1: 2016/07/02(土) 00:49:07.48
穂乃果「こないだね、見ちゃったんだよ。」
海未「何をですか?」
海未「何をですか?」
2: 2016/07/02(土) 00:52:01.20
穂乃果「近所に幽霊が出るって噂の廃墟があるでしょ?」
海未「都会の東京にそんな所ありました?」
穂乃果「とにかくあるんだよ。」
海未「そうですか。あるんですね。どこにあるんですか?」
穂乃果「そんな事はどうでもよくって。」
海未「いや、この話の信憑性に関わってきますよ?」
海未「都会の東京にそんな所ありました?」
穂乃果「とにかくあるんだよ。」
海未「そうですか。あるんですね。どこにあるんですか?」
穂乃果「そんな事はどうでもよくって。」
海未「いや、この話の信憑性に関わってきますよ?」
3: 2016/07/02(土) 00:58:35.87
穂乃果「そこはね、昔学校だったんだけどね生徒が集まらなくて
廃校になっちゃっだって。」
海未「なんだか他人事には聞こえませんね。」
穂乃果「昔はね生徒で賑わっていたらしいけどね。」
海未「寂しいですが少子化ですからね。」
穂乃果「」
廃校になっちゃっだって。」
海未「なんだか他人事には聞こえませんね。」
穂乃果「昔はね生徒で賑わっていたらしいけどね。」
海未「寂しいですが少子化ですからね。」
穂乃果「」
4: 2016/07/02(土) 01:03:40.15
穂乃果「いや、先生が生徒にセクハラしたとかで騒ぎになったんだって。」
海未「恐怖のハードルが駄々下がりなんですけど。」
穂乃果「でも、事実だから。」
海未「しかし、こう言ってはなんですがそれだけで廃校になってしまうのですかね。」
穂乃果「うん、予備校なんて替えはいくらでもあるからね。」
海未「予備校?え、予備校なんですか?貴女は予備校を学校と言うんですか?」
海未「恐怖のハードルが駄々下がりなんですけど。」
穂乃果「でも、事実だから。」
海未「しかし、こう言ってはなんですがそれだけで廃校になってしまうのですかね。」
穂乃果「うん、予備校なんて替えはいくらでもあるからね。」
海未「予備校?え、予備校なんですか?貴女は予備校を学校と言うんですか?」
5: 2016/07/02(土) 01:08:56.45
穂乃果「別に高校や中学校なんて言ってないよ。」
海未「いや、もう一気に私が想像の想像が変わりました。」
穂乃果「それでも、ほぼ廃墟だからね。雰囲気あるからね。」
海未「ほぼ?ほぼってなんですか?本当に廃墟なんですか?」
穂乃果「廃墟だよ。雰囲気は」
海未「雰囲気は?いや、もうそれだと全然話が変わってきますからね。」
海未「いや、もう一気に私が想像の想像が変わりました。」
穂乃果「それでも、ほぼ廃墟だからね。雰囲気あるからね。」
海未「ほぼ?ほぼってなんですか?本当に廃墟なんですか?」
穂乃果「廃墟だよ。雰囲気は」
海未「雰囲気は?いや、もうそれだと全然話が変わってきますからね。」
6: 2016/07/02(土) 01:12:31.91
穂乃果「も~、話が進まないよ。」
海未「私が悪いのですか?」
穂乃果「とりあえず、穂乃果はその噂を聞いて気になって
行くことにしたんだよ。」
海未「しかし、よく行きますね。」
穂乃果「もう、入口からして雰囲気あるからね。」
海未「あなた、雰囲気で誤魔化そうとしてません?」
海未「私が悪いのですか?」
穂乃果「とりあえず、穂乃果はその噂を聞いて気になって
行くことにしたんだよ。」
海未「しかし、よく行きますね。」
穂乃果「もう、入口からして雰囲気あるからね。」
海未「あなた、雰囲気で誤魔化そうとしてません?」
7: 2016/07/02(土) 01:23:21.30
穂乃果「してないよ。も~いちいち茶々いれないでよ。
…ん?ちゃち?ちゃちゃ?どっちだっけ?」
