1: 2020/11/29(日) 22:47:35.12 ID:UnZy+mCC
ようまり。
3: 2020/11/29(日) 22:49:12.63 ID:UnZy+mCC
曜「ふーむ…」
今日は11月28日。ツイッタートレンドによると「良いニーハイの日」とのこと。
鞠莉「――そうなのよ、よほど嬉しかったんでしょうね。そのときのダイヤったらすっかり舞い上がっちゃって」
果南「へー、そんなことがあったんだ」
ダイヤ「ま、鞠莉さん!その話は言わない約束でしょう!?」
鞠莉「あれ、そうだった?」
ニーハイと言えば善子ちゃんだけど、Aqoursにはもう一人、愛用している人がいる。
ダイヤ「そうですわ!言わないでと、あれ程念を押しましたのに!」
果南「内緒はよくないよ。ねー、鞠莉」
鞠莉「ねー、果南」
そう、鞠莉ちゃんだ。
今日は11月28日。ツイッタートレンドによると「良いニーハイの日」とのこと。
鞠莉「――そうなのよ、よほど嬉しかったんでしょうね。そのときのダイヤったらすっかり舞い上がっちゃって」
果南「へー、そんなことがあったんだ」
ダイヤ「ま、鞠莉さん!その話は言わない約束でしょう!?」
鞠莉「あれ、そうだった?」
ニーハイと言えば善子ちゃんだけど、Aqoursにはもう一人、愛用している人がいる。
ダイヤ「そうですわ!言わないでと、あれ程念を押しましたのに!」
果南「内緒はよくないよ。ねー、鞠莉」
鞠莉「ねー、果南」
そう、鞠莉ちゃんだ。
4: 2020/11/29(日) 22:50:01.23 ID:UnZy+mCC
ダイヤ「もう、お二人ともからかわないでください!」
果南「からかってないない」
鞠莉「そうそう。ただの話題共有じゃない、幼なじみの可愛いところの」
ダイヤ「それがからかっているというのですわ!」
鞠莉「すぐそうやってムキになるところ、かーわいい♪」
ダイヤ「まーりーさーん!?」
果南「あははっ、今日も平和だねー」
いつも見ているはずなのに、今日がニーハイの日だって知ったからかな。鞠莉ちゃんのニーハイが気になって仕方ない。
果南「からかってないない」
鞠莉「そうそう。ただの話題共有じゃない、幼なじみの可愛いところの」
ダイヤ「それがからかっているというのですわ!」
鞠莉「すぐそうやってムキになるところ、かーわいい♪」
ダイヤ「まーりーさーん!?」
果南「あははっ、今日も平和だねー」
いつも見ているはずなのに、今日がニーハイの日だって知ったからかな。鞠莉ちゃんのニーハイが気になって仕方ない。
5: 2020/11/29(日) 22:51:04.50 ID:UnZy+mCC
果南「あ、見て、鞠莉」
鞠莉「ん?あら、曜じゃない。チャオー」
鞠莉ちゃんの足、綺麗だな。
果南「あれ?こっちを見てるけど、気付いてないみたいだね」
ダイヤ「なにやら集中しているご様子ですが」
鞠莉「曜、よーうー?」
ニーハイがすごく似合ってるし、アクセントについてるリボンがまた可愛くって。
鞠莉「ん?あら、曜じゃない。チャオー」
鞠莉ちゃんの足、綺麗だな。
果南「あれ?こっちを見てるけど、気付いてないみたいだね」
ダイヤ「なにやら集中しているご様子ですが」
鞠莉「曜、よーうー?」
ニーハイがすごく似合ってるし、アクセントについてるリボンがまた可愛くって。
6: 2020/11/29(日) 22:51:41.73 ID:UnZy+mCC
果南「全然気付いてないね」
鞠莉「もう、こんなに呼んでるのに。ちょっと行ってくるわ」
そういえばあのリボンって、水色なんだよね。
鞠莉「よーう」
私のお気に入りの色だから、なんだか嬉しい――
鞠莉「もう、こんなに呼んでるのに。ちょっと行ってくるわ」
そういえばあのリボンって、水色なんだよね。
鞠莉「よーう」
私のお気に入りの色だから、なんだか嬉しい――
