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2: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:08:42 ID:???Sa
麻衣「本当に何も覚えていないのね。面談もネットでやるんだけど」
ポルカ「へえ、面談までパソコンで。……あの、ねえ、麻衣ちゃん」
麻衣「はあ、……使い方ね。もう諦めたわ」
ポルカ「ありがとう、麻衣ちゃん! 大好きだよ!」
麻衣「っ……!? ……全く、それじゃあ、これでつながるはずだから。終わらせ方くらいはわかるでしょ?」
ポルカ「バツを押せばいいんでしょ? それくらい私だってわかるよ!」
麻衣「自慢することじゃないけど」
ポルカ「そんな~。もうちょっとほめてくれても~」
麻衣「準備から自分で出来たら褒めてあげるわよ」
ポルカ「うう、頑張ります……」
麻衣「それじゃあ、私も帰るから、またね、ポルカ」
ポルカ「うん、またね! 麻衣ちゃん、本当にありがとう!」
麻衣「はいはい、頑張りなさいよ」
ポルカ「へえ、面談までパソコンで。……あの、ねえ、麻衣ちゃん」
麻衣「はあ、……使い方ね。もう諦めたわ」
ポルカ「ありがとう、麻衣ちゃん! 大好きだよ!」
麻衣「っ……!? ……全く、それじゃあ、これでつながるはずだから。終わらせ方くらいはわかるでしょ?」
ポルカ「バツを押せばいいんでしょ? それくらい私だってわかるよ!」
麻衣「自慢することじゃないけど」
ポルカ「そんな~。もうちょっとほめてくれても~」
麻衣「準備から自分で出来たら褒めてあげるわよ」
ポルカ「うう、頑張ります……」
麻衣「それじゃあ、私も帰るから、またね、ポルカ」
ポルカ「うん、またね! 麻衣ちゃん、本当にありがとう!」
麻衣「はいはい、頑張りなさいよ」
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3: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:10:14 ID:???Sa
……
ポルカ「……さて、このまま待っていればいいのかな?」
ポルカ「わあっ! かかってきた! ええと、緑のボタンを押せばいいんだよね?」
先生「こんにちは。高橋、ポルカさん」
ポルカ「こんにちは、高橋ポルカです!」
先生「今日は残ってくれてありがとう。よろしくね。そんなに長くはならないつもりだけど……」
ポルカ「はい、よろしくお願いします。今日はもう何も予定ないので大丈夫です」
ポルカ「……さて、このまま待っていればいいのかな?」
ポルカ「わあっ! かかってきた! ええと、緑のボタンを押せばいいんだよね?」
先生「こんにちは。高橋、ポルカさん」
ポルカ「こんにちは、高橋ポルカです!」
先生「今日は残ってくれてありがとう。よろしくね。そんなに長くはならないつもりだけど……」
ポルカ「はい、よろしくお願いします。今日はもう何も予定ないので大丈夫です」
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4: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:12:25 ID:???Sa
先生「うん、それじゃあ早速お話を始めようか。まずは、入学から少したったけど、高校生活はどんな印象かな」
ポルカ「そうですね、……思っていた普通の高校生活とはちょっと違うかもしれません。この教室も学校、って感じじゃありませんし、制服もないし、それに、今もそうですけど、ネット高校って言っても、こんなにパソコンを使うと思っていませんでした」
先生「確かに、よくイメージされる普通、とは違うかもしれない。それについて、どう思う?」
ポルカ「あ、でも普通と違うっていうのも、別に悪い意味だけじゃなくて、おもしろいなって思うんです。生徒はみんな個性的だし、この教室も何もないからこそ、好きなもので満たせそうっていうか、何ができるかわくわくするっているか」
先生「うん、いいね。L高は楽しい?」
ポルカ「はい! 楽しいですし、これからもっともっと楽しくなりそうな予感がします」
ポルカ「そうですね、……思っていた普通の高校生活とはちょっと違うかもしれません。この教室も学校、って感じじゃありませんし、制服もないし、それに、今もそうですけど、ネット高校って言っても、こんなにパソコンを使うと思っていませんでした」
先生「確かに、よくイメージされる普通、とは違うかもしれない。それについて、どう思う?」
ポルカ「あ、でも普通と違うっていうのも、別に悪い意味だけじゃなくて、おもしろいなって思うんです。生徒はみんな個性的だし、この教室も何もないからこそ、好きなもので満たせそうっていうか、何ができるかわくわくするっているか」
先生「うん、いいね。L高は楽しい?」
ポルカ「はい! 楽しいですし、これからもっともっと楽しくなりそうな予感がします」
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5: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:14:52 ID:???Sa
