侑「ふぃ~疲れた。ただいま~」ガチャあなた「!?」侑「!?!?」【ラブライブ!SS】

ゆうぽむあゆむ SS


1: 2021/01/02(土) 23:30:52.78 ID:lfRmaewL
侑「あなた誰ですか!?」

あなた「君こそ誰!?」


みたいなね

15: 2021/01/03(日) 00:04:20.88 ID:zIom6VYq
歩夢「!?」

歩夢「侑ちゃんが、二人...!?」

あなた「歩夢ちゃん!大変なの!なんかバンギャ風な私が!?」

歩夢「ってあなたこそ誰...?」

あなた「へっ...?」

歩夢「侑ちゃんに似てるけど、あなた毛先が緑色じゃない。それに侑ちゃんより少し身長が高くてバストが小さい...」

あなた「だから私は私だって歩夢ちゃん!」

歩夢「いい加減にしないと警察呼びますよ!」

侑「歩夢、なにされるかわからないから気をつけて!」

侑「わ、私だって木刀持てば振り回す事ぐらいはできるんだからね!」ボクトウソウビ

あなた「ひっ...!みんなやめてよ...!やめてよ...!」


ピロピロラリン! ピロピロラリン!

侑「こんな時に電話...?璃奈ちゃんからだ...!」

あなた「璃奈ちゃん...!?はっ...!」

18: 2021/01/03(日) 00:14:26.41 ID:zIom6VYq
あなた「その電話出て!」

侑「へ...?」

あなた「その電話に早く出て!」

侑「あ、はい...」オサレギミ


侑「もしもし...」

璃奈「ようやく繋がった。時間がないから手短に言う」

璃奈「この私はあなたのよく知る私じゃない。並行世界の私」

侑「は?意味わからないよ!」

璃奈「いつもの通りあなたに頼まれて、碌でもない機械を作らされてた。仕返しのつもりで作動させたら、あなたが機械ごと並行世界に迷い込んでしまったみたい」

璃奈「今は機械のバックアップからあなたにコンタクトをとっている。飛ばせるのは音声だけで通話は後もうちょっとしかできない」

璃奈「帰る方法はひとつだけ。こっちの世界の私に機械を修理させて。そうすれば“あなた”は帰ってこれる」

侑「は!?へ!?なに言ってるの...って、あっ...!電話切れた!?」

あなた「やっぱり璃奈ちゃん機械で、私は...」

歩夢「ね、ねえ、本当にあなた、並行世界から来たの...?」

歩夢「詳しく教えて...?」

24: 2021/01/03(日) 00:31:48.97 ID:zIom6VYq
あなた「...実はカクカク鹿鹿で...」

歩夢「へぇ、まるまる馬馬でやっぱり並行世界から来たんだね」

歩夢「でもどうしてそんな変な機械ばっかり作らせてたの?」

侑「それ私も気になる」

あなた「だって....だもん!」

侑「ん?」

あなた「だってみんな可愛いんだよ!?あんなのに囲まれてたら誰だってムラムラするじゃん!それになにあの技術力!そんなの知ってたら誰だって悪用したくなるじゃん!!」

歩夢「...はぁ?」

侑「ちょっと意味わかんない」

あなた「だけど璃奈ちゃんにこんな事されるとは以外だったな...毎日キズナの為にお尻のお触りしてたのが響いたのかも...」ウーン

歩夢「...は!?」

あなた「あっ、今のなし、無かった事にして」

侑「なんか所々胡散臭いけど...それで、これからどうするの?」

侑「今は夜だし、幸い今日はお父さんもお母さんも帰ってこないし」

あなた「いいの!?やったぁ!」

侑「でも変な事したら一発退場だからね」

あなた「わかってるってば」

歩夢「じゃあ私二人の為にご飯作るね!」

25: 2021/01/03(日) 00:36:52.37 ID:zIom6VYq
>>24
したから五行めに

侑「やっぱりうちで泊めるしかないか」追加でお願いします

27: 2021/01/03(日) 00:44:52.37 ID:zIom6VYq
侑「さて、歩夢が買い出し行ってる間にお風呂入るとか、布団の準備しよう」

侑「エアマットは確かここにあって...毛布は私の部屋か」

あなた「へぇー、並行世界の自分の部屋って面白いかも」

侑「なにが?」

あなた「ここにスクールアイドルのポスター貼ってあるんだけど...あっ、これってキーボード?」

侑「うん、最近買ったの」

あなた「最近...?」

侑「ほら、音楽科に転科するから、その練習で...」

あなた「えっ!?転科!?なにそれ?」

侑「えっ?」

あなた「その素振りじゃピアノもまだ初心者って感じなの?」

侑「う、うん、そうだけど...」

あなた「じゃあ一曲いいかな?」

侑「うん」

あなた「よしっ...!」ポロロン



ポロロン~♪ ポロロン~♪

30: 2021/01/03(日) 00:52:35.57 ID:zIom6VYq
侑「すごい...」パチパチ

あなた「ふっふーん、どんなもんだい!」

侑「こんなにすごい人なら...そうだっ!」

侑「あのね、あのね、どうやって弾けばいいのかわからない所があるんだけど教えて欲しいの!」

あなた「いいよ。どこどこ?」

侑「ここ、ほらここ!」

あなた「あー、こう言うのね....これは右手はこうで左手は...」


ワイワイ ポロロン~♪ ポロロン~♪ キャッキャ

31: 2021/01/03(日) 00:55:14.92 ID:zIom6VYq
今日はここまで

完全に見切り発車でどうやったらうまく着地するかわからないので色々なSSを読んだりしてゆっくり進めていきたいです

44: 2021/01/03(日) 19:17:03.62 ID:5blJJzUr
侑「すごいや!こんなところまで!」ズイズイ

あなた「褒められるとなんだか嬉しいな」

侑「でさでさ、私こう言うの作曲してみたんだけどさ」

あなた(ちょっと距離が近い...)

あなた「ツインテが、真横に...」

あなた(ちょっとこそばゆい...)

侑「ふふふーんって感じで、和音はこう言うのつけて...」ポロロン

45: 2021/01/03(日) 19:18:22.71 ID:5blJJzUr
あなた(ウヒョーなんかいい匂いする!)

あなた「並行世界の私ってなんだか...」

侑「なんか言った?」

あなた「いえなにも」

侑「でさ、こんな感じなんだけどどうかな?」

あなた「あっ、いいんじゃないですか」

侑「ちょっとよく聞いてなかったでしょ今」モー

侑「もう一回弾くね。どっちのメロディがいいかな?」

あなた「揺れるツインテ、いい匂い、もう抑え切れない!」ギュッ

侑「へっ!?何?なに!?」

侑「うわっ!急に何!?離れて!離れて!」ポカポカ

侑「あっ!頭皮に直接鼻をつけないで!匂い嗅がないで!」

あなた「すー、はー」

46: 2021/01/03(日) 19:20:54.90 ID:5blJJzUr
歩夢「ふーっ、お買い物終わり」

あなた「さぶい...さぶい...」

歩夢「あれ、どうしたの、あなた?」

あなた「ちょっとスキンシップしたら追い出されちゃった...」

歩夢「スキンシップって何したの?」

あなた「ちょーっとハグして匂い嗅いだだけなんだけど....」

歩夢「えっ、初対面でそれはちょっと」

あなた「これからどうしよう」

歩夢「とりあえず侑ちゃんに謝ろう?今日は寒いよ?」

あなた「うん...」ガチャリ

50: 2021/01/03(日) 19:33:47.02 ID:5blJJzUr
侑「ふぅ、さっきは酷い目にあった...」

侑「お風呂も入った事だし、リフレッシュもできた!」

侑「もうあんな奴の事なんて忘れよう!」

歩夢「侑ちゃん今帰ったよ~」ガチャリ

あなた「こ、こんばんは、侑、さん」

侑「うわっ...」(低音)

あなた「さ、先程は申し訳ございませんでした...」

侑「そんな事言う羽目になるんなら最初からやらないよね?」

侑「本当に反省してるの?」

あなた「もちのろんです。ごべんなざい」土下座

あなた「さっきはそんな事してしまって...あっ、なんだかお風呂上がりで髪の毛下ろしてるのもそそるしシャンプーのいい匂いが....」

侑「最っ低...」アシデゲシゲシ

あなた「あっ、あっ、もっとそこ、きもちいい...」アヘェ

歩夢「何見せられてるんだろうこれ...」

56: 2021/01/03(日) 20:13:31.01 ID:5blJJzUr
あなた侑「「いっただっきまーす!!」」

歩夢「ゆっくり食べてね」

侑「こんな奴家から放り出しとけばいいのに...」

歩夢「まあまあ、他に頼るところないし、ね?」

あなた「うんうん、歩夢ちゃんって卵料理作るの上手だよね!それは世界が変わっても一緒だね!」ペカー

侑「調子いいやつ」

歩夢「ねえ、あなた」

あなた「ん?」

歩夢「あなたの並行世界の私ってどんな感じかな?」

あなた「歩夢ちゃんかぁ...」

歩夢「その歩夢ちゃんって呼ぶのもすごい新鮮」

あなた「へへっ」カオマッカ

侑「私の歩夢だよ。顔赤くしないで」

57: 2021/01/03(日) 20:13:59.34 ID:5blJJzUr
あなた「私の世界の歩夢ちゃんは、謙虚で控えめだけど、責任感があって信念があるんだよ」

あなた「私が小さい頃の事とかよく覚えててお話してくれるかな...」

侑「小さい頃の思い出よく話してくれるのはおんなじだね」

あなた「ちなみに歩夢ちゃんが卵料理上手くなったのは私の為に作って来てくれたからなんです!」ドヤァ

侑「うわっ、ドヤ顔だよムカつく」

侑「でも私の歩夢だって一歩一歩のコツコツ系だし、私の事思ってくれてるし、幼馴染は優勝したし!」

歩夢「侑ちゃんマウント取ろうとして最後の方よくわかんない事言ってるよ...」

あなた「は?歩夢は私の事ストーキングしちゃうぐらい思ってくれてるんですけど!」

侑「こっちだって押し倒してくるぐらい愛があるんですけど!」

歩夢「ちょっと二人とも、落ち着いて!」

あなた「えっ、押し倒す....?」

侑「ストーキング...?」

あなた侑「「その話、もっと詳しく!!」」

58: 2021/01/03(日) 20:33:09.12 ID:5blJJzUr
あなた侑「「ごちそうさまでした!!」」

歩夢「お皿は洗うからそこに置いといて」

あなた「そんなの悪いから私も手伝うよ」

歩夢「本当!?嬉しいな」

歩夢「ふふっ、侑ちゃんならすぐに歯磨きしてテレビ見ちゃうからちょっと以外」

侑「こんな奴に歩夢を取られてたまるか!」プクー

侑「私もやる!」カチャカチャ

歩夢「ちょっと嫉妬する侑ちゃんも可愛い」



歩夢「ふう、じゃあお風呂入らせて貰うね」

あなた「うひょwうひょひょw歩夢ちゃんのお風呂w」

侑「ねえ」ギロリ

あなた「そんな変な事しませんって」

侑「こいつは私が見てるから、歩夢はゆっくり入ってきてね」

歩夢「う、うん」

59: 2021/01/03(日) 20:36:47.33 ID:5blJJzUr
侑「よし、こうやって部屋の中に閉じ込めておけば...」

あなた「ねえ出してよ!そんな事しないって」ドンドン

侑「信用出来ないからこう言う事するの!」

侑「ふぃー、ここまですれば安心だよね...」

侑「自分の部屋戻ってテレビでもみよう」




あなた「むぅ、ここは侑ちゃんの部屋であり、同時に私の部屋でもあるんだよ?」

あなた「甘い!甘いぞ高咲侑!!」

あなた「これくらいへっちゃらなんだから!」

60: 2021/01/03(日) 20:39:43.47 ID:5blJJzUr
歩夢「さて、脱衣所に着替え置いて...」ヌギヌギ

歩夢「冬だから静電気でパチパチしちゃうな...」

歩夢「ふぅ、ちょっと腕に筋肉ついてきたかな?」モミモミ

歩夢「靴下脱いで...ちょっと寒い。早く浴槽に入ろっと」ガラガラ

歩夢「えっ!?」

歩夢「ひゃっ!きゃーっ!」





>歩夢!?どうしたの!?



