【SS】絵里「活動を認めてほしいのなら……わかるわね？」海未「くっ……」

絵里「生徒会の役員が不真面目な子が多くて困ってたのよ、あなたならやってくれると思っていたわ❤」

海未「どうしてこんなことに……?」

海未「あの、生徒会長……部の予算とかあまり他人に知らせてはいけないことが書いてあるのでは……」

絵里「それもそうね……ま、あんまり気にしなくていいわよ」

海未「適当なのですね……」

絵里「そうよ。私は適当なの」

絵里「だから！今からでもしっかりしているあなたに生徒会に加入してほしいの！」

海未「今でも部活を掛け持ちしている身ですので……すみません」

絵里「?」

海未「どうして3人のうちの私なのですか？」

絵里「え？」

海未「穂乃果……はダメだとしても、ことりでも良かったと思うのですが」

絵里「顔が良かったから」

海未「えっ」

絵里「綺麗な人が側にいるとやる気が出るのよ。ほらみて、あんなにあった書類がもう無くなった」

海未「私、来る必要ありましたか？」

絵里「私が一人でもできたかどうかはさておき、園田さんが弓道部で所属してるのにアイドルだなんてできるの！？って不安になったからちょっと試したのよ」

海未「私のこと、知っていたのですね」

絵里「去年の新人大会で優勝したの、会場で見たわ。それ以降あなたのファンよ」

海未「あ、ありがとうございます……///」

海未「生徒会長はスクールアイドルの活動をどうして嫌がっているのですか？」

絵里「前にも言ったけれど残りの学校生活を楽しんでほしいからよ。あなたは2年生なんだから」

海未「やりたくなったからやっているのですよ」

絵里「色々な理由が絡み合ってるのよ」

海未「適当言わないでください」

絵里「うふふ」

絵里「アイドル活動については渋々といった感じだけれど、もし……」

海未「？」

絵里「もし、園田さんがふりふりのアイドル衣装を着て、かわいいダンスを踊って、更には投げキッスまでしてくれたら多分応援するわ」

海未「な、何をいってるんですか///」

絵里「ていうか推しになると思うの」

海未「お、推し……私のファン……///」

絵里「そういうわけだから、ファンのために頑張ってね」

海未「う、うぅ……///」

絵里「あと仕事が落ち着くまで毎日生徒会に来ること。なんならここに座ってるだけで役に立つから」

この後海未ちゃんはファンのために短いスカートを頑張って着たそうな

おわり

えりうみはいいぞ