1: 2017/06/07(水) 17:49:30.27 ID:tbgofr6N.net
ことり「海未ちゃん、おねがぁい♡」
海未「!」ドキッ
ことり「……ダメ、かなあ?」
海未「こ、ことり……今の、もう一度やってくれませんか?」
ことり「えっ?」
海未「『おねがあい』ってやつです。」
ことり「なんで?」
海未「もう一回やってくれたらあなたのお願いを聞いてあげますよ。」
ことり「……じゃあ、おねがぁい♡」
海未「んっ!」ドキッ
海未(な、なんでしょう……この、脳がとろけるような感覚は……とても……気持ちいい……)
ことり「どうしたの、海未ちゃん?貸してくれるんでしょ?」
海未「あっ!」ハァハァ
海未「え、えっと、五百円ですよね。どうぞ。」
ことり「ありがとう海未ちゃん、来週には返すね。」
海未「はい……」
海未「!」ドキッ
ことり「……ダメ、かなあ?」
海未「こ、ことり……今の、もう一度やってくれませんか?」
ことり「えっ?」
海未「『おねがあい』ってやつです。」
ことり「なんで?」
海未「もう一回やってくれたらあなたのお願いを聞いてあげますよ。」
ことり「……じゃあ、おねがぁい♡」
海未「んっ!」ドキッ
海未(な、なんでしょう……この、脳がとろけるような感覚は……とても……気持ちいい……)
ことり「どうしたの、海未ちゃん?貸してくれるんでしょ?」
海未「あっ!」ハァハァ
海未「え、えっと、五百円ですよね。どうぞ。」
ことり「ありがとう海未ちゃん、来週には返すね。」
海未「はい……」
2: 2017/06/07(水) 17:51:36.67 ID:tbgofr6N.net
その日の夜のこと。
海未「今日のことりの声……聴くだけで絶頂に達するような心地よさでした……」
海未「ああ……体がむずむずします……」
海未「もう一度……もう一度だけ聴きたい……」
プルルルルル
海未「ことりですか?遅くにすみません。」
ことり『海未ちゃん、どうしたの?』
海未「ことり……お願いです……もう一度、あなたの『おねがあい』を聴かせてください……」
ことり『どうして?』
海未「お願いします!どうしても聴きたいんです!」
海未「今日のことりの声……聴くだけで絶頂に達するような心地よさでした……」
海未「ああ……体がむずむずします……」
海未「もう一度……もう一度だけ聴きたい……」
プルルルルル
海未「ことりですか?遅くにすみません。」
ことり『海未ちゃん、どうしたの?』
海未「ことり……お願いです……もう一度、あなたの『おねがあい』を聴かせてください……」
ことり『どうして?』
海未「お願いします!どうしても聴きたいんです!」
3: 2017/06/07(水) 17:53:47.86 ID:tbgofr6N.net
ことり『ふうん……じゃあ……』コホン
ことり『おねがぁい!』
海未「んっ……」
海未(あれ?昼間より気持ち良くないですね……)
海未「すみません、もう一度お願いします。」
ことり『ええ?』
海未「すみません、あと一度だけ、あと一度だけでいいんです。」
ことり『おねがぁい!』
海未「ううっ!」
ことり『どうしたの?変な声が……』
海未「はあ、はあ、なんでもありません……」
海未(思い違いでした……やっぱり気持ちいいです……)
海未「ありがとうございました。おやすみなさい。」
ことり『……変な海未ちゃん。じゃあね。』
ピッ
海未「ふう……」
海未「何なのでしょう?」
海未「とりあえず寝ましょうか。」
海未「……」
ことり『おねがぁい!』
海未「んっ……」
海未(あれ?昼間より気持ち良くないですね……)
海未「すみません、もう一度お願いします。」
ことり『ええ?』
海未「すみません、あと一度だけ、あと一度だけでいいんです。」
ことり『おねがぁい!』
海未「ううっ!」
ことり『どうしたの?変な声が……』
海未「はあ、はあ、なんでもありません……」
海未(思い違いでした……やっぱり気持ちいいです……)
海未「ありがとうございました。おやすみなさい。」
ことり『……変な海未ちゃん。じゃあね。』
ピッ
海未「ふう……」
海未「何なのでしょう?」
海未「とりあえず寝ましょうか。」
海未「……」
4: 2017/06/07(水) 17:55:30.92 ID:tbgofr6N.net
翌朝
ことり「海未ちゃん、ゆうべはどうしたの?」
海未「い、いえ……」
穂乃果「ん?昨日なにかあったの?」
海未「いえ、なんでもありません……」
穂乃果「ふうん……」
ことり「海未ちゃん、ゆうべはどうしたの?」
海未「い、いえ……」
穂乃果「ん?昨日なにかあったの?」
海未「いえ、なんでもありません……」
穂乃果「ふうん……」
6: 2017/06/07(水) 17:57:02.99 ID:tbgofr6N.net
学校に着き、授業が始まった。海未はずっとことりの声のことばかり考えていた。
教師「ですから……」
海未「はあ……」
海未(またあの声が聴きたくなってきました……気になって授業に集中できません……)
海未(あの声には謎の魔力のようなものがあります……)
教師「……じゃあ、ここを……園田さん。」
海未「はっ!」ガタッ
教師「園田さん?聞いてなかったんですか?」
海未「え、ええと……」
一同「あっはっはっはっはっは!」
海未「うう……」
穂乃果「……?」
教師「ですから……」
海未「はあ……」
海未(またあの声が聴きたくなってきました……気になって授業に集中できません……)
海未(あの声には謎の魔力のようなものがあります……)
教師「……じゃあ、ここを……園田さん。」
海未「はっ!」ガタッ
教師「園田さん?聞いてなかったんですか?」
海未「え、ええと……」
一同「あっはっはっはっはっは!」
海未「うう……」
穂乃果「……?」
7: 2017/06/07(水) 17:59:18.57 ID:tbgofr6N.net
昼休みになった。海未はことりを体育館裏に呼び出した。
ことり「……どうしてこんなところにに呼び出したの?」
海未「お願いです、ことり!もう一度、あの声を聴かせてください!」
ことり「……海未ちゃん、本当に大丈夫?」
海未「私は大丈夫ですから、お願いします!」
ことり「じゃあ……」スゥー
ことり「おねがぁい♡」
海未「ああっ!」ドキッ
海未(やっぱり生は違います!電話越しとは比べ物にならない!)