歩夢「浴槽に!浴槽に!」

侑「何何!?Gでも出た!?今はたき持ってくから待ってて!」

侑「あったあった!」タタタタ

侑「今行くよ...!」ガラガラ

歩夢「侑ちゃん!浴槽に!浴槽の中に!」





あなた「やぁ!」



侑「って、この変態ィー!」バチン

あなた「あべし!」バチン

71: 2021/01/03(日) 22:22:54.15 ID:5blJJzUr
侑「本当に何やってんの?」ナワデシバリ

あなた「ちょっと張り切りすぎて...」

歩夢「....」

あなた「すみませんでした」土下座

歩夢「....チッ」

侑(歩夢がマジギレしてる...)

あなた「私の中のあなたが覗けって言ったんです。私はそれに従っただけなんです」アセアセ

歩夢「そう」

歩夢「今日はもうあなたの事見たくない。私もう帰る」バタン

侑「あっ、歩夢...!」

72: 2021/01/03(日) 22:23:29.89 ID:5blJJzUr
侑「もう何やってるんだよ!」

あなた「偶に体と心が合わない様なことがあって...心の中のもう一人の私が!」

侑「そんな言い訳いいから寝るよっ!」

侑「はぁ...最悪」




侑「はいこれエアマットと毛布」

あなた「あ、ありがとう」

侑「それじゃあ寝るよ」

侑「おやすみ」パチ

あなた「おやすみ」

73: 2021/01/03(日) 22:25:03.30 ID:5blJJzUr
侑(寝れない...)

侑「ねえ、起きてる?」

あなた「起きてる」

侑「今日はすっごい驚いた日だった」

あなた「うん、私も」

あなた「璃奈ちゃんのお尻触ったら並行世界に飛ばされてるんだもん」

侑「....」

侑(それはもう自業自得では?)

侑「髪の毛の匂い嗅がれたり、歩夢のお風呂覗いたり、あなたは何者?」

あなた「よくわかんない」

侑「なにそれ。すかしちゃって」

あなた「...時々自分でもよくわからなくなる」

あなた「自分じゃない誰かが、勝手に私を動かしてる様で...」

あなた「変な話しちゃったね、ごめん」

侑「本当意味わかんないや」

74: 2021/01/03(日) 22:25:55.75 ID:5blJJzUr
時計「カチカチ」




侑「ねえ」

あなた「何?」

侑「あのね、すっごく不安なんだけど、私音楽科でうまくやってけるかな?」

あなた「侑ちゃんならやってけるよ」

あなた「だって並行世界の私なんだもん」

あなた「容姿や細かいところが変わってても、本質は同じ」

あなた「やると決めたら一直線」

侑「お風呂覗きも?」

あなた「それは、そうだね...」

侑「否定してよそこは」

侑「はぁ。この不安な気持ちを話す相手があなたってなんか変だね」

あなた「....」

あなた「...zzz」

侑「寝てるし」

侑「やっぱり変な奴」

侑「明日は璃奈ちゃんに説明してどうにかしてもらわないと...」

侑「はぁ...寝よう」

85: 2021/01/04(月) 17:06:54.50 ID:iPBhHUXN
~果てしない道でも一歩一歩♪~

侑「ふわぁ」

あなた「...zzz」

侑「誰だこいつ...はっ!」

侑「そうだった。よくわかんないけど、並行世界からもう一人の私が来てたんだった」

あなた「スヤァ...」

侑「あなたも寝てれば普通の人間なんだなぁ」

侑「よく見れば見るほど私そっくり。ぱっと見身長以外で違うのはツインテの先の色ぐらいだし」

侑「兄弟姉妹がいたらこんな感じなんだろうな」ツンツン

あなた「ちょっと...歩夢ちゃん、やめてよぉ~」ムニャムニャ

侑「幸せそうな奴め...はぁ、歩夢に会いに行こう」ガララ

86: 2021/01/04(月) 17:09:08.82 ID:dM7YH4XR
歩夢「おはよう侑ちゃん」

侑「おはよう歩夢」

歩夢「ねえ、これからどうする?」

侑「そうだね、とりあえず学校連れてこっか。部室にでも放置しとけばいいのかな?」

歩夢「あと、みんなにライン入れとく?」

侑「ラインは...」

侑「連絡入れても冗談だと思うよね...入れなきゃだけど...」

侑「璃奈ちゃんには事の経緯も詳しく説明しないと....はぁ」

歩夢「大変だけど、なんとかなるよ。頑張ろう」

侑「うん。じゃあまた」ガララ

歩夢「じゃあね」ガラガラ

87: 2021/01/04(月) 17:09:35.21 ID:dM7YH4XR
あなた「侑ちゃんおはよう」

侑「おはよう....あっ、朝食用意しておいてくれたんだ、ありがとう」

あなた「多分侑ちゃんはこれ食べるんだろうなって思って、いくつか冷蔵庫から拝借したけど大丈夫」

侑「全然大丈夫。ありがとね」

侑(なんだ、いい人じゃん)

あなた侑「「いっただっきまーす」」

侑「パクッ...美味しいね!」モグモグ

あなた「本当!?」

侑「焼き加減がいい感じで....」


\ワチャワチャ ワイワイ アッモウコンナジカン ハミガイテイソガナキャ/

88: 2021/01/04(月) 17:11:06.34 ID:dM7YH4XR
バス「ぷしゅ~」

あなた「ふぅ、間に合った...」ハァハァ

侑「はぁ、あなたがあんな事しなきゃもっと余裕で間に合ってたのにな」ハァハァ

歩夢「二人とも息切れするぐらい急いでたんだね」

侑「あなたがまたいきなり髪の毛の匂い嗅いできて...」

歩夢「.....私だって侑ちゃんの髪の毛いじりたいのに」(小声)

あなた「へ?なんか言った?」

歩夢「なんでもないよ?」

歩夢「あなたの髪型、昨日はお揃いのツインテールだったけど、今日はハーフアップなんだ」

あなた「うん、お揃いだと区別がつかないかなと思って...」

歩夢「そっか。あっ、制服は世界が違ってもそのままなんだね」

あなた「そう見たいだね。そういやかすみちゃんは一緒じゃないの?」

歩夢「は?かすみちゃん?」

あなた「あ、気にしないで」

侑「もしかして並行世界じゃかすみちゃんと一緒に登校してるの?」

あなた「まあ、そうなんだけど....」

侑「ねえ歩夢、じゃあ私たちも今度一緒に登校してみようよ!」

歩夢「えー、何でよ?」

あなた(こっちの歩夢ちゃんはこういう反応するのか。ちょっと新鮮だなぁ)

89: 2021/01/04(月) 17:14:18.71 ID:dM7YH4XR
マモナクニジガクマエ~ニジガクマエ~

あなた「えっ、ちょっと待ってなにあれ!?」

侑「虹ヶ咲学園だけど、どうしたの?」

あなた「変な鳥の巣ついてんじゃん!?」

あなた「お台場って変な構造物多いと思ってたけど、ついに並行世界の虹ヶ咲まで侵食されて...」

あなた「あの金ピカと遂に同類に...」

あなた「うぅ...私の虹ヶ咲が....」オヨヨ

歩夢「な、なんだかよくわかんないけど降りなきゃダメだよ?」

あなた「う、うん...」

90: 2021/01/04(月) 17:15:24.94 ID:dM7YH4XR
ドア「ガチャ...」

あなた「失礼します....」

あなた「ほえー、これが部室」

侑「ごめんね、放課後までここでゆっくりしてて」

歩夢「インターネットに繋げるパソコンはここに、スクールアイドルの雑誌はここで、多分知ってるだろうけど、トイレは曲がり角のそこ」

歩夢「購買はあっちで、お金も少し渡しておいたからお腹空いたら食べに行くんだよ?」

あなた「わかった!」

侑「じゃあ大人しく待ってて」

歩夢「また放課後にね」

あなた「うんバイバイ」

93: 2021/01/04(月) 18:20:09.16 ID:T+EcbJoH
キーンコーンカーンコーン

あなた「ふむふむ、この世界は...」

あなた「ラブライブは、一応ある」

あなた「建造物や私の髪色が違うぐらいだと思ってたけど...」

あなた「オールスターのポスターも...」

あなた「紙にまとめるとこんな感じで、時間軸が決定的に違う...」

あなた「並行世界、想像してた以上にも、こんなに違う」

あなた「...うぅ」

あなた「ずっと座ってたらおしっこしたくなっちゃった」

あなた「でも今は休み時間だし、表でたらまずいかな?」

あなた「気づかれない様にいかないと...」ソロソロリ

あなた「確かこっちのかどっこの方に...」スタスタ







???「へぇ、並行世界からだって...?変な冗談」スマホポチポチ

トイレに行くあなたと鉢合わせしちゃった人
下3

96: 2021/01/04(月) 18:24:11.56 ID:qr4zLUyp
彼方

103: 2021/01/04(月) 22:38:23.26 ID:7LxxQ84i
あなた「まずいぞ、こういうのはSFで読んだことがある。あまり干渉するのは双方にとって良くないはず」ブツブツ

あなた「昨日ははしゃぎすぎたけど、もっと慎重にならないと...」ドン

あなた「うわっ!」

???「いててて、」

あなた「大丈夫ですか...ってあっ!」

彼方「ふぅ...ごめんなさい。スマホに夢中で前見てなかった」

彼方「ん?あなたは...」

彼方(侑ちゃん、なのかな?)

あなた「あ、あの、お怪我はありませんか!?」

彼方「大丈夫大丈夫。彼方ちゃんはいつでも平気なのです」

あなた「ふぅ、それならよかった。それじゃあ!」

彼方「ねえ、ちょっと待って!」

104: 2021/01/04(月) 22:39:24.46 ID:7LxxQ84i
彼方「せっかくこんな所で会ったんだからさ、お話しようよ、“侑ちゃん”」

彼方(本当は身長も違うし、髪型髪色も違う)

彼方(ニジガクの制服を着てると見せかけて、なんだかリボンがちょっと違う。侑ちゃんじゃないなら似てるだけのそっくりさんだけど、さっきのラインは本当なのかもって考えると...)

彼方(もうちょっとカマかけてみようかな?)

あなた「そ、そうだよ、侑、です」

彼方(食いついた。さっきのって本当の本当に璃奈ちゃんの発明品で...)

彼方(いや、彼方ちゃんたちもたまに栄養ドリンクで痛い目に遭ってるし、これは事実なんだ)

彼方(並行世界世界に帰っちゃうんだからいくらいたずらしてもいいよね?)

彼方(ふふーん、なにしちゃおうかな?)

