1: 2017/03/17(金) 01:14:56.43
果南「よいしょっと…！」ｺﾞﾄｯ
果南「ふう、今日の作業完了！ 帰って晩御飯だ」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
果南「…あれ？」
果南「カギが無い？」
果南「イルカちゃんのキーホルダーが…」
果南（鞠莉からもらった大切な…！）
果南「…あの時かも？」ﾀﾀﾀｯ
果南「船尾には無いか…」ｷｮﾛｷｮﾛ
果南「あ… お客さんに手を貸した時！？」
果南「船、出さなきゃ！ 日が沈んじゃう!!」ﾄﾞﾙﾙﾝ
果南「ふう、今日の作業完了！ 帰って晩御飯だ」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
果南「…あれ？」
果南「カギが無い？」
果南「イルカちゃんのキーホルダーが…」
果南（鞠莉からもらった大切な…！）
果南「…あの時かも？」ﾀﾀﾀｯ
果南「船尾には無いか…」ｷｮﾛｷｮﾛ
果南「あ… お客さんに手を貸した時！？」
果南「船、出さなきゃ！ 日が沈んじゃう!!」ﾄﾞﾙﾙﾝ
2: 2017/03/17(金) 01:16:18.58
～～～～
～～～
～
果南「…この辺だったはずだけど」GPS
果南「まずいな～… 見当たらない」
果南「お気に入りなのに…」
果南「潮の流れからいって、もう少し南かなん？」ﾎﾞｿｯ
果南「って、独りでボケてる場合じゃない！」ﾄﾞﾛﾛﾛﾛ…
～～～
～
果南「…この辺だったはずだけど」GPS
果南「まずいな～… 見当たらない」
果南「お気に入りなのに…」
果南「潮の流れからいって、もう少し南かなん？」ﾎﾞｿｯ
果南「って、独りでボケてる場合じゃない！」ﾄﾞﾛﾛﾛﾛ…
3: 2017/03/17(金) 01:17:40.29
～～～～
～～～
～
果南「うわ～、トップリ暮れてきた」ｱｾｱｾ
果南「イルカちゃん、夜光になってるから見えるはず」ｷｮﾛｷｮﾛ
果南「もっと南かな～？」
果南「…ん？」
果南「やったね！ 見ぃ～つけたっ!!」ｴﾍﾝ
果南「アンカーかましてっと…」ﾋｮｲﾎﾞﾁｬ
果南「待っててイルカちゃん！」ｻﾞﾌﾞﾝ
～～～
～
果南「うわ～、トップリ暮れてきた」ｱｾｱｾ
果南「イルカちゃん、夜光になってるから見えるはず」ｷｮﾛｷｮﾛ
果南「もっと南かな～？」
果南「…ん？」
果南「やったね！ 見ぃ～つけたっ!!」ｴﾍﾝ
果南「アンカーかましてっと…」ﾋｮｲﾎﾞﾁｬ
果南「待っててイルカちゃん！」ｻﾞﾌﾞﾝ
4: 2017/03/17(金) 01:18:45.88
～～～～
～～ｻﾞﾌﾞｻﾞﾌﾞ～
～
果南「…よっと！ ごめんねイルカちゃん」ｹﾞｯﾂ
果南「さて、シャイニー丸に戻ろ…」ｻﾞﾌﾞ
果南「!!」
果南「…っ、私としたことが」
果南「潮が……速い…っ！」ｷﾞﾘｯ
～～ｻﾞﾌﾞｻﾞﾌﾞ～
～
果南「…よっと！ ごめんねイルカちゃん」ｹﾞｯﾂ
果南「さて、シャイニー丸に戻ろ…」ｻﾞﾌﾞ
果南「!!」
果南「…っ、私としたことが」
果南「潮が……速い…っ！」ｷﾞﾘｯ
5: 2017/03/17(金) 01:19:50.73
果南「…くっ、流れに逆らうのは無理ね」ﾊｱﾊｱ
果南「たはは… 基本中の基本なのに、ダイバー失格だわ」ﾃﾍﾍﾟﾛ
果南（スーツは着てるから、しばらく浮いていられる…）
果南（この潮じゃ流されながら岸に向かうのも無理…）
果南（体力温存で、起死回生狙いね…）ﾌﾟｶﾘ
果南「たはは… 基本中の基本なのに、ダイバー失格だわ」ﾃﾍﾍﾟﾛ
果南（スーツは着てるから、しばらく浮いていられる…）
果南（この潮じゃ流されながら岸に向かうのも無理…）
果南（体力温存で、起死回生狙いね…）ﾌﾟｶﾘ
6: 2017/03/17(金) 01:22:55.51
～
～～～～
～～～
～
果南「…静かだなあ」ﾌﾟｶﾌﾟｶ
果南（波とは違う海の音…）
果南（鞠莉と沖停した時、二人で遅くまで聴いてたよね…）
果南「夜の海… 星がキレイ」ﾌﾟｶ
果南（あの時は満月で、星は余り見えなかったな…）
果南（…鞠莉のキレイな顔は良く見えたけど///）
果南（て言うか、鞠莉しかみて無かったけど/////）
～～～～
～～～
～
果南「…静かだなあ」ﾌﾟｶﾌﾟｶ