海未「はあ、はあ、はあ……」
ことり「大丈夫?海未ちゃん、息が荒いよ?」
海未「大丈夫ですよ!ことり!」
ことり「顔も赤いし……」
海未「そんなことないです!さあ、授業が始まりますよ!行きましょう!」
ことり「……」
ことり「……どうしてこんなところにに呼び出したの?」
海未「お願いです、ことり!もう一度、あの声を聴かせてください!」
ことり「……海未ちゃん、本当に大丈夫?」
海未「私は大丈夫ですから、お願いします!」
ことり「じゃあ……」スゥー
ことり「おねがぁい♡」
海未「ああっ!」ドキッ
海未(やっぱり生は違います!電話越しとは比べ物にならない!)
海未「はあ、はあ、はあ……」
ことり「大丈夫?海未ちゃん、息が荒いよ?」
海未「大丈夫ですよ!ことり!」
ことり「顔も赤いし……」
海未「そんなことないです!さあ、授業が始まりますよ!行きましょう!」
ことり「……」
8: 2017/06/07(水) 18:01:08.99 ID:tbgofr6N.net
午後の授業が始まった。海未は午前とは比べ物にならないほど生き生きしていた。
視界は鮮明になり、頭はこれまでにないほど冴えていた。
しかし、集中力はなく、授業はあまり理解できなかった。
視界は鮮明になり、頭はこれまでにないほど冴えていた。
しかし、集中力はなく、授業はあまり理解できなかった。
10: 2017/06/07(水) 18:02:46.80 ID:tbgofr6N.net
海未「では、私は部活がありますので、これで。」
ことり「ばいばい、海未ちゃん。」
海未「さようなら。」スタスタ
穂乃果「うん……」
ことり「どうしたの、穂乃果ちゃん。」
穂乃果「ねえ、ことりちゃん、今日の海未ちゃんヘンじゃなかった?」
ことり「えっ?」
穂乃果「なんだか朝はぼうっとしてたし、そうかと思えば昼からははっちゃけてたし。」
ことり「……」
穂乃果「ことりちゃん、何か知ってるの?」
ことり「……いや、何にも知らないよ。」
ことり「ばいばい、海未ちゃん。」
海未「さようなら。」スタスタ
穂乃果「うん……」
ことり「どうしたの、穂乃果ちゃん。」
穂乃果「ねえ、ことりちゃん、今日の海未ちゃんヘンじゃなかった?」
ことり「えっ?」
穂乃果「なんだか朝はぼうっとしてたし、そうかと思えば昼からははっちゃけてたし。」
ことり「……」
穂乃果「ことりちゃん、何か知ってるの?」
ことり「……いや、何にも知らないよ。」
11: 2017/06/07(水) 18:04:47.24 ID:tbgofr6N.net
夜
海未「はあ、はあ……」ジタバタ
海未「ことり、ことり……」
海未「早くあの声が聴きたい!」
海未「電話……しかしもう十一時……ことりのことだからもう寝ているはずですし……」
海未「うん、我慢です我慢。早く寝てしまいましょう。」ゴロン
海未「うう……」モゾモゾ
海未(体中がことりの声を求めています……)
海未「はあ、はあ……」ジタバタ
海未「ことり、ことり……」
海未「早くあの声が聴きたい!」
海未「電話……しかしもう十一時……ことりのことだからもう寝ているはずですし……」
海未「うん、我慢です我慢。早く寝てしまいましょう。」ゴロン
海未「うう……」モゾモゾ
海未(体中がことりの声を求めています……)
12: 2017/06/07(水) 18:07:10.08 ID:tbgofr6N.net
海未は落ち着けず、ほとんど眠ることが出来なかった。
朝になっても苛立ちは解消されなかった。それどころか、睡眠不足も相まって、海未のストレスは限界を突破しそうだった。
嫌々ながら集合場所に行くと、いつもは最後に来るはずの穂乃果が一番に来ていた。
穂乃果「おっはよーう!」
海未「おはようございます。」
穂乃果「えへへ、今日は早起きしちゃった~。」
海未「はい、いい心がけです。」
海未(朝ことりの声を聴こうと思っていたのに、穂乃果がいては……)
朝になっても苛立ちは解消されなかった。それどころか、睡眠不足も相まって、海未のストレスは限界を突破しそうだった。
嫌々ながら集合場所に行くと、いつもは最後に来るはずの穂乃果が一番に来ていた。
穂乃果「おっはよーう!」
