璃奈「ファーストキスはボードの裏で」【SS】

SS


1: 2019/07/28(日) 19:11:07.59 ID:h7mHQ6N7
璃奈「ふぅ…今日のラジオも無事終了なの」

せつ菜「璃奈さん!果林さん!お疲れ様でした♪」

果林「ふふっ♪やっぱりこれだけやってくると慣れてくるものね♪」

せつ菜「はい!みなさんに楽しんでもらえるということはスクールアイドルに通ずるものもありますし…私たちのことをより知ってもらえるというのはやはり良いですね♪」

璃奈「うん♪もっともっと私たちのことを知ってもらえるように頑張る♪」璃奈ちゃんボード『ムンッ』

果林「そうね♪またみんなと相談して企画を何かやりたいわね♪」

せつ菜「そうですね!!皆さんと話して新しい企画を考えるのも…とても楽しいです!」

2: 2019/07/28(日) 19:11:54.31 ID:ljRfpAo3
璃奈「・・・そういえばせつ菜さん今日はお弁当持ってきてなかったけどどうしたの?」

せつ菜「あぁ!そうでした!!!実は今日…歩夢さんが私にお弁当を作ってくれると言っていたので…」

果林「あら~♪良かったわね♡せつ菜♪」

璃奈「だから今日は少し早く終わったの?」

せつ菜「で、ですので!歩夢さんから…早くお弁当を貰わないといけないので失礼します!」ペコリ タッタッタッ…

璃奈「行っちゃった…」

果林「ふふ♪せつ菜も歩夢も可愛いわ♡それじゃあ私も…」

3: 2019/07/28(日) 19:12:21.44 ID:ljRfpAo3
ギュッ

果林「あら?」

璃奈「・・・果林さんちょっと待って…?」

果林「あらあら…どうしたの璃奈ちゃん?」

璃奈「果林さんに相談したいことがあって…ダメ?」

果林「ふふっ♪璃奈ちゃんにはいつもお世話になってるし・・時間もまだ余裕があるからお姉さんで良ければもちろん良いわよ♪」

璃奈「・・・果林さんありがとう♪」 璃奈ちゃんボード『ニコッ』

4: 2019/07/28(日) 19:12:53.69 ID:ljRfpAo3
果林「それで…璃奈ちゃんのお悩みって何かしら?」

璃奈「・・・・」

果林「あら…?もしかして結構話しにくいことだった?それなら無理に話さなくても…」

璃奈「だ、大丈夫…今から言うから…」スーハー

果林 (・・・璃奈ちゃんなんだか緊張してる?こ、これはもしかして…告白なのかしら…///)

果林 (だ、ダメよ果林…!璃奈ちゃんは可愛い後輩じゃない///でも…とっても頼りになるところあるし…素顔があんまり見られないのもそれはそれでギャップがあって可愛いのよね…♪)

璃奈「あ、あのね?果林さん…私…」

5: 2019/07/28(日) 19:13:14.57 ID:ljRfpAo3
果林「私…?」

璃奈「・・・好きな人ができたの」

果林「あら~♪璃奈ちゃんに好きな人ができたのね♪」

璃奈「・・・驚かないの?」

果林「ふふっ♪お姉さんだから…璃奈ちゃんの様子を見たら一目瞭然だったわ♪」

璃奈「さ、流石果林さん…すごい」

果林「それで~?璃奈ちゃんの好きになったのはどんな男の子なのかしら?それとも…お・ん・な・の・子?」

璃奈「うぅ…///」モジモジ

6: 2019/07/28(日) 19:13:35.69 ID:ljRfpAo3
璃奈「お、女の子…///変…だよね?」璃奈ちゃんボード『ポッ』

果林「そんなことないわよ♪璃奈ちゃんのその気持ち大事にすると良いわ…♪少なくともお姉さんは変だと思わないわよ♪」

璃奈「…果林さん♪」パァァ

果林「ふふっ♪」(ボード越しでも分かる喜びようの璃奈ちゃん…とっても可愛いわ♡で、でも…もし本当に私に対しての告白だったらどうしようかしら…///)

果林「それで璃奈ちゃんはその人と付き合いたいってことなのね?」

璃奈「・・・うん…♪私にとっても優しくしてくれて…励ましてくれて…いつも笑顔で接してくれて…すっごく好き…だから」

果林「璃奈ちゃん?ちょ、ちょっと良いかしら?」

7: 2019/07/28(日) 19:14:18.19 ID:ljRfpAo3
璃奈「なに?」 璃奈ちゃんボード『?』

果林「…璃奈ちゃんの好きな娘って…同好会のメンバー?」

璃奈「…うん。」

果林「や、やっぱりそうなのね…///」

璃奈「果林さん分かってたの?すごい…」

果林「ま、まあ?お姉さんくらい経験豊富だとなんとなく分かっちゃうのよ♪」

璃奈「・・・・わ、私…」

果林 (こ、これ…本当に告白されちゃう…!?だ、だめよ果林…///でも…璃奈ちゃんの真剣な気持ちを弄ぶわけには…///)

8: 2019/07/28(日) 19:15:16.96 ID:ljRfpAo3
璃奈「私…愛さんのことが…好きなの」璃奈ちゃんボード『ホッコリ』

果林「…えっ?」

璃奈「愛さん…こんな私でも優しくしてくれて…それで褒めてくれて…愛さんの方がすごいのに私のこと…すごいって…//」

果林「そ、そうなの~♪やっぱり愛だったのね♪お姉さんもそうじゃないかな~なんて思ってたわ♡」

璃奈「・・・果林さんもすごい…流石は経験豊富♪」

果林「ふふっ♪ありがとう♪」 (あ、危なかったわ…私ったら危うくとんでもない勘違いで色々まずいことになりそうだったわ…)

9: 2019/07/28(日) 19:15:37.03 ID:ljRfpAo3
果林「そ、それで…璃奈ちゃんは愛に告白しないの?」

璃奈「こ、告白!」 璃奈ちゃんボード『ビックリ』

果林「あら?だって璃奈ちゃんは愛のことが好きなんでしょ?」

璃奈「か、果林さん…声大きい…!」

果林「ご、ごめんなさい…ちょっとテンションが上がっちゃって…それで…そのままでいてもきっと愛は気がつかないと思うのよ…あの娘誰とでもフレンドリーだし…ね?」

璃奈「愛さん…天然で人たらしなところがあるから確かにそうかも」

10: 2019/07/28(日) 19:16:05.40 ID:ljRfpAo3
果林「それに愛とユニットを組んで気づいたんだけど…あの娘女の子からの人気も凄いのよね~♪側にいるからってのんびりしてたら…」

璃奈「してたら…?」

___
_____

愛「ふぅ~今日のライブも楽しかった~♪」

ファン「あ、あの!」

愛「あれ?確か…最近よくアタシのライブ来てくれてる娘…だよね?」

ファン「は、はい!私…宮下愛ちゃんの大ファンで……」

愛「愛さんに会いに来てくれたってわけだね♪ありがと~♪」

11: 2019/07/28(日) 19:16:23.22 ID:ljRfpAo3
ファン「そ、それで!私…その…」

愛「ん~?どしたの~?

ファン「愛ちゃんのことが好きなんです!もし!スクールアイドルを卒業したら…!お付き合いしてもらえないでしょうか!!!」

___
_____

果林「な~んてことになっちゃうかもしれないわよ…♪」

璃奈「で、でも…それで愛さんがOKするとは限らないの」

12: 2019/07/28(日) 19:17:01.46 ID:ljRfpAo3
果林「それはそうなんだけど…でもそれが何度も続いていつしか愛が快諾しちゃう可能性はあるでしょ?」

璃奈「うぅ…それは…そうかも…」

果林「そうならないためには璃奈ちゃんが一番最初に告白しちゃえば良いのよ♪」

璃奈「でも…私果林さんみたいに綺麗じゃない」

果林「りーなちゃん♪」ギュッ

璃奈ちゃんボード『⁉』

果林「璃奈ちゃんには璃奈ちゃんの…わたしには私の良さがあるんだから…比べる必要なんてないのよ…♪」ナデナデ

璃奈 (・・・果林さんの腕の中…とっても安心する…お母さんみたい…)

13: 2019/07/28(日) 19:18:04.22 ID:ljRfpAo3
果林「璃奈ちゃんはとっても美肌だし…♪ちっちゃくてとっても可愛いわよ♪ね…?お姉さんの言葉…ちょっとだけ信じてみない?」

璃奈「・・うん、私、愛さんに好きになってもらえるよう頑張る!」
璃奈ちゃんボード『キラリーン』

果林「ふふっ♪璃奈ちゃん?それは違うわよ?」

璃奈「?」

果林「璃奈ちゃんは愛に気持ちを伝えるだけで良いのよ♪」

璃奈「どうして?」

果林「璃奈ちゃんはこれまで愛とたくさん一緒にいたでしょ?だから璃奈ちゃんは想いを伝えるだけであとは愛が判断してくれるわ♡」

果林「もしね?璃奈ちゃんが好きになってもらえるよう頑張りすぎて…いつもと違う璃奈ちゃんだったら…愛もきっと困惑すると思うし…いつか璃奈ちゃんも辛くなっちゃうわ」

14: 2019/07/28(日) 19:18:28.55 ID:ljRfpAo3
璃奈「果林さん…」

果林「ふふっ♪湿っぽいのはおしまい♪それじゃあ♪今日の練習が休みなことを利用して愛に告白しましょう♪」

璃奈「きょ、今日!?・・・果林さん…いきなりすぎる…」

果林「大丈夫よ♪こういう時はとにかく後回しにしないことが大事よ♪それに…」

璃奈「?」

果林「もう愛に放課後部室に来るように言っちゃったから♪」

璃奈「か、果林さん…酷い」

15: 2019/07/28(日) 19:18:58.93 ID:ljRfpAo3
果林「ふふっ♪善は急げって言うでしょ?」

璃奈「それはそうだけど…」

果林「大丈夫よ♪もし振られちゃっても…お姉さんの胸…貸してあげるわ♡」

果林「・・・もっともきっと上手くいくって信じてるわ♪」

璃奈「果林さん…ありがとう♪」璃奈ちゃんボード『ニッコリ』

キーンコーンカーンコーン

果林「あら…ちょっと長く話しすぎちゃったわね…それじゃあ璃奈ちゃん♪いい報告が聞けること楽しみにしてるわ♡」ダッ

18: 2019/07/28(日) 19:20:00.42 ID:ljRfpAo3
___
_____
授業中

璃奈「なんて果林さん言ってたけど…私、大丈夫かな?」

璃奈 (愛さんに嫌われちゃったら…私…) 璃奈ちゃんボード『シクシク』

璃奈 (でも…もし受け入れてもらえたら……)璃奈ちゃんボード『ニッコリ』

テンノージーボードガウルサイゾー

璃奈「ご、ごめんなさい…」璃奈ちゃんボード『ペコリ』

璃奈「・・・全然集中できなかったの」

19: 2019/07/28(日) 19:20:20.83 ID:ljRfpAo3
部室前
コンコン

璃奈「誰かいる?」

シーン

璃奈「誰もいない、良かった…」

ピロン

璃奈「あっ、果林さんから…」

果林:もうちょっとで愛が部室に着くはずだから頑張って♪

璃奈:ありがとう。頑張る。

20: 2019/07/28(日) 19:20:53.47 ID:ljRfpAo3
バーン

璃奈「!!!!?」

愛「やっほ~かり~ん♪用事ってなに~?!ってあれ?りなりーじゃん♪」

璃奈「あ、愛さん…こんにちは」

愛「なになに~?部室に何か用事あった?」

璃奈「えっと…ちょっと璃奈ちゃんボードのストックが切れてたから取りにきたの」

愛「なるほど♪愛さんは果林に用事があるって呼ばれたんだけど…まだだったか~あっ!そうそう新しい味のキャンディー買ったんだけど食べる~?」

21: 2019/07/28(日) 19:21:22.17 ID:ljRfpAo3
璃奈「ありがとう」璃奈ちゃんボード『キラキラ』

璃奈ちゃんボード『ペロペロ』

愛 (ふふ♪りなりーってやっぱりかわいいな~♪)

愛「それにしても…果林ってば遅いな~もしかして学校内でも迷子になっちゃったりして♪」

璃奈「あ、あのね。愛さん。」

愛「ん?どしたのりなりー?」

璃奈「・・・・相談したいことがあって」

愛「愛さんで良ければもちろん聞くよ♪果林が来るまでで良かったらいってみて?」

22: 2019/07/28(日) 19:21:52.51 ID:ljRfpAo3
璃奈「・・その……好きな人ができたの」

愛「………おお!!りなりーとまさかの恋バナなんて!愛さんこれは予想外だったよ~それでそれで!?どんな人なの?」

璃奈「うん…私にとっても優しくて、褒めてくれて、助けてくれて…いつも笑いかけてくれるステキな人」

愛「ほうほう♪りなりーのことを日頃から気にかけてくれてるわけだ♪」

璃奈「うん、それで私…その人に告白したくて、どうしたら良いかな?」

愛「ん~~~りなりー可愛いしきっと大丈夫と思うんだけど…あたしだったら正直にズバッと言っちゃうかな?」

璃奈「どんな風に?」

23: 2019/07/28(日) 19:22:26.70 ID:ljRfpAo3
愛「えぇ!?……あ、あなたのことが好きです!付き合ってください…///とか///」

愛「あ~ダメダメ///なんで愛さんが恥ずかしくなってるんだろ…///ねぇねぇ!?りなりーが好きなのって~」

璃奈「愛さん」

愛「果林とか…ん??どしたのりなりー」

璃奈「1回しか言わない…私の思い聞いてほしい…私、愛さんのことがとっても好きです!…わ、私と付き合ってください…!」

愛「ええ………ええ!!!?」

愛「り、りなりーが好きなのって愛さん///!?」ドキドキ

24: 2019/07/28(日) 19:22:57.56 ID:ljRfpAo3
璃奈「うん…そうだよ?」

愛「び、びっくりしたー…これ…ラジオのドッキリとかじゃないよね?」

璃奈「…これ私の素直な気持ち、愛さん…答えを聞かせてほしいの」

愛「えっとね…?愛さん正直りなりーのこと気にかけてたか分からなかったし…りなりーのことは歳の離れた妹みたいだな~♪って思ってたよ?」

璃奈ちゃんボード『ウルウル』

愛「で、でもさっき好きな人がいるって聞いてさ?ちょっと胸の中が寂しくなっちゃった…りなりーがアタシから離れちゃうんだ…ってさ~」

愛「だからさ?アタシもきっと…りなりーのことが好きなんだって思う……だから…」

25: 2019/07/28(日) 19:23:30.17 ID:ljRfpAo3
スッ…

璃奈「愛さん?ボードに手を伸ばして…どうしたの?」

チュッ

璃奈「~~~!!!!!!?」

愛「えへへ♪これが答えだよりなりー♪これから愛さんのことたっぷり愛してね♪愛だけに///」

璃奈「・・・ボードどかしてチューするなんて愛さんやっぱりすごい…///」

愛「あはは…///レモンの味…したね…♪」

26: 2019/07/28(日) 19:24:26.15 ID:ljRfpAo3
璃奈「……もう一回…」

愛「へ?」

璃奈「もう一回してほしい…♪ダメ…?」

愛「~~///もうりなりーの欲しがりさんめ~♡それじゃあもう一回…」

璃奈 (…愛さんの唇…柔らかい…♡)

愛 (りなりーの唇…プニプニしてそうだな~とは思ったけど…///ってなんか長くない…!!?)

ガチャ

歩夢「こんにちは~♪なーんて…あれ?愛ちゃんに璃奈ちゃん♪どうしたのそんなところで?」

27: 2019/07/28(日) 19:25:08.71 ID:ljRfpAo3
愛「あ、歩夢!!!?どしたの~?!」

璃奈「…愛さんにギャルメイクしてもらってたの♪」

歩夢「あっ…えっとね?傘をここに置きっぱなしにしてたな~って思って取りに来たんだ♪本当!?見せてもらって良い?」

愛「ごめ~ん歩夢!!今りなりーの顔アタシの手が滑ったせいで変な感じにしちゃってさ~もう真っ赤で…」

歩夢「そうなんだ…愛ちゃんにしては珍しいね?あっ、私の傘あった♪良かったぁ…それじゃあ2人ともまたね~♪」

璃奈「歩夢さんバイバイ♪」

28: 2019/07/28(日) 19:25:32.39 ID:ljRfpAo3
パタン

愛「あ~……ビックリした~」

璃奈「・・・それじゃあ愛さん…帰ろ?」

愛「そ、そうだねりなりー♪それじゃあまた今度愛さんとデートしよっか♡」

璃奈「うん…♡」 璃奈ちゃんボード『♡』

愛「それとさ…」

璃奈ちゃんボード『?』

愛「キス待ち顔のりなりーの顔…すっごく可愛かったよ…♡愛さんと2人だけの秘密だぞ~♪」

29: 2019/07/28(日) 19:26:22.22 ID:ljRfpAo3
璃奈「///」

愛「ふふ~ん♪それじゃ帰ろっか♪」

璃奈「あ、愛さん…///」

ギュッ

璃奈「歩夢さんに気づかれないようにチューするの…とっても恥ずかしかった……でも…すごく気持ち良かった…♪またしよ?ボードの裏で…///」

愛「////」 (・・・可愛い妹みたいって思ってたけど…りなりー積極的すぎでしょ///)

璃奈 (愛さんと次にキスできるの…楽しみ♪)

終わり あいりなも良いよね…

30: 2019/07/28(日) 19:33:27.28 ID:IZPhglla
超絶乙
これからも、あいりな書いてくれ

32: 2019/07/28(日) 21:32:23.81 ID:M+s0Kyi+
またひとつ素敵なカプを知った

33: 2019/07/28(日) 22:09:34.56 ID:xCPmzpg/
乙最高

34: 2019/07/28(日) 22:43:23.87 ID:Gbjv9sYV
また新しい扉が開いた
乙たこ

35: 2019/07/28(日) 23:33:35.48 ID:PLj7fVSR
催眠術しずかすの人か
おつおつです

36: 2019/07/29(月) 02:30:27.54 ID:zCzEez1t
虹有能な人ばかりやないか

39: 2019/07/29(月) 12:38:27.03 ID:rCafvtCn
あいりなは良いぞ!

46: 2019/07/30(火) 21:23:24.12 ID:nUhO3kC4
乙です、良いあいりなだった
ぽむせつも楽しみに待ってる

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1564308667/

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