【SS】ユズハ「また中間テストの順位が下がってる！ 何かあったんですか、ルリカちゃん！？」ルリカ「あー、えっとー……」【ラブライブ！スクールアイドルミュージカル】

ユズハ「アイドル部を作った時だって両立してたのにどうしたんですか！？」

ルリカ「なんでもないんだよ、本当に。ユズハちゃんには関係のないことだから」

ユズハ「関係なくなんかありません！」

ユズハ「私はルリカちゃんの幼馴染です！」

ユズハ「何か悩みがあるんだったら助けになりたい、だから話してください！」

ルリカ「……。本当になんでもないから気にしないで」

ユズハ「ルリカちゃん！」ﾊﾞｯ

ユズハ「ちゃんと言ってくれないとわかんないでしょ！？」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙﾝ

ルリカ「で、出た！ ユズハリケーン！」

ユズハ「ふざけてないでちゃんと答えて！」

ルリカ「……ごめんね、言えないの」

ユズハ「……そう、ですか」ｼｭﾝ
　

ルリカ「決してユズハちゃんが信用できないとか、そういうのじゃないんだよ？」

ルリカ「でも、その、ユズハちゃんには──ユズハちゃんだから言えないっていうか」

ユズハ「私だから、ですか……？」

ユズハ「……じゃあ、アンズちゃんやユキノちゃんには相談できるんですか？」

ルリカ「うーん、それもちょっと難しいかなあ……」

ユズハ「マドカ理事長には？」

ルリカ「ママ！？ 絶対無理！ それこそ無理だよ！」

ユズハ「……そう、ですか。わかりました。もし相談できる時が来たらいつでも相談してください」

ユズハ「私じゃ頼りないかもしれないけど、きっと話すだけで少しは楽になると思うから！」ｷﾞｭｯ

ルリカ「う、うん。ありがとうユズハちゃん」

ユズハ「では、私はこの後習い事があるので！」

ルリカ「うん、頑張ってね」ﾌﾘﾌﾘ

ルリカ「……」
　

──

ルリカ「ママ、もう寝たよね……？」

ルリカ「リビングにしかテレビないからなあ……」

ルリカ「いっそのこと画面付きのポータブルプレイヤーみたいなの買っちゃおうかなあ……」

ルリカ「まあ、それはともかく今は今だよね。今日はこれにしようっと」

ルリカ「幼馴染と24時間耐久レズセ　　　」ｼﾞｬｰﾝ

ルリカ「この女優さんちょっとユズハちゃんに似てるんだよね」

ルリカ「ユズハちゃんと24時間耐久レズセかあ……」ﾎﾟﾜﾝﾎﾟﾜﾝ

ルリカ「えへへぇ」

ルリカ「もう我慢できない！ 再生、っと」ﾎﾟﾁｯ

ルリカ「……」ﾜｸﾜｸ

ルリカ「んっ❤ ユズハちゃん、ごめんね❤ 毎晩こんなことしてるせいで心配かけちゃって❤」ｸﾁｭｯ

ルリカ「こんなことユズハちゃんには絶対言えないよ❤」ｸﾁｭｸﾁｭ

ルリカ「ユズハちゃん、ユズハちゃん……❤」ｸﾁｭｸﾁｭ
　

──

ユズハ「ルリカちゃん」

ルリカ「どうしたの、ユズハちゃ……って、えー！？ なんで裸なの！？」

ユズハ「なんでって、これから24時間レズセ　　　するんでしょ？」

ルリカ「そっか！ そういえばそうだったかも！」

ユズハ「もう、ルリカちゃん。忘れないでくださいよ」

ルリカ「ごめんごめん」

ルリカ「って、あれ、ユズハちゃんもしかして期待してる？」ﾆﾔﾆﾔ

ユズハ「そ、そんなことないですよ！」ｱｾｱｾ

ルリカ「でも、もうユズハちゃんのここ、愛液がきらりひらりしてるよ」

ユズハ「恥ずかしいから言わないでください/////」

ルリカ「ユズハちゃんかわいい❤ ちゅーっ❤」ﾁｭｯ

ユズハ「！！？？」

ユキノ「る、るる、ルリカ先輩何してるんですか！？」

ルリカ「あれ？ なんでユキノちゃんが？」

マーヤ「ルリちゃんまた寝ぼけてるー」ｸｽｸｽ
　

ルリカ「なーんだ、夢かー」

ヒカル「夢かー、じゃなくてどういう夢見たらそういうことになるのか、ってこと！」

アンズ「ユズハちゃんかわいいー、ってユズハ相手にキスする夢？」

ユキノ「不潔です！ ルリカ先輩の唇は私がもらう予定だったのに！」

ルリカ「そんな予定ない！」

マーヤ「あー、もしかしてルリちゃん、最近成績落ちてたのってー」

ルリカ「っ！」ﾄﾞｷｯ

マーヤ「ユズハちゃんのことが好きで──」

ルリカ「夜な夜な工　　なビデオなんて見てないから！」

マーヤ「え？」

ルリカ「あっ」

ヒカル「……」

アンズ「……」

ルリカ「ほ、本当にそういうんじゃなくて！」ｱｾｱｾ

ヒカル「いや、咄嗟に出てくるって答え合わせだろ」

ルリカ「うぅ……/////」

ユキノ「私は煩悩にまみれたルリカ先輩も受け入れますよ」ﾆｺｯ
　

ユズハ「……」

ルリカ「ユズハちゃん！ ほんっとうにごめんなさい！」

ユズハ「……ルリカちゃんは誰でもよかったんですよね？」

ルリカ「えっ」

ユズハ「私、初めてだったんですよ……？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ユズハ「ルリカちゃんは誰でもいいから工　　なことがしたかっただけなんですよね……？」