海未「おはようございます。」
穂乃果「えへへ、今日は早起きしちゃった~。」
海未「はい、いい心がけです。」
海未(朝ことりの声を聴こうと思っていたのに、穂乃果がいては……)
14: 2017/06/07(水) 18:09:00.25 ID:tbgofr6N.net
海未「はあ……」
穂乃果「あれ?海未ちゃん、怒ってる?」
海未「えっ?怒ってなどいませんが……」
穂乃果「なんだか怖い顔してたよ、海未ちゃん。」
海未「ちょ、ちょっと考え事を……」
海未(まずいですね……)
ことり「おはよう、二人とも!」
穂乃果「あっ、おっはよー!」タタタ
ことり「穂乃果ちゃん、今日は早いね。」
穂乃果「でしょう?実は昨日……」
海未(ふう……追及されずに済みました……)
穂乃果「あれ?海未ちゃん、怒ってる?」
海未「えっ?怒ってなどいませんが……」
穂乃果「なんだか怖い顔してたよ、海未ちゃん。」
海未「ちょ、ちょっと考え事を……」
海未(まずいですね……)
ことり「おはよう、二人とも!」
穂乃果「あっ、おっはよー!」タタタ
ことり「穂乃果ちゃん、今日は早いね。」
穂乃果「でしょう?実は昨日……」
海未(ふう……追及されずに済みました……)
15: 2017/06/07(水) 18:12:12.42 ID:tbgofr6N.net
授業中
海未「ああ……」イライラ
海未(イライラします。早くことりの声が聴きたいです。)
教師「はい。じゃあそこのページの三行目、園田読んで。」
海未「はい?」
教師「うっ……どうした、園田。」
海未「あ、いいえ……ええっと……」
生徒A「園田さんどうしたんだろうねー?」ヒソヒソ
生徒B「あの日なんじゃないかな?」ヒソヒソ
海未(なんなんですか……)
海未「ああ……」イライラ
海未(イライラします。早くことりの声が聴きたいです。)
教師「はい。じゃあそこのページの三行目、園田読んで。」
海未「はい?」
教師「うっ……どうした、園田。」
海未「あ、いいえ……ええっと……」
生徒A「園田さんどうしたんだろうねー?」ヒソヒソ
生徒B「あの日なんじゃないかな?」ヒソヒソ
海未(なんなんですか……)
17: 2017/06/07(水) 18:15:33.83 ID:tbgofr6N.net
昼休みになった。海未は再びことりを体育館裏に呼び出した。
ことり「またこんなところに連れてきて……」
海未「お願いします……これが最後ですから……」
ことり「私、今日は忙しいの。」
海未「お願いします!すぐ済みますから!」
ことり「はあ……ダメだって……」
海未「どうしてもダメですか……?」
ことり「じゃあ……千円。」
ことり「またこんなところに連れてきて……」
海未「お願いします……これが最後ですから……」
ことり「私、今日は忙しいの。」
海未「お願いします!すぐ済みますから!」
ことり「はあ……ダメだって……」
海未「どうしてもダメですか……?」
ことり「じゃあ……千円。」
18: 2017/06/07(水) 18:19:20.70 ID:tbgofr6N.net
海未「はっ?」
ことり「千円くれるんならやってあげてもいいかなあ。」
海未「そ、そんな……いけません!お金のやり取りなんて!」
ことり「私は別にお金をくれなくても構わないんだよ。」
海未「あ……」
海未「仕方ありません……」ピラッ
ことり「えへへっ、ありがとう。」
ことり「じゃあさっそく……」コホン
ことり「海未ちゃん、おねがぁい♡」
海未「んあっ!」ドキッ!
ことり「……」
海未「はあ、はあ……」
海未「とっても気持ちいいです、ことり!最高です!」
ことり「海未ちゃ
海未「すごいですこれ!疲れが吹き飛びました!人生バラ色ですよー!」
ことり「……」
ことり「ふふっ。」
ことり「千円くれるんならやってあげてもいいかなあ。」
海未「そ、そんな……いけません!お金のやり取りなんて!」
ことり「私は別にお金をくれなくても構わないんだよ。」
海未「あ……」
海未「仕方ありません……」ピラッ
ことり「えへへっ、ありがとう。」
ことり「じゃあさっそく……」コホン
ことり「海未ちゃん、おねがぁい♡」
海未「んあっ!」ドキッ!
