1: (家) 2018/01/20(土) 00:19:11.40 ID:MuUdGWWT
かなん「だーいーやーちゃーん」
まり「あーそーぼー」
だいや「」カラカラカラ
かなまり「だいや、あけましておめでとう!」
だいや「…あけましておめでとうございます」
かなまり「それとたんじょうびおめでとう♪」
だいや「あ、ありがとうございます。…あの…」
まり「あーそーぼー」
だいや「」カラカラカラ
かなまり「だいや、あけましておめでとう!」
だいや「…あけましておめでとうございます」
かなまり「それとたんじょうびおめでとう♪」
だいや「あ、ありがとうございます。…あの…」
2: (家) 2018/01/20(土) 00:19:55.43 ID:MuUdGWWT
ダイヤ母「あら、お友達ですか?」
だいや「あっ…!すみませんおかあさま、すぐに…」
ダイヤ母「……」
ダイヤ母「…ダイヤさん、皆さんがお見えになるまでにはまだ少し時間があります」
だいや「? はい」
ダイヤ母「ですから、それまでは自由にしていても構いませんよ」
だいや「は、はい!ありがとうございます!」パァァ
だいや「あっ…!すみませんおかあさま、すぐに…」
ダイヤ母「……」
ダイヤ母「…ダイヤさん、皆さんがお見えになるまでにはまだ少し時間があります」
だいや「? はい」
ダイヤ母「ですから、それまでは自由にしていても構いませんよ」
だいや「は、はい!ありがとうございます!」パァァ
3: (家) 2018/01/20(土) 00:20:59.32 ID:MuUdGWWT
まり「なにしてあそぶ?」
かなん「せっかくだからそといこうよ」
だいや「えっと…」チラッ
ダイヤ母「そういえば昨日、お爺様が色々と玩具を用意していたみたいですよ?」
だいや「いってきます!」タッタッタッ
ダイヤ母「ふふっ」
かなん「おばさん、ありがとう」
ダイヤ母「いいえ、うちのダイヤをよろしくね」ニコッ
まり「まっかせといて!ぜったいにハッピーなたんじょうびにしてあげるんだから♪」ブイッ
かなん「せっかくだからそといこうよ」
だいや「えっと…」チラッ
ダイヤ母「そういえば昨日、お爺様が色々と玩具を用意していたみたいですよ?」
だいや「いってきます!」タッタッタッ
ダイヤ母「ふふっ」
かなん「おばさん、ありがとう」
ダイヤ母「いいえ、うちのダイヤをよろしくね」ニコッ
まり「まっかせといて!ぜったいにハッピーなたんじょうびにしてあげるんだから♪」ブイッ
5: (家) 2018/01/20(土) 00:22:16.70 ID:MuUdGWWT
だいや「――お、おまたせしました!」ハァハァ
かなん「なにがあるの?」
だいや「ええと…たこあげ、はねつき、こままわしができますわ」
まり「もっちろん!ぜんぶやるのよね♪」
かなん「あたりまえ!」
だいや「でも…そんなにじかんは…」
まり「おひるまでにかえればオーケーだって」
だいや「えっ」
かなん「おばさんがいってたよ」
だいや「おかあさま…」
まり「じゃあさっそくあそびましょ~♪」
だいや「はい!」
―――
かなん「なにがあるの?」
だいや「ええと…たこあげ、はねつき、こままわしができますわ」
まり「もっちろん!ぜんぶやるのよね♪」
かなん「あたりまえ!」
だいや「でも…そんなにじかんは…」
まり「おひるまでにかえればオーケーだって」
だいや「えっ」
かなん「おばさんがいってたよ」
だいや「おかあさま…」
まり「じゃあさっそくあそびましょ~♪」
だいや「はい!」
―――
7: (家) 2018/01/20(土) 00:23:48.36 ID:MuUdGWWT
―――
果南「――あったねー、そんなこと」
鞠莉「もう10年も前になるのねー あの頃のダイヤ、可愛かったなー♪」
ダイヤ「笑い事ではありませんわ。結局お昼過ぎまで遊んでいて3人で正座させられたのを忘れたんですの?」
果南「まあまあ、それも良い思い出ってことで」
鞠莉「果南はじっとしてられない!って真っ先に逃げようとしたけどね」
果南「ぅ…ま、まあそれも良い思い出ってことで…あはは」
ダイヤ「まったく…」クスッ
果南「――あったねー、そんなこと」
鞠莉「もう10年も前になるのねー あの頃のダイヤ、可愛かったなー♪」
ダイヤ「笑い事ではありませんわ。結局お昼過ぎまで遊んでいて3人で正座させられたのを忘れたんですの?」
果南「まあまあ、それも良い思い出ってことで」
鞠莉「果南はじっとしてられない!って真っ先に逃げようとしたけどね」
果南「ぅ…ま、まあそれも良い思い出ってことで…あはは」
ダイヤ「まったく…」クスッ
8: (家) 2018/01/20(土) 00:25:47.50 ID:MuUdGWWT
果南「そういえばさ、あの時ってただ遊んだだけじゃなくて勝負してなかった?」
鞠莉「ああ~!してたしてた!それで夢中になって時間を忘れたのよね?」
ダイヤ「そうでしたっけ?…いまいち覚えが無いのですが…どうなりましたの?」
鞠莉「私は羽根つきでふたりに勝った記憶があるわ!」
果南「え~?私鞠莉に負けたっけ?」
ダイヤ「んふっ…思い出しましたわ。果南さん、鞠莉さんに負けて顔にすごい落書きを…ププッ…!」
鞠莉「ノンノン、ゲージュツテキと言って貰いたいわね♪」
