桜小路きな子ーSS

■約36000文字■きな子「えっと……ここっすね。オニナッツファイナンス」 きな子「住所は……うん、合ってる」ﾁﾗｯ パン きな子「ふう……久しぶりの面接！気合いを入れるっす！」 きな子（北海道を出て上京して、こっちの大学を卒業したものの） きな子（就職活動に失敗、バイトをしながら有利子奨学金返済と生活に追われる日々） きな子（それでもスキマ時間を活用して就職活動を粘り強く続けたものの……連戦連敗） きな子（ついに心が折れそうなとき、電柱に貼られていた求人広告が目に入った──）

きな子「んー、とってもくつろぐっすー」 夏美「きな子ったら、すっかり自分の部屋のように馴染んでいますの」 きな子「この部屋、夏美ちゃんのにおいでいっぱいなんっすもん」 夏美「そりゃそうですの。私の部屋なんだから」

～科学室～ メイ「あっちー……今年の夏暑すぎだろ」 四季「そんなメイに最適なプレゼントがある」 メイ「おっ、クーラーベストでもくれるのか？」 四季「違う、下着」 メイ「下着！？ 同性でも重いだろ下着プレゼントって……」 四季「涼しいけど重量は大きくないから大丈夫、受け取って」 メイ「重いってそういう意味じゃ……」 Ｏバック メイ「なんじゃこりゃああぁぁぁっっっ！！！？？？」

お金をためて遂に買ってしまったっす！ かわいいネックレス、ピンク色のスピネルっていう本物の宝石が付いてるんすよ！ 8月の誕生日石らしいっす！ 夏美ちゃんに絶対似合うと想って、高かったけど 生活費を節約したらなんとか買えたっす でも喜んでくれるかな。 きな子『夏美ちゃん！これきな子の気持ちっす！似合うと想うっす！』 夏美『ありがとですの！きな子！！』 きな子『それと、夏美ちゃんのこと好きっす』 夏美『私もずっと好きでしたの』 なんて！ことになるかもしれないっす！！！ 夏美ちゃんとお付き合いできたら… 幸せすぎて変になっちゃうかもしれないっす！ きな子「CEO！」 夏美「あら、きな子。どうしましたの？」

※生えてるので注意

夏休みの練習後 夏美「どうしたんですの？」 きな子「部屋のエアコンが壊れたっす」 夏美「それは大変ですの」 きな子「道産子のきな子にとって東京の夏は地獄っすよ…クーラーなしで過ごせなんて、きな子、死ぬっすか？」 夏美「気合で過ごすんですの」 きな子「夏美ちゃ～ん…」 夏美「そんな目で見られたって、どうしようもないんですの…修理依頼は？」

1:名無しで叶える物語◆AYssF9E1★ 2024/06/28(金) 22:35:14 ID:???Sr ノリと勢いで書いてしまいました。はい。 　 ...

きな子「……っ」ｺﾞｸﾘ メイ「頼む……頼むぞ…っ！！」 ＜『連打！！』 きな子「とりゃあぁああぁぁぁああぁぁぁッッッッッッッッッッ！！！！！！！！！！！！」ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ メイ「行けぇええぇえええぇぇぇッッッッッ！！！！！！！」 ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ… ＜ｼｬｷｰﾝ! ＜『封印 解除』 きな子「ぃいいぃっやったっす～～～～～～！！！！！！！！」 メイ「凄いぞきな子！！！って事は……！！」 ＜ﾋﾟｺﾝｯ

※注意：汚いと思われる表現あります。 きな子「今朝はランニングのコースを少し変えて、渋谷のスクランブル交差点まで来てみたっす」 きな子「理由はもちろん……これを自分の目で確認するため」 メイフラッグ「米女メイ CatChu!」 きな子「おぉ……メイちゃんの真っ赤な旗がスクランブル交差点に」 きな子「今度のファンミーティングのポスターも、メイちゃんは前に出てるし、すごいっす！」 きな子「これだけ目立つなら、みんなでお金を出し合って、5,500,000円くらい払った甲斐があるっすねぇ……」 きな子「そういえば、きな子の旗はどこっすか？」 喫煙所「」ﾓｸﾓｸ… きな子フラッグ「桜小路きな子 5yncri5e!」 きな子「……き、喫煙所の近くだったっす…タバコを吸う皆さん、見てくれるっすかね？」

四季「思ったより早く着いた……ん？」 璃奈「……」ｽﾘｽﾘ 綴理「……」ｽﾘｽﾘ 四季「かわいい猫」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ 綴理・璃奈「にゃーん」 四季「すごい、警戒心がまるでない」 璃奈「失礼な。これでも人を選んでるのに」 綴理「ボクはたまにさやに怒られる」 四季「飼い猫？　首輪はないけど」 綴理「これ首輪に見えないかな？」 璃奈「チョーカーもまとめて見えなくなってる」 四季「親子？」 綴理「お母さん」ｽﾘｽﾘ 璃奈「多分綴理さんが親だと思われてる」ﾖｼﾖｼ

きな子「そうっすか？」 夏美「そうですの。お外で配信も出来ないし、それにそもそも傘を持ち歩くのも面倒くさいですの！きな子もそう思わない？」 きな子「きな子は雨の日結構好きっすよ」 夏美「どこが好きですの？」 きな子「静かに降りしきる雨音を聞いていると心が洗われるっす。なんというか、街の汚れが流されていくようで…」 夏美「へぇ…」 きな子「雨の日にこうして窓の外をぼ～っと眺めるのも良し、また部屋で静かに一人読書をするのもいいっすね」 夏美「私にはよく分からないですの。」