0
1: 2024/03/14(木) 23:43:11.00
今日思い付いて時間の無い中、頑張って作ったお粗末SSですがよければどうぞ
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──コンコン
部屋の扉がノックされているのに気づいた
「今開けるわ」トコトコ
ガチャ
「あら……」
部屋の前に立っていたのは綴理だった
「どうしたの?」
『こずにお願いがあるんだ』
「お願い?」
うん、と彼女は首を縦に振ると話し出した
要約すると、
いつもさやかさんにお世話になっている
お返しをしてあげたい、とのことだった
正直、驚いた
失礼かもしれないけれど……
彼女が、人のために何かをしたい、なんて
いうのなんてとんでもなく珍事だから
だが、その相手がさやかさんなら
何となくだけれど納得はできる
今日はホワイトデーだ
だからこそ、今日綴理は相談に来たのだろう
本音を言えば当日とかではなく
せめて前日とかには言ってほしかったけれど……
せっかく綴理がやると言っているのだ
それは心の奥に仕舞っておく
2: 2024/03/14(木) 23:45:12.00
──コンコン
部屋の扉がノックされているのに気づいた
「今開けるわ」トコトコ
ガチャ
「あら……」
部屋の前に立っていたのは綴理だった
「どうしたの?」
『こずにお願いがあるんだ』
「お願い?」
うん、と彼女は首を縦に振ると話し出した
要約すると、
いつもさやかさんにお世話になっている
お返しをしてあげたい、とのことだった
正直、驚いた
失礼かもしれないけれど……
彼女が、人のために何かをしたい、なんて
いうのなんてとんでもなく珍事だから
だが、その相手がさやかさんなら
何となくだけれど納得はできる
今日はホワイトデーだ
だからこそ、今日綴理は相談に来たのだろう
本音を言えば当日とかではなく
せめて前日とかには言ってほしかったけれど……
せっかく綴理がやると言っているのだ
それは心の奥に仕舞っておく
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「それで、何を作りたいのかしら?」
──え?
「も、もう一回言ってもらえるかしら?」
………
貴女ね……
綴理の返答は『分からない』だった
詳しく話を聞くと、どうやら慈の入れ知恵
らしい
バレンタインに何かもらったら
ホワイトデーに何か返さなければ
ならない
いつもお世話になっているのだから
なおさらだ、と
そう、聞いたようだ
全く……あの娘は私の仕事ばかり増やして……
とはいえ断るのも寝覚めが悪くなるので
引き受けることにした
私も何か軽く作ろうと思っていたし、ね……
(花帆が『あたし以外の人にお返し
作っちゃだめです!』と一週間も前から
部室で叫んでいたもの……
とはいえ何も無しというのも流石に……
という訳だ
もちろん花帆用のお菓子は既に作ってある)
3: 2024/03/14(木) 23:46:59.00
「それで、何を作りたいのかしら?」
──え?
「も、もう一回言ってもらえるかしら?」
………
貴女ね……
綴理の返答は『分からない』だった
詳しく話を聞くと、どうやら慈の入れ知恵
らしい
バレンタインに何かもらったら
ホワイトデーに何か返さなければ
ならない
いつもお世話になっているのだから
なおさらだ、と
そう、聞いたようだ
全く……あの娘は私の仕事ばかり増やして……
とはいえ断るのも寝覚めが悪くなるので
引き受けることにした
私も何か軽く作ろうと思っていたし、ね……
(花帆が『あたし以外の人にお返し
作っちゃだめです!』と一週間も前から
部室で叫んでいたもの……
とはいえ何も無しというのも流石に……
という訳だ
もちろん花帆用のお菓子は既に作ってある)
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──さて、何を作るかだけれど……
定番なのはクッキー、マカロン、焼き菓子
あたりだろう
とはいえ、綴理は料理初心者だし
型抜きクッキーあたりがいいかしら?
