4: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:15:11.08 ID:hSuuZklQ
去年書かせていただいたこちらのssの続編?です。読まなくても大丈夫ですが、読んでいただけるとより楽しめるかも。
海未 「いいにこの日ssを書きます!」 にこ 「過ぎてるけど」
海未 「いいにこの日ssを書きます!」 にこ 「過ぎてるけど」
海未 「いいにこの日ssを書きます!」 にこ 「過ぎてるけど」【SS】
1: 2020/11/26(木) 23:18:19.12 ID:KehgQSnm
11月25日は、いいにこの日なので、いいにこの日ssを書かせてもらいます! ごめんなさい、一日遅れですね。
5: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:15:50.13 ID:hSuuZklQ
海未 「今日、7月22日ってにこの誕生日ですよね?」
にこ 「そ、そうだけど」
海未 「にこには、素敵なssをプレゼントしますよーー!」 ワクワク
にこ 「一応聞くけどssって、あのショートストーリーの略のss?」
海未 「ほかに何があると?」
にこ 「そもそも海未ってssとか書くの?」
海未 「実はこっそり書いてます。短編ばかりですけどもう半年以上は続けてるんですよ!」
にこ 「そ、そうだけど」
海未 「にこには、素敵なssをプレゼントしますよーー!」 ワクワク
にこ 「一応聞くけどssって、あのショートストーリーの略のss?」
海未 「ほかに何があると?」
にこ 「そもそも海未ってssとか書くの?」
海未 「実はこっそり書いてます。短編ばかりですけどもう半年以上は続けてるんですよ!」
6: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:16:58.47 ID:hSuuZklQ
にこ 「へぇ……すごいじゃない! それで今回は、私の誕生日ssを書こうとしてくれてるの?」
海未 「はい。それが私なりのプレゼントです!」
にこ 「なんていうか面白いプレゼントね」
にこ (あの堅物の海未の書くss……! 気になる……!)
海未 「やはりにこの誕生日ssなので、せっかくですからにこがμ'sのメンバーからモテモテなssを書きましょう!」
にこ 「私がモテモテなss?」
海未 「にこの誕生日ですから! では早速……題名はこんな感じで良いでしょうか」
海未 「はい。それが私なりのプレゼントです!」
にこ 「なんていうか面白いプレゼントね」
にこ (あの堅物の海未の書くss……! 気になる……!)
海未 「やはりにこの誕生日ssなので、せっかくですからにこがμ'sのメンバーからモテモテなssを書きましょう!」
にこ 「私がモテモテなss?」
海未 「にこの誕生日ですから! では早速……題名はこんな感じで良いでしょうか」
18: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:40:32.82 ID:hSuuZklQ
にこ 「ってこれじゃ、にこより下駄がメインじゃない!?」
海未 「今日7月22日ですし」
にこ 「だから私の誕生日でしょ!? 私がモテるssを書いてくれるはずだったんじゃないの!?」
海未 「今日7月22日は、※『下駄の日』なんですよ~だから下駄の話を自然に導入して、ことにこを書いたんですけど……」
にこ 「肝心のにこ要素が少なすぎるし、どこが自然!? 違和感ありまくりだわ!! 最後の告白くっそダサいし! それに下駄は仮に歯が二本あっても不安定でしょうが!? 恋人に例えるには不吉すぎる!!」
>>7は下駄の寸法を表わすのに「七寸七分」というように7がよく使われることから。22は下駄の跡が「二二」に見えることから由来して、7月22日が下駄の日となった。
海未 「今日7月22日ですし」
にこ 「だから私の誕生日でしょ!? 私がモテるssを書いてくれるはずだったんじゃないの!?」
海未 「今日7月22日は、※『下駄の日』なんですよ~だから下駄の話を自然に導入して、ことにこを書いたんですけど……」
にこ 「肝心のにこ要素が少なすぎるし、どこが自然!? 違和感ありまくりだわ!! 最後の告白くっそダサいし! それに下駄は仮に歯が二本あっても不安定でしょうが!? 恋人に例えるには不吉すぎる!!」
>>7は下駄の寸法を表わすのに「七寸七分」というように7がよく使われることから。22は下駄の跡が「二二」に見えることから由来して、7月22日が下駄の日となった。
8: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:18:16.03 ID:hSuuZklQ
タイトル
ことり 「にこちゃんに気持ちを伝えないと!」
にこ 「ことりが私に告白するssか……」
海未 「では書かせてもらいますね!」 カタカタ
にこ 「って早!?」
海未 「私、速筆なんです。勢いで話を書くというか……」 カタカタ
にこ 「でも早いけど冒頭見た感じ、雑には見えないわね……すごい、さすがμ'sの歌詞担当って感じだわ」
海未 「にこの誕生日ssですから、にこを魅力的に書けるよう頑張りますっ!! もちろん普段からにこは魅力的ですが、私の腕ではその何割何分何厘を表現できるか……」 ムムム
にこ 「やけに数が細かいわね……」
にこ (それにしても、海未ってナチュラルに口説いてくるわよね……)
―――――
―――
―
ことり 「にこちゃんに気持ちを伝えないと!」
にこ 「ことりが私に告白するssか……」
海未 「では書かせてもらいますね!」 カタカタ
にこ 「って早!?」
海未 「私、速筆なんです。勢いで話を書くというか……」 カタカタ
にこ 「でも早いけど冒頭見た感じ、雑には見えないわね……すごい、さすがμ'sの歌詞担当って感じだわ」
海未 「にこの誕生日ssですから、にこを魅力的に書けるよう頑張りますっ!! もちろん普段からにこは魅力的ですが、私の腕ではその何割何分何厘を表現できるか……」 ムムム
にこ 「やけに数が細かいわね……」
にこ (それにしても、海未ってナチュラルに口説いてくるわよね……)
―――――
―――
―
9: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:19:49.31 ID:hSuuZklQ
タイトル
ことり 「にこちゃんに気持ちを伝えないと!」
ことり 「でもどうやって伝えればいいんだろう」
ことり (なんというか、にこちゃんとの距離が遠く感じる)
ことり (それもそうだ。ことりはあまり積極的に喋る人じゃない。それこそ穂乃果ちゃんに対してくらいだ)
ことり 「好きって気持ちがあると余計に意識しちゃって話しかけられないよ~///」
ことり 「にこちゃんに気持ちを伝えないと!」
ことり 「でもどうやって伝えればいいんだろう」
ことり (なんというか、にこちゃんとの距離が遠く感じる)
ことり (それもそうだ。ことりはあまり積極的に喋る人じゃない。それこそ穂乃果ちゃんに対してくらいだ)
ことり 「好きって気持ちがあると余計に意識しちゃって話しかけられないよ~///」
10: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:21:03.39 ID:hSuuZklQ
穂乃果 「どうしたの? ことりちゃん?」
ことり 「ピッ! 穂乃果ちゃん!?」
穂乃果 「考える人みたいなポーズしてたよ? 何かあったの?」
ことり 「……えっと」
ことり (穂乃果ちゃんには言っても大丈夫かな?)
ことり 「あ、あのね!」
…
…
…
ことり 「ピッ! 穂乃果ちゃん!?」
穂乃果 「考える人みたいなポーズしてたよ? 何かあったの?」
ことり 「……えっと」
ことり (穂乃果ちゃんには言っても大丈夫かな?)
