1: (庭) 2018/07/30(月) 23:04:18.23 ID:MB2FNLzV
店長「夜勤できる?」
にこ「できます」
海未「バイト始めたのですか?」
にこ「ええ!コンビニ夜勤のね」
にこ「いやー夜勤って時給いいわよねー」
海未「・・・まぁ頑張って下さい」
にこ「できます」
海未「バイト始めたのですか?」
にこ「ええ!コンビニ夜勤のね」
にこ「いやー夜勤って時給いいわよねー」
海未「・・・まぁ頑張って下さい」
6: (庭) 2018/07/30(月) 23:15:05.96 ID:MB2FNLzV
AM01:30 日配(乳製品・弁当等)
にこ「・・・」ピッピッ
AM02:00 菓子納品(雑貨・ラーメンと隔日)
にこ「・・・お腹空いたわ」
AM03:00 什器洗浄(肉まん・ホットスナック等)
にこ「休憩しよ・・・」フワァ
にこ「・・・」ピッピッ
AM02:00 菓子納品(雑貨・ラーメンと隔日)
にこ「・・・お腹空いたわ」
AM03:00 什器洗浄(肉まん・ホットスナック等)
にこ「休憩しよ・・・」フワァ
7: (庭) 2018/07/30(月) 23:18:47.65 ID:MB2FNLzV
AM04:00 休憩
にこ(監視カメラの映像見てる)モグモグ
スイマセン
にこ「チッ」
にこ「はーい、お待たせ致しましたー」スタスタ
AM04:30 床清掃
にこ「・・・」シャー
にこ(監視カメラの映像見てる)モグモグ
スイマセン
にこ「チッ」
にこ「はーい、お待たせ致しましたー」スタスタ
AM04:30 床清掃
にこ「・・・」シャー
9: (庭) 2018/07/30(月) 23:23:00.81 ID:MB2FNLzV
AM05:00 パン・新聞納品 宅配便回収等
ドーモー
にこ「ご苦労様でーす」
AM 06:00 朝ラッシュ
にこ「712円になります!」
にこ「ありがとうございましたー!」
にこ(あああああああああ!)
AM08:00 精算・引き継ぎ
オハヨー
にこ「おはようございまーす」
ドーモー
にこ「ご苦労様でーす」
AM 06:00 朝ラッシュ
にこ「712円になります!」
にこ「ありがとうございましたー!」
にこ(あああああああああ!)
AM08:00 精算・引き継ぎ
オハヨー
にこ「おはようございまーす」
10: (庭) 2018/07/30(月) 23:25:27.72 ID:MB2FNLzV
海未「夜勤の調子どうですか?」
にこ「・・・いや、まぁ普通よ普通」
海未「?何かあったんですか?」
にこ「いや、大したことじゃないんだけど・・・」
海未「はぁ・・・」
にこ「・・・」
にこ「・・・いや、まぁ普通よ普通」
海未「?何かあったんですか?」
にこ「いや、大したことじゃないんだけど・・・」
海未「はぁ・・・」
にこ「・・・」
12: (庭) 2018/07/30(月) 23:28:22.18 ID:MB2FNLzV
休憩中
にこ「・・・」モグモグ
スイマセン
にこ「!」
にこ「はーい!」スタスタ
にこ「お待たせ致しました!」
にこ「・・・」
にこ「いない・・・」
にこ「・・・」モグモグ
スイマセン
にこ「!」
にこ「はーい!」スタスタ
にこ「お待たせ致しました!」
にこ「・・・」
にこ「いない・・・」
13: (庭) 2018/07/30(月) 23:32:56.85 ID:MB2FNLzV
海未「呼ばれて出ていったら誰もいない?」
にこ「そうなのよ・・・」
海未「いたずらじゃないんですか?」
にこ「にこも最初はそう思ってて」
にこ「次声がしたら監視カメラの映像のモニター速攻確認しようとしたら・・・」
にこ「そうなのよ・・・」
海未「いたずらじゃないんですか?」
にこ「にこも最初はそう思ってて」
にこ「次声がしたら監視カメラの映像のモニター速攻確認しようとしたら・・・」
14: (庭) 2018/07/30(月) 23:37:54.49 ID:MB2FNLzV
休憩中
にこ(今度こそどんな奴か見てやるわよ)モグモグ
スイマセン
にこ(きたっ!)
にこ(まったくどんな輩なの・・・)バッ
にこ(・・・)
監視カメラは二つある
一つは店内を映すカメラ
もう一つは入口付近を映すカメラ
しかしそのどちらにも人は映っていなかった
にこ「な、何で・・・?」ガタガタ
にこ(今度こそどんな奴か見てやるわよ)モグモグ
スイマセン
にこ(きたっ!)
