【SS】メイ「なんだよこのユニット名!」【ラブライブ!スーパースター!!】

CatChu!ーSS


1: (SIM) 2023/06/16(金) 21:10:43.43 ID:cax/Lryu
メイ「さてと授業も終わったし…四季、夏美…っと、きな子はいないのか。一緒に部活行こうぜ」

四季「メイ、ごめん。今日は一緒に行けない」

メイ「行けないって、どこか調子でも悪いのか?」

四季「体調は問題ない。他の予定があるだけ」

メイ「予定って珍しいな」

夏美「私たち、ちょっと図書館に寄って行くんですの」

メイ「二人で図書館? 今日何か課題出てたか?」

夏美「課題というか、まぁ部活の方の宿題というか」

四季「二人でユニット名の事を相談しようかと思ってる」

メイ「ユニット…あぁこの前に決まったやつか。そういえば四季と夏美は一緒だったな」

四季「あのグループ決めは不本意。事前に分かっていたらメイと一緒になるように細工も出来た」

メイ「おいおい、もう少し隠そうとしようぜ…」

夏美「まぁメイと四季を分けたのは正解だと思うですの」

メイ「先輩方がどう分けたか知らないけど、ユニット自体は楽しみだよな。一つのスクールアイドルでは表現しきれないことをメンバーを分けてやる、ってのはかつての強豪スクールアイドルもやてきた習わしだしな! やっと私たちものそ域に達したって…くぅーっ!」

夏美「落ち着くですのメイ」

メイ「あーごめんごめん」
 
2: (SIM) 2023/06/16(金) 21:11:41.82 ID:cax/Lryu
四季「折角放課後もメイと一緒に居れるの思ったのに、これからはその時間も少なくなる」

メイ「そう言われてもな…でも部の事を考えれば、やれることがもっと増えるのはいいことだろ」

夏美「バラバラになってしまうって四季の気持ちも分からなくもないですけど…でも逆に考えたらいいんじゃないですの?」

四季「逆?」

夏美「そうですの、今までは一緒のステージに立ってきたけれど、今度は観客としてメイのステージを見ることができるのんですの」

四季「…なるほど。いつもは映像でしか見れなかったメイのパフォーマンスが生で見れる」

夏美「そういうことですの」

四季「生で見れるだけじゃない。撮影機材をそろえて準備すれば今までの映像+メイだけにフォーカスを合わせた記録が撮れる」

夏美「さーらーに! その映像を編集してメイエディションを作ばマニ…んんっ! ファンの新しいニーズに答えることが出来るんですの」

四季「Good. メイの可愛さをもっと広められる」

メイ「グッドじゃない。夏美も、マニーって漏れてるぞ」

夏美「べ、別に売ろうなんて考えてないですの、冗談ですの」

四季「私は本気」

メイ「頼むから止めてくれ…たたでさえその、映像化とか恥ずかしいんだからな」

四季「いい案だと思ったのに…」
 
3: (SIM) 2023/06/16(金) 21:12:26.14 ID:cax/Lryu
メイ「いい案でも悪い案でもだ…それで、二人がユニット名決めるのか?」