105: 2021/01/04(月) 22:41:05.90 ID:7LxxQ84i
彼方「侑ちゃん、今日はツインテじゃないんだね?」

あなた「きょ、今日はその気まぐれで...」

あなた(やばいやばい。こんなに接触しちゃっていいのかな...?)

彼方「もし侑ちゃんがいいなら、今日はすやぴ一緒にしよう?」ギュッ

あなた「うひょひょw彼方さん!当たってます!当たってます!」

彼方「なにが?」ムギューッ

彼方「侑ちゃん、ちょっとおっきくなったから、彼方ちゃんより背高いね」

彼方「ちょうどいい高さにお耳があるね」ヒュー

あなた「ちょっ!?耳っ!耳っ!」

彼方「もっといい事、彼方ちゃんと一緒にしよっ」ウィスパーボイス

あなた「は、はい!!喜んで!」

108: 2021/01/04(月) 22:45:38.35 ID:7LxxQ84i
彼方「ってなんてうっそー」

あなた「へ?」

彼方「周り見てごらん」

あなた「ん?」

>まあ大胆

>あれって2年の高咲だよね。やっぱり同好会って....

あなた「しまった!過度の干渉がっ!」

彼方「実は彼方ちゃんはあなたが並行世界から来たあなただって初めから気づいてたんだ」

彼方「ふふっ、意地悪してごめんね?」

あなた「そんな...そうだったんですか...」

彼方「ライン来た時、初めは冗談だと思ったけど、こんな事もあるんだね」

彼方「元の世界に帰るまで、こっちの世界をたのしんでいってくれたら嬉しいかな」

彼方「それじゃあね、バイなら」?

あなた「さ、さようなら...」

111: 2021/01/04(月) 23:12:36.74 ID:7LxxQ84i
あなた「あんな事されたら誰だって悶々としちゃうよ...」

あなた「ふぁー、ちょっと歩いて落ち着こう...」

翡翠色のポスター「児童ボランティア募集...」

少し燻んだ色の校内新聞「理事長のお言葉....」

今週のおすすめ!「音楽科のみなさんへ!今回アメリカから...」

あなた「へぇ、こんなのあるんだ...」

あなた(存在しているけど、いない)

あなた(それがこの世界のもう一つの違い)

あなた(これが過去の出来事の世界なのか、別次元同時間帯の出来事なのかわからないけど、とりあえず触れない方がいいんだと思う)

時計「カチッカチッ」

あなたのお腹「グー」

あなた「もうこんな時間か...そろそろお昼だし、購買行って何か買ってこよう」

あなた「お昼休みに一回みんなで集まるって言ってたし、とりあえず部室で待ってればいいよね」テクテク

112: 2021/01/04(月) 23:12:51.75 ID:7LxxQ84i
あなた「はぁ、暇...」

部室に一番乗りした人
下2

114: 2021/01/04(月) 23:16:30.95 ID:rRM2O5Xx
かすみん

116: 2021/01/05(火) 00:00:10.79 ID:EaP9ZTGk
かすみ「へ、並行世界とか」プゲラ

かすみ「侑先輩も大袈裟に大丈夫ですかw歩夢先輩も乗っからなくていいのにw」ケラケラ

かすみ「あれ?もしかしてかすみん一番乗りだったり?」

かすみ「可愛いかすみん入りまーす♡一番乗り♡」

あなた「....あっ」レンシュウギゴソゴソ

かすみ「」

かすみ「ぎゃあああああ!?変態がっ!変態が私たちの練習着を漁ってる!?」

あなた「これは、その、誤解だよ誤解!」

かすみ「5階も6階もありますか!?ってかここ2階です!」

あなた「ちょっ、かすみちゃん!?」

かすみ「ってよく見たら侑先輩!?侑先輩って同好会入ったのってそういう理由だったんですか..?」ドンビキ

あなた「違うって...」

あなた(本当は練習着が気になって漁ってただけだけど...)

117: 2021/01/05(火) 00:00:45.47 ID:EaP9ZTGk
あなた「ほ、ほら、なにも取ってないからね?ただ洗濯しようと思って!」

かすみ「ならなんでタオル顔に当てて満遍の笑みを浮かべてたんですか...」

かすみ「先輩、キモっ...」(低音)

あなた「かすみちゃん...」

あなた(普段は笑顔のかすみちゃんがこんな蔑んだ目で見てくるなんて、ものすごい体験をしてるんじゃないだろうか?)

あなた「ほ、ほら、ね?なにもしてないから」ジリジリ

かすみ「き、キモい人が寄って来ないでください」アトズサリ

あなた「私は無実!この通りなんだよ!」ドゲザ

かすみ「うわぁっ!?急に土下座した!?」

かすみ「きゅ、急に何かしてくると思ったら土下座って...」

118: 2021/01/05(火) 00:01:44.33 ID:EaP9ZTGk
かすみ「そこまでするなら...」

かすみ「私に謝ったって何にもなりませんし...」

かすみ「先輩の事は一旦許しますけどもう近づいて来ないでください...」

あなた「...」

あなた(かすみちゃんに頭を下げてるってよくわからないけど興奮してきた...)




あなた「...ください」

かすみ「ん?許しませんけど」

あなた「...ください!」

かすみ「へ?」

あなた「そのまま足で踏んでください!」

かすみ「」

かすみ「せ、先輩本当に頭やばいんじゃないですか!?病院行った方がいいですよ!?」

かすみ「このまま部屋にいたらなにされるかわかったもんじゃないです!」

かすみ「早く逃げないと!」ガララ

119: 2021/01/05(火) 00:04:50.29 ID:EaP9ZTGk
侑「おーい、静かにしてたかい?」ガララ

土下座あなたちゃんとドン引きかすみん「」


侑「」

侑「...なにしてんの?」

あなた「土下座ごっこ」

侑「素直に答えるのやめろ」

かすみ「へっ!?侑先輩が二人!?」

侑「あー、かすみちゃん。ごめんね怖かったでしょ?」

かすみ「????」

侑「ほらライン入れたじゃん、ライン」

かすみ「ライン...はっ!?並行...世界...?」

侑「そうそう、その、これがそれ」

あなた「...」ドゲザ

かすみ「ひゃあああ!?侑先輩!助けてください!?」ギュッ

侑「はぁ...もう嫌になっちゃう....」

侑「早くみんな来ないかな...」

122: 2021/01/05(火) 00:32:06.06 ID:EaP9ZTGk
~それからみんな集まって~

愛「それにしても本当そっくりだね」

愛「ねえねえ、やっぱりあなたもダジャレ好き?」

あなた「ま、まあ...」

愛「ほらこれ見て、アルミ缶の上にある蜜柑!」

あなた「おひょっwおひょっw」

しずく「すごい、笑い方までそっくり...」

しずく「兄弟って言われても全然違和感ないです」

歩夢「そう思ってると嫌な目に遭うから付き合い程々にしといた方がいいよ」

かすみ「そうです!そうです!」

愛しずく「??」

123: 2021/01/05(火) 00:32:52.17 ID:EaP9ZTGk
侑「で、璃奈ちゃん、どうかな?」

璃奈「まるまる馬馬で大体の事はわかったけど、正直言わせてもらうね」

璃奈「正直、機械を直せるかどうかわからない」

あなた「えっ、なんでっ!?」

璃奈「あなたと侑先輩に容姿的差異や能力的差異があるのと同様に、私にも差異があるみたい」

璃奈「はっきり言って、あっちの私は人間を超越してる」

璃奈「私の専門はあくまでプログラミングだけ。その他の物理学とかはわからないところが多い 璃奈ちゃんボード アインシュタイン」

124: 2021/01/05(火) 00:34:23.42 ID:EaP9ZTGk
璃奈「次に一緒にテレポートしてきた機械についてなんだけど...」

璃奈「どこにあるの?」

侑「あっ...それは...」

あなた「多分、ここの近くじゃないかな?

あなた「あっちの世界の璃奈ちゃんがお仕置き目的で機械ごと飛ばしたのなら、かえってくる事を見越して人目につく所に送るはず」

璃奈「だといいけど...今日はみんなで機械を探すだけになるかな...」

果林「それなら区画を決めて人海戦術でいきましょう。この学園のどこかにあるなら、誰かに聞いたりすれば見つけ出せるはず。それに結構大きいのだったんでしょ?」

あなた「うん、私の半分ぐらいの大きさで、白くて、見た目がぴこぴこしてる...」

せつ菜「ぴこぴこ?」

せつ菜「そういえば、今日先生方が話してた様な...ぴこぴこしたものがいきなり部室に現れたって...」

エマ「ねえ、もしかして...」

125: 2021/01/05(火) 00:38:52.14 ID:EaP9ZTGk
あなた「あっ、これだよ、これ!」

エマ「同じ学科にワンゲル部の子がいて、その子が言ってたの。なんかぴこぴこしたものが現れたって」

侑「でもなんでワンゲル部の部室に...?」

彼方「謎は深まるばかりだっ...」

璃奈「ちょっと確認する...」

愛「愛さんも手伝う!」

>ねえ、ちょっとこっち持って愛さん

>それっ。あれ、これって図面じゃない?

>そうかも。アダプタがここにあるって事は、中覗けるかな...?


歩夢「ねえ、どうだった?」

璃奈「プログラミングは理解できたけど、図面がちょっと」

あなた「そっかぁ...」

侑「落ち込まないで、機械見つかっただけでもよしとしよう?」

あなた「そうだねっ、これで希望は繋がったんだ!」

126: 2021/01/05(火) 00:53:24.43 ID:EaP9ZTGk
侑「それで、今日どうする...?」

あなた「どうするってなにが?」

侑「今日はお母さんもお母さん(父)も帰ってきちゃうし」

侑「今日は家においとけないよ?」



???「なら家はどうかな(でしょう?)両親がいないので二人とも泊まってけば?」

あなゆうが今日泊まるおうち(寮)下3
今まで出てないメンバーで

134: 2021/01/05(火) 14:04:03.09 ID:XHE5UvHa
璃奈「それならうちはどうかな?」

璃奈「今日も親が仕事でいないし、ちょうどいいと思うんだけど...」

璃奈「ところで、なんであなただけじゃなく、侑さんまで?」

侑「だってコイツ、一人で居るとなにしだすかわからないから...」

あなた「わ、私は一人でも大丈夫だよ!?」

侑「ダメっ!今日は一緒に泊まるよ!」

璃奈「そっか、3人でお泊まりするの、嬉しい!」

侑「じゃあ今日は一旦戻らなきゃだから、帰り連絡入れるね」

璃奈「うん!」

135: 2021/01/05(火) 14:04:31.36 ID:XHE5UvHa
キーンコンカーンコーン

せつ菜「予鈴です!昼休みも終わる事ですし、早く戻らなくては!」

侑「それじゃあ放課後に、また」

あなた「じゃあね」

かすみ「変な事しないでくださいよ?」

あなた「わかってるって...」









あなた「へぇ、姫乃ちゃんかぁ...こんな素晴らしいスクールアイドルの子もいるんだね...」

あなた「ふぅ、ちょっと気分転換に外の購買でも行こうかな」

あなた「なるべく人に会わないルートで」テクテク

136: 2021/01/05(火) 14:05:00.01 ID:XHE5UvHa
あなた「...鳥の巣がかかってるぐらいで、大体の構造は一緒か...」

あなた「朝見た購買はこっちで....」

あなた「あっ、あの白い物体ってまさか....」

はんぺん「ゴロンゴロン」

あなた「やっぱりはんぺんだ。はんぺん、おいで~」

はんぺん「...?」

はんぺん「!?」フシャー

あなた「あはは、はんぺんは私が私じゃないって気づくんだね。野生の勘って奴かな?」


>生徒会お散歩役員が人に威嚇するなんて珍しい...

