1: (茸) 2023/05/09(火) 20:58:42.89 ID:rW2FipDk
花帆「梢センパイ~!」ギューッ
梢「あらあら、甘えんぼうさんね」
花帆「えへへ~」
花帆「梢センパイにギューッってしてると安心するんです…やさしくて…包んでくれて…」
花帆「おばあさんみたいなんです!」
梢「なにっ」
梢「あらあら、甘えんぼうさんね」
花帆「えへへ~」
花帆「梢センパイにギューッってしてると安心するんです…やさしくて…包んでくれて…」
花帆「おばあさんみたいなんです!」
梢「なにっ」
4: (茸) 2023/05/09(火) 21:01:32.29 ID:rW2FipDk
🏫< キーンコーンカーンコーン
梢「」
綴理「こず…?こず……?おーい、こず~?」ブンブン
綴理「授業終わったよ~?」
梢「」
綴理「……ダメだねこれ、どっか遠い場所見ちゃってるし…」ハァ…
梢「」
綴理「こず…?こず……?おーい、こず~?」ブンブン
綴理「授業終わったよ~?」
梢「」
綴理「……ダメだねこれ、どっか遠い場所見ちゃってるし…」ハァ…
5: (茸) 2023/05/09(火) 21:04:49.99 ID:rW2FipDk
梢「ゆ…」
綴理「お?帰ってきたかな?おーい、こず~!」
梢「許せなかった……お母さんならともかくおばあさん扱いされたわたくし自身が!」
綴理「……なにっ?」
梢「ねぇ、綴理?ちょっと聞いて欲しいのだけれど?」
綴理「……それ、断れるヤツ?」
梢「断れないヤツよ?」
綴理「……じゃあ聞く、仕方ないけど」
梢「ありがとうね」
綴理「お?帰ってきたかな?おーい、こず~!」
梢「許せなかった……お母さんならともかくおばあさん扱いされたわたくし自身が!」
綴理「……なにっ?」
梢「ねぇ、綴理?ちょっと聞いて欲しいのだけれど?」
綴理「……それ、断れるヤツ?」
梢「断れないヤツよ?」
綴理「……じゃあ聞く、仕方ないけど」
梢「ありがとうね」
6: (茸) 2023/05/09(火) 21:09:03.21 ID:rW2FipDk
~梢センパイ説明中~
こずはボクに、朝の出来事を涙ながらに説明したんだ…
その時間…500秒!
~梢センパイ説明終了~
梢「……という事なの」
綴理「はぁ…」
綴理「要するに、こずはかほにおばあちゃんくさいって言われて凹んだんだね」
梢「わたくしが500秒かけて説明した事を5秒にまとめないでちょうだい…」
こずはボクに、朝の出来事を涙ながらに説明したんだ…
その時間…500秒!
~梢センパイ説明終了~
梢「……という事なの」
綴理「はぁ…」
綴理「要するに、こずはかほにおばあちゃんくさいって言われて凹んだんだね」
梢「わたくしが500秒かけて説明した事を5秒にまとめないでちょうだい…」
9: (茸) 2023/05/09(火) 21:12:45.73 ID:rW2FipDk
梢「ねぇ綴理…」
綴理「?」
梢「こんな事が…こ、こんな事が許されていいのかしら!わたくしがおばあさんみたいだなんて!」
綴理「まぁ…かほの言葉はたまに刺さるからね、わかるよ」
梢「そ、そうでしょう?綴理、あなたも経験あるものね?」
綴理「まぁね」
綴理「それはそれとして、こずがおばあさんみたいなのは酷い言われようだけど事実だからしょうがないと思う」
梢「」
綴理「?」
梢「こんな事が…こ、こんな事が許されていいのかしら!わたくしがおばあさんみたいだなんて!」
綴理「まぁ…かほの言葉はたまに刺さるからね、わかるよ」
梢「そ、そうでしょう?綴理、あなたも経験あるものね?」
綴理「まぁね」
綴理「それはそれとして、こずがおばあさんみたいなのは酷い言われようだけど事実だからしょうがないと思う」
梢「」
11: (茸) 2023/05/09(火) 21:15:22.08 ID:rW2FipDk
梢「……え?」
綴理「…?」
梢「……え?わたくし、おばあさんみたい?」
綴理「もしかして…実感無かった?」
梢「……待って欲しいわ、溺れそうよ」
綴理「うん、待つよ」
綴理「…?」
梢「……え?わたくし、おばあさんみたい?」
綴理「もしかして…実感無かった?」
梢「……待って欲しいわ、溺れそうよ」
綴理「うん、待つよ」
12: (茸) 2023/05/09(火) 21:20:39.06 ID:rW2FipDk
☕☕
梢「ふう…」
綴理「お茶飲んで落ち着いた?」
梢「えぇ、ごめんなさい…少し取り乱したわ」
綴理「いいさ、取り乱す回数ならボクの方が何倍も上だから」
梢「それでね?綴理?」