夏美「みんなで決めるんですの。とりあえず一人ずつユニット名を持ち寄ろうって千砂都先輩に宿題を出されたんですの」

四季「ネットで調べてもいいけど、私たちの知識の範囲でしか調べられない。だから図書館で案を練ろうって夏美ちゃんが」

メイ「なるほどな。夏美にしちゃいい考えだ」

夏美「言い方に引っ掛かりを感じるですの…でも、マニーの道も一歩から。マニーは足で探すものですの」

メイ「マニーじゃないだろ」

四季「メイは?」

メイ「ん?」

四季「メイ達のユニットはもう名前決まったの?」

夏美「それ私も気になりましたの。もしあったら参考にしたいですの」

メイ「私たちはまだだな…すみれ先輩がギャラクシーなユニット名考えるから安心しなさい…って張り切ってたけど」

夏美「ギャラクシーなユニット名ってなんですの…大丈夫ですの、それ?」

メイ「いや、一抹の不安はある…けど、すみれ先輩が一番流行に敏感だし、映えるというかキャッチーな名前を考えてくれるんだと思ってるよ」

夏美「まぁ確かに…いつもショービジネスを口にしている以上、ヘタなものは出てこないとは思いますの」

メイ「私とかのん先輩はユニットをどうしたいかってコンセプトだけ出して、あとはすみれ先輩のセンスに任せたってところだ」
 
5: (SIM) 2023/06/16(金) 21:13:21.65 ID:cax/Lryu
四季「コンセプトはもう決まってるの?」

メイ「決まってるっていうか、まだ案だけだけどな。かのん先輩はいろいろ…っとごめん。携帯が鳴ってる」

四季「誰から?」

メイ「誰だっていいだろ…あ、すみれ先輩からだ」

四季「内容は何?」

メイ「おい、自然に人のメッセージを見ようとするな!」

四季「残念」

メイ「ったく…えっと何々…ユニット名決めたわよ、ってきてるな」

夏美「なんですのなんですの?」

メイ「夏美も見ようとするなって! あーユニット名は…」

夏美「もったいぶらないで欲しいですの」

メイ「……は?」

四季「メイどうかした?」

メイ「…なんだよこれ…なんだよこのユニット名はっ!?」

夏美「ちょ、びっくりするからいきなり声を上げないで欲しいですの!」

メイ「ちょと待ってくれよ…あぁ! ごめん四季、夏美、もう行く!」

夏美「え、ちょ、ちょっと…って、行ってしまったですの…四季は内容見れましたの?」

四季「少しだけ。ネコって書いてあった気がする」

夏美「…ネコ?」
 
6: (SIM) 2023/06/16(金) 21:14:25.66 ID:cax/Lryu
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メイ「先輩! すみれ先輩っ!」

すみれ「あら早いじゃない。三分も経ってないわよ」

メイ「時間とかどうでもいいです! なんですかこの名前!」

すみれ「可愛いでしょ? 私のギャラクシーな脳細胞が生み出した画期的なユニット名」

メイ「可愛いとか可愛くないとかギャラクシーとかじゃなくて!」

すみれ「もう何よ、不満なのよ? 称賛を期待してたのだけど」

メイ「全部が不満だよ! この…き…きゃ…!」

すみれ「CatChu!よ。別に恥ずかしがるような名前じゃないじゃない」

メイ「恥ずかしいよ! ネコとキ…キスってことですよねこれ!」

すみれ「そうその通りよ、よく分かってるじゃない。あ、でももう一つの意味もあってね」

メイ「人前で言えるわけないだろ、こんなユニット名!」

すみれ「折角考えたんだからもう少し言わせなさいよ…まぁいいわ。猫、いいじゃない。メイは猫大好きでしょ?」

メイ「大好き…っていうか、大好きですけど…いやそうじゃなくて!」

すみれ「さっきから興奮しすぎよ。私の名前がヒットしたからってちょっと落ち着きなさい」

メイ「ヒットじゃないアウトだろっ!」
 
7: (SIM) 2023/06/16(金) 21:15:30.94 ID:cax/Lryu
すみれ「もう…分かったったら分かったわよ、メイの意見もしっかり聞いてあげる…の前にいったん落ち着きなさい」

