【SS】花帆「愛知って美味しいもの沢山なんですね！」慈「そうそう」【ラブライブ！蓮ノ空】

花帆「でも、あたし、調べてたんですけど、『名古屋メシ』でしたっけ？、それがいっぱい出てきて…何を食べていいか分かりません…！」

慈「そうだねぇ…美味しいものが沢山あってもお腹の限界はいつか来るからねえ…」

花帆「それに、その……おこづかいの方も限界で……」

慈「おー、それは大変だ、グルメって中々お高い料理もあったりするからね～」

花帆「ええ、配信のコメントで聞いたんですけど……ひつまぶしって結構高級料理なんですか？」

慈「そうだなぁ…普通のとこでも三千か四千円くらいはするかもねぇ……」

花帆「よんせんえん！……そんなの手が出そうにないですよぉ…」
　

慈「しょーがない、花帆ちゃんの為にも安くて美味しい愛知グルメを教えてあげよう！」

花帆「え、慈先輩がですか？」

慈「まあまあ、ここは人生経験豊富な先輩にどーんとまかせなさいって！」

花帆「人生経験って…あたしと慈先輩、一歳しか違わないですよね？」

慈「おー？文句いう子はこうだぞ～？こちょこちょ～！」

花帆「ちょっと、んふっ…あはは！くすぐらないでください！あははっ！」



花帆「はぁっ…はぁ…もう、慈センパイ…！」

慈「んふふ、まあぶっちゃけ、私も楽しみで色々調べたんだよね」

花帆「そうなんですか…？」

慈「うんうん、ちゃんと花帆ちゃんにも手が届くお店屋さんを探してきたから、安心してね♡」
　

慈「まずはそうだなあ…カレーうどんとかどう？」

花帆「カレーうどん！金沢もカレーが有名だけど、名古屋もなんですか？」

慈「そう、なんでも名古屋のカレーうどんは他の地域とはひと味違うみたいだよ」

花帆「はへー…どんな感じなんだろう……」

慈「なんでも、スープは魚介和風出汁と鶏出汁のブレンドとカレー粉、それに強くとろみをつけたスープなのが特徴で…それが太いうどんにガッツリ絡まる……だって」

慈「具材は豚肉、カマボコ、ネギ、それと自慢のスープをたっぷり吸うお揚げ…」

花帆「なんですかそれ、聞いてるだけでおいしそうです…!」

慈「そうだね～この、とろみが強いスープっていうのが、名古屋のカレーうどんの特徴みたいだね」
　

花帆「慈先輩、その名古屋のカレーうどんってどこにお店があるんですか？」

慈「カレーうどんの専門店、『若鯱屋』っていうのがあって…そこがすっごく有名みたい」

花帆「なんだかお店の名前がすごく重い響き…なんだか、街外れに構えてる超高級店だったりしないですか？」

慈「いやいや、結構色んなところにお店はあるみたい、なんなら私達が最初に着く名古屋駅にあるし」

花帆「そうなんですか？」

慈「うん、それにメニュー見てみたけど…カレーうどん単品だと千円切るみたいだよ」

花帆「ホッ、安心です…それならあたしでも安心してお店に入れそうです！」





[めぐちゃん'sポイント♡]
慈「若鯱屋は元祖名古屋式カレーうどんの発祥（諸説アリ）だよ♡」

慈「ちなみに、味噌煮込みや味噌カツもあるから…いろんな名古屋名物を食べたい人にもオススメ♡」

慈「CMソングもかわちい♡愛知の人なら多分知ってるから、振ってみてね♡」
　

慈「そして次のお店だけど……そうだねえ、続いて二連続で麺行っちゃおっか！」

花帆「もう！？もう被るんですか？」

慈「いやいや、麺は麺でも次は油そばだよ」

花帆「油そば…？正直どんなものかよく分かってなくて…？」

慈「んー…簡単に言うと汁なしのラーメンかな？でも、味は全然違うみたい、ほらこれが画像」

花帆「あれ、これ麵しかないですよ？チャーシューメンマなんかの具材は乗ってますけど」

慈「そう、だから汁無しなんだって。下にタレが入ってるからよく混ぜて、最後にお酢とラー油をかけて食べるんだって」

花帆「お酢！？ラー油！？えっ、それって辛いんですか？酸っぱいんですか？」

慈「いやそれがね、辛くも酸っぱくもないらしいのよ」

花帆「えー…そうなんですか、どんな味なんですか……」

慈「最終的に油をまとった麵になるらしいんだけど…これがお酢のおかげでクドくないらしいんだって」

花帆「えーなんか、俄然気になって来ました！」
　

慈「トッピングもいっぱいあるみたい、あ、この人は明太子をオススメしてる」

花帆「明太子！？え、それラーメンに入れちゃうんですか？」

慈「ラーメンではないけどね…後はチーズやら卵やらもあるみたい」

花帆「えー…そこだけ聞くとなんだか、カレーのトッピングみたいですね！」

慈「あ、カレー粉もトッピングであるみたいだよ」

花帆「あるんですね！？ビックリです」