海未「あなたこそ先程から話を進める気ないでしょう?」
穂乃果「そんな事ないよ。とにかく、勇気を出して入口のドアを
開けたんだよ。でも、なかなか開かないの。」
海未「やっと、それっぽくなってきました。」
穂乃果「でも、そりゃそうなんだよね。その扉ね引戸じゃなくて押戸の
ドアだったの。珍しいよね。普通入口は引戸だよね。」
…ん?ちゃち?ちゃちゃ?どっちだっけ?」
海未「あなたこそ先程から話を進める気ないでしょう?」
穂乃果「そんな事ないよ。とにかく、勇気を出して入口のドアを
開けたんだよ。でも、なかなか開かないの。」
海未「やっと、それっぽくなってきました。」
穂乃果「でも、そりゃそうなんだよね。その扉ね引戸じゃなくて押戸の
ドアだったの。珍しいよね。普通入口は引戸だよね。」
8: 2016/07/02(土) 01:29:05.44
海未「いや、もうそういうどうでもいい情報はいらないですから。」
穂乃果「そうかな~?とりあえず幽霊が出るって噂は3階だから
行こうと思ったの。そしたらね、何か聞こえるの。」
海未「幽霊の声ですかね?怖くなってきました。」
穂乃果「よく耳を澄ませてみるとねにゃ~って。」
海未「なんだ、猫だったんですか。」
穂乃果「そうかな~?とりあえず幽霊が出るって噂は3階だから
行こうと思ったの。そしたらね、何か聞こえるの。」
海未「幽霊の声ですかね?怖くなってきました。」
穂乃果「よく耳を澄ませてみるとねにゃ~って。」
海未「なんだ、猫だったんですか。」
9: 2016/07/02(土) 01:33:08.54
穂乃果「穂乃果、無駄にビックリしてちょっと頭にきたから
言ってやったんだ。凜ちゃん、静かにしててって。」
海未「えっ?凜?猫じゃなくて?」
穂乃果「うん。凜ちゃんも一緒に行ったからね。」
海未「何でそれを先に言わないのですか。」
穂乃果「それはどうでもいいよ。とりあえず、穂乃果達は
三階まで行こうと思ったんだけどエレベーター壊
れてるから階段で行ったの。」
言ってやったんだ。凜ちゃん、静かにしててって。」
海未「えっ?凜?猫じゃなくて?」
穂乃果「うん。凜ちゃんも一緒に行ったからね。」
海未「何でそれを先に言わないのですか。」
穂乃果「それはどうでもいいよ。とりあえず、穂乃果達は
三階まで行こうと思ったんだけどエレベーター壊
れてるから階段で行ったの。」
10: 2016/07/02(土) 01:37:51.54
穂乃果「一歩ずつ一歩ずつ怖いな~と思う気持ちを押し〇して
上がってったの。そしたらね、段々と足が重くなって
きて。」
海未「まさか、霊にとり憑かれたんじゃ?」
穂乃果「だからね、もう自分で歩いてよって絵里ちゃんに言ったの。」
海未「絵里?」
穂乃果「絵里ちゃんは入口の段階でビビって気絶してたから穂乃果が
おぶってたの。」
上がってったの。そしたらね、段々と足が重くなって
きて。」
海未「まさか、霊にとり憑かれたんじゃ?」
穂乃果「だからね、もう自分で歩いてよって絵里ちゃんに言ったの。」
海未「絵里?」
穂乃果「絵里ちゃんは入口の段階でビビって気絶してたから穂乃果が
おぶってたの。」
11: 2016/07/02(土) 01:43:09.13
海未「また、このパターンですか?まさか、他にもいたんじゃ?」
穂乃果「あと、ことりちゃんと花陽ちゃんと真姫ちゃんと希ちゃ
んとにこちゃん!」
海未「私以外全員じゃないですか。えっ、私は仲間はずれですか?」
穂乃果「違うよ。海未ちゃんの誕生日プレゼントを内緒で買いに行
った帰りだから…あっ!」
海未「言っちゃったじゃいですか!何でプレゼント買いに行った帰り
に心霊スポットなんか行くんですか?」
穂乃果「あと、ことりちゃんと花陽ちゃんと真姫ちゃんと希ちゃ
んとにこちゃん!」
海未「私以外全員じゃないですか。えっ、私は仲間はずれですか?」