メイ「あぁ…ごめん…ちょっと抑えきれらなくて…」

すみれ「で、不満なのはどこから?」

メイ「最初から全部ですよ…まずCatって猫ってことですよね?」

すみれ「猫以外にはないわよね」

メイ「それで、猫って名前に入ってるってことは、衣装とかも猫っぽくなるんですよね?」

すみれ「まぁそうなる可能性は高いわね」

メイ「ね、猫耳とかつけてポーズもにゃーんとかするですよね!?」

すみれ「するわよ」

メイ「そんなのできるわけないだろっ! どう考えたって恥ずかしすぎるっ!」

すみれ「可愛くていいじゃない」

メイ「可愛いい可愛くないじゃなくて、恥ずかしいかって問題です! …あ、そうだ、かのん先輩は? かのん先輩に伝えたんですか?」

すみれ「もちろん、名前考え付いたときに先に伝えてあるわ」

メイ「かのん先輩はなんて言ってるんですか? 絶対かのん先輩だって反対してますよね、猫ポーズとか!」

すみれ「あっちにいるわよ、本人に聞いてみたら?」

メイ「あっち…あ、かのん先輩! かのん先輩だってこのユニット名反対ですよね!? ねぇかのん先輩!」
 
8: (SIM) 2023/06/16(金) 21:16:38.55 ID:cax/Lryu
可可「次はこの猫耳付けてもらってもいいデスかー?」

かのん「え、こ…こう…? 似合ってるかな…?」

千砂都「かのんちゃんかわいいよー。それじゃ猫のポーズとかしてみよっか?」

かのん「にゃ、にゃーん」

きな子「あーいいっすねいいっすね!」

可可「すみませーん、こっちにも目線くだサーイ」
 
9: (SIM) 2023/06/16(金) 21:17:41.50 ID:cax/Lryu
メイ「……」

すみれ「ノリノリね」

メイ「なんでだよ! 真っ先に嫌がるはずだろかのん先輩は!」

すみれ「見たままが事実よ。ネコに抵抗ないみたい」

メイ「千砂都先輩と可可先輩けしかけたのすみれ先輩ですよねっ! きな子まで巻き込んで!」

すみれ「確かに種をまいたのは私だけど、あの三人が自主的にやってることよ。今は関係ないの」

メイ「外堀から埋めやがって…」

すみれ「まぁかのんの性格はよく知ってるし…で、どうメイ? 反対票は1票、2対1よ」

メイ「票とかって話じゃないです! 3人しかいないんだから満場一致が条件ですよ!」

すみれ「メイもやってみたら良さが分かるんじゃない、混じってみる?」

メイ「混じりませんっ!」

すみれ「もう、また興奮してきて。落ち着きなさいって」

メイ「だからっ! っ、ああ! わかった、わかりました…落ち着くよ…」

すみれ「感情の揺らぎは結論を揺らがせるの。まぁメイがすんなりオッケー出してくれるとは思ってなかったわ」
 
10: (SIM) 2023/06/16(金) 21:18:44.22 ID:cax/Lryu
メイ「…分かってたのにこんな名前にしたんですか?」

すみれ「流石の私も全員が全員、納得のできる名前なんて考るのも難しいわよ。でもね、名前にはちゃんと理由を考えてるの、単なる思い付きじゃない」

メイ「本当ですか?」

すみれ「心外。言葉には必ず意味や想いが込められていて、それは大切にしてるのよ。もちろん、響きがいいとか見栄えがいいとかってのもあるけど」

メイ「…わかりました、聞きますよすみれ先輩。何でこんな名前にしたか」

すみれ「こんなってまだ棘のある言い方ね。いいわ、もっとも端からメイには説明しようと思ってたのだから」

メイ「…かのん先輩には?」

すみれ「あっちはノリでなんとなるでしょ。現に何とかなってるし」

メイ「……」

すみれ「冗談よ冗談、ちゃんと説明するつもり。三人だけの大切な名前よ? しっかりしたいじゃない。かのんだって分かってくれるはず…ってのは自惚れだけどね」

メイ「分かりました…」

すみれ「で、どうする? 私から全から全部話す? それとも先に疑問があれば答えるわよ」
 
11: (SIM) 2023/06/16(金) 21:19:46.95 ID:cax/Lryu
メイ「だったらもう一回最初から…何で、猫なんですか?」

すみれ「メイに引っ張られた、っていうのは無いわけじゃないけど切っ掛けではあるわね。でもそれ以外にも何か三人に共通するものを入れたいと思って…で、私たち三人ともツリ目っぽいじゃない? そこからの連想も加味して猫にしたの」

メイ「でも猫って可愛すぎじゃないですか?」

すみれ「可愛かったらダメかしら?」

メイ「ダメじゃないですけど…私のイメージだと、その…すみれ先輩もかのん先輩もカッコいいってイメージがあったから」

すみれ「ふふっ嬉しいわね。Liella!一番のファンから言われると」

メイ「茶化さないでくださいよ! 面と向かって言うのは恥ずかしいけど…すみれ先輩は、大人びてクールだってイメージもあるし…あ、別に他の先輩が方がどうこうじゃなくて! それにかのん先輩も前に進もうって強い意志があって、それがカッコ良くって…」

