歩夢「あれ？璃奈ちゃん一人？」璃奈「うん」【SS】

璃奈「かすみちゃん、しずくちゃん、愛さんは遅れるって連絡あった」

歩夢「そうなんだ」

璃奈「侑さんは？」

歩夢「侑ちゃんも生徒会室に用があるから遅れるみたい」

歩夢「せつ菜ちゃんも…その関係で遅れるのかな」

璃奈「…そうなんだ」

璃奈「あ、彼方さんはあそこで寝てる」

彼方「…zZZ」

璃奈「果林さんとエマさんは遅れてくるって彼方さん言ってた」

歩夢「…」

璃奈「…」ﾍﾟﾗｯ

彼方「zzz」

歩夢「…」

璃奈「…」ﾍﾟﾗｯ

彼方「zzz」

歩夢「し、静かだね…」

璃奈「うん」ﾍﾟﾗｯ

歩夢「…」

彼方「zzz」

璃奈「…」ﾍﾟﾗｯ

歩夢「…」

彼方「zzz」

璃奈「…」ﾍﾟﾗｯ

歩夢「えっ…と、なんだか別世界だね？」

璃奈「…そう？」

歩夢「みんながいるともっと賑やかで…」

璃奈「…」

歩夢「こんな静寂が続くってあんまりなかったなぁ…って」

璃奈「…」

璃奈「確かに」

歩夢「普段ならかすみちゃんがイタズラしたり…」

璃奈「そして、しずくちゃんがそれを諫めて」

歩夢「そうそう」

歩夢「侑ちゃんは急に何か思いついて、みんなを振り回して」

璃奈「あー」

歩夢「せつ菜ちゃんはいつも元気で私達を引っ張っていってくれる」

璃奈「うんうん」

歩夢「愛ちゃんはいつも…璃奈ちゃんにべったり？」

璃奈「えへへ、愛さん独占して申し訳ない」

歩夢「ううん、微笑ましくていつも目の保養にしてる♪」

璃奈「璃奈ちゃんボード［恥ずかい］」

歩夢「ふふっ♪」

歩夢「エマさんと果林さんはそんなみんなを影から支えてくれる…」

璃奈「彼方さんも…いつも寝てるけどちゃんとみんなのことを思ってくれてる」

璃奈「…」

璃奈「でも、私はみんなの後についていってるだけ…」

歩夢「私だって最初は侑ちゃんのあとを追っていただけで…」

歩夢「…でも今は違う」

歩夢「璃奈ちゃんも私も！」

歩夢「今は私たちを応援してくれてるファンのみんなを笑顔にしたくて頑張ってる」

歩夢「璃奈ちゃんもそうでしょ？」

璃奈「…うん」

璃奈「みんなと繋がりたくて…みんなの笑顔が見たくて、そのために頑張ってる」

歩夢「ふふっ、私たちちょっと似たもの同士かもね」

璃奈「うん」

歩夢「私ね、今の同好会が好き」

歩夢「みんなのことを知ってどんどん好きになっちゃった」

璃奈「私も好き」

璃奈「大家族みたい」

歩夢「大家族？」

璃奈「うん」

璃奈「まず、エマさんがママ」

歩夢「あー、雰囲気がもうね…」

璃奈「果林ちゃんがパパかな」

歩夢「ママの尻に敷かれてそう」

璃奈「彼方さんは果林さんとエマさんの長女」

歩夢「そのまんまだね」

璃奈「そして、歩夢さんがエマさんの妹」

歩夢「そう来たか…」

璃奈「侑さんが歩夢さんの旦那さん」

歩夢「え？ありがとう///」

璃奈「せつ菜さんが侑さんの愛人」

歩夢「急にドロっとしたね…」

璃奈「愛さんは侑さんの親友ポジ」

歩夢「それただの他人じゃない？」

璃奈「しずくちゃんとかすみちゃんはエマさんの子供で双子の姉妹」

歩夢「あー姉妹感あるしね、あの二人」

璃奈「私は…歩夢さんの子供…かな」

歩夢「え？///」

璃奈「歩夢さんみたいなママが理想」

歩夢「えへへ///ありがと♪」

歩夢「璃奈ちゃんのママはどんな人なの？」

璃奈「…あんまり話したくない」

歩夢「…」

璃奈「…」ﾍﾟﾗｯ

歩夢「…」

璃奈「…」ﾍﾟﾗｯ

歩夢「えっとぉ…今日はいい天気だね！」

璃奈「雨降ってる」ﾍﾟﾗｯ

歩夢「…」

璃奈「…」ﾍﾟﾗｯ

歩夢「あ、このお菓子美味しいよ！」

璃奈「…私今お腹いっぱい」

歩夢「…」

璃奈「…」

歩夢「…」

璃奈「…」ﾍﾟﾗｯ

