【SS】穂乃果「ふひ、ふひひ...」

ほのか SS


1: 2015/09/27(日) 19:34:22.09 ID:etIG3NxP.net
2年クラス

生徒A「見て、また高坂さん一人で笑ってる...」

生徒B「うぇぇ、不気味...」

穂乃果「......」

穂乃果(ふん...)


生徒C「キャー!すごーい!」

穂乃果(ん?)チラッ

ことり「そんなことないよ~」

生徒D「いや凄いよ!可愛い服~!」

ことり「そ、そうかな?えへへ...」

穂乃果(...ふん)


生徒E「園田さーん!ここの問題教えてくれない?」

穂乃果(......)チラッ

海未「良いですよ。ここの問題は...」

生徒E「ふむふむ、なるほど!すごい分かりやすい!」

生徒F「園田さんの教え方は上手いな~」

海未「いえ、そんなことないですよ」

穂乃果(......)

4: 2015/09/27(日) 19:41:34.01 ID:etIG3NxP.net
昼休み

穂乃果「......」

生徒G「あれ?高坂さんは寝てるの?」

生徒H「そんなわけないわよー。どうせ寝た振りをしてるだけよ」

生徒G「ぷっ、そっかぁ」

穂乃果(...ちっ)


生徒C「南さん、一緒にお昼食べよ?」

ことり「うん、良いよ~」

生徒D「今日のお昼は何かな~っと」

穂乃果(.....)


生徒E「園田さんは私達と食べよーよ!」

生徒F「賛成!」

海未「ふふっ、分かりました」

穂乃果(...お腹すいた)


穂乃果(屋上で食べよ...)ムクッ

生徒G「あ、起きた」

生徒H「だから寝た振りだってば~」

アハハハハハハハハ!

穂乃果(...ふん)

9: 2015/09/27(日) 19:46:29.15 ID:etIG3NxP.net
廊下

穂乃果(何さ何さ、皆して穂乃果を馬鹿にして...)

穂乃果(明日、皆転校しないかな~)

穂乃果(.....)

~♪~~♪

穂乃果「ん?」

穂乃果(これは、音楽室から?誰かピアノを弾いてるのかな...)

~♪

穂乃果(良い音色...ちょっとだけ覗いていこう)

11: 2015/09/27(日) 19:51:34.90 ID:etIG3NxP.net
音楽室前

~♪

穂乃果(.....)ヒョイッ

真姫「愛してるばんざーい♪」

~~♪

穂乃果(綺麗な声...それに、綺麗な顔...)

穂乃果(一人で居るのに絵になってる...)

穂乃果(穂乃果が一人で居たらきっと笑われるのに...容姿って大事だよね...)

穂乃果(む、なんかイライラしてきた...)

真姫「っ!?」

穂乃果(やばっ!?気付かれた!?」

真姫「ちょっと!」

穂乃果(...っ!逃げよう!」タタッ

12: 2015/09/27(日) 19:58:53.62 ID:etIG3NxP.net
屋上前

穂乃果「はっ!はっ!はっ...」

穂乃果「はぁ...はぁ...ふぅー」

穂乃果(気付かれちゃった...)

穂乃果(うぅ///なんか恥ずかしい...)

穂乃果(今度から気を付けないと...)

ぐぅー

穂乃果(...パン食べよ)

ガチャ

花陽「っ!?」ビクッ

穂乃果(うわ!?先客!)

花陽「ぁ...あ...」

穂乃果(うぅー、最悪だよ...どこで食べよう...)

花陽「あ、あのっ!ごめんなさい!」タタッ

穂乃果「うわわ!?」コケッ

花陽「あっ!ごめんなさい!」タッタッ!

穂乃果(き、急にこっちに走ってきたからビックリした...)

穂乃果(ちょうど食べ終わったところだったのかな...)

14: 2015/09/27(日) 20:07:55.73 ID:etIG3NxP.net
授業中

先生「じゃあ、ここを...高坂!」

穂乃果「」ビクッ

生徒G「ぷっ」

先生「高坂?早く答え 」

穂乃果「ひ、ひゃい!」ガタッ

生徒H「噛んでるしw」

穂乃果「あと、えと、え、x=25...?」

先生「はぁ、高坂...ここは基礎中の基礎だぞ!ここが分からなくてどうする!」

穂乃果「す、すいません!」

生徒G「アッハハハ!これが分からないなんて頭悪すぎ!」

生徒H「頭の中も饅頭なんじゃない?」

穂乃果「ぁ...」

先生「こら!止めないか!...高坂は座って良いぞ」

穂乃果「はい...」

穂乃果(くそ!くそ!くそ!みんなみんな転校しちゃえ!)