すみれ「ありがと…ちょっと恥ずかしいわね」

メイ「言ってる私だって恥ずかしいですよ。だからさ…もっとこう、カッコいい名前が来ると思ってたというか」

すみれ「つまりメイ自身もカッコいい姿ができるって?」

メイ「私は別です! 自分のこと可愛いとも思ってないし…カッコいいなんてありえないだろ…じゃなくて、今は先輩二人の話」

すみれ「はいはい。で、猫は可愛すぎだって思ったわけね?」

メイ「そうですよ。だからその…最初はこんな可愛い名前に私が!って思ってたけど、今ちょっと冷静になって考えたらさ…ファンとして、先輩方のカッコいい姿が観れるなじゃないかって思ってたことに気が付て…」

すみれ「まぁね、可愛いってイメージは大きいわよね」
 
12: (SIM) 2023/06/16(金) 21:21:05.96 ID:cax/Lryu
メイ「最初のイメージ…っていうか期待とかけ離れてて…」

すみれ「かのんが言ってたでしょ、色々なことやりたいって。盛り上がる曲も、メイが観たいって思ったクールでカッコいい曲も」

メイ「ユニットコンセプトの話ですよね。だから猶更可愛い方向だけに振れるんじゃないかって」

すみれ「確かにね。でも猫は可愛いって思うかもしれないけどそれだけじゃない、捉え方の問題。膝の上で甘える姿だけじゃなくて、猫じゃらしで遊んでいる姿だって、物思いにふける顔だって、獲物狙いすます張り詰めた空気だって、一言で猫といっても色々な姿があるの」

メイ「…言われてみれば確かに…私は猫カフェ行ったりとか、可愛い動画とかしか見ないから」

すみれ「変幻自在っていいいかししら、どんなカタチも表現できるの。それはねメイ、メイがクールさを望んでくれた様に、他の誰かは可愛さを望んでくれているかもしれない。そんな皆の期待に答えたい、楽しませたいって、かのんの気持ちも組んでいるの」

