1: 2021/05/15(土) 22:10:41.98 ID:CegQlH8h
シーン…
歩夢「…あれ?皆どうしたの?」
かすみ「…先輩、おはようございます」
歩夢「うん、かすみちゃんおはよう!今日も可愛いね」
かすみ「………わ、私もう行きます!」タッ
歩夢「えぇ!?かすみちゃん!?まだ朝練……行っちゃった」
果林「私も今日は失礼するわ」ガタッ
エマ「わ、私も…彼方ちゃん起こしてこなきゃ」アタフタ
歩夢「えぇ~…」
しずく「…」
璃奈「…」
歩夢「かすみちゃんも果林さんもエマさんも、どうしちゃったのかな」
愛「…まぁ、行っちゃったなら仕方ないんじゃない?」
歩夢「うん…残念だな」
歩夢「…あれ?皆どうしたの?」
かすみ「…先輩、おはようございます」
歩夢「うん、かすみちゃんおはよう!今日も可愛いね」
かすみ「………わ、私もう行きます!」タッ
歩夢「えぇ!?かすみちゃん!?まだ朝練……行っちゃった」
果林「私も今日は失礼するわ」ガタッ
エマ「わ、私も…彼方ちゃん起こしてこなきゃ」アタフタ
歩夢「えぇ~…」
しずく「…」
璃奈「…」
歩夢「かすみちゃんも果林さんもエマさんも、どうしちゃったのかな」
愛「…まぁ、行っちゃったなら仕方ないんじゃない?」
歩夢「うん…残念だな」
3: 2021/05/15(土) 22:15:50.81 ID:OIzwfcgP
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
璃奈「…はい、おわり」
歩夢「すごいすごい!歌も踊りもすっごく良かったよ璃奈ちゃん!」
璃奈「ありがとう」
しずく「…じゃあ次は…えっと…」
愛「歩夢の番でしょ」
歩夢「うん!皆見ててね」
しずく「……あの!」
歩夢「うん?どうかした?」
しずく「…いや、えっと…あまり無理はしないでくださいね」
歩夢「…?」
愛「しずく」
しずく「だ、だって愛さん」
璃奈「しずくちゃん、ダメ」
しずく「…うん…」
歩夢「???……えっと、頑張るね!」
璃奈「…はい、おわり」
歩夢「すごいすごい!歌も踊りもすっごく良かったよ璃奈ちゃん!」
璃奈「ありがとう」
しずく「…じゃあ次は…えっと…」
愛「歩夢の番でしょ」
歩夢「うん!皆見ててね」
しずく「……あの!」
歩夢「うん?どうかした?」
しずく「…いや、えっと…あまり無理はしないでくださいね」
歩夢「…?」
愛「しずく」
しずく「だ、だって愛さん」
璃奈「しずくちゃん、ダメ」
しずく「…うん…」
歩夢「???……えっと、頑張るね!」
5: 2021/05/15(土) 22:19:48.18 ID:OIzwfcgP
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
歩夢「…はぁ…はぁ………ふぅ…」
しずく「…」
愛「…す…」
璃奈「すごい…」
歩夢「…えへへ!頑張っちゃった」
愛「いやほんと…どうやって…」
歩夢「…ど、どうだった?しずくちゃん」
しずく「………すごかった…です…」
歩夢「ほんと?ふふっ、嬉しい」
しずく「…まるで…」
キーンコーンカーンコーン
歩夢「…あっ」
璃奈「予鈴、急がなきゃ」
愛「絶対間に合わないって!ヤバイヤバイ!」
歩夢「あ、待ってよ愛ちゃん!…しずくちゃん、また放課後ね!」
しずく「あ、はい…」
歩夢「…はぁ…はぁ………ふぅ…」
しずく「…」
愛「…す…」
璃奈「すごい…」
歩夢「…えへへ!頑張っちゃった」
愛「いやほんと…どうやって…」
歩夢「…ど、どうだった?しずくちゃん」
しずく「………すごかった…です…」
歩夢「ほんと?ふふっ、嬉しい」
しずく「…まるで…」
キーンコーンカーンコーン
歩夢「…あっ」
璃奈「予鈴、急がなきゃ」
愛「絶対間に合わないって!ヤバイヤバイ!」
歩夢「あ、待ってよ愛ちゃん!…しずくちゃん、また放課後ね!」
しずく「あ、はい…」
7: 2021/05/15(土) 22:23:54.59 ID:OIzwfcgP
愛「ほらほら急げ急げー!」タッタッタッ
歩夢「も~!待ってよぉ!」ゼェゼェ
愛「………おっとっと、歩夢は教室あっちでしょ!」
歩夢「あっ、そうだった…また後でね愛ちゃん!」
愛「おー!放課後ね!」
愛「…っし、急がないと…」タッタッタッ
「愛」
愛「んん?…あ、果林じゃん」
果林「…どうだった?その…」
愛「歩夢?」
果林「……どうだった?」
愛「…普通、かなぁ…」
果林「そう…」
歩夢「も~!待ってよぉ!」ゼェゼェ
愛「………おっとっと、歩夢は教室あっちでしょ!」
歩夢「あっ、そうだった…また後でね愛ちゃん!」
愛「おー!放課後ね!」
愛「…っし、急がないと…」タッタッタッ
「愛」
愛「んん?…あ、果林じゃん」
果林「…どうだった?その…」
愛「歩夢?」
果林「……どうだった?」
愛「…普通、かなぁ…」
果林「そう…」
10: 2021/05/15(土) 22:29:50.62 ID:OIzwfcgP
愛「話してても普通、表情も普通、りなりーのリハ見た時はちょっとオーバーリアクションだったかもしれないけど」クスッ
果林「そう…」
愛「それに歌も振り付けもしっかりできてたし」
果林「…歌も…振り付けも…?」
愛「うん、ほんとすっごくてさ!本番のライブさながらって感じで」
果林「…大したものね」
愛「…だね…って!!遅刻しちゃうって!あと2分しかないじゃん!!」
果林「あらホント。愛、急いで」
愛「3年生は授業無いのかぁ、ズルい!」
果林「ふふっ…ほら行った行った」
愛「引き止めたのはそっちのクセに~!!」タッタッタッ
果林「愛ってば変なところ抜けてるんだから…」
果林「そう…」
愛「それに歌も振り付けもしっかりできてたし」
果林「…歌も…振り付けも…?」
愛「うん、ほんとすっごくてさ!本番のライブさながらって感じで」
果林「…大したものね」
愛「…だね…って!!遅刻しちゃうって!あと2分しかないじゃん!!」
果林「あらホント。愛、急いで」
愛「3年生は授業無いのかぁ、ズルい!」
果林「ふふっ…ほら行った行った」
愛「引き止めたのはそっちのクセに~!!」タッタッタッ
果林「愛ってば変なところ抜けてるんだから…」
11: 2021/05/15(土) 22:35:10.28 ID:OIzwfcgP
昼休み
歩夢「…失礼しま~す…」
菜々「あっ、歩夢さん」
栞子「…?」
歩夢「せつっ……菜々ちゃん、お昼ご飯…」
菜々「はい、少しだけ待っててください。パパっと終わらせちゃいますから」
栞子「パパっと終わる程度の作業ではないのですが…」
菜々「三船さん!」
栞子「はい?」
菜々「生徒会の引き継ぎは放課後という事で!」
栞子「えぇ…」
菜々「どうせ昼休み中には終わらないんです、放課後に一気にやった方が効率が」
