【SS】侑「眠れない……」

ｺﾁ…ｺﾁ…

侑（……）

ｺﾞｰｯ…

侑（…………）

侑（眠れない……）

ﾁﾗｯ　?

侑（4時……）

侑（明日眠いだろうなぁ。いや、もう今日かな）

侑（…………）

侑（メッセ、誰か起きて……ないよね）

ｺﾞｿｺﾞｿ…

侑（枕の位置が悪い気がする）

侑（いや、いつも通りか）

侑（…………）

侑（ずっと布団にいても、何もないよね）

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

侑「ふぅ……」

侑（なんとなく、出てみたけど……）

侑（外も、静かだ）

侑（…………）

侑（外見てても、何もない……）

侑（戻ろっかな？）

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

「侑ちゃん？」

侑「えっ？」

歩夢「侑ちゃん、起きてたの？」

侑「なんか眠れなくて。歩夢こそ、こんな時間に？」

歩夢「寝てたんだけど、なんだか目が覚めちゃって」

侑「珍しいね。いつもぐっすりなのに」

歩夢「それで私も眠れなくなっちゃって」

侑「途中で起きると、そうなっちゃうよね」

歩夢「なんとなく外に出たら侑ちゃんがいるから、びっくりしちゃった」

侑「うん、私も。でも、こんな時間に歩夢に会えるなんて、ラッキーかも」

歩夢「ふふっ、そうかも」

侑「くしゅん！」

歩夢「大丈夫？」

侑「夜はまだ寒いね……」

歩夢「部屋、戻ったほうがいいかも」

侑「うーん……あっ」

侑「歩夢の部屋、行っていい？」

歩夢「今から？」

侑「戻っても、どうせ寝れないし。もうちょっと、歩夢と話したいなって」

歩夢「うん、いいよ。私もまだ眠くないし」

侑「お邪魔しまーす」

歩夢「静かにしてね」

侑「はーい。テレビつけるね」


ﾋﾟｰｰｰｰｰ…

ｲﾏﾅﾗ19800ｴﾝ!…

～♪（天気予報）


歩夢「やってないか、通販ばっかり」

侑「こんな時間だし……あっ、クイズやってる」

歩夢「ほんとだ。こんな時間に？」

侑「これでいっか」

歩夢「ホットミルク。作ってきたよ」

侑「いいの？いただきます」

歩夢「あっ、待って？」

侑「？」

歩夢「ふーっ、ふーっ……はい」

侑「そこまでしてくれなくても」

歩夢「ちゃんと冷まさなきゃ。侑ちゃん、熱いのだめなんだから」

侑「いろいろありがと。今度こそ、いただきます」

侑「……ふう、おいしい」

歩夢「あっためただけなんだけどね」

侑「歩夢が作ったものなら、なんでもおいしいよ」

歩夢「ふふっ、ありがとう侑ちゃん」

侑「301円！」

歩夢「えっ！もう数えたの！？」

侑「へへーん、私のほうが早かった」



侑「えーっと、ここのマッチ棒を……？」

歩夢「ここを動かして……できた！」

侑「あっ、ずるい！自分だけ紙に書いてる！」



侑「昭和のことはわかんないね……」

歩夢「お母さんならわかるのかな？」

侑「終わっちゃったね」

歩夢「もう5時だよ。ちょっとでも寝ないと」

侑「そうなんだけど……ふわぁ」

歩夢「そろそろ眠くなったんじゃない？」

侑「んー……そうかも」

歩夢「ほら、寝るなら自分の部屋戻って？」

侑「なんかめんどくさくなっちゃった……ここで寝ていい？」

歩夢「何言ってるの、すぐそこだよ？」

侑「いや、もうここで……寝る……」

歩夢「駄目だよ！せめてお布団入って！」

侑「はーい……」ｺﾞｿｺﾞｿ

歩夢「そこは私のベッド！」

侑「えー……だめ？」

歩夢「もう……」

歩夢「電気消すよ？」

侑「歩夢、ありがと」

歩夢「どうしたの？いきなり」

侑「実は、早く寝ないとって、ちょっと焦ってたんだけど」

侑「そしたら、もっと眠れなくなっちゃうんだ」

侑「でも歩夢を見たとき……なんていうか、ほっとした」

侑「だから、ありがと」

歩夢「どういたしまして。私、何もしてないけど」

侑「んー……いてくれるだけで、嬉しいっていうか」

侑「よく寝るためにはリラックスすることだって、彼方さんが言ってたんだけど」

侑「今の私、一番よく眠れると思う」

歩夢「じゃあ、私もだね」

侑「うん…………」

歩夢「侑ちゃん？」

侑「zzz……」

歩夢「ふふっ。おやすみ、侑ちゃん」

ﾊﾟﾁﾝ

歩夢「侑ちゃん起きて！遅刻しちゃう！」

侑「あゆむ……もうちょっと……」

歩夢「もうー！」

おわり。短くてごめんね
眠れなかったので書きました。最近毎日この時間まで眠れません。助けてください。

おつ！雰囲気良すぎて最高だよ

過去作あれば教えて欲しい

良いね
ありがとう

こういうのでいいんだよ
こういうのがいいんだよ

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞

素晴らしい