【SS】千砂都「ドカ喰い」【ラブライブ！スーパースター!!】

キャラ崩壊注意
　

『はい今日作るのはー、昨日余ったカレー粉を使ったカレー風チャーハンだ』


ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ


『一瞬3秒クッキングネギ刻みをキメたら』


『ニンニクもおまけ付きで刻んじゃおう明日の学校のことなんかカンケーないだいたいかのんちゃんとキスする予定がないんだから気にしなくていいんだなバカタレが』


ｼﾞｭﾜｰｰｰｰｰｰ


千砂都「んんんんんん、中華鍋にサラダ油が踊ってるねぇ」


『さて油の音で宴会の前夜祭が始まりだ、ソコにさっき刻んだニンニクネギを参戦させ炒めていかぅーーーーー』


ｼﾞｬｧｧｱｱｱ ｼｬｼｬｼﾞｼｬｼｬ
　

『んほほほほははははは！！！香りがすんげぇいいんだわなこれが、たこ焼きのバイト終わりの私の体にはイヤらしいくらい響いてくる』


『そこに10個326円の少し高い卵ふたつをぶっ込んでいく、んで搦めるぅ』


『ネギ、ニンニク、卵が渾然一体になりこの嵐千砂都に匂いで喧嘩を売ってきやがる』


『ただここで万が一にも喧嘩を買ってみろ？ひと摘みでもしてみやがれ、チャーハンが出来上がる前に具材が全て中華鍋から消えてしまうだろう、さながらアガサ・クリスティの推理小説のようではないか（犯人は私だが）』


ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ


『ここでカレー粉を刻んでいくぅ！！！！この間に冷凍の米をチンしておかないとねぇ。今日使うカレー粉はひゃくろーで買ったボンカレー甘口だよ普通のやっすいやつ、ただ安くてもうめぇんだこれが』


『達人は筆を選ばない、それと同じなんだよなぁわかる？わかるよね』
　

『私昔ひゃくろーでバイトしてたことがあるんだけどね、普通のコンビニにはあるタバコが無い分楽だとおもったんだけどねぇ』


『従業員が学校不登校とかバツ2クソ親父とか問題児ばかりの最悪レシピ、何したって上手くいかねぇよこんなトコ、ってことで１ヶ月でやめました』


千砂都「ここ見て！！牛肉かっちゃったーーー！！！」


『おい過去の私、せっかく安いカレー粉アピールしてるんだぜ、その直後にこの牛肉攻撃は未来の私への動画編集点追加攻撃か？』


『だがそれもカンケーねぇくらい牛肉の脂がｼﾞｭﾜｰｰｰｰｰｰっと具材に絡むんだなこれが』


『動画編集してる朝2時の私の胃袋はかなりのダメージを負っている、だから嫌なんだよねぇ料理系YouTuberやるの』
　

ﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯ


『はいここで米が氷河期から開放されたー、直後このニンニク香る中華鍋風呂に間髪入れずぶっ込んでいくぅー、私が米の立場なら具材たちに出会えた感謝で全裸になりながら身体中に塗りたくってかのんちゃんの前の皿の上に並ぶだろうなぁ』


『ただ悲しいことよ、現実は厳しい...この米どもはこの嵐千砂都に食われることになるんだからなぁ』


『ただその前にインドの香りを喰らわせてやるんだ、さっき0.6秒で刻んだカレー粉をぶっ込んでやるのさ、米もインド旅行を楽しんでからなら私の腹が墓場でもまぁ許してくれるだろう』


千砂都「はいかんせー！！！！」


『卓上には牛、ニンニク、カレーの香りが渾然一体だーーー！！そしてこの銀色のアサヒすぅぅぅぱぁぁぁどぅらぁぁぁいを添えていけば万事OK』


千砂都「頂きます！」ﾊﾟﾝｯ


『いただきますはちゃんとする人が私は好き、感謝を忘れない人が好き、ニンニクに感謝、ネギに感謝、牛さんに感謝、米に感謝、そしてインドに向けて感謝だ』
　

千砂都「...」ﾊﾟｸｯ


千砂都「...」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


千砂都「うまぁぁあ！！！！！」ｷﾗｷﾗ


千砂都「...」ﾊﾟｸｯ ﾊﾟｸｯ ﾊﾟｸｯ


『美味しんぼでも言ってた、この米が喉を無理やり通る感覚が好きなのは私だけじゃないはず、この時に感じる感情は、最早仏の域、もう何も考えてない、思考停止、うめぇ、それだけでいい、美味しいだけのそれだけでいいんだ』
　

千砂都「...」ｶｼｭｯ


千砂都「...」ｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸ


千砂都「んっぱぁぁぁあ！！！！」ｷﾗｷﾗ


『ここで脂っこくなった口の中をビールでリセットだ、米の喉ごしに対抗し、ビールの炭酸の喉ごしだ、どちらも決勝進出確定』


『今日のスクールアイドルの練習の疲れが、このアルコールで全て洗い流されたと言っても過言ではない、毎日必要なログインボーナスだ』
　

千砂都「...」ﾊﾟｸｯ ﾊﾟｸｯ


千砂都「...」ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ


千砂都「...」ﾝｸﾞｯﾝｸﾞｯﾝｸﾞｯ


千砂都「ぷはぁーーー！！！」


『これが最高の贅沢だ、私は生きてる、この瞬間が、私が生きていると感じる頂点なのだ、わかるだろ？』


『デザートはかのんちゃんのおまんまんといきたいところだが、今から会いに行ったらニンニク攻撃をかまして嫌われてしまいそうなのでやめとこう』


千砂都「ごちそさま！！！」ﾊﾟﾝｯ


『この動画かのんちゃんに見られたら怒られるかな？〇される？ふふっ、それも趣あり、もしこの動画があなたの目に留まっているとしたら、私嵐千砂都は、既にこの世には居ないかもしれません』


千砂都「ふぅーーーっ...足りないからラーメン食べに行こ。」


『最高の深夜３時、まだまだワクワクと空腹がとまらねぇ』


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おわり
　

どかちー
　

しれっと酒飲んでて草