海未「......」

ことり「......」

18: 2015/09/27(日) 20:15:08.74 ID:etIG3NxP.net
放課後

穂乃果(やっと終わった...これで帰れる...)

生徒G「ねぇー?高坂さーん」

穂乃果「っ!?」ビクッ

生徒H「そんなにビックリしなくても良いじゃないw」

穂乃果「な、何かな?」

生徒G「いやー、私たちさー、これから用事があるんだよね~」

穂乃果「そ、そうなんだ...」

生徒H「言いたい事、分かるよね?」

穂乃果「......」

生徒G「言わないと分からないかな~?」

生徒H「掃除当番、替われよ」

穂乃果「ぁ...」

生徒G「じゃ、そういうことで~」

生徒H「バッハハーイ」

スタスタ...

穂乃果(あの子たち転校しろ!転校してくだい!)

ことり「海未ちゃーん、帰ろー」

海未「えぇ、帰りましょう」

穂乃果「......」チラッ

ことうみ「......」

25: 2015/09/27(日) 20:36:05.73 ID:etIG3NxP.net
廊下

穂乃果(はぁ...やっと終わった...)

穂乃果(うぅ、もう暗くなっちゃう...)

穂乃果(...海未ちゃんとことりちゃん、帰り際にチラッと穂乃果の方見てたな...)

穂乃果(手伝ってくれるかと思ったのに...)

穂乃果(もう、穂乃果の事、嫌いになっちゃったのかな...)

ガチャ

穂乃果「あいたぁ!?」ドンッ

穂乃果「あいててて...」

にこ「おわっと、ごめん、大丈夫?」

穂乃果(ちっ、大丈夫じゃないよ...って)

穂乃果(げげ!?三年生!?)

にこ「ちょっと、本当に大丈夫?」

穂乃果「だ、大丈夫です!何も問題はありません!」

にこ「うおっ!ビックリした...」

穂乃果「あ、ごめんなさい...」

にこ「良いわよ。にこが悪かったし」

にこ「本当に大丈夫なのね?」

穂乃果「あ、はい」

にこ「そう」

27: 2015/09/27(日) 20:41:58.07 ID:etIG3NxP.net
チラッ

穂乃果(アイドル...研究部...?)

にこ「なに?部室がどうかした?」

穂乃果「あ、いえ、どうもしてません」

にこ「ふーん。じゃ、にこは帰るわね」

穂乃果「あ、はい。さようなら」

スタスタ...

穂乃果(アイドル研究部、確か...スクールアイドルを目指してたけど、部員が辞めたってことりちゃんから聞いたことあったっけ...)

穂乃果(ってことは、あの先輩は残ったアイドル研究部員なのかな?)

キーンコーンカーンコーン

穂乃果「っとと、早く帰らないと」

29: 2015/09/27(日) 20:48:22.02 ID:etIG3NxP.net
玄関

穂乃果(あれ?あそこにいるのは...)

絵里「貴女、もうとっくに下校時間は過ぎてるのだけれど?」

花陽「ご、ごめんなさい!」ペコリ

穂乃果(うわ...生徒会長さんだ...)

穂乃果(怒られてるのは...屋上で会ったあの子かな...)

穂乃果(とにかく、バレないように抜き足、忍び足...)スゥ

ワシワシ!

穂乃果「ひゃあ!?」

希「こんな時間まで残ってる悪い子ちゃんは誰かな~」

ワーシワシワシ!

穂乃果「ひゃあぁぁぁぁぁぁ!」


絵里「...ったく」

花陽「あわわ...」

30: 2015/09/27(日) 20:53:59.45 ID:etIG3NxP.net
絵里「希!」

希「なに~?」

ワシワシ

穂乃果「うぇぇぇぇぇん!」

絵里「一先ず、ワシワシを止めなさい」

希「はーい」ピタッ

穂乃果「あふぅ...や、やっと...解放された...」ヘタリ

花陽(あれ?あの人は...)

絵里「えっと、大丈夫?」

穂乃果「は、はひ...な、なんとか...」

絵里「じゃあ、貴女も早く帰りなさい」

希「そうそう!じゃないと、またワシワシするよ~?」

穂乃果「ひっ!?か、帰ります!」

絵里「そこの貴女もね」

花陽「は、はい!」

希「気を付けてな~」

31: 2015/09/27(日) 20:59:46.64 ID:etIG3NxP.net


穂乃果「......」スタスタ

花陽「......」トテトテ


穂乃果(き、気まずい...!」

穂乃果(うぅ、帰り道が一緒だなんて...)チラッ

花陽「.....」

穂乃果(ど、どうしよう...)

かよちーん!

穂乃果(ん?)