ことり 「あ、あのね!」
…
…
…
11: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:23:26.70 ID:hSuuZklQ
穂乃果 「なるほどーなるほどー! 誰かに日頃の感謝を伝えたいんだけど、恥ずかしくて話しかけられないと」
ことり 「うん、そうなんだ」
ことり (結局少し誤魔化しちゃった)
穂乃果 「でもその誰かって多分μ'sの誰かなんでしょ?」
ことり 「えっ!?///」
穂乃果 「バレバレだよ~ことりちゃん」 ニヤニヤ
ことり 「うぅ……///」
穂乃果 「まぁそこで詮索するほど穂乃果も野暮じゃないけど……一つアドバイスするならね」
ことり 「う、うん」
ことり 「うん、そうなんだ」
ことり (結局少し誤魔化しちゃった)
穂乃果 「でもその誰かって多分μ'sの誰かなんでしょ?」
ことり 「えっ!?///」
穂乃果 「バレバレだよ~ことりちゃん」 ニヤニヤ
ことり 「うぅ……///」
穂乃果 「まぁそこで詮索するほど穂乃果も野暮じゃないけど……一つアドバイスするならね」
ことり 「う、うん」
12: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:26:08.73 ID:hSuuZklQ
穂乃果 「なかなか話せないんだったら、雑学をまず話せばいいんだよ」
ことり 「えっ?」
穂乃果 「プライベートな話をするから、緊張したり恥ずかしくなったりするのであって、世間話とか雑学とかなら問題なく話せるでしょ? まずはそんな感じの導入をしてから、本題に持っていけばいいんだよ」
ことり 「な、なるほど……」
穂乃果 「でも雑学なら少しは勉強しないとね! 穂乃果が言えることじゃないけど……」
ことり 「……」
穂乃果 「これでどうかな?」
ことり 「……ありがとう、穂乃果ちゃん! 私やるべきことが分かった気がする!」
穂乃果 「なら良かったよ! ことりちゃん、ファイトだよ!!」
ことり 「うん!!」
…
…
…
ことり 「えっ?」
穂乃果 「プライベートな話をするから、緊張したり恥ずかしくなったりするのであって、世間話とか雑学とかなら問題なく話せるでしょ? まずはそんな感じの導入をしてから、本題に持っていけばいいんだよ」
ことり 「な、なるほど……」
穂乃果 「でも雑学なら少しは勉強しないとね! 穂乃果が言えることじゃないけど……」
ことり 「……」
穂乃果 「これでどうかな?」
ことり 「……ありがとう、穂乃果ちゃん! 私やるべきことが分かった気がする!」
穂乃果 「なら良かったよ! ことりちゃん、ファイトだよ!!」
ことり 「うん!!」
…
…
…
13: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:29:19.79 ID:hSuuZklQ
ことり (雑学かぁ……)
ことり (やっぱりことりなら、服とか装飾物にまつわる雑学が良いよね……?)
コツコツ
コツコツ
ことり (靴……)
ことり (靴で雑学……でもせっかくなら、変わった靴で語りたいなぁ……)
ことり 「!」
ことり 「よし! あれにしよう!」
ことり (決めたなら早速家に帰って調べて)
ことり (そして明日には告白だ! ことりならできる! うん、頑張るっ!!)
ことり 「おーーーー!」
…
…
…
ことり (やっぱりことりなら、服とか装飾物にまつわる雑学が良いよね……?)
コツコツ
コツコツ
ことり (靴……)
ことり (靴で雑学……でもせっかくなら、変わった靴で語りたいなぁ……)
ことり 「!」
ことり 「よし! あれにしよう!」
ことり (決めたなら早速家に帰って調べて)
ことり (そして明日には告白だ! ことりならできる! うん、頑張るっ!!)
ことり 「おーーーー!」
…
…
…
14: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:32:11.45 ID:hSuuZklQ
にこ 「で話って何よ、ことり?」
ことり 「少し雑学を聞いてもらってもいいかな?」
にこ 「雑学?」
ことり 「うん、下駄の話」
にこ 「下駄の話!?」
ことり 「まず武蔵坊弁慶と牛若丸の戦いって有名だよね?」
にこ 「あー、あの橋の戦いよね。それで負けた弁慶が弟子入りしたんだっけ? それと弁慶って最後に立ったままやられちゃったっていう」
ことり 「うん、その二人で間違いないよ」
にこ 「で、その二人がどうしたのよ?」
ことり 「少し雑学を聞いてもらってもいいかな?」
にこ 「雑学?」
ことり 「うん、下駄の話」
にこ 「下駄の話!?」
ことり 「まず武蔵坊弁慶と牛若丸の戦いって有名だよね?」
にこ 「あー、あの橋の戦いよね。それで負けた弁慶が弟子入りしたんだっけ? それと弁慶って最後に立ったままやられちゃったっていう」
ことり 「うん、その二人で間違いないよ」
にこ 「で、その二人がどうしたのよ?」
15: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:34:15.51 ID:hSuuZklQ
ことり 「実はその牛若丸さんなんだけど、履いてる下駄は一つしか歯がないんだ」
にこ 「歯って下駄を支えてるあの柱のこと?」
ことり 「うん」
にこ 「えっ……それって歩きづらくないのかしら? 普通二本よね?」
ことり 「でも牛若丸さんは一本歯の下駄を履いてたんだよ」
にこ 「な、なんで?」
ことり 「実は一本歯の下駄は山登り用なんだ。二本より、斜面に歯の部分が引っ掛かりやすくて、登りやすいんだって」
にこ 「あぁ……牛若丸って鞍馬山で修行をしていたから……!」
ことり 「ふふ、そういうこと♪」
にこ 「歯って下駄を支えてるあの柱のこと?」
ことり 「うん」
にこ 「えっ……それって歩きづらくないのかしら? 普通二本よね?」
ことり 「でも牛若丸さんは一本歯の下駄を履いてたんだよ」
にこ 「な、なんで?」
ことり 「実は一本歯の下駄は山登り用なんだ。二本より、斜面に歯の部分が引っ掛かりやすくて、登りやすいんだって」
にこ 「あぁ……牛若丸って鞍馬山で修行をしていたから……!」
ことり 「ふふ、そういうこと♪」
16: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:36:21.66 ID:hSuuZklQ
にこ 「……ことりって博識ね」
ことり 「……にこちゃん、好きだよ」
にこ 「……」
ことり 「……」
にこ 「!?///」
ことり 「下駄の歯が一本だと歩きにくいように、私も一人じゃダメなんだ。二人じゃないと……だからにこちゃん、私と付き合ってくださいー!!」
にこ 「ええっ!?」
ことり 「……にこちゃん、好きだよ」
にこ 「……」
ことり 「……」
にこ 「!?///」
ことり 「下駄の歯が一本だと歩きにくいように、私も一人じゃダメなんだ。二人じゃないと……だからにこちゃん、私と付き合ってくださいー!!」
にこ 「ええっ!?」
17: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:38:26.83 ID:hSuuZklQ
ことり 「うぅ……お願ぁい」
にこ 「なっ!?///」 ズキューーン
にこ 「……」
ことり 「……」
にこ 「よ、よろしくお願いします///」
ことり 「う、うん///」
ことり (穂乃果ちゃん、無事雑学から告白できたよ……! やっぱり下駄の例えが良かったのかな? ありがとう、穂乃果ちゃん! ありがとう、弁慶ちゃん! ありがとう、牛若丸ちゃん! ありがとう、下駄!!) ニコッ
―
―――
―――――
にこ 「なっ!?///」 ズキューーン
にこ 「……」
ことり 「……」
にこ 「よ、よろしくお願いします///」
ことり 「う、うん///」
ことり (穂乃果ちゃん、無事雑学から告白できたよ……! やっぱり下駄の例えが良かったのかな? ありがとう、穂乃果ちゃん! ありがとう、弁慶ちゃん! ありがとう、牛若丸ちゃん! ありがとう、下駄!!) ニコッ
