【SS】海未「にこと二人っきり」

SS


1: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 20:17:20.35 ID:uDhgYM1O.net
短編・にこうみです
 
3: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 20:19:14.83 ID:uDhgYM1O.net
海未「もう知ってると思いますが」

海未「私、園田海未は同じμ'sで活動中の矢澤にこに告白されてしまいました」

海未「……というか、強引にと言うか」キストカ

海未「ですが、正直私自身、にこに対する恋愛感情があるのかまだわかりません」

海未「まあ恋愛感情と言うもの自体も良くわかってないんですけどね」アハハ……

海未「……でも、人から好かれるのは悪い気はしませんね」

海未「でもあれから一週間……早く返事をしなければ」
 
5: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 20:26:47.65 ID:uDhgYM1O.net
ある日の放課後の生徒会室

海未(例によってまたにこが穂乃果とことりの代わりに手伝いに来てくれました)

海未(なにやら穂乃果はまた店番をサボってしまったそうで)

海未(今日から明日まで店番らしいです)

海未(そしてことりは理事長とお食事の様子……)

海未(……なんか、寂しいですね)ホロリ
 
6: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 20:36:25.78 ID:uDhgYM1O.net
にこ「ねえ海未」

海未「はい、なんですか?にこ」

にこ「今日あんたの家に泊まりに行ってもいい?」

海未「……え?なんで私の家なんですか!?///」

にこ「この前、あんたの家に入ったときいいなーって思ったのよ」

にこ(いつも傍にことりと穂乃果がいてあんたに近づけないからよ)ホンネ

海未「……そうですか?うーん、まあ別にいいですよ?」

にこ「本当?まあ当然よねー!このにこのお願いを断るなんてもったいないもんね♪」ニコニコォ

海未(この自信がどこから来るのやら……)ヤレヤレ
 
8: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 20:48:28.20 ID:uDhgYM1O.net
にこ「海未、来たわよ」ピンポーン

海未「あ、本当に来たんですね」ガララッ

にこ「何よ、泊まりに来たら悪いわけ?」

海未「いえ、悪いとは言ってませんよ?」

にこ「じゃあなんでちょっと嫌そうなのよ」

海未「い、嫌じゃないです!!」

にこ「別にそこまで力強く言わなくてもいいわよ」クスクス

海未「……あ、いえ!そういうつもりでは!///」

にこ「ふふっ、わかってるわよ♪」ウィンク

海未「……///」
 
10: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 20:58:59.76 ID:uDhgYM1O.net
にこ「それにしてもやっぱりあんたの家は大きいわね」

海未「そうでしょうか?あまり真姫の家と変わらないと思いますが」

にこ「比較対象がおかしい思うんだけど……」

にこ「私からしたらこんなに大きな家に住んでて羨ましいわよ」

海未「にこ……」

にこ「さて、せっかく遊びに来たんだし何かしましょ?」ニッコリ

海未「じゃあ、ババ抜きで」

にこ「嫌よ。あんた、すぐに顔に出るからつまらないわよ」ハァ

海未「うっ……」ガーン
 
13: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 21:11:31.18 ID:uDhgYM1O.net
にこ「じゃあ、海未。手、出して」

海未「え?手ですか?……こうですか?」スッ

にこ「うん、それで良いわ。そんで、この手の平に書いた字を当てて頂戴」

にこ「あ、後しっかり目を閉じなさいよ」

海未「わかりました」

にこ「じゃあ、行くわよ」スー

海未(ちょっと、くすぐったいですね……)

海未「えーっと、『う』ですね」

にこ「はい正解。じゃあ次」スー

海未「思ったより楽ですね。『み」です!」

にこ「じゃあつなげると?」

海未「うみですね!」

にこ「海水の方じゃないわよ?」

海未「う、海未は私です……よね?///」カァー

にこ「自分で言って恥ずかしがってんじゃないわよ」アハハ
 
14: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 21:23:10.83 ID:uDhgYM1O.net
にこ「じゃあ次行くわよー」スー

海未「ふっふっふっ、このゲームは楽ですね!『に』です!」

海未「次は『こ』!にこですね!」

にこ「ほい、正解。じゃあ続けて」スー

海未「ふむ、『す』」

海未「……『き』」

にこ「はい、続けて言ってみて」

海未「……///」

にこ「ちなみに正解を言わないと負けでくすぐりの刑になりまーす」

海未「な、な!?///」

にこ「はい、じゃあ答えは?」

海未「……む、無理です!!///恥ずかしすぎます!!///」ワーン!