先生「そう思えるなら大丈夫そうだ。……とはいえ、慣れない生活だし、何か困ったことはない?」
ポルカ「うーん、……困ったことというわけじゃないんですけど、……何ができるかわくわくすると言ったものの、私に何ができるのかなって思います」
先生「どうしてそう思うのかな?」
ポルカ「私って、みんなと比べてこれが得意っていうことがなくて、……それどころか、数学は全然できないし、パソコンの使い方も麻衣ちゃんに教えてもらってばかりだし」
先生「そっか、自分に自信が持てないのかな。でも、大丈夫。あまり勉強ができなくたって、機械さんとなかなか仲良くなれなくたって、誰でも自分の中にきらめきを持ってる」
ポルカ「うーん、……困ったことというわけじゃないんですけど、……何ができるかわくわくすると言ったものの、私に何ができるのかなって思います」
先生「どうしてそう思うのかな?」
ポルカ「私って、みんなと比べてこれが得意っていうことがなくて、……それどころか、数学は全然できないし、パソコンの使い方も麻衣ちゃんに教えてもらってばかりだし」
先生「そっか、自分に自信が持てないのかな。でも、大丈夫。あまり勉強ができなくたって、機械さんとなかなか仲良くなれなくたって、誰でも自分の中にきらめきを持ってる」
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6: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:18:29 ID:???Sa
ポルカ「きらめき。……そう、でしょうか」
先生「先生も高校生のときは現代文の試験は0点の常習犯だった」
ポルカ「0点!? 本当ですか」
先生「本当だよ。ぽる、……ポルカさんは、何か好きなことはある?」
ポルカ「私の好きなこと、ですか? ……えっと、踊るのが好きで、と言ってもどこかで習ったわけじゃなくて自己流なんですけど」
先生「踊り、……それはいいね」
ポルカ「この教室も、何もないから踊りやすくて、つい体が動いちゃいます」
先生「じゃあ、踊ってみよう、一緒に」
先生「先生も高校生のときは現代文の試験は0点の常習犯だった」
ポルカ「0点!? 本当ですか」
先生「本当だよ。ぽる、……ポルカさんは、何か好きなことはある?」
ポルカ「私の好きなこと、ですか? ……えっと、踊るのが好きで、と言ってもどこかで習ったわけじゃなくて自己流なんですけど」
先生「踊り、……それはいいね」
ポルカ「この教室も、何もないから踊りやすくて、つい体が動いちゃいます」
先生「じゃあ、踊ってみよう、一緒に」
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7: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:24:00 ID:???Sa
ポルカ「え!? 一緒にですか?」
先生「うん、画面越しで残念だけど」
ポルカ「はい、……でも、どうやったらいいんでしょう。いざ改まって踊ってって言われると……」
先生「大丈夫。先生が合わせるから、広い空を自由に飛んでいるところを想像して、思うままに踊ればいいんだ」
ポルカ「わかりました、やってみます。……それじゃあ、いきます!」
先生「うん、画面越しで残念だけど」
ポルカ「はい、……でも、どうやったらいいんでしょう。いざ改まって踊ってって言われると……」
先生「大丈夫。先生が合わせるから、広い空を自由に飛んでいるところを想像して、思うままに踊ればいいんだ」
ポルカ「わかりました、やってみます。……それじゃあ、いきます!」
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8: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:26:30 ID:???Sa
ポルカ「フン、フーン、今の、気分は、こんな感じ~」
ポルカ(って、凄い! 先生、めちゃくちゃ踊るのうま! 私は好き勝手に踊ってるだけなのに、何でこんなにきれいに合わせられるんだろう)
ポルカ「……タッタラッタ、っと、はい、お付き合いいただきありがとうございました。というか、先生踊るの上手すぎませんか!? それに、スタイルも抜群だし、美人だし、若いころはめちゃくちゃモテたんじゃありませんか? なんか私自信失くしそう……」
先生「ううん、ポルカさんもすごくよかった。ポルカさんは、どこか懐かしい、やさしい黄色だね。ありがとう」
ポルカ「黄色、……ですか? 麻衣ちゃんのと合わせると黄色い2ってこと……? あ、こちらこそ、ありがとうございました! 何だかすごく楽しかったです!」
ポルカ(って、凄い! 先生、めちゃくちゃ踊るのうま! 私は好き勝手に踊ってるだけなのに、何でこんなにきれいに合わせられるんだろう)
ポルカ「……タッタラッタ、っと、はい、お付き合いいただきありがとうございました。というか、先生踊るの上手すぎませんか!? それに、スタイルも抜群だし、美人だし、若いころはめちゃくちゃモテたんじゃありませんか? なんか私自信失くしそう……」