果南（波とは違う海の音…）
果南（鞠莉と沖停した時、二人で遅くまで聴いてたよね…）
果南「夜の海… 星がキレイ」ﾌﾟｶ
果南（あの時は満月で、星は余り見えなかったな…）
果南（…鞠莉のキレイな顔は良く見えたけど///）
果南（て言うか、鞠莉しかみて無かったけど/////）
7: 2017/03/17(金) 01:27:12.45
果南（ホント… 綺麗だったなぁ…）
果南（白い肌が、それこそ透き通るようでさ…）ﾌﾟｶﾌﾟｶ
果南（髪… サラサラでさ…）ﾌﾟｶ
果南（…お月様の女神が降りてきたみたいだったよ）
果南「イルカちゃんも、そう思うよね？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
果南（白い肌が、それこそ透き通るようでさ…）ﾌﾟｶﾌﾟｶ
果南（髪… サラサラでさ…）ﾌﾟｶ
果南（…お月様の女神が降りてきたみたいだったよ）
果南「イルカちゃんも、そう思うよね？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
8: 2017/03/17(金) 01:30:34.93
～～～～
～～～～～
～
果南（……手の感覚が無くなって来た）ﾌﾟｶ
果南（イルカちゃんを離しちゃいそう…）
果南「んっ…ジッパーも下ろせない、か…」ﾌﾟｶﾌﾟｶ
果南「ゴメン、イルカちゃん… ちょっとキツイけど」ﾑｷﾞｭ
果南（スーツの胸にしまっとこ…）ﾌﾟｶ
～～～～～
～
果南（……手の感覚が無くなって来た）ﾌﾟｶ
果南（イルカちゃんを離しちゃいそう…）
果南「んっ…ジッパーも下ろせない、か…」ﾌﾟｶﾌﾟｶ
果南「ゴメン、イルカちゃん… ちょっとキツイけど」ﾑｷﾞｭ
果南（スーツの胸にしまっとこ…）ﾌﾟｶ
9: 2017/03/17(金) 01:32:29.73
果南（……なんだか眠くなってきたなぁ）ｳﾄｳﾄ
果南（今何時かなぁ…）
果南（鞠莉、何してるかなぁ……）ﾌﾟｶ
果南（テラスでお茶しながら読書かなぁ………）
果南（今何時かなぁ…）
果南（鞠莉、何してるかなぁ……）ﾌﾟｶ
果南（テラスでお茶しながら読書かなぁ………）
10: 2017/03/17(金) 01:33:26.21
～～～～
～～～
～
果南（…静かだなぁ）ﾌﾟｶ
果南（海の音… 聴こえないや……）
果南（…あぁ、耳が水の中に入っちゃったんだ…）
果南（…私、沈んでるんだね…………）ﾁｬﾌﾟ
～～～
～
果南（…静かだなぁ）ﾌﾟｶ
果南（海の音… 聴こえないや……）
果南（…あぁ、耳が水の中に入っちゃったんだ…）
果南（…私、沈んでるんだね…………）ﾁｬﾌﾟ
11: 2017/03/17(金) 01:38:06.28
～～～
果南（…このまま死んじゃうのかなぁ……）
果南（………）
果南（……何でだろう… 怖くないや…）ﾁｬﾎﾟ
果南（…怖い、より…… 残念…？）
果南（…このまま死んじゃうのかなぁ……）
果南（………）
果南（……何でだろう… 怖くないや…）ﾁｬﾎﾟ
果南（…怖い、より…… 残念…？）
12: 2017/03/17(金) 01:40:45.57
果南（鞠莉に合いたいなぁ……）ﾋﾟﾁｬﾋﾟﾁｬ
果南（…もう一度ハグしたいなぁ………）
果南「…ふふっ、鞠莉ぃ、泣いてくれるかな……」ｺﾎﾟ
果南（…ああ、星が…… ユラユラして………）ｺﾞﾎﾞﾎﾞ
果南（…キレイ………）
果南（…もう一度ハグしたいなぁ………）
果南「…ふふっ、鞠莉ぃ、泣いてくれるかな……」ｺﾎﾟ
果南（…ああ、星が…… ユラユラして………）ｺﾞﾎﾞﾎﾞ
果南（…キレイ………）
13: 2017/03/17(金) 01:52:47.40
数時間前
ダイヤ「…鞠莉さん、心して聞いてください」
鞠莉「どうしたの、ずいぶんあらたまって？」
ダイヤ「果南さんの船が、無人で沖合いで停留しているのが見つかりました」
鞠莉「え…？」
ダイヤ「今、海保ならびに漁協と黒澤家の関連業者で捜索隊を組織いたしました」
鞠莉「そ、それって…」
ダイヤ「夜間捜索になりますが、小原グループの協力も仰げれば、と…」
鞠莉「っ！」
ダイヤ「…鞠莉さん、心して聞いてください」
鞠莉「どうしたの、ずいぶんあらたまって？」