にこ(はぁ、なかなか強情なヘタレね)ヤレヤレ
 
16: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 21:44:28.08 ID:uDhgYM1O.net
海未「そういえば、食事とかは済ませましたか?」

にこ「済ませてきたわよ?流石に妹達に夕飯を作ってあげなきゃ可愛そうでしょ?」ハァ

海未「うっ……そうですね……すいませんでした」

にこ「別に気にしてないわよ。それとも海未が作ってくれるの?」ニコッ

海未「こ、今度ご馳走しますよ」

にこ「じゃあ、楽しみにしてるわね」ニコ
 
18: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 21:55:55.10 ID:uDhgYM1O.net
海未ママ「海未さーん、お風呂沸きましたよ」

海未「だそうです。お先にどうぞ」

にこ「そう?悪いわね。じゃあ、お先に頂くわ」ヨイショ

海未「はい、ごゆっくりどうぞ」ニコッ

海未「さて、寝床の準備をしてっと……」

海未ママ「海未さん」ガラッ

海未「あ、お母様。どうかなさいましたか?」

海未ママ「どうかなさいましたか?じゃないですよ」

海未ママ「ご友人が今一人でお風呂に入っているようですが?」

海未「はい、先に入ってもらいましたが……?」

海未ママ「海未さん」

海未「はい?」
 
20: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 22:08:34.34 ID:uDhgYM1O.net
にこ「はー、いい湯ねー」ゴクラク

にこ「意外なことにお風呂は普通のサイズね」フム

にこ「はぁ、それにしてもいつ返事をくれるのかしらね……あの子」

<ガヤガヤギャーギャー!

にこ「ん?なんか外が騒がしいわね?」

ガラッ!!ポイッ

海未「ひゃああああああああ!!!」ドサッ!

海未ママ「ではごゆっくり」オホホ

にこ「え、えーっと……一緒に入る?」

海未「……はい」グスン
 
21: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 22:29:57.68 ID:uDhgYM1O.net
にこ「……」

海未「////」

にこ「いつまで恥ずかしがってるのよ……」ハァ

海未「あ、いえ!!//べ、別にそんなことは!//」

にこ「じゃあ、顔赤いのはもしかしてのぼせたとか?」

海未「ち、違います!///」

にこ「じゃあなんなのよ……」ハァ

海未「そ、その……に、にこの肌がと、とても白くて……///」

にこ「……ははーん♪にこの体を見て赤くなってたのね♪」ニヤリ

海未「べ、別にそんなつもりではないんですよ!!///い、一緒に入ってるからです!」

にこ「でも、練習着に着替えるときとか見るわよね?なんで今更」

海未「……ボソッ」

にこ「何よ、聞こえないわよ」

海未「な、なんでもないです!!///」

にこ「……あ、そう」

海未(意識してるからなんて言えないですよ……もう//)
 
23: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 22:42:04.46 ID:uDhgYM1O.net
にこ「じゃあ、私先に上がるわ」

海未「あ、はい。着替えはタオルの上に置いてありますので使ってください」

にこ「ええ、ありがと」

海未「……ん?なんか素っ気なくなりましたね」

海未「私がもたもたしてるからでしょうか……」

海未「……この気持ち、どう伝えればいいのでしょう」

海未「……ごめんなさい、にこ」
 
24: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 22:51:38.05 ID:uDhgYM1O.net
にこ「海未は私の事どう思ってるんだろ」

にこ「やっぱり、μ'sの仲間で先輩。ただそれだけなのかな」

にこ「海未は私に何も言ってくれない。心配させたくないからとかなのかしら」

にこ「……海未にとっての私ってそれだけなのかな……」シュン

にこ「……あー、やめやめ!!」

にこ「こんなのにこらしくないわ!ちょっと頭冷やしてこよ……」
 
25: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 23:03:30.07 ID:uDhgYM1O.net
海未「さて、お風呂も出たことですしにこに気持ちを伝えなければなりませんね!」

海未「多分私の部屋で待ってるでしょう!」

海未「女は度胸です!にこにーアタックです!!」

海未「にこ!!!」バンッ!!

海未「……あれ?にこがいませんね??」

海未ママ「あら?海未さん。お風呂から出たんですね」

海未「え?あ、はい。ところで、にこを見ませんでしたか?」

海未ママ「にこさんですか?確か、外に出たような……」

海未「……!!」ハッ!

海未(にこが持ってきたバッグがない!!)

海未「ちょっと外に出てきます!!」ダッ!

海未ママ「ね、寝巻きのままでいくのですか?」

海未「……着替えます」
 
26: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 23:15:35.07 ID:uDhgYM1O.net
海未「はぁはぁ!!」ダッ!

海未「どこですか!にこ!!」

海未「にこ!お願いです!返事してください!!」ダッ!

にこ「ん?あら?海未??」

海未「にこ!!」ガシッ!

にこ「ふぇ?///」ギュー!!

にこ(え?な、何?ど、どういうこと!?何事!??)ギュー

にこ「あ、あのぉー海未?ど、どうしたのよ??」

海未「すいません……私がにこを怒らせてしまったんですよね」

海未「だから、家から出て行ってしまったんですよね……」

にこ「え、えーっと……海未?」

海未「本当はまだこの気持ちが恋する気持ちなのかがわかりません」

海未「ですが、私は誰よりもあなたを思っています!」

海未「にこ!あなたを愛してます!!」バーン!

