海未 「ルビィもことりも私を操る魔法でも使っているのですか！？ 」【SS】

ラ！板では六作目です。
毎日劇場の海未ちゃんが可愛かったので一本書かせてもらいました。短めですがよろしくお願いします。

ことり 「……」

ことり 「ふっふっふっ……」 ﾆﾔﾘ

ことり (実はそうなんだよ……海未ちゃん。私はある筋から教えてもらった魔法を使って、海未ちゃんを操りまくってるちゅん！！ あんなにアイドルに抵抗があった海未ちゃんがスクールアイドルをしてるのはそういうわけ！)

穂乃果 「……」

穂乃果 「ふっふっふっ……」 ﾆﾔﾘ

穂乃果 (実はことりちゃんを操ってるのは穂乃果なんだよね！ つまりことりちゃんは自分が海未ちゃんを操ってるように思ってるけど、実際は海未ちゃんを操ってることりちゃんを操ってる穂乃果が主導権を握ってるんだよ！ そもそもその魔法も穂乃果が教えたんだから！)

絵里 「……」

絵里 「ふっふっふっ……」 ﾆﾔﾘ

絵里 (なんて風に穂乃果は考えてるでしょうね。でもその穂乃果を操ってるのは私、絢瀬絵里よ！ そもそも穂乃果がこんなすごい魔法を思いつくわけないじゃない！ かしこいかわいいエリーチカが編み出したこの無敵の魔法！ まるで天下を取ったような気分だわ！)

にこ 「……」

にこ 「ふっふっふっ……」 ﾆﾔﾘ

にこ (なにがかしこいかわいいエリーチカよ！！ そもそもその魔法は真姫が考えた魔法よ！ そして私がハニートラップでまんまとその魔法を奪ったってわけ！ もちろん真姫も手玉に取ってるわ。ふふふ、みんな甘いのよ、結局勝つのはにこってことね！！)

真姫 「……」

真姫 「ふっふっふっ……」 ﾆﾔﾘ

真姫 (なにがハニートラップよ……。にこちゃんギャグキャラなんだからそんな雰囲気にできないわよ。まぁそこが可愛いんだけどね。魔法の発案者である私が操られるわけないじゃない、結局は天才真姫ちゃんが全てを手に入れるのよ)

凛 「……」

凛 「ふっふっふっ……」 ﾆﾔﾘ

凛 (今日はあそこのラーメン屋に行こう、楽しみだなぁ……)

希 「……」

希 「ふっふっふっ……」 ﾆﾔﾘ

希 (なんか意味深に笑いながらタロットカード構えたら黒幕みたいでかっこいいやん……)

花陽 「……」

花陽 「ふっふっふっ……」 ﾆﾔﾘ

花陽 (甘いよね、真姫ちゃんは。実はこっそり真姫ちゃんを操ってるのは私なの。元々は凛ちゃんにスカートを着てもらうきっかけができればと、こっそり真姫ちゃんのメモから学んだ魔法だったけど……真姫ちゃんがそんな恐ろしい計画を立ててたとは。首謀者の真姫ちゃんが変なことをしないように監視していれば大丈夫だよね……)

海未 「……」

海未 「はぁ……」 ﾀﾒｲｷ

海未 (知ってますよ、ことり。そして他のみなさんのことも。やれやれ……そんな魔法に頼らずとも、μ'sは支え合えるはずです。つらいなら操らずに話せばいい、もっと仲良くなりたいなら素直に話しかければいい、私たちの絆ってそんな作られたものではないでしょ？ 今回の私の一言がきっかけで、そんな当たり前のことに気付いてくれればいいのですが……)

ルビィ 「……」

ルビィ 「ふっふっふっ……」 ﾆﾔﾘ

ルビィ (なーーんて、海未さんは思ってるんだろうなぁ。でもその魔法、ことりさんだけじゃなくルビィも使えるんですよね……と言っても操る魔法は使ってませんけど♪ その魔法の本質はそこじゃなく、かけた相手の気持ちを見れるところにポイントがあるんです！ ふふふ、花陽ちゃんのこともっと知ることができます！ がんばルビィ！)

ダイヤ 「……」

ダイヤ 「ふっふっふっ……」 ﾆﾔﾘ

ダイヤ 「今日もルビィはすごく可愛いですわ！！ さすがわたくしの妹です！」 ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ルビィ 「てへへ」 ﾆｺｯ

おわり

ということで、黒幕を気取るのんたんの可愛さと、海未のμ'sを信じる気持ちが素敵だなぁ……という話でした。
また機会がありましたら、ここで書かせてもらいます。
ここまで読んでいただきありがとうございました！！

前作はこちら
穂乃果 「酔っ払いは語る」
http://itest.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1605355879/

うむ、楽しめた乙