ダイヤ「果南さんの船が、無人で沖合いで停留しているのが見つかりました」
鞠莉「え…？」
ダイヤ「今、海保ならびに漁協と黒澤家の関連業者で捜索隊を組織いたしました」
鞠莉「そ、それって…」
ダイヤ「夜間捜索になりますが、小原グループの協力も仰げれば、と…」
鞠莉「っ！」
14: 2017/03/17(金) 01:58:18.08
鞠莉（オーマイ ガッ… オーマイ ガッ… オーマイ ガァアアッ!!）
鞠莉（な、何、一体何が起こってるの？）
鞠莉（う、海で、か、果南が…？？）
鞠莉（そ、そんなはず… 無いわよね？）
鞠莉（あの果南が、海で…）
鞠莉（………）
鞠莉（な、何、一体何が起こってるの？）
鞠莉（う、海で、か、果南が…？？）
鞠莉（そ、そんなはず… 無いわよね？）
鞠莉（あの果南が、海で…）
鞠莉（………）
15: 2017/03/17(金) 02:10:54.33
鞠莉（で、電話…！）
鞠莉「あ、パパ!! お、お願いがあるのっ！」
鞠莉「例のシステムを起動して!!」
鞠莉「あ、パパ!! お、お願いがあるのっ！」
鞠莉「例のシステムを起動して!!」
16: 2017/03/17(金) 02:16:27.87
鞠莉（…間に合って）
鞠莉（……間に合って）
鞠莉（果南、どうか無事で！）
鞠莉（……間に合って）
鞠莉（果南、どうか無事で！）
17: 2017/03/17(金) 02:19:08.09
千歌「果南ちゃんが…!?」
千歌「そんなワケないじゃん！」
千歌「あの果南ちゃんだよ!!」
千歌「海で遭難するわけないじゃん！」
千歌「そんなワケないじゃん！」
千歌「あの果南ちゃんだよ!!」
千歌「海で遭難するわけないじゃん！」
18: 2017/03/17(金) 02:20:34.61
善子「…え？」
善子「ナニそれ？？」
善子「冗談はよしてよ、ルビィ」
善子「…ウソ、で、しょ…」
善子「……」
善子「ナニそれ？？」
善子「冗談はよしてよ、ルビィ」
善子「…ウソ、で、しょ…」
善子「……」
19: 2017/03/17(金) 02:22:39.55
花丸「善子ちゃん？」
花丸「な、泣いてるの…？」
花丸「…え？ 果南さんが…」
花丸「何かの間違いずら！」
花丸「果南さんに限って…」
花丸「諸行無常ずら……」
花丸「な、泣いてるの…？」
花丸「…え？ 果南さんが…」
花丸「何かの間違いずら！」
花丸「果南さんに限って…」
花丸「諸行無常ずら……」
20: 2017/03/17(金) 02:25:46.85
梨子「…っ、ち、千歌ちゃん！」
梨子「か、果南さん、う、海で…」
梨子「…そんな顔しないでよ…」
梨子「あの果南さんだよ！」
梨子「絶対に『おはよ！』とか言って変えてってくるよぉ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
梨子「…な、泣かないでよぉ… 千歌ちゃあん……」
梨子「か、果南さん、う、海で…」
梨子「…そんな顔しないでよ…」
梨子「あの果南さんだよ！」
梨子「絶対に『おはよ！』とか言って変えてってくるよぉ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
梨子「…な、泣かないでよぉ… 千歌ちゃあん……」
21: 2017/03/17(金) 02:31:37.41
曜「…千歌ちゃん」
曜「落ち着いて」
曜「海で生きるってさ…」
曜「そういうことも有るんだよ…」
曜「パパの受け売りだけどさ…」
曜「…そういう覚悟の上で、海と向き合ってるんだよ」
曜「落ち着いて」
曜「海で生きるってさ…」
曜「そういうことも有るんだよ…」
曜「パパの受け売りだけどさ…」
曜「…そういう覚悟の上で、海と向き合ってるんだよ」
22: 2017/03/17(金) 02:32:00.77
曜「海と共に生きるってのはさ…」
曜「…っ、だ、だけど、それでも、っ…」ｸﾞｽｯ
曜「し、信じるしか無いじゃん…」
曜「果南ちゃんのパワーを…」
曜「…信じて、信じて待とうよ」
曜「…っ、だ、だけど、それでも、っ…」ｸﾞｽｯ
曜「し、信じるしか無いじゃん…」
曜「果南ちゃんのパワーを…」
曜「…信じて、信じて待とうよ」
23: 2017/03/17(金) 02:34:46.55