ダイヤ「ちょ…ククッ…ぷふふっ…!」プルプル
果南「ち、ちょっと!どんな顔だったのさー!」
鞠莉「ああ~!してたしてた!それで夢中になって時間を忘れたのよね?」
ダイヤ「そうでしたっけ?…いまいち覚えが無いのですが…どうなりましたの?」
鞠莉「私は羽根つきでふたりに勝った記憶があるわ!」
果南「え~?私鞠莉に負けたっけ?」
ダイヤ「んふっ…思い出しましたわ。果南さん、鞠莉さんに負けて顔にすごい落書きを…ププッ…!」
鞠莉「ノンノン、ゲージュツテキと言って貰いたいわね♪」
ダイヤ「ちょ…ククッ…ぷふふっ…!」プルプル
果南「ち、ちょっと!どんな顔だったのさー!」
9: (家) 2018/01/20(土) 00:27:53.08 ID:MuUdGWWT
果南「あー…でもさ、独楽まわしは私の勝ちだったよね?」
ダイヤ「確か…そうでしたわね」
鞠莉「そうそう!果南のコマすっごかったわ!回ってるのに止まってるみたいだったもの!」
果南「小さい頃からじいちゃんに鍛えられてたからね♪」
ダイヤ「そもそも鞠莉さんは回す事すら敵いませんでしたしね」
鞠莉「仕方ないじゃない、初めてやったんだもの」
果南「のワリにはなんで羽根つきはあんなに上手かったのさ?」
鞠莉「なんでかな?テニスとかやってたから?」
ダイヤ「何故疑問形…?」
ダイヤ「確か…そうでしたわね」
鞠莉「そうそう!果南のコマすっごかったわ!回ってるのに止まってるみたいだったもの!」
果南「小さい頃からじいちゃんに鍛えられてたからね♪」
ダイヤ「そもそも鞠莉さんは回す事すら敵いませんでしたしね」
鞠莉「仕方ないじゃない、初めてやったんだもの」
果南「のワリにはなんで羽根つきはあんなに上手かったのさ?」
鞠莉「なんでかな?テニスとかやってたから?」
ダイヤ「何故疑問形…?」
10: (家) 2018/01/20(土) 00:29:29.43 ID:MuUdGWWT
鞠莉「あとなんだっけ?凧揚げ?」
果南「ああ…そっか、凧揚げ…」
ダイヤ「? どうかしました?」
果南「いや、だって凧揚げは…」
鞠莉「ダイヤがムチャクチャしたからねえ…」
ダイヤ「え?え?」
果南「ただあげるだけで苦労してる私たちの凧を容赦なく打ち落としてたの覚えてないの?」
鞠莉「私なんて早々に壊されたわ」
ダイヤ「仕方ありませんわ。黒澤の凧は古来より喧嘩凧。故に凧揚げとはいかに高くあげるかではなく、いかに相手を仕留めるかを競うものなのですから」
果南「いや、そんなのダイヤんちだけだから…」
鞠莉「なんで糸一本であんなに動かせるのかしら…?今度教えてよー♪」
果南「ああ…そっか、凧揚げ…」
ダイヤ「? どうかしました?」
果南「いや、だって凧揚げは…」
鞠莉「ダイヤがムチャクチャしたからねえ…」
ダイヤ「え?え?」
果南「ただあげるだけで苦労してる私たちの凧を容赦なく打ち落としてたの覚えてないの?」
鞠莉「私なんて早々に壊されたわ」
ダイヤ「仕方ありませんわ。黒澤の凧は古来より喧嘩凧。故に凧揚げとはいかに高くあげるかではなく、いかに相手を仕留めるかを競うものなのですから」
果南「いや、そんなのダイヤんちだけだから…」
鞠莉「なんで糸一本であんなに動かせるのかしら…?今度教えてよー♪」
12: (家) 2018/01/20(土) 00:31:05.06 ID:MuUdGWWT
果南「――ってことは…みんな1勝ずつで引き分けってこと?」
ダイヤ「そうなりますわね」
果南「まあ、良かったのかな?」
ダイヤ「ええ、誰も負けなかったということですわ」
鞠莉「…ダメだよ」
果南「ん?」
鞠莉「勝負なんだから、勝者を決めなきゃノーグッドよ!」
ダイヤ「決めるもなにも…昔の話ですし」
果南「そうだよ、今さらどうするの?」
鞠莉「今からふたりに延長戦を申し込みまーす!」ビシッ
ダイヤ「そうなりますわね」
果南「まあ、良かったのかな?」
ダイヤ「ええ、誰も負けなかったということですわ」
鞠莉「…ダメだよ」
果南「ん?」
鞠莉「勝負なんだから、勝者を決めなきゃノーグッドよ!」
ダイヤ「決めるもなにも…昔の話ですし」
果南「そうだよ、今さらどうするの?」
鞠莉「今からふたりに延長戦を申し込みまーす!」ビシッ
13: (家) 2018/01/20(土) 00:32:33.51 ID:MuUdGWWT
ダイヤ「延長戦って…今から10年前の決着をつけようと言うのですか?」
鞠莉「イエース、そのとおりよ♪」
ダイヤ「何を今さらそんなこと…」
果南「…へぇ、面白いじゃん」
ダイヤ「果南さんまで?!」
鞠莉「さあダイヤ、道具を揃えてちょうだい!」
ダイヤ「はぁ…仕方ありませんわね。どうせ言っても聞かないのでしょうから…」
鞠莉「さっすがダイヤ♪話がわかるぅ~♪」
ダイヤ「まったく…やれやれですわ…」
鞠莉「イエース、そのとおりよ♪」
ダイヤ「何を今さらそんなこと…」
果南「…へぇ、面白いじゃん」
ダイヤ「果南さんまで?!」
鞠莉「さあダイヤ、道具を揃えてちょうだい!」
ダイヤ「はぁ…仕方ありませんわね。どうせ言っても聞かないのでしょうから…」
鞠莉「さっすがダイヤ♪話がわかるぅ~♪」
ダイヤ「まったく…やれやれですわ…」