ことり「……」
海未「はあ、はあ……」
海未「とっても気持ちいいです、ことり!最高です!」
ことり「海未ちゃ
海未「すごいですこれ!疲れが吹き飛びました!人生バラ色ですよー!」
ことり「……」
ことり「ふふっ。」
19: 2017/06/07(水) 18:24:24.95 ID:tbgofr6N.net
海未は放課後までの時間をテンションMAXで過ごした。周囲から奇異の目で見られていることも、まったく気にならなかった。
海未「穂乃果、ことり、さようなら!」タッタッタッ
穂乃果「今日の海未ちゃん、やけにハイテンションだね?」
ことり「そ、そうかなあ?あはは……」
海未「穂乃果、ことり、さようなら!」タッタッタッ
穂乃果「今日の海未ちゃん、やけにハイテンションだね?」
ことり「そ、そうかなあ?あはは……」
20: 2017/06/07(水) 18:26:38.62 ID:tbgofr6N.net
夜になった。今までの反動で、海未の体には疲労の波が押し寄せてきた。
海未「……なんだか疲れました。」
海未「少しはしゃぎすぎましたね。」
海未「ことりのあの声を聴くと元気があふれ出てきて……」
海未「ああ……気だるい……早く寝ましょう……」
とても眠たかったが、なかなか寝付けなかった。朝になっても疲労は抜けなかった。
海未「あー……」
穂乃果「おはよう、海未ちゃん!」
海未「うるさいです!」
穂乃果「えっ?ご、ごめん……」
海未「あ……すみません……ちょっと苛立ってて……耳に響くので大声を出さないでもらえますか……?」
穂乃果「う、うん……」
穂乃果(私、何か悪いことしたかなあ……)
海未「……なんだか疲れました。」
海未「少しはしゃぎすぎましたね。」
海未「ことりのあの声を聴くと元気があふれ出てきて……」
海未「ああ……気だるい……早く寝ましょう……」
とても眠たかったが、なかなか寝付けなかった。朝になっても疲労は抜けなかった。
海未「あー……」
穂乃果「おはよう、海未ちゃん!」
海未「うるさいです!」
穂乃果「えっ?ご、ごめん……」
海未「あ……すみません……ちょっと苛立ってて……耳に響くので大声を出さないでもらえますか……?」
穂乃果「う、うん……」
穂乃果(私、何か悪いことしたかなあ……)
21: 2017/06/07(水) 18:29:38.22 ID:tbgofr6N.net
授業中。海未は全く集中できなかった。それどころか、寒気がして手が震えていた。
海未「う……」
パキッ
海未(あ……芯が折れてしまいました……)
穂乃果「海未ちゃん、海未ちゃん。」ヒソヒソ
海未「なんですか、うるさいですよ!!」
教師「園田さん、うるさいのはあなたの方です。慎んでください。」
海未「……」
海未(全部私のせいですか……)
海未「う……」
パキッ
海未(あ……芯が折れてしまいました……)
穂乃果「海未ちゃん、海未ちゃん。」ヒソヒソ
海未「なんですか、うるさいですよ!!」
教師「園田さん、うるさいのはあなたの方です。慎んでください。」
海未「……」
海未(全部私のせいですか……)
23: 2017/06/07(水) 18:32:30.71 ID:tbgofr6N.net
昼休みになった。海未は財布を握りしめ、ことりを体育館裏に連れて行った。
ことり「今日もなの?海未ちゃん。」
海未「お願いします、ことり……ほら、千円持ってきました!」
ことり「二千円。」
海未「え?」
ことり「二千円なら、やってあげてもいいけど……」
海未「そ、そんな!」
ことり「ダメかなあ?」
海未「い、いや、はい、二千円です。」
ことり「……うん、確かに。それでは。」スゥー
ことり「今日もなの?海未ちゃん。」
海未「お願いします、ことり……ほら、千円持ってきました!」
ことり「二千円。」
海未「え?」
ことり「二千円なら、やってあげてもいいけど……」
海未「そ、そんな!」
ことり「ダメかなあ?」
海未「い、いや、はい、二千円です。」
ことり「……うん、確かに。それでは。」スゥー
25: 2017/06/07(水) 18:34:13.86 ID:tbgofr6N.net
ことり「おねがぁい♡」
海未「ううっ!!」
ことり「どう?」
海未「すごいです!ものすごくすごいです!エネルギーが満ち溢れてきますよ!!」
海未は全速力で教室に走っていった。
穂乃果(最近、ことりちゃんと海未ちゃん、昼休みすぐどこかに行っちゃうんだよね……)
穂乃果(朝も怒鳴られたし……私、嫌われちゃったのかなあ……)
海未「穂乃果ー!」ダダダダダ
穂乃果「うわっ、海未ちゃん!?」
海未「大丈夫ですか?元気がないですねー!」
穂乃果「う、うん……大丈夫だから……」
海未「そうですか?何かあったらすぐに私に言ってくださいね!相談に乗りますよ!」
穂乃果「うん……」
穂乃果(やっぱりおかしい……)
海未「ううっ!!」
ことり「どう?」
海未「すごいです!ものすごくすごいです!エネルギーが満ち溢れてきますよ!!」
海未は全速力で教室に走っていった。
穂乃果(最近、ことりちゃんと海未ちゃん、昼休みすぐどこかに行っちゃうんだよね……)
穂乃果(朝も怒鳴られたし……私、嫌われちゃったのかなあ……)
海未「穂乃果ー!」ダダダダダ
穂乃果「うわっ、海未ちゃん!?」
海未「大丈夫ですか?元気がないですねー!」
穂乃果「う、うん……大丈夫だから……」
海未「そうですか?何かあったらすぐに私に言ってくださいね!相談に乗りますよ!」
穂乃果「うん……」
穂乃果(やっぱりおかしい……)
26: 2017/06/07(水) 18:37:37.66 ID:tbgofr6N.net
次の日の昼休みも、海未はことりを呼び出した。もうすっかり習慣になっていた。
海未「ことり、早くしてください、もう死にそうなんです!」
ことり「じゃあー……五千円。」
海未「えっ?そ、そんなに……?」
ことり「ことりも精いっぱいやるから……ね?」
海未「そうですか……じゃあ……」
海未(五千円……惜しいですが……仕方ありません……)
ことり「毎度ありがとうございま~す。」
海未「早く、早くしてください!」
ことり「焦らないで、海未ちゃん……」
海未「早く!」
ことり「ようし……海未ちゃん、おねがぁい♡」
海未「んああああっ!!」
海未「なんですか今の!今まででサイコーのアレでした!ことり、サイコーです!」