137: 2021/01/05(火) 14:05:33.29 ID:XHE5UvHa
あなた「誰?」クルッ

副会長「あなた、高咲さんですよね...」

あなた「あっ、はいそうですけど...」

あなた(誰?でもこっちの私は3人の事知らないのと同様に、私が知らない人物と交友を持っててもおかしくないか...)

副会長「あの、ちょっとお願いがあるんですが」

あなた「わ、私でよければ引き受けるよ?!」

副会長「これ、同好会の優木せつ菜さんに届けていただけませんか?」

あなた「せつ菜ちゃんに...えっ、あ、っはい」

副会長「よろしくお願いします。それでは」クルッ スタスタ

あなた「行っちゃった...結局あの子誰だったんだろ」

あなた「せつ菜ちゃんか...」

140: 2021/01/06(水) 01:46:03.09 ID:DzEiRz3D
キーンコーンカーンコーン


あなた「ふう、授業はこれで終わり」

あなた「みんなが来るの待ち遠しいな~」

ドア「ガラガラ」

せつ菜「皆さんお疲れ様です!今日も張り切っていきましょう!」

あなた「あっ、せつ菜ちゃん」

せつな「あっ、こんにちは。あれからどうでしたか?」

あなた「実は、書類もらっちゃってさ。ほらメガネで栗色ロングの子から。せつ菜ちゃんにって」

せつ菜「うーん、誰でしょうか...?とりあえず書類見せてもらってもいいですか?」

あなた「うん、これ」つ書類

141: 2021/01/06(水) 01:46:40.64 ID:DzEiRz3D
せつ菜「あっ、これは部室の使用許可に関する、大切な書類で...後で副会長にお礼を言わないと!」

あなた「副会長ってどこの?」

せつ菜「ご存知ないのですか?生徒会の副会長ですよ?ほら、私が会長で...」

あなた「...あそっか、うんうんそうだよね!?」

せつ菜「??」

あなた(なんかこの話はこれ以上避けた方がいい気がする...)

142: 2021/01/06(水) 01:48:47.94 ID:DzEiRz3D
せつ菜「さて、と、」

せつ菜「髪の毛解くの手伝ってもらってもいいですか?」

あなた「う、うん」

せつ菜「ついでに髪の毛のブラッシングも手伝ってください」

あなた「いいよ!」

あなた「せつ菜ちゃんの髪の毛サラサラだね」サラサラ

せつ菜「いえ、それ程じゃないです」

あなた(やばい、ここに鼻突っ込んで匂い嗅ぎたい)

143: 2021/01/06(水) 01:52:40.42 ID:DzEiRz3D
せつ菜「ところで、」

せつ菜「ところで、あなたは、菜々とせつ菜、どっちが好きですか?」

あなた「どうしたの急に?」

あなた「うーん、どっちか一方しか選ばないとダメ?両方ってのはなし?」

せつ菜「ダメです。どちらか一方を」

あなた「なんでどちらか一方に括る必要があるの?」

せつ菜「それは...」

せつ菜「なんか気まぐれで...」

あなた(本当に気まぐれなのかな?)

あなた「そういうのは拘らなくてもいいんじゃない?どっちもせつ菜ちゃんであって菜々ちゃんでもある」

あなた「私と侑ちゃんみたいに、見た目が違っても本質は一緒でしょ?」

せつ菜「...」

せつな「本質は一緒。そうでしたね」

せつ菜「なら、これならどうですか?」せつ菜の髪型のままメガネを掛ける

あなた「!!!」

あなた「...うわっ、可愛い!」ホレボレ

144: 2021/01/06(水) 01:55:53.68 ID:DzEiRz3D
あなた「なんか新鮮!」

せつ菜「もっとサービスしちゃいます!」

せつ菜「いきますよ!せつななスカーレットストーム!」

あなた「うおおおお!ねえもっとやって!」

せつ菜(時々どっちが自分の本当かわからなくなりますが、こうやって混在してる姿でも、どちらの姿でも、楽しんでくれる人がいるのは素晴らしいことですね...)

せつ菜(あなたの大好きが私の中に流れ込んでくるのを感じます!)

せつ菜(せつ菜でも菜々でも本質は一緒)





あなた「ねえ、あれやって、あれ!」

せつ菜「あ、あれですか...ちょっと恥ずかしいです...」


\ワイワイ チョットドコサワッテルンデスカ イイジャンヘルモノジャナイシ/

148: 2021/01/06(水) 23:28:51.45 ID:yXtGMpLr
侑「はい、今日の練習はおしまい」

あなた「こっちではこんな練習してるんだね!帰ったら参考にしよ!」

侑「あっちじゃどんなのしてるの?」

あなた「うーんマカロン掘ったり、ランニングでお金貰ったり、トライアスロンしたり...」

侑「は?」

あなた「えっ?」

歩夢「ふぅ...二人はこれから璃奈ちゃんのおうちにお邪魔するんだよね」

璃奈「何時ぐらいになる?」

侑「大体1時間ぐらい有れば十分かな」

あなた「家出たら連絡入れるね」

璃奈「わかった、じゃあまってる!」

149: 2021/01/06(水) 23:29:58.85 ID:yXtGMpLr
あなた「ひょえー、璃奈ちゃんのお家、やっぱりおっきい」

侑「璃奈ちゃんから返信来てた。いつでも大丈夫だって。入ろう」

あなた「うん」


ピーンポーン

>はーい

>あっ、侑さんとあなた。今開けるね ウィーン


あなた「おお、すごい...」

侑「ほら早く入るよ。お邪魔しまーす」

あなた「お邪魔します!」

150: 2021/01/06(水) 23:30:46.00 ID:yXtGMpLr
璃奈「二人ともいらっしゃい。ちょうど今、並行世界移動装置の解析をしてたところ」

あなた「そういえば図面がよく分からなかったんだっけ?」

璃奈「そう、だから今日子ちゃんたちに相談して、意見交換してみたんだ」

あなた「今日子ちゃん?」

璃奈「私の同級生だよ。3人とも分野は違えど天才だから」

璃奈「3人に見せたら、この装置は世界の移動装置って言ってた」

151: 2021/01/06(水) 23:31:32.15 ID:yXtGMpLr
璃奈「世界は輪のようにぐるりと円を描いていて、なおかつそれがいくつも積み重なってる」

璃奈「重なり合うドーナッツって感じかな?私たちはその円の中でぐるぐる回っているの」

璃奈「本来は干渉し合う事はない。でもこの装置は、重なり合ったドーナツのような世界に縦穴を開けたり閉じたりする機械で、人や物の往来を可能にする。一度縦穴が開いたのなら、もう一度開ける事も閉じることも可能なはず」

あなた「よくわかんなかったけど、来たら必ず帰る事ができるってわけだね」

璃奈「そう、だからあなたは絶対に元の世界に返す」

侑「璃奈ちゃんも今日子ちゃんたちも凄いや!そんな事できるんだね!」

璃奈「でもあくまでも私が主体じゃないから。今日子ちゃん、浅希ちゃん、色葉ちゃんに感謝しないと」

璃奈「堅苦しい話してごめんね。今日の夜ご飯はデリバリーでもいい?」

侑「うん、私デリバリーあんまり頼まないからテンション上がる!」

あなた「何頼む?私ピザがいいな。最近はクーポン沢山あるし」

侑「いいね!あっ、このクーポン良さげかも」

璃奈「ピザ好き。どうせならLのクオーターにしよう」

\ピザッテ10カイイッテ ピザピザピザ.... ココハ? コメカミ!/

156: 2021/01/07(木) 00:11:03.58 ID:1gIePc6F
璃奈「...むん!」ピコピコ

あなた「うをおおぉ!」ピコピコ

侑「あなた!こっち!」ピコピコ

あなた「うん!侑ちゃんは後ろから!」

侑「よし!とった!とりゃ!うりゃ!」

璃奈「いや、甘い!それっ!」キーン チュドーン

侑「あっ!?この状態で!?」

あなた「璃奈ちゃんと一騎討ち...」

あなた「てやーっ!」

璃奈「その攻撃はさっき見切った!ここっ!」キーン チュドーン

あなた「ぐはっ!」

157: 2021/01/07(木) 00:11:25.98 ID:1gIePc6F
侑「璃奈ちゃんすごい、2対1なのに勝っちゃった...」

璃奈「どんなもんだい!」ヘヘッ

あなた「璃奈ちゃんって、本当すっごいよね!このゲームも自分で作ったんでしょ?」

璃奈「そう...なんか褒められると、照れる」

あなた「よしよし、璃奈ちゃんはすごいんだからもっと照れていいんだぞ」アタマナデナデ

あなた「璃奈ちゃんって猫みたいだ...かわいいし、髪の毛サラサラで柔らかいし、ちっちゃいし...」

あなた「ねえ、ぎゅーっとしていい?」

璃奈「いいよ。優しくしてね」

あなた「うん!」ムギュー

璃奈「ムギュー」

158: 2021/01/07(木) 00:12:04.77 ID:1gIePc6F
侑「...むう」

あなた「何侑ちゃん?むうって...もしかして嫉妬?」

侑「違う。なんかあなたが普通にしてるとムカつく」

あなた「なにそれ...でも一応侑ちゃんもなでなでしとこうか」ナデナデ

侑「ひっ!?」

あなた「何ひって、なんでそんなに引き攣ってるの!?」

侑「これまでの変態的行動がフラッシュバックして...」

あなた「そんなにしてないじゃん。髪の毛の匂い嗅いだだけじゃん」

あなた「髪の毛の匂い嗅ぐくらい普通ですよね、ねー璃奈ちゃん?」

璃奈「うん」ムカンシン

あなた「ほら、璃奈ちゃんもこう言ってる事だし...」

あなた「璃奈ちゃんの匂い嗅いじゃお...スンスン」

璃奈「あわわ...」

侑「ひっ...」

侑「わ、私、お風呂入ってくる!」

璃奈「お風呂は向かって左の扉ね」

あなた「色々璃奈ちゃんとしたいからゆっくり入ってね」

侑「そんな事するな!速攻で出てくるわ!」スタタッ

159: 2021/01/07(木) 00:33:38.84 ID:1gIePc6F
あなた「ねえ、璃奈ちゃん...」ムギュ

璃奈「なに?」

あなた「聞きたいことがいくつかあるんだけどいいかな?」

璃奈「いいよ」

あなた「この世界での私の存在って何なんだろう」

あなた「SFとかで読んだのだけど、並行世界の同じ人同士が合ってしまうと消滅を起こすとか、片方にとって良くないとかあるでしょ?」

あなた「侑ちゃんに見つけて貰ったのはいいけど、侑ちゃんに悪い事は起きないよね...」

璃奈「ところどころから元気だったのはそういう事だったんだね」

あなた「やっぱりわかる?」

璃奈「うん」

160: 2021/01/07(木) 00:40:20.11 ID:1gIePc6F
璃奈「でも心配しないで。こっちの世界の人たちと接触してもほとんど問題はないから」