14: (家) 2018/01/20(土) 00:34:21.26 ID:MuUdGWWT
ダイヤ「――お待たせしました」
果南「何持ってきたの?」
ダイヤ「双六、かるた、福笑いの道具ですわ」
鞠莉「えー、家の中で遊ぶやつばっかりじゃない」
ダイヤ「当たり前ですわ。お正月の黒澤家は何時どの様なお客様がお見えになるかわからないのですから外になど行けません」
果南「まあ、そうだよね」
鞠莉「ぶ~…仕方ない、ここはダイヤの顔をたててあげるわ」
ダイヤ「…そもそも鞠莉さん、貴女は理事長として訪問を受けたり挨拶に行ったりはしませんの?」
鞠莉「何言ってんの、オフなんだからお仕事なんてするわけないよ」キリッ
ダイヤ「そ、そうですか…」
果南「何持ってきたの?」
ダイヤ「双六、かるた、福笑いの道具ですわ」
鞠莉「えー、家の中で遊ぶやつばっかりじゃない」
ダイヤ「当たり前ですわ。お正月の黒澤家は何時どの様なお客様がお見えになるかわからないのですから外になど行けません」
果南「まあ、そうだよね」
鞠莉「ぶ~…仕方ない、ここはダイヤの顔をたててあげるわ」
ダイヤ「…そもそも鞠莉さん、貴女は理事長として訪問を受けたり挨拶に行ったりはしませんの?」
鞠莉「何言ってんの、オフなんだからお仕事なんてするわけないよ」キリッ
ダイヤ「そ、そうですか…」
15: (家) 2018/01/20(土) 00:36:23.05 ID:MuUdGWWT
果南「そんなことよりさ、何からする?」
鞠莉「これ!私福笑いっていうのやってみたい!」
ダイヤ「いえ、どうせ全部やると言うのでしょうからここは時間のかかる双六からやりましょう」
果南「うん、そうだね」
鞠莉「ええ~果南は私の味方じゃないの~?」
果南「だって今日はダイヤの誕生日だよ?」
鞠莉「…うん!双六かぁ、負けないよ!ダイヤ!」
ダイヤ「…私の言うこともそれくらい素直に聞いてくれるといつも助かるのですけどね…」ハァ
鞠莉「チッチッチッ…ダイヤ、オフなんだからお仕事の話はしないでくれる?」キリッ
ダイヤ「くっ…!」
果南「ほらほら、始めるよ~」
―――
鞠莉「これ!私福笑いっていうのやってみたい!」
ダイヤ「いえ、どうせ全部やると言うのでしょうからここは時間のかかる双六からやりましょう」
果南「うん、そうだね」
鞠莉「ええ~果南は私の味方じゃないの~?」
果南「だって今日はダイヤの誕生日だよ?」
鞠莉「…うん!双六かぁ、負けないよ!ダイヤ!」
ダイヤ「…私の言うこともそれくらい素直に聞いてくれるといつも助かるのですけどね…」ハァ
鞠莉「チッチッチッ…ダイヤ、オフなんだからお仕事の話はしないでくれる?」キリッ
ダイヤ「くっ…!」
果南「ほらほら、始めるよ~」
―――
16: (家) 2018/01/20(土) 00:38:09.89 ID:MuUdGWWT
―――
小原「――で結局また引き分けたんだっけ?」
松浦「そうそう…あ、ダイヤーお屠蘇おかわりー」
黒澤「ちょっと、あんまり作ってないんだからそんなに呑まないで頂戴」
松浦「えーだってダイヤんちのお屠蘇美味しいんだもーん♪」
小原「わかる!自分で作ったのと全然違うのよねー」
黒澤「市販品と違って自分で漢方を調合してるからね…ってだからもう呑まないで!」
松浦「けちー」
黒澤「もう…貴女呑めればなんでも良いんでしょう?だったら隣に頂き物の日本酒が山程あるから好きなの持ってきて良いわよ」
松浦「やったー♪」
小原「――で結局また引き分けたんだっけ?」
松浦「そうそう…あ、ダイヤーお屠蘇おかわりー」
黒澤「ちょっと、あんまり作ってないんだからそんなに呑まないで頂戴」
松浦「えーだってダイヤんちのお屠蘇美味しいんだもーん♪」
小原「わかる!自分で作ったのと全然違うのよねー」
黒澤「市販品と違って自分で漢方を調合してるからね…ってだからもう呑まないで!」
松浦「けちー」
黒澤「もう…貴女呑めればなんでも良いんでしょう?だったら隣に頂き物の日本酒が山程あるから好きなの持ってきて良いわよ」
松浦「やったー♪」
17: (家) 2018/01/20(土) 00:39:46.79 ID:MuUdGWWT
黒澤「まったく、子供じゃないんだから…」
小原「まあまあ、久しぶりに3人で集まれて浮かれてるんでしょ」
黒澤「…いいわ、それで?何の話してたの?」
小原「10年前のお正月」
黒澤「ええと…高3の時の…?」
小原「っていうか正月対決の話ね」
黒澤「そういえば前の時も今回も10年ブゥリですねーって?」
小原「もう、やめてよー」
黒澤「ふふ、ごめんごめん。鞠莉も随分変わったものね」
小原「…ダイヤたちだって…」
小原「まあまあ、久しぶりに3人で集まれて浮かれてるんでしょ」
黒澤「…いいわ、それで?何の話してたの?」
小原「10年前のお正月」
黒澤「ええと…高3の時の…?」
小原「っていうか正月対決の話ね」
黒澤「そういえば前の時も今回も10年ブゥリですねーって?」
小原「もう、やめてよー」
黒澤「ふふ、ごめんごめん。鞠莉も随分変わったものね」
小原「…ダイヤたちだって…」
18: (家) 2018/01/20(土) 00:40:52.95 ID:MuUdGWWT
松浦「へへー♪萬寿あった萬寿♪ほんとに開けていいの?」