多分少しは材料が残っていたはず……
「クッキーを作りましょうか?」
分かったー、
そう言ったのを聞き、材料を冷蔵庫から
取り出す
「じゃあ私は薄力粉をふるうから
綴理は──」
言いかけた直後だった
待って、と声がかかった
『こずが手伝ってくれるのは嬉しいけど
ボク一人で作りたいんだ』、と
!!!???、まさか綴理が
そんなことを言うなんて……
正直、驚いたというより感動した
ところで、いくら火を使わないとはいえ
綴理に全て任せて大丈夫なのだろうか
そう思った
けど、綴理を見ると、その瞳の奥には
『自分でやり遂げる』という確固たる決意が
見てとれた
4: 2024/03/14(木) 23:47:57.00
──さて、何を作るかだけれど……
定番なのはクッキー、マカロン、焼き菓子
あたりだろう
とはいえ、綴理は料理初心者だし
型抜きクッキーあたりがいいかしら?
多分少しは材料が残っていたはず……
「クッキーを作りましょうか?」
分かったー、
そう言ったのを聞き、材料を冷蔵庫から
取り出す
「じゃあ私は薄力粉をふるうから
綴理は──」
言いかけた直後だった
待って、と声がかかった
『こずが手伝ってくれるのは嬉しいけど
ボク一人で作りたいんだ』、と
!!!???、まさか綴理が
そんなことを言うなんて……
正直、驚いたというより感動した
ところで、いくら火を使わないとはいえ
綴理に全て任せて大丈夫なのだろうか
そう思った
けど、綴理を見ると、その瞳の奥には
『自分でやり遂げる』という確固たる決意が
見てとれた
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「……分かったわ」
綴理の意を汲み、私は手順を伝える
だけに徹することにした
「じゃあ、まずは──」
ーーーーーー
綴理が生地を練っている時に私は聞いた
「ねえ、綴理、料理で一番大事な材料って
なんだと思う?」
???、と綴理は首を横にかしげた
「一番大事な材料、それは『愛』よ」
愛?、と綴理は聞き返してきた
「ええ、どんなに高級な材料を使っても、
どれだけ綺麗に梱包したとしても
どれだけ素晴らしい見た目だとしても、
味を決めるのは気持ちよ」
極論かもしれないが、
愛情が入っていて不味い料理など
この世に存在しないと私は考える
「分かった……! ボク、頑張る!
さや……好きだよ」コネコネ
5: 2024/03/14(木) 23:48:54.00
「……分かったわ」
綴理の意を汲み、私は手順を伝える
だけに徹することにした
「じゃあ、まずは──」
ーーーーーー
綴理が生地を練っている時に私は聞いた
「ねえ、綴理、料理で一番大事な材料って
なんだと思う?」
???、と綴理は首を横にかしげた
「一番大事な材料、それは『愛』よ」
愛?、と綴理は聞き返してきた
「ええ、どんなに高級な材料を使っても、
どれだけ綺麗に梱包したとしても
どれだけ素晴らしい見た目だとしても、
味を決めるのは気持ちよ」
極論かもしれないが、
愛情が入っていて不味い料理など
この世に存在しないと私は考える
「分かった……! ボク、頑張る!