栞子「…わかりました。放課後にしっかりお願いします」
菜々「はい!ありがとうございます」
歩夢「…あ、ご、ごめんね…私のせい?」
栞子「…?………いえ、お気になさらず」
ガチャッ
菜々「食べましょうか」
歩夢「うん…気使わせちゃったかな」
菜々「いえいえ、三船さんは良い子ですからわかってくれますよ」
歩夢「…失礼しま~す…」
菜々「あっ、歩夢さん」
栞子「…?」
歩夢「せつっ……菜々ちゃん、お昼ご飯…」
菜々「はい、少しだけ待っててください。パパっと終わらせちゃいますから」
栞子「パパっと終わる程度の作業ではないのですが…」
菜々「三船さん!」
栞子「はい?」
菜々「生徒会の引き継ぎは放課後という事で!」
栞子「えぇ…」
菜々「どうせ昼休み中には終わらないんです、放課後に一気にやった方が効率が」
栞子「…わかりました。放課後にしっかりお願いします」
菜々「はい!ありがとうございます」
歩夢「…あ、ご、ごめんね…私のせい?」
栞子「…?………いえ、お気になさらず」
ガチャッ
菜々「食べましょうか」
歩夢「うん…気使わせちゃったかな」
菜々「いえいえ、三船さんは良い子ですからわかってくれますよ」
12: 2021/05/15(土) 22:40:11.65 ID:OIzwfcgP
歩夢「あの子って…次期生徒会長の?」
菜々「はい、今は引き継ぎの真っ最中なんです」
歩夢「そっかぁ…せつ菜ちゃん、生徒会長じゃなくなっちゃうね」
菜々「…正直やっと肩の重荷が取れるというか…以前歩夢さんにはお話しましたよね、私の両親のこと」
歩夢「あ、うん。おうちが厳しいんだよね」
菜々「はい。生徒会長も親の期待に応えるためという側面が大きかったので…」
歩夢「…そうだったんだ…でもこれでやっと同好会の活動にも打ち込めるね」
菜々「おや?その言い方だと私が今まで本気じゃなかった、という風に聞こえますけど?」
歩夢「そ、そういう訳じゃなくてぇ…」
菜々「あははっ、わかってますよ…あなたが私のパフォーマンスをどれだけ評価しているかなんて」
歩夢「意地悪だなぁ…ふふっ」
菜々「はい、今は引き継ぎの真っ最中なんです」
歩夢「そっかぁ…せつ菜ちゃん、生徒会長じゃなくなっちゃうね」
菜々「…正直やっと肩の重荷が取れるというか…以前歩夢さんにはお話しましたよね、私の両親のこと」
歩夢「あ、うん。おうちが厳しいんだよね」
菜々「はい。生徒会長も親の期待に応えるためという側面が大きかったので…」
歩夢「…そうだったんだ…でもこれでやっと同好会の活動にも打ち込めるね」
菜々「おや?その言い方だと私が今まで本気じゃなかった、という風に聞こえますけど?」
歩夢「そ、そういう訳じゃなくてぇ…」
菜々「あははっ、わかってますよ…あなたが私のパフォーマンスをどれだけ評価しているかなんて」
歩夢「意地悪だなぁ…ふふっ」
13: 2021/05/15(土) 22:44:20.84 ID:OIzwfcgP
歩夢「それじゃあ放課後…は、生徒会の引き継ぎだったね」
菜々「はい。今日は練習できそうにないです」
歩夢「そっかぁ…今のうちに私が追い抜いちゃうかも」
菜々「ふふっ、負けませんよ」
歩夢「えへへ、まだまだ敵わないかなぁ…」
菜々「…歩夢さん」
歩夢「んん?」
菜々「…その…疲れてたりしませんか?」
歩夢「…顔に出てる?」
菜々「まぁ…ちょっとだけ」
歩夢「そっか…じゃあ今夜は早寝しないとね」クスッ
菜々「…ですね」
歩夢「それじゃまた明日ね!」
ガチャッ…
菜々「……」
菜々「…ふぅ…」
菜々「…歩夢さん…」
菜々「はい。今日は練習できそうにないです」
歩夢「そっかぁ…今のうちに私が追い抜いちゃうかも」
菜々「ふふっ、負けませんよ」
歩夢「えへへ、まだまだ敵わないかなぁ…」
菜々「…歩夢さん」
歩夢「んん?」
菜々「…その…疲れてたりしませんか?」
歩夢「…顔に出てる?」
菜々「まぁ…ちょっとだけ」
歩夢「そっか…じゃあ今夜は早寝しないとね」クスッ
菜々「…ですね」
歩夢「それじゃまた明日ね!」
ガチャッ…
菜々「……」
菜々「…ふぅ…」
菜々「…歩夢さん…」
15: 2021/05/15(土) 22:50:25.26 ID:OIzwfcgP
かすみ「…そっか、先輩、歌を…」
しずく「…うん…」
璃奈「すごかった、100点満点」
かすみ「……合格?」
しずく・璃奈「「合格」」
かすみ「ぐぬぬ…」
しずく「それでね、私たち思ったんだけど…考えすぎなんじゃないかなって」
かすみ「…は?」
璃奈「歩夢さん、頑張ってる」
かすみ「だからって…このままで良いって?」
しずく「…もしずっとこのままなら…」
璃奈「……私は、どうあるかは人それぞれだと思う」
かすみ「そんなのっ…」
歩夢「3人ともどうかした?」
かすみ「ひっ…」
しずく「あ、歩夢さん…」
歩夢「急にごめんね、1年生の教室の前通りかかったらかすみちゃんが怒ってる顔が見えて…」
かすみ「別に怒ってないです!!」
歩夢「怒っててもかわ」
かすみ「だから怒ってないですってば!!!」
しずく「…うん…」
璃奈「すごかった、100点満点」
かすみ「……合格?」
しずく・璃奈「「合格」」
かすみ「ぐぬぬ…」
しずく「それでね、私たち思ったんだけど…考えすぎなんじゃないかなって」
かすみ「…は?」
璃奈「歩夢さん、頑張ってる」
かすみ「だからって…このままで良いって?」
しずく「…もしずっとこのままなら…」
璃奈「……私は、どうあるかは人それぞれだと思う」
かすみ「そんなのっ…」
歩夢「3人ともどうかした?」
かすみ「ひっ…」
しずく「あ、歩夢さん…」
歩夢「急にごめんね、1年生の教室の前通りかかったらかすみちゃんが怒ってる顔が見えて…」
かすみ「別に怒ってないです!!」
歩夢「怒っててもかわ」
かすみ「だから怒ってないですってば!!!」
16: 2021/05/15(土) 22:54:37.21 ID:OIzwfcgP
歩夢「あんまり喧嘩しちゃダメだよ?」
しずく「はーい」
璃奈「了解」
かすみ「喧嘩してないのにぃ~!!」
歩夢「…それとかすみちゃん、今朝の事なんだけど…」
かすみ「!」
歩夢「…ごめんね、私のせいだよね…」
かすみ「…いや…別に……」
しずく「…」
璃奈「…歩夢さん、もうそろそろ予鈴が鳴る」
歩夢「えぇ!?ほんとだ行かなきゃ…かすみちゃん!放課後は練習来てね!」
かすみ「あ…はい…」
かすみ「……」
璃奈「…かすみちゃん」
かすみ「…認めない」
璃奈「え?」
かすみ「…私はやっぱり…先輩の事は認められない…」
璃奈「………ちらり」
しずく「………はぁ…」
しずく「はーい」
璃奈「了解」
かすみ「喧嘩してないのにぃ~!!」
歩夢「…それとかすみちゃん、今朝の事なんだけど…」