小原「…訂正、変わってないのもいるわ」
松浦「何のこと?」
黒澤「果南は変わらないわね、ってことよ」
松浦「そう?変わらないのは鞠莉でしょ?」
小原「それは聞き捨てならないわね」
松浦「だって一人だけまだ独身じゃん」
黒澤「うわぁ…」
小原「言ったわね…言ってはならないことを…!」
松浦「そんなこと言いながら、しようと思えばいつでも出来るクセに」
小原「いいの!今は仕事が恋人なの!」
小原「…訂正、変わってないのもいるわ」
松浦「何のこと?」
黒澤「果南は変わらないわね、ってことよ」
松浦「そう?変わらないのは鞠莉でしょ?」
小原「それは聞き捨てならないわね」
松浦「だって一人だけまだ独身じゃん」
黒澤「うわぁ…」
小原「言ったわね…言ってはならないことを…!」
松浦「そんなこと言いながら、しようと思えばいつでも出来るクセに」
小原「いいの!今は仕事が恋人なの!」
19: (家) 2018/01/20(土) 00:42:05.56 ID:MuUdGWWT
小原「そういえば果南、息子さんとお婿さんはどうしてるの?」
松浦「海行ってるよ。初潜りだってさ」
小原「うわ…この寒いのに?」
松浦「ドライスーツあるから大丈夫でしょ。それに冬の海は透明度高くてさ、綺麗なんだよ?」
黒澤「へぇ…果南は一緒じゃなくて良かったの?初潜り」
松浦「そりゃせっかく鞠莉が帰ってくるんだからこっち優先だよ。それに…」
小原「それに?」
松浦「な、なんでもない!」
小原「えーなによ、気になるじゃない」
松浦「うるさい!呑め!」
小原「アルハラだー!アルハラおやじが出たぞー!」
松浦「海行ってるよ。初潜りだってさ」
小原「うわ…この寒いのに?」
松浦「ドライスーツあるから大丈夫でしょ。それに冬の海は透明度高くてさ、綺麗なんだよ?」
黒澤「へぇ…果南は一緒じゃなくて良かったの?初潜り」
松浦「そりゃせっかく鞠莉が帰ってくるんだからこっち優先だよ。それに…」
小原「それに?」
松浦「な、なんでもない!」
小原「えーなによ、気になるじゃない」
松浦「うるさい!呑め!」
小原「アルハラだー!アルハラおやじが出たぞー!」
54: (家) 2018/01/20(土) 08:07:09.46 ID:MuUdGWWT
>>52
>>19で軽くにおわせてますが、黒澤家と同じく果南も婿取りをしています
理由としてはせっかくスクールアイドルで有名になった「松浦果南」の名前を変えるのは商売上勿体ないと夫婦で話し合った為です
おそらくお店の名前も内浦ダイビングセンターから松浦ダイビングセンターに変わっているものと思われます
>>53
果南はかつてμ'sがあったけど今は何も残されていない、四年後の新入生ですらその存在を知らないことなどから音ノ木の事を空っぽだと感じています
ついでですが>>34の原さんはコピペミスです
実際の原監督とは関係ありません
>>19で軽くにおわせてますが、黒澤家と同じく果南も婿取りをしています
理由としてはせっかくスクールアイドルで有名になった「松浦果南」の名前を変えるのは商売上勿体ないと夫婦で話し合った為です
おそらくお店の名前も内浦ダイビングセンターから松浦ダイビングセンターに変わっているものと思われます
>>53
果南はかつてμ'sがあったけど今は何も残されていない、四年後の新入生ですらその存在を知らないことなどから音ノ木の事を空っぽだと感じています
ついでですが>>34の原さんはコピペミスです
実際の原監督とは関係ありません
20: (家) 2018/01/20(土) 00:43:00.65 ID:MuUdGWWT
黒澤「ははーん」
松浦「…なに?」
黒澤「大方もう済ませてるんでしょ?初潜り」
松浦「ぎくっ」
小原「そうなの?」
松浦「ま、まあ…」
小原「え?ひとりで?」
松浦「いや…その…」
黒澤「まあ♪まさか旦那様と二人きりの初潜り?」
松浦「初潜りっていうか二年潜りっていうか…///」
小原「海の中でふたりっきりのカウントダウン?!なによそれすっごいロマンチックじゃない♪」
黒澤「ラブラブで羨ましいわー♪」
松浦「い、いいでしょ!もう!///」
松浦「…なに?」
黒澤「大方もう済ませてるんでしょ?初潜り」
松浦「ぎくっ」
小原「そうなの?」
松浦「ま、まあ…」
小原「え?ひとりで?」
松浦「いや…その…」
黒澤「まあ♪まさか旦那様と二人きりの初潜り?」
松浦「初潜りっていうか二年潜りっていうか…///」
小原「海の中でふたりっきりのカウントダウン?!なによそれすっごいロマンチックじゃない♪」
黒澤「ラブラブで羨ましいわー♪」
松浦「い、いいでしょ!もう!///」
21: (家) 2018/01/20(土) 00:44:48.35 ID:MuUdGWWT
松浦「そ、そっちはどうなのさ!」
黒澤「私?」
松浦「旦那は?姿が見えないけど?」
黒澤「黒澤家は代々、男連中は外で会合や挨拶回り、女が家でお客様のおもてなしって決まってるの」
小原「ああ、そういえば昔から正月にダイヤのお父様を見たことないかも」
松浦「じゃあ今は…」
黒澤「お父様と一緒に漁協の会合に出てるわ」
小原「うへー、正月から大変ね」
黒澤「それが仕事だもの」
小原「それが大変ね、ってことよ」
黒澤「私?」