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―――
―――――
19: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:43:09.90 ID:hSuuZklQ
海未 「うーん……にこはクレイマーですね……」
にこ 「至極真っ当なクレイムだわ!」
海未 「なら仕方ありません、今度こそにこが納得してくれる作品を書きましょう」 カタカタ
にこ 「信じてるわよ!」
海未 「次はにこりんです!」 キリッ
―――――
―――
―
にこ 「至極真っ当なクレイムだわ!」
海未 「なら仕方ありません、今度こそにこが納得してくれる作品を書きましょう」 カタカタ
にこ 「信じてるわよ!」
海未 「次はにこりんです!」 キリッ
―――――
―――
―
20: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:45:45.10 ID:hSuuZklQ
タイトル
凛 「にこちゃんに告白するよ!」
凛 『好きです! 付き合ってください!』
にこ 『……凛、冗談はほどほどにして、部活始まるわよ?』
凛 『はーい』
凛 「って感じでいつものいたずらだと思われて、全然告白っぽくならないの。どうしたらいいかな、希ちゃん」
希 「ふむふむ……ならリリホワの先輩として、ウチがなんとかしてあげよう」
凛 「ほんと!?」
希 「ただそうは言っても、最後は凛ちゃん次第やで? ウチは助言するのみやから」
凛 「にこちゃんに告白するよ!」
凛 『好きです! 付き合ってください!』
にこ 『……凛、冗談はほどほどにして、部活始まるわよ?』
凛 『はーい』
凛 「って感じでいつものいたずらだと思われて、全然告白っぽくならないの。どうしたらいいかな、希ちゃん」
希 「ふむふむ……ならリリホワの先輩として、ウチがなんとかしてあげよう」
凛 「ほんと!?」
希 「ただそうは言っても、最後は凛ちゃん次第やで? ウチは助言するのみやから」
21: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:49:18.92 ID:hSuuZklQ
凛 「もちろんだよ! ありがとう希ちゃん!」 ダキッ
希 「ふふ、凛ちゃんが喜んでくれたらウチも嬉しい。それで早速本題なんだけど」
凛 「う、うん!」
希 「要するに凛ちゃんは子供扱いされてるんよ」
凛 「子供扱い……!?」 ガビーン
希 「だから告白しても真面目に取り合ってくれない。まずは凛ちゃんが少し大人っぽくなる必要があるね」
凛 「で、でも大人っぽくってどうすればなれるのかな?」
希 「ふふ、凛ちゃんが喜んでくれたらウチも嬉しい。それで早速本題なんだけど」
凛 「う、うん!」
希 「要するに凛ちゃんは子供扱いされてるんよ」
凛 「子供扱い……!?」 ガビーン
希 「だから告白しても真面目に取り合ってくれない。まずは凛ちゃんが少し大人っぽくなる必要があるね」
凛 「で、でも大人っぽくってどうすればなれるのかな?」
22: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:52:41.43 ID:hSuuZklQ
希 「それは習慣とか食べるものとか? ウチも大人っぽくなる方法はあまり分からないんやけど、そこは凛ちゃんの努力次第やね」
凛 「大人っぽく……」
希 「でも凛ちゃんは無邪気なところが良いところでもあるから、無理に大人っぽくなる必要はないんよ? にこっちを恋におとすときだけ、大人っぽくなればいいんや」
凛 「な、なるほど!」
希 「うーん、なんていうか、具体的なアドバイスはうまくできんかったなぁ。ごめんな、凛ちゃん」
凛 「そんなことないよ! 方針は決まったんだから! ありがとう! 希ちゃん!」 ニコッ
希 「ふふ、なら良かった」
…
…
…
凛 「大人っぽく……」
希 「でも凛ちゃんは無邪気なところが良いところでもあるから、無理に大人っぽくなる必要はないんよ? にこっちを恋におとすときだけ、大人っぽくなればいいんや」
凛 「な、なるほど!」
希 「うーん、なんていうか、具体的なアドバイスはうまくできんかったなぁ。ごめんな、凛ちゃん」
凛 「そんなことないよ! 方針は決まったんだから! ありがとう! 希ちゃん!」 ニコッ
希 「ふふ、なら良かった」
…
…
…
23: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:56:07.49 ID:hSuuZklQ
凛 (大人っぽく……大人っぽくかぁ……)
パクッ
パクッ
凛 「考え事をしてるとついたくさん食べちゃうにゃ」
凛 「でもたしかナッツって食べ過ぎは良くないんだよね。栄養価が高すぎるから、だっけ」
凛 (そういえば昔絵里ちゃんが言ってたにゃ)
パクッ
パクッ
凛 「考え事をしてるとついたくさん食べちゃうにゃ」
凛 「でもたしかナッツって食べ過ぎは良くないんだよね。栄養価が高すぎるから、だっけ」
凛 (そういえば昔絵里ちゃんが言ってたにゃ)
24: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 20:59:13.25 ID:hSuuZklQ
絵里 『ナッツの王様と言われてるアーモンドはね、健康にも美容にもとっても良いのよ? 実は乾燥肌、冷え性、便秘といった症状にも効果があるとされていて、これはアーモンドの効能の中に血流を良くしてくれる効能が含まれていることや、食物繊維も含まれていることから腸を整えてくれるからなのよ』
凛 (アーモンドさまさまにゃ……でもナッツってそういえばたくさん種類があるんだよね。ピーナッツもナッツの仲間なんだよね……? あ、待って、そういえば昔海未ちゃんが)
海未 『ナッツにはマカダミアナッツ、へーゼルナッツ、アーモンド、カシューナッツと様々な種類がありますが、実はピーナッツはナッツの仲間じゃないって知ってました? そもそもナッツとは、木の実という意味なんです。ピーナッツは落花生のことで、そもそも落花生は地面から生えてきて花を咲かせ、花が散った時に落ちる子房のことなので、木の実ではないんです。ふふ、ナッツと名前に付いてるからって騙されちゃいけませんよ?』
凛 (よく勘違いしちゃうけど、ピーナッツはナッツじゃないんだね。海未ちゃんは博識にゃ)
凛 (アーモンドさまさまにゃ……でもナッツってそういえばたくさん種類があるんだよね。ピーナッツもナッツの仲間なんだよね……? あ、待って、そういえば昔海未ちゃんが)
海未 『ナッツにはマカダミアナッツ、へーゼルナッツ、アーモンド、カシューナッツと様々な種類がありますが、実はピーナッツはナッツの仲間じゃないって知ってました? そもそもナッツとは、木の実という意味なんです。ピーナッツは落花生のことで、そもそも落花生は地面から生えてきて花を咲かせ、花が散った時に落ちる子房のことなので、木の実ではないんです。ふふ、ナッツと名前に付いてるからって騙されちゃいけませんよ?』
凛 (よく勘違いしちゃうけど、ピーナッツはナッツじゃないんだね。海未ちゃんは博識にゃ)
25: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 21:02:55.42 ID:hSuuZklQ
パクッ
パクッ
凛 「って待って、またついつい食べちゃったよ。ナッツって食べすぎると鼻血が出るって言うしこの辺にしておかないと」
絵里 『実はチョコもナッツも、血液への作用はあるものの、鼻血が出やすくなるっていう医学的根拠は全くないのよ。具体的に言うとね……』
凛 「もういいにゃ! 回想の中でも絵里ちゃんは話が長すぎるにゃ!」
凛 「それにしてもナッツってついつい食べちゃうなぁ……あっ!」
凛 (そうだ! これなら!)