歩夢「ごめんね、璃奈ちゃん」

歩夢「私…気に触ること言っちゃったんだよね」

璃奈「ううん、気にしてない」

歩夢「でも…」

璃奈「気にしてない」

歩夢「…」

璃奈「…」ﾍﾟﾗｯ

歩夢「うぅ…」ｸﾞｽｯ

璃奈「歩夢さん！？」

歩夢「ごめんね、璃奈ちゃん…私、傷つけちゃって」ｸﾞｽｯ

璃奈「あわわわ、どうしよう…」

璃奈「…歩夢さん…泣かないで？」ｷﾞｭｯ

歩夢「璃奈ちゃん？」

璃奈「落ち着いて…」ｷﾞｭｯ

歩夢「うん…」ｸﾞｽｯ

――――――
―――――
――――
―――-
――

璃奈「私ね、ママと会う頻度…月に1回あるかどうかくらいなの」

歩夢「うん」

璃奈「運動会、授業参観、文化祭…ママは来たことがない」

璃奈「周りのみんなはママやパパと楽しそうだった…羨ましかった」

璃奈「そしてママが憎かった…」

璃奈「その結果…歩夢さんが知っての通り、こんな私が出来上がってしまった…」

歩夢「…」

璃奈「でもね、同好会のみんなに会ってから少し変わったの」

璃奈「みんなのおかげで少しずつだけど感情っていうものを少しは表情に出すことができるようになった」

璃奈「ママとも…前よりは良好な関係になった」

璃奈「でもまだママを許しきれてない私がいるの」

璃奈「だからさっきはあんまり話したくなくて…」

歩夢「璃奈ちゃん…」ｷﾞｭｯ

璃奈「…」ｷﾞｭｯ

璃奈「同好会のみんな、大好き、離れたくない」

璃奈「そんな同好会の中でね…私にとっての太陽…」

璃奈「それが歩夢さんなの」

璃奈「いつも明るくて、一途で、みんなを優しく包み込んでくれる…」

璃奈「そばにいるだけであったかい気持ちになれるの」

璃奈「理想のママがいるとしたら歩夢さんなのかな…って」

歩夢「うん」

璃奈「…だから歩夢さん、好き…ずっとそばで見守って欲しい…」ｷﾞｭｯ

歩夢「私も璃奈ちゃんのこと好き…」

歩夢「これからもずっと優しく見守っていくね」ｷﾞｭｯ

璃奈「うん…」ｷﾞｭｯ

――――
―――
――

歩夢「そういえば…璃奈ちゃんさっきからなんの本読んでたの？」

璃奈「歴代クソゲー大全vol.1」

歩夢「！！」

歩夢「私も気になるな～その内容！」

璃奈「一緒に読む？」

歩夢「うん♡」

―――――
――――
―――

歩夢・璃奈\ キャッキャ/

かすみ「あの二人…あんなに仲良ったっけ？」

しずく「かすみさんは超鈍感だから気付かなかっただけじゃないですか？」

かすみ「ぬぅあにぃお～！！このしず子！！」ﾎﾟｶﾎﾟｶ

愛「愛さんは楽しそうなりなりーが見れて嬉しいよ♪」

せつ菜「そうです！元気が一番です！！」

侑「ふふっ、歩夢も成長したなぁ」ｼﾐｼﾞﾐ

エマ「二人とも故郷の姉妹みたいで可愛い♪」

果林「あら、今日はいつにもまして賑やかね…」

彼方「…zZZ」




彼方(…どうやら2人に彼方ちゃんの手助けは必要なかったみたいだねぃ)

彼方(彼方ちゃんはクールに寝るぜ…)




～璃奈ちゃんと歩夢ちゃんの仲が深まった…とある1日でした♪～

おわり～～♪

おつ
尊いSSだった。

何気にあゆりなはアニメでも一緒にジョイポリ行ったり焼き菓子同好会に行ったりと仲が良さそうな描写が多いんだよね。

スクスタでもゲーム好きで意気投合してるしちょぼ漫画でも仲良い(？)様子描かれてるしな

とても優しい気持ちになれた。乙でした
今お台場でやってるスタンプラリーのメンバー組み合わせもあゆりなだしもっと見たくなったな

とても良いあゆりなSSでした！！！！！
こういう距離感たまりませんね！！！！！

彼方ちゃん安定の見守り力ですわ

12話？でも一緒に行動してたしな確か
意外と接点はある組み合わせ

サンキュー彼方ちゃん

あゆりなはいいぞ

サンキュー彼方ちゃん