松浦「旦那は?姿が見えないけど?」
黒澤「黒澤家は代々、男連中は外で会合や挨拶回り、女が家でお客様のおもてなしって決まってるの」
小原「ああ、そういえば昔から正月にダイヤのお父様を見たことないかも」
松浦「じゃあ今は…」
黒澤「お父様と一緒に漁協の会合に出てるわ」
小原「うへー、正月から大変ね」
黒澤「それが仕事だもの」
小原「それが大変ね、ってことよ」
22: (家) 2018/01/20(土) 00:46:15.34 ID:MuUdGWWT
松浦「子供は?まだつくらないの?」
黒澤「そ、それはおいおい…」
松浦「なんでさ?前はルビィがいるからって言ってたけど、もう出ていって随分たつじゃん」
黒澤「いや、子宝は天からの授かり物と言いますし…」
松浦「はぁ?」
小原「まさか、まだ処〇だったりして」ププー
黒澤「違うわよ!ってなに言わせるのよ!///」
小原「あはは~♪ダイヤかっわい~♪」
黒澤「うるさい!呑め!」
小原「ダイヤまでー?もー訴えるよー?」
松浦「おい」
黒澤「そ、それはおいおい…」
松浦「なんでさ?前はルビィがいるからって言ってたけど、もう出ていって随分たつじゃん」
黒澤「いや、子宝は天からの授かり物と言いますし…」
松浦「はぁ?」
小原「まさか、まだ処〇だったりして」ププー
黒澤「違うわよ!ってなに言わせるのよ!///」
小原「あはは~♪ダイヤかっわい~♪」
黒澤「うるさい!呑め!」
小原「ダイヤまでー?もー訴えるよー?」
松浦「おい」
24: (家) 2018/01/20(土) 00:48:51.55 ID:MuUdGWWT
黒澤「もぅ…だいたい、10年前の話してたんじゃなかったの?」
松浦「してたっけ?」
小原「ちょっと…マジで呑みすぎなんじゃない…?」
黒澤「まぁ…こんな朝早くからすごいペースで呑んでるものね」
松浦「うそうそ、覚えてるって。たしかまた引き分けたよねーって話でしょ?」
小原「そうそれ。小学生の時に続いて高校でも決着つかずだったから果南が「いつか絶対に決着つけよう」って言ってたのよねー?」
松浦「…まあね」
黒澤「あの時は…双六で鞠莉が勝ったんだったかしら?」
松浦「私福笑いで勝った!」
小原「でダイヤがかるたで圧勝…と、まあ見事に勝ちを分けあったわけだけど…」
松浦「どうする?今日も勝負するー?」
黒澤「しないわよ、いい歳して恥ずかしい」
松浦「してたっけ?」
小原「ちょっと…マジで呑みすぎなんじゃない…?」
黒澤「まぁ…こんな朝早くからすごいペースで呑んでるものね」
松浦「うそうそ、覚えてるって。たしかまた引き分けたよねーって話でしょ?」
小原「そうそれ。小学生の時に続いて高校でも決着つかずだったから果南が「いつか絶対に決着つけよう」って言ってたのよねー?」
松浦「…まあね」
黒澤「あの時は…双六で鞠莉が勝ったんだったかしら?」
松浦「私福笑いで勝った!」
小原「でダイヤがかるたで圧勝…と、まあ見事に勝ちを分けあったわけだけど…」
松浦「どうする?今日も勝負するー?」
黒澤「しないわよ、いい歳して恥ずかしい」
27: (家) 2018/01/20(土) 00:50:44.59 ID:MuUdGWWT
小原「ま、どうせまた決着つかないだろうしねー」
松浦「ま、鞠莉っ!」
黒澤「ん?」
松浦「なんでもない、なんでもない…はは」
小原「そんなことしなくても大丈夫だと思うけどねー?」
黒澤「何の話?」
松浦「だからなんでもないんだって」
黒澤「へぇ…」
黒澤「――鞠莉、何の話?」
小原「果南は決着つけたくないんだって。だから高校の時はわざと引き分けにもち込んだのよ」
松浦「こらー!なんで言うんだよー!」
松浦「ま、鞠莉っ!」
黒澤「ん?」
松浦「なんでもない、なんでもない…はは」
小原「そんなことしなくても大丈夫だと思うけどねー?」
黒澤「何の話?」
松浦「だからなんでもないんだって」
黒澤「へぇ…」
黒澤「――鞠莉、何の話?」
小原「果南は決着つけたくないんだって。だから高校の時はわざと引き分けにもち込んだのよ」
松浦「こらー!なんで言うんだよー!」
28: (家) 2018/01/20(土) 00:52:20.94 ID:MuUdGWWT
黒澤「なんでそんなことしたの?」
松浦「別に…いいじゃん。なんとなくだよ、なんとなく」
小原「決着つけなかったらそれを理由にまたこうやって集まれるかも、って思ったんだってさ。ねー?かーなーん?」
松浦「もう黙れよお前!///」
小原「あっははは♪かおまっか♪」
松浦「くぅぅ~~っっ!///」
黒澤「…」
小原「? ダイヤ?」
黒澤「……」
松浦「…どうしたの?ダイヤ?」
松浦「別に…いいじゃん。なんとなくだよ、なんとなく」
小原「決着つけなかったらそれを理由にまたこうやって集まれるかも、って思ったんだってさ。ねー?かーなーん?」
松浦「もう黙れよお前!///」
小原「あっははは♪かおまっか♪」
松浦「くぅぅ~~っっ!///」
黒澤「…」
小原「? ダイヤ?」
黒澤「……」
松浦「…どうしたの?ダイヤ?」
29: (家) 2018/01/20(土) 00:54:43.70 ID:MuUdGWWT
黒澤「…八百長」ボソッ
松浦「」ビクッ
黒澤「…勝負と言ったのに、まさか八百長をしていたんですの?果南さん?」ジロリ
