゛……」ポロポロ
歩夢「大切な幼馴染と、心から通じ合うことができたんだねぇ……」ポロポロ
歩夢「私と曜ちゃんのアドバイスが、『♰漆黒の賢狼♰』さんの助けになったなら、」
歩夢「幼馴染マイスターとして、これ以上の幸せはないよ!」
歩夢「これからも大切な人と、ずっとずっと幸せにね!『♰漆黒の賢狼♰』さん!」
歩夢「うん!」
歩夢「やっぱり、幼馴染って最高だね!」
歩夢「よ゛か゛っ゛た゛、よ゛か゛っ゛た゛ね゛ぇ゛……」ポロポロ
歩夢「大切な幼馴染と、心から通じ合うことができたんだねぇ……」ポロポロ
歩夢「私と曜ちゃんのアドバイスが、『♰漆黒の賢狼♰』さんの助けになったなら、」
歩夢「幼馴染マイスターとして、これ以上の幸せはないよ!」
歩夢「これからも大切な人と、ずっとずっと幸せにね!『♰漆黒の賢狼♰』さん!」
歩夢「うん!」
歩夢「やっぱり、幼馴染って最高だね!」
20: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:33:55.17 ID:gS6laSSs
~???~
『それでは、次のお便りです――』ブツッ
「あ、いたいた。もー、呼んだら返事してっていつも言ってるじゃーん」
「あんた毎週この時間になると、決まってラジオ聞いてるわよね。面白い番組でもやってるの?」
「……何よ、聞かれたくないわけ?」
「まさかあんた、ハガキとか出してたり……って、いくらなんでもさすがにそれはないか」
「まぁいっか。私、ラジオとか聞かないし」
「それじゃ行こっか、ライラプス」
ワンッ!
『それでは、次のお便りです――』ブツッ
「あ、いたいた。もー、呼んだら返事してっていつも言ってるじゃーん」
「あんた毎週この時間になると、決まってラジオ聞いてるわよね。面白い番組でもやってるの?」
「……何よ、聞かれたくないわけ?」
「まさかあんた、ハガキとか出してたり……って、いくらなんでもさすがにそれはないか」
「まぁいっか。私、ラジオとか聞かないし」
「それじゃ行こっか、ライラプス」
ワンッ!
21: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:36:00.69 ID:gS6laSSs
■おまけ1(陰の功労者その1)
「あれ、どうしたの?ライラプス」
「このお手紙を届けてほしいの?」
「えっ、まさかこれライラプスが書いた……って、そんなわけないよね」
「……ん?ちょっと待って? この宛先、もしかして……」
「……さすがにこれは……いや、でも」
「ダイヤさんやルビィちゃんに協力してもらえば、なんとか……」
「あ、いやいや!心配しないで!」
「大丈夫!このお手紙は、絶対に私が届けてあげるから!」
「この、メッセンジャー・ヨウにお任せあれ!であります!」
「あれ、どうしたの?ライラプス」
「このお手紙を届けてほしいの?」
「えっ、まさかこれライラプスが書いた……って、そんなわけないよね」
「……ん?ちょっと待って? この宛先、もしかして……」
「……さすがにこれは……いや、でも」
「ダイヤさんやルビィちゃんに協力してもらえば、なんとか……」
「あ、いやいや!心配しないで!」
「大丈夫!このお手紙は、絶対に私が届けてあげるから!」
「この、メッセンジャー・ヨウにお任せあれ!であります!」
22: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:38:11.25 ID:gS6laSSs
■おまけ2(陰の功労者その2、そして)
歩夢「おつかれさまでーす」
曜「ありがとうございましたー!」
璃奈「歩夢さん、曜さん、お疲れさま」ヒョコッ
璃奈「最初のお便りのトーク、とてもよかった。璃奈ちゃんボード『ウルウル』」
曜「……ねぇ、璃奈ちゃん。ちょっと気になってたんだけど」
璃奈「何?」
曜「この番組、どの地域まで放送してるの? つぶやき見てると、リアルタイムに世界中から感想来てる気がするんだけど」
