【SS】きな子(なぜか>>2(CEO)の心の声が聞こえるっす?!)【ラブライブ!スーパースター!!】

SS


1: (SIM) 2022/08/30(火) 23:33:22.90 ID:7fSj4wzR
きな子(大変なことになったっす~っ!)
 
2: (光) 2022/08/30(火) 23:33:52.36 ID:4gPWia2D
CEO
 
8: (SIM) 2022/08/30(火) 23:40:29.79 ID:7fSj4wzR
きな子「お疲れ様っす~!」ガチャ

夏美「お疲れですの」

きな子「あれ? CEOだけっすか?」

夏美「2年生の皆様は集会があって遅れてますの」ポチポチ

きな子「なるほど~…ん?」

きな子「CEO、なんの画像見てるっすか?」

夏美「ナツッ!?」

夏美(心の声>>9
 
9: (たこやき) 2022/08/30(火) 23:40:53.08 ID:w67yh8NP
うっぜぇな
 
12: (SIM) 2022/08/30(火) 23:46:46.58 ID:7fSj4wzR
夏美(うっぜえな)サッ

きな子「……えっ?」

夏美「SNSに上げる画像を選んでましたの」

夏美「そんなことより、勝手に人のスマホを覗くのはマナー違反ですのよ」

きな子「ご、ごめんなさいっす…」シュン

夏美「わかったならいいですの」
(少し助言したくらいで馴れ馴れしいですの)

きな子(えっ…今)

きな子(またCEOの声が聞こえたっす)

きな子「CEO」

夏美「なんですの?」

きな子「>>」
 
13: (SIM) 2022/08/30(火) 23:47:06.76 ID:7fSj4wzR
安価
>>15
 
15: (茸) 2022/08/30(火) 23:48:10.70 ID:6UI5AzqT
好き
 
19: (SIM) 2022/08/30(火) 23:53:10.14 ID:7fSj4wzR
きな子「好き」

夏美「ナツっ!?」(ナツッ!?)

きな子(あ、これは本当に驚いてるっす)

夏美「す、好きってなんのことですの?」

きな子「きな子、夏美ちゃんのこと好きっす」

夏美「あら、そうですの。ありがとう」スンッ

(心の声>>21
 
21: (茸) 2022/08/30(火) 23:54:35.04 ID:ap/Lst+u
きっしょ
 
27: (SIM) 2022/08/31(水) 00:01:50.38 ID:zdvod2ZF
きな子「うっ……」ズキッ

夏美「好意は受け取っておきますの」(まぁ最悪百合営業には使えますの)

かのん「みんなおまたせー」

千砂都「さぁ!今日も張り切って練習しよう!」

メイ「千砂都先輩、スイッチはいるの早すぎんよ……」

きな子「が、頑張るっす…」


ーーー夜ーーー


きな子「うーん……」 

きな子「なんで急にCEOの心の声が聞こえるのか考えてみたっすけど……」

きな子「きな子、動物とはお喋りできるんすよね」

きな子「マンマルちゃんともよくお話しますし……千砂都先輩の目が怖くて細長くなることで注意をそらしてるって事とか」

きな子「CEO、ちっちゃくて可愛いっすから、きな子の中で小動物的なくくりに入っているのかも……?」

きな子「でも……」

夏美《うっぜぇな》

夏美《きっしょ》

きな子(きな子、あんなに嫌われてたんすね……)

きな子(何がいけなかったんだろう……)

きな子(………)クズングスッ
 
30: (SIM) 2022/08/31(水) 00:05:29.59 ID:zdvod2ZF
チュンチュン

きな子(あっ……)

きな子「……朝だ」ムクッ

きな子「……一人の朝ってこんなに寂しかったんすね」

きな子「……学校行かなきゃ」


ーーー教室ーーー


きな子「おはようっす」ガラガラ

きな子「あっ」

夏美「? おはようですの」

きな子「CEO……あの、その……」

きな子「>>30
 
31: (SIM) 2022/08/31(水) 00:05:45.98 ID:zdvod2ZF
ミス
安価下
 
32: (SB-Android) 2022/08/31(水) 00:06:59.86 ID:SdhAKSXg
2人で百合営業しないっすか
 
33: (SIM) 2022/08/31(水) 00:15:19.91 ID:zdvod2ZF
きな子「二人で百合営業しないっすか」

夏美「はぁ? 朝から急になんですの」

きな子「だから、百合営業っす!」

夏美「話の脈略が見えませんの」

きな子「女の子同士でいちゃいちゃするの、好きな人達がいっぱいいるって聞いたっす」

きな子(それに……百合営業なら使えるって……それなら私とも仲良くしてくれるって……)

