【SS】ことり「ことりと海未ちゃんの」海未「ほんのひと時」

ことうみ

みじかめ
　

ことり「海未ちゃんさ」


海未「なんです？」


ことり「しょーぶしようよ」


海未「じゃーんけーん...」


ことり「え？え？え？」


海未「ポンッ」ﾁｮｷ
ことり「ぽ、ぽんっ！」ﾊﾟｰ


海未「私の勝ちです、私の勝ち」


ことり「え、なんで？なんでそうなったの？？？」
　

海未「それで、なんの勝負でしょうか...」


ことり「あー、今は終わったのね」


海未「女子力勝負とかやめてくださいね、1000パーセント私の負けですので」


ことり「うん知ってる、誰でも知ってるそんなの」


海未「そんな言い方...」


ことり「お題はねー」


海未「はい」


ことり「どっちがお互いの好きを上手く表現できるか！」


海未「私の負けです」
　

ことり「まってまってまって」


海未「なら次は登山で勝負しましょう」ｺｷｺｷｯ


ことり「待って！！！！」


海未「なんです？」


ことり「諦めないで！？勝負してよことりのお題！！」


海未「えー...どうしてそんな...」


ことり「だってね...最近の海未ちゃんね...」


海未「あーめんどくさいモードのことりですねこれ」
　

ことり「ことりのこと好きって言ってくれなくてね...不安になるからね」


海未「好きです。」


ことり「そういうとこだよ？そういうとこだよ？」


海未「破廉恥ですもの」


ことり「出た、便利な魔法の言葉」


海未「好きですよ、だからこうして同棲までして」


ことり「そだけど」


海未「ことりのことは好きです、手離したくないくらい、誰にも取られたくないくらい」


ことり「えへへーーー」ﾆﾍﾗｧ


海未「顔、その顔やめなさい」
　

ことり「ことりがねー、海未ちゃんのねー、好きなとこはねー」


海未「全部でしょう？」


ことり「それはない」


海未「...」


ことり「それはない、自惚れ過ぎ」


海未「はい」
　

ことり「海未ちゃんの好きなとこはねー」


海未「いやもういいですよ、聞いてる方が疲れます」


ことり「えー」ﾌﾟｸｯ


海未「私がことりに愛されてることは日々伝わっていますよ？」ﾊﾞﾘﾎﾞﾘ


ことり「ちょっと」


海未「そのくらい私も好きです」ﾊﾞﾘﾎﾞﾘ


ことり「おせんべい食べるのやめて！！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯ
　

海未「ずずず...ことりのいれるお茶はいつも美味しいですね」


ことり「でしょー」ﾆｺｯ


海未「天下一です」


ことり「えへへ...ん？、いやちがうちがうちがう」


海未「違いません」


ことり「あ、うん....、違わないけど、違う」


海未「？、難しいですね...なぞなぞですか？」


ことり「あーもぉわかんなくなった！！ことりもうわかんなくなった！！！」
　

海未「ことり」


ことり「なーに」ﾑｽｯ


海未「そっち、行っていいですか？」


ことり「え？...うん、いいけど」


ｽﾀｽﾀ


海未「よっこいせ」


ことり「どしたの？」
　

海未「あなたの横に居たくなったので」


ことり「な...///」


海未「だめですか？」


ことり「ううん、良い」


海未「...」ｺﾃﾝｯ


ことり「...」


海未「...」
　

ことり「...ねぇ、海未ちゃん」


海未「はい」


ことり「...」


海未「？」


ことり「なんでもない」ｸｽｯ


海未「ふふっ、はい」


ｷﾞｭｯ


おわり
　

これはいいことうみ