7: 2020/11/29(日) 22:52:12.49 ID:UnZy+mCC
鞠莉「曜ってば!」
曜「へっ?うわわっ!?」
いつの間にか、鞠莉ちゃんが目の前にいた。
曜「ま、鞠莉ちゃん!?」
鞠莉「なに慌ててるのよ」
曜「だって、いきなり目の前にいたから…」
鞠莉「いきなりじゃないわ。何度も呼んでたのに、反応がないんだもの」
曜「へっ?うわわっ!?」
いつの間にか、鞠莉ちゃんが目の前にいた。
曜「ま、鞠莉ちゃん!?」
鞠莉「なに慌ててるのよ」
曜「だって、いきなり目の前にいたから…」
鞠莉「いきなりじゃないわ。何度も呼んでたのに、反応がないんだもの」
8: 2020/11/29(日) 22:52:51.82 ID:UnZy+mCC
曜「そ、そうだった?」
鞠莉「しっかりしてよ、もう」
曜「ご、ごめん。ちょっと考え事してたから、衣装のこととか、あはは…」
咄嗟の言い訳だけど、嘘は言ってないよ、うん。
鞠莉「ああ、ライブが近いからね。熱心なのはいいけれど、根を詰めすぎてはダメよ?」
鞠莉「しっかりしてよ、もう」
曜「ご、ごめん。ちょっと考え事してたから、衣装のこととか、あはは…」
咄嗟の言い訳だけど、嘘は言ってないよ、うん。
鞠莉「ああ、ライブが近いからね。熱心なのはいいけれど、根を詰めすぎてはダメよ?」
9: 2020/11/29(日) 22:55:25.76 ID:UnZy+mCC
曜「大丈夫、無理せずやってるから」
鞠莉「ならよろしい」
ほっ、なんとか誤魔化せたみたい。足に見惚れていたこと、気付かれてないよね。
鞠莉「でも、それにしては、マリーの足ばかりをじーっと見ていたようだけど」
曜「」
はい、しっかりバレてました。
鞠莉「自分では普段通りだと思うけど、何か気になるところでもあったかしら?」
どうしよう、これはまずいよ。鞠莉ちゃん相手に、これ以上はぐらかせそうもないし…
鞠莉「ならよろしい」
ほっ、なんとか誤魔化せたみたい。足に見惚れていたこと、気付かれてないよね。
鞠莉「でも、それにしては、マリーの足ばかりをじーっと見ていたようだけど」
曜「」
はい、しっかりバレてました。
鞠莉「自分では普段通りだと思うけど、何か気になるところでもあったかしら?」
どうしよう、これはまずいよ。鞠莉ちゃん相手に、これ以上はぐらかせそうもないし…
10: 2020/11/29(日) 22:55:44.89 ID:UnZy+mCC
曜「えっと…ごめんね。実はニーハイを見てたんだ」
ええい、正直に言ってしまえ。
鞠莉「ニーハイを?」
曜「うん。今日って『いいニーハイの日』なんだって。11月28日で」
鞠莉「11月28日…ああ、いい、ニーハイ、語呂合わせってこと?」
曜「そうみたい。それで、鞠莉ちゃんがニーハイをよく履いてるから、気になっちゃって」
ええい、正直に言ってしまえ。
鞠莉「ニーハイを?」
曜「うん。今日って『いいニーハイの日』なんだって。11月28日で」
鞠莉「11月28日…ああ、いい、ニーハイ、語呂合わせってこと?」
曜「そうみたい。それで、鞠莉ちゃんがニーハイをよく履いてるから、気になっちゃって」
11: 2020/11/29(日) 22:57:08.82 ID:UnZy+mCC
鞠莉「なるほど。熱い視線の理由はそれってわけね」
あ、熱い視線って。私、そんな目してた…?
曜「ま、まあ。それにね、最近寒くなってきたから、ニーハイってどうなんだろうって興味があって」
鞠莉「確かに、今週に入って気温がぐっと下がったし、寒がりの曜にとっては辛い季節よね」
曜「実際、履いてるとあったかい?」
鞠莉「ええ。これのおかげで、冷え切った室内も、冷たい風もへっちゃらよ」
曜「そっか、やっぱそうなんだねー」
どうやら上手い具合に話題が移ってくれたみたい。寒いのは好きじゃないけど、今回ばかりは感謝だね。
あ、熱い視線って。私、そんな目してた…?
