【SS】侑「そういえば、期末テストの勉強一緒にする約束だったよね」歩夢「うん、そうだね」【ラブライブ！虹ヶ咲】

～下校途中～


侑「だいぶ暑くなってきたよねぇ～」

歩夢「うん、今年の夏も暑い夏になるのかなぁ」

侑「どうだろうね、多分暑いとは思うけど」

侑「ふぅ～、それにしても歩いてると暑い！」


　ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ


侑「あ゛～･･････」


　ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ


歩夢「ちょっと、侑ちゃん！？」

侑「あ゛～、歩夢なに？？」

歩夢「暑いのは分かるけどさぁ、そんな胸元開いて扇いでるなんてみっともないよ？」

侑「あはは！ だれも見て無いって～」

歩夢「そういう問題じゃないんだけどなぁ」


侑「気にしない気にしない♪」

歩夢「女の子なんだから気にしてよ～！ もう！」

侑「そういえば、期末テストの勉強一緒にする約束だったよね」

歩夢「うん、そうだね」

侑「今日一緒にする？」

歩夢「じゃあ、夜ご飯食べたら侑ちゃんち行くよ」

侑「うん、わかった」


────
──

～夕食後～


　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


歩夢「こんばんは、お邪魔します」

侑母「あ、歩夢ちゃん！ いらっしゃい！」 ﾆｺｯ

侑母「侑、今お風呂入ってるから侑の部屋で待っててくれる？」

歩夢「はい、分かりました」 ﾆｺｯ

　ｶﾞﾁｬ


歩夢（侑ちゃんの部屋に私1人･･････）

歩夢（先に勉強始めてようかなぁ･･････）


　ｶﾞﾁｬｯ


侑「あ゛～！ サッパリした！」

侑「あ、歩夢ごめんね？ 待たせちゃったみたいで」

歩夢「大丈夫、私も今来たばかりだから」

侑「先に始めてて？ 私髪乾かすから」

歩夢「うん、そうする」


　ﾌﾞｵｵｵｵｵ～～

侑「ふふふーん♬ ふんふーん♬」


　ﾌﾞｵｵｵｵｵ～～

侑「あ、ドライヤーの音うるさかったらゴメンね～」

歩夢「気にならないから大丈夫だよ」 ﾆｺｯ


侑「ふぅ、おしまい！」

侑「じゃ、私も勉強始めますか～」


歩夢「･･･って、侑ちゃん？」

侑「ん？ どうしたの？」

歩夢「いくら侑ちゃんの部屋の中とはいえ、その格好はラフ過ぎないかなぁって思って」


侑「そうかなぁ？ 夏場はいつもこんな感じだし」

歩夢「目のやり場に困るよぉ」

侑「まぁまぁ！ 誰かが見てるわけじゃないんだしさぁ～」 ﾆｺﾆｺ

歩夢「今日の下校途中もさぁ、シャツの胸元開いて扇いでたりしてたじゃん」

侑「うん、暑かったからね～」

歩夢「なんていうかさ、侑ちゃんも他人の目をもう少しでいいから気にした方いいんじゃないかなぁ」

侑「あはは！ 歩夢みたいに可愛い子だったら気にする必要あるだろうけど、私なんか誰も見てないから平気だよ～」

歩夢「もう！ 昔からそうだよね！ 侑ちゃんは！」


侑「とにかく勉強始めましょう～」 ﾆｺﾆｺ

歩夢「う、うん･･･」


────
──

～数十分後～


侑「････････････」 ｶｷｶｷ･･･

歩夢「････････････」 ｶｷｶｷ･･･


侑「んんっ･･････」

歩夢「･･････」 ﾁﾗｯ


侑「あ、間違った！」 ｺﾞｼｺﾞｼｺﾞｼ･･･

歩夢「･･････」 ﾁﾗｯ

侑「ん？ 歩夢何見てるの？」

歩夢「あ、んーん！ 何でもない」

侑「消しゴム使う？」

歩夢「ちゃんと持って来てるから大丈夫」

侑「そっか」

侑「････････････」 ｶｷｶｷ

歩夢「････････････」 ｶｷｶｷ


侑「喉乾いたね、麦茶でも持ってくるよ」 ｶﾞﾀｯ

歩夢「あ、うん･･･ ありがとう」


　ﾊﾞﾀﾝｯ


歩夢（あ～、侑ちゃんの薄着が気になり過ぎて集中出来ないよぉ･･･）

歩夢（戻ってきたら何か着替えて貰おうかなぁ･･････）


　ｶﾞﾁｬ


侑「お待たせ～」


　ｺﾄｯ


侑「どうぞ～」

歩夢「ありがとう」


侑「んっ･･･ んっ･･･」 ｺﾞｸｯ ｺﾞｸｯ･･･

侑「ぷはぁ･･･」

歩夢「ねぇ、侑ちゃん？」

侑「どうしたの？」

歩夢「あの～･･････」 ﾓｼﾞﾓｼﾞ

侑「んん？」


歩夢「侑ちゃん、お風呂上がりからずっとそのTシャツと短パンの格好だけど･･････」

侑「うん、この格好が1番楽なんだよね」

歩夢「なんて言うか･･･ 侑ちゃんの肌が気になって･･････」

侑「ん？ 肌？ もしかしてあせもとか出てる？」 ｷｮﾛｷｮﾛ

歩夢「そうじゃなくて･･･ ちょっと目線のやり場に困るというか･･････」

侑「んん～？」

歩夢「もう少し露出が少ない服に着替えて貰えたらいいかなぁ～って･･･」

侑「ああ、そういうことね～」

侑「歩夢って何だか今日はそういうの妙に気にするね」


侑「歩夢が集中出来ないなら着替えるよ」 ｶﾞﾀｯ


　ｶﾞｻｺﾞｿ･･･


侑「これだといいかな･･･ よし！」


　ｶﾞﾊﾞｯ


歩夢「！？」 ﾋﾞｸｯ

歩夢「ちょ、ちょっと侑ちゃん！？」

侑「ん？ 今度は何？？」


歩夢「もう～ いきなり脱ぎ始めないでよぉ！」

侑「すぐ終わるよ？」

歩夢「下着くらい付けなよぉ～！」


　ｶﾞｻｺﾞｿ


侑「はい、完了！」 ﾆｺｯ

歩夢「まったく･･･ 少しはまともになったね･･････」

侑「これで勉強に集中出来るかな？」

歩夢「うん、大丈夫だと思う」


侑「思ったんだけどさ、歩夢って、女の子同士なのに私の裸見て変な気持ちになるの？」

歩夢「ちょっ！ な！ 何言ってるの！」

侑「なんか私が着替えてる時の歩夢、手で目を隠してるにしては指の隙間から見てたでしょ？」

歩夢「たまたま見えただけだよ！」

侑「あはは」 ﾆｺﾆｺ

侑「ま、私が逆の立場だったらもうドキドキだけどね～」 ﾆｺﾆｺ


歩夢「ちょっと！ 侑ちゃん！」

歩夢「そ、それってどういう意味！？」


侑「さて、無駄話はやめて勉強勉強！」


歩夢「も、もう！」



侑「ふふふーん♬」 ｶｷｶｷ

歩夢「････････････」 ｶｷｶｷ

歩夢「･･････」 ﾁﾗｯ



～おしまい～

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵三*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ

?cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ? 最高！

?cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