…
…
…
パクッ
凛 「って待って、またついつい食べちゃったよ。ナッツって食べすぎると鼻血が出るって言うしこの辺にしておかないと」
絵里 『実はチョコもナッツも、血液への作用はあるものの、鼻血が出やすくなるっていう医学的根拠は全くないのよ。具体的に言うとね……』
凛 「もういいにゃ! 回想の中でも絵里ちゃんは話が長すぎるにゃ!」
凛 「それにしてもナッツってついつい食べちゃうなぁ……あっ!」
凛 (そうだ! これなら!)
…
…
…
27: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 21:16:40.71 ID:hSuuZklQ
凛 「好きです! 付き合ってください!」
にこ 「……凛、また冗談? そんなことより部活始まるわよ?」
凛 「……冗談なんかじゃない」 ドンッ
にこ 「へっ?」
にこ (壁ドン!?/// 凛が!?///)
梨子 「眼福」
凛 「ねぇ、にこちゃん。もう凛を子供扱いしないで?」 クイッ
にこ 「ヴェェ!?」
にこ 「……凛、また冗談? そんなことより部活始まるわよ?」
凛 「……冗談なんかじゃない」 ドンッ
にこ 「へっ?」
にこ (壁ドン!?/// 凛が!?///)
梨子 「眼福」
凛 「ねぇ、にこちゃん。もう凛を子供扱いしないで?」 クイッ
にこ 「ヴェェ!?」
28: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 21:27:58.06 ID:hSuuZklQ
凛 「真姫ちゃんのモノマネ?」
にこ 「ち、違うわよ! 凛! あんた急になにを……」
凛 「凛はにこちゃんのことが好きなの」
にこ 「……マジで?」
凛 「……うん」
にこ 「ち、違うわよ! 凛! あんた急になにを……」
凛 「凛はにこちゃんのことが好きなの」
にこ 「……マジで?」
凛 「……うん」
29: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 21:34:32.67 ID:hSuuZklQ
にこ (ていうか今日の凛……何か違う。※大人っぽい香りというか……!)
※ナッツの香り
にこ (いつもより、さらに※美人度が増してるというか……!)
※ナッツの美容効果
凛 「……付き合ってくれる?」
にこ 「……逆に私で良いの?」
凛 「うん」
にこ 「……///」
―
―――
―――――
※ナッツの香り
にこ (いつもより、さらに※美人度が増してるというか……!)
※ナッツの美容効果
凛 「……付き合ってくれる?」
にこ 「……逆に私で良いの?」
凛 「うん」
にこ 「……///」
―
―――
―――――
31: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 21:47:03.12 ID:hSuuZklQ
海未 「なんて完璧なラブコメなんでしょう……」 ウルッ
にこ 「いやまぁ、ちゃんとラブコメなんだけどさ……」
海未 「なにか文句でも?」 ギロッ
にこ 「いやさ、なんていうか」
海未 「はい」
にこ 「ナッツ要素多すぎない? ラブコメついでになってない?」
海未 「今日7月22日ですし」
にこ 「だから私の誕生日でしょ?」
にこ 「いやまぁ、ちゃんとラブコメなんだけどさ……」
海未 「なにか文句でも?」 ギロッ
にこ 「いやさ、なんていうか」
海未 「はい」
にこ 「ナッツ要素多すぎない? ラブコメついでになってない?」
海未 「今日7月22日ですし」
にこ 「だから私の誕生日でしょ?」
32: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 21:52:40.27 ID:hSuuZklQ
海未 「※『ナッツの日』ですよ」
にこ 「なによナッツの日って!? 知るか! そんなマニアックな記念日!」
海未 「なっ!? マニアックなんて……! 日本ナッツ協会に謝ってください!!!!」
にこ 「日本ナッツ協会!?」
※ 日本ナッツ協会が1996年12月に制定。七(な)2(ツー)2(ツー)で「ナッツ」の語呂合せになることから由来する。
にこ 「なによナッツの日って!? 知るか! そんなマニアックな記念日!」
海未 「なっ!? マニアックなんて……! 日本ナッツ協会に謝ってください!!!!」
にこ 「日本ナッツ協会!?」
※ 日本ナッツ協会が1996年12月に制定。七(な)2(ツー)2(ツー)で「ナッツ」の語呂合せになることから由来する。
33: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 23:32:55.43 ID:hSuuZklQ
にこ 「どちらにせよ、私への誕生日プレゼントなんでしょ!? もっとシンプルに私がモテるssを書いてよ!!」
海未 「そんなにモテたいんですか……?」
にこ 「語弊のある言い方をするな!!」
海未 「仕方ないですねぇ……次こそにこが納得するssを書きます!!」
にこ 「本当に信じてるわよ!!」
海未 「次はにこまきです!!」 キリッ
―――――
―――
―
海未 「そんなにモテたいんですか……?」
にこ 「語弊のある言い方をするな!!」
海未 「仕方ないですねぇ……次こそにこが納得するssを書きます!!」
にこ 「本当に信じてるわよ!!」
海未 「次はにこまきです!!」 キリッ
―――――
―――
―
34: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 23:33:50.18 ID:hSuuZklQ
タイトル
真姫 「にこちゃんに告白するわ!!」
真姫 「どうやって告白しようかしら」
真姫 「やっぱりベタにラブソングでも歌って……?」
真姫 「だけどそれは流石に恥ずかしいし……///」
真姫 「まぁでもせっかくだから、作るくらいはしようかしら。披露するかは別として」
真姫 「にこちゃんに告白するわ!!」
真姫 「どうやって告白しようかしら」
真姫 「やっぱりベタにラブソングでも歌って……?」
真姫 「だけどそれは流石に恥ずかしいし……///」
真姫 「まぁでもせっかくだから、作るくらいはしようかしら。披露するかは別として」
35: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 23:35:02.04 ID:hSuuZklQ
作詞作曲 西木野真姫
I LOVE にこちゃん
風にも負けず雨にも負けず
寒いにゃと言われても負けず
屋上でにっこにっこにーし続ける
そんなあなたに惹かれて
少しワガママなくらいが私にちょうどいいわ
高級料理より手作りが食べたいと
思ったら電話したりする
意味分かんない毎日の中で
これからも生きてゆく
I LOVE YOU
I LOVE にこちゃん
風にも負けず雨にも負けず
寒いにゃと言われても負けず
屋上でにっこにっこにーし続ける
そんなあなたに惹かれて
少しワガママなくらいが私にちょうどいいわ
高級料理より手作りが食べたいと
思ったら電話したりする
意味分かんない毎日の中で
これからも生きてゆく
I LOVE YOU
36: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 23:35:41.33 ID:hSuuZklQ
真姫 「……」
真姫 「……やっぱり作詞は海未じゃないとダメね。作曲は相変わらず天才真姫ちゃんだけど」
プルルル
真姫 「はい、もしもし?」
真姫 「あっ、海未? 次の新曲について? 了解。屋上で集合ね」 ピッ
真姫 「やっぱり普通に告白するのが良いかしら?」
ガラッ
…
…
…
真姫 「……やっぱり作詞は海未じゃないとダメね。作曲は相変わらず天才真姫ちゃんだけど」
プルルル
真姫 「はい、もしもし?」
真姫 「あっ、海未? 次の新曲について? 了解。屋上で集合ね」 ピッ
真姫 「やっぱり普通に告白するのが良いかしら?」
ガラッ
…
…
…
37: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 23:36:42.27 ID:hSuuZklQ
ガラッ
にこ 「ありゃ? 誰も部室にいない? もしかして屋上集合?」
にこ 「とりあえず着替えちゃって……って、机の上に何かある?」
作詞作曲 西木野真姫
I LOVE にこちゃん
にこ 「!?」
にこ (こ、これは……! 真姫が作った私へのラブソング!?)