ことり「えへへっ。また欲しくなったら言ってね。」
海未「すごいですよー!」
穂乃果は海未を探していた。
穂乃果「海未ちゃんたち、どこにもいないなあ……ん?」
穂乃果「体育館の裏から……声が……」
海未「すっごく気持ちいいです、ことり!大好きです!」
ことり「えへへ、私も好きだよ、海未ちゃん。」
穂乃果「へっ!?」
穂乃果「まさか……ことりちゃんと海未ちゃん……そんな関係だったなんて……」
穂乃果「……」
海未「ことり、早くしてください、もう死にそうなんです!」
ことり「じゃあー……五千円。」
海未「えっ?そ、そんなに……?」
ことり「ことりも精いっぱいやるから……ね?」
海未「そうですか……じゃあ……」
海未(五千円……惜しいですが……仕方ありません……)
ことり「毎度ありがとうございま~す。」
海未「早く、早くしてください!」
ことり「焦らないで、海未ちゃん……」
海未「早く!」
ことり「ようし……海未ちゃん、おねがぁい♡」
海未「んああああっ!!」
海未「なんですか今の!今まででサイコーのアレでした!ことり、サイコーです!」
ことり「えへへっ。また欲しくなったら言ってね。」
海未「すごいですよー!」
穂乃果は海未を探していた。
穂乃果「海未ちゃんたち、どこにもいないなあ……ん?」
穂乃果「体育館の裏から……声が……」
海未「すっごく気持ちいいです、ことり!大好きです!」
ことり「えへへ、私も好きだよ、海未ちゃん。」
穂乃果「へっ!?」
穂乃果「まさか……ことりちゃんと海未ちゃん……そんな関係だったなんて……」
穂乃果「……」
28: 2017/06/07(水) 18:41:30.33 ID:tbgofr6N.net
夜
海未「ね、眠れません……」
海未「寝ようと思っても、体が無理やり動こうとします……小鳥が体の中を飛び回っているみたいです……」
海未「どうしようもありませんね……本でも読みますか……」
海未は朝まで本を読み続けた。夜の間にたまった疲れは、朝になって海未の足かせとなった。
海未「学校に行くのが面倒くさいです……しかし、怪しまれてもいけませんし……」
海未は重い足を引きずりながら、集合場所まで歩いて行った。
海未「ね、眠れません……」
海未「寝ようと思っても、体が無理やり動こうとします……小鳥が体の中を飛び回っているみたいです……」
海未「どうしようもありませんね……本でも読みますか……」
海未は朝まで本を読み続けた。夜の間にたまった疲れは、朝になって海未の足かせとなった。
海未「学校に行くのが面倒くさいです……しかし、怪しまれてもいけませんし……」
海未は重い足を引きずりながら、集合場所まで歩いて行った。
29: 2017/06/07(水) 18:43:57.40 ID:tbgofr6N.net
海未「おはようございます、ことり。」
ことり「おはようっ、海未ちゃん。」
海未「昨日は少しも眠れませんでした……」
ことり「ちょっと刺激が強すぎたかなぁ?」
海未「きょ、今日もやってくれるんですよね?」
ことり「ふふっ……もちろんだよっ。」
海未「よ、よかった……」
穂乃果「……」
海未「あっ、穂乃果!いつからそこに?」
穂乃果「さっきからいたよ。ねえ、何の話してたの?」
ことり「な、何でもないのよ何でも!」
穂乃果「ふうん……」
ことり「おはようっ、海未ちゃん。」
海未「昨日は少しも眠れませんでした……」
ことり「ちょっと刺激が強すぎたかなぁ?」
海未「きょ、今日もやってくれるんですよね?」
ことり「ふふっ……もちろんだよっ。」
海未「よ、よかった……」
穂乃果「……」
海未「あっ、穂乃果!いつからそこに?」
穂乃果「さっきからいたよ。ねえ、何の話してたの?」
ことり「な、何でもないのよ何でも!」
穂乃果「ふうん……」
32: 2017/06/07(水) 18:46:48.09 ID:tbgofr6N.net
昼休みになった。穂乃果は置いてけぼりにされ、海未とことりは秘密の商談を始めた。
海未「じゃあお願いします、ことり。」
ことり「一万円だよ。」
海未「え?」
ことり「一万円だよ一万円。」
海未「そ、そんな!もうお金がありません!」
ことり「払えないの?」
海未「どうか……どうかお願いします!七千円までなら出せます!」
ことり「一万円だよ!払えないなら話は終わり!」
海未「そ、そんな……そこをどうにか……」
ことり「はあ……仕方ないなあ……」
海未「えっ……」
ことり「お金はいいよ……その代わり……」
海未「じゃあお願いします、ことり。」
ことり「一万円だよ。」
海未「え?」
ことり「一万円だよ一万円。」
海未「そ、そんな!もうお金がありません!」
ことり「払えないの?」
海未「どうか……どうかお願いします!七千円までなら出せます!」
ことり「一万円だよ!払えないなら話は終わり!」
海未「そ、そんな……そこをどうにか……」
ことり「はあ……仕方ないなあ……」
海未「えっ……」
ことり「お金はいいよ……その代わり……」
34: 2017/06/07(水) 18:50:58.19 ID:tbgofr6N.net
海未「キス!?」
ことり「うん。私と……」
海未「そ、そんな……イヤに決まってます!」
ことり「イヤなの?じゃあ知らないよ。」
海未「うう……しかし……」
海未「……わかりました……」
穂乃果「この辺にいると思うんだけど……」
穂乃果「あっ……」
ことり「うん。私と……」
海未「そ、そんな……イヤに決まってます!」
ことり「イヤなの?じゃあ知らないよ。」
海未「うう……しかし……」
海未「……わかりました……」
穂乃果「この辺にいると思うんだけど……」
穂乃果「あっ……」
36: 2017/06/07(水) 18:55:35.49 ID:tbgofr6N.net
穂乃果は目を丸くした。幼馴染の二人が熱い接吻を交わしている光景を見たのだから、至極当然の反応だった。
ことり「ん……」
海未「んんっ……」
穂乃果「あっ!?」
穂乃果(な、なんで海未ちゃんとことりちゃんが……キス……なんか……)
穂乃果は顔を真っ赤にしてして叫んだ。
穂乃果「ふ、二人とも、何やってるの!?」
海未「ぷはっ……ほ、穂乃果!」
ことり「あれ……穂乃果ちゃん……見られちゃった……?」
海未「ほ、穂乃果!違うんです!これには深いわけが!」
穂乃果「信じられない!」ダッ!