ルリカ「えっ、ちがっ──」

ユズハ「ルリカちゃんなんてだいっきらい！」ﾀﾞｯ

ルリカ「ユズハちゃん！」

マーヤ「修羅場よき！」

ヒカル「今そういう空気じゃないから自重しろ」
　

ルリカ「……」

ヒカル「追いかけないのか？」

ルリカ「……だって、ユズハちゃんに嫌われちゃったし」

アンズ「好きなんでしょ？ ユズハのこと」

ルリカ「それは、そうなんだけど、でも女の子同士だし……」

マーヤ「あ、そこは大丈夫だよ！ 百合っていうジャンルがあってね、女の子同士の恋愛を描いた高尚な──」ﾊﾔｸﾁ

ヒカル「ややこしくなるからお前は黙ってろ」

マーヤ「ひっどーい！」

ルリカ「でも──」

ユキノ「でもでも、ってルリカ先輩らしくないですよ！」

ルリカ「ゆ、ユキノちゃん！？」
　

ユキノ「私が憧れるルリカ先輩は、好きに全力で！ かっこよくて！」

ユキノ「ルリカ先輩がユズハ先輩のこと好きなのは、ちょっと認めたくないですけど──」

ユキノ「好きなら、いつもみたいに我武者羅に、真っ直ぐに動けばいいじゃないですか！」

ルリカ「っ！」

ルリカ「ごめん、みんな。私行ってくる！」

ヒカル「私もそれがいいと思う」

ルリカ「みんな、ありがとう！」ﾀﾞｯ

ユキノ「……」ｳﾙｳﾙ

アンズ「かっこよかったよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ユキノ「……私、まだ、あきらめてませんから」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

アンズ「うん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

マーヤ「青春良き！」ｸﾞｯ
　

──

ユズハ「……」

ルリカ「ユズハちゃん！ よかった、ここにいたんだね！」

ユズハ「っ！」ﾀﾞｯ

ルリカ「逃げないでちゃんと話を聞いてほしいの！」

ユズハ「……」

ルリカ「ありがとう」

ルリカ「まずは、ごめんね。寝ぼけてキスしちゃったこと」

ユズハ「……いえ、それは、あまり気にしてません」

ルリカ「えぇっ！？ でも、初めてだったんでしょ！？」

ルリカ「だから怒ったんじゃ──」

ユズハ「……ルリカちゃんは鈍感ですね」

ユズハ「私が怒ったのは全然別のこと──」

ユズハ「実は私は、ルリカちゃんのことが好き、なんです」

ユズハ「幼馴染で、女の子同士なのに、ずっと、ずーっと好きでした」

ルリカ「えっ、そうだったの！？」
　

ユズハ「でも、ルリカちゃんは工　　なビデオを見て、そういうことがしたくなったから、一番近くにいる私にそういうことしたんでしょ？」

ユズハ「私はこんなにルリカちゃんが好きなのに、ルリカちゃんはきっと違うんだって思って──」

ユズハ「おかしいのは私の方なんです。ルリカちゃんのことをそういう目で見てしまうなんて」

ユズハ「だから、これは私の逆恨みみたいなものなんです」

ルリカ「違うよ、ユズハちゃん」

ルリカ「私は、ユズハちゃんのことが好き。工　　なビデオを見始めたのだって、ユズハちゃんに似てる女優さんを見つけたのが原因だし──」

ルリカ「ちゃんと言ってくれないとわかんない、って何回もユズハちゃんに言われてるのに、ごめんね」

ルリカ「だから今度はちゃんと言うね」

ルリカ「私はユズハちゃんを、皇ユズハを愛してる！」

ルリカ「キスが先って、順番が逆になっちゃったけど、私と正式にお付き合いをしてほしい！」

ユズハ「……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ルリカ「えっ！？ ご、ごめん！ やっぱり嫌だった！？」

ユズハ「違います……。ずっと夢見てたことだったから、嬉しくて……」

ユズハ「私も、ルリカちゃんが大好きです。愛してます……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
　

──

ユキノ「あー！ またルリカ先輩の順位下がってますよ！」

ヒカル「今回はルリカだけじゃなくてユズハも」ﾁﾗｯ

ルリカ「あ、あははー、なんでだろうねー……」

ユズハ「ルリカちゃんがいつもしてくるからに決まってるじゃないですか！」

ユズハ「おかげでいつも寝不足で、習い事でもミスが多いって怒られてるんですよ！？」

ルリカ「で、でも！ ユズハちゃんだって嫌がってないじゃん！」

ユズハ「そっ！ それは、そうですけど////」

ユキノ「むぅ……」

ヒカル「あー、まあ、ほどほどにな」

アンズ「仲良きことは美しきかな、ね」ﾆｺｯ

マーヤ「ユズルリマヂ尊み秀吉……」

ヒカル「いや、何語だよ」

おわり
　

椿組ほんとすき
ミュージカル1回しか見てないからキャラ違ったらごめん
ルリユズとキョウマドはエモいと思います
　

おつ
さっそくミュージカル観た思い出が蘇ってくる……
　

今日見てきたから脳内再生余裕で草
　

ミュージカル見たくなったわ
　

やっぱルリユズよ
ミュージカルは全てのラブライバーに見て欲しい
　

解像度高くて感動した。
ルリユズいいぞ！！ヒカマーも頼んだ！