松浦「あの…ダイヤさん?違うんだよ、その――」
黒澤「お黙らっしゃい!問答無用ですわ!」
松浦「ご、ごめんなさい!」
小原「わーお…コレかんっぜんにあの頃のダイヤだわ…」
黒澤「鞠莉さん?貴女も共犯なのですわよね?」
小原「は!大変申し訳ありませんでした!」
黒澤「ええい二人とも!そこへなおりなさい!」
かなまり「ははーっ!!」
松浦「」ビクッ
黒澤「…勝負と言ったのに、まさか八百長をしていたんですの?果南さん?」ジロリ
松浦「あの…ダイヤさん?違うんだよ、その――」
黒澤「お黙らっしゃい!問答無用ですわ!」
松浦「ご、ごめんなさい!」
小原「わーお…コレかんっぜんにあの頃のダイヤだわ…」
黒澤「鞠莉さん?貴女も共犯なのですわよね?」
小原「は!大変申し訳ありませんでした!」
黒澤「ええい二人とも!そこへなおりなさい!」
かなまり「ははーっ!!」
30: (家) 2018/01/20(土) 00:56:19.17 ID:MuUdGWWT
黒澤「まったく…!貴女たちは…!」
松浦「ごめんなさい」
小原「ごめんなさい」
黒澤「…」ハァ
黒澤「…ほんと、バカなんだから…」クスッ
松浦「へ?」
黒澤「会いたいなら、会いにくればいい。私はこの土地で、この家で、ずっと生きていく…それはずっと変わらないから…」
小原「ダイヤ…」
黒澤「貴女たちとの絆もそうでしょう?空と同じ、どこへ行ってもずっと変わらない…私たちはそう約束したじゃない」
松浦「……」
松浦「ごめんなさい」
小原「ごめんなさい」
黒澤「…」ハァ
黒澤「…ほんと、バカなんだから…」クスッ
松浦「へ?」
黒澤「会いたいなら、会いにくればいい。私はこの土地で、この家で、ずっと生きていく…それはずっと変わらないから…」
小原「ダイヤ…」
黒澤「貴女たちとの絆もそうでしょう?空と同じ、どこへ行ってもずっと変わらない…私たちはそう約束したじゃない」
松浦「……」
31: (家) 2018/01/20(土) 00:58:23.57 ID:MuUdGWWT
小原「…でもさ、果南の気持ちもわかるよ?私は」
松浦「鞠莉…」
小原「大人ってさ、会いに来るのに理由が要るじゃない?」
小原「いきなりやって来て「あーそーぼ」なんてもう言えないもの」クスクス
黒澤「…まあ、そうね…」
小原「それに…さ、あの時は急だったしね」
黒澤「?」
小原「…卒業後、みーんなこの町を出ていくなんて思わなかったし」
小原「私なんて3年ぶりよー?3年ぶりに果南とダイヤと過ごせるお正月だってのに…まさかそれがその年限りになるなんて…ねえ?」
松浦「……」
松浦「鞠莉…」
小原「大人ってさ、会いに来るのに理由が要るじゃない?」
小原「いきなりやって来て「あーそーぼ」なんてもう言えないもの」クスクス
黒澤「…まあ、そうね…」
小原「それに…さ、あの時は急だったしね」
黒澤「?」
小原「…卒業後、みーんなこの町を出ていくなんて思わなかったし」
小原「私なんて3年ぶりよー?3年ぶりに果南とダイヤと過ごせるお正月だってのに…まさかそれがその年限りになるなんて…ねえ?」
松浦「……」
32: (家) 2018/01/20(土) 01:00:55.83 ID:MuUdGWWT
松浦「…そうだよ、ダイヤはずっといるって…私が、誰が出ていっても、ダイヤだけは絶対にここにいるから帰ってくればいつでも会えるって…そう、思ってたのに」
黒澤「果南…?」
松浦「だからあの時急に怖くなったんだ。ひょっとしたら次に帰ってきたとき、誰もいないんじゃないかって」
松浦「そしたらさ、私たちのやってきたことは、Aqoursがやってきたことは…夢か幻になっちゃうんじゃないか…なんて考えちゃって」
黒澤「そんなこと…」
松浦「だって学校は無くなっちゃうじゃん!その上みんながいなかったら…Aqoursなんて最初から無かったみたいじゃん」
松浦「…空っぽの、音ノ木坂みたいにさ…」
黒澤「――!」
黒澤「果南…?」
松浦「だからあの時急に怖くなったんだ。ひょっとしたら次に帰ってきたとき、誰もいないんじゃないかって」
松浦「そしたらさ、私たちのやってきたことは、Aqoursがやってきたことは…夢か幻になっちゃうんじゃないか…なんて考えちゃって」
黒澤「そんなこと…」
松浦「だって学校は無くなっちゃうじゃん!その上みんながいなかったら…Aqoursなんて最初から無かったみたいじゃん」
松浦「…空っぽの、音ノ木坂みたいにさ…」
黒澤「――!」
33: (家) 2018/01/20(土) 01:02:45.62 ID:MuUdGWWT
黒澤「果南、あなた――」
松浦「はぐっ!」ガバッ
黒澤「きゃっ?!」
松浦「…私にとってダイヤはこの町の象徴で、浦女の代表で、Aqoursの始まりで…だから」
松浦「もう、いなくならないでね」ギュウッ
黒澤「……はいはい」ナデナデ
松浦「――っ、ごめん、ちょっと呑みすぎたかも…」
黒澤「ふふ、そうみたいね」
松浦「はぐっ!」ガバッ
黒澤「きゃっ?!」
松浦「…私にとってダイヤはこの町の象徴で、浦女の代表で、Aqoursの始まりで…だから」
松浦「もう、いなくならないでね」ギュウッ
黒澤「……はいはい」ナデナデ