タタタ…
ことり「ん……」
海未「んんっ……」
穂乃果「あっ!?」
穂乃果(な、なんで海未ちゃんとことりちゃんが……キス……なんか……)
穂乃果は顔を真っ赤にしてして叫んだ。
穂乃果「ふ、二人とも、何やってるの!?」
海未「ぷはっ……ほ、穂乃果!」
ことり「あれ……穂乃果ちゃん……見られちゃった……?」
海未「ほ、穂乃果!違うんです!これには深いわけが!」
穂乃果「信じられない!」ダッ!
タタタ…
37: 2017/06/07(水) 19:01:43.71 ID:tbgofr6N.net
海未「穂乃果!待ってください!穂乃果!」
ことり「海未ちゃん、いいんだよ。」
海未「し、しかし……」
ことり「それよりも、そろそろまずいんじゃない?」
海未「あ……」ガクガク
海未「足が震えます……」
海未「寒い……寒い……」ガタガタ
海未「はあ、はあ、はあ……」
海未「ことり、早く!あの声を聴かせてください!」
ことり「どうしようかなあ……」
海未「死んでしまいます!ああ、早く!」
ことり「ふふっ。限界だね……」
海未「早く!」
ことり「いくよ……」スゥー
ことり「おねがぁい♡」
海未「……っ!!」ビクッ!
海未「はあ、はあ、はあ……気持ちいい……すごい……」
海未「体が溶けるようです……」
寒気はおさまり、震えは止まった。海未はすっかりハイになった。
ことり「海未ちゃん、いいんだよ。」
海未「し、しかし……」
ことり「それよりも、そろそろまずいんじゃない?」
海未「あ……」ガクガク
海未「足が震えます……」
海未「寒い……寒い……」ガタガタ
海未「はあ、はあ、はあ……」
海未「ことり、早く!あの声を聴かせてください!」
ことり「どうしようかなあ……」
海未「死んでしまいます!ああ、早く!」
ことり「ふふっ。限界だね……」
海未「早く!」
ことり「いくよ……」スゥー
ことり「おねがぁい♡」
海未「……っ!!」ビクッ!
海未「はあ、はあ、はあ……気持ちいい……すごい……」
海未「体が溶けるようです……」
寒気はおさまり、震えは止まった。海未はすっかりハイになった。
39: 2017/06/07(水) 19:06:21.20 ID:tbgofr6N.net
この日の夜、海未は眠ることが出来なかった。
翌朝、ことりの声の効果が切れると、二日も寝ていない身体は、疲労とストレスに押しつぶされそうになった。
ことり「海未ちゃ~ん、穂乃果ちゃんが先に行っててって……」
海未「私たちに気を使っているのでしょうか……」
ことり「海未ちゃん、調子はどう?」
海未「昨日の夜は眠れませんでした……ことりの声が頭の中でずっと響いていて……今は頭が痛いです……」
ことり「ふふっ。」
海未「ことり、お願いします……今から……」
ことり「一万円だよ。」
海未「そ、そんな……お金はもうないって言ったじゃないですか……」
ことり「じゃあダメ。」
翌朝、ことりの声の効果が切れると、二日も寝ていない身体は、疲労とストレスに押しつぶされそうになった。
ことり「海未ちゃ~ん、穂乃果ちゃんが先に行っててって……」
海未「私たちに気を使っているのでしょうか……」
ことり「海未ちゃん、調子はどう?」
海未「昨日の夜は眠れませんでした……ことりの声が頭の中でずっと響いていて……今は頭が痛いです……」
ことり「ふふっ。」
海未「ことり、お願いします……今から……」
ことり「一万円だよ。」
海未「そ、そんな……お金はもうないって言ったじゃないですか……」
ことり「じゃあダメ。」
40: 2017/06/07(水) 19:08:54.08 ID:tbgofr6N.net
海未「そ、そんな……そうだ!」
ことり「キスしようなんて言っても無駄だよ。もう面白くないもん。」
海未「え……?」
ことり「嫌々ながらキスする海未ちゃんは見てて楽しかったけど……自分からしようとする海未ちゃんなんか面白くないの。」
海未「何なんですか……意味が分かりません……」
ことり「もとはと言えば海未ちゃんがお願いしてきたんだよ?私の言うことを聞くのは当然だよねっ。」
海未「何で……あなたがあんな声を出さなければこんなことには……」
ことり「こんなことにはならなかったって?被害妄想が激しすぎるよ、海未ちゃん。」
海未「……ああ、もう!知りません!」タッタッタッ
海未(みんな私を嫌ってるんです。ことりも、穂乃果も、教師も、クラスメイトも……)
ことり「ふふふっ。どうせすぐに私の声を求めて戻ってくるんだよ……知ってるんだからね、海未ちゃん。」