にこ 「マジで……!?」
にこ 「ありゃ? 誰も部室にいない? もしかして屋上集合?」
にこ 「とりあえず着替えちゃって……って、机の上に何かある?」
作詞作曲 西木野真姫
I LOVE にこちゃん
にこ 「!?」
にこ (こ、これは……! 真姫が作った私へのラブソング!?)
にこ 「マジで……!?」
38: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 23:46:46.32 ID:hSuuZklQ
にこ 「え、えっと、近くに誰もいないわよね……?」 キョロキョロ
にこ 「ごめん真姫! 勝手に読むわよ!」 サッ
にこ 「……」 フムフム
にこ 「……」 フムフム
にこ 「……///」 フムフム
にこ 「っ!?///」 ボフッ
にこ (こんな熱烈な想いを届けられたら……)
にこ (歌うしかないじゃない!!!!)
にこ 「!」
にこ 「こんなところに再生プレイヤーが」
にこ 「ごめん真姫! 勝手に読むわよ!」 サッ
にこ 「……」 フムフム
にこ 「……」 フムフム
にこ 「……///」 フムフム
にこ 「っ!?///」 ボフッ
にこ (こんな熱烈な想いを届けられたら……)
にこ (歌うしかないじゃない!!!!)
にこ 「!」
にこ 「こんなところに再生プレイヤーが」
39: (やわらか銀行) 2021/07/22(木) 23:47:42.29 ID:hSuuZklQ
にこ 「もしかして作曲までしてる感じ? 押してみようかな」
ポチッ
真姫 『少しワガママなくらいが~♪』
真姫 『私にちょうどいいわ~♪』
にこ 「……」
にこ 「なんて完璧なメロディ……!」
にこ (こんな名曲。しかも私への名曲。にこ自身が歌うのが一番よね……!!)
にこ 「二時間くらい練習したら歌えるかしら……? やってみましょう!」
…
…
…
ポチッ
真姫 『少しワガママなくらいが~♪』
真姫 『私にちょうどいいわ~♪』
にこ 「……」
にこ 「なんて完璧なメロディ……!」
にこ (こんな名曲。しかも私への名曲。にこ自身が歌うのが一番よね……!!)
にこ 「二時間くらい練習したら歌えるかしら……? やってみましょう!」
…
…
…
40: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:12:11.64 ID:E82sFkHu
海未 「にこが来ませんね……」
絵里 「なにかあったのかしら?」
花陽 「心配です……」
真姫 「……」
真姫 (にこちゃんは連絡なく練習をサボる子じゃない、本当に何かあったんじゃ……! にこちゃんに何かあったら私は……!)
にこ 「みんな! 遅れてごめんにこ~!」 キラン
穂乃果 「あ! にこちゃん! もう遅いよ! みんな心配したんだから!」
にこ 「いや実はね、みんなに披露したい曲があるの」
一同 「「披露したい曲……?」」
絵里 「なにかあったのかしら?」
花陽 「心配です……」
真姫 「……」
真姫 (にこちゃんは連絡なく練習をサボる子じゃない、本当に何かあったんじゃ……! にこちゃんに何かあったら私は……!)
にこ 「みんな! 遅れてごめんにこ~!」 キラン
穂乃果 「あ! にこちゃん! もう遅いよ! みんな心配したんだから!」
にこ 「いや実はね、みんなに披露したい曲があるの」
一同 「「披露したい曲……?」」
41: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:13:49.07 ID:E82sFkHu
にこ 「聴いてください。『I LOVE にこちゃん』」
真姫 「!!?!??!」
にこ 「風にも負けず~♪ 雨にも負けず~♪」
真姫 「」
にこ 「寒いにゃと言われても負けず~♪ 屋上でにっこにっこにーし続ける~♪ そんなあなたに惹かれて~♪」
凛 「寒いにゃ……」
にこ 「少しワガママなくらいが~♪ 私にちょうどいいわ~♪」
希 「自分向けのラブソングを歌うって自画自賛の最終形態やね……」
真姫 「ちょ、ちょ、ちょっとストッーーーーーープ!!!!!!」
真姫 「!!?!??!」
にこ 「風にも負けず~♪ 雨にも負けず~♪」
真姫 「」
にこ 「寒いにゃと言われても負けず~♪ 屋上でにっこにっこにーし続ける~♪ そんなあなたに惹かれて~♪」
凛 「寒いにゃ……」
にこ 「少しワガママなくらいが~♪ 私にちょうどいいわ~♪」
希 「自分向けのラブソングを歌うって自画自賛の最終形態やね……」
真姫 「ちょ、ちょ、ちょっとストッーーーーーープ!!!!!!」
42: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:14:49.85 ID:E82sFkHu
絵里 「どうしたの真姫?」
真姫 「どうしたもなにも、その曲は私の曲よ!!」
穂乃果 「ええっ!? ってことは海未ちゃんが歌詞を!?」
海未 「こんな破廉恥な歌詞、私には書けませんよぉ……///」
ことり 「いうて破廉恥かなぁ?」
にこ 「これはね、真姫が私に向けて書いてくれた詩なのよ」 ニコッ
真姫 「あ……あ……」
真姫 (今の私にふさわしい言葉……それは……)
真姫 (公開処刑……! これは悪意のない公開処刑だ……!!)
真姫 「どうしたもなにも、その曲は私の曲よ!!」
穂乃果 「ええっ!? ってことは海未ちゃんが歌詞を!?」
海未 「こんな破廉恥な歌詞、私には書けませんよぉ……///」
ことり 「いうて破廉恥かなぁ?」
にこ 「これはね、真姫が私に向けて書いてくれた詩なのよ」 ニコッ
真姫 「あ……あ……」
真姫 (今の私にふさわしい言葉……それは……)
真姫 (公開処刑……! これは悪意のない公開処刑だ……!!)
43: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:30:26.06 ID:E82sFkHu
真姫 「」 プルプル
凛 「いや、急ににこまきに巻き込まれた凛たちの方が泣きたいくらいにゃ」
花陽 (しかしにこちゃんの優しさも感じ取った真姫ちゃんは、その行為自体に怒ることができなかった……しかし許せない気持ちもあった真姫ちゃんはどうにかケチをつけようと)
花陽 (ある一つのことを言い始める……)
凛 (凛は急にナレーション始めるかよちんも好きにゃ!)