曜「ま、まあ。それにね、最近寒くなってきたから、ニーハイってどうなんだろうって興味があって」
鞠莉「確かに、今週に入って気温がぐっと下がったし、寒がりの曜にとっては辛い季節よね」
曜「実際、履いてるとあったかい?」
鞠莉「ええ。これのおかげで、冷え切った室内も、冷たい風もへっちゃらよ」
曜「そっか、やっぱそうなんだねー」
どうやら上手い具合に話題が移ってくれたみたい。寒いのは好きじゃないけど、今回ばかりは感謝だね。
12: 2020/11/29(日) 22:57:52.44 ID:UnZy+mCC
鞠莉「曜もちゃんと暖かくしなきゃダメよ。体の冷えは万病のもとデース」
曜「わかってるって。大事な時期に風邪なんてひいてられないからね」
鞠莉「そういうこと。それじゃ、また学校でね」
曜「うん、またね!」
鞠莉ちゃんはウインクを残して、果南ちゃんとダイヤさんのところへ駆け寄っていく。
曜「…ニーハイ、かぁ」
その後ろ姿を見送りながら、やっぱり鞠莉ちゃんの足に釘付けになっている自分がいた。
曜「わかってるって。大事な時期に風邪なんてひいてられないからね」
鞠莉「そういうこと。それじゃ、また学校でね」
曜「うん、またね!」
鞠莉ちゃんはウインクを残して、果南ちゃんとダイヤさんのところへ駆け寄っていく。
曜「…ニーハイ、かぁ」
その後ろ姿を見送りながら、やっぱり鞠莉ちゃんの足に釘付けになっている自分がいた。
13: 2020/11/29(日) 22:59:05.24 ID:UnZy+mCC
――――――――
鞠莉「二人ともお待たせっ」
果南「曜、なんだって?」
鞠莉「んー、私たちが仲良くしてるのが微笑ましかったんですって」
ダイヤ「本当ですか?」
鞠莉「本当本当。マリーは嘘つきませーん」
果南「さすがになんか嘘っぽいけど、まあいいや。早く行かないと遅れちゃうよ」
ダイヤ「そうですわね」
鞠莉「レッツ、ゴー!」
鞠莉「…ニーハイ、かぁ」
鞠莉「二人ともお待たせっ」
果南「曜、なんだって?」
鞠莉「んー、私たちが仲良くしてるのが微笑ましかったんですって」
ダイヤ「本当ですか?」
鞠莉「本当本当。マリーは嘘つきませーん」
果南「さすがになんか嘘っぽいけど、まあいいや。早く行かないと遅れちゃうよ」
ダイヤ「そうですわね」
鞠莉「レッツ、ゴー!」
鞠莉「…ニーハイ、かぁ」
14: 2020/11/29(日) 22:59:47.03 ID:UnZy+mCC
……………………………………
次の日。
朝練が終わって、教室に行く準備をしているときだった。
鞠莉「曜、ちょっといい?」
曜「あ、鞠莉ちゃん!どうしたの」
鞠莉「これを渡そうと思って」
そう言って、鞠莉ちゃんが小さめの紙袋を差し出してくれた。
次の日。
朝練が終わって、教室に行く準備をしているときだった。
鞠莉「曜、ちょっといい?」
曜「あ、鞠莉ちゃん!どうしたの」
鞠莉「これを渡そうと思って」
そう言って、鞠莉ちゃんが小さめの紙袋を差し出してくれた。
15: 2020/11/29(日) 23:00:22.41 ID:UnZy+mCC
曜「え、私に?」
鞠莉「ええ。中を見て、きっと気に入ってもらえると思うわ」
わあ、なんだろう。持ってみた感じ、食べ物や本とかじゃなさそうだけど。
曜「どれどれ…あっ!」
鞠莉「ご所望の品よ」
紙袋の中にあったのは、綺麗に折り畳まれたニーハイが3セット。しかもこれ――
曜「これ、鞠莉ちゃんのと同じだ!」
そう、鞠莉ちゃんが履いているのと同じデザインのものだった。
鞠莉「ええ。中を見て、きっと気に入ってもらえると思うわ」
わあ、なんだろう。持ってみた感じ、食べ物や本とかじゃなさそうだけど。
曜「どれどれ…あっ!」
鞠莉「ご所望の品よ」
紙袋の中にあったのは、綺麗に折り畳まれたニーハイが3セット。しかもこれ――
曜「これ、鞠莉ちゃんのと同じだ!」
そう、鞠莉ちゃんが履いているのと同じデザインのものだった。