先生「ううん、ポルカさんもすごくよかった。ポルカさんは、どこか懐かしい、やさしい黄色だね。ありがとう」
ポルカ「黄色、……ですか? 麻衣ちゃんのと合わせると黄色い2ってこと……? あ、こちらこそ、ありがとうございました! 何だかすごく楽しかったです!」
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9: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:27:41 ID:???Sa
ポルカ「……でも、踊るのは楽しいんですけど、実はそれだけじゃ足りないような気もするんですよね」
先生「足りない?」
ポルカ「踊るだけじゃない、何かもっとみんなで夢中になれることがあったらいいなって……」
先生「……」
ポルカ「先生?」
先生「ああ、ごめん。……でも、さっきのきらめき、この子なら、もしかしたら」
ポルカ「何の話ですか?」
先生「……ポルカさんは、スクールアイドルって知ってる?」
先生「足りない?」
ポルカ「踊るだけじゃない、何かもっとみんなで夢中になれることがあったらいいなって……」
先生「……」
ポルカ「先生?」
先生「ああ、ごめん。……でも、さっきのきらめき、この子なら、もしかしたら」
ポルカ「何の話ですか?」
先生「……ポルカさんは、スクールアイドルって知ってる?」
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10: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:32:00 ID:???Sa
ポルカ「スクール、……アイドル?」
先生「そう、……この世界にかつて存在した、不完全で、だからこそ他にはないきらめきを放つ、そんな人たちのことをそう呼ぶんだ」
ポルカ「いえ、……初めて聞きました」
先生「ううん、いいんだ。知らなくて当然だ」
ポルカ「あの、……それで、そのスクールアイドルというのはどういうものなんでしょうか。えっと、検索してみてもいいですか?」
先生「いや、そっちでは検索しても出てこないはずだ。画面越しだけど、動画を見せてあげるよ」
ポルカ「検索に出てこないん、ですか? ……わかりました。それじゃあ、お願いします」
先生「そう、……この世界にかつて存在した、不完全で、だからこそ他にはないきらめきを放つ、そんな人たちのことをそう呼ぶんだ」
ポルカ「いえ、……初めて聞きました」
先生「ううん、いいんだ。知らなくて当然だ」
ポルカ「あの、……それで、そのスクールアイドルというのはどういうものなんでしょうか。えっと、検索してみてもいいですか?」
先生「いや、そっちでは検索しても出てこないはずだ。画面越しだけど、動画を見せてあげるよ」
ポルカ「検索に出てこないん、ですか? ……わかりました。それじゃあ、お願いします」
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12: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:35:12 ID:???Sa
先生「はい、……これが、スクールアイドルだよ」
ポルカ「これが……!? ……すごい、……みんなキラキラして、楽しそうで! ……これ! これかも! ……でも、かつて存在したってどういうことですか?」
先生「この世界では、昔〓〓があって、スクールアイドルは存在しなくなってしまった。あのとき、みんなは本当に頑張ったんだけど、駄目だった。止められなかった」
ポルカ「えっと……?」
先生「ごめん、ポルカさんたちの世界には関係ないことだ。……でも、さっきのきらめきを見て、ポルカさんなら、その世界にスクールアイドルを作り出せるんじゃないかって思ったんだ」
ポルカ「世界とか、ちょっとまだよくわかりませんけど、でもすごいです! やってみたい! かも! ……だから、もっと色々教えてもらえませんか!?」
先生「うん、先生も実はそれほど詳しくなくて、だから友達に教えてもらった話なんだけどね、スクールアイドルの人気が確立されたのは、昔秋葉原で……」
ポルカ「これが……!? ……すごい、……みんなキラキラして、楽しそうで! ……これ! これかも! ……でも、かつて存在したってどういうことですか?」
先生「この世界では、昔〓〓があって、スクールアイドルは存在しなくなってしまった。あのとき、みんなは本当に頑張ったんだけど、駄目だった。止められなかった」
ポルカ「えっと……?」
先生「ごめん、ポルカさんたちの世界には関係ないことだ。……でも、さっきのきらめきを見て、ポルカさんなら、その世界にスクールアイドルを作り出せるんじゃないかって思ったんだ」
ポルカ「世界とか、ちょっとまだよくわかりませんけど、でもすごいです! やってみたい! かも! ……だから、もっと色々教えてもらえませんか!?」
先生「うん、先生も実はそれほど詳しくなくて、だから友達に教えてもらった話なんだけどね、スクールアイドルの人気が確立されたのは、昔秋葉原で……」