花陽「あ、凛ちゃん...」

凛「やっと追い付いたよ~。なんで待っててくれなかったの?」

花陽「え、えっとね?それは...」

陸上部員A「おぉーい!星空さーん!」

凛「あ!Aちゃん!」

花陽「...!」ビクッ

穂乃果(穂乃果は今、空気です)

32: 2015/09/27(日) 21:05:10.75 ID:etIG3NxP.net
陸上部員A「星空さん!陸上部の皆と帰ろうよ!」

凛「うん!かよちんも行こ!」

花陽「い、いいよ!」

凛「えぇ~、なんでなの~?」

花陽「それは...」

穂乃果「かよちん!早く帰ろ!」

りんぱなA「え?」

穂乃果「ごめんね?星空さん。かよちんは私と帰る約束してたんだ」

凛「えぇ!?かよちんは凛と帰るんだよ!」

陸上部員A「ほ、星空さん!上級生だよ...」ヒソヒソ

凛「う...」

花陽「そ、そうなの!だからごめんね?」

凛「...分かった!また今度帰ろうね!」

陸上部員A「それじゃあ...」

タタッ......

36: 2015/09/27(日) 21:10:58.95 ID:etIG3NxP.net
穂乃果「ふぅ...」

花陽「あ、あの!ありがとうございました!」

穂乃果「別に良いよー」

穂乃果(穂乃果も居心地悪かったし。それに...」

穂乃果「友達の友達の輪に入るのはキツいしね...」

花陽「わ、分かりますか!」ズイッ

穂乃果「おっとと...」

花陽「あ、ごめんなさい...」

穂乃果「だ、大丈夫だよ」

花陽「あ、私、小泉花陽って言います!一年生です!」

穂乃果「花陽ちゃんだね。私は高坂穂乃果、穂乃果って呼んでよ。ちなみに二年生だよ」

花陽「穂乃果先輩ですねっ」

39: 2015/09/27(日) 21:20:47.97 ID:etIG3NxP.net
穂乃果「それで、さっきの子だけど...」

花陽「凛ちゃんですね。昔から花陽の事を助けてくれる大事な大事な友達なんです」

花陽「多分、さっきのも花陽の事を思ってしてくれたんだと思います」

穂乃果「陸上部員達と帰ること?」

花陽「はい。その、花陽は友達を作るのが苦手で...」

穂乃果「なるほど。凛ちゃんは花陽ちゃんの友達を増やそうとしたんだね」

花陽「は、はい。でも、花陽は人見知りでもあるので...」

穂乃果「確かに、いきなり大勢の輪に入るのはキツいよね」

花陽「そうなんです...」

穂乃果「あれ?もしかしてだけど、凛ちゃんとは幼馴染みなの?」

花陽「はい!小さい頃からいつも一緒です!」

41: 2015/09/27(日) 21:25:25.89 ID:etIG3NxP.net
花陽「ですが最近、凛ちゃんと距離が出来てきてるような気がして...」

穂乃果「...!」

花陽「このままじゃ...」

穂乃果「それなら穂乃果に任せてよ!」

花陽「え?」

穂乃果「穂乃果が何とかしてあげるよ!」

花陽「ほ、本当ですか!?」

穂乃果「うん!」

花陽「あ、ありがとうございます!」

穂乃果「いやいやー」

穂乃果「...幼馴染みを失うのは辛いしね」ボソッ

花陽「ん?何か言いました?」

穂乃果「ううん!何でもない!」

43: 2015/09/27(日) 21:28:58.33 ID:etIG3NxP.net
花陽「あ、ここでお別れです」

穂乃果「それじゃあ、また明日ね!」

花陽「はい!」

穂乃果「明日は昼休みに屋上だからね!」

花陽「分かりました!」

穂乃果「じゃあ、バイバーイ!」

花陽「はい!さようなら!」

44: 2015/09/27(日) 21:34:27.74 ID:etIG3NxP.net
次の日

ホームルーム

先生「えー、今日は残念なお知らせがある」

ザワザワ

先生「生徒Gと生徒Hが転校することになった」

エェー!

穂乃果「...!」

先生「なんでも、この学校に来たくないそうだ」

先生「先生も家まで行ったんだが...」

先生「その、なんだ、凄く怯えていてな」

先生「泣きながら学校に行きたくないと言われてな...」

先生「ま、そんなわけであいつらは転校する」

ナニガアッタンダロー

穂乃果(イエス!イエス!イエス!やった!願いが通じたんだ!)

穂乃果(ふん!穂乃果の事を虐めるからだよ!...でも)

穂乃果(凄く怯えていたんだ...ちょっと可哀想...)