かすみ「!」
歩夢「…ごめんね、私のせいだよね…」
かすみ「…いや…別に……」
しずく「…」
璃奈「…歩夢さん、もうそろそろ予鈴が鳴る」
歩夢「えぇ!?ほんとだ行かなきゃ…かすみちゃん!放課後は練習来てね!」
かすみ「あ…はい…」
かすみ「……」
璃奈「…かすみちゃん」
かすみ「…認めない」
璃奈「え?」
かすみ「…私はやっぱり…先輩の事は認められない…」
璃奈「………ちらり」
しずく「………はぁ…」
18: 2021/05/15(土) 22:57:43.70 ID:OIzwfcgP
璃奈「…気持ちは分かる」
かすみ「わかってない!」
しずく「私も璃奈さんもわかるよ」
かすみ「2人ともぜんっぜんわかってないの!」
「あの…」
かすみ「ひゃいっ!?」
しずく「…あなたは…」
栞子「隣のクラスの三船栞子と言います」
かすみ「…誰?」
璃奈「次の生徒会長」
かすみ「えぇ!?校内で喧嘩してたわけじゃないですよ!?」
栞子「別にそういう用事では…喧嘩してたんですか?」
かすみ「してません!!」
栞子「…ちょっとお尋ねしたい事がありまして」
かすみ「わかってない!」
しずく「私も璃奈さんもわかるよ」
かすみ「2人ともぜんっぜんわかってないの!」
「あの…」
かすみ「ひゃいっ!?」
しずく「…あなたは…」
栞子「隣のクラスの三船栞子と言います」
かすみ「…誰?」
璃奈「次の生徒会長」
かすみ「えぇ!?校内で喧嘩してたわけじゃないですよ!?」
栞子「別にそういう用事では…喧嘩してたんですか?」
かすみ「してません!!」
栞子「…ちょっとお尋ねしたい事がありまして」
20: 2021/05/15(土) 23:06:12.69 ID:OIzwfcgP
放課後
ガチャッ
彼方「彼方ちゃん参上~」
歩夢「彼方さん!」
彼方「おっ、なんだか久しぶりだね~」
しずく「彼方さん、受験勉強は良いんですか?」
彼方「じょぶじょぶ、たまには息抜きしないとねぇ」
かすみ「部室は寝床じゃないですよ!」
彼方「あと5分だけ~」グッスリ
璃奈「寝た」
歩夢「あはは…疲れてるんだね」
ガチャッ
果林「練習するわよ~…って彼方…」
エマ「ま、まぁまぁ果林ちゃん!彼方ちゃんは受験勉強があるんだから大目に見てあげて…」
果林「…なんで自分から勉強するのかしらね」
エマ「そりゃあ受験だからね」
ガチャッ
彼方「彼方ちゃん参上~」
歩夢「彼方さん!」
彼方「おっ、なんだか久しぶりだね~」
しずく「彼方さん、受験勉強は良いんですか?」
彼方「じょぶじょぶ、たまには息抜きしないとねぇ」
かすみ「部室は寝床じゃないですよ!」
彼方「あと5分だけ~」グッスリ
璃奈「寝た」
歩夢「あはは…疲れてるんだね」
ガチャッ
果林「練習するわよ~…って彼方…」
エマ「ま、まぁまぁ果林ちゃん!彼方ちゃんは受験勉強があるんだから大目に見てあげて…」
果林「…なんで自分から勉強するのかしらね」
エマ「そりゃあ受験だからね」
21: 2021/05/15(土) 23:12:52.64 ID:OIzwfcgP
愛「いっちばんのり~!!」
歩夢「これで全員だね」
愛「ドベなんかい!!」
果林「あれ?せつ菜は?」
歩夢「生徒会の引き継ぎがあって今日は来れないんだって」
果林「そう…まぁ時期も時期よね」
かすみ「引き継ぎ…って事はあの人に?」
璃奈「うん、たぶん」
かすみ「なーんかあの人苦手なんだよねぇ、真面目っぽいし」
しずく「もう…真面目じゃなきゃ生徒会長にならないよ」
愛「3人とも新しい生徒会長と知り合いなの?」
しずく「うーん、知り合い…といえば知り合いでしょうか」
かすみ「…」
璃奈「さっき少し話した」
エマ「赤点常連のかすみちゃんがさっそく目を付けられたってコト?」
かすみ「なんてこと言うんですかエマ先輩!!」
彼方「Zzz…」
歩夢「これで全員だね」
愛「ドベなんかい!!」
果林「あれ?せつ菜は?」
歩夢「生徒会の引き継ぎがあって今日は来れないんだって」
果林「そう…まぁ時期も時期よね」
かすみ「引き継ぎ…って事はあの人に?」
璃奈「うん、たぶん」
かすみ「なーんかあの人苦手なんだよねぇ、真面目っぽいし」
しずく「もう…真面目じゃなきゃ生徒会長にならないよ」
愛「3人とも新しい生徒会長と知り合いなの?」
しずく「うーん、知り合い…といえば知り合いでしょうか」
かすみ「…」
璃奈「さっき少し話した」
エマ「赤点常連のかすみちゃんがさっそく目を付けられたってコト?」
かすみ「なんてこと言うんですかエマ先輩!!」
彼方「Zzz…」
22: 2021/05/15(土) 23:17:01.17 ID:OIzwfcgP
果林「私もかすみちゃんと進路面談でもしたのかと思ったわ」
かすみ「かすみんはどれだけ問題児扱いなんですか…」
歩夢「結局なんだったの?」
かすみ「それは…えっと」
しずく「あ、あれですよ!新しい生徒会長の三船栞子ですヨロシク!って」
璃奈「うん、そうだった気がする」
果林「変わった子ね…」
かすみ「……質問されました」
しずく「ちょ、かすみさん」
歩夢「?」
かすみ「…歩夢先輩のこと」
歩夢「…私?」
璃奈「…『あちゃー』」
エマ「………」
彼方「………チラッ」
かすみ「かすみんはどれだけ問題児扱いなんですか…」
歩夢「結局なんだったの?」
かすみ「それは…えっと」
しずく「あ、あれですよ!新しい生徒会長の三船栞子ですヨロシク!って」
璃奈「うん、そうだった気がする」
果林「変わった子ね…」
かすみ「……質問されました」
しずく「ちょ、かすみさん」
歩夢「?」
かすみ「…歩夢先輩のこと」
歩夢「…私?」
璃奈「…『あちゃー』」
エマ「………」
彼方「………チラッ」
23: 2021/05/15(土) 23:20:44.97 ID:OIzwfcgP
歩夢「……えっと…」
愛「……早く練習しようよ!」
歩夢「え、でも…」
エマ「うん!練習しよう!」
彼方「彼方ちゃん、久々に踊っちゃおうかな~」
歩夢「え、あ、あの…」
しずく「ほら、行くよ!かすみさん」
かすみ「え、うん…」
璃奈「行こう行こう」グイグイ
ガチャッ…バタン
歩夢「………皆どうしたんだろ…」
果林「どうしちゃったんでしょうね」
歩夢「果林さん…」
愛「……早く練習しようよ!」
歩夢「え、でも…」
エマ「うん!練習しよう!」
彼方「彼方ちゃん、久々に踊っちゃおうかな~」
歩夢「え、あ、あの…」
しずく「ほら、行くよ!かすみさん」
かすみ「え、うん…」
璃奈「行こう行こう」グイグイ
ガチャッ…バタン
歩夢「………皆どうしたんだろ…」
果林「どうしちゃったんでしょうね」
歩夢「果林さん…」
25: 2021/05/15(土) 23:24:43.08 ID:OIzwfcgP
歩夢「…私…変ですか?」