璃奈「全世界。どころか全次元」
曜「…………はい?」
歩夢「おつかれさまでーす」
曜「ありがとうございましたー!」
璃奈「歩夢さん、曜さん、お疲れさま」ヒョコッ
璃奈「最初のお便りのトーク、とてもよかった。璃奈ちゃんボード『ウルウル』」
曜「……ねぇ、璃奈ちゃん。ちょっと気になってたんだけど」
璃奈「何?」
曜「この番組、どの地域まで放送してるの? つぶやき見てると、リアルタイムに世界中から感想来てる気がするんだけど」
璃奈「全世界。どころか全次元」
曜「…………はい?」
23: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:40:29.00 ID:gS6laSSs
璃奈「この番組は歩夢さんたっての希望で、私のマシンであらゆる言語に自動翻訳しながら全世界に同時発信している」
璃奈「それだけじゃ私が物足りなかったから、ついでに別の次元……」
璃奈「わかりやすく言うと異世界の人でも、ラジオさえあれば受信できるようにした。璃奈ちゃんボード『君に届け』」
曜「……相変わらず、スケールがでっかいことで」
璃奈「だから仮にパラレルワールドというのがあって、そこにここにいる私たちとは違う私たちがいたら、」
璃奈「もしかしたら彼女たちも、この放送を聞いているかもしれない」
璃奈「私からは実際どうなのかわからないけど、そういうのって夢があって、すき」
璃奈「璃奈ちゃんボード『いつか次元を超えて共に歌おう』」
曜「へぇー」
璃奈「それだけじゃ私が物足りなかったから、ついでに別の次元……」
璃奈「わかりやすく言うと異世界の人でも、ラジオさえあれば受信できるようにした。璃奈ちゃんボード『君に届け』」
曜「……相変わらず、スケールがでっかいことで」
璃奈「だから仮にパラレルワールドというのがあって、そこにここにいる私たちとは違う私たちがいたら、」
璃奈「もしかしたら彼女たちも、この放送を聞いているかもしれない」
璃奈「私からは実際どうなのかわからないけど、そういうのって夢があって、すき」
璃奈「璃奈ちゃんボード『いつか次元を超えて共に歌おう』」
曜「へぇー」
24: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:42:57.13 ID:gS6laSSs
曜「パラレルワールドの私かぁ。いったい何やってるんだろう」
曜「スクールアイドルか、高飛び込みの選手か、そのどっちでもなかったりするのかな?」
曜「まぁ、でも――」
曜「幼馴染であっても、たとえそうじゃなかったとしても」
曜「別の私も、千歌ちゃんと一緒にいて、」
曜「梨子ちゃん、果南ちゃん……Aqoursのみんなと変わらず仲良くしてるんだったら――」
曜「私は、それで十分かな」
~終~
曜「スクールアイドルか、高飛び込みの選手か、そのどっちでもなかったりするのかな?」
曜「まぁ、でも――」
曜「幼馴染であっても、たとえそうじゃなかったとしても」
曜「別の私も、千歌ちゃんと一緒にいて、」
曜「梨子ちゃん、果南ちゃん……Aqoursのみんなと変わらず仲良くしてるんだったら――」
曜「私は、それで十分かな」
~終~
25: (国際宇宙ステーション) 2023/09/18(月) 20:47:34.56 ID:gS6laSSs
以上です。読んでくださった方ありがとうございました
ヨハネ最終回放送記念のつもりのSSでした。ヨハネキャラほとんど出てないけど
ヨハネ9話のライラプスのムーブとアニガサキ1期11話の歩夢が自分の中で重なってしまったから書きました
ヨハネ最終回放送記念のつもりのSSでした。ヨハネキャラほとんど出てないけど
ヨハネ9話のライラプスのムーブとアニガサキ1期11話の歩夢が自分の中で重なってしまったから書きました
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1695034705/