夏美「それくらいの知識は私にもありますの」(というか昨日少し考えてましたの)

メイ「さっきから何話してるんだ? 百合? 花でも売るのか?」

四季「メイ、こっち来て」グイッ

四季「邪魔しちゃだめだよ」

メイ「なんだよ邪魔って! ちょ、あんま引っ張んなって!」

夏美「……アリですの」

きな子「CEO?」

夏美「百合営業、悪くないですの。やってみましょう」

きな子「!! お願いするっす!」

夏美「じゃあまずは>>35から始めますわよ」
 
35: (八つ橋) 2022/08/31(水) 00:15:53.12 ID:gEWp1Cei
手つなぎ
 
38: (SIM) 2022/08/31(水) 00:28:31.79 ID:zdvod2ZF
夏美「オニナッツ~! あなたの心の鬼サプリ!(中略) 今日はきな子と一緒にこの結ケ丘女子を紹介するですの!」

きな子「お、お初にお目にかかるっす……私は桜小路きな子と言うっす」

夏美「そんなのはこのチャンネルを見てる人間は全員知ってますの! それじゃあ行きますわよ!」ギュッ

きな子「あっ……」ギュッ

夏美「ここは講堂! 生徒数の割に広くて立派ですの!」

夏美「ここは中庭! ときたま突風が吹くことで有名ですの!」

夏美「ここは屋上! 私達が日々汗を流す場所ですの!」

コメント《ずっと手繋いでない?》

コメント《あら^~》

コメント《挟まりてぇ~!》

夏美「以上!オニナッツでした~」

夏美「ふぅ…」パッ

きな子「あっ……」ニギニギ

夏美「ふむ……まぁまぁの反応がありましたの」

きな子「CEOは、きな子と手を繋いでどうだったっすか?」

夏美「どうって…これは営業ですのよ?」

(心の声>>39
 
39: (えびふりゃー) 2022/08/31(水) 00:30:58.84 ID:MxiDGLHv
なんてうつくしいてなんですの...ぼ きもんですの
 
46: (SIM) 2022/08/31(水) 00:37:20.79 ID:zdvod2ZF
夏美(なんてうつくしいてなんですの…ぼっきもんですの)

きな子(へ???)

きな子「ぼっき???」

夏美「? どうしましたの?」

きな子(なんすかいまの声は)

きな子(CEOっぽくない頭の悪そうな声が流れてきた…)

きな子(これは……CEOの本能の声!)

きな子(きな子はCEOの性の獣を呼び覚ましてしまったっすか!?)


きな子「な、なんでもないっすよなんでも」ぶんぶん
 
47: (SIM) 2022/08/31(水) 00:45:23.36 ID:zdvod2ZF
夏美「……」ジーッ

きな子「ひえっ」

きな子(CEOの目が私の手を追ってるっす)

きな子「どんだけ私の手に夢中なんすか?」

夏美「な、こ、これは違いますの!」(ぼっきもんですわ)

きな子「本能の声、だだ漏れっすよ?」

夏美「なんの話ですの!」

きな子「なんか今日は気分がいいっす! 先に帰るっす!」

夏美「あっ、ちょ…」


ーーー夜ーーー


きな子「はあ……今日はCEOの意外な一面を知ってしまったっす」

きな子「この手の何がそんなにいいんすかね?」プラプラ

きな子「……でも」

きな子(結局、営業や性欲の対象としてしか見られてないってことは変わってないっすよね……)

きな子(……)スンッ


>>48新たに聞こえた心の声の主
 
48: (もこりん) 2022/08/31(水) 00:46:24.84 ID:bGs86cqy
四季
 
57: (SIM) 2022/08/31(水) 08:36:00.91 ID:uKmaBGvs
ID変わります

ーーー翌朝ーーー

きな子「おはようっす…」ガラッ

きな子(今日も寝不足っす…)

きな子(CEOは私のこと、そんなに好きじゃないみたいっすけど、手は気に入ってくれてる)

きな子(自分の手に嫉妬するなんて初めてっす…)ニギニギ

夏美「」チラッチラッ

キ…スキ……

きな子(ん?)