にこ(まったくどんな輩なの・・・)バッ
にこ(・・・)
監視カメラは二つある
一つは店内を映すカメラ
もう一つは入口付近を映すカメラ
しかしそのどちらにも人は映っていなかった
にこ「な、何で・・・?」ガタガタ
15: (庭) 2018/07/30(月) 23:46:22.87 ID:MB2FNLzV
にこ「もうその時は朝まで事務所から出れなかったわ・・・」
海未「そうなんですか」
にこ「・・・という訳で海未ちゃんにお願いがあるんだけど」
海未「嫌です」
にこ「せめて聞きなさいよ」
海未「どうせ夜勤の時一緒にいてくれとかいうんでしょう」
にこ「ねぇ本当にお願い。せめて正体を突き止めたいの」
にこ「海未ちゃんにしかこんなこと頼めないよ・・・」
海未「いやでも今日は井納が久々の先発で・・・」
にこ「お願い!何でもするから!」
海未「ん?」
海未「そうなんですか」
にこ「・・・という訳で海未ちゃんにお願いがあるんだけど」
海未「嫌です」
にこ「せめて聞きなさいよ」
海未「どうせ夜勤の時一緒にいてくれとかいうんでしょう」
にこ「ねぇ本当にお願い。せめて正体を突き止めたいの」
にこ「海未ちゃんにしかこんなこと頼めないよ・・・」
海未「いやでも今日は井納が久々の先発で・・・」
にこ「お願い!何でもするから!」
海未「ん?」
18: (庭) 2018/07/30(月) 23:51:37.17 ID:MB2FNLzV
AM03:30
にこ「この時間帯ね、声が聞こえるのは」
にこ「モニターに怪しい奴とか映ってなかった?」
海未「いえ、にこだけでした」
にこ「そっか・・・」
海未「・・・本当に聞こえるんですか?ラジオの声とかじゃなくて?」
にこ「違うわよ!本当にはっきり聞こえるのよ店内から!」
スイマセン
うみにこ「!!」ビクッ
にこ「この時間帯ね、声が聞こえるのは」
にこ「モニターに怪しい奴とか映ってなかった?」
海未「いえ、にこだけでした」
にこ「そっか・・・」
海未「・・・本当に聞こえるんですか?ラジオの声とかじゃなくて?」
にこ「違うわよ!本当にはっきり聞こえるのよ店内から!」
スイマセン
うみにこ「!!」ビクッ
20: (庭) 2018/07/30(月) 23:56:47.40 ID:MB2FNLzV
にこ「う、海未ちゃん聞こえた・・・?」
海未「・・・はい、はっきりと」
にこ「だ、誰か映ってる?」
海未「・・・いえ、映ってないです」
にこ(でも今のは店内とレジ裏にある事務所を繋ぐ扉のすぐ近くから聞こえた)
にこ(レジの裏は死角になってる所もあるし隠れてるだけかも)
にこ「・・・一応確認してくるわ」スッ
海未「・・・」ジーッ
海未「待って下さい!」
にこ「!」ビクッ
海未「・・・はい、はっきりと」
にこ「だ、誰か映ってる?」
海未「・・・いえ、映ってないです」
にこ(でも今のは店内とレジ裏にある事務所を繋ぐ扉のすぐ近くから聞こえた)
にこ(レジの裏は死角になってる所もあるし隠れてるだけかも)
にこ「・・・一応確認してくるわ」スッ
海未「・・・」ジーッ
海未「待って下さい!」
にこ「!」ビクッ
24: (庭) 2018/07/31(火) 00:03:30.73 ID:PpKpxFsU
にこ「びっくりした・・・どうしたのよ」
海未「・・・」スッ
海未ちゃんは黙ってモニターを指差した
海未ちゃんの指差す場所
モニターに映ったレジ内部
防犯カメラの死角ギリギリに映る
事務所への扉の下半分
そこに黒く長い髪と女の足が映っていた
海未「・・・」スッ
海未ちゃんは黙ってモニターを指差した
海未ちゃんの指差す場所
モニターに映ったレジ内部
防犯カメラの死角ギリギリに映る
事務所への扉の下半分
そこに黒く長い髪と女の足が映っていた
27: (庭) 2018/07/31(火) 00:15:19.53 ID:PpKpxFsU
にこ「嘘・・・」ガタガタ
海未「・・・多分ですけど映っている部分からこの女の状態考えますと」
海未「しがみついてます。壁に」
にこ「・・・」ガタガタ
壁に張り付いているような女の足
そして膝から上を覆い隠している長い髪
モニターにはそこしか映っていない
私は振り向けなかった
後ろの扉の正方形の窓
マジックミラーになっていて
向こう側からは覗けないはずのこちらを
女が覗いているような気がしたから
海未「・・・多分ですけど映っている部分からこの女の状態考えますと」