松浦「――っ、ごめん、ちょっと呑みすぎたかも…」
黒澤「ふふ、そうみたいね」
34: (家) 2018/01/20(土) 01:04:54.84 ID:MuUdGWWT
原「…あーっ!わかったかも!」
松浦「な、なに?」
黒澤「急にどうしたの?」
小原「ほら、前に果南が言ってたでしょ?ちかっちは意外と鼻が利く、って」
松浦「ああ…それがなに?」
小原「優勝旗よ、ゆ・う・しょ・う・き♪」
黒澤「優勝旗って…あの、砂浜の?」
小原「そうそうそれ!あれは果南の為にちかっちがああしたのかもね♪」
松浦「私のために…?」
松浦「な、なに?」
黒澤「急にどうしたの?」
小原「ほら、前に果南が言ってたでしょ?ちかっちは意外と鼻が利く、って」
松浦「ああ…それがなに?」
小原「優勝旗よ、ゆ・う・しょ・う・き♪」
黒澤「優勝旗って…あの、砂浜の?」
小原「そうそうそれ!あれは果南の為にちかっちがああしたのかもね♪」
松浦「私のために…?」
35: (家) 2018/01/20(土) 01:07:52.21 ID:MuUdGWWT
小原「だってあの目立つ場所にあるあの旗が、私たちAqoursの存在をいつも証明してくれるもの」
小原「寂しがり屋の誰かさんは嬉しいんじゃない?」
松浦「!!」
松浦「そっか…千歌…」
小原「ってことは…ちかっちは果南のこのめんどくさーい性格をわかってたってことよね?」
黒澤「そうね、私ですらも今の今までここまでめんどくさいとは知らなかったのに…やるわね」
松浦「そんなにめんどくさいめんどくさい言うなー!」
小原「寂しがり屋の誰かさんは嬉しいんじゃない?」
松浦「!!」
松浦「そっか…千歌…」
小原「ってことは…ちかっちは果南のこのめんどくさーい性格をわかってたってことよね?」
黒澤「そうね、私ですらも今の今までここまでめんどくさいとは知らなかったのに…やるわね」
松浦「そんなにめんどくさいめんどくさい言うなー!」
36: (家) 2018/01/20(土) 01:09:26.20 ID:MuUdGWWT
松浦「それにめんどくささでいったら鞠莉だって同じでしょ?!」
小原「私?」
松浦「だってそうじゃん!絶対今遠回しにこの話に誘導してたよね?わざと私の暴露話に持ってったよね?!」
小原「うん、そうだよー♪」
松浦「――は?」
黒澤「あらまあ、そうだったの?」
小原「えっへへー、まあねー♪」
松浦「ちょ…!まってまってまって!」
小原「?」
黒澤「?」
小原「私?」
松浦「だってそうじゃん!絶対今遠回しにこの話に誘導してたよね?わざと私の暴露話に持ってったよね?!」
小原「うん、そうだよー♪」
松浦「――は?」
黒澤「あらまあ、そうだったの?」
小原「えっへへー、まあねー♪」
松浦「ちょ…!まってまってまって!」
小原「?」
黒澤「?」
37: (家) 2018/01/20(土) 01:11:24.36 ID:MuUdGWWT
松浦「なんでそんなにあっさり白状するの?!」
小原「ん~、目的果たしたし、もういっかなって」
松浦「目的…?」
小原「うん」
松浦「なに目的って…?」
小原「果南に自分の口から気持ちを吐き出させること、かな?」
松浦「?!」
小原「だって果南ったらいまだに気持ちを隠すクセ治ってないんだもん。私たちの未熟DREAMERはなんだったのよー」
松浦「そ、それは…!」
小原「もういい歳なんだからそろそろ完熟しなさいっての!」
松浦「は、はい…」
黒澤「あら珍しい。鞠莉が果南を叱るなんて」クスクス
小原「ん~、目的果たしたし、もういっかなって」
松浦「目的…?」
小原「うん」
松浦「なに目的って…?」
小原「果南に自分の口から気持ちを吐き出させること、かな?」
松浦「?!」
小原「だって果南ったらいまだに気持ちを隠すクセ治ってないんだもん。私たちの未熟DREAMERはなんだったのよー」
松浦「そ、それは…!」
小原「もういい歳なんだからそろそろ完熟しなさいっての!」
松浦「は、はい…」
黒澤「あら珍しい。鞠莉が果南を叱るなんて」クスクス
38: (家) 2018/01/20(土) 01:14:32.57 ID:MuUdGWWT
黒澤「――じゃあ暴露ついでに…私からもひとつ良いかしら?」
小原「なになにー?ついに子作り宣言しちゃう?」
黒澤「しないわよ!…えー、こほん、ふたりとも、今日は何の日でしょう?」
松浦「何って…正月でしょ?」
黒澤「ぶっぶー、ですわ!」
小原「あ、ダイヤの誕生日?」
黒澤「そのとおり!今日はこの黒澤ダイヤ28回目の誕生日です!」
松浦「おめでとー」パチパチ
小原「おめでとー」パチパチ
黒澤「ありがとうございます」ペコリ
小原「なになにー?ついに子作り宣言しちゃう?」
黒澤「しないわよ!…えー、こほん、ふたりとも、今日は何の日でしょう?」
松浦「何って…正月でしょ?」
黒澤「ぶっぶー、ですわ!」
小原「あ、ダイヤの誕生日?」
黒澤「そのとおり!今日はこの黒澤ダイヤ28回目の誕生日です!」
松浦「おめでとー」パチパチ
小原「おめでとー」パチパチ
黒澤「ありがとうございます」ペコリ
39: (家) 2018/01/20(土) 01:16:36.59 ID:MuUdGWWT
黒澤「そこで、お願いというかなんと言うか…きいてほしい事があるんだけど…」