真姫 「これは著作権侵害よ!!!!」
にこ 「ちょ、著作権侵害!?」
凛 「いや、急ににこまきに巻き込まれた凛たちの方が泣きたいくらいにゃ」
花陽 (しかしにこちゃんの優しさも感じ取った真姫ちゃんは、その行為自体に怒ることができなかった……しかし許せない気持ちもあった真姫ちゃんはどうにかケチをつけようと)
花陽 (ある一つのことを言い始める……)
凛 (凛は急にナレーション始めるかよちんも好きにゃ!)
真姫 「これは著作権侵害よ!!!!」
にこ 「ちょ、著作権侵害!?」
44: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:32:21.69 ID:E82sFkHu
真姫 「私が作ったものを私の許可なしに歌う……これはれっきとした著作権侵害よ!!」
にこ 「で、でも、私はこの名曲は私こそが歌わないといけない、と思ったから……!」
真姫 「言い訳無用っ!! 著作権侵害の賠償はしてもらうから!!」
にこ 「ば、賠償なんて……できないにこ……」 ウルッ
真姫 「!」
花陽 (しかしそこはにこちゃんが大好きな真姫ちゃん。涙目のにこちゃんを見て思わず口にしてしまう)
真姫 「……どうしても許して欲しいなら」
にこ 「!」
真姫 「あなたの権利を私に渡しなさい」
穂乃果 「私に渡しなさいって……ダジャ」
海未 「穂乃果! 空気を読んでください!」
にこ 「で、でも、私はこの名曲は私こそが歌わないといけない、と思ったから……!」
真姫 「言い訳無用っ!! 著作権侵害の賠償はしてもらうから!!」
にこ 「ば、賠償なんて……できないにこ……」 ウルッ
真姫 「!」
花陽 (しかしそこはにこちゃんが大好きな真姫ちゃん。涙目のにこちゃんを見て思わず口にしてしまう)
真姫 「……どうしても許して欲しいなら」
にこ 「!」
真姫 「あなたの権利を私に渡しなさい」
穂乃果 「私に渡しなさいって……ダジャ」
海未 「穂乃果! 空気を読んでください!」
45: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:33:33.31 ID:E82sFkHu
にこ 「それって……」
真姫 「にこちゃん、私と付き合ってくれないかしら」
にこ 「真姫……!」
真姫 「著作権と同じく、あなたの権利も私が守るから」
花陽 「ピャァァァァ!/// 告白日和ですぅ!///」
凛 「なんてものを見せてくれたにゃ。時間返せー!!」
にこ 「……よろしく、真姫///」
真姫 「……こちらこそよろしくね、にこちゃん///」
真姫 (予想外の展開だったけど、結果オーライね……良かった♪)
―
―――
―――――
真姫 「にこちゃん、私と付き合ってくれないかしら」
にこ 「真姫……!」
真姫 「著作権と同じく、あなたの権利も私が守るから」
花陽 「ピャァァァァ!/// 告白日和ですぅ!///」
凛 「なんてものを見せてくれたにゃ。時間返せー!!」
にこ 「……よろしく、真姫///」
真姫 「……こちらこそよろしくね、にこちゃん///」
真姫 (予想外の展開だったけど、結果オーライね……良かった♪)
―
―――
―――――
46: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:34:54.86 ID:E82sFkHu
海未 「どうです、素敵なssでしょ」
にこ 「……ちなみにテーマは?」
海未 「※『著作権制度の日』です」
にこ 「いい加減にしなさいよ!?」
海未 「今日7月22日ですし」
※ 1899年のこの日、日本で「著作権法」が制定され、著作権制度が創設された。それ以前から「版権法」により書籍についてのみ著作権の制度があったが、「著作権法」により全ての著作物についての著作権の制度が創設されたのである。
にこ 「……ちなみにテーマは?」
海未 「※『著作権制度の日』です」
にこ 「いい加減にしなさいよ!?」
海未 「今日7月22日ですし」
※ 1899年のこの日、日本で「著作権法」が制定され、著作権制度が創設された。それ以前から「版権法」により書籍についてのみ著作権の制度があったが、「著作権法」により全ての著作物についての著作権の制度が創設されたのである。
47: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:37:38.02 ID:E82sFkHu
海未 「記念日のネタをうまく取り入れつつ、素晴らしいにこまきを書けたと思いましたが……」
にこ 「だからその記念日が要らないのよ!? 私の誕生日ってだけで十分な要素じゃない!?」
海未 「もはやクレイマーじゃなくて姑ですね。ほこりがまだありますわよ? って言ってくる」
にこ 「ほこりより私の誇りを返せっ!! イチイチ意味の分からない告白で喜んじゃってる私がアホみたいでしょ!?」
海未 「まぁでも落ち着いてください。誕生日プレゼントはこれからですから」
にこ 「……というと?」
にこ 「だからその記念日が要らないのよ!? 私の誕生日ってだけで十分な要素じゃない!?」
海未 「もはやクレイマーじゃなくて姑ですね。ほこりがまだありますわよ? って言ってくる」
にこ 「ほこりより私の誇りを返せっ!! イチイチ意味の分からない告白で喜んじゃってる私がアホみたいでしょ!?」
海未 「まぁでも落ち着いてください。誕生日プレゼントはこれからですから」
にこ 「……というと?」
48: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:38:58.87 ID:E82sFkHu
海未 「今からあと一本だけ書きます。今度こそは真面目です」
にこ 「今までの流れだと信じられないけど……」
海未 「なら何の記念日のネタを入れるか最初から言ってしまいましょう。海の日です」
にこ 「いや結局記念日ネタ入れるんかい! ……で? 次のカップリングは私と誰なの?」
海未 「……ですよ」 ボソッ
にこ 「えっ? ごめん聞こえなかったからもう一回!」
海未 「にこと……私、園田海未ですよ」
―――――
―――
―
にこ 「今までの流れだと信じられないけど……」
海未 「なら何の記念日のネタを入れるか最初から言ってしまいましょう。海の日です」
にこ 「いや結局記念日ネタ入れるんかい! ……で? 次のカップリングは私と誰なの?」
海未 「……ですよ」 ボソッ
にこ 「えっ? ごめん聞こえなかったからもう一回!」
海未 「にこと……私、園田海未ですよ」
―――――
―――
―
49: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:57:31.56 ID:E82sFkHu
バシャン
バシャン
海未 「……」
にこ 「……」
海未 「波の音が心地良いですね」
にこ 「……そうね」
海未 「……」
にこ 「海未、麦わら帽子似合ってるわよ」
海未 「……ありがとうございます」
バシャン
海未 「……」
にこ 「……」
海未 「波の音が心地良いですね」
にこ 「……そうね」
海未 「……」
にこ 「海未、麦わら帽子似合ってるわよ」
海未 「……ありがとうございます」
50: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 00:58:26.00 ID:E82sFkHu
にこ 「……」
海未 「……」