四季「ふぅ……」
(メイ、好き)
 (メイ、今日もかわいい)
  (メイ、パ〇〇見えそう)
   (メイ、抱きしめたい)
    (メイ、好き)

きな子「ひえぇぇえ~!」

四季「……どうしたの?」

きな子「い、いや、」

きな子(吐息一つからとんでもない量の本能が流れ込んできたっす~!)

きな子(なんで四季ちゃんの心の声が聞こえちゃうんすか!?)

きな子(……四季ちゃん、メイちゃんのこと、好きなんすね……)

きな子(……よし!)

きな子「あ、あの!」

四季「?」

きな子「お昼、一緒にいいっすか?相談したいことがあるっす!」

四季「相談って、私でいいの?」

きな子「はい! むしろ四季ちゃんしかいないっす!」

四季「…わかった。お昼ね」

きな子「ありがとうっす!」
 
59: (SIM) 2022/08/31(水) 12:41:08.29 ID:smJ6f3Dr
ーーー昼休みーーー

四季「それで、話って何?」

きな子「単刀直入に聞くっすけど」

きな子「四季ちゃん、メイちゃんのこと好きっすよね?」

四季「え? なんのこと?」

きな子「今朝も『好き』とか『かわいい』とか『パ〇〇見えそう』とか」

四季「ちょ///待って!」

四季「恥ずかしい……」カアア

きな子「やっぱり大好きじゃないっすか!」

四季「……なんでわかるの? 私の気持ち…」

きな子「実はかくがくしかじかで……」

四季「動物と会話……心の声……なるほど」

きな子「なんで四季ちゃんの声が聞こえたのかは謎っすけど」

四季「今朝は、クワガタになってたから」

きな子「クワガタ?」

四季「そう、クワガタ……」

きな子「……」

四季「メイという蜜に吸い寄せられた、クワガタ」

きな子「蜜に集るのはカブトムシのイメージっすけど」

四季「は?」ガタッ

きな子「ヒィィ!ごめんなさいっす!!」

四季「まぁ、いい」

四季「私はメイが好き。それを確認したかっただけ?」

きな子「違うっす! きな子だけ知ってるのは不公平っすから、教えるっすね」

きな子「きな子、CEOのことが好きなんっす」
 
60: (SIM) 2022/08/31(水) 12:49:10.64 ID:smJ6f3Dr
四季「>>61 」(心の声>>63
 
61: (しうまい) 2022/08/31(水) 12:50:21.67 ID:63D2w7x/
触ってもいい?
 
63: (茸) 2022/08/31(水) 12:50:54.38 ID:Ipu1v4JK
勃〇しそう
 
65: (SIM) 2022/08/31(水) 12:57:46.68 ID:smJ6f3Dr
四季「触ってもいい」(勃起しそう)

きな子「良いっすけど……えっ!?」サッ

四季「あっ…」シュン

きな子「今……『勃起しそう』って…?」

四季「うっ…」

四季「私、今、クワガタになってた」

四季「きな子の手を見てると、吸い寄せられて……」

四季「ごめん」

きな子「え、えーっと、そのぉー」

四季「……やっぱり、駄目?」

きな子「な、何がっすか?」

四季「手、触るの」

きな子「ヒエッ…」

四季「……」ウルッ

きな子「い、いぃーぃー良いっすよぉー!」ガクガク

四季「ありがとう」ギュッ

きな子(いきなり恋人繋ぎっすぅー!! まだ誰ともやったことないっすのにぃ!)