果林「見た目は全然…むしろ前より気を使ってて綺麗よ」
歩夢「そ、そんなこと…」
果林「…よく頑張ってると思うけど、いつまで続くかしら」
歩夢「えっ」
果林「…かすみちゃん、あんまり今のあなたをよく思ってないわ」
歩夢「……はい、今朝の事もあるし…気付いてます」
果林「私もなの」
歩夢「…っ……」
果林「…これ以上私に、歩夢の事を嫌いにさせないで」
歩夢「…私は…」
果林「頑張ってね」
ガチャッ
歩夢「………どうして…?」
果林「見た目は全然…むしろ前より気を使ってて綺麗よ」
歩夢「そ、そんなこと…」
果林「…よく頑張ってると思うけど、いつまで続くかしら」
歩夢「えっ」
果林「…かすみちゃん、あんまり今のあなたをよく思ってないわ」
歩夢「……はい、今朝の事もあるし…気付いてます」
果林「私もなの」
歩夢「…っ……」
果林「…これ以上私に、歩夢の事を嫌いにさせないで」
歩夢「…私は…」
果林「頑張ってね」
ガチャッ
歩夢「………どうして…?」
28: 2021/05/15(土) 23:29:29.28 ID:OIzwfcgP
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガチャッ…
かすみ「……あの、先輩…皆練習始めてますよ」
歩夢「うん…」ゴシゴシ
かすみ「…ごめんなさい、さっきは…変なこと言って」
歩夢「全然、かすみちゃんは悪くないよ」ニコッ
かすみ「っ!」
歩夢「……お化粧崩れちゃった、ちょっと直してから行くね」タタタッ
かすみ「あっ………はい…」
かすみ「すっぴんの方が可愛いなんて…許せません、歩夢先輩」
ガチャッ…
かすみ「……あの、先輩…皆練習始めてますよ」
歩夢「うん…」ゴシゴシ
かすみ「…ごめんなさい、さっきは…変なこと言って」
歩夢「全然、かすみちゃんは悪くないよ」ニコッ
かすみ「っ!」
歩夢「……お化粧崩れちゃった、ちょっと直してから行くね」タタタッ
かすみ「あっ………はい…」
かすみ「すっぴんの方が可愛いなんて…許せません、歩夢先輩」
34: 2021/05/15(土) 23:38:11.79 ID:OIzwfcgP
生徒会室
菜々「こんなもんですかね」
栞子「…そうですね……はい、これで終了です。お疲れ様でした」
菜々「ふぅ…」
栞子「…どうでしたか?1年間生徒会長をやってみて…感想は」
菜々「…大変でした。その一言に尽きますね」
栞子「それはスクールアイドル同好会との掛け持ち故に、ですか?」
菜々「まぁ、中川菜々と優木せつ菜の切り替えは確かに大変でしたけ…えぇ!?知ってるんですか!?」
栞子「あっ、やっぱり隠してたんですか?」
菜々「そりゃまぁ……はい…」
栞子「そうなんですか…すいません、全生徒の顔と名前を覚えるついでに気付いてしまって」
菜々「…どこかの誰かと同じ事をしてますね」
菜々「こんなもんですかね」
栞子「…そうですね……はい、これで終了です。お疲れ様でした」
菜々「ふぅ…」
栞子「…どうでしたか?1年間生徒会長をやってみて…感想は」
菜々「…大変でした。その一言に尽きますね」
栞子「それはスクールアイドル同好会との掛け持ち故に、ですか?」
菜々「まぁ、中川菜々と優木せつ菜の切り替えは確かに大変でしたけ…えぇ!?知ってるんですか!?」
栞子「あっ、やっぱり隠してたんですか?」
菜々「そりゃまぁ……はい…」
栞子「そうなんですか…すいません、全生徒の顔と名前を覚えるついでに気付いてしまって」
菜々「…どこかの誰かと同じ事をしてますね」
35: 2021/05/15(土) 23:45:26.21 ID:OIzwfcgP
栞子「お昼休みも同好会の人とご一緒でしたし、公にしているのかと」
菜々「まぁ…はい…卒業の時にライブでバラすつもりなので内密にお願いします」
栞子「えぇ、もちろんです」
菜々「私の正体に自力で気付いたのはあなたで2人目です…まさか生徒会長最後の最後でこうなるとは…無念!」
栞子「スクールアイドル同好会といえば上原歩夢さんの事、聞きました」
菜々「…よくやってますよ」
栞子「えぇ、大変ですね。しかしこのままでいいのでしょうか」
菜々「…どういう事ですか?」
栞子「これから先…3年生になったら、大学生になったら、社会人になったら…このままでは色々と不都合が出てくるでしょう」
菜々「…」
栞子「なんとかした方がいいのでは?」
菜々「…そう思いますか?」
菜々「まぁ…はい…卒業の時にライブでバラすつもりなので内密にお願いします」
栞子「えぇ、もちろんです」
菜々「私の正体に自力で気付いたのはあなたで2人目です…まさか生徒会長最後の最後でこうなるとは…無念!」
栞子「スクールアイドル同好会といえば上原歩夢さんの事、聞きました」
菜々「…よくやってますよ」
栞子「えぇ、大変ですね。しかしこのままでいいのでしょうか」
菜々「…どういう事ですか?」
栞子「これから先…3年生になったら、大学生になったら、社会人になったら…このままでは色々と不都合が出てくるでしょう」
菜々「…」
栞子「なんとかした方がいいのでは?」
菜々「…そう思いますか?」
37: 2021/05/15(土) 23:51:12.00 ID:OIzwfcgP
栞子「えぇ、まぁ」
菜々「…」
栞子「私、人には適性があると思うんです」
菜々「適性…ですか?」
栞子「はい。個々人によって得意不得意は必ずあります。過去の授業評価や体育測定の結果を見た限りでは…あの人にスクールアイドルの適性はありません」
菜々「……」
栞子「…やめさせた方がいいのでは?」
菜々「…そんな事は百も承知です」
栞子「なら何故?」
菜々「…頑張ってます。歩夢さんは」
栞子「……頑張っているフリをしているだけでしょう」
菜々「…あなたに…何がわかるんですか…」
栞子「…」
菜々「……これで失礼します。生徒会の活動頑張ってください」
栞子「はい」
ガチャッ…バタン
栞子「…どうも」
菜々「…」
栞子「私、人には適性があると思うんです」
菜々「適性…ですか?」
栞子「はい。個々人によって得意不得意は必ずあります。過去の授業評価や体育測定の結果を見た限りでは…あの人にスクールアイドルの適性はありません」
菜々「……」
栞子「…やめさせた方がいいのでは?」
菜々「…そんな事は百も承知です」
栞子「なら何故?」
菜々「…頑張ってます。歩夢さんは」
栞子「……頑張っているフリをしているだけでしょう」
菜々「…あなたに…何がわかるんですか…」
栞子「…」
菜々「……これで失礼します。生徒会の活動頑張ってください」
栞子「はい」
ガチャッ…バタン
栞子「…どうも」
38: 2021/05/15(土) 23:57:30.99 ID:OIzwfcgP
菜々「…はぁ……感情的になってしまいました…」