海未 (気持ちとはいつも伝わってるようで、伝わってないもの。にこは意外に鋭くて、私の気持ちをよく分かってくれます)
海未 (でも……)
海未 「にこ、海未は好きですか?」
にこ 「ええ、海は好きよ」
海未 「……ふふ、そうですか」
海未 (鈍いのですね……)
海未 「……」
海未 (気持ちとはいつも伝わってるようで、伝わってないもの。にこは意外に鋭くて、私の気持ちをよく分かってくれます)
海未 (でも……)
海未 「にこ、海未は好きですか?」
にこ 「ええ、海は好きよ」
海未 「……ふふ、そうですか」
海未 (鈍いのですね……)
51: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 01:32:35.35 ID:E82sFkHu
にこ 「?」
海未 「……」
にこ 「どうしたの? 大丈夫? 海未?」
海未 (少し表情が暗くなっていたでしょうか……心配させないようにしないと)
海未 「はい、大丈夫ですよ。なんでもありません」 ニコッ
にこ 「なら良いけど……」
海未 「……」
にこ 「……」
海未 「……」
にこ 「どうしたの? 大丈夫? 海未?」
海未 (少し表情が暗くなっていたでしょうか……心配させないようにしないと)
海未 「はい、大丈夫ですよ。なんでもありません」 ニコッ
にこ 「なら良いけど……」
海未 「……」
にこ 「……」
52: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 01:33:40.44 ID:E82sFkHu
海未 「海、綺麗ですね」
にこ 「そうね」
海未 「……」
にこ 「自画自賛?」
海未 「はい?」
海未 「……」
海未 「……」
海未 「っ!?///」 ボフッ
にこ 「そうね」
海未 「……」
にこ 「自画自賛?」
海未 「はい?」
海未 「……」
海未 「……」
海未 「っ!?///」 ボフッ
53: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 01:34:38.48 ID:E82sFkHu
海未 「い、今のは、ちが、違くて……!/// 青い海のことを言ってたんです! 決して自惚れなんかじゃ……!///」
にこ 「ふふ、冗談よ。分かってるわ」
海未 「に……にこっ! 人をからかうものじゃありません!///」
にこ 「あはは……ごめんね、海未。だから拗ねないで」
海未 「もう、しばらくは立ち直れません……」 ショボーン
にこ 「ええっ!? そんなに!?」
海未 「……はい」
にこ 「ふふ、冗談よ。分かってるわ」
海未 「に……にこっ! 人をからかうものじゃありません!///」
にこ 「あはは……ごめんね、海未。だから拗ねないで」
海未 「もう、しばらくは立ち直れません……」 ショボーン
にこ 「ええっ!? そんなに!?」
海未 「……はい」
54: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 01:36:12.81 ID:E82sFkHu
バシャン
バシャン
にこ 「……」
海未 「……」
にこ 「海未って真面目なようで面白いわよね」
海未 「バカにしてます……?」
にこ 「褒めてるのよ」
海未 「本当ですか?」
にこ 「ええ。海未は真面目だけど、つまらないわけじゃなくて、表情は豊かだし天然だし……面白いわよねっていう話」
バシャン
にこ 「……」
海未 「……」
にこ 「海未って真面目なようで面白いわよね」
海未 「バカにしてます……?」
にこ 「褒めてるのよ」
海未 「本当ですか?」
にこ 「ええ。海未は真面目だけど、つまらないわけじゃなくて、表情は豊かだし天然だし……面白いわよねっていう話」
55: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 01:37:44.30 ID:E82sFkHu
海未 「本当に褒めてるのですか?」
にこ 「そう言ってるじゃない」
海未 「……」
にこ 「……」
海未 「……なら少しだけ、嬉しいです」
にこ 「褒められたいなら頭撫でてあげようか?」
海未 「そこまで褒めて欲しいわけじゃないです!!」
にこ 「そう言ってるじゃない」
海未 「……」
にこ 「……」
海未 「……なら少しだけ、嬉しいです」
にこ 「褒められたいなら頭撫でてあげようか?」
海未 「そこまで褒めて欲しいわけじゃないです!!」
56: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 01:55:20.68 ID:E82sFkHu
にこ 「……」
海未 「……」
にこ 「なんだかさ、海って叫びたくなるわよね」
海未 「海のバカヤロー! って感じですか?」
にこ 「かもね」
海未 「……私からすると良い気分じゃないですね」
にこ 「あっ、名前が一緒だから?」
海未 「ええ。私が叫ばれてるみたいです」
海未 「……」
にこ 「なんだかさ、海って叫びたくなるわよね」
海未 「海のバカヤロー! って感じですか?」
にこ 「かもね」
海未 「……私からすると良い気分じゃないですね」
にこ 「あっ、名前が一緒だから?」
海未 「ええ。私が叫ばれてるみたいです」
57: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 01:56:12.45 ID:E82sFkHu
にこ 「……」
海未 「……」
にこ 「でも、それでも私は叫びたくなるわ。海」
海未 「……そうですか」
にこ 「言ったでしょ、海は好きなの。だから海大好きよー! って叫びたいの」
海未 「……そうですか///」 カァァ
にこ 「なんであんたが照れてるのよ」
海未 「……」
にこ 「でも、それでも私は叫びたくなるわ。海」
海未 「……そうですか」
にこ 「言ったでしょ、海は好きなの。だから海大好きよー! って叫びたいの」
海未 「……そうですか///」 カァァ
にこ 「なんであんたが照れてるのよ」
58: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 01:56:55.59 ID:E82sFkHu
バシャン
バシャン
海未 「波の音が大きいですね」
にこ 「なら負けないくらい大声で叫んでやるわ」
にこ 「海大好きよーーーーー!!」
海未 「///」
にこ 「ほら、次はあんたの番よ。綺麗な海に叫んでおきなさい」
海未 「……分かりました。では早速」
バシャン
海未 「波の音が大きいですね」
にこ 「なら負けないくらい大声で叫んでやるわ」
にこ 「海大好きよーーーーー!!」
海未 「///」
にこ 「ほら、次はあんたの番よ。綺麗な海に叫んでおきなさい」
海未 「……分かりました。では早速」
59: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 01:58:53.67 ID:E82sFkHu
海未 「に」
バシャン
バシャン
海未 「……です!」
にこ (波の音で聞こえなかったわ……)
にこ (でも最初『う』じゃなかったわよね? なんて言ったのかしら?)
にこ 「……」
海未 「……」
にこ 「それにしても、海未らしくないわよね」
海未 「なにがです?」
バシャン
バシャン
海未 「……です!」
にこ (波の音で聞こえなかったわ……)
にこ (でも最初『う』じゃなかったわよね? なんて言ったのかしら?)