にこ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!///」カァー

海未「いいえ、もう待ちませんし、待たせません」キリッ

にこ「だ、だからあんたは勘違いしてるんだってばー!!///」

海未「……へ?」
 
27: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 23:37:42.78 ID:uDhgYM1O.net
海未「え?コンビニに行ってただけ!?」

にこ「そ、そうよ……ほら///」ガサッ

海未「あ、あはは……あは……」ガーン

にこ「あんたまさか私があんなことで出て行くと?」ハァ

海未「いやだって、にこが凄い素っ気なく出て行くもんですから……」

海未「それに部屋にもいないし、バッグもなかったですし……」

にこ「仕方ないでしょ?バッグの中にお財布入ってるんだし」

にこ「安心して海未」

海未「え?」

にこ「もう離れないから。ね?」ニコッ

海未「……はい、私ももうにこを離さない覚悟です」ギュ
 
28: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 23:46:06.92 ID:uDhgYM1O.net
にこ「ね、ねぇ海未」

海未「なんですか?にこ??」

にこ「さ、寒いわね……」

海未「はい、ちょっと薄着でしたかね……」

にこ「そ、そうじゃなくて!」

海未「え?」

にこ「……ん」スッ

海未(手をこちらに……なるほど)

海未「では、手を繋いで戻りましょうか」ニッコリ

にこ「////」カァー

海未「ふふっ♪にこの手は暖かいですね♪」

にこ「じゃあ、心は冷たいって事?」ニヤッ

海未「そんなこと言ってませんよ」

海未「それに、にこが優しい人だと知ってますから」ニッコリ

にこ「と、当然でしょ/////」マッカ
 
29: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 23:48:58.78 ID:uDhgYM1O.net
にこ「ねえ海未」

海未「今度は何ですか?」

にこ「……今更だけど、本当に私でいいの?」

海未「?どういうことですか??」

にこ「……本当は穂乃果とかことりの方がいいんじゃない?」

海未「どうでしょう、そうなのかもしれません」

海未「でも、私は今はあなたの事しか考えられませんので」

海未「果たして本当にこれがあなたに対する恋愛感情なのかもわかりませんけどね」

にこ「……そう」

海未「にここそ、私でいいのでしょうか?」

にこ「いいからこうしてるんでしょ?」

海未「そうでしたね」
 
30: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 23:58:39.82 ID:uDhgYM1O.net
海未「そういえば私はにこに借りてたものがありましたね」

にこ「え?そうだったかしら……何貸してたっけ?」

海未「とっても大事な物ですよ」

にこ「うーん、あんたに貸した物なんて無いと思ったんだけど」

海未「じゃあ、勝手に返しますね」グイッ

にこ「え?……っ!?」チュ

にこ(え?なにこれ?どういうこと??)

にこ(な、なんで海未とキスしてるの!?私!!)

にこ(あ、あの時と立場がぁ////)
 
32: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/02/01(月) 00:20:54.48 ID:zHG3x+KE.net
海未「……ふう、甘いですねにこの唇」

にこ「え?あ、そ、そう?と、当然よねー//////」カァー

にこ(な、何が当然なのよ!?///)

海未「はい、ほむまんより甘いです」ニコッ

にこ「な、なんか嫌な比較対象ね……」

海未「そうですか?」

にこ「当然よ、そんなもんより甘くて当然よ」

海未「ふふっ、流石にこですね」

にこ「さぁ、帰って寝ましょ?夜更かしはお肌の敵よ?」

海未「はい、帰りましょう」
 
33: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/02/01(月) 00:43:04.69 ID:zHG3x+KE.net
海未「と、いうわけでにことお付き合いすることになりました」

穂乃果「え?ええええ!?」

ことり「まじでちゅんか?!」

花陽「お、おめでとう!!にこちゃん、海未ちゃん!」グスン

凛「わーい♪おめでとー!」

真姫「なんで穂乃果とことりは驚いてるのよ……」イミワカンナイ

絵里「ハラショォォォ……」

希「おめでと、にこっち!いやーようやく結ばれたんやね!」

にこ「え、ええ……まあ」

海未「ん?どうしたんですか?」

希「いやー実はうちに何度も相談してきてなー?」クスクス

にこ「ちょ!の、希!!」ガー!!

希「おー怖い怖い」クスクス
 
34: (はんぺん)@\(^o^)/ 2016/02/01(月) 01:04:10.94 ID:zHG3x+KE.net
絵里「はいはい!お付き合いもいいけど、練習も忘れちゃダメよ!」

穂乃果「うわーん!もうやけくそだー!!」ダッ

ことり「ことりにはμ'sがあるもーん!!」ウワーン

凛「ようやく練習の時間にゃー♪」

花陽「うん!頑張ろうね凛ちゃん♪」

真姫「わ、私も頑張る……!」

りんぱな「うん♪」

真姫「い、行くわよ!二人共///」カァー

希「よーし、うちも頑張るかなー!」

海未「さて、私達も行きましょう!にこ!」スッ

にこ「ええ、行くわよ海未」ギュッ

海未「さあ行きますよー!にっこにっこにー♪」

にこ「行くわよー!にっこにっこにー♪」


おわり
 

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1454239040/

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