小原「なになにー?なんでも言って。なんでも叶えてあげるから♪」
松浦「なんでもって…オーケストラで踊るダンスパーティーとか?」
黒澤「まさか、そんな大層な事じゃなくて、普通に正月遊びをしたいだけよ」
松浦「…ダイヤはやっぱり決着つけたいの?」
黒澤「そうじゃないの。勝負だとか決着だとか…そういうのぜーんぶ抜きにしてただ純粋に3人で思いっきり遊びたいなって…そう思ったの」
かなまり「!!」
小原「なになにー?なんでも言って。なんでも叶えてあげるから♪」
松浦「なんでもって…オーケストラで踊るダンスパーティーとか?」
黒澤「まさか、そんな大層な事じゃなくて、普通に正月遊びをしたいだけよ」
松浦「…ダイヤはやっぱり決着つけたいの?」
黒澤「そうじゃないの。勝負だとか決着だとか…そういうのぜーんぶ抜きにしてただ純粋に3人で思いっきり遊びたいなって…そう思ったの」
かなまり「!!」
40: (家) 2018/01/20(土) 01:18:38.25 ID:MuUdGWWT
黒澤「どう?ふたりとも」
松浦「いいねそれ!おもしろそう♪」
小原「エクセレーント♪よーしダイヤ、絶対負けないわよー♪」
黒澤「ほぅ…鞠莉さん、私に勝つおつもりですの?」
松浦「こらこら、勝負はしないんじゃなかったの?」
小原「ノンノン、甘いわね果南♪やるからには全力で勝ちにいく!じゃなきゃシャイニーじゃないわ!」
黒澤「よく言いましたわ鞠莉さん。ですが勝つのは私です。黒澤に敗北の二文字は有りませんわ!」
松浦「へぇ…ふたりともやる気なんだ…じゃあ本気でいかなきゃ失礼ってもんだよね!」
黒澤「さあ、始めますわよ!」
―――
松浦「いいねそれ!おもしろそう♪」
小原「エクセレーント♪よーしダイヤ、絶対負けないわよー♪」
黒澤「ほぅ…鞠莉さん、私に勝つおつもりですの?」
松浦「こらこら、勝負はしないんじゃなかったの?」
小原「ノンノン、甘いわね果南♪やるからには全力で勝ちにいく!じゃなきゃシャイニーじゃないわ!」
黒澤「よく言いましたわ鞠莉さん。ですが勝つのは私です。黒澤に敗北の二文字は有りませんわ!」
松浦「へぇ…ふたりともやる気なんだ…じゃあ本気でいかなきゃ失礼ってもんだよね!」
黒澤「さあ、始めますわよ!」
―――
41: (家) 2018/01/20(土) 01:20:07.82 ID:MuUdGWWT
―――
ルビィ「おねーちゃーん?」
ルビィ「……?」
ルビィ「…入るよーって、うわっ?!お酒くさっ!」
ルビィ「なんかすごい散らかってるし…」
ルビィ「!?」
ルビィ「あー…」
スチャ
ルビィ「おねーちゃーん?」
ルビィ「……?」
ルビィ「…入るよーって、うわっ?!お酒くさっ!」
ルビィ「なんかすごい散らかってるし…」
ルビィ「!?」
ルビィ「あー…」
スチャ
42: (家) 2018/01/20(土) 01:21:52.90 ID:MuUdGWWT
ピッ
ルビィ「あ、理亞?――うん、――そうなんだけど…やっぱり今日はこっちに泊まるから――」
ルビィ「――ごめんって、――うん、理亞は今日東京に帰るんだよね?――だからごめんってばぁ――そう、黒澤家には色々あるの!――」
ルビィ「――それでね、社長に謝っといてくれない?――あ!今の「ぬぁんでよ」すっごいそっくり!さすが理亞ちゃん♪可愛いなぁ――うん、ホントホント、感謝してるって――」
ルビィ「――じゃあ!――うん、大丈夫大丈夫明日のリハまでにはそっちに帰るから!じゃあね!」
ピッ
ルビィ「ふぅ…」
ルビィ「あ、理亞?――うん、――そうなんだけど…やっぱり今日はこっちに泊まるから――」
ルビィ「――ごめんって、――うん、理亞は今日東京に帰るんだよね?――だからごめんってばぁ――そう、黒澤家には色々あるの!――」
ルビィ「――それでね、社長に謝っといてくれない?――あ!今の「ぬぁんでよ」すっごいそっくり!さすが理亞ちゃん♪可愛いなぁ――うん、ホントホント、感謝してるって――」
ルビィ「――じゃあ!――うん、大丈夫大丈夫明日のリハまでにはそっちに帰るから!じゃあね!」
ピッ
ルビィ「ふぅ…」
43: (家) 2018/01/20(土) 01:25:11.38 ID:MuUdGWWT
ルビィ「――さて、と」
ルビィ「顔見せだけしてすぐに帰ろうと思ってたんだけど…」
ルビィ「しょうがない、ひさしぶりに黒澤家のお嬢さんやりますか!」ンー!
ルビィ「それにしてもこの人たちは…変わらないというかなんというか」ハァ…
ルビィ「ほんと、いつまでも子供なんだから」フフッ
ルビィ「――おかーさーん!私の晴れ着どこー?」パタパタ
だいかなまり「」Zzz…
おしまい
ルビィ「顔見せだけしてすぐに帰ろうと思ってたんだけど…」
ルビィ「しょうがない、ひさしぶりに黒澤家のお嬢さんやりますか!」ンー!
ルビィ「それにしてもこの人たちは…変わらないというかなんというか」ハァ…
ルビィ「ほんと、いつまでも子供なんだから」フフッ
ルビィ「――おかーさーん!私の晴れ着どこー?」パタパタ
だいかなまり「」Zzz…
おしまい
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1516375151/