16: 2020/11/29(日) 23:01:41.28 ID:UnZy+mCC
鞠莉「実はこの前、これと同じものを追加で買ったんだけど、うっかりサイズ違いを選んじゃったみたいで。私にはちょっと小さいの」
あー、わかるわかる、たまにやっちゃうよね。
鞠莉「今朝、履く寸前になってそのことに気が付いてね。もう洗っちゃって返品もできないから、どうしようかなって思っていたんだけど」
曜「それを、私に?」
鞠莉「そういうこと。ニーハイが気になっていたみたいだから、よければ使って。買ったままの状態じゃなくて、ごめんだけど」
あー、わかるわかる、たまにやっちゃうよね。
鞠莉「今朝、履く寸前になってそのことに気が付いてね。もう洗っちゃって返品もできないから、どうしようかなって思っていたんだけど」
曜「それを、私に?」
鞠莉「そういうこと。ニーハイが気になっていたみたいだから、よければ使って。買ったままの状態じゃなくて、ごめんだけど」
17: 2020/11/29(日) 23:02:26.20 ID:UnZy+mCC
曜「そんなことないよ、嬉しい!凄いね、作りもいいし、あったかそうだし」
なにより、リボンの色も一緒だ。
鞠莉「ねえ、せっかくだから履いてみたら?」
曜「今から?」
鞠莉「今日は日中でも冷え込むらしいから。冷えは足元からっていうし、寒さ対策にはうってつけよ」
曜「なるほど…なら、早速履いてくる!」
なにより、リボンの色も一緒だ。
鞠莉「ねえ、せっかくだから履いてみたら?」
曜「今から?」
鞠莉「今日は日中でも冷え込むらしいから。冷えは足元からっていうし、寒さ対策にはうってつけよ」
曜「なるほど…なら、早速履いてくる!」
18: 2020/11/29(日) 23:03:13.20 ID:UnZy+mCC
――――――――
曜「履いてみたけど、どうかな?」
鞠莉「思ったとおり、なかなか似合うじゃない。サイズもちょうど良さそうね」
曜「うん、ぴったりだよ!肌触りも履き心地もとっても良くて、さすが鞠莉ちゃんの御用達だね!」
鞠莉「ふふっ、喜んでもらえて良かった。間違って買った甲斐があったってところね」
曜「あははっ。ありがとう、大事に使うね」
曜「履いてみたけど、どうかな?」
鞠莉「思ったとおり、なかなか似合うじゃない。サイズもちょうど良さそうね」
曜「うん、ぴったりだよ!肌触りも履き心地もとっても良くて、さすが鞠莉ちゃんの御用達だね!」
鞠莉「ふふっ、喜んでもらえて良かった。間違って買った甲斐があったってところね」
曜「あははっ。ありがとう、大事に使うね」
19: 2020/11/29(日) 23:04:01.67 ID:UnZy+mCC
鞠莉「そうしてもらえると嬉しいわ。それじゃ、また後でね」
曜「うん、またねー!えへへ、あったかいな」
鞠莉ちゃんの言ってたとおり、靴下を替えただけなのに暖かさが全然違う。
こんなに効果があるのなら、私ももっと早く使えばよかったかな。それに――
曜「それに、鞠莉ちゃんとお揃いだ」
そのことが、私の心をなによりも暖かくしてくれた。
曜「うん、またねー!えへへ、あったかいな」
鞠莉ちゃんの言ってたとおり、靴下を替えただけなのに暖かさが全然違う。
こんなに効果があるのなら、私ももっと早く使えばよかったかな。それに――
曜「それに、鞠莉ちゃんとお揃いだ」
そのことが、私の心をなによりも暖かくしてくれた。
20: 2020/11/29(日) 23:05:45.83 ID:UnZy+mCC
……………………………………
鞠莉ちゃんにニーハイをもらった、その週の土曜日。
衣装合わせのミーティングを終えて、帰り支度を済ませたときだった。
鞠莉「曜、これ着てみない?」
この前みたいに、鞠莉ちゃんが紙袋を持ってきてくれた。
曜「わあ、カーディガンだ!」
中を見ると、ブラウンベージュのカーディガンが納められていた。
広げてみると、袖や裾のところに紫のラインが2本入ったデザインで、まさに今、鞠莉ちゃんが着ているものと同じだった。