梢「その…もし良かったらだけど、わたくしがどう、おばあさんみたいなのかって教えて欲しいのだけれど」
梢「花帆さんにあんな風に言われてそのままにしておくなんて、乙宗梢として、センパイとして恥ずかしいの」
梢「忌憚のない意見をちょうだい?」
梢「ふう…」
綴理「お茶飲んで落ち着いた?」
梢「えぇ、ごめんなさい…少し取り乱したわ」
綴理「いいさ、取り乱す回数ならボクの方が何倍も上だから」
梢「それでね?綴理?」
梢「その…もし良かったらだけど、わたくしがどう、おばあさんみたいなのかって教えて欲しいのだけれど」
梢「花帆さんにあんな風に言われてそのままにしておくなんて、乙宗梢として、センパイとして恥ずかしいの」
梢「忌憚のない意見をちょうだい?」
14: (茸) 2023/05/09(火) 21:23:40.84 ID:rW2FipDk
綴理「カレーか、あんみつかどっちが良い?」
梢「か、カレーとあんみつ?」
梢「……あぁ、辛口か甘口か、って事ね?….…せっかくだからカレーで!」
綴理「おっけー」
梢「……や、やっぱりバーモントカレーにしてちょうだい?リンゴとはちみつたっぷり入れた甘口カレーで…」
綴理「…往生際わるいね」
梢「か、カレーとあんみつ?」
梢「……あぁ、辛口か甘口か、って事ね?….…せっかくだからカレーで!」
綴理「おっけー」
梢「……や、やっぱりバーモントカレーにしてちょうだい?リンゴとはちみつたっぷり入れた甘口カレーで…」
綴理「…往生際わるいね」
15: (茸) 2023/05/09(火) 21:27:01.58 ID:rW2FipDk
綴理「うーんとね」
梢「……ゴクッ」
綴理「大前提として、なんだけどね?かほはこずのおばあさんみたいな点が嫌いとかじゃないんだよね?」
梢「……そうね、それはそうだと思うわ、安心するって言ってたし」
綴理「……ならさ、良いんじゃない?おばあさんで」
梢「なにっ……えっと、どういう意味かしら?」
梢「……ゴクッ」
綴理「大前提として、なんだけどね?かほはこずのおばあさんみたいな点が嫌いとかじゃないんだよね?」
梢「……そうね、それはそうだと思うわ、安心するって言ってたし」
綴理「……ならさ、良いんじゃない?おばあさんで」
梢「なにっ……えっと、どういう意味かしら?」
16: (茸) 2023/05/09(火) 21:33:42.75 ID:rW2FipDk
綴理「ボクも周りからは良く変わってるね~とか言われるけど」
綴理「さやは「それは綴理先輩の長所です!周りに合わせるなんてとんでもない!今のままで居てください!」って言ってくれるよ?」
梢「……っ」
綴理「こずもボクと同い年なんだから「おばあさんみたい」って言われて傷付くのは分かるけど…」
綴理「いちばん大丈夫なのは、自分の大切な人がそれを好きか嫌いかなんじゃないかな?」
綴理「こずはいつも完璧を求めて頑張るし、それは素敵だとおもう」
綴理「サナギが蝶々になるみたいに、色々な事を乗り越えちゃうけど…」
綴理「目の前に、サナギが好きな人が居たら、蝶々は無理して羽化する必要、ないんじゃない?」
綴理「さやは「それは綴理先輩の長所です!周りに合わせるなんてとんでもない!今のままで居てください!」って言ってくれるよ?」
梢「……っ」
綴理「こずもボクと同い年なんだから「おばあさんみたい」って言われて傷付くのは分かるけど…」
綴理「いちばん大丈夫なのは、自分の大切な人がそれを好きか嫌いかなんじゃないかな?」
綴理「こずはいつも完璧を求めて頑張るし、それは素敵だとおもう」
綴理「サナギが蝶々になるみたいに、色々な事を乗り越えちゃうけど…」
綴理「目の前に、サナギが好きな人が居たら、蝶々は無理して羽化する必要、ないんじゃない?」
17: (茸) 2023/05/09(火) 21:38:01.20 ID:rW2FipDk
梢「……」
綴理「……」
梢「……すっごい辛口だったわよ?」
綴理「ほんと?チャンピオンカレーくらい辛かった?」
梢「……でもありがとう、なんだか心スッキリしたわ」
綴理「なら良かった、カレー食べたあとも汗だくになるけどスッキリだよね……なんかカレー食べたくなってきたな…でも今食べたらさやに怒られちゃうかも」
梢「……村野さんにも感謝しないとね」
綴理「?さやに?」
梢「こっちの話」
綴理「……」
梢「……すっごい辛口だったわよ?」
綴理「ほんと?チャンピオンカレーくらい辛かった?」
梢「……でもありがとう、なんだか心スッキリしたわ」
綴理「なら良かった、カレー食べたあとも汗だくになるけどスッキリだよね……なんかカレー食べたくなってきたな…でも今食べたらさやに怒られちゃうかも」