さや……好きだよ」コネコネ
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ーーーーー
綴理 「──できた!」
梢 「……」
オーブンからクッキーを取り出す
できたクッキーはお世辞にも美味しそうには
見えず、ボロボロだったし、少し焦げ目も
ついてしまっていた
おまけに……いや、これ以上はやめておこう
料理に慣れない綴理が一生懸命作ったものだ
それを否定するのは違うと思うし、
私だって最初はあんな感じだったのだから
「後は……ラッピングね」
らっぴんぐ?、と綴理は聞いてきた
「ええ、このままクッキーを渡すのも
いいけど、せっかくならお洒落な
袋に入れた方がいいでしょう?」
なるほど~、と綴理は納得していた
引き出しから色々、小袋やリボンを出し、
机の上に並べる
「綴理はどれがいい?」
せっかく綴理が1から10まで作ったのだ
ラッピング選びも彼女に任せるべきだろう
『うーん……』
──かなりの時間、綴理は悩んでいた
『じゃあ、これとこれかな』スッ
6: 2024/03/14(木) 23:50:15.00
ーーーーー
綴理 「──できた!」
梢 「……」
オーブンからクッキーを取り出す
できたクッキーはお世辞にも美味しそうには
見えず、ボロボロだったし、少し焦げ目も
ついてしまっていた
おまけに……いや、これ以上はやめておこう
料理に慣れない綴理が一生懸命作ったものだ
それを否定するのは違うと思うし、
私だって最初はあんな感じだったのだから
「後は……ラッピングね」
らっぴんぐ?、と綴理は聞いてきた
「ええ、このままクッキーを渡すのも
いいけど、せっかくならお洒落な
袋に入れた方がいいでしょう?」
なるほど~、と綴理は納得していた
引き出しから色々、小袋やリボンを出し、
机の上に並べる
「綴理はどれがいい?」
せっかく綴理が1から10まで作ったのだ
ラッピング選びも彼女に任せるべきだろう
『うーん……』
──かなりの時間、綴理は悩んでいた
『じゃあ、これとこれかな』スッ
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綴理が選んだのは赤いリボンと
青色の小袋だった
独占欲が強いわね……と思ってしまうのは
先入観が強すぎだろうか
クッキーがある程度冷めてきたら
割れないように小袋に入れるよう指示した
これで準備完了だ
「今から渡しに行ってくるの?」
うん、と綴理は答えた
『せっかくなら少しでも作りたてを
さやに届けたいし』、と綴理は続けた
「そう……頑張ってね」
何を頑張るんだ、そう突っ込まれたら
返答に困るが、今の綴理にかけるなら
その言葉が一番いいだろう
『うん、ありがとう、こず
行ってくる』ペコッ
綴理は私に軽くお辞儀をして
さやかさんの部屋へと向かっていった
貴女が私の傍から離れてしまうのは
正直ちょっと……いや、ほんの少しだけ
寂しいけれど……
──けど、もう大丈夫
7: 2024/03/14(木) 23:51:32.00
綴理が選んだのは赤いリボンと
青色の小袋だった
独占欲が強いわね……と思ってしまうのは
先入観が強すぎだろうか
クッキーがある程度冷めてきたら
割れないように小袋に入れるよう指示した
これで準備完了だ
「今から渡しに行ってくるの?」
うん、と綴理は答えた
『せっかくなら少しでも作りたてを
さやに届けたいし』、と綴理は続けた
「そう……頑張ってね」
何を頑張るんだ、そう突っ込まれたら
返答に困るが、今の綴理にかけるなら
その言葉が一番いいだろう
『うん、ありがとう、こず
行ってくる』ペコッ
綴理は私に軽くお辞儀をして
さやかさんの部屋へと向かっていった
貴女が私の傍から離れてしまうのは
正直ちょっと……いや、ほんの少しだけ
寂しいけれど……
──けど、もう大丈夫
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コンコンコン、と扉が叩かれたのを聞く
この音は、──花帆だ
がちゃり、と扉を開ける
「梢センパーイ?」
そこにはどんな花よりも満開の笑顔を
咲かせた最愛の後輩がいた
「これ、バレンタインのお返しです?!」ニコッ
貴女にとってのお姫様が隣にいるように、
私にとっての王子様はもう隣にいるのだから
8: 2024/03/14(木) 23:52:19.00
コンコンコン、と扉が叩かれたのを聞く
この音は、──花帆だ
がちゃり、と扉を開ける
「梢センパーイ?」
そこにはどんな花よりも満開の笑顔を
咲かせた最愛の後輩がいた
「これ、バレンタインのお返しです?!」ニコッ
貴女にとってのお姫様が隣にいるように、
私にとっての王子様はもう隣にいるのだから
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9: 2024/03/14(木) 23:53:13.00
ここまで、第一部
ここから第二部(第二部で終わり)
ここから第二部(第二部で終わり)
0
ーーーーーー
~さやかの部屋~
綴理先輩がわたしの部屋に来ました
一体何だろう、
とは思いませんでした
隠さずに手に持っているその小袋からは
香ばしい匂いがしてきていたからです
そして今日はホワイトデー、
検討はついています
それでも敢えてわたしは聞きました
「どうされたんですか?」、と
『さやのためにクッキーを作ってきたんだ』
と、綴理先輩は言いました
分かってはいましたが、言葉にして
『わたしのため』と言われると
ちょっとキュン、としてしまいます…?