四季「なるほど……これは」(メイ…ごめん)

四季「夏美に謝らないといけない」(すごく興奮する)

きな子「も、もうそろそろ」

四季「もう少し」(あと2時間)

きな子「全部聞こえてるっすー!駄目っすー!!」
 
75: (SIM) 2022/08/31(水) 16:37:53.23 ID:smJ6f3Dr
~15分後~

きな子「ふんっ!」ブンッ

四季「んっ」スッ

きな子「っえいっ!」ブォン

四季「っ!」ググ

きな子「いい加減に、するっすーーー!!!」

ドガッガララァッシャアアアアン!!!
カランカラン
……


きな子「はぁ、はぁ」

きな子「ぜぇー!はぁー!や、やっと離れたっす……」

四季「……」

四季「安心して。私はメイ一筋だから」ダラー

きな子「これっぽっちも信用できないっす! あと頭から血が出てるっす!」

四季「問題ない。この程度なら数分圧迫すれば止血できる」

きな子「そ、それなら良かったっすけど」

きな子(もう心の声は聞こえないっすね。クワガタから四季さんに戻ったみたいっす)

四季「……」ジーッ

きな子「なんすか……四季さんにはもう触らせませんよ……」

四季「さん……じゃなくて、」

四季「きな子、夏美から手を求められるのは嫌?」

きな子「! 嫌ってわけじゃないっすけど…」

きな子「それってきな子のことが好きってわけじゃないっすよね」

きな子「きな子、CEOと仲良くなりたいっす」

きな子「練習帰り、一緒に甘いもの食べに行ったり」

きな子「お休みの日にお出かけしたり」

きな子「頑張ってるCEOを隣で応援して、それを喜んでもらいたいっす」

きな子「でも……手に発情されても多分、きな子の思う仲良しにはなれないっす」

四季「そうかもしれない。でもそうじゃないかもしれない」

きな子「えっ?」
 
78: (SIM) 2022/08/31(水) 16:59:26.23 ID:smJ6f3Dr
四季「きな子は夏美の外見はどう思うの?」

きな子「そりゃあ、クリッとしたお目々も、ふわふわ~な髪も、薄めな眉毛も、色が変わっていく毛先も、実は確かな2つの膨らみも、撫でやすそうな身長も、ツヤツヤしてる太腿も好きっす。あと悪巧みしてる時の顔や練習の時の真面目な顔も好きっす。特に最近は目標をーー」