メイ「……」

すみれ「気まぐれで予想不可能な表情でパフォーマンスを届ける、それで猫」

メイ「…何となく、すみれ先輩がその言葉を使ったのが分かった…ような気がします」

すみれ「それとねもう一つ、さっきは言いそびれちゃったんだけど、この名前には込められた意味があるのよ」

メイ「猫とキス以外に?」

すみれ「そう。そうれはね…『Catch you.』って言葉なんだけど」

メイ「捕まえる、ってことですか?」

すみれ「端的に言えばそうね。あなたを捕まえちゃうわよ、虜にしちゃうわよって意味。ま、私がユニットにいるんだから注目を集めて離さないのは当然なんだけど」

メイ「あー…そうですね」

すみれ「何よその気のない返事! 実はこれは、特にメイにやってほしいの」
 
13: (SIM) 2023/06/16(金) 21:22:12.53 ID:cax/Lryu
メイ「やるって…このセリフを?」

すみれ「そう、面と向かってね、ちょっとカッコつけて『離さないよ…』ってつぶやくだけ。簡単でしょ?」

メイ「はっあ!? 言えるわけないだろ!」

すみれ「メイにはあつらえ向きだと思うんだけど」

メイ「どこがですか! そんなキザっぽいセリフ、わ、私が…!」

すみれ「様になるわよ。全く自己評価が低いんだから…いい、メイ? あたなもっと自分に自信持った方がいいわよ?」

メイ「自信って言ったって…」

すみれ「さっきから自分は可愛くないーカッコよくないーって言ってたけど、ファンからの声聞いたことないの?」

メイ「ファン…ってLiella!の?」

すみれ「メイ自身のよ」

メイ「…いるんですか?」

すみれ「はぁ…珍しいわよ。普通気にするでしょ、自分がどれだけ人気あるかって。ライブ見返したりしないの?」

メイ「そりゃしますよ。パフォーマンスだってまだ自信ないし、笑顔だって…ちゃんと出来てるか分からないし」

すみれ「何であんたは自分の事になると一気に卑屈になるのよ…で、ライブ見返して、見に来てくれたファンの人の反応とか気にしないの?」

メイ「気になります、当たり前ですよ。Liella!のライブ楽しんでくれてるかなとか、Liella!がどれだけ認められてるのかとか」

すみれ「…自分のファンがいないかなとか気にしないわけ? メンバーカラー振ってくれてる人がどこにいるかとか」

メイ「…いるんですか?」

すみれ「メイ、あんたそれ、はっきり言ってファンを軽視しすぎよ…薄々は分かってたような気がするけど」
 
14: (SIM) 2023/06/16(金) 21:23:16.92 ID:cax/Lryu
メイ「だってそうだろ、私なんて先輩たちに比べたらまだまだだし、四季みたいにダンスが上手いとか、夏美みたいに愛嬌振る舞いたり、きな子みたいにキラキラ輝いた笑顔してるわけでもないし…」

すみれ「あんたは十分可愛いわよ。ステージ上でだって誰よりも輝いてる」

メイ「はっ!?」

すみれ「あんたが自分で気にしてる目つきの悪さだって、見方を変えればカッコよさのアクセントでしょ? 笑顔だって可愛いけど、黙ってキリっと立っていても様になる武器なのよ?」

メイ「それは同じ仲間としての慰めとか甘やかしですよね?」

すみれ「一回その自己評価を海に捨ててきなさい…それでね、メイはさっき言ったセリフをファンに向かって言うよの…捕まえたってね。これで落ちない子はいないわ」

メイ「落ちっ!?」

すみれ「ってね。猫の話もだけど名前の可愛さだけじゃない。メイがイメージとして持ってくれたクールさだって損なわない名前なのよ。逆に可愛さとのギャップもいいわよね」

メイ「ちょっとまって、落とすとかそういう話なのか!?」

すみれ「そのあたりは、最後のChu!にも含まれるんだけど」
 
15: (SIM) 2023/06/16(金) 21:24:23.44 ID:cax/Lryu
メイ「あっ、そうそれだよそれ! 猫耳とか衣装とかに気を取られて完全に忘れてたけどChu!ってなんですかChu!って!」

すみれ「文字通りよ」

メイ「投げキスしろってことですか!?」

すみれ「そうよ」

メイ「おいおいおいおいおい、いい加減にしてくれ! 猫の部分は分かりましたよ、百歩譲ってすみれ先輩の考え理解しました…でもこれはないですよね!」

すみれ「そうかしら、いい案だと思うのだけど?」

メイ「恥ずかしすぎますよ!」

すみれ「恥ずかしがったら負けよ。折角のクールさと可愛さが損なわれちゃうわ…いえ、恥ずかしがるのもありかしら?」

メイ「ありえない!」

すみれ「虜にする必〇技よ。ギャラクシーな私はもちろんだけど、そこにかのんとメイの持ってる魅力を合わせれば、さっきの台詞とこの一撃で全世界が私たちに傾くこと間違いないわ」