『ボク一人で作ったんだ』と綴理先輩は
続けて言いました
「……」
「えぇぇぇ!!!!????」
『!?』ビクッ!
衝撃は心の中だけに留めておくはずが
知らぬ間に口から漏れていました
10: 2024/03/14(木) 23:53:50.00
ーーーーーー
~さやかの部屋~
綴理先輩がわたしの部屋に来ました
一体何だろう、
とは思いませんでした
隠さずに手に持っているその小袋からは
香ばしい匂いがしてきていたからです
そして今日はホワイトデー、
検討はついています
それでも敢えてわたしは聞きました
「どうされたんですか?」、と
『さやのためにクッキーを作ってきたんだ』
と、綴理先輩は言いました
分かってはいましたが、言葉にして
『わたしのため』と言われると
ちょっとキュン、としてしまいます…?
『ボク一人で作ったんだ』と綴理先輩は
続けて言いました
「……」
「えぇぇぇ!!!!????」
『!?』ビクッ!
衝撃は心の中だけに留めておくはずが
知らぬ間に口から漏れていました
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だ、だって……え……?
「ほ、本当にご自身で作られたのですか?」
失礼だと分かっていても聞かざるを
得ませんでした
即座に、ボクなんなの……、と最早定番台詞を
いただきました
『うん、手順とかはこずに教えてもらったけど
最初から最後までボクだけの力で
作ったんだ』
「」ポカーン
最後なら最後まで綴理先輩が……!?
綴理先輩、ご立派になって……
今度こそ心の中だけで感動に泣いていると
綴理先輩から声が掛かりました
『さやのことだけ考えて作ったんだ
ちょっと失敗しちゃったけど……
食べてほしい』
「……!」
こ、こんなの食べるしかないじゃない
ですか!!!!
こんなわたしのために……
『……? さや、泣いてる?』
「!?」ポロポロ
駄目だったみたいです……
どうやら涙は臨界点を超えていたようでした
「い、いえっ!
ではいただきますね!」ガサゴソ
『……』ドキドキ
11: 2024/03/14(木) 23:55:02.00
だ、だって……え……?
「ほ、本当にご自身で作られたのですか?」
失礼だと分かっていても聞かざるを
得ませんでした
即座に、ボクなんなの……、と最早定番台詞を
いただきました
『うん、手順とかはこずに教えてもらったけど
最初から最後までボクだけの力で
作ったんだ』
「」ポカーン
最後なら最後まで綴理先輩が……!?
綴理先輩、ご立派になって……
今度こそ心の中だけで感動に泣いていると
綴理先輩から声が掛かりました
『さやのことだけ考えて作ったんだ
ちょっと失敗しちゃったけど……
食べてほしい』
「……!」
こ、こんなの食べるしかないじゃない
ですか!!!!
こんなわたしのために……
『……? さや、泣いてる?』
「!?」ポロポロ
駄目だったみたいです……
どうやら涙は臨界点を超えていたようでした
「い、いえっ!