穂乃果「違うよ。海未ちゃんの誕生日プレゼントを内緒で買いに行
った帰りだから…あっ!」
海未「言っちゃったじゃいですか!何でプレゼント買いに行った帰り
に心霊スポットなんか行くんですか?」
12: 2016/07/02(土) 01:45:17.19
穂乃果「ま~あの~お誕生おめでとう。」
海未「この流れで?」
穂乃果「とりあえずそんな事はどうでもよくって」
海未「そんな事?人の誕生日をそんな事?」
穂乃果「また後で祝うから。」
海未「いや、もういいです。」
穂乃果「今、拗ねないでよ。話が進まないよ。」
海未「この流れで?」
穂乃果「とりあえずそんな事はどうでもよくって」
海未「そんな事?人の誕生日をそんな事?」
穂乃果「また後で祝うから。」
海未「いや、もういいです。」
穂乃果「今、拗ねないでよ。話が進まないよ。」
13: 2016/07/02(土) 01:48:43.26
海未「なぜ、私が責められるのです?全然腑に落ちないのですが。」
穂乃果「とりあえず、絵里ちゃんを置いてきぼりにして3階まで
行ったんだ。」
海未「置いて行ったのですか?酷いですね。目が覚めたら大変ですよ?」
穂乃果「大丈夫。置き手紙してったから。たまたま色紙があったから。」
海未「その色紙って」
穂乃果「いや、何でもないよ。」
海未「悲しくなって来ました。」
穂乃果「とりあえず、絵里ちゃんを置いてきぼりにして3階まで
行ったんだ。」
海未「置いて行ったのですか?酷いですね。目が覚めたら大変ですよ?」
穂乃果「大丈夫。置き手紙してったから。たまたま色紙があったから。」
海未「その色紙って」
穂乃果「いや、何でもないよ。」
海未「悲しくなって来ました。」
14: 2016/07/02(土) 01:54:27.28
穂乃果「とりあえず3階に上がったら扉があってね横に○○組って
表札が掲げてあったの。」
海未「クラス分けでしょうか?それにしても○○組って講師の名前?」
穂乃果「凄い緊張したんだ。ドクッドクって」
海未「鼓動が高鳴っているんですね。」
穂乃果「そしたら、ことりちゃんがもしもしって。」
表札が掲げてあったの。」
海未「クラス分けでしょうか?それにしても○○組って講師の名前?」
穂乃果「凄い緊張したんだ。ドクッドクって」
海未「鼓動が高鳴っているんですね。」
穂乃果「そしたら、ことりちゃんがもしもしって。」
15: 2016/07/02(土) 01:57:15.76
海未「え?このタイミングで。」
穂乃果「ドクドクって言うのはことりちゃんの携帯の着信音だよ。」
海未「そんな着信音がありますか!」
穂乃果「実際あったんだ。とりあえず、ことりちゃんが電話終わったてから
扉を開けたの。そしたらね…」
海未「何かあったんですね?」
穂乃果「ドクドクって言うのはことりちゃんの携帯の着信音だよ。」
海未「そんな着信音がありますか!」
穂乃果「実際あったんだ。とりあえず、ことりちゃんが電話終わったてから
扉を開けたの。そしたらね…」
海未「何かあったんですね?」
16: 2016/07/02(土) 02:04:09.29
穂乃果「いかついおじさん達が数人いてねこっちを恨めしそう
に睨むの。 」
海未「いかついおじさんに○○組って完全にそっちの人じゃないですか。
完全にその人たちの事務所じゃないですか。廃墟じゃないじゃない
ですか。」
穂乃果「だから、ほぼって言ったじゃん。とりあえずね、そのおじさん達
穂乃果達に対しておんどりゃ~て言うからさそこはウラメシヤ
でしょって言ってやったんだ。」
海未「いや、おんどりゃ~で合ってますから。凄いですね。あなた、勇気
ありますね。」
穂乃果「いや~、何語ともファイトだよ!!」
に睨むの。 」
海未「いかついおじさんに○○組って完全にそっちの人じゃないですか。