四季「ストップ。もういい」

四季「夏美の外見が好き。そうでしょう? それは多かれ少なかれ性的に惹かれてる要素があるはず」

四季「誰だって初めから中身を見て好きになるわけじゃない。だって人の中身なんてすぐにわかるものじゃないから」

四季「きな子が夏美の外見に惹かれるように、夏美もきな子の手に惹かれる」

四季「まずはそれを利用してコミュニケーションを取ることから始まる関係だってあるはず」

きな子「っっ!」

四季「少なくとも、一つだけでも好きな相手に気にかけてもらえる要素がある。それは武器になる。喜ぶべき。」

きな子「きな子の…武器」

きな子「でもきな子……何も思いつきません。この武器でどうすればいいっすか」

四季「私にいい考えがある」

四季「>>80
 
80: (SB-Android) 2022/08/31(水) 17:09:17.44 ID:L4eOB+uT
だーれだする
 
83: (SIM) 2022/08/31(水) 17:26:48.10 ID:smJ6f3Dr
四季「だーれだする」

きな子「……なんか、可愛いっすね」

四季「そう、可愛い」

四季「今までスキンシップが嫌がられていたとしても、今のきな子の手なら夏美は喜びの感情のほうが大きくなる」

四季「きな子との触れ合いは楽しい。そう思わせることが大事」

きな子「なるほどっす…」カキカキ

四季「それと、これからはその…ヒラヒラって奴は辞めたほうがいい」

きな子「ヒラヒラ? この手の事っすか?」ヒラヒラ

四季「グッ!!」ギリッ

四季「メイ、メイ…助けて…ッ!」ギリギリギリ

四季「ッッ! ぐっ、……ふっぅぅ」ダラ-

きな子「四季ちゃん、唇から血が」

四季「その『技』はとても強力。おそらくとてつもないフェロモンのようなものを放出している。“覚悟”が無ければ耐えられる代物じゃない」

きな子「ええっ!? でも、ダンス練習してたらこんな動きしょっちゅうやるっすよ?」

四季「このままではとても危険。今日から練習時にはアレを付けて」

きな子「アレ?」

四季「WE WILL!!の時に付けていた手袋」

きな子「」
 
84: (SIM) 2022/08/31(水) 17:28:46.75 ID:smJ6f3Dr
四季「あれでもだいぶ抑えられるはず」

きな子「わ、わかったっす」

四季「ああ、そうそう」


四季「だーれだする時は、外すんだよ」ニヤッ
 
87: (SIM) 2022/08/31(水) 18:17:47.22 ID:smJ6f3Dr
ーーー屋上ーーー

千砂都「はーい!練習始めるよー」パンパン

かのん「はーい!」

すみれ「今日はサビのステップまで完成させるわよ!」

可可「私に向かっての発言デスね! 昨日までのククではありません。ちゃんと練習して来ました!」

恋「あら、きな子さん、その手袋は…?」

きな子「これはそのー、き、気合を入れるためっす!」

恋「気合?」

きな子「本番と同じ気持ちで練習したいっすけど、全部着るわけにも行かないので手袋だけでも、と……」

メイ「ふーん?あれ?四季も?」

四季「うん。ダメ?」

メイ「駄目ってわけじゃねーけど」

きな子(四季ちゃん…きな子だけだと目立つからって気遣ってくれたんすね。いい人っす)

夏美「……」

千砂都「いい心掛けだね!部長として許可します!」

きな子「ありがとうっす!千砂都部長!」

千砂都「これだけ気合が入ってるなら、今日のメニューは少し強度を上げてもいいかな?」

メイ「千砂都先輩、急すぎんよ…」

千砂都「いくよー!ワンツースリーフォー」パンパン

………
 
88: (SIM) 2022/08/31(水) 18:43:30.30 ID:smJ6f3Dr
千砂都「はーい、今日はここまで!」

可可「ひぃ、はぁ、今日も疲れまシタ」

すみれ「でもダンスは完璧ね。中々やるじゃない」

可可「ククはいつも完璧デス、グーッソクムシと一緒にするなデス!」(すみれに褒められましタ!すっごく嬉しいデス!)

きな子「ん?」

四季「きな子」チョイチョイ

きな子「あ、四季ちゃん」

四季「ほら、チャンスだよ」スッ

夏美「ふぅ…」フキフキ

きな子「行ってくるっす!」

四季「頑張ってね」

ーー

メイ「おい四季」

四季「なに? メイ」

メイ「なんか今日、よくきな子と話してるよな。何かあったのか?」

四季「うん、ちょっとね」

メイ「は、はぁ?ちょっとって何だよ! そのちょっとを聞いてるんだろうが! まぁ良いけどよ!」

四季「メイ…」クスッ

四季「来て。メイにしてあげたいことがあるの」

メイ「ん? おお、わかった」

ーー
 
89: (SIM) 2022/08/31(水) 18:53:12.61 ID:smJ6f3Dr
きな子(ちゃんと手袋を取って、と)

きな子「だーれだっ!」バッ

夏美「ナツッ!?」

夏美「!!」ビクビクビクゥ!!