あなた「ほとんどってどういう意味?」

璃奈「あなたの世界はきっと私たちより先の時間軸にいる。先の時間で起きる出来事を過去の私たちに教えるのは絶対ダメ」

璃奈「さっきは世界をドーナッツに例えたけど、今度は環状線と駅に例えるね」

璃奈「世界は環状線のように何度も何度も終焉と再生を繰り返しているの」

璃奈「電車の進む方向が時間なら、乗客の私たちは区分する時代。生まれるのが乗った駅で、死ぬのが降りる駅」

璃奈「みんなどこで乗る、降りるってのを明確な意思を持っている。でもそこに並行世界からのあなたが急に乗り込んできて、この駅で降りた方がいいですよって言ったら?」

璃奈「その人は選択を変えて、本当に電車から降りてしまうかもしれない」

璃奈「それは意思であったり、その後の人生を決定的に変えてしまう。なによりも、未来は自分の手で開くべき」

161: 2021/01/07(木) 00:40:39.76 ID:1gIePc6F
あなた「そこも気づいてたの?」

璃奈「機械をいじってた時、部品の製造年月日が違う事に気づいたの。だから未来からきたのかなって...」

あなた「どの世界でも、璃奈ちゃんはすごいや...」

あなた「ちょっとだけ未来から来たけど、私の方も言うつもりはないよ」

あなた「侑ちゃんなら何が起きても大丈夫な気がするし...よしっ!」

璃奈「急にどうしたの」

あなた「それは秘密。璃奈ちゃん、バスタオル借りるね!」

167: 2021/01/07(木) 23:33:56.07 ID:ZihsxT3E
侑「ふぁあ~っ今日も疲れたぁ...」

侑「わざわざお湯張ってくれたし入るしかないよね。いいなぁ璃奈ちゃんのお家はお風呂も広くて」

侑「こんなに広いんだったら二人でも入れるね」

あなた「呼んだ?」

侑「!?」

侑「うわっ!?なになになに!?」

あなた「侑ちゃん一緒に入ろう!」

侑「えっ!?えっ!?ってもう入ってきてるじゃん!」

侑「やだやだやだ」

あなた「そんな変な事しないから」

侑「嘘だ!ぜっっったい変な事するでしょ!?」

あなた「しないから、信じて」マッスグナメ

侑(こんな本気の顔してるあなた初めてみた)

侑(もうちょっと話聞いてみようかな)

168: 2021/01/07(木) 23:35:30.85 ID:ZihsxT3E
あなた「...」チャポン

侑「...」チャポン

侑「ってなんか話あるんと違うんかーい!」

侑「私おこだよ!?急に真面目な顔して入ってきたから、シリアスな展開かと思ったら...」

あなた「いやなんか一緒にお風呂入りたくなって...」

侑「はぁ、本当調子狂う。でも璃奈ちゃんに変な事してる訳じゃなくてよかった」

あなた「...そう、だね」

あなた「侑ちゃんはさ、」

あなた「侑ちゃんは、みんなの事どう思ってる?」

169: 2021/01/07(木) 23:36:04.98 ID:ZihsxT3E
侑「どうって...そりゃ大切な仲間だと思ってる」

侑「私の夢を見つけてくれた、とっても大切な仲間」

あなた「夢、ね...そうだよね」

侑「じゃあ、あなたはどう思ってるの?」

あなた「...一緒にいると、私も頑張ろうって思える...大切な場所だよ」ウルウル

侑「なんだよ塩らしいじゃん」

あなた「...うっ、うっ...」

侑「ちょっとなに泣いてるの!?」

あなた「うっ、うっ...」

侑「大丈夫?ねえ?」

あなた「うん、ちょっと胸が苦しくなって」

侑「私でよかったら胸貸すから...」

あなた「大丈夫。ちょっとスッキリした」

170: 2021/01/07(木) 23:36:24.73 ID:ZihsxT3E
侑「なんか今日は情緒不安定じゃない?こっち来てからストレス溜まってるんじゃないの?」

あなた「そうかも、ね...」

あなた(これから侑ちゃんに起こり得るかもしれない事を考えると、ちょっとだけ胸が苦しいけど...)

あなた(さっきも言った通り、侑ちゃんなら大丈夫。だってみんながいるんだもん)

あなた「ところでさ...」

侑「...ん?」

あなた「胸貸すって言ったけど、侑ちゃんの胸って少し大きいんだね」

侑「このえ ち」バシャン

あなた「うわっ、やったな!この!」バシャッ

172: 2021/01/07(木) 23:46:41.17 ID:ZihsxT3E
璃奈「二人の布団はこっち。ごめんね、マット一つしかないから二人で使って」

侑「ありがとう。でもこのマット結構大きいね」

あなた「ねえねえ侑ちゃん一緒に寝ようよ」

侑「変な事したら蹴り出すからね」

あなた「そんな事しないって」ワチャワチャ

璃奈「なんだかんだ言って、侑さんとあなたって仲いいよね」

あなた「うんうん。だって私の侑ちゃんだもん」ドウジ

侑「誰がこんな奴と」ドウジ

璃奈「ふふっ、ハモった」ケラケラ

侑「...っぷw」

あなた「...ぷひょっw」

3人「あはははは!」

侑「明日は休日だけど1日使って練習があるから早く寝るよ!」

璃奈「アレクサ、電気消して」パチリ

あなた「すごいハイテク...」

173: 2021/01/08(金) 00:26:05.73 ID:YR078ych
あなた「みんな、おっはよ~!」

果林「あら、あなたおはよう」

エマ「おはよう。昨日は璃奈ちゃんのお家に泊まったんだよね?よく眠れた?」

あなた「うん、すっごいよく眠れた!昨日は二人で一緒に寝たんだけど、侑ちゃんが布団取っちゃって寒かったなぁ...」

侑「もう、余計な事言わなくていいから早く始めるよ」

歩夢「二人ともおはよう」

愛「おっはよ~!」

侑「よし、一年生も三年生もみんな揃ってるね」

侑「今日の予定は、午前中は果林さんとエマさんが服飾同好会と今度の衣装について打ち合わせ、かすみちゃんと愛ちゃんとせつ菜ちゃんで生徒会の打ち合わせ」

侑「で、璃奈ちゃんだけど...」

174: 2021/01/08(金) 00:26:25.68 ID:YR078ych
璃奈「今日も今日子ちゃんたちと意見交換しながらこの機械の謎を解いていく」

あなた「よろしくお願いします」

侑「その他残ったメンバーは初めに部室の片付けをしてからボイトレ。午後は基礎練と軽くライブのリハとMCの練習だね」

あなた「ふむふむ、こんなのなんだ...」

侑「それじゃあみんな今日も頑張っていきましょー!」

みんな「おー!」

176: 2021/01/08(金) 00:28:52.47 ID:YR078ych
あなた「ねえ侑ちゃん、さっき言ってた服飾同好会がすごく気になるんだけど...行ってもいい?」

侑「絶対ダメ。変な事するでしょ?」

果林「まあまあ、ついてきてもいいんじゃない?」

エマ「それに二人いるし、何か変なこと?っていうのも間違いも多分起きないから大丈夫!」

あなた「ね?いいでしょ!!」

侑「そういうなら...」

あなた「っしゃ!」

果林「服飾同好会まで道はわかるかしら?」

あなた「ううん、どこにあるの?」

エマ「ふふっ、果林ちゃんお姉さんぶってるけど、ほんとに道わかるの?」

果林「わかるわよそれくらい!」

エマ「でも時々学園の中でも迷子になるよね」

果林「それは...ここ大きすぎるのよ!」

あなた「ふふっ、果林さんは果林さんだ」

189: 2021/01/08(金) 23:19:19.39 ID:5piWZGiB
果林「こんにちは」

エマ「こんにちは!」

あなた「お邪魔します~」

モブタイヤ「あっ、果林先輩にエマ先輩」

モブボブ「それに“侑先輩”まで、お待ちしてました!」

あなた「あっ、そっかそっか、私は侑ちゃんだった」

モブタイヤ「??」

190: 2021/01/08(金) 23:19:42.22 ID:5piWZGiB
果林「ところで、今日は一年生の貴方達だけ?」

モブタイヤ「はい、先輩は外部模試があるらしくて今日はお休みです」

エマ「じゃあ早速だけど、今度の衣装について打ち合わせして行こっか!」

果林「それぞれこんな風にやりたいって言う原案はこの前出した通りなんだけど...」

モブボブ「皆さんが出してくださった原案と、布の稼働面積を考えるとこんな風に...」

エマ「わぁ!かわいい。私の衣装は、こんなふうにふわっとした感じになるんだね!」

果林「私の衣装は女王様らしさが前面に出てていいわね。この鞭、そう言うプレイの本物使おうかしら」

エマ「そういうのはダメだよ!」

果林「わかってるわよ。流石に冗談よ」

エマ「もー」

191: 2021/01/08(金) 23:20:33.09 ID:5piWZGiB
あなた「ねえねえ私にも見せて見せて!」

モブタイヤ「ええ、どうぞ!」

あなた「!!」

あなた「...フェス限UR」ボソ

モブタイヤ「えっ?」

あなた「いや、なんでもないなんでも!ちょっと既視感感じたけどそうでもなかった!!」

あなた「それよりもこれ、全部あなた達で作ってるんだよね?」

モブボブ「そうです!採寸から切り出し仕立てまで全部やってます!」

あなた「ねえ、ここどうやって仕上げるの?」

モブボブ「ええっ、ここはこうして...」

あなた「へえ、そういう手があったか!ありがとう!」

モブタイヤ「上着大まかに作ってあるんですけどエマ先輩、試着どうですか?」

エマ「えっ、本当ぉ?じゃあ着てみようかな?」

あなた「へっ!?!?!?」

モブタイヤ「ええ、どうぞ試着室に」

あなた「はっ!!!」

195: 2021/01/08(金) 23:35:44.85 ID:5piWZGiB
あなた「エマさん、ちょっと待って」

エマ「ん?」

あなた「私も一緒に入るね」

エマ「どうして?」

あなた「この衣装、後ろにチャックあるタイプだからエマさん一人じゃ着れないと思うの。だから一緒に入るね」

エマ「そっかぁ。じゃあよろしくね」

あなた「やったぁ!」

エマ「じゃあ試着室閉めて」

あなた「うひょひょw っじゃなかった、はい閉めます!」ジャーッ

198: 2021/01/08(金) 23:54:07.91 ID:5piWZGiB
エマ「うんしょ、うんしょ」

あなた「エマさん大丈夫?一人で脱げる?」

エマ「うん、大丈夫だよ。一人で脱げるよ」

あなた「でも、脱ぎづらそうだから手伝いますね」ワサワサ

エマ「ありがとう。でもちょっとくすぐったいかな」

エマ「インナーも脱がなきゃね」ラインクッキリ

あなた「ちょっと待って!」

あなた(あともうちょっと時間を稼いでこの光景を目に焼き付けないと...)

あなた「エマさんスイス生まれだったよね?」

エマ「ん?今更それ?」

あなた「寒い所育ちなのに、厚いインナー着てるんだなって。てっきり、寒さに強いからもっと薄いの着てるのかなって」

エマ「ふふっ、そう思う?」

エマ「寒い所育ちの人は逆に寒がりさんが多いんだよ。みんな寒さに対して本能的な恐怖があるの。いざどういう事が起きても大丈夫なように、色々着込むから」

あなた「へぇ...じゃあエマさんが着込んでるのも?」

エマ「そう、これでお台場で遭難しても大丈夫」

あなた「流石にお台場で遭難する事はないと思うけど...」

あなた(よしっ、会話で時間を稼げたから十分目に焼きついた。これは一生忘れられないぞ)

199: 2021/01/08(金) 23:54:34.13 ID:5piWZGiB
エマ「もういいかな?」

あなた「あっ、オッケーだよ?」グヘヘ

エマ「じゃあ脱ぐね...うんしょ」プルルン

あなた「~~!!~!!」コエニナラナイカンセイ

あなた「しあわせ...」

エマ「ん?なんか言った?」

あなた「なんでもないなんでも!」

エマ「えーっと、左腕はこっちで、右腕はこう通して...」

エマ「よしっ、じゃあ最後のチャックお願いね」

あなた「うん!」キューッ

200: 2021/01/08(金) 23:57:44.03 ID:5piWZGiB
あなた「エマさん、どう?」

エマ「ちょっと胸のあたりが苦しいけど、あとは大丈夫かな」

モブボブ「エマさん、開けてもいいですか?」

エマ「どうぞ!」シャーッ

モブタイヤ「おぉ!かわいい!」

モブボブ「今後の参考に写真撮ってもいいですか?」

エマ「うん、いいよ」

あなた「じゃ、じゃあ私も一緒に映りたい!」

あなた「エマさん、ハグしましょ!」

エマ「うん!」ギュー

あなた「あっ♡あぁあーっ♡」

あなた「しあわせ...」テンショウ

エマ「ふふっ、可愛い子」ボソリ

モブボブ「はいエマ先輩こっち見て~」パシャリ

204: 2021/01/09(土) 00:20:57.63 ID:30awl8VI
あなた「...おほっ」フニャァ

エマ「それで、今回はこういう演出があるから、衣装のここをこうして、あと火薬も使うらしいからちょっと強度を...」ペチャクチャ

モブタイヤ「つまりこういう事で、せつ菜さんのはこうですか?」ペチャクチャ

あなた「はっ!?」

あなた「目の前におっ〇〇の山二つ...この重量感、まさか!?」

エマ「ようやく起きた?」

あなた「やっぱりエマさん!?」

エマ「ハグしたらフニャフニャになっちゃったからしばらく膝枕してたの」

あなた「あ、ありがとうございます...」

205: 2021/01/09(土) 00:21:24.81 ID:30awl8VI
あなた(なんたる幸せ...ずっとこのままで...)

エマ「ほら、起きたんだからしゃんとして」

あなた「は、はい」

あなた「そういえば果林さんは...?」

エマ「はっ、衣装に夢中で忘れてた...」

モブタイヤ「そういえば、エマ先輩が試着してるときに、お茶買いに行くって出て行きましたけど、帰ってきませんね」

モブボブ「もう30分ぐらい前になりますでしょうか...ちょっと遅くないですか?」

エマ「もしかして果林ちゃん、迷ってる...?」

あなた「だとしたら大変!私探しに行ってくる!」

206: 2021/01/09(土) 01:01:05.50 ID:30awl8VI
あなた「なんの考えもなしに出てきちゃったけど、果林さんはどこにいるんだろう...」テクテク

あなた「購買のおばさん、こんにちは」

おばさん「はいこんにちは。なに買うの?」

あなた「果林さん...いえ、青髪で身長の高い子がお茶買いに来ませんでした?」

おばさん「ああ、それならちょうどお茶切らしてて、その事言ったら別の購買いくって東に向かってったよ」

あなた「ありがとうございます。ちょっと人探ししてて、お世話になりました」

おばさん「はいよ、見つかるといいね」

207: 2021/01/09(土) 01:01:29.30 ID:30awl8VI
果林「お茶が売り切れてたからちょっと遠くの購買まで来たけど、ここはどこ?どうやって戻ればいいのかしら...」

果林「スマホもタブレットも置いてきてしまったわ。ほんとにどうしようかしら...」

果林「とりあえず外出ましょ...」テクテク

果林「...」テクテク

果林「あら、枝が落ちてるわ」スッ

果林「なかなかいい感じの太さと長さね...よし」

果林「枝さん枝さん、どちらに行けばみんなに会えますか?」パッ

枝「カラコロン」

果林「枝さんに従えばこっちに...枝さん、ありがとうね」チカクニタテカケル

208: 2021/01/09(土) 01:03:02.21 ID:30awl8VI
あなた「はぁはぁ、結構遠くまできたけど見つからないや...」

あなた「おやっ?前にいるのは果林さん?」

あなた「枝なんかもって何やってるんだろう?」

>枝さん枝さん、どちらに行けばみんなに会えますか?  カランコロン

あなた「果林さんっていつも大人ぶってるけど、本当は子供だよね」

あなた「そうだ、果林さんの事からかっちゃお!」

あなた「抜き足差し足忍び足...」

あなた「気づかれないように気づかれないように...」

あなた「よしっ、果林さんからは死角になる所につけた...」

209: 2021/01/09(土) 11:47:09.37 ID:HX9kg4V2
果林「枝さんありがとうね。こっちに向かえば服飾同好会にたどり着けるのね」

???「果林ちゃん、そのまま真っ直ぐ行って左だよ」カワイラシイコエ

果林「えっ!?誰!?」キョロキョロ

???「枝だよ!枝がしゃべってるんだよ!」

果林「え、枝さんが!?」キョロキョロ

果林「誰もいない...本当に枝さんがしゃべってるのね」

枝(あなた)「そうだよ!そうだよ!」

果林「え、枝さん、私に帰り道を教えてくれないかしら...」

枝(あなた)「いいよ!まずこっちに真っ直ぐ向かって...」

果林「真っ直ぐね、わかったわ」

あなた(思ったよりすんなり信じちゃった)

あなた(でも面白いからこのまま後ついていってみてみよう...)

210: 2021/01/09(土) 12:05:14.72 ID:HX9kg4V2
果林「それで、どっちに向かえばいいのかしら?」

枝(あなた)「ここの角を左にしばらく進むよ」

果林「左ね、わかったわ」

あなた(こうやって後ろから見ると、果林さんが枝持って話しかけながら歩いてるのシュールだ)

あなた(今日は休日だから人いないからいいけど...)

果林「ここの角を左だったかしら?」

枝(あなた)「違うよ、右だよ。左だと元の位置に戻っちゃう!」

果林「あらそうだったのね、通りで私が迷い続けてた訳ね」

あなた(こっちでも果林さんの方向音痴の度合いは結構だな...)

果林「右ね...あっ....」

果林「ふふっ、右に行ったらどれくらい歩けばいいのかしら?」

枝(あなた)「ちょっとだけだよ。それでそこの角を曲がったら服飾同好会の部室に着くよ」

214: 2021/01/09(土) 12:53:14.67 ID:bFgQczIt
果林「ここの角を右ね」

枝(あなた)「そうだよ、右だよ」

果林「...」カドマガル

あなた「...」アトヲツイテク

果林「...クルッ ようやく捕まえた」ハグ

あなた「うわっ!」

果林「枝がしゃべるわけないじゃない。誰かなと思ってたけど、あなただったのね」ギュー

果林(嘘、本当は最初は信じかかってた。ちょうど鏡があって、それにあなたが写ってたから気づいたけど、最初からわかってた風を装いましょう...)

あなた「果林さんを揶揄うつもりが最初から気づかれてたとは...」

果林「子供っぽいところがあるって自分でも自覚してるけど、それほどじゃないわ。たまにはユーモアを楽しむセンスも必要よね?」

あなた「...うぅ、一本取られた」

215: 2021/01/09(土) 12:55:08.22 ID:bFgQczIt
果林「でもあなたには感謝してるわ」

果林「服飾同好会までの帰り道を教えてくれてありがとう」

あなた「へへっ、どういたしまして」

果林「遅くなってごめんなさい、今戻ったわ」ガチャ

あなた「果林さん、やっぱり迷ってたみたいで」

エマ「果林ちゃん、迷うなら一人で出かけちゃダメだよ?」

果林「大丈夫!枝さんが帰り道を教えてくれたの」

エマ「枝さんって、その手に持ってるの?」

果林「えっ、あっ、そうね、帰りに置いてくるの忘れて持ってきちゃったわ」

エマ「後でお礼を言って中庭に戻しとこうね」

あなた(果林さんって、やっぱりちょっと抜けてるなぁ)

あなた「...ふふっ」


>生地はこっちの方がいいと思うんだけど今からでも変更できる?

>はい!今からでもまだ間に合います!

>わぁ、このリボンのお色可愛い!

>ここはこうして、あーして....

217: 2021/01/09(土) 14:23:50.34 ID:bFgQczIt
侑「ふぅ~食べた食べた」

歩夢「今日の卵焼きはどうだった?」

あなた「120%すっごく美味しかった!」

侑「って私に聞いてた質問なのにあなた出しゃばらないでよ」

侑「しかも言ってる事意味わかんないし...」ムゥ

あなた「歩夢ちゃんの卵焼きはいつも美味しいって意味!」

歩夢「ありがとう。そう言ってくれると嬉しいな」

かすみ「せんぱ~い、イチャイチャしてないで午後の練習始めますよ?」

侑「えーっと、基礎練とライブのリハと、MCの練習か...」

侑「場所の関係で全員いっぺんにはできないから、3グループに別れるよ!」

愛「それじゃあいつものやろう!」

侑「せーの、グーチョキパーで別れましょ」✊✌✋

218: 2021/01/09(土) 14:24:25.86 ID:bFgQczIt
侑「うわっ、あなたと一緒だ」

あなた「そんな露骨にテンション下げなくてもいいじゃん!って言うか出す手が全部同じだったから当然っちゃ当然だけど...」

侑「うわっ、並行世界同士だからそんな所までシンクロしなくていいのに...なんだか寒くなってきた」ブルブル

歩夢「わ、私も一緒だから大丈夫だよ、侑ちゃん!」

愛「そんな青い顔しないで!下がったゆうゆのテンションも、愛さんがテンアゲしてあげるから!」

愛「練習のローテーションでテンション上げてこう!テンションだけに!」

あなたゆう「ぷひょwひょwひょwひょw」

歩夢「そう言う所も息ぴったりなんだね...」

219: 2021/01/09(土) 14:44:50.81 ID:bFgQczIt
愛「じゃあ愛さんが一番最初ね」

愛「コールアンドレスポンス行ってみよー!」

愛「愛友のみんな!愛してるよ~」

あなた侑歩夢「私も~!」

愛「って事で、ハイタッチしたら ハイタッっくさん友達できたね! なんつって!」


あなた「きゃー!愛ちゃん愛してるよー!」

侑「私も私も!」

歩夢「わ、私の方が侑ちゃんの事好きだもん!」

愛「あはは、歩夢は平常運転だなぁ」

愛「ところでMCの練習だけどw」

愛「あなたは知らないかもだけど、練習にお題箱ってのを使ってるんだ!」

あなた「これ?」カスミンボックス

あなた「かすみんboxって書かれてるけど...」

愛「ん?気にしないで」

愛「その中にお題の書かれた紙が入ってて、それをテーマにMCをやってみるの!」

愛「お客さんにいつ何時話を振られても大丈夫な様にね!」

あなた「そうなんだ...じゃあこれ!」ヒョイ


書かれてた内容下2

224: 2021/01/10(日) 01:54:39.46 ID:tWwm2YlM
あなた「えーっとなになに、高咲さんってどんな人...?」

侑「!?!?」

愛「ゆうゆについてかぁ...」

あなた(この紙入れたの誰だろう...?)

歩夢(ふふっ、照れてる侑ちゃんも可愛い)

愛「みんな、ゆうゆって知ってる?」

愛「知ってる人挙手、はーい」

あなた歩夢「はーい✋」

侑「....」

愛「あ、知ってる人もいるけど知らない人もいるね!」

愛「一応説明しとくと、ゆうゆ事、高咲侑について。ゆうゆは同好会の10人目のメンバーなの!」

愛「スクールアイドルではなくて、影で支えるマネさんみたいな人です」

あなた歩夢「へー」

225: 2021/01/10(日) 01:55:01.77 ID:tWwm2YlM
愛「今回はそのゆうゆについてか...」

愛「じゃあまず第一印象についてかなぁ。どんな人って聞かれたらそれは避けては通れない」

愛「一番最初にあったのは、ゆうゆと歩夢が道に迷ってて、同好会の部室の場所を教えた時なんだけど、その時からね、目がすっごくキラキラしてたんだ」

愛「そこからゆうゆの夢は始まってたんだと思う。やると決めたら一直線。これがゆうゆを表す言葉!」

愛「そこから同好会を再起復活させたり、スクールアイドルフェスティバルを実現させたり、ほんっとすごい人なんだよ実は!」

愛「それにね、私達を一つにまとめ上げてくれる人でもある。私達同好会は個人でスクールアイドルをやるから、どうしてもバラバラになっちゃう時があるのね」

愛「そう言うときに、相手の要点をまとめて、折衷案を出してくれたり、角の立たない様にお互いを納得させたり、ゆうゆは優しい人なんだなって愛さんは感じてるよ!」

侑「な、なんだか照れる...///」

あなた「侑ちゃん、やっぱり並行世界の私だけあるな?」

歩夢「それ褒めてるの...?」

226: 2021/01/10(日) 01:55:30.35 ID:tWwm2YlM
愛「これ聞くと、しっかりしてる人とか、情熱に溢れてる人だと思われるんだけど、実は結構抜けてるところがあって」

愛「実はこの前こんな事があったんだよね」

愛「二人でちょっとお高めのレストラン行ったの」

愛「二人で何食べるー?ってなったときに、愛さんはお肉食べようかなって思って注文して、ゆうゆはじゃあ魚でってなって...」

愛「出てくるまであーでもない、こーでもないって話をしてて、たまたまお互いの苗字の話になったのね」

愛「そしたら、ちょうどウェイトレスさんが料理持ってきてくれて、こちらスズキになりますって言ったら、ゆうゆが突然私は高咲ですって名乗り初めて」

愛「どうやら苗字の鈴木と魚のスズキを勘違いしちゃったみたいなの」

愛「もう一人で爆笑しちゃったよね」

侑「あれはガチで恥ずかしい奴だからみんなの前で話すのやめて...」

歩夢「ねえ、いつ愛ちゃんとレストラン行ったの?」

あなた「うんうん、侑ちゃんのお話もっと聞きたい!そういえばこっちの世界に来てから侑ちゃんのお話聞くの初めてかも!」

侑「い、いいってそんなの聞かなくても...」

227: 2021/01/10(日) 01:56:00.38 ID:tWwm2YlM
愛「って言うことがあってさー」

あなた「うんうん、うんうん!」

侑「すっかり意気投合してる...」

あなた「ねえねえ侑ちゃん、その侑ぴょんってのをみてみたいな!」

侑「うげ、歩夢に対して悪ふざけでやったやつじゃん...」

愛「愛さんもみてみたい!この前は動画撮り忘れちゃったけど、今なら準備オッケー!」

歩夢「私も久々に見たいな、侑ぴょん!」

侑「うわぁーん!歩夢まで!」

あなた愛「ほらほらほら!」

侑「...うぐっ...」

侑「ゆ、侑ぴょんだぴょん!はい終わり!」

あなた「ってケチ!そこはのりのりでもっとやってよ!」


\ハ? スルワケナイジャン アイピョンダピョーン ア、アユピョンダピョン.. ワイワイ/

233: 2021/01/11(月) 23:28:02.14 ID:HcsNWwG6
あなた「ふぃー、疲れた疲れた」

あなた「ジュースでも飲もう」

あなた「えーっと、歩夢ちゃんからもらった小銭は...」ジャラジャラ

あなた「どれにしようかな...」

しずく「あっ、先輩もジュース買いに来たんですね」

あなた「うん!しずくちゃんも一緒にどう?」

しずく「いいですね♪先輩は何買ったんですか?」

あなた「ほらこれ、右上の奴!」

しずく「...い、色が綺麗ですね!」

しずく(混合ガソリンみたい)

あなた「この色が何味かわからなくて逆にワクワクするの!」

しずく「はぁ...」

あなた「所でしずくちゃんは?」

しずく「温かいお茶を買いに来ました」

しずく「でも熱すぎてすぐに飲めないです」

あなた「そっかぁ、でも休憩時間終わるまでまだあるし、ゆっくりしてけばいいんじゃない?」

しずく「そうですね。ちょうどベンチがあるのでそうします。先輩も一緒にどうですか?」

あなた「じゃあ一緒に」

234: 2021/01/11(月) 23:28:39.26 ID:HcsNWwG6
あなた「ん!思った以上に美味しいなこれ」

あなた「見た事ない飲み物ばっかりだったらちょっと冒険したけど正解だったな」

しずく「今まで信じられませんでしたが、本当に並行世界から先輩は来たんですよね」

あなた「ん?そうだよ」グビグビ

しずく「並行世界って、何がどう違うんですか...?」

あなた「んー、ニジガクの校舎の見た目とか、詳しくは言えないけど、こっちの世界にいない人がいるとか?」

あなた「でもみんなは並行世界じゃなくてもそうであっても、内面は変わらないね」ケラケラ

しずく「その口ぶりじゃ並行世界の私もあまり変わりは無さそうですね」ニコッ

あなた(しずくちゃんの笑顔、美しい...)

あなた「でもこっちの世界が羨ましく感じる事もあるよ」

あなた「理由は言えないけど...」

しずく「そうですか...」

しずく「よくSFとかでも言いますしね。ほら、並行世界の事を話すとどうのこうのって」

しずく「先輩がこちらの世界に来てから、私ずーっと並行世界について考えてたんです」

235: 2021/01/11(月) 23:29:08.03 ID:HcsNWwG6
しずく「どんな私がいるんだろう、先輩の来た世界以外にも、もっと沢山の並行世界があって、沢山の私と先輩がいて」

しずく「くよくよめそめそな私もいるかもしれない。怒りん坊でぷんぷんしてる私もいるかもしれない」

しずく「色々考えてて思ったのは、私が考える分だけ並行世界が生まれるんじゃないかって」

あなた「へぇ、面白いね」

あなた「もしかしたら、私たちも誰かの筋書きだったりするのかもね」

しずく「私たちがエクス・マキナであって、その僕でもある」

しずく「ちょっぴりお芝居っぽいとも考えてました」

しずく「だとしたら、これからどうなるんでしょうね...」

あなた「んー、意外な事考えたら、戻れないとか?」

236: 2021/01/11(月) 23:29:48.55 ID:HcsNWwG6
しずく「やっぱりそういうの考えちゃいますか?」

あなた「うん。あっちの世界じゃ日常なことは、こっちの世界じゃ非日常で」

あなた「私も並行世界に飛ばされるなんて思ってなかったよ」

あなた「だから当然戻れない筋書きもあってもいいよね。いや、この後の事考えたら、絶対戻らなきゃなんだけどね」

しずく「ふふっ、そうですよね」

あなた「...私たちがエクス・マキナなら、解決する物語はなんなんだろう」

あなた「それは私の世界の出来事なのかな、それとも...」

しずく「それは先輩のみ知る、じゃないですかね」フフッ

しずく「あっ、お茶飲むの忘れてました。もう冷えちゃってる...」

あなた「じゃあもう一本買おうよ」

あなた「ほら右上の!」

しずく「えっ、ちょっとそれは!」

あなた「美味しいから買ってみて!」

しずく「じゃあ隣のハーフサイズで...」ポチ

しずく「いただきます...」ズズッ

しずく「....意外と美味しい」

あなた「ね!美味しいでしょ!?」

237: 2021/01/11(月) 23:51:38.68 ID:HcsNWwG6
あなた「たっだいま~今戻ったよ!」

しずく「少し遅くなってしまってすみません」

>ワイワイ ガヤガヤ

あなた「ん?何やってるの?」

歩夢「並行世界に戻れるぴこぴこした機械が元に戻ったんだって!」

あなた「本当!?」

璃奈「本当。今並行世界の私にコンタクトを取ってる。本当にこんたを取れたらなら、何か帰ってくるはず...」

>ピロリロロリン!  ピロリロロリン!

侑「うわっ!?私の携帯に電話かかってきた!」

璃奈「ねえ、それ貸して」

侑「う、うん」

アニメ璃奈「もしもし」

スクスタ璃奈「もしもし、並行世界の私」

238: 2021/01/11(月) 23:52:12.22 ID:HcsNWwG6
アニメ璃奈「初めに聞きたいことがある。私の直した機械はうまく作動してる?」

アニメ璃奈「超弦理論を元に、物資を反物質化させて、次元を分割する事によって、あなた達にコンタクトを取ってるんだけど」

スクスタ璃奈「そこまではあってる。だけどもう一つ忘れてることがあるよ。だから今から図面と解説を送る。あなたならすぐに追加できる」

アニメ璃奈「待って、それは今日子ちゃん達にも理解できるかな?」

スクスタ璃奈「今日子?」

アニメ璃奈「私の大切なお友達。この機械を直すの手伝ってくれた。いや、ほとんど3人のおかげ」

スクスタ璃奈「なら大丈夫。きっとあなた達なら一晩もあればすぐできるはず」

スクスタ璃奈「それじゃあ今から送るから、通話はこれくらいで」

アニメ璃奈「うん」

239: 2021/01/11(月) 23:56:40.90 ID:HcsNWwG6
璃奈「というわけで、後もうちょっと改良が必要みたい」

侑「えっ、すぐに帰せる訳じゃないんだ!」

あなた「何その態度は!?まるで早く帰って欲しい様な!」

侑「セクハラ大魔神だから早く消えて」

あなた「ひどっ!?」

侑「っていうか今日も泊めなきゃじゃん。今日もお母さんもお母さん(父)もいるのに...」

歩夢「じゃあ私の家泊まらない?」

侑「あれ、今日歩夢のお母さんもお母さん(父)もいないんだ」

あなた「泊まる泊まる!」

歩夢「じゃあ決まりだね!」

248: 2021/01/12(火) 23:48:19.73 ID:ovS3K3KQ
あなた「お邪魔しまーす」

侑「歩夢~お邪魔するね」

歩夢「おかえり、侑ちゃん、あなた。ご飯にする?お風呂にする?それとも私?」

あなた侑「「!?!?」」

あなた「もちろん歩夢ちゃんで!」

侑「ちょ、ちょっとちょっと!」

歩夢「冗談だよ冗談。なんだか二人の事近くで見てたらからかいたくなって」

侑「ふぅ、歩夢がいきなりそんな事言うからびっくりしちゃった...」

あなた「そんな言葉誰から教わったの?」

歩夢「ふふっ、気になる?でも秘密っ」

侑(なんだか今日の歩夢はからかいモードの様だ)

歩夢「ご飯作ってあるから手洗ってから来てね」

あなた「わーい!歩夢ちゃんの晩ご飯大好き!」

歩夢「そんな事言ってくれると嬉しいな」

249: 2021/01/12(火) 23:49:07.63 ID:ovS3K3KQ
あなた「....もっもっもっも!」モグモグ

あなた「...おかわり!」

歩夢「はいはい、カレーはまだあるからゆっくり食べてね」

侑「なんでそんなにカチャカチャ急いで食べるの?」

あなた「だってこっちでの最後の晩餐だよ!?気合い入れて食べなきゃじゃん」モグモグ

侑「うわっ、口にもの入れながら喋らないでよ。はしたない」

あなた「それに歩夢ちゃんの料理はなんでも美味しいから...」モグモグ

歩夢「褒めてくれるなんて嬉しい!ご飯いっぱいよそっちゃお」モリモリ

あなた「まだまだ後10杯は余裕だね!」

侑「あなたと歩夢が仲良くしてるの見るとなんかムカつく...」

侑「こっちの世界の歩夢は私のものなのに...」プクー

歩夢「侑ちゃんふぐみたい」

あなた「侑ふぐだ!ねえ歩夢ちゃん、今日はふぐ鍋も追加しよう」

歩夢「え~、調理師免許持ってないからちょっと無理」

あなた「あはは~」

侑「....」

250: 2021/01/12(火) 23:49:23.64 ID:ovS3K3KQ
歩夢「今日もジーコサッカーにする?」

侑「チーターマンは見るのもやるのも飽きたから他のがいいな」

侑「それに一応3人だし...」

侑「今日はさ、特別にさ、普通のゲームしない?」

あなた「???」

あなた「ジーコサッカーって何?逆に興味あるんだけど」

侑「あなたにはちょっと難しいかな」

歩夢「そうだね、ゲームとしてはちょっとマニアックすぎるから、スマブラやろっか」

251: 2021/01/12(火) 23:49:45.47 ID:ovS3K3KQ
あなた「えい!やー!とった!」

歩夢「それっ!ここ!」

侑「うわっ!落とされた!」

侑「ってか2対1じゃんこれーっ!いじめないで!いじめでしょ絶対!?」

あなた「隙を見せる方が悪いんだもんねー!ここっ!」

侑「うわっ!あーっ!負けちゃった...」

歩夢「ナイスファイト!ハイタッチハイタッチ!」

あなた「いえーい!」

侑「むぅ...」

侑(さっきからあなたと歩夢が仲良いんだけど)

侑(仲間外れにされた様でちょっとやだかも...)

あなた「そろそろお風呂の時間だね」

あなた「先入ってもいいかな?」

侑「私は別にいいかな?歩夢は?」

歩夢「私もいいかな?」

あなた「じゃあお先にーっ!くれぐれも覗かないでね!」ウィンク

侑「誰が覗くか!ばかーっ!」

253: 2021/01/13(水) 00:07:13.47 ID:8eym1ZDM
歩夢「なんだか不思議だね」

侑「うん。そんな不思議も明日で終わっちゃう」

侑「でも心のどこかでは、そのままずーっと続いてく気もしてるんだ」

歩夢「私もおんなじ気がしてた」

歩夢「侑ちゃんに姉妹がいたらこんな感じなんだろうなって」

侑「私もおんなじ」

侑「...並行世界ってさ、思ったよりもシビアなのかもね」

侑「あなた、いつも笑顔でいるけど、なんだか影のあるようで...」

歩夢「....」

侑「私達もさ、いつかは困難に直面した時、違う道を進んだりするのかな?」

歩夢「...それでも、」

歩夢「それでも私達の道は一つに繋がってると信じて、“歩む”しかないよ」

侑「....ぷひょっw」

歩夢「もー!?侑ちゃん雰囲気台無し!何急に深刻な事振っといて!!」

歩夢「やっぱりあなたの方がいいかも。一緒にお風呂入ってこよう。バスタオルどこだったかな」

侑「ってあんな奴のどこがいいのさ!?」

侑「あっ、ちょっと本気で一緒に入るの!?私も入る!」

歩夢(最初は、あなたのこと嫌な人って思ってたけど、見れば見る程侑ちゃんとおんなじなんだもん)

歩夢(ちょっとだけ惚れたっていいよね...)

歩夢「あなた、一緒にお風呂入ろ?」

あなた「ぷひょー!?福眼!?」

254: 2021/01/13(水) 00:33:13.12 ID:8eym1ZDM
侑「やっぱり歩夢のベッドは広くていいなぁ」ボフンボフン

あなた「スプリング入ってるベッドはやっぱり格別だなぁ」ボフンボフン

歩夢「こらっ、人のベッドでそんなに跳ねないで!」

歩夢「それに後から下の階の人に、昨晩はお楽しみでしたねって苦情入るからやめて!」

あなた「けちぃ!」

侑「もうちょっと跳ねてたかったのに!」

歩夢「それで、誰が下で寝る?」

侑「私達、下で寝るから、歩夢は自分のベッドで寝て」

あなた「わざわざ止めてもらってるから、そこについては同意」

歩夢「じゃあ、私上で寝るね」

あなた侑(上原だけに...w)

あなた侑「....ぷひょw」

歩夢「...?じゃあ電気消すよ?」パチ

歩夢「おやすみ」

あなた「おやすみ」

侑「おやすみ」

256: 2021/01/13(水) 00:43:01.97 ID:8eym1ZDM
時計「...カチッカチッ」

歩夢「....zzz」

侑「ねえ、起きてる?」

あなた「ぱっちり起きてる」

侑「元の世界に帰るって、どんな気分?」

あなた「安心もあるし、寂しさもあるかなぁ」

あなた「元の世界に帰れるとなると、やっぱりね」

侑「そっか...」

257: 2021/01/13(水) 00:43:24.17 ID:8eym1ZDM
あなた「初めはね、この世界に来たから何か使命とかあるのかなって深読みしすぎてた」

あなた「でもそれは違って、全然そんな事やらなくてもいいぐらいにうまく回ってて、正直羨ましいぐらい」

侑「あなたにそんな事言われるなんて...」

侑「私も、あなたの才能とか、羨ましいと思ってるんだよ?」

あなた「お互い様だね」

侑「....うん」

侑「ねえ、ちょっとだけ手、繋いでもいいかな?」

あなた「侑ちゃんがデレるなんて...明日は雪だ!」

侑「明日は帰る日、でしょ?」

あなた「そうだった、そうだった」

侑「...ムギュ」

あなた「...ムギュ」

侑「あなたが帰っても、忘れないから。この手の温もりも、絶対」

あなた「...ありがとう」

259: 2021/01/13(水) 00:48:31.98 ID:8eym1ZDM
あなた「私も忘れないよ、侑ちゃん...」ウトウト

262: 2021/01/13(水) 01:08:12.72 ID:8eym1ZDM
璃奈「出来た、並行世界に行ける装置」

あなた「本当!?じゃあスイッチ押すね!」

璃奈「ストップ。そう言う下りはもういいから」

侑「遂に帰っちゃうんだね」

あなた「うん。私はここの住人じゃないから」

彼方「揶揄う相手がいなくなっちゃうのは寂しいよう」

かすみ「キモい思い出しかなかったですけど、さようなら」

せつ菜「あっちにいても、どうかお元気で」

璃奈「あっちの私に変な機械作らせちゃダメだよ?」

エマ「これ、私とあなたの写真。持っていって」

果林「帰るまでが並行世界旅行よ。気を抜いちゃダメよ?」

しずく「お体に気をつけて」

歩夢「また会おうね、あなた」

侑「じゃあね、バイバイ」

あなた「みんな、今までありがとう!私は元の世界に戻ります!」

あなた「みんなも元気で!」ポチ

263: 2021/01/13(水) 01:08:27.77 ID:8eym1ZDM
スイッチを押すとたちまち機械とあなたの身体が光に包まれる。

5秒も立たないうちに、二つの物体はこの世界から姿を消した。

歩夢「行っちゃったね」

侑「ふん!あんな奴、もっと早くに帰ればよかったんだよ!」

歩夢「そんな事言わなくたって...あっ、侑ちゃん目が...」

侑「違うもん...泣いてないもん...」

264: 2021/01/13(水) 01:08:47.92 ID:8eym1ZDM
あれから変わった事は....なんだろう。
ちょっとかすみちゃんにドン引かれた様な目で見られるんだけど、関係ないよね?

あ、あと璃奈ちゃんが、並行世界に行ける機械の開発に勤しんでる。
なんでも、あっちの世界の技術力に触れて、興味を持ったらしくて、最近は物理学もいけるようになったとか。

侑「んーっ!今日も疲れたっ!」

歩夢「音楽科の課題って多くて大変じゃない?」

侑「そんな事ない。夢に向かって頑張ってればこんなもんへっちゃらだし、それにあっちに負けてらんないしね!」

歩夢「もー、また侑ちゃんったらあなたの事ライバル視して...」

侑「さて、今日はお母さんとお母さん(父)がいないから、帰ったら洗濯して、あとあれやって」

歩夢「晩御飯は一緒に食べよう」

侑「うん!色々終わったら連絡入れるね」ガチャ

265: 2021/01/13(水) 01:14:07.97 ID:8eym1ZDM
あなた「侑ちゃんおかえり」

侑「!?!?!?」

あなた「侑ちゃんおかえり」

侑「あ、あああ歩夢ー!?なんか私そっくりな人が!?」

>えっ??侑ちゃんどうしたの?

侑「はっ、早く!!」

歩夢「!?!?」

侑「ってあなた!?」

侑「な、なんでここに!」

あなた「璃奈ちゃんにまたキレられちゃった」テヘペロ

侑「そんな事するな!」

あなた「ってわけで、また機械が戻るまでよろしこよしこ!」


と言う訳で、私のへんてこりんな日常はまだまだ続きそうです。



おしまい


一週間の長きに渡り、ありがとうございました
保守してくださった方、コメントをくださった方、本当にありがとうございました

266: 2021/01/13(水) 01:17:00.84 ID:Iv9X5Exp
良きものを見た

267: 2021/01/13(水) 01:17:44.31 ID:MUgrCvVQ
とても良かった乙
あなゆうもっと増えてくれ

268: 2021/01/13(水) 01:18:38.74 ID:XbThQvCC
おつ!

270: 2021/01/13(水) 01:24:20.52 ID:EjsKDk51
あなゆう良いな…公式じゃ絶対にありえないカップリング

271: 2021/01/13(水) 01:31:45.35 ID:zv5VjUSj
おつかれさま!

272: 2021/01/13(水) 01:44:16.65 ID:U49q3oj/
おつでした
こういうタイプのあなゆう求めてたからありがたすぎる…ありがとう……

273: 2021/01/13(水) 01:44:42.20 ID:Dr3rZC+W
嫉妬侑ちゃんはいくらあっても足りない

274: 2021/01/13(水) 01:46:18.17 ID:agUi7nbx
難しかっただろうによくエタらず書ききってくれた
拍手

275: 2021/01/13(水) 01:59:31.18 ID:R3UFqhWD
おつ

276: 2021/01/13(水) 02:05:02.32 ID:zN4Y2wKd
ふふーん、スレの存在は知ってたけど今一気見したぜ~丁度完結に立ち会えた
コミカルな泡沫の夢で気楽に見れて楽しかったよ、メンバー全員とやりとりあったし
またネタ浮かんだら書いてね、お疲れ様!

277: 2021/01/13(水) 08:08:41.00 ID:kf5zvLbn
おつでした。楽しかったです

280: 2021/01/13(水) 16:35:53.07 ID:BFnglFpn
@cメ* ˘ ᴗ ˘ リ フム…


?cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 侑ちゃんとあなたが2人いて眼福だったよ!ありがとう!神ssだね!

281: 2021/01/13(水) 21:15:20.80 ID:cMr/DXsI
よくぞ書き切ってくれたありがとう

282: 2021/01/14(木) 00:07:43.39 ID:dwImF0/G
ほっこりした

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1609597852/

タイトルとURLをコピーしました