【SS】すみれ「私たちってLiellaのイケメンコンビって呼ばれてるらしいわよ」かのん「へ〜」ｸﾞﾃﾞｰﾝ【ラブライブ！スーパースター!!】

部室

すみれ「なによその気の抜けた返事」

かのん「ごめんごめん……それネットの記事？」

すみれ「そうよ」

かのん「どれどれ……カッコイイ、イケメン…ほーん…」

かのん「私たちイケメンではないよねぇ〜」

すみれ「そうね〜」
　

すみれ「どう自覚とかは？」

かのん「いやぁ…イケメンと言われてもな〜なんかしっくりこないなぁ〜」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

かのん「すみれちゃんは？身に覚えとかある？」

すみれ「私もないわよ、というかカッコイイより美人って言われたいわ」

かのん「すみれちゃんらしいねぇ〜」

かのん「じゃあ第三者視点からみて私ってイケメン？」

すみれ「ビビりの人にしか見えないわ」

すみれ「…私は？」

かのん「泣き虫ギャラクシー」

すみれ「なによそれ」


かのん「…みんな遅いね〜」

すみれ「…そうね」
　

かのん「ねえ、その記事もっと見せて」

すみれ「ん」ｸﾞｲｯ

かのん「えっと…すみれちゃんツリ目がカッコイイだって」

すみれ「ツリ目かー…いやまあタレ目と比べたらキリッとしてると思うけど…だからと言ってイケメンとは思わなくない？」

かのん「確かに〜というかツリ目だったらメイちゃんも該当しない？」

すみれ「あの子は可愛いでしょ」

かのん「それ！カッコイイなら四季ちゃんがピッタリかも」

すみれ「でもあの子タレ目じゃなかった？」

かのん「とにかくかっこよさに目は関係ないと言うことで」
　

かのん「私は…あ、リーダーシップだって」

すみれ「な〜んかフワッとしてるわね、まぁわからなくもないけど」

かのん「みんなを引っ張っていく姿がカッコいい。私もリードされたい。だって」

すみれ「あそっか、ファンはステージ上のかのんしか見てないんだったわ」

すみれ「本当はビビりで面倒くさい性格だもんね、そこでダラダラしてるやつは」

かのん「え、ひどくない？」

すみれ「ふふ、冗談」
　

かのん「…あ、すみれちゃんはファンサービスが神すぎる！だって」

すみれ「…それとなんの関係があるの？」

かのん「心当たりとかないの？神対応って絶対覚えてるもんでしょ！」

すみれ「うーん…まあライブ中目が合ったな〜って子がいたらウインクしたり手振ったり…そのくらいよ？あんたもやってるでしょ？」

かのん「いやまぁやってるけど……あ、ライブ以外は？声掛けられたりとかするでしょ！」

すみれ「まあ多少は……あっ！」

かのん「え！ついに心当たりが！！」

すみれ「そういえば私…女の人しか声かけられたことないかも」

かのん「お！…ってそれ私もだ」

すみれ「というか学校行く前に貰ったのよ、ファンレター」

かのん「おおお〜すごいじゃん！」

すみれ「ご丁寧にハートマークまであるわよ」
　

かのん「年齢とかわかる？」

すみれ「中学生…くらいかしら。もしかしたらあんたが通ってた中学かもね」

かのん「あ、外苑西中のこと？」

すみれ「そ、どれどれ…汚い字ですいません平安名すみれ様にどうしても伝いたいことが……って様付けかい」


………


すみれ「……このメールアドレスにお返事ください。だって」

すみれ「なんかお食事に誘われちゃったわよ」

かのん「……それひょっとしてラブレターじゃない？」
　

すみれ「え、まじ？でも私のファンって言ってたわよ？」

かのん「じゃあファンレターなのかな？」

すみれ「まあよくわかんないわ。外苑西中学の子だと思うからそこの校門で待ってみる、顔覚えてるし」

かのん「覚えてるの？」

すみれ「あー、よくライブ見に来る子だから覚えちゃったのよ。というかファンの顔は大体覚えてるわ」

かのん「まぁそうだよね」
　

すみれ「…ねえ、今度私たちで握手会しない？」

かのん「え゛っ！恥ずかしいよそれ…」

すみれ「いいじゃないファンとの接近イベントよ！」

かのん「それで身内とか友達しか来なかったらどうするの？」

すみれ「それは…まあそれでいいんじゃない？」

すみれ「もしかしたら握手以上のこと求められるかもよ？」

かのん「そそそ、それってなに！！怖いんだけど」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

すみれ「まぁ…写真とか？」

かのん「なーんだ…」ﾎｯ
　

かのん「すみれちゃんはファンに…○○してください！って言われたからどこまで出来る？」

すみれ「かのんは？」

かのん「私は写真くらいは…」

すみれ「私はハグまではいけるわ」

かのん「えっ！？ハグ！？！？」

すみれ「というかしたことあるのよ。子供だったけど…握手会じゃなくてハグ会にする？」ﾆﾔﾆﾔ

かのん「絶対イヤだ！！！」
　

すみれ「じゃあ、握手会の日程決めましょ」

かのん「え、やるの？私まだ賛成してないんだけど」

すみれ「う〜ん…あ、1ヶ月後くらいにする？そのくらい空ければあんたも慣れると思うし…告知も出来るしね」

かのん「え〜…わかったよ〜……」

すみれ「衣装は？私スーツ着てみない？」

かのん「ヒラヒラしてないからいいよね！スーツ！」

すみれ「お、意外と肯定的」
　

1ヶ月後

四季「それではただいまより、『かのんとすみれがスーツ着て一人一人とチェキが撮れちゃう超接近イベント』を開始します」

四季「司会は消去法で決まった若菜四季がお送りします」

キャー！すみれちゃ〜ん！かのんちゃん！！！！カッコイイ〜！こっち向いて〜！！たまんねぇっす〜！！

かのん（なんかアップグレードしてる！）
　

かのん（ああもう…こんな大きくなるとは思わなかったよぉ…ていうか人多い……）

四季「ただいま50分待ちでーす」

かのん「まだ始まってもいないのに！？」

かのん（ふぅ…だ、大丈夫…なんとかなる！！）

四季「それでは1人目の方、どうぞ〜」


かのん「あ、こんにちは！あれ？今日はちょっと服違うね？いつも制服だからかな。可愛いね」ｷﾘｯ

すみれ「あら、この間ファンレターくれた子じゃない。とても嬉しかったわ。あれ、前髪切った？」ｷﾘｯ

かのん「ど、どんなポーズ撮る？え、私があなたを踏むの！？君にそんなこと出来ないよ」ｷﾘｯ

すみれ「は？キス？はぁ……手の甲ならいいわよ」ｷﾘｯ


千砂都（スーツかのんちゃん好き！！！！！！）

可可（すみれ……///）

恋（こ、これが禁断のセカイ…）

夏美（初恋泥棒…///）

メイ（やべぇ、チェキ合計で10枚撮っちまった…）

きな子（かのん先輩…きな子の憧れ……///）


四季「…ダメだこりゃ」

おわり
　

全員メイのドルオタモード発動してそう
　

もうこのアイドルグループは終わりだぁ乙
　

四季だってメイにやられたら落ちるクセに
　

これはイケメン


　

神スレデェス！
　

乙
かのすみにはめっちゃいい顔しながら延々とくだらない会話しててほしい