夏美「きな子……」

きな子「わー!正解っすー!」パチパチ

夏美「」ウルッ

夏美「ふっ…ふえっ、」ポロポロ

きな子「な、何で泣くっすか! きな子が調子に乗ったからっすか? ……ごめんなさいCEO、もう、もうしないから」

夏美「違うわよ……」グスン

きな子「え?」

夏美「CEOじゃない……夏美でいいって言ったですの」

きな子「あっ、な、夏美ちゃん…?」

夏美「きな子って何なんですの?」

夏美「自分の夢にもう気付いてるのにウジウジ悩んだり」

夏美「北海道から一人で東京の学校に通えるくらい裕福だったり」

夏美「私なんかの事、ずっとずっと気にかけたり……」

夏美「その恵まれた環境で育ったお人好し人間って、私が一番嫌いなタイプですの」

きな子「嫌い…」ズキッ

夏美「でも……ホントは違いますの」
 
90: (SIM) 2022/08/31(水) 19:07:04.10 ID:smJ6f3Dr
夏美「私の事、気にかけたくれて嬉しかった」

夏美「私の事、真剣に考えてくれて嬉しかった」

夏美「お人好しに構われるのがこんなに心地良いなんて」

夏美「気づかないように心の奥底に沈めていたのに」

夏美「その手…」

きな子「あっ…」

夏美「もうきな子に触れたくてたまらないんですの。嫌いな“タイプ”なんて、きな子の前では全部塗りつぶされちゃうんだって、この鼓動の高鳴りでわからされちゃいますの」

夏美「ほら…」ギュッ

きな子「夏美ちゃんの胸、凄くドキドキしてるっす…」ドッドッドッ

夏美「なんなのよこの手。もう素直になるしかないじゃない。どうしてくれるのよ。アイドル同士で恋愛は御法度ですのよ……」

きな子「夏美ちゃん」

きな子「>>92
 
92: (らっかせい) 2022/08/31(水) 19:11:11.53 ID:T+iXsrQu
百合営業と言えばバレないっす
 
94: (SIM) 2022/08/31(水) 19:28:55.52 ID:smJ6f3Dr
きな子「百合営業と言えばバレないっす」

夏美「百合営業…」

きな子「昨日もやったじゃないっすか!」

きな子「動画も好評だったって」

夏美「それはそうですが…」

夏美「もう、営業では無いのですのよ?」

きな子「大丈夫っす。世の中にはゲストを拒否したり本人の前で写真集を肴に酒を飲んだりしても営業ですむ世界もあるらしいっす!」

夏美「きな子は、私で良いんですの……?」

きな子「何言ってるっすか」

きな子「最初から言ってるっすよ。“好き”って」

夏美「!」キュン

きな子「えへへへ」

夏美「な、なんですのその笑顔は」///

きな子「だって! 好きな人から好きって言われたんすよ? こんなに幸せなことはないっす!」

きな子「にへへ」

夏美「もう…気持ち悪いですの」(ムカつくけど可愛いですの)

きな子「えっへへへぇ」ニコニコ
 
95: (SIM) 2022/08/31(水) 19:37:09.97 ID:smJ6f3Dr
ーーー化学室ーーー

メイ「んで、なんだよしてあげたいことって」

四季「その前に質問。メイ、私のこと好き?」

メイ「なっ、んだよ急に! お前は好きとか嫌いとかそんなんじゃねーよ!」

四季「そう……それなら」シュルン

四季(15分間、あのきな子の手と繫がっていたこの両手、手袋でしっかりと保存しておいたこの両手で……)