　

花帆「でも、こんなにも不思議だとあたし、大体の物はおいしく食べられるんですけど…やっぱり、食べた事無いから口に合うか心配かもしれません……」

慈「確かに、ちょっとガッツリ系だし女の子には心配かもね～」

慈「でも、大丈夫、この歌志軒…なんと…！」

花帆「なんと…？」




慈「金沢にも一店舗あります！先に挑戦できます！」

花帆「えーそうなんですか！知りませんでした！」

慈「先に行っておけば、お気に入りのトッピングも見つけられるかもね」

花帆「それなら、一回行ってみるのもアリですね！おいしかったら、当日みんなにオススメしちゃおーっと♡」

慈「（……金沢駅からめちゃくちゃ遠いことは黙っておこう）」



[めぐちゃん'sポイント♡]
慈「歌志軒金沢桜田店は金沢駅から徒歩４０分♡」
　

慈「よーし、次は麵かな～」

花帆「ええっ！？三連続で？なんでそんな麵ばっかりなんですか！？」

慈「まあまあ、落ち着いて…次のお店はメニューに麵があるってだけだから」

花帆「そうなんですか…？」

慈「それもズバリ…中華料理屋です！正確には中国台湾料理店！」

花帆「おー…なるほど、それは美味しいものがいっぱいありそうです！」





慈「めぐちゃんが調べてきたお店は『味仙』！なんとこのお店はね…！」

花帆「このお店は…？」

慈「台湾ラーメン発祥の地、らしいよ！」

花帆「やっぱ麵じゃないですか！」
　

慈「いやいや、でも…中華料理屋さんだから、それ以外にも美味しいものがいっぱいあると思うよ」

花帆「まあ、それもそうですけど～…」

花帆「というか、『台湾』ラーメンって言ってるのに、愛知なんですね…」

慈「うん、なんでも、料理人さんが台湾の人なんだって」

花帆「あー…なるほど」

慈「唐辛子とニンニクを絡めた挽肉に鶏がらのスープ、麵ともやしとニラが乗る…」

花帆「うわー…しっかり美味しそうですね…今日三回目の麵ですけど」

慈「定番の麻婆豆腐から、手羽先、台湾ラーメン、台湾ちまき…カキ炒めなんかも…」

花帆「手羽先…！これも、名古屋名物ですよね！」
　

慈「でもでも、めぐちゃんがおいしそうだと思ったのは…青菜炒め！」

花帆「青菜炒め…ですか？なんだか見た目シンプルそうですけど…？」

慈「いやーこれが実は深みのあるニンニクの味とシャキシャキの青菜が美味しくて…残ったスープが飲めるほど絶品…」

慈「だってコメントで言ってた」

花帆「って、人から聞いたんですか！」

慈「ふふっ、でも大皿で色んな物があるから打ち上げなんかにもいいかもね」

花帆「確かにしかも、今回はライブで行くんですし…！ピッタリじゃないですか！」
　

慈「しかもこの味仙、会場の近くにもあるみたいだよ」

花帆「えっ、そうなんですか！やったー！」

慈「まあ、私たちは人いっぱいいそうだから行けないけどね～」

花帆「なんでですかー！……私も、ライブ参加した人達に混ぜてもらいたいです！」

慈「やめなさい」




[めぐちゃん'sポイント♡]
慈「味仙は今回のライブ会場近くの空港にあるよ♡」

慈「それにこの味仙もCMが有名！愛知の人なら多分知ってる…カモ！」
　

慈「こんなところかな～」

花帆「すごい、名古屋にはいっぱい美味しいものがあるんですね！」

慈「うんうん、といっても…ライブ前に食べ過ぎると調子が悪くなっちゃうかもだから…ほどほどにね？」

花帆「え～…でも、折角何日も行くのに、もったいないですよー！」

慈「こーら、まずはお客さんにライブを見てもらう、ご飯を食べるのはそのついででしょ？」

花帆「確かに、そうでした…」
　

花帆「よーしじゃあ、名古屋でのライブ、精一杯頑張ります！そしてその後いっぱい食べます！」

慈「花帆ちゃん……さっきから名古屋って言ってるけどさ…」

花帆「…？なんですか、慈先輩？」

慈「名古屋メシは名古屋メシでいいけど…ライブ会場は名古屋市じゃなくて、常滑市だよ」

花帆「え”」



[めぐちゃん'sポイント♡]
慈「ライブ会場は名古屋市じゃなくて常滑市だよ、結構名古屋から遠いからみんなは間違えないでね♡」
　

おわり
　

めぐちゃんには名古屋のういろうを食べてもらいたい
　

虹でAichi Expo行くけどこれアクセスどうなんだ
　

名古屋駅から一本で行けるでしょ
　

愛知県民として嬉しいSSだ
ほとんど食べたこと無いけど
　

ライブ終了時間には空港の飲食店のほとんどがLO直前になってるので基本的には名古屋駅周辺まで我慢することになるぞ
ちなみに名古屋駅に戻っても特に何もないぞ
　

可愛くて美味しそう乙