ことり「キスしようなんて言っても無駄だよ。もう面白くないもん。」
海未「え……?」
ことり「嫌々ながらキスする海未ちゃんは見てて楽しかったけど……自分からしようとする海未ちゃんなんか面白くないの。」
海未「何なんですか……意味が分かりません……」
ことり「もとはと言えば海未ちゃんがお願いしてきたんだよ?私の言うことを聞くのは当然だよねっ。」
海未「何で……あなたがあんな声を出さなければこんなことには……」
ことり「こんなことにはならなかったって?被害妄想が激しすぎるよ、海未ちゃん。」
海未「……ああ、もう!知りません!」タッタッタッ
海未(みんな私を嫌ってるんです。ことりも、穂乃果も、教師も、クラスメイトも……)
ことり「ふふふっ。どうせすぐに私の声を求めて戻ってくるんだよ……知ってるんだからね、海未ちゃん。」
41: 2017/06/07(水) 19:11:06.50 ID:tbgofr6N.net
学校に着き、授業が始まった。海未はさらに苦しむようになった。
海未「うう……」ガタガタ
生徒A「ねえ、園田さん大丈夫かな?」ヒソヒソ
生徒B「最近ちょっとおかしくない?」ヒソヒソ
海未「はあ、はあ……」
穂乃果「海未ちゃん……」
海未(ノートを……とらなければ……)プルプル
海未(手が震えて……ペンが持てません……)
カシャン!
シャープペンシルを取り落とした。
海未「……ちっ。」
生徒A「舌打ちしたよ、園田さん。」ヒソヒソ
生徒B「なんか怖いね……」ヒソヒソ
ことり「ふふふ……」
ことり(海未ちゃん……かわいいよ……)
海未「うう……」ガタガタ
生徒A「ねえ、園田さん大丈夫かな?」ヒソヒソ
生徒B「最近ちょっとおかしくない?」ヒソヒソ
海未「はあ、はあ……」
穂乃果「海未ちゃん……」
海未(ノートを……とらなければ……)プルプル
海未(手が震えて……ペンが持てません……)
カシャン!
シャープペンシルを取り落とした。
海未「……ちっ。」
生徒A「舌打ちしたよ、園田さん。」ヒソヒソ
生徒B「なんか怖いね……」ヒソヒソ
ことり「ふふふ……」
ことり(海未ちゃん……かわいいよ……)
42: 2017/06/07(水) 19:12:59.20 ID:tbgofr6N.net
昼休みになった。教室には海未とことりだけが残っていた。
海未「はあ、はあ、はあ……」
海未「苦しい……」
ことり「海未ちゃん、大丈夫?」
海未「こっ、ことり……」
ことり「なに?海未ちゃん。」
海未「い、いや、もうあなたなんか知りません!」
ことり「ふふふっ。じゃあもう行くね。」スタスタ
海未「ああ……ああ……」ガクガク
ことり「……」チラッ
海未「あっ、待ってください!ことり!」
ことり「……」スタスタ
海未「ことり!ことり!待って!」
ことり「ふふふ……」
海未「はあ、はあ、はあ……」
海未「苦しい……」
ことり「海未ちゃん、大丈夫?」
海未「こっ、ことり……」
ことり「なに?海未ちゃん。」
海未「い、いや、もうあなたなんか知りません!」
ことり「ふふふっ。じゃあもう行くね。」スタスタ
海未「ああ……ああ……」ガクガク
ことり「……」チラッ
海未「あっ、待ってください!ことり!」
ことり「……」スタスタ
海未「ことり!ことり!待って!」
ことり「ふふふ……」
44: 2017/06/07(水) 19:15:20.96 ID:tbgofr6N.net
午後の授業が始まった。海未はついに壊れ始めた。
海未「……」イライラ
カタカタカタ…
教師「おい園田、貧乏ゆすりをするな!うるさいぞ!」
海未「うるさいっ!」
教室は静まり返った。普段おとなしい海未が大声で教師に歯向かったので、皆驚きを隠せなかった。
教師「な、なんだと……おい、園田!聞け!」
海未「うるさいです!!」ガァン!
海未は立ち上がり、机を蹴り倒した。
海未「……」イライラ
カタカタカタ…
教師「おい園田、貧乏ゆすりをするな!うるさいぞ!」
海未「うるさいっ!」
教室は静まり返った。普段おとなしい海未が大声で教師に歯向かったので、皆驚きを隠せなかった。
教師「な、なんだと……おい、園田!聞け!」
海未「うるさいです!!」ガァン!
海未は立ち上がり、机を蹴り倒した。
45: 2017/06/07(水) 19:16:27.00 ID:tbgofr6N.net
キャー!!
生徒A「園田さんどうしたんだろう……」
生徒B「さあ……?」
ことり(大騒ぎだ……あはは……)
穂乃果「……海未ちゃん?」
教師「おい、園田!どうしたんだ!落ち着け!」
海未「ことり!」ガシッ!