四季「メイ、こっち見て」クイッ

メイ「ぅっああ??」とろん
 
96: (SIM) 2022/08/31(水) 19:43:35.10 ID:smJ6f3Dr
四季「私はメイのこと、好きだよ」

四季「メイからもホントの気持ち、聞きたい、な?」

メイ「う、うるせぇうるせぇ!何でこんなに胸がうるせぇんだよ!」ドキドキドキ

四季「だめ?」

メイ「す、好きとかよくわかんねーんだよ!!」

メイ「でも、お前のことはいつも気になるしお前が泣いたり悲しんだりするのは嫌だ。あとなんか…今は抱きしめたくてたまんねぇ!」

メイ「これって好きなのか…?」

四季「……ありがとう、メイ」ギュッ

メイ「っ!」

四季「ごめんね、無理矢理聞いちゃって」

メイ「四季…?」

四季「ありがとう。今はそれで十分……」

四季「メイ、好き」

メイ「ぅう…さ、サンキュー、でいいのか?」

四季「うん…」ギュッ
 
99: (SIM) 2022/08/31(水) 19:51:25.04 ID:smJ6f3Dr
ーーー

四季「きな子、できたよ」

きな子「流石四季ちゃんっす!ありがとうっす!」

四季「でもいいの? この薬を飲むと、その手の過剰なフェロモンは二度とでなくなる」

きな子「全然構わないっす。きな子に振り向いて欲しい人は一人だけっすから」

四季「残念。もっと研究したかった。それにこれは商売にもなる。うまく行けば億万長者」

きな子「きな子は夏美を信じてるっす。こんなものに頼らなくてもお金に困ることはないっすよ♪」

四季「ふふっ。なかなか熱いね」

きな子「それほどでも」テレッ

四季「……ほんとうに、もう良いの?」

きな子「そう言われるとちょっと悩むっすね」

きな子「うーん…最後に
>>102してみても良いっすかねぇ?」
 
102: (くさや) 2022/08/31(水) 19:57:14.80 ID:fpTTNSA7
先輩方にも試す
 
109: (SIM) 2022/08/31(水) 20:05:39.59 ID:smJ6f3Dr
>>112部室にいた人数
 
112: (たこやき) 2022/08/31(水) 20:08:00.73 ID:19xAs5fe
2
 
109: (SIM) 2022/08/31(水) 20:05:39.59 ID:smJ6f3Dr
>>113以下 いた人数分の名前
 
113: (茸) 2022/08/31(水) 20:08:21.91 ID:Dj/X4d6N
すみれ
 
114: (たこやき) 2022/08/31(水) 20:08:38.30 ID:i5ku9Nxq
クゥクゥ
 
119: (SIM) 2022/08/31(水) 20:15:57.75 ID:smJ6f3Dr
ガラガラッ

きな子「おはよっすー!」

四季「っす」

すみれ「あらおはよ。早いわね?」

可可「オハヨーゴザイマス!」

きな子「ちょっと用事があったんす~」

四季「me too」

可可「予定がある事は良いコトデスね! ここのすみれはなーんの理由もなく2時間も前に来ているのですよ?」

すみれ「るっさいわねぇ。家だと落ち着かないのよ。それにアンタだって」

可可「ククはちゃーんと理由がありマス!グソクムシとは違いマス!」

すみれ「とかいって何もしてないじゃない!」

四季(いつもの漫才、だね)ヒソヒソ

きな子(あはは…)

四季(ねぇ、この二人、もどかしくない?)

きな子(?)

四季(どうせならその力で、素直な心を聞いてみよう)

きな子(! なるほどっす)スゥ

きな子「先輩方!」

すみれ「なに?」

可可「なんデスか?」

きな子「それー♪」ヒラヒラ
 
122: (SIM) 2022/08/31(水) 20:22:13.71 ID:smJ6f3Dr
すみれ「ヒッ」ゾクゾク

可可「アィ!?」ゾクゾク

すみれ「きな子……その、手、触らせてくれないかしら?」

可可「な!ククのほうが先です!」

きな子「はい、お座りっすよ先輩」

すみれ「んぅ!」キュン

可可「はうぅ…」ジュン

きな子(本当に先輩方が私の言うこと聞くっすー!)チラッ

ガスマスク四季「ん」グッ

きな子(さて、まず何を聞くっすかねぇ)

きな子「>>124
 
124: (もんじゃ) 2022/08/31(水) 20:23:55.01 ID:RqmfDoNf
先輩たちはお互いのどこが好きっすか?
 
126: (SIM) 2022/08/31(水) 20:35:01.42 ID:smJ6f3Dr
きな子「先輩たちはお互いのどこが好きっすか?」

可可「なんで今グッソクムシの話デスか! すみれなんてどうでもいいデス!」(顔が好きデス)

すみれ「うーん……顔が可愛いとか?」(匂いが好き)

きな子「ふーむふーむなるほどぉ」

可可「な、何顔って! そんな理由で可可が好きなんデスか!?」(ククが可愛い?!?! 嬉!)

すみれ「なによ、別に貶してるわけじゃないでしょ?」(こう言う構ってちゃんな所も好き)

可可「もっと好きな所、言ってください!」

すみれ「ええー、面倒くさいわねぇ」(ほんと可愛い)

きな子「二人ともお互いのこと大好きなんすね!」

きな子「あ、すみれ先輩は可可先輩の匂いが好きみたいっす」

すみれ「んなっ!」ガタッ
 
127: (SIM) 2022/08/31(水) 20:36:35.60 ID:smJ6f3Dr
可可「匂い、デスか? 変態デス!変態グソクムシデス!」(今のシャンプー一生使うデス)

すみれ「なによ!別にいいでしょ」
 
128: (SIM) 2022/08/31(水) 20:42:56.73 ID:smJ6f3Dr
すみれ「大体アンタが私のこと好きなんだってくらいお見通しなんだから」

可可「な!? フザけるなです! そんなわけないです!」(な、んで……?)

すみれ「今日早めに来たのだって、私と会いたかったからでしょう?」

可可「な! 自意識過剰デス!」(なんでバレてるデスか!)