～～～
～～～～～～
鞠莉「ああ、もう！」
鞠莉「もっとスピード出ないの!!」
鞠莉「果南の現在地、特定は出来たんだから!!」
鞠莉「さっさと、行きなさい！」
鞠莉「お、お願いだからぁ… は、早くぅ……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
～～～～～～
鞠莉「ああ、もう！」
鞠莉「もっとスピード出ないの!!」
鞠莉「果南の現在地、特定は出来たんだから!!」
鞠莉「さっさと、行きなさい！」
鞠莉「お、お願いだからぁ… は、早くぅ……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
24: 2017/03/17(金) 02:38:54.28
ダイヤ「果南さん… 果南さん… 果南っ！」
ダイヤ「こんなところで終わるタマではないでしょう？」
ダイヤ「この黒澤ダイヤが認めた女傑っ」
ダイヤ「まだ、勝負は決していませんわよ…」ｳﾙｳﾙ
ダイヤ「こんなところで終わるタマではないでしょう？」
ダイヤ「この黒澤ダイヤが認めた女傑っ」
ダイヤ「まだ、勝負は決していませんわよ…」ｳﾙｳﾙ
25: 2017/03/17(金) 02:43:44.75
千歌「…漁火、、捜索隊の灯り、すごいね…」
梨子「…うん」
千歌「果南ちゃんさぁ… ホント、昔から魚みたいでさ」
梨子「…うん」
千歌「エラがあるんじゃないかってくらい泳げてさ…」
梨子「…うん」
千歌「それでね、漁師さんでも怖がるくらいの波でもね、平気で潜ったり出来ちゃったりする天才なんだよ！」
梨子「…そうなんだ」
千歌「そう、イルカ、イルカだよ、まるで…」
梨子「……」ｳﾙｳﾙ
梨子「…うん」
千歌「果南ちゃんさぁ… ホント、昔から魚みたいでさ」
梨子「…うん」
千歌「エラがあるんじゃないかってくらい泳げてさ…」
梨子「…うん」
千歌「それでね、漁師さんでも怖がるくらいの波でもね、平気で潜ったり出来ちゃったりする天才なんだよ！」
梨子「…そうなんだ」
千歌「そう、イルカ、イルカだよ、まるで…」
梨子「……」ｳﾙｳﾙ
26: 2017/03/17(金) 02:49:14.73
梨子「…火、灯り、明かりを灯そうよ、千歌ちゃん」
千歌「え？ り、梨子ちゃん？？」
梨子「海で何かあった時、帰る場所が見つかるようにするって… 聞いた事がある」
千歌「…分かったよ！」
千歌「すぐに用意するね！」
千歌「え？ り、梨子ちゃん？？」
梨子「海で何かあった時、帰る場所が見つかるようにするって… 聞いた事がある」
千歌「…分かったよ！」
千歌「すぐに用意するね！」
27: 2017/03/17(金) 02:55:43.48
ルビィ「…お姉ちゃん」
ダイヤ「何ですの？」
ルビィ「…私に出来ること、、無いかな…」ｳﾙｳﾙ
ダイヤ「…そう、ですわね」
ダイヤ「……し、信じる、こと、ですわね…」
ルビィ「…っ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ダイヤ「…何を泣くのです？」
ダイヤ「何ですの？」
ルビィ「…私に出来ること、、無いかな…」ｳﾙｳﾙ
ダイヤ「…そう、ですわね」
ダイヤ「……し、信じる、こと、ですわね…」
ルビィ「…っ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ダイヤ「…何を泣くのです？」
28: 2017/03/17(金) 02:56:09.03
ルビィ「だ、だって…」ｼｸｼｸ
ダイヤ「この黒澤家、海を生業としてきたものとして… 受け入れなければならない事なのです」
ルビィ「…だ、だって、果南さんは黒澤じゃない！」
ダイヤ「…当家以上に、果南さんは海との付き合い方を極めている方ですよ、ルビィ…」
ルビィ「……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
ダイヤ「この黒澤家、海を生業としてきたものとして… 受け入れなければならない事なのです」
ルビィ「…だ、だって、果南さんは黒澤じゃない！」
ダイヤ「…当家以上に、果南さんは海との付き合い方を極めている方ですよ、ルビィ…」