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13: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:40:09 ID:???Sa
……
先生「……これがスクールアイドルについて先生が知っていることだよ」
ポルカ「わあ、すごいです! 何か今の私に、L高にピッタリかも! 先生、私やってみます! スクールアイドルやってみます!」
先生「うん、そっか。やってくれるんだね。……でも、スクールアイドルをやるとなったら、これから先たくさんの大変なことが待っているはずだ。それでも、どうか負けないでほしい」
ポルカ「きっと大丈夫です。高校生活は入学前から敗けてスタートしましたけど、今は楽しいし、やりたいことも見つかったし、もしまた敗けても、次があります! 絶対諦めません!」
先生「うん、やっぱり黄色だ。……そうだ、もしよければ、部活動のフォルダを見てみて。空っぽの部活があると思う。そこがキミたちの羽ばたく場所になってくれるはず……。そして、スクールアイドルになれれば、きっと、そのときには……」
ポルカ「はい! 任せてください! まだよくわからないけど、きっとみんなで立派なスクールアイドルになってみせます!」
先生「……これがスクールアイドルについて先生が知っていることだよ」
ポルカ「わあ、すごいです! 何か今の私に、L高にピッタリかも! 先生、私やってみます! スクールアイドルやってみます!」
先生「うん、そっか。やってくれるんだね。……でも、スクールアイドルをやるとなったら、これから先たくさんの大変なことが待っているはずだ。それでも、どうか負けないでほしい」
ポルカ「きっと大丈夫です。高校生活は入学前から敗けてスタートしましたけど、今は楽しいし、やりたいことも見つかったし、もしまた敗けても、次があります! 絶対諦めません!」
先生「うん、やっぱり黄色だ。……そうだ、もしよければ、部活動のフォルダを見てみて。空っぽの部活があると思う。そこがキミたちの羽ばたく場所になってくれるはず……。そして、スクールアイドルになれれば、きっと、そのときには……」
ポルカ「はい! 任せてください! まだよくわからないけど、きっとみんなで立派なスクールアイドルになってみせます!」
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15: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:43:46 ID:???Sa
ポルカ「あれ……? 先生?」
ポルカ「何か電話切れちゃったかも! どうしよう!? 麻衣ちゃん、助けてー!」
ポルカ「ああ、もう駄目だ。繋がらないよー! ……まあ、お話はたくさんできたし、大丈夫、だよね?」
ポルカ「それより、スクールアイドルか。みんなと一緒に、あんなことができたら……。よーし、早速ポストしよっと!楽しみになってきたぞー!」
ポルカ「何か電話切れちゃったかも! どうしよう!? 麻衣ちゃん、助けてー!」
ポルカ「ああ、もう駄目だ。繋がらないよー! ……まあ、お話はたくさんできたし、大丈夫、だよね?」
ポルカ「それより、スクールアイドルか。みんなと一緒に、あんなことができたら……。よーし、早速ポストしよっと!楽しみになってきたぞー!」
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17: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:45:52 ID:???Sa
おわり
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11: ◆XmdrnpHw★ 2025/05/14(水) 12:34:57 ID:???Sr
この先生見覚えあるぞ
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20: ◆CLp5HyXR★ 2025/05/14(水) 12:53:29 ID:???Sa
例によって、まだ情報が少ないので、キャラ崩壊しているかもしれませんがご了承ください
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14: ◆Zs2kMmEe★ 2025/05/14(水) 12:41:33 ID:???00
立派に先生やってる😭
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18: ◆Zs2kMmEe★ 2025/05/14(水) 12:46:36 ID:???00
素敵な先生だなぁ
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21: ◆XFXAtie5★ 2025/05/15(木) 23:17:51 ID:???00
乙!
シリーズ初期の少ない情報から膨らまして作るSS良いよね
シリーズ初期の少ない情報から膨らまして作るSS良いよね
引用元: https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/11224/1747192060/