【SS】ルビィ「私のお姉ちゃん」【ラブライブ！サンシャイン!!】

ﾁｭﾝ…ﾁｭﾝ…

 

ダイヤ「…ルビィ。ルビィ、起きなさい」

ルビィ「…んみゅぅ…？」

ダイヤ「もう、朝ですわよ？」

ルビィ「……うにゅ……お姉ちゃん…？」

ダイヤ「おはようございます」ﾆｺｯ

 

ルビィ（ルビィには、お姉ちゃんがいます）

ルビィ（お姉ちゃんは、とっても美人で、綺麗です）

ダイルビ「「いただきます」」

 

ｶﾁｬﾝ!

ルビィ「あ…」

ｽｯ

ダイヤ「ルビィ、食事中に大きな音を立ててはいけませんわ」

ダイヤ「食事といえども、礼儀作法はしっかり身につけなければなりませんわよ」

ルビィ「ご、ごめんなさい、お姉ちゃん…」

 

ルビィ（お姉ちゃんは、とても礼儀作法に厳しいです）

ルビィ（食事中でも、ルビィに厳しく注意します）

～通学路～

 

「お嬢さん、おはようございます」

「ダイヤちゃん、おはよう。大きくなったわねぇ」

ダイヤ「おはようございます」ﾆｺｯ

 

ルビィ（お姉ちゃんは、とっても礼儀正しいです）

ルビィ（道行く人がお姉ちゃんに挨拶して、お姉ちゃんもきちんと挨拶して）

ルビィ（後ろをついていくルビィは、ちょっとだけ誇らしくなります）

～生徒会室～

 

ダイヤ「……」ｶｷｶｷ

ダイヤ「……」ｶﾀｶﾀ

 

ｺｿｯ

ルビィ「……」

 

ルビィ（お姉ちゃんは、とても真面目です）

ルビィ（生徒会は、お姉ちゃんひとりしかいないので、いつも仕事が大変そうです）

ルビィ（こっそり生徒会室を覗くと、いつもお姉ちゃんは、黙々と仕事をしています）

～屋上～

 

ダイヤ「ワン！ツー！スリー！フォー！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

ダイヤ「ファイブ！シックス！セブン！エイト！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

ダイヤ「――ストップ！　ルビィ、今のステップ、ひとりだけ遅れてますわよ！」

ルビィ「ご、ごめんなさい、お姉ちゃん…」

ダイヤ「貴方だけ、もう一度やってごらんなさい」

ルビィ「は、はい…！」

 

ルビィ（お姉ちゃんは、ルビィにとても厳しいです）

ルビィ（ちょっぴり、そんなお姉ちゃんが怖く思えてしまうこともあります）

果南「それじゃあ、次は腕立て30回、3セットね！」

 

ダイヤ「くっ…う…」

果南「ダイヤ、大丈夫？」

鞠莉「ダイヤは体力ないからね～。降参したら？」

ダイヤ「なんの…これしき…」

ダイヤ「みなさんが…頑張っているのですから…私だって…」ｸﾞｸﾞｸﾞ…

ダイヤ「……30！」

果南「おー、ダイヤ、頑張ったね」

千歌「ダイヤさん、すごーい！」

 

ルビィ（お姉ちゃんは、自分にもとても厳しいです）

ルビィ（弱音を吐かずに、自分の力でいつも頑張ろうとします）

～部室～

 

千歌「ルビィちゃん、お誕生日おめでとう～！」

ルビィ「あ、ありがとうございます、みなさん…///」

梨子「おととい、私の誕生日パーティーをやったばかりなのに…」ｸｽ

曜「気にしない気にしない！　ルビィちゃんも盛大に祝わなきゃ！」

鞠莉「そうそう、どうせならパーッと毎日レッツパーティーするのはどう！？」

果南「それはやりすぎ…」

花丸「はい、ルビィちゃん、マルからのプレゼントずら♪」

善子「ふっ、ヨハネからも魔界より召還したルシファーの手土産を…」

ルビィ「ありがとう、みんな…♪///」

 

ダイヤ「……」ｸｽｯ

ルビィ（みんなが部室でパーティーを開いてくれて）

ルビィ（みんなからプレゼントをもらえて、ルビィ、とっても嬉しかったです！）

 

ルビィ（お姉ちゃんは、そんなみんなの様子を、微笑ましく見守っていました）

 

ルビィ（だけど…）

ルビィ（お姉ちゃんからの、プレゼントは…ありませんでした）

～帰り道～

 