ルビィ「……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
29: 2017/03/17(金) 02:59:21.47
千歌「曜ちゃん…」
曜「…焚こう、千歌ちゃん、梨子ちゃん」
梨子「うん…」
ちかりこよう「果南ちゃん、見えるよね？ 内浦の光！」
曜「…焚こう、千歌ちゃん、梨子ちゃん」
梨子「うん…」
ちかりこよう「果南ちゃん、見えるよね？ 内浦の光！」
30: 2017/03/17(金) 03:02:29.86
鞠莉「…統計学なんて、今は聞きたくないわ！」
鞠莉「アナタ、海難の生存率を伝えて、何がしたいのっ？」
鞠莉「％じゃないっ！ 当人にとってはゼロか百なのよっ！」
鞠莉「アナタ、海難の生存率を伝えて、何がしたいのっ？」
鞠莉「％じゃないっ！ 当人にとってはゼロか百なのよっ！」
31: 2017/03/17(金) 03:03:46.21
果南（あ… 星が… 星が…… かすんで…）
32: 2017/03/17(金) 03:05:31.67
善子「全国の、リトルデーモンに告ぐっ!!」
善子「問答無用で…」
善子「…祈りなさい!!」
善子「見つけろ、と！」
善子「問答無用で…」
善子「…祈りなさい!!」
善子「見つけろ、と！」
33: 2017/03/17(金) 03:08:06.87
花丸「……」
花丸「…果南さん 」
花丸「だめ… まだ、逝くには早すぎるずら…」
花丸「…果南さん 」
花丸「だめ… まだ、逝くには早すぎるずら…」
34: 2017/03/17(金) 03:18:58.55
鞠莉（果南… 次の土曜、あなた御自慢の一夜干し、御馳走してくれるって約束したわよね…）
鞠莉「嘘つきは地獄に落ちるわよ…」
鞠莉「嘘つきは地獄に落ちるわよ…」
35: 2017/03/17(金) 03:20:33.00
果南（………）
果南（天国って… 空の上にあるのかな？）
果南（…海の…… 底に… ある…… のか… な…）
果南（天国って… 空の上にあるのかな？）
果南（…海の…… 底に… ある…… のか… な…）
36: 2017/03/20(月) 01:24:12.34
～～～～
～～～
～
果南「……んん…」ｳｯｽﾗ
果南（…あれ？ 明るい… 星はドコ？？）
鞠莉「…っ、果南っ!!??」ｶﾞﾊﾞｯ
果南「…あれぇ、天使さん…？」ｳﾂﾛ
果南「ここはぁ、、天国ですかぁ…？」ﾎﾞｰ
鞠莉「！ バカバカっ!! 病院よっ!!」ﾎﾟｶﾎﾟｶ
果南「えぇ～… 私、生きてるのぉ～…」
鞠莉「当たり前じゃない！ 私を残して逝くなんて絶対許さないんだからっ!!」
～～～
～
果南「……んん…」ｳｯｽﾗ
果南（…あれ？ 明るい… 星はドコ？？）
鞠莉「…っ、果南っ!!??」ｶﾞﾊﾞｯ
果南「…あれぇ、天使さん…？」ｳﾂﾛ
果南「ここはぁ、、天国ですかぁ…？」ﾎﾞｰ
鞠莉「！ バカバカっ!! 病院よっ!!」ﾎﾟｶﾎﾟｶ
果南「えぇ～… 私、生きてるのぉ～…」
鞠莉「当たり前じゃない！ 私を残して逝くなんて絶対許さないんだからっ!!」
37: 2017/03/20(月) 01:25:02.75
果南「……」ﾎﾞｰ
鞠莉「低体温の症状はあるけど、命に別状は無いって」
鞠莉「普通の人だったら、死んでたって…」ﾎﾟﾛ
果南「…はは、、私は水ゴリラだからねぇ……」
鞠莉「駆けつけた時、果南、沈みかけてたんだからねっ！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
鞠莉「あと少し遅かったら… う、うっ…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
果南「……泡アワになってぇ… た、かなぁ…」
鞠莉「っ！」ﾜﾅﾜﾅ ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
鞠莉「低体温の症状はあるけど、命に別状は無いって」
鞠莉「普通の人だったら、死んでたって…」ﾎﾟﾛ
果南「…はは、、私は水ゴリラだからねぇ……」
鞠莉「駆けつけた時、果南、沈みかけてたんだからねっ！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