海未「しがみついてます。壁に」
にこ「・・・」ガタガタ
壁に張り付いているような女の足
そして膝から上を覆い隠している長い髪
モニターにはそこしか映っていない
私は振り向けなかった
後ろの扉の正方形の窓
マジックミラーになっていて
向こう側からは覗けないはずのこちらを
女が覗いているような気がしたから
28: (庭) 2018/07/31(火) 00:21:12.75 ID:PpKpxFsU
海未「消えました・・・」
にこ「」ハッ
にこ「ほ、ホント!?」
海未「ええ・・・」
にこ「良かった・・・」
海未「・・・」
海未「帰っていいですか?」
にこ「は?」
にこ「」ハッ
にこ「ほ、ホント!?」
海未「ええ・・・」
にこ「良かった・・・」
海未「・・・」
海未「帰っていいですか?」
にこ「は?」
30: (庭) 2018/07/31(火) 00:30:38.23 ID:PpKpxFsU
海未「いやだって消えましたし・・・」
にこ「いやいやいや!」
海未「いやいやいや」
にこ「いやいやいやじゃないわよ!」
にこ「アンタマジで言ってんの!?」
にこ「いやホントお願い!朝まで残って!」
海未「えぇー・・・」
にこ「お願い!一生のお願い!」ギュ
海未「!」
海未(にこパイにこパイにこパイにこパイ)
海未「ぐへへ」
にこ「!」
にこ(え・・・海未ちゃん・・・?)
にこ(もしかして取り憑かれて・・・!)
海未「すいません。取り乱しました」
にこ「びっくりしたわよやめなさいよマジでそういうの」
にこ「いやいやいや!」
海未「いやいやいや」
にこ「いやいやいやじゃないわよ!」
にこ「アンタマジで言ってんの!?」
にこ「いやホントお願い!朝まで残って!」
海未「えぇー・・・」
にこ「お願い!一生のお願い!」ギュ
海未「!」
海未(にこパイにこパイにこパイにこパイ)
海未「ぐへへ」
にこ「!」
にこ(え・・・海未ちゃん・・・?)
にこ(もしかして取り憑かれて・・・!)
海未「すいません。取り乱しました」
にこ「びっくりしたわよやめなさいよマジでそういうの」
31: (庭) 2018/07/31(火) 00:38:42.90 ID:PpKpxFsU
海未「でももう嫌な感じはまったくしないですね」
にこ「そう・・・」
にこ「とりあえずもうバイトやめるわ・・・」
海未「それがいいですよ」
にこ「やめます」
店長「えっ」
海未「やめます」
店長「きみ誰?」
にこ「そう・・・」
にこ「とりあえずもうバイトやめるわ・・・」
海未「それがいいですよ」
にこ「やめます」
店長「えっ」
海未「やめます」
店長「きみ誰?」
34: (庭) 2018/07/31(火) 00:46:42.44 ID:PpKpxFsU
私はバイトを辞めた
といってもすぐには辞められず
1ヶ月くらい勤務してから辞めた(夜勤には入らなかったが)
辞める前同僚にそれとなく夜勤中のことについて聞いてみたが
私のような経験をしたことはないみたいだ
海未ちゃんにはにこは取り憑かれやすいのかもしれませんね
と言われた
あの女は私の時だけ声をかけるのだろうか
日中の勤務では声が聞こえることはなかった
というより、あれ以来あの声を聞くことはなくなった
あの女は一体どこに行ったのだろう
誰かに憑いて行ったのか
成仏したのか
見えていない
聞こえてないだけで
今でもあそこにいるのか
といってもすぐには辞められず
1ヶ月くらい勤務してから辞めた(夜勤には入らなかったが)
辞める前同僚にそれとなく夜勤中のことについて聞いてみたが
私のような経験をしたことはないみたいだ
海未ちゃんにはにこは取り憑かれやすいのかもしれませんね
と言われた
あの女は私の時だけ声をかけるのだろうか
日中の勤務では声が聞こえることはなかった
というより、あれ以来あの声を聞くことはなくなった
あの女は一体どこに行ったのだろう
誰かに憑いて行ったのか
成仏したのか
見えていない
聞こえてないだけで
今でもあそこにいるのか
35: (庭) 2018/07/31(火) 00:48:33.06 ID:PpKpxFsU
終わりです
何か無理やりな感じになってごめん
何か無理やりな感じになってごめん
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1532959458/