ルビィ「……」

ダイヤ「……」

ルビィ「あ、あの、お姉ちゃん…」

ダイヤ「…なんですの？」

ルビィ「きょ、今日は…楽しかったね！」

ダイヤ「ええ…」

ダイヤ「皆さん、本当に…いい子たちですわね」

ルビィ「……」

 

ルビィ（お姉ちゃんの後ろ姿は、とっても綺麗です）

ルビィ（さらさらの長い黒髪は、ルビィの憧れで…）

ルビィ（でも…今日は、ちょっとだけ、遠くに見えます）

～黒澤家　風呂場～

 

ｶﾎﾟﾝ

ダイヤ「……」

ルビィ「……」

ダイヤ「…ルビィ。宿題は終わりましたの？」

ルビィ「え？　ま、まだ…」

ダイヤ「夕食の前には、終わらせなければなりませんよ」

ルビィ「う、うん…」

ｻﾞﾊﾞｯ

ダイヤ「…私、お先に上がりますわ」

ダイヤ「宿題が終わったら、話がありますので…私の部屋まで来なさい」

ルビィ「は、はい…」

 

ルビィ（お姉ちゃんは、やっぱり厳しいです）

ルビィ（ルビィの、お誕生日でも…）

～ダイヤの部屋～

 

ルビィ「お、お姉ちゃん…」

ダイヤ「…そこに、お座りなさい」

ルビィ「はい…」

ﾁｮｺﾝ

ダイヤ「…」ｺﾞﾎﾝ

ダイヤ「…悪かったですわ、ルビィ」

ルビィ「…え？」

ダイヤ「ついさっき、届きましたの」

ｽｯ

ルビィ「…！」

ルビィ（お姉ちゃんが、差し出したのは――）

ルビィ（綺麗なラッピングがされた、箱）

 

ダイヤ「ルビィ。お誕生日、おめでとうございます」

ﾆｺｯ

 

ルビィ「お、お姉ちゃん…！」

ダイヤ「本当は、昼間、皆さんと一緒に渡したかったのですが…」

ダイヤ「取り寄せるのに、時間がかかってしまって」

ルビィ「ありがとう…あ、開けてもいい！？」

ダイヤ「勿論ですわ」

ｶﾞｻｺﾞｿ

ルビィ「…！！　こ、これ！？」

ルビィ「μ'sの…ライブコレクションBlu-ray Box！？」

ダイヤ「貴方、ずっと欲しがっていたでしょう？」

ルビィ「あ、ありがとう…！　ありがとう、お姉ちゃん…！」

ルビィ「ルビィ、すっごく嬉しい…！　宝物にするね…！」ﾎﾟﾛｯ

ダイヤ「まったく…大げさですわね」ﾌﾌｯ

ルビィ（ルビィのお姉ちゃんは、とても真面目で、厳しいです）

ルビィ（ルビィは、そんなお姉ちゃんに、いつも怒られてばかりです）

ルビィ（だけど…）

 

ダイヤ「さ、ルビィ」

ｽｯ

ルビィ「え…」

ルビィ「これ…ラブライブレード…」

ダイヤ「せっかくですから」

ダイヤ「一緒に、見ましょう？」ﾆｺｯ

ルビィ「……！！」

ダイヤ「2年ぶり…ですわね。貴方と一緒に、μ'sのライブを見るのは」

ルビィ「うん…！　うん…！」

ルビィ「ありがとう…！　お姉ちゃん！」

 

ルビィ（だけど…）

ルビィ（お姉ちゃんは、とっても、とっても優しいです）

ルビィ（真面目で、厳しくて、綺麗で、優しいお姉ちゃんのことが…）

ルビィ（ルビィは、世界で一番、大好きです！）

～おまけ～

 

＜～♪

ダイルビ「「ﾊｰｲﾊｰｲﾊｲﾊｲﾊｲﾊｲ!!!!」」

 

ルビィ（そのあと滅茶苦茶コールしました）

ルビィ（そして…）

 

母様「いくら誕生日とはいえ黒澤家の令嬢たるもの節度というものが…」ｶﾞﾐｶﾞﾐ

ダイヤ「」ｼｭﾝ

ルビィ「」ｼｭﾝ

 

ルビィ（盛り上がりすぎて、お母様にたっぷり怒られちゃいました）

ルビィ（だけど…とっても楽しい、お誕生日でした♪）

 

 

おしまい

仲良し姉妹大好きです(´・ω・｀)
そして誕生日なのにどっちかというとお姉ちゃん中心の話になってしまった
お誕生日おめでとうルビィちゃん！！