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かなダイまりーSS
ラブライブ!サンシャイン!!ーSS
黒澤ダイヤーSS
■約27000文字■
2016/09/01(木) 18:34:05.03 ID:zsoczlY00
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ルビィ「お姉ちゃん、ルビィも部屋の掃除終わった!」
ダイヤ「そう、お疲れさま。では一緒にアイスでも食べましょうか。」
ルビィ「ほんと!?やったぁ!」
汗だくの妹の顔が輝く。換気のためと冷房も付けていなかったのだから無理もない。
今は夏休み。黒澤家では長期休暇の度に部屋の大掃除をする決まりになっている。
ルビィ「じゃあ早く行こ!」
ダイヤ「待ちなさい、そんな焦ってもアイスは逃げませんわよ。」
ルビィ「はーい…。あ、お姉ちゃん、何か落ちたよ?」
ダイヤ「え…?」
見ると、ちょうど床に1枚の写真が落ちるところだった。
いけない、もう全部片付けたと思っていたのに。
ダイヤ「あ、この写真…。」
ルビィ「あ…。」
一瞬、気まずい沈黙が落ちる。裏返した写真に映っていたのは、自分と、鞠莉、果南の3人。
自分たちで作った衣装を着て、ホワイトボードを背景ににっこり笑っている。
現在より幾分か丸い自分たちの顔を見て、2年でこんなにも変わるのかとおかしな気分になった。
ダイヤ「ふふっ、懐かしいですわね。この衣装も無事に日の目を浴びて…ルビィたちには感謝していますわ。」
素直にそう告げると、ルビィはふっと表情を緩め、ふにゃりと笑った。
ルビィ「ううん、お姉ちゃんとスクールアイドルやれて、ルビィすっごくうれしいの!」
どうやったらこんなに可愛く育つのか。ご家族のご尊顔を拝見したい。ふふん。
自慢の妹に笑いかける。何となく写真が気になって、机の目立つところに飾っておいた。
2021年6月25日 19:00
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