鞠莉「あと少し遅かったら… う、うっ…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
果南「……泡アワになってぇ… た、かなぁ…」
鞠莉「っ！」ﾜﾅﾜﾅ ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
38: 2017/03/20(月) 01:27:27.88
果南「…ごめん、心配してくれてたんだよね…」
鞠莉「ど、どれだけ不安だったかっ、ほ、ホントに死にそうだったんだから！」
果南「……ありがとう、、鞠莉ぃ」ﾐﾂﾒ
鞠莉「///っ、く、口だけの謝罪なんてイラないっ!!」ﾌﾟｲｯ
果南「…ハグ、、しよぉ」ﾖﾛﾖﾛ
鞠莉「あ… まだ動いちゃだめ///」
果南「…じゃぁ、、ハグ、してぇ」ﾄｻ
鞠莉「もう… なんで私から///」ﾀﾞｷｯ
果南「ああぁ… あったかいなぁ」
鞠莉「………///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
鞠莉「ど、どれだけ不安だったかっ、ほ、ホントに死にそうだったんだから！」
果南「……ありがとう、、鞠莉ぃ」ﾐﾂﾒ
鞠莉「///っ、く、口だけの謝罪なんてイラないっ!!」ﾌﾟｲｯ
果南「…ハグ、、しよぉ」ﾖﾛﾖﾛ
鞠莉「あ… まだ動いちゃだめ///」
果南「…じゃぁ、、ハグ、してぇ」ﾄｻ
鞠莉「もう… なんで私から///」ﾀﾞｷｯ
果南「ああぁ… あったかいなぁ」
鞠莉「………///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
39: 2017/03/20(月) 01:28:33.23
鞠莉「で… しゃ、謝罪はどうするの？」
果南「…恥ずかしながら松浦 果南、、動けません～…」ﾀﾊﾊ
鞠莉「…ん、もう」ｸｽｯ
果南「…鞠莉ぃ、ちょっと耳かして…」
鞠莉「え？ なんで？？」
果南「…声、出なくなってきた…」
鞠莉「ちょ、ちょっと大丈夫!?」ｱｾｱｾ
果南「…恥ずかしながら松浦 果南、、動けません～…」ﾀﾊﾊ
鞠莉「…ん、もう」ｸｽｯ
果南「…鞠莉ぃ、ちょっと耳かして…」
鞠莉「え？ なんで？？」
果南「…声、出なくなってきた…」
鞠莉「ちょ、ちょっと大丈夫!?」ｱｾｱｾ
40: 2017/03/20(月) 01:29:33.26
果南「…いいから… 耳、かして」ﾎﾞｿ
鞠莉「う、うん…」
果南「…んっ」ﾁｭｯ
鞠莉「な/// なな///// なっ？」ﾏｯｶ
果南「…これで許してくれるかなん？」ﾎﾞｿ
鞠莉「ゆ、ゆ、許すも許さないも、も、も///」ｱｾｱｾ
鞠莉「お、小原家の令嬢に、せ、接吻した以上、せ、責任取ってもらうわよ!?」ﾏｯｶｯｶ
果南「…ほっぺたじゃん」
鞠莉「ほ、頬だとしてもよっ！///」
鞠莉「う、うん…」
果南「…んっ」ﾁｭｯ
鞠莉「な/// なな///// なっ？」ﾏｯｶ
果南「…これで許してくれるかなん？」ﾎﾞｿ
鞠莉「ゆ、ゆ、許すも許さないも、も、も///」ｱｾｱｾ
鞠莉「お、小原家の令嬢に、せ、接吻した以上、せ、責任取ってもらうわよ!?」ﾏｯｶｯｶ
果南「…ほっぺたじゃん」
鞠莉「ほ、頬だとしてもよっ！///」
41: 2017/03/20(月) 01:30:08.31
果南「………」
鞠莉「頬にキスした責任をとって、次は唇に！」ﾋﾞｼｯ
果南「……」
鞠莉「…果南？」ｿｿ
果南「（ｽｳｽｳ）」
鞠莉「…寝ちゃった」ｸｽｯ
鞠莉「頬にキスした責任をとって、次は唇に！」ﾋﾞｼｯ
果南「……」
鞠莉「…果南？」ｿｿ
果南「（ｽｳｽｳ）」
鞠莉「…寝ちゃった」ｸｽｯ
42: 2017/03/20(月) 01:31:32.43
～～～～
～～～
～
鞠莉「…あ、お目覚めかしら、果南」ﾘﾝｺﾞﾑｷﾑｷ
果南「おはよう… なのかな？」ﾉﾋﾞｰ
鞠莉「そうね、お昼近いけど」ﾆｺ
果南「鞠莉…」
鞠莉「ん、なぁに？」ﾆｺｯ
果南「…ヒドイ顔してるよ？ お肌ボロボロ？」ﾎﾞｿ
鞠莉「…っ、誰のせいだと思ってるんじゃぁああ!?」ﾋﾟｷﾋﾟｷ
果南「うわぁあ！ ナイフ持って暴れない～!?」ﾜﾀﾜﾀ
～～～
～
鞠莉「…あ、お目覚めかしら、果南」ﾘﾝｺﾞﾑｷﾑｷ