メイ「行動自体が間違ってるよ! そうだ、かのん先輩はなんて言ってるんですか? 絶対かのん先輩だって嫌がりますよ投げキスなんて!」

すみれ「本人に聞いてみたら?」

メイ「ねぇかのん先輩! 先輩だって投げキッス絶対に嫌ですよね!? かのん先輩!」
 
17: (SIM) 2023/06/16(金) 21:25:31.90 ID:cax/Lryu
可可「次はキスの仕草してもらえマスかー?」

かのん「き、キス…? さ、さすがにそれは恥ずかしいかな…?」

可可「大丈夫デス! かのんなら最高に可愛いポーズができマス!」

かのん「かわいい…? えへへ、そうかな…それじゃ少しだけだだよ? チュ!」

きな子「あーいいっすねいいっすね!」

千砂都「すみませーん、こっちにもお願いしまーす」
 
19: (SIM) 2023/06/16(金) 21:26:46.78 ID:cax/Lryu
メイ「……」

すみれ「ノリノリね」

メイ「もうかのん先輩はどうでもいいよ…」

すみれ「あきらめて受け入れよね。2対1」

メイ「だから満場一致でって…」

すみれ「…ねぇメイ。さっきも言ったけど、自分に自信持ちなさい? それと、考え方を少しだけ変えなさい」

メイ「考え方って、恥ずかしいって気持ちをか?」

すみれ「恥ずかしいって気持ちは全部消しちゃっうのもあれだけど…これはね、ファンの方へのお返し、所謂ファンサービスよ」

メイ「ファン、サービス?」

すみれ「そ、ファンサービス。メイだって…ううん、スクールアイドル好きなメイだからこそ、一番よく分かってるんじゃない?」

メイ「…何をですか?」

すみれ「メイ、あなたスクールアイドルのステージを見て感動した!って思うことはあるでしょ?」

メイ「そりゃ今まで見てきたの全部ですよ」

すみれ「その中で、例えばメイの一推しのメンバーがいるとするじゃない?」

メイ「基本箱推しだけど…気になる人がいることはいます」

すみれ「だったら、例えばその子が熱心に応援しているメイのことを見つけて手を振ってくれたり、メイの為だけに笑顔を向けてくれたらどう思うかしら?」

メイ「死にます」

すみれ「死んだらダメでしょ…まぁ言いたいことはそこよ。わかる?」
 
20: (SIM) 2023/06/16(金) 21:27:46.93 ID:cax/Lryu
メイ「……」

すみれ「メイ、あなたがステージの上の誰かを好きになるように、ステージに上がったあなたを好きになる誰かがいる、ファンがいる。これは絶対なの」

メイ「…そんなわけ」

すみれ「否定すなら、それはあなたを好きなファンへの冒涜よ。ファンを蔑ろにするのはステージに上がる者として一番やっちゃ駄目」

メイ「そう言われたって、ステージ見たら分かりますよね? 私のこと見てくれる人がいたって、絶対他の人と見比べて…」

すみれ「メイは外から見てて、一度でもそんな見方をした?」

メイ「…してないです」

すみれ「あなたはステージを外からずっと見てきた人間。今メンバーの中でも、見る側と見せる側、両方の気持ちを理解できる人間。だったら、ね?」

メイ「……」

すみれ「…分かったわ。自信を持てって言っても言葉だけなっちゃうのなら、もう一度今までのライブ見返してきなさい。自分のことじゃなくて、ファンの人たちを見てあげなさい。そこで何が求められているのか…あなたが嬉しくて死んでしまいたいようなことを、あなたのファンはしてもらいたいって思ってるの」

メイ「……」

すみれ「少し説教臭くなっちゃったわね…こんなつもりはなかったのだけど」
 
21: (SIM) 2023/06/16(金) 21:28:52.50 ID:cax/Lryu
メイ「いや…ありがとうございます、すみれ先輩…そうだよな私、自分のことだけしか見てなかったんだな…歌が上手いかダンスがおかしくないか、変に思われてないかって」

すみれ「それは自分を高める為に必要、いいこと」

メイ「でも、誰かに見てもらえて、初めてスクールアイドルなんだよな…」

すみれ「ここで今気づけたのなら直していけばいいわよ。と、最後にもう一つだけ…本当はね、これは言うつもりはなかったんだけど」

メイ「…なんですか?」

すみれ「名前の由来…っていうか、込めた想い」

メイ「想い? 他にもあるんですか?」

すみれ「…言葉で語っちゃうのは恥ずかしいけど、私は…ううん、私とかのんはね、このユニットを通してメイに成長してもらいたいって思ってるの」

メイ「成長…?」

すみれ「これから言うことはかのんにも伝えてないし、どっちかっていうと私だけの願い。でもたぶん、かのんは直接口にはしてないけど、同じことを考えてると思うわ」

メイ「……」

すみれ「私はねメイ、あなたたに自信を持ってもらいたいの。あなた自身が思っている以上に米女メイは可愛くてカッコよくて魅力的な人間。その上、スクールアイドルを誰よりも愛している。折角そんな立派な後輩がいるのに、下を向かせてばかりじゃもったいない。だからその魅力を120%引き出だしてあげたいって思ってるの」