鞠莉ちゃんにニーハイをもらった、その週の土曜日。
衣装合わせのミーティングを終えて、帰り支度を済ませたときだった。
鞠莉「曜、これ着てみない?」
この前みたいに、鞠莉ちゃんが紙袋を持ってきてくれた。
曜「わあ、カーディガンだ!」
中を見ると、ブラウンベージュのカーディガンが納められていた。
広げてみると、袖や裾のところに紫のラインが2本入ったデザインで、まさに今、鞠莉ちゃんが着ているものと同じだった。
21: 2020/11/29(日) 23:07:12.36 ID:UnZy+mCC
鞠莉「予備のつもりで買ったんだけど、例によってサイズ違いだったみたいなの」
曜「立て続けにだなんて、鞠莉ちゃんにしてはうっかりだね」
鞠莉「本当よね。でも、このとおり使い勝手は抜群よ。シンプルなデザインだから合わせるものを選ばないし、これからの季節に大活躍すること間違いなし!」
確かに、これなら今着てる私服にも合いそう。
もちろん、今日も鞠莉ちゃんがくれたニーハイを履いてるよ。
曜「立て続けにだなんて、鞠莉ちゃんにしてはうっかりだね」
鞠莉「本当よね。でも、このとおり使い勝手は抜群よ。シンプルなデザインだから合わせるものを選ばないし、これからの季節に大活躍すること間違いなし!」
確かに、これなら今着てる私服にも合いそう。
もちろん、今日も鞠莉ちゃんがくれたニーハイを履いてるよ。
22: 2020/11/29(日) 23:07:52.89 ID:UnZy+mCC
曜「これも、私にくれるの?」
鞠莉「もちろん。そのために持ってきたんだもの」
曜「この前のお返しもしてないのに、貰ってばかりじゃなんだか心苦しいよ」
この服にしろニーハイにしろ、鞠莉ちゃんのセレクトならかなりの高級品なはずだし…
鞠莉「服っていうのは、着てもらうためのものでしょ?誰にも着られないまま、行き場をなくしてしまう方が可哀想だと思わない?」
うーん。鞠莉ちゃんに言われると、その通りな気がする。
鞠莉「もちろん。そのために持ってきたんだもの」
曜「この前のお返しもしてないのに、貰ってばかりじゃなんだか心苦しいよ」
この服にしろニーハイにしろ、鞠莉ちゃんのセレクトならかなりの高級品なはずだし…
鞠莉「服っていうのは、着てもらうためのものでしょ?誰にも着られないまま、行き場をなくしてしまう方が可哀想だと思わない?」
うーん。鞠莉ちゃんに言われると、その通りな気がする。
23: 2020/11/29(日) 23:09:53.44 ID:UnZy+mCC
曜「確かに、服は着るからこそ、だよね」
鞠莉「だからね、この子の活躍の場を作ってあげてほしいの。無理に押し付けるつもりはないけれど、人助けならぬ服助けだと思って、ね?」
曜「…うん、わかった。それじゃ、ニーハイと一緒にありがたく使わせてもらうね!」
鞠莉「ふふっ、曜ならそう言ってくれると思ったわ」
曜「ではでは、早速袖を通して、っと――うん、良い着心地!」
鞠莉「グッド!よく似合ってるわ、私の見込んだとおりね」
鏡で様子を確認する。袖と裾にある紫のラインが、どことなく鞠莉ちゃんを連想させてくれるデザインだ。
曜「えへへっ!カーディガンもニーハイも、お揃いだね!」
鞠莉「ええ、お揃いよ」
曜「これで寒い季節もバッチリだよ!鞠莉ちゃん、ありがとう!」
鞠莉「だからね、この子の活躍の場を作ってあげてほしいの。無理に押し付けるつもりはないけれど、人助けならぬ服助けだと思って、ね?」
曜「…うん、わかった。それじゃ、ニーハイと一緒にありがたく使わせてもらうね!」
鞠莉「ふふっ、曜ならそう言ってくれると思ったわ」
曜「ではでは、早速袖を通して、っと――うん、良い着心地!」
鞠莉「グッド!よく似合ってるわ、私の見込んだとおりね」
鏡で様子を確認する。袖と裾にある紫のラインが、どことなく鞠莉ちゃんを連想させてくれるデザインだ。
曜「えへへっ!カーディガンもニーハイも、お揃いだね!」