果南「おはよう… なのかな？」ﾉﾋﾞｰ
鞠莉「そうね、お昼近いけど」ﾆｺ
果南「鞠莉…」
鞠莉「ん、なぁに？」ﾆｺｯ
果南「…ヒドイ顔してるよ？ お肌ボロボロ？」ﾎﾞｿ
鞠莉「…っ、誰のせいだと思ってるんじゃぁああ!?」ﾋﾟｷﾋﾟｷ
果南「うわぁあ！ ナイフ持って暴れない～!?」ﾜﾀﾜﾀ
43: 2017/03/20(月) 01:32:19.96
鞠莉「…ところで」ｺﾎﾝ
果南「なあに？」ｼｬｸｼｬｸ
鞠莉「昨日の頬へのキスの件なんだけど」ｼﾞﾄ
果南「このリンゴ、おいしいね」ﾂﾗ
鞠莉「…話をズラしたわねっ」ﾋﾟｷ
果南「責任がどうとかってやつ？」
鞠莉「オォフ コォオオ～スッ!!」ﾋﾞｼ
果南「なあに？」ｼｬｸｼｬｸ
鞠莉「昨日の頬へのキスの件なんだけど」ｼﾞﾄ
果南「このリンゴ、おいしいね」ﾂﾗ
鞠莉「…話をズラしたわねっ」ﾋﾟｷ
果南「責任がどうとかってやつ？」
鞠莉「オォフ コォオオ～スッ!!」ﾋﾞｼ
44: 2017/03/20(月) 01:33:06.93
果南「どうすりゃいいのさ？」
鞠莉「…そ、それはそのぅ」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
果南「結婚、すればイイの？」ｷｯﾊﾟﾘ
鞠莉「そうそう… って///」ｱｾｱｾ
鞠莉「ま、ま、ままま、まだ、は、早いよ////」ﾀｷｱｾ
果南「ふぅん…」ﾆﾔﾆﾔ
果南「否定はしないんだ」ﾌﾌﾌｯ
鞠莉「っ///////」
鞠莉「…そ、それはそのぅ」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
果南「結婚、すればイイの？」ｷｯﾊﾟﾘ
鞠莉「そうそう… って///」ｱｾｱｾ
鞠莉「ま、ま、ままま、まだ、は、早いよ////」ﾀｷｱｾ
果南「ふぅん…」ﾆﾔﾆﾔ
果南「否定はしないんだ」ﾌﾌﾌｯ
鞠莉「っ///////」
45: 2017/03/20(月) 01:34:22.52
鞠莉「と、とりあえず、頬にキスの…」ﾓｺﾞﾓｺﾞ
果南「唇にキスすればいいの？」
鞠莉「/// っ！ き、聴いてたの？？」ﾏｯｶ
鞠莉「イ、イグザクトゥリィイイ～！」ｼﾄﾞﾛﾓﾄﾞﾛ
鞠莉「エクセレンッ！ 大正解よっ、果南っ!!」ﾃﾚｶｸｼ
果南「…いつでもいいよ♪」ﾆｺｯ
鞠莉（…ゴ、ゴールデンボンバーな微笑み）ｸﾞﾊｯ
果南「唇にキスすればいいの？」
鞠莉「/// っ！ き、聴いてたの？？」ﾏｯｶ
鞠莉「イ、イグザクトゥリィイイ～！」ｼﾄﾞﾛﾓﾄﾞﾛ
鞠莉「エクセレンッ！ 大正解よっ、果南っ!!」ﾃﾚｶｸｼ
果南「…いつでもいいよ♪」ﾆｺｯ
鞠莉（…ゴ、ゴールデンボンバーな微笑み）ｸﾞﾊｯ
46: 2017/03/20(月) 01:35:01.84
鞠莉（フ、ファイナリィ果南とエターナルラヴを誓い合うキッスを…）ｸﾞﾙｸﾞﾙ
鞠莉（そ、そしてマァリュィミィ～！ 子供は多いほど…）ﾓｳｿｳ
果南「…お～い、鞠莉ぃさぁ～ん、帰っておいで～…」
鞠莉（…はっ!?）
果南「そういえばさ」
鞠莉「え？」ｷｮﾄﾝ
果南「…どうやって、私を見つけたの？」ﾏｼﾞ
鞠莉（そ、そしてマァリュィミィ～！ 子供は多いほど…）ﾓｳｿｳ
果南「…お～い、鞠莉ぃさぁ～ん、帰っておいで～…」
鞠莉（…はっ!?）
果南「そういえばさ」
鞠莉「え？」ｷｮﾄﾝ
果南「…どうやって、私を見つけたの？」ﾏｼﾞ
47: 2017/03/20(月) 01:35:38.96
鞠莉「そりゃぁもう、小原グループが誇る技術力で!!」ｳｷｳｷ
果南「…へぇ」ｼﾞﾄ
鞠莉「あ…」ｱｾ
果南「どんな技術力？」
鞠莉「…あ～、、えぇ～と…」ｱｾｱｾ
鞠莉「サッッテライトからサーモグラフィでカナァンのボディテェンペラチュァアをキャッチして～」ﾙﾝﾙﾝ
果南「……」
果南「…ウソくさい」ｼﾞﾄｰ
果南「…へぇ」ｼﾞﾄ
鞠莉「あ…」ｱｾ
果南「どんな技術力？」
鞠莉「…あ～、、えぇ～と…」ｱｾｱｾ
鞠莉「サッッテライトからサーモグラフィでカナァンのボディテェンペラチュァアをキャッチして～」ﾙﾝﾙﾝ
果南「……」
果南「…ウソくさい」ｼﾞﾄｰ
48: 2017/03/20(月) 01:36:18.72
果南「そんなんで見つけられるんだったら海保は苦労しないよね」