菜々「三船さんだって生徒会長に就いて不安だらけのはずなのに…私ってば…」
菜々「…顔を洗って頭を冷やしましょう」
ガチャッ
歩夢「あっ」ゴシゴシ
菜々「あっ…」
歩夢「み、見ないで!お化粧中!恥ずかしいよ!//」
菜々「えぇ!?ごご、ごめんなさい…」
歩夢「……生徒会の引き継ぎは?終わったの?」
菜々「は、はい…つい先程…」
歩夢「そっか、お疲れ様」
菜々「ありがとうございます…」
菜々「三船さんだって生徒会長に就いて不安だらけのはずなのに…私ってば…」
菜々「…顔を洗って頭を冷やしましょう」
ガチャッ
歩夢「あっ」ゴシゴシ
菜々「あっ…」
歩夢「み、見ないで!お化粧中!恥ずかしいよ!//」
菜々「えぇ!?ごご、ごめんなさい…」
歩夢「……生徒会の引き継ぎは?終わったの?」
菜々「は、はい…つい先程…」
歩夢「そっか、お疲れ様」
菜々「ありがとうございます…」
39: 2021/05/16(日) 00:03:54.07 ID:MwFf5hLF
歩夢「…あの、さ…」シュッシュ
菜々「どう、しました?」
歩夢「………今日もう帰ろうかな」
菜々「えっ?練習は?」
歩夢「なんか、しんどくなっちゃった」ニコッ
菜々「………実は私もなんです!引き継ぎの仕事でくたびれてしまって!今から練習はちょっとなぁと思ってまして…!」
歩夢「ふふっ…優しいね、せつ菜ちゃん」
菜々「そ、そうですか?普通ですよ…//」
歩夢「……じゃあ帰ろっか。どこか寄って行く?」
菜々「…あっ、そういえば新刊が………あ、いや、練習サボって漫画を買うなんてさすがに」
歩夢「いいよ、行こっか」
菜々「は、はい…なんかすいません…//」
菜々「どう、しました?」
歩夢「………今日もう帰ろうかな」
菜々「えっ?練習は?」
歩夢「なんか、しんどくなっちゃった」ニコッ
菜々「………実は私もなんです!引き継ぎの仕事でくたびれてしまって!今から練習はちょっとなぁと思ってまして…!」
歩夢「ふふっ…優しいね、せつ菜ちゃん」
菜々「そ、そうですか?普通ですよ…//」
歩夢「……じゃあ帰ろっか。どこか寄って行く?」
菜々「…あっ、そういえば新刊が………あ、いや、練習サボって漫画を買うなんてさすがに」
歩夢「いいよ、行こっか」
菜々「は、はい…なんかすいません…//」
40: 2021/05/16(日) 00:07:59.56 ID:MwFf5hLF
アニメショップ
歩夢「…ここかぁ…前に3人で来たよね」
菜々「はい、またここです…」
歩夢「せつ菜ちゃんの欲しい漫画って普通の本屋さんには売ってないの?」
菜々「売ってますよ?でもここで買うと特典のポストカードが貰えるんです!」
歩夢「そういうもんなのか…」
菜々「……確かに…普通は漫画ってその辺の本屋さんで買いますよね…私が変なのか…」
歩夢「いやいや!全然!変じゃないよ!!」アセアセ
菜々「そうですか?」
歩夢「うん!それにここに来るとせつ菜ちゃんの目がキラキラしてて面白いし!」
菜々「おもし…え?」
歩夢「ほら!行こう!」
菜々「えぇ?…はい…」
歩夢「…ここかぁ…前に3人で来たよね」
菜々「はい、またここです…」
歩夢「せつ菜ちゃんの欲しい漫画って普通の本屋さんには売ってないの?」
菜々「売ってますよ?でもここで買うと特典のポストカードが貰えるんです!」
歩夢「そういうもんなのか…」
菜々「……確かに…普通は漫画ってその辺の本屋さんで買いますよね…私が変なのか…」
歩夢「いやいや!全然!変じゃないよ!!」アセアセ
菜々「そうですか?」
歩夢「うん!それにここに来るとせつ菜ちゃんの目がキラキラしてて面白いし!」
菜々「おもし…え?」
歩夢「ほら!行こう!」
菜々「えぇ?…はい…」
41: 2021/05/16(日) 00:16:28.60 ID:MwFf5hLF
歩夢「あ!この漫画知ってるよ!」
菜々「読みましたか!?」
歩夢「あんまり読んでないけど…」
菜々「読んでください!!」
菜々(やっぱり…全然なんともないじゃないですか)
歩夢「この漫画はね、えっと…」
菜々「面白いんですよ!?私も大好きです!」
菜々(全然、普通の歩夢さんです)
歩夢「思い出した!この漫画」
菜々(普通の…)
歩夢「ーーーーーーーーーーーー」
菜々「ーーー」
菜々「読みましたか!?」
歩夢「あんまり読んでないけど…」
菜々「読んでください!!」
菜々(やっぱり…全然なんともないじゃないですか)
歩夢「この漫画はね、えっと…」
菜々「面白いんですよ!?私も大好きです!」
菜々(全然、普通の歩夢さんです)
歩夢「思い出した!この漫画」
菜々(普通の…)
歩夢「ーーーーーーーーーーーー」
菜々「ーーー」
42: 2021/05/16(日) 00:19:04.52 ID:MwFf5hLF
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
菜々「……それじゃあ、えっと、また明日」
歩夢「うん…またね!せつ菜ちゃん」
菜々「…あのっ!…」
歩夢「ん?」
菜々「……………前みたいに、戻れると思いますか?」
歩夢「それは無理だよ」
菜々「そう…ですか」
菜々「……それじゃあ、えっと、また明日」
歩夢「うん…またね!せつ菜ちゃん」
菜々「…あのっ!…」
歩夢「ん?」
菜々「……………前みたいに、戻れると思いますか?」
歩夢「それは無理だよ」
菜々「そう…ですか」
44: 2021/05/16(日) 00:24:49.20 ID:MwFf5hLF
1年生の教室
かすみ「そっか…せつ菜先輩がそんなに…」
栞子「……はい、中川さんにとっても大事な人なんですね」
かすみ「そりゃあそうだよ!歩夢先輩は…なんていうんだろ…天使みたいな人だし!!」
栞子「天使…ですか?」
かすみ「悔しいけど!!」
栞子「はぁ…で、どうするんですか?」
かすみ「どうって…」
栞子「私は生徒会長です。学園の生徒は全員サポートする覚悟でいます」
かすみ「…いや、ありがたいけど私1人でできるから…」
栞子「いえ、あなたではなくあの先輩のサポートです」
かすみ「そっちかーい………私、どうしても確かめておきたい事があるんだ」
栞子「なんですか?」
かすみ「そっか…せつ菜先輩がそんなに…」
栞子「……はい、中川さんにとっても大事な人なんですね」
かすみ「そりゃあそうだよ!歩夢先輩は…なんていうんだろ…天使みたいな人だし!!」
栞子「天使…ですか?」
かすみ「悔しいけど!!」
栞子「はぁ…で、どうするんですか?」
かすみ「どうって…」
栞子「私は生徒会長です。学園の生徒は全員サポートする覚悟でいます」
かすみ「…いや、ありがたいけど私1人でできるから…」
栞子「いえ、あなたではなくあの先輩のサポートです」