ではいただきますね!」ガサゴソ
『……』ドキドキ
0
丁寧に結ばれたリボンを手解き、
小袋の中に入っていたクッキーを
取り出しました
大きさも不揃いで、不格好な形をした
そのクッキーは、しかし
今まで食べてきた料理の中で
圧倒的な美味しさを誇っていました
『どう、かな……?』
少し不安そうな表情をしながら
綴理先輩は聞いてきました
「そうですね……」
わたしは少し考えた後、伝えました
「100点満点でつけるなら
50点、いったところでしょうか」
『がーーん……』ウルウル
「ああっ!! 冗談ですっ!!!」
わざと本音を言わせてもらいましたが
綴理先輩が泣きそうになってしまったので
即座に訂正します
「100点満点なら100万点です!!!」、と
ほんと……?、と綴理先輩は今にも泣きそうな
顔で聞いてきました
「はい」
確かに……見た目とか考慮すると50点では
ありますが、そんなもの味が全部
吹き飛ばしていました
「……綴理先輩からの想い、しっかりと
伝わりました」
100万点の味はまごうことなき綴理先輩
からの『愛』の味でした
──とっても、とっても甘い
12: 2024/03/14(木) 23:56:04.00
丁寧に結ばれたリボンを手解き、
小袋の中に入っていたクッキーを
取り出しました
大きさも不揃いで、不格好な形をした
そのクッキーは、しかし
今まで食べてきた料理の中で
圧倒的な美味しさを誇っていました
『どう、かな……?』
少し不安そうな表情をしながら
綴理先輩は聞いてきました
「そうですね……」
わたしは少し考えた後、伝えました
「100点満点でつけるなら
50点、いったところでしょうか」
『がーーん……』ウルウル
「ああっ!! 冗談ですっ!!!」
わざと本音を言わせてもらいましたが
綴理先輩が泣きそうになってしまったので
即座に訂正します
「100点満点なら100万点です!!!」、と
ほんと……?、と綴理先輩は今にも泣きそうな
顔で聞いてきました
「はい」
確かに……見た目とか考慮すると50点では
ありますが、そんなもの味が全部
吹き飛ばしていました
「……綴理先輩からの想い、しっかりと
伝わりました」
100万点の味はまごうことなき綴理先輩
からの『愛』の味でした
──とっても、とっても甘い
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『そっか、良かった……』ホッ……
綴理先輩は胸を撫で下ろしていました
……流石に意地悪しすぎちゃいましたかね?
『んー……』
しばし綴理先輩はわたしを見ていました
「何ですか?」と聞こうとした矢先でした
『……』チュッ?
……ッ///!!!??
キス、されました
完全に不意打ちでした
『さや、美味しい?』ニコッ
途端に身体中が熱くなるのを感じました
「も、もうっ///!!!
なんなんですか、なんなんですか///!?」
カァァ///
『さっき意地悪されたお返しだよー』ピース??
そう綴理先輩はピースしていました
全く……この先輩には敵いませんね……?
13: 2024/03/14(木) 23:56:38.00
『そっか、良かった……』ホッ……
綴理先輩は胸を撫で下ろしていました
……流石に意地悪しすぎちゃいましたかね?
『んー……』
しばし綴理先輩はわたしを見ていました
「何ですか?」と聞こうとした矢先でした
『……』チュッ?
……ッ///!!!??
キス、されました
完全に不意打ちでした
『さや、美味しい?』ニコッ
途端に身体中が熱くなるのを感じました
「も、もうっ///!!!
なんなんですか、なんなんですか///!?」
カァァ///
『さっき意地悪されたお返しだよー』ピース??
そう綴理先輩はピースしていました
全く……この先輩には敵いませんね……?
0
14: 2024/03/14(木) 23:57:51.00
終わりめぐ
ハッピーホワイトデー?
これ書くのに2時間ちょっと……
骨が折れるめぐ……遅筆……
ハッピーホワイトデー?
これ書くのに2時間ちょっと……
骨が折れるめぐ……遅筆……
0
15: 2024/03/15(金) 00:01:40.00
乙、さやかの涙が完全にお母さんポジで草
0
16: 2024/03/15(金) 00:12:49.00
完全におつかい成功した娘を見た時の母親の泣き方
0
17: 2024/03/15(金) 03:35:34.00
ぼくバブなの
0
18: 2024/03/15(金) 10:32:37.00
良かった、あったかい文章で好き
0
19: 2024/03/15(金) 15:11:05.00
ほっこりした
引用元: https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/anime/11177/1710427391/l50