鞠莉「……」ｿﾛﾘｿﾛﾘ
果南「待ちな！ 鞠莉」
鞠莉「イ、イエッサー」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
果南「前から不思議だったんだよね…」ﾎﾞｿ
鞠莉「フ、フワッ？」ﾋｷﾂﾘ
果南「ぶらっと一人歩きしてる時に、突然鞠莉と出くわすのが」
鞠莉「っ！」ﾋﾞｸｯ
果南「…正直に言いな」ｸﾜｯ
鞠莉「……」ｿﾛﾘｿﾛﾘ
果南「待ちな！ 鞠莉」
鞠莉「イ、イエッサー」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
果南「前から不思議だったんだよね…」ﾎﾞｿ
鞠莉「フ、フワッ？」ﾋｷﾂﾘ
果南「ぶらっと一人歩きしてる時に、突然鞠莉と出くわすのが」
鞠莉「っ！」ﾋﾞｸｯ
果南「…正直に言いな」ｸﾜｯ
49: 2017/03/20(月) 01:37:00.36
鞠莉「ひぃ～、ご、ごめんなさぁ～い!!」ﾄﾞｹﾞｻﾞ
鞠莉「じ、実はイルカちゃんにＧＰＳ仕込んでましたぁ！」
果南「それだけ？」
鞠莉「せ、先輩、そ、それだけっす…」
果南「ほんとに？」ｷﾞﾛ
鞠莉「…ほ、ほんとです」ﾒｿﾗｼ
果南「鞠莉からもらったもの、全部分解してみようかなぁ…」ﾎﾞｿ
鞠莉「！！」ﾋﾞｸｸｯ
鞠莉「じ、実はイルカちゃんにＧＰＳ仕込んでましたぁ！」
果南「それだけ？」
鞠莉「せ、先輩、そ、それだけっす…」
果南「ほんとに？」ｷﾞﾛ
鞠莉「…ほ、ほんとです」ﾒｿﾗｼ
果南「鞠莉からもらったもの、全部分解してみようかなぁ…」ﾎﾞｿ
鞠莉「！！」ﾋﾞｸｸｯ
50: 2017/03/20(月) 01:37:48.21
果南「もう一度聞くけど…」
鞠莉「う、ウソつきやしたぁ～」
鞠莉「ごめんなさい、ごめんなさい、ヴェリィイソーリー！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
果南「…なんでそんなことしたの」ｱｷﾚ
鞠莉「…っだって、果南、モテるんだもん」ﾑｽｰ
果南「はぁ？」
鞠莉「他の娘とデートとか… 浮気とか…」ﾌﾟｸｰ
鞠莉「アンナ事とかソンな事とか…」
鞠莉「他の娘に果南を盗られるのが嫌なんだもん！」
果南「///！」ｶｱｱ
鞠莉「う、ウソつきやしたぁ～」
鞠莉「ごめんなさい、ごめんなさい、ヴェリィイソーリー！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
果南「…なんでそんなことしたの」ｱｷﾚ
鞠莉「…っだって、果南、モテるんだもん」ﾑｽｰ
果南「はぁ？」
鞠莉「他の娘とデートとか… 浮気とか…」ﾌﾟｸｰ
鞠莉「アンナ事とかソンな事とか…」
鞠莉「他の娘に果南を盗られるのが嫌なんだもん！」
果南「///！」ｶｱｱ
51: 2017/03/20(月) 01:38:38.78
果南「わ、わかったよ…」ﾃﾚﾃﾚ
果南「そのお陰で助かったんだし…」
鞠莉「ゆ、許してくれるのぉ！」ﾊﾟｱｱ
果南「だめ、許さない！」ｷｯﾊﾟﾘ
鞠莉「…え、えええぇ…」ｽﾞｰﾝ
果南「有罪ですっ!!!」
鞠莉「ゆ、許してよぉ…」ｸﾞｽｯ
果南「大人のキスをしてくれたら、許す///」
鞠莉「……」ﾎﾞｰｾﾞﾝ
果南「そのお陰で助かったんだし…」
鞠莉「ゆ、許してくれるのぉ！」ﾊﾟｱｱ
果南「だめ、許さない！」ｷｯﾊﾟﾘ
鞠莉「…え、えええぇ…」ｽﾞｰﾝ
果南「有罪ですっ!!!」
鞠莉「ゆ、許してよぉ…」ｸﾞｽｯ
果南「大人のキスをしてくれたら、許す///」
鞠莉「……」ﾎﾞｰｾﾞﾝ
52: 2017/03/20(月) 01:39:13.10
鞠莉「…え、それって///」ﾏｯｶ
鞠莉「い、いくわよ果南… お詫びの」ｽﾘｽﾘ
鞠莉（Guilty Kiss）ﾁｭｯ!
鞠莉「い、いくわよ果南… お詫びの」ｽﾘｽﾘ
鞠莉（Guilty Kiss）ﾁｭｯ!
53: 2017/03/20(月) 01:40:06.60
おしまい
駄文しつれいしやした
駄文しつれいしやした
54: 2017/03/21(火) 00:48:38.66
乙ずら～
引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1489680896/