かすみ「そっちかーい………私、どうしても確かめておきたい事があるんだ」
栞子「なんですか?」
45: 2021/05/16(日) 00:29:45.52 ID:MwFf5hLF
かすみ「歩夢先輩のステージ…嫉妬しちゃうくらい可愛いあのライブを…もう1回だけ観たい」
栞子「…それで?」
かすみ「別に…ただ観たいだけ」
栞子「そうですか…私にできる事はなさそうですね」
かすみ「…ありがとね、しお子」
栞子「は?」
かすみ「え、何?」
栞子「…私の名前は栞子ですが」
かすみ「え?栞子だからしお子なんだけど…」
栞子「…もういいです……あ、最後にもう1つ」
かすみ「?」
栞子「動画サイトで上原歩夢さんのパフォーマンスを見たんですが…」
栞子「…あなた達の過大評価では無かったですね」
かすみ「………でしょ」
栞子「…それで?」
かすみ「別に…ただ観たいだけ」
栞子「そうですか…私にできる事はなさそうですね」
かすみ「…ありがとね、しお子」
栞子「は?」
かすみ「え、何?」
栞子「…私の名前は栞子ですが」
かすみ「え?栞子だからしお子なんだけど…」
栞子「…もういいです……あ、最後にもう1つ」
かすみ「?」
栞子「動画サイトで上原歩夢さんのパフォーマンスを見たんですが…」
栞子「…あなた達の過大評価では無かったですね」
かすみ「………でしょ」
46: 2021/05/16(日) 00:33:42.85 ID:MwFf5hLF
次の日
歩夢「皆おはよう!」
エマ「来た!!」
璃奈「現着」
愛「よかったぁ~…ね、果林!」
果林「ふ、ふん…来るって言ったじゃない」
歩夢「ど、どうしたの皆…果林さん、なんでそんなに汗かいてるの?」
しずく「果林さんってば、昨日先輩にキツい事言っちゃったかもって心配してて」
果林「ちょ、しずく!」
彼方「果林ちゃん、あの後歩夢ちゃんが練習に来なかったから嫌われたかも~って泣いてたんだよ~」
果林「泣いてないわよ!!」
璃奈「泣いてた」
果林「泣いてない!!」
歩夢「あはははっ…大丈夫だよ、私は皆のこと大好きだから…」
果林「……あゆ…む…」ウルウル
璃奈「泣く?」
果林「泣かないわよ!」
歩夢「皆おはよう!」
エマ「来た!!」
璃奈「現着」
愛「よかったぁ~…ね、果林!」
果林「ふ、ふん…来るって言ったじゃない」
歩夢「ど、どうしたの皆…果林さん、なんでそんなに汗かいてるの?」
しずく「果林さんってば、昨日先輩にキツい事言っちゃったかもって心配してて」
果林「ちょ、しずく!」
彼方「果林ちゃん、あの後歩夢ちゃんが練習に来なかったから嫌われたかも~って泣いてたんだよ~」
果林「泣いてないわよ!!」
璃奈「泣いてた」
果林「泣いてない!!」
歩夢「あはははっ…大丈夫だよ、私は皆のこと大好きだから…」
果林「……あゆ…む…」ウルウル
璃奈「泣く?」
果林「泣かないわよ!」
47: 2021/05/16(日) 00:37:17.06 ID:MwFf5hLF
ワイワイ
マタナイテルー!
ウルサイ!
歩夢「…ふふっ」
かすみ「…先輩」
歩夢「ん、かすみちゃんおはよう」
かすみ「朝練なんですけど、今日は先輩からです」
歩夢「そうなの!?今日は全員の前でかぁ…緊張するなぁ…」
かすみ「…頑張ってください」
歩夢「うん!ありがと」
かすみ「……………ぐぬぬ…」
歩夢「はーい皆!早くストレッチしよう!」
「「「はーい!」」」
マタナイテルー!
ウルサイ!
歩夢「…ふふっ」
かすみ「…先輩」
歩夢「ん、かすみちゃんおはよう」
かすみ「朝練なんですけど、今日は先輩からです」
歩夢「そうなの!?今日は全員の前でかぁ…緊張するなぁ…」
かすみ「…頑張ってください」
歩夢「うん!ありがと」
かすみ「……………ぐぬぬ…」
歩夢「はーい皆!早くストレッチしよう!」
「「「はーい!」」」
48: 2021/05/16(日) 00:40:14.63 ID:MwFf5hLF
せつ菜「遅れてすみま…ってあれ?もう始まってるんですか!?」
彼方「せつ菜ちゃん、着替えに時間かかりすぎだよ~」
せつ菜「久々だったので…今日は私から歌うんですよね!」
かすみ「いえ、せつ菜先輩は放課後です」
せつ菜「えぇ…でも私、歌いたいです!!」メラメラ
彼方「せつ菜ちゃん、見て見て」
せつ菜「え?……あっ」
歩夢「ふぅー……」
かすみ「…見ておきたくないですか?」
せつ菜「…まぁ…はい」
璃奈「マイク準備完了」
歩夢「ありがとう璃奈ちゃん!よーし…」
彼方「せつ菜ちゃん、着替えに時間かかりすぎだよ~」
せつ菜「久々だったので…今日は私から歌うんですよね!」
かすみ「いえ、せつ菜先輩は放課後です」
せつ菜「えぇ…でも私、歌いたいです!!」メラメラ
彼方「せつ菜ちゃん、見て見て」
せつ菜「え?……あっ」
歩夢「ふぅー……」
かすみ「…見ておきたくないですか?」
せつ菜「…まぁ…はい」
璃奈「マイク準備完了」
歩夢「ありがとう璃奈ちゃん!よーし…」
51: 2021/05/16(日) 00:45:51.66 ID:MwFf5hLF
歩夢「それじゃあ今日一発目、いきます!」
愛「頑張れ歩夢~!」
歩夢「えへへ…『Say Good-Bye 涙』!」
♪~
歩夢『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!』
かすみ「…」
せつ菜「…」
歩夢『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』
かすみ「…どう、ですか?」
せつ菜「……はい、すごいです」
歩夢『ーーーーーーーーーーーー!!』
彼方「………チラッ」
果林「………………」
エマ「………歩夢ちゃん…?」
歩夢『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』
栞子「………」
愛「頑張れ歩夢~!」
歩夢「えへへ…『Say Good-Bye 涙』!」
♪~
歩夢『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!』
かすみ「…」
せつ菜「…」
歩夢『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』
かすみ「…どう、ですか?」
せつ菜「……はい、すごいです」
歩夢『ーーーーーーーーーーーー!!』
彼方「………チラッ」
果林「………………」
エマ「………歩夢ちゃん…?」
歩夢『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』
栞子「………」
52: 2021/05/16(日) 00:50:39.26 ID:MwFf5hLF
ジャーン!