メイ「それは…部としてとか先輩としての?」

すみれ「義務、っていうのももちろんあるわ。でもそれ以上に期待よ…可愛い後輩だもの、もっと輝いてほしいじゃない? その為の舞台」

メイ「……」

すみれ「投げキスも虜にさせるも、荒療治のひとつだとは思うけど絶対メイにとって素敵なものになる…自信にも繋がる」
 
22: (SIM) 2023/06/16(金) 21:29:56.22 ID:cax/Lryu
メイ「……あ…じゃあ最初の猫って本当に私の」

すみれ「さぁそれはどうかしら、ね」

メイ「すみれ先輩…そこまで考えてくれて…」

すみれ「なんてね、冗談ったら冗談よ。本気にしたかしら? この私がメイの為だけに自分を犠牲にするわけないでしょ。私は私自身のギャラクシーでスペシャルなステージを作るために要素を盛り込んだだけよ」

メイ「ふふっ、なんですかそれ」

すみれ「後はかのんをおちょくってやりたいと思ったからよ。あの子の弱みを少しでも握っておかないと…映像残して何かあったときの報復用よ。いつ秘密ばらされるかもわからないし」

メイ「あー、それは…なんとなく」

すみれ「まぁ恥ずかしがったってあの子はノリノリでやるんだら…それに、リーダーって圧の中で頑張ってるんだもの、少しだけでも自由に遊ばしてあげたいじゃない」

メイ「先輩…」

すみれ「っていろいろ御託は並べたけど、とりあえず全部忘れていいわ。誰か一人の為だけじゃない、三人が楽しめるユニット名なのよ、これは」

メイ「もちろんファンの人にも、ですよね?」

すみれ「そういうこと。このユニットにしか出来ない、Liella!だけじゃ出来ないワクワクすることしましょ、ね?」

メイ「分かりました…ありがとうございます、すみれ先輩」

すみれ「感謝はメイがユニット名を受け入れたら受け取ってあげるわ。あと、台詞と投げキッスはちゃんとこなしなさいよ? この私がいる以上、ステージには完璧以外の言葉は受け付けないわ」
 
23: (SIM) 2023/06/16(金) 21:31:05.33 ID:cax/Lryu
メイ「って言われても、やっぱりその二つはどうやっても抵抗あるんですけど」

すみれ「一度やってみたら吹っ切れるんじゃないかしら? まぁいい機会だし練習よ練習」

メイ「練習って言ったってどうすれば」

すみれ「とりあえずあんたが思うカッコいい姿でやってみなさい? 私はいい加減あっちの騒動止めてくるわ」

メイ「私の思うっていわれてもなぁ…」

すみれ「今は誰も見てないから自由にね……あーほらあんたたち、そろそろ撮影会はお開きにしなさいよ」

可可「うるさいグソクムシデス! 邪魔するなデス!」

きな子「そうっすそうっす!」

千砂都「まだ練習までには時間あるよね?」

すみれ「千砂都も止める側に回りなさいよ! 全く…」

メイ「……」
 
24: (SIM) 2023/06/16(金) 21:32:13.59 ID:cax/Lryu
-
メイ「……」

メイ「…ワクワクするユニット、楽しませるユニット」

メイ「とりあえずユニット名は受け入れろって話か?」

メイ「まぁいいか…せっかくすみれ先輩が考えてくれたのに、名前負けしたら申し訳ないよな」

メイ「先輩たちにも、ファンにも…だったらまず私が楽しまないとだよ、な?」

メイ「CatChu!か…」

メイ「猫の衣装に猫のポーズに投げキッス…虜にする台詞…」

メイ「……」

メイ「いやいや待ってくれ! なんかうまい具合に丸め込まれてるけど、やっぱり恥ずかしだろ!」

メイ「なんだよこのユニット名!」
 
25: (SIM) 2023/06/16(金) 21:33:09.56 ID:cax/Lryu
終わりったら終わりよ
 
26: (茸) 2023/06/16(金) 21:50:58.13 ID:5tAEMvv4
すげえよかった
 
29: (SB-Android) 2023/06/16(金) 22:24:23.55 ID:q5USROwY
キャッチュかわいいよキャッチュ乙
 
28: (しまむら) 2023/06/16(金) 21:56:01.37 ID:eSD4a4L3
先輩後輩してるすみメイもユニット名の由来の復習をこういう形でやるのもめっちゃよかった、乙
CatChu!楽しみだね
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1686917443/

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