にこ 「……」
海未 「……」
にこ 「それにしても、海未らしくないわよね」
海未 「なにがです?」
60: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 02:00:24.01 ID:E82sFkHu
にこ 「たまたま練習休みの日に予定が空いてたからって、私を誘って二人で海に行こうなんて」
海未 「……私らしくないですか」
にこ 「あ、いやさ、いつもは穂乃果たちといるイメージだったから少し意外かなって」
海未 「穂乃果もことりも、大切な幼馴染です。ただ、今回は幼馴染とはまた違った想いを抱えて来てるので」
にこ 「幼馴染とはまた違った思い?」
海未 「……にこのことですよ」
にこ 「?」
海未 「……私らしくないですか」
にこ 「あ、いやさ、いつもは穂乃果たちといるイメージだったから少し意外かなって」
海未 「穂乃果もことりも、大切な幼馴染です。ただ、今回は幼馴染とはまた違った想いを抱えて来てるので」
にこ 「幼馴染とはまた違った思い?」
海未 「……にこのことですよ」
にこ 「?」
61: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 02:01:29.55 ID:E82sFkHu
海未 「……そろそろ帰りましょうか」
にこ 「えっ」
海未 「もう夕方になってしまいました」
にこ 「あ、本当だ……」
海未 「夕焼けに染まった空と海、なんだか綺麗ですね……」
にこ 「でも」
海未 「?」
にこ (なんだかこの風景は、綺麗だなっていう気持ちもあったけど、それよりもなんだか切なくて……)
にこ (今日がこのまま終わってしまうことがなんだかとてもつらく感じた)
にこ (伝えたいことは今伝えなくちゃ)
にこ 「えっ」
海未 「もう夕方になってしまいました」
にこ 「あ、本当だ……」
海未 「夕焼けに染まった空と海、なんだか綺麗ですね……」
にこ 「でも」
海未 「?」
にこ (なんだかこの風景は、綺麗だなっていう気持ちもあったけど、それよりもなんだか切なくて……)
にこ (今日がこのまま終わってしまうことがなんだかとてもつらく感じた)
にこ (伝えたいことは今伝えなくちゃ)
62: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 02:02:26.73 ID:E82sFkHu
にこ 「空よりも、海よりも、夕焼けに照らされた海未の横顔が、私にとっては最高よ」
海未 「……」
にこ 「なんてね」
海未 「///」 ボフッ
にこ 「海未、これからも」
海未 「!」
にこ 「よろしくね」 ニコッ
―
―――
―――――
海未 「……」
にこ 「なんてね」
海未 「///」 ボフッ
にこ 「海未、これからも」
海未 「!」
にこ 「よろしくね」 ニコッ
―
―――
―――――
63: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 02:03:53.06 ID:E82sFkHu
海未 「……私は、その夕焼けに染まった大好きな人の笑顔を見て、やっぱり自分がその人を好きなことを実感しました」
にこ 「……」
海未 「なんて、終わり方はどうでしょうか?」 ニコッ
にこ 「……ねぇ、海未、これは創作なのよね?」
海未 「当然じゃないですか。私とにこ、二人きりで海に行ったことなんてないですし」
にこ 「……」
海未 「なんて、終わり方はどうでしょうか?」 ニコッ
にこ 「……ねぇ、海未、これは創作なのよね?」
海未 「当然じゃないですか。私とにこ、二人きりで海に行ったことなんてないですし」
64: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 02:04:42.22 ID:E82sFkHu
にこ 「……」
にこ (そうじゃなくて……その表情……そして私のこの胸を締め付ける……多分切なさは……)
にこ (これは本物なんじゃ……。ねぇ、海未、なんでそんな寂しそうな顔をするの?)
にこ 「……」
海未 「いつか」
にこ 「!」
海未 「いつか返事をください。それまでは待っていますよ?」
にこ 「それって……」
にこ (そうじゃなくて……その表情……そして私のこの胸を締め付ける……多分切なさは……)
にこ (これは本物なんじゃ……。ねぇ、海未、なんでそんな寂しそうな顔をするの?)
にこ 「……」
海未 「いつか」
にこ 「!」
海未 「いつか返事をください。それまでは待っていますよ?」
にこ 「それって……」
65: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 02:06:11.35 ID:E82sFkHu
ギュッ
海未 「ほら手を繋いでください。行く場所があります」
にこ 「えっ、どこに!?」
海未 「言ったでしょ。誕生日プレゼントはこれからだって」
にこ 「でもssはあと一本だけって」
海未 「みんな待ってます」 サッ
にこ 「ちょ、ちょっと待ってよ!」
タタ
タタ
タタ
タタ
海未 「ほら手を繋いでください。行く場所があります」
にこ 「えっ、どこに!?」
海未 「言ったでしょ。誕生日プレゼントはこれからだって」
にこ 「でもssはあと一本だけって」
海未 「みんな待ってます」 サッ
にこ 「ちょ、ちょっと待ってよ!」
タタ
タタ
タタ
タタ
66: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 02:07:19.04 ID:E82sFkHu
にこ 「はぁ……はぁ……はぁ……どういうつもりよ」
海未 「にこが誕生日なのに、みんなが帰るはずがないでしょう。私は時間稼ぎを任されただけです」
にこ 「時間稼ぎ?」
海未 「ええ、ほら扉を開けてください!」
にこ 「わ、分かったわよ」
海未 「……でも返事を待ってるのは本当ですからね、にこ」 ボソッ
にこ 「この扉の先に何があるって言うのよ」
ガチャ
海未 「にこが誕生日なのに、みんなが帰るはずがないでしょう。私は時間稼ぎを任されただけです」
にこ 「時間稼ぎ?」
海未 「ええ、ほら扉を開けてください!」
にこ 「わ、分かったわよ」
海未 「……でも返事を待ってるのは本当ですからね、にこ」 ボソッ
にこ 「この扉の先に何があるって言うのよ」
ガチャ
67: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 02:09:03.43 ID:E82sFkHu
にこ 「……!」
にこ 「え、みんな……」
「「お誕生日おめでとう!!」」
にこ 「ふん……にこのためにここまでセッティングするなんて、なかなかやるじゃない」
にこ 「みんな、ありがとう!」 グスッ
おわり
にこ 「え、みんな……」
「「お誕生日おめでとう!!」」
にこ 「ふん……にこのためにここまでセッティングするなんて、なかなかやるじゃない」
にこ 「みんな、ありがとう!」 グスッ
おわり
68: (やわらか銀行) 2021/07/23(金) 02:14:53.38 ID:E82sFkHu
ありがとうございました!
にこちゃん誕生日おめでとうございます!!
なんと奇跡か、海の日とにこちゃんの誕生日が重なったのでうみにこssを書かせてもらいました。日付超えたのは反省。
前作
歩夢 「ねぇ侑ちゃん、覚え……」 侑 「歩夢?」
前々作
せつ菜 「しりとりを強制的に終わらせる果林さん」
にこちゃん誕生日おめでとうございます!!
なんと奇跡か、海の日とにこちゃんの誕生日が重なったのでうみにこssを書かせてもらいました。日付超えたのは反省。
前作
歩夢 「ねぇ侑ちゃん、覚え……」 侑 「歩夢?」
【SS】歩夢 「ねぇ侑ちゃん、覚え……」 侑 「歩夢?」【ラブライブ!虹ヶ咲】
歩夢 「……」
歩夢 (何を言うのかを忘れてしまった……!)
侑 「……?」
侑 (どうしたんだろう、歩夢……今のっていつものやつだよね)
侑 (もしかして「私は覚えてるけど侑ちゃんはもちろん覚えてるよね? 当ててよ」ってこと!?)
侑 (私は試されてる……!)
前々作
せつ菜 「しりとりを強制的に終わらせる果林さん」
【SS】せつ菜 「しりとりを強制的に終わらせる果林さん」【ラブライブ!虹ヶ咲】
せつ菜 「侑さん! しりとりしませんか!!」
侑 「うん、いいよ!」
せつ菜 「リス!!!!」
侑 「スルメ!」
せつ菜 「メトロノーム!!!!」
侑 「無重力!」
せつ菜 「クリア!!!!」
果林 「朝香果林」
せつ菜 「えっ」
果林 「朝香果林」 ドヤッ
72: (たこやき) 2021/07/23(金) 10:36:21.36 ID:JU4GPOYg
乙、おめでとう?
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1626952231/