完全にその人たちの事務所じゃないですか。廃墟じゃないじゃない
ですか。」
穂乃果「だから、ほぼって言ったじゃん。とりあえずね、そのおじさん達
穂乃果達に対しておんどりゃ~て言うからさそこはウラメシヤ
でしょって言ってやったんだ。」
海未「いや、おんどりゃ~で合ってますから。凄いですね。あなた、勇気
ありますね。」
穂乃果「いや~、何語ともファイトだよ!!」
17: 2016/07/02(土) 02:07:40.65
穂乃果「それでね、穂乃果その人達を良くみたらねないんだ。」
海未「え?…やっぱり幽霊だったのですか?」
穂乃果「指が。」
海未「いや、もうやめてください。別の意味で怖いです。」
穂乃果「もう穂乃果達怖くなっちゃって一階まで急いで逃げたの。」
海未「え?…やっぱり幽霊だったのですか?」
穂乃果「指が。」
海未「いや、もうやめてください。別の意味で怖いです。」
穂乃果「もう穂乃果達怖くなっちゃって一階まで急いで逃げたの。」
18: 2016/07/02(土) 02:10:13.91
穂乃果「追っかけて来たらどうしようって思いながらね。
そしたら、なかなか玄関のドアが開かないし。」
海未「押し引き逆ですからね。学習能力ないのですか。」
穂乃果「やっと開いたと思って逃げ切ったの。」
海未「危うくあなた達が幽霊になるとこでしたね。」
そしたら、なかなか玄関のドアが開かないし。」
海未「押し引き逆ですからね。学習能力ないのですか。」
穂乃果「やっと開いたと思って逃げ切ったの。」
海未「危うくあなた達が幽霊になるとこでしたね。」
19: 2016/07/02(土) 02:12:16.70
穂乃果「逃げきったら笑えてきちゃって皆で笑ってたら凜ちゃんが」
凜ちゃん「あれ、人数がおかしいよって」
海未「まさか、ここにきて幽霊が憑いてきたとか」
凜ちゃん「あれ、人数がおかしいよって」
海未「まさか、ここにきて幽霊が憑いてきたとか」
20: 2016/07/02(土) 02:14:17.41
穂乃果「それが穂乃果、絵里ちゃんを置いて来ちゃったんだよね。あはは」
海未「いや、笑い事じゃないですから。」
穂乃果「いや、絵里ちゃんも無事一人で帰って来たよ。」
海未「そうですか。よかったです。」
穂乃果「しばらくの間ハラショーしか言えなかったけど」
海未「いや、笑い事じゃないですから。」
穂乃果「いや、絵里ちゃんも無事一人で帰って来たよ。」
海未「そうですか。よかったです。」
穂乃果「しばらくの間ハラショーしか言えなかったけど」
21: 2016/07/02(土) 02:16:51.41
海未「…それで、穂乃果は結局何をみたんですか?」
穂乃果「うん。絵里ちゃんが鬼に変わるところだよ。」
海未「…それで、今正座してるのですね。」
穂乃果「うん。」
海未「まったく、反省中なのにベラベラと。しかし、
何事もなくて良かったです。」
穂乃果「うん。絵里ちゃんが鬼に変わるところだよ。」
海未「…それで、今正座してるのですね。」
穂乃果「うん。」
海未「まったく、反省中なのにベラベラと。しかし、
何事もなくて良かったです。」
22: 2016/07/02(土) 02:19:27.73
穂乃果「うん。でもね、あれから希ちゃんがねたまに誰もいな
いのに一人で会話してるんだ。」
海未「…完全に連れて来ちゃってるじゃないですか。」
穂乃果「スピリチュアルだね!」
海未「もういいです!」
いのに一人で会話してるんだ。」
海未「…完全に連れて来ちゃってるじゃないですか。」
穂乃果「スピリチュアルだね!」
海未「もういいです!」
23: 2016/07/02(土) 02:19:52.39
完
引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1467388147/