ことり「きゃっ!」
海未「ことり!早くやりなさい!」ブンブン
教師「南、どういうことだ!何か関係があるのか!?」
ことり「わ、私は何も知りません……助けてください……」
海未「とぼけないで!」バチン!!
ことり「いたっ……」
海未「全部あなたのせいです!あなたが全部悪いんです!!」バシッ! ドカッ!
教師「おいっ!園田!やめろ!」
海未は駆け付けた教師によって取り押さえられた。ことりは教師たちに事情を聞かれたが、何も答えなかった。
生徒A「園田さんどうしたんだろう……」
生徒B「さあ……?」
ことり(大騒ぎだ……あはは……)
穂乃果「……海未ちゃん?」
教師「おい、園田!どうしたんだ!落ち着け!」
海未「ことり!」ガシッ!
ことり「きゃっ!」
海未「ことり!早くやりなさい!」ブンブン
教師「南、どういうことだ!何か関係があるのか!?」
ことり「わ、私は何も知りません……助けてください……」
海未「とぼけないで!」バチン!!
ことり「いたっ……」
海未「全部あなたのせいです!あなたが全部悪いんです!!」バシッ! ドカッ!
教師「おいっ!園田!やめろ!」
海未は駆け付けた教師によって取り押さえられた。ことりは教師たちに事情を聞かれたが、何も答えなかった。
47: 2017/06/07(水) 19:18:11.15 ID:tbgofr6N.net
放課後
穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃんに何をしたの!?」
ことり「私は知らないよ……急に殴り掛かってきて……」
穂乃果「そんなわけないでしょう!?あんなに真面目で大人しかった海未ちゃんが理由もなく暴力なんて!」
ことり「……」
穂乃果「全部話してよ、ことりちゃん。最近昼休み二人でどこかに言ってたことも、二人がキスしてたことも、全部関係あるんでしょう?」
ことり「……」
ことり「海未ちゃんはね……私の声の虜になっちゃったんだ……」
穂乃果「……声の?」
ことり「うん。私の声を聴くために、私にたくさんお金をくれたんだ。それに、キスもしちゃった。」
ことり「とっても楽しかったよ。海未ちゃんの苦しむ顔、怯える顔を見るのは。」
ことり「もう壊れちゃったのが残念だけどね。私の声を聴かない限り、海未ちゃんはずっとあのままなんだよ。」
穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃんに何をしたの!?」
ことり「私は知らないよ……急に殴り掛かってきて……」
穂乃果「そんなわけないでしょう!?あんなに真面目で大人しかった海未ちゃんが理由もなく暴力なんて!」
ことり「……」
穂乃果「全部話してよ、ことりちゃん。最近昼休み二人でどこかに言ってたことも、二人がキスしてたことも、全部関係あるんでしょう?」
ことり「……」
ことり「海未ちゃんはね……私の声の虜になっちゃったんだ……」
穂乃果「……声の?」
ことり「うん。私の声を聴くために、私にたくさんお金をくれたんだ。それに、キスもしちゃった。」
ことり「とっても楽しかったよ。海未ちゃんの苦しむ顔、怯える顔を見るのは。」
ことり「もう壊れちゃったのが残念だけどね。私の声を聴かない限り、海未ちゃんはずっとあのままなんだよ。」
49: 2017/06/07(水) 19:20:17.38 ID:tbgofr6N.net
穂乃果「……」
ことり「ふふっ。」
穂乃果「ふざけないでよっ!!」バチン!
ことり「うっ……」
ことり「痛いよ、穂乃果ちゃん……」
穂乃果「ことりちゃんが海未ちゃんを壊したんだよ!海未ちゃんはことりちゃんの最悪な遊び心に人生を狂わされた!」
ことり「うふふ……」
穂乃果「許さない!許さない!」バシッ! ドカッ!
ことり「痛いなあ……」
穂乃果「海未ちゃんはこんなのよりよっぽど苦しい目にあったんだよ!」バシッ! バシッ!
ことり「ふっ……」ギュッ
穂乃果「な、何やってるの!?離れてよ!」グイグイ
ことり「……ねえ、穂乃果ちゃん。」
穂乃果「……?」
ことり「穂乃果ちゃん、許して……」
ことり「おねがぁい♡」
ことり「ふふっ。」
穂乃果「ふざけないでよっ!!」バチン!
ことり「うっ……」
ことり「痛いよ、穂乃果ちゃん……」
穂乃果「ことりちゃんが海未ちゃんを壊したんだよ!海未ちゃんはことりちゃんの最悪な遊び心に人生を狂わされた!」
ことり「うふふ……」
穂乃果「許さない!許さない!」バシッ! ドカッ!
ことり「痛いなあ……」
穂乃果「海未ちゃんはこんなのよりよっぽど苦しい目にあったんだよ!」バシッ! バシッ!
ことり「ふっ……」ギュッ
穂乃果「な、何やってるの!?離れてよ!」グイグイ
ことり「……ねえ、穂乃果ちゃん。」
穂乃果「……?」
ことり「穂乃果ちゃん、許して……」
ことり「おねがぁい♡」
50: 2017/06/07(水) 19:21:14.36 ID:tbgofr6N.net
おわり
55: 2017/06/07(水) 19:32:12.27 ID:l7zZmWZ4.net
おそろしい…
56: 2017/06/07(水) 19:33:14.07 ID:gG+OqrJn.net
耳栓貫通してきそう
54: 2017/06/07(水) 19:28:50.49 ID:KD7AeEJN.net
(^8^)
引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1496825370/