梢「……村野さんにも感謝しないとね」
綴理「?さやに?」
梢「こっちの話」
18: (茸) 2023/05/09(火) 21:43:16.87 ID:rW2FipDk
~後日~
花帆「梢センパ~イ!」ギューッ
梢「ふふっ、今日も甘えんぼさんね」
花帆「はい!」
綴理「やれやれ…元の鞘だね」
さやか「なにかあったんですか?」
綴理「自分が欠点だと思った事でも、他人から見たら長所っていう話だよ」
さやか「……はぁ?」
綴理「あ、そだ!」
さやか「なにかありましたか?」
綴理「こずに送るものがあったんだ…ぽちっ…」
花帆「梢センパ~イ!」ギューッ
梢「ふふっ、今日も甘えんぼさんね」
花帆「はい!」
綴理「やれやれ…元の鞘だね」
さやか「なにかあったんですか?」
綴理「自分が欠点だと思った事でも、他人から見たら長所っていう話だよ」
さやか「……はぁ?」
綴理「あ、そだ!」
さやか「なにかありましたか?」
綴理「こずに送るものがあったんだ…ぽちっ…」
19: (茸) 2023/05/09(火) 21:47:10.01 ID:rW2FipDk
📱< ブーッブーッ
梢「あら…なにかしら?花帆さん、ちょっと失礼するわね」
花帆「あ、はい!抱きつくの一時中断します!」
『こずへ、一応ボクが思いつくだけ、こずのおばあさんらしい点をリストにしてみたよ』
『結構なボリュームになったから、PDFにして送るね、開けるようになったんだよね?PDF』
『アフターサービス?ってヤツっす?多分?つづり』
梢「あら…なにかしら?花帆さん、ちょっと失礼するわね」
花帆「あ、はい!抱きつくの一時中断します!」
『こずへ、一応ボクが思いつくだけ、こずのおばあさんらしい点をリストにしてみたよ』
『結構なボリュームになったから、PDFにして送るね、開けるようになったんだよね?PDF』
『アフターサービス?ってヤツっす?多分?つづり』
22: (茸) 2023/05/09(火) 21:49:41.64 ID:rW2FipDk
花帆「梢センパイ?なんかプルプルしてますけど大丈夫ですか?」
梢「え、えぇ…大丈夫よ…なんだか少しだけ、少しだけ綴理に愚弄された気がするだけだから…」
梢「で、でもこのくらい大丈夫だからね?心配しないでちょうだい?」
梢「わたくし、めっちゃタフだから!」
梢「え、えぇ…大丈夫よ…なんだか少しだけ、少しだけ綴理に愚弄された気がするだけだから…」
梢「で、でもこのくらい大丈夫だからね?心配しないでちょうだい?」
梢「わたくし、めっちゃタフだから!」
23: (茸) 2023/05/09(火) 21:50:30.70 ID:rW2FipDk
おわり
忌憚のない意見ってヤツだよ
愚弄じゃないよ?
忌憚のない意見ってヤツだよ
愚弄じゃないよ?
25: (茸) 2023/05/09(火) 21:56:50.84 ID:85zVzCm3
なにっ!
タフスレかと思ったら綴理先輩の解像度が高い…
タフスレかと思ったら綴理先輩の解像度が高い…
26: (光) 2023/05/09(火) 22:29:10.24 ID:dO79W7D/
タ 異
フ 常
愛
者
フ 常
愛
者
27: (しうまい) 2023/05/09(火) 22:45:24.57 ID:zj3Dg6wg
許せなかった…梢センパイがpdfを開けるようになった事が!
28: (らっかせい) 2023/05/09(火) 22:56:36.50 ID:OpR9mBEL
みんなでSSを書くから尊いんだ
絆が深まるんだ
絆が深まるんだ
29: (らっかせい) 2023/05/09(火) 23:03:23.12 ID:JHpoRRfQ
タフの空で吹いた私が馬鹿みたいじゃないですか
30: (しうまい) 2023/05/09(火) 23:07:20.05 ID:7hvgjX9u
何でタフなんすか
31: (もんじゃ) 2023/05/09(火) 23:13:50.83 ID:zQdR5DyK
またタフSS…こいつ神ッスね
33: (泡盛) 2023/05/10(水) 08:01:07.02 ID:qEwbhuKR
(タフ要素別にいらないよね?)
32: (SIM) 2023/05/10(水) 07:05:15.61 ID:KYZwWkLW
蓮ノ空とタフの空がラ板SSを支える⋯ ある意味“最強”だ
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1683633522/