鞠莉「ええ、お揃いよ」
曜「これで寒い季節もバッチリだよ!鞠莉ちゃん、ありがとう!」
24: 2020/11/29(日) 23:11:02.40 ID:UnZy+mCC
――――――――
千歌「梨子ちゃん梨子ちゃん。見て、曜ちゃんのあの嬉しそうな顔」
梨子「うん、良い顔してる。曜ちゃん、すっかり鞠莉ちゃんコーディネートだね」
千歌「鞠莉ちゃんも上手だよね。気付いてないの、きっと曜ちゃんだけだよ」
梨子「そのことに曜ちゃんが気付いたとき、どんな反応するかなぁ」
千歌「梨子ちゃんたら、意味深なこと言っちゃってー」
千歌「梨子ちゃん梨子ちゃん。見て、曜ちゃんのあの嬉しそうな顔」
梨子「うん、良い顔してる。曜ちゃん、すっかり鞠莉ちゃんコーディネートだね」
千歌「鞠莉ちゃんも上手だよね。気付いてないの、きっと曜ちゃんだけだよ」
梨子「そのことに曜ちゃんが気付いたとき、どんな反応するかなぁ」
千歌「梨子ちゃんたら、意味深なこと言っちゃってー」
25: 2020/11/29(日) 23:11:20.71 ID:UnZy+mCC
梨子「あら、千歌ちゃんは興味ないの?」
千歌「そりゃあもちろん、興味ありまくりに決まってるじゃん!」
梨子「だよね、ふふっ。ほら、曜ちゃんがやってきたよ」
曜「お待たせー!」
えへへっ、なんだかいいことありそうだよ!
終わり
千歌「そりゃあもちろん、興味ありまくりに決まってるじゃん!」
梨子「だよね、ふふっ。ほら、曜ちゃんがやってきたよ」
曜「お待たせー!」
えへへっ、なんだかいいことありそうだよ!
終わり
26: 2020/11/29(日) 23:12:17.38 ID:UnZy+mCC
全弾撃ち尽くしました。
良いニーハイの日に間に合いませんでしたが、ニーハイようまりでした。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
曜「内緒のトリックオアトリート」
https://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1605419752/
ありがとうございました。
良いニーハイの日に間に合いませんでしたが、ニーハイようまりでした。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
曜「内緒のトリックオアトリート」
https://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1605419752/
ありがとうございました。
27: 2020/11/29(日) 23:13:09.78 ID:BW5O7jXm
こういうのがいいんだよ
おつおつ
おつおつ
28: 2020/11/29(日) 23:31:47.55 ID:Ejn2yu1z
乙。良かった
30: 2020/11/30(月) 00:42:00.31 ID:Ctn1kAmU
おつ
毎秒全弾打ち尽くして
毎秒全弾打ち尽くして
31: 2020/11/30(月) 06:08:35.68 ID:e424Ba6r
おつ
やはりようまりはいいものだ
やはりようまりはいいものだ
32: 2020/11/30(月) 19:05:56.50 ID:XkxdKU7e
いいぞ~
34: 2020/12/02(水) 00:54:52.10 ID:oXf9kaVn
ニーハイいいよね
36: 2020/12/02(水) 20:51:48.82 ID:xty98mIL
身も心も暖かくなるようまりですね
鞠莉スタイルの曜も是非とも見てみたいです
とても和みませて頂きました。
ありがとうございます。
鞠莉スタイルの曜も是非とも見てみたいです
とても和みませて頂きました。
ありがとうございます。
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1606657655/