きな子「そうみたいっすよ」

すみれ「毎度憎まれ口を叩くのも、私の気を引きたいからなのよね?」

可可「く、ククが誰の気を引くいうデスか!」(すみれを他の誰かに取られたくないデス! すみれの価値は私だけが知っていればいいデス!)

きな子「すみれ先輩を貶すことで大したことのない存在っぽくすることで、自分だけのものにしたいらしいっす」

可可「キナキナはさっきからなに言ってるですか!!!」
 
131: (SIM) 2022/08/31(水) 20:50:56.94 ID:smJ6f3Dr
すみれ「……でも、毎度『すみれのせい』とか『これだからグソクムシはー』とか言われるの、割と傷つくのよ?」(ほんとに)

可可「!!」

すみれ「過去の自分の仕事に後悔は無いわ。あれも今の私に繋がる大事な経験だもの」

すみれ「だから、あんまりいじってほしくない」

可可「……ゴメンナサイです」

可可「そうですよね。クク、昔の自分をバカにされたら、多分悲しくなりマス」

クク「ゴメンナサイでした。すみれ」

すみれ「わ、わかればいいのよ」

可可「……すみれは」

すみれ「?」

可可「すみれは、ほんとにククの事、好きデスか? 顔、好き?匂い、好き?」

すみれ「あー…まぁまぁね」(正直、すごく好き)

きな子「すっごく好きみたいっす」

すみれ「きな子はさっきから何言ってるったら言ってるのよ!!」

可可「あっ…」カァァ

可可「嬉しい…デス」ポロポロ

すみれ「な、泣くことないじゃない」

可可「ゴメンナサイ、すみれ…アリガト、しゅみれぇ」ダキッ

すみれ「ちょ……もう…しょうがないわねぇ」ポンポン

きな子「上手く言ったみたいっすね♪」チラッ

ガスマスク四季「ん」グッ

きな子「さて、と…」
 
133: (SIM) 2022/08/31(水) 20:55:05.80 ID:smJ6f3Dr
四季『もう、いいの?』

きな子「はいっす! この力で出来ることは全部やりきった気がするっす!」

ガスマスク四季『そう、ならこれ』スッ

きな子「ありがとうっす」

きな子「さよなら…変な力。ありがとう、変な力!」グビーッ

きな子「苦い……」

四季「これでもう平気」カポッ

すみれ「きな子…それって、あんたの心を読んでた原因と関係あるの?」ポンポン

きな子「あはは…直接的にはないっすけど……でももう、心は読めないと思うっすよ?」

すみれ「なら、良かった……」

すみれ「今の心は、私だけのものにしたいから…」ポンポン

四季「きな子、行こう」

きな子「わかったっす」

ガラガラッ

ーーー
 
136: (SIM) 2022/08/31(水) 20:59:11.92 ID:smJ6f3Dr
こうして不意に夏美の心の声が聞こえたことから始まったきな子の不思議な物語は、幕を下ろしたっす

今思えば、色んな人の人生を捻じ曲げてしまえる怖い力だった気がするっすが

関わった人達はみんな、良い方向に変わったと信じたいっす

きな子自信にとっても良かったって思えるように

夏美とこれから、スクールアイドルも、LTubeも、その先も一緒に歩んでいけたらと思うっす!

終わり
 
141: (SIM) 2022/08/31(水) 21:07:02.36 ID:smJ6f3Dr
感想

カップリング3つ書くとは夢にも思わなかったっす
 
144: (SB-iPhone) 2022/08/31(水) 21:12:24.32 ID:fWynzrNI
乙っす
最高だったっす
 
151: (たこやき) 2022/09/01(木) 06:03:02.18 ID:qaSPST3g

欲張りセットいいぞ
 
148: (たこやき) 2022/09/01(木) 02:08:13.04 ID:/b+dU984
すごく良かった!ありがとう!
 
149: (しうまい) 2022/09/01(木) 02:08:46.58 ID:6f6lzxxq
これは素晴らしい
面白かったおつおつ
 
140: (ささかまぼこ) 2022/08/31(水) 21:05:16.37 ID:owtosJSx
スバラシイキナナツシキメイクゥスミノヒト‼︎
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1661870002/

タイトルとURLをコピーしました