歩夢「…はぁ…はぁ…ふぅ……はぁ~…」
しずく「……」パチパチパチパチ
璃奈「…お上手」
愛「いよーっし!気合い入ったね!」
歩夢「えへへ、ありがとう」ニコッ
かすみ「ふぅ……先輩!!!」
歩夢「!…か、かすみちゃん…どうかな?」
かすみ「…すっごく良かったです」
かすみ「すっっっっごく!!」
かすみ「すっごく…」
かすみ「…すごかったです…」
歩夢「………ありが」
かすみ「歩夢先輩ってスゴかったんだなって…思い出しました」
せつ菜「!」
しずく「ちょ…」
果林「………」
彼方「……」ニコッ
歩夢「…はぁ…はぁ…ふぅ……はぁ~…」
しずく「……」パチパチパチパチ
璃奈「…お上手」
愛「いよーっし!気合い入ったね!」
歩夢「えへへ、ありがとう」ニコッ
かすみ「ふぅ……先輩!!!」
歩夢「!…か、かすみちゃん…どうかな?」
かすみ「…すっごく良かったです」
かすみ「すっっっっごく!!」
かすみ「すっごく…」
かすみ「…すごかったです…」
歩夢「………ありが」
かすみ「歩夢先輩ってスゴかったんだなって…思い出しました」
せつ菜「!」
しずく「ちょ…」
果林「………」
彼方「……」ニコッ
53: 2021/05/16(日) 00:55:43.45 ID:MwFf5hLF
歩夢「えっと…かすみちゃん…?」
かすみ「……私、歩夢先輩のステージが大好きです」
歩夢「…ありがとう」
かすみ「違う」
歩夢「えっ」
かすみ「声も、ダンスも、表情も…」
かすみ「息遣いも、指の動かし方も…何もかも」
かすみ「完璧です」
歩夢「…」
かすみ「だから違うんです」
歩夢「…………なんで?」
かすみ「こっちが聞きたいですよ、なんでこんな事ができるんですか?」
かすみ「どうやったらこんなに…完璧になるんですか?」
歩夢「……」
かすみ「教えてください…侑先輩…幼馴染だから、ですか?」
せつ菜「…………」
かすみ「……私、歩夢先輩のステージが大好きです」
歩夢「…ありがとう」
かすみ「違う」
歩夢「えっ」
かすみ「声も、ダンスも、表情も…」
かすみ「息遣いも、指の動かし方も…何もかも」
かすみ「完璧です」
歩夢「…」
かすみ「だから違うんです」
歩夢「…………なんで?」
かすみ「こっちが聞きたいですよ、なんでこんな事ができるんですか?」
かすみ「どうやったらこんなに…完璧になるんですか?」
歩夢「……」
かすみ「教えてください…侑先輩…幼馴染だから、ですか?」
せつ菜「…………」
58: 2021/05/16(日) 01:04:21.67 ID:MwFf5hLF
彼方「…侑ちゃんスゴいねぇ、歩夢ちゃんがいなくなってから少ししか経ってないのに」
しずく「か、彼方さん…」
果林「…そうかしら?私は素人のカラオケ程度にしか感じなかったけど」
しずく「果林さんまで…!」
璃奈「『あわわ…』」
エマ「果林ちゃんったら強がっちゃって…私なんて、本物の歩夢ちゃんが目の前に浮かんできたよ?」
愛「エマっち…」
せつ菜「…侑さん」
侑「……」
せつ菜「…もう、やめましょう」
侑「っ!……やめてよ…」
侑「…そんな事…言わないでよ…」
しずく「か、彼方さん…」
果林「…そうかしら?私は素人のカラオケ程度にしか感じなかったけど」
しずく「果林さんまで…!」
璃奈「『あわわ…』」
エマ「果林ちゃんったら強がっちゃって…私なんて、本物の歩夢ちゃんが目の前に浮かんできたよ?」
愛「エマっち…」
せつ菜「…侑さん」
侑「……」
せつ菜「…もう、やめましょう」
侑「っ!……やめてよ…」
侑「…そんな事…言わないでよ…」
62: 2021/05/16(日) 01:13:24.22 ID:MwFf5hLF
侑「歩夢がいなきゃダメなんだ…この同好会にも…私にも…」
せつ菜「…」
かすみ「じゃあ言わせてもらいますけど!」
侑「……」
かすみ「…私たちには歩夢先輩も、侑先輩も、両方いなきゃダメなんです」
侑「…だから…私が歩夢に…」
かすみ「はっ!!何自惚れてんですか!!侑先輩が歩夢先輩になるなんて100万年早いんですよ!!!」
侑「でも私は完璧に歩夢だった…」
果林「…完璧なわけないでしよ」
侑「えっ…」
エマ「そうだよ侑ちゃん、何回も素が出てたんだから」
侑「そんなわけ…」
せつ菜「…昨日、漫画の話をしてる時…なんて言ったか覚えてますか?」
侑「…えっ」
せつ菜「『この漫画、歩夢が読んでたやつだ』って言ったんです」
侑「……」
せつ菜「それもそのはず、私が歩夢さんにオススメしたんですよあれ」クスッ
せつ菜「まぁ…私が感想を聞く前に行ってしまったんですけど」
せつ菜「…」
かすみ「じゃあ言わせてもらいますけど!」
侑「……」
かすみ「…私たちには歩夢先輩も、侑先輩も、両方いなきゃダメなんです」
侑「…だから…私が歩夢に…」
かすみ「はっ!!何自惚れてんですか!!侑先輩が歩夢先輩になるなんて100万年早いんですよ!!!」
侑「でも私は完璧に歩夢だった…」
果林「…完璧なわけないでしよ」
侑「えっ…」
エマ「そうだよ侑ちゃん、何回も素が出てたんだから」
侑「そんなわけ…」
せつ菜「…昨日、漫画の話をしてる時…なんて言ったか覚えてますか?」
侑「…えっ」
せつ菜「『この漫画、歩夢が読んでたやつだ』って言ったんです」
侑「……」
せつ菜「それもそのはず、私が歩夢さんにオススメしたんですよあれ」クスッ
せつ菜「まぁ…私が感想を聞く前に行ってしまったんですけど」
63: 2021/05/16(日) 01:22:59.27 ID:MwFf5hLF
侑「……私…ふふっ、そっか……ダメかぁ…」
かすみ「……」
侑「…はぁ…」ペタン
侑「…歩夢に会いたい」
侑「会って…たくさん話したい…」
侑「…抱き締めたい」
彼方「…侑ちゃん、おいで」ポンポン
侑「…彼方さん…」
彼方「彼方ちゃんの膝枕は特別なんだから…この気を逃したら損だよ~」ポンポン
しずく「……これでよかったんだよね」
璃奈「……わからない」
かすみ「良かったに決まってんじゃん!」
愛「……でも…ゆうゆ、多分立ち直れないよ…」
エマ「…大丈夫だよ、ね」
果林「えぇ…なんのために私たちがいるのよ?支え合うためでしょ?」
愛「…仲間でライバル、かぁ」
侑「……zzz…」
彼方「…♪…♪」ナデナデ
かすみ「……」
侑「…はぁ…」ペタン
侑「…歩夢に会いたい」
侑「会って…たくさん話したい…」
侑「…抱き締めたい」
彼方「…侑ちゃん、おいで」ポンポン
侑「…彼方さん…」
彼方「彼方ちゃんの膝枕は特別なんだから…この気を逃したら損だよ~」ポンポン
しずく「……これでよかったんだよね」
璃奈「……わからない」
かすみ「良かったに決まってんじゃん!」
愛「……でも…ゆうゆ、多分立ち直れないよ…」
エマ「…大丈夫だよ、ね」
果林「えぇ…なんのために私たちがいるのよ?支え合うためでしょ?」
愛「…仲間でライバル、かぁ」
侑「……zzz…」
彼方「…♪…♪」ナデナデ
64: 2021/05/16(日) 01:28:18.20 ID:MwFf5hLF
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
侑「歩夢、ずっと隣にいてって私に言ったじゃん」
歩夢『うん…ごめん』
侑「…謝んなくていいよ、しょうがないし」
歩夢『侑ちゃん…』
侑「…ねぇ歩夢」
歩夢『…なぁに?』
侑「…ずっと隣にいてくれる?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
侑「歩夢、ずっと隣にいてって私に言ったじゃん」
歩夢『うん…ごめん』
侑「…謝んなくていいよ、しょうがないし」
歩夢『侑ちゃん…』
侑「…ねぇ歩夢」
歩夢『…なぁに?』
侑「…ずっと隣にいてくれる?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
67: 2021/05/16(日) 01:33:35.82 ID:MwFf5hLF
侑「皆おはよう!」
彼方「おはよ~」
侑「彼方さん合格おめでとう!」
彼方「えへへ~もっと褒めて褒めて」
エマ「彼方ちゃん偉い子偉い子~」
果林「エマ、甘やかしちゃダメよ」
侑「果林さんも合格おめでとう!」
エマ「果林ちゃんも偉い子偉い子~」
果林「まぁ当然ね」フフン
侑「歩夢も喜んでるよ」クスッ
かすみ「はいはいはいはい!3年生の時代は終わりですよ!!そろそろJKブランドを失う人達はポイです!ここからはかすみん達の時代ですから!!」
璃奈「そうだそうだー!」
しずく「また勝手なこと言って…」
せつ菜「聞き捨てならないですね」
愛「そうだぞ~かすかすー!愛さん達を忘れてもらっちゃ困るなぁ?」
かすみ「くっ…敵がまだいたか…」
侑「はーい皆そこまで!ストレッチからいくよ~」
「「「はーい」」」
彼方「おはよ~」
侑「彼方さん合格おめでとう!」
彼方「えへへ~もっと褒めて褒めて」
エマ「彼方ちゃん偉い子偉い子~」
果林「エマ、甘やかしちゃダメよ」
侑「果林さんも合格おめでとう!」
エマ「果林ちゃんも偉い子偉い子~」
果林「まぁ当然ね」フフン
侑「歩夢も喜んでるよ」クスッ
かすみ「はいはいはいはい!3年生の時代は終わりですよ!!そろそろJKブランドを失う人達はポイです!ここからはかすみん達の時代ですから!!」
璃奈「そうだそうだー!」
しずく「また勝手なこと言って…」
せつ菜「聞き捨てならないですね」
愛「そうだぞ~かすかすー!愛さん達を忘れてもらっちゃ困るなぁ?」
かすみ「くっ…敵がまだいたか…」
侑「はーい皆そこまで!ストレッチからいくよ~」
「「「はーい」」」
69: 2021/05/16(日) 01:38:37.84 ID:MwFf5hLF
生徒会室
栞子「…では…完全に立ち直ったのですね」
かすみ「うん…うーん…まぁ、うん」
栞子「…歯切れが悪いですね、何か問題が?」
かすみ「…問題…というか…問題…なのかなぁ」
栞子「なんですか、ハッキリ言ってください」
かすみ「問題にはなってないんだけど…普通じゃないというか…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジャーン!
かすみ「どうでしたか!?次世代ナンバーワン確約スクールアイドルのかすみんは!」
果林「いいんじゃない?」
璃奈「『良し』」
かすみ「そんなもんですかぁ?侑先輩、褒めの手本を見せてやってください!」
侑「うん…うんうん……」
かすみ「…あの~?」
侑「かすみちゃん!」
かすみ「はい!」
侑「サビの前でステップ崩してコケそうになってた!!」
かすみ「ぎくっ」
侑「…って歩夢が言ってるよ!!」
かすみ「…ま、また歩夢先輩ですか…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かすみ「…って感じで…」
栞子「……まぁ…いいんじゃないですか?」
栞子「…では…完全に立ち直ったのですね」
かすみ「うん…うーん…まぁ、うん」
栞子「…歯切れが悪いですね、何か問題が?」
かすみ「…問題…というか…問題…なのかなぁ」
栞子「なんですか、ハッキリ言ってください」
かすみ「問題にはなってないんだけど…普通じゃないというか…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジャーン!
かすみ「どうでしたか!?次世代ナンバーワン確約スクールアイドルのかすみんは!」
果林「いいんじゃない?」
璃奈「『良し』」
かすみ「そんなもんですかぁ?侑先輩、褒めの手本を見せてやってください!」
侑「うん…うんうん……」
かすみ「…あの~?」
侑「かすみちゃん!」
かすみ「はい!」
侑「サビの前でステップ崩してコケそうになってた!!」
かすみ「ぎくっ」
侑「…って歩夢が言ってるよ!!」
かすみ「…ま、また歩夢先輩ですか…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かすみ「…って感じで…」
栞子「……まぁ…いいんじゃないですか?」
72: 2021/05/16(日) 01:44:42.79 ID:MwFf5hLF
侑「ねぇ歩夢、帰りどっか行く?」
侑「いいね~、せつ菜ちゃんも連れてこっか」
侑「えぇ~、なんで機嫌悪いの?ちょっと歩夢~」クスクス
栞子「……」
かすみ「…どう思う?しお子」
栞子「…羨ましいですね」
かすみ「え?」
栞子「上原歩夢さんといつでも話せるのは羨ましいと思いませんか?」
かすみ「…は?何言ってんの?」
栞子「ファンなんです」
かすみ「…あっそうなの…」
侑「歩夢~機嫌直してよ~」
おわり
侑「いいね~、せつ菜ちゃんも連れてこっか」
侑「えぇ~、なんで機嫌悪いの?ちょっと歩夢~」クスクス
栞子「……」
かすみ「…どう思う?しお子」
栞子「…羨ましいですね」
かすみ「え?」
栞子「上原歩夢さんといつでも話せるのは羨ましいと思いませんか?」
かすみ「…は?何言ってんの?」
栞子「ファンなんです」
かすみ「…あっそうなの…」
侑「歩夢~機嫌直してよ~」
おわり
80: 2021/05/16(日) 02:01:23.45 ID:MwFf5hLF
77: 2021/05/16(日) 01:48:38.01 ID:cUUZUndJ
某サッカー漫画的な感じ?
雰囲気というか…うまく言えないけどこういうのすごい好き
乙でした
雰囲気というか…うまく言えないけどこういうのすごい好き
乙でした
78: 2021/05/16(日) 01:50:16.05 ID:MqPtUZg5
歩夢ちゃん死んじゃっててショックのあまりイマジナリーぽむということなのか、りなりーの機械で一時的に精神が融合とかなのか、生きてるけど遠くにいて寂しさのあまりイマジナリーぽむなのか。最後のだと思っておくか…
81: 2021/05/16(日) 02:03:36.05 ID:/QbkrwCQ
こういう読み返すとはっと気づくギミックあるやつ好き
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1621084241/