47: 2015/09/27(日) 21:39:48.95 ID:etIG3NxP.net
昼休み

屋上

穂乃果(花陽ちゃんいるかな?)ガチャ

花陽「あ!穂乃果先輩!」

穂乃果「花陽ちゃん!」

花陽「来てくれたんですね!」

穂乃果「当たり前だよ!」

花陽「ありがとうございます!もしかしたら来ないかもって思ってしまいました...」

穂乃果「そんなわけないよ!花陽ちゃんを助けるって約束したんだしね!」

花陽「こ、穂乃果先輩...」ジーン

ぐぅー

穂乃果「あ...」

花陽「ふふっ、一先ず、お昼を食べましょうか?」

穂乃果「そ、そうだね...」

穂乃果(くぅ、後輩の前でカッコ悪いとこ見せちゃった...)

50: 2015/09/27(日) 21:43:55.18 ID:Qwjz7MSt.net
花陽「穂乃果先輩はパンなんですね」

穂乃果「うん!パン好きなんだぁ~。花陽ちゃんはお弁当と...その大きな包みはなんなの?」

花陽「これは...おにぎりです!」ジャーン

穂乃果「うわわ!?おっきい!」

花陽「えへへ、おにぎり大好きなんですっ」

穂乃果「た、食べきれるの?」

花陽「ペ口りです!」

穂乃果「す、凄い...」

51: 2015/09/27(日) 21:48:41.76 ID:Qwjz7MSt.net
一年クラス

凛「」キョロキョロ

陸上部員A「星空さん?キョロキョロしてどうしたの?」

凛「えっと、かよちん知らない?」

陸上部員A「小泉さん?小泉さんなら何だか嬉しそうに『屋上♪屋上♪』って言いながら出ていったけど」

凛「それ本当!?」ズイッ

陸上部員A「う、うん...」

凛「ちょっと凛行ってくる!」ダダッ


陸上部員A「行っちゃった...」

52: 2015/09/27(日) 21:54:57.41 ID:Qwjz7MSt.net
屋上

穂乃果「花陽ちゃんのお弁当、美味しそう...」ジュルリ

花陽「良かったら食べます?」

穂乃果「え!?良いの?」

花陽「勿論です!」

穂乃果「ありがとう!えっとねー、じゃあ...」

穂乃果「この玉子焼きが食べたい!」

花陽「玉子焼きですね...はいっ」

穂乃果「うぇ!?も、もしかして...あ、あーんなの?」

花陽「ハッ!ご、ごめんなさい!いつも凛ちゃんにはあーんしてましたのでつい...」

穂乃果「そ、そうなんだ」

花陽「い、嫌でしたよね...」

穂乃果「そんなことないよ。良かったらあーんしてくれるかな?」

花陽「わ、分かりました!」

53: 2015/09/27(日) 21:57:33.85 ID:Qwjz7MSt.net
屋上前

ヨカッタラタベマス?

凛「かよちんの声だ...」

エ!?イイノ?

凛「これは...昨日の...」

アーンシテクレルカナ?

凛「!?」

ワ,ワカリマシタ!

凛「?!?!」

57: 2015/09/27(日) 22:02:36.10 ID:Qwjz7MSt.net
屋上

花陽「はい、あーん」

穂乃果「あ、あーん」

凛「だめーーーー!!!」ガチャ!

ほのぱな「っ!?」ビクッ

凛「だめにゃだめにゃ!かよちんのあーんは凛だけのものにゃ!」

花陽「り、凛ちゃん!?」

凛「ふしゃー!!」

花陽「ご、ごめんね?凛ちゃん!」

凛「うぅ、もしかしてかよちんは凛の事嫌いなの?」

花陽「そ、そんなことないよ!」

凛「そんなことある!だって最近、一緒に帰ってくれないにゃ!昨日だって!」

花陽「あ、あれは!」

凛「やっぱりかよちんは凛の事嫌いなんだにゃ!」


穂乃果「それは違うよ!」

59: 2015/09/27(日) 22:11:24.03 ID:Qwjz7MSt.net
凛「部外者は黙ってるにゃ!」

穂乃果「部外者じゃないよ!穂乃果は花陽ちゃんから、凛ちゃんの事で相談されてたんだから!」

凛「っ!そんなの嘘にゃ!」

穂乃果「嘘じゃない!」

穂乃果「...ねぇ、凛ちゃん?落ち着いて聞いてくれるかな?」

花陽「花陽からもお願い...」

凛「......」

穂乃果「あのね、凛ちゃんは花陽ちゃんに無理をさせてないかな?」

凛「無理?」

穂乃果「うん。例えばね、無理矢理友達を増やそうとか」

凛「っ!それは!」

穂乃果「それは?」

凛「かよちんは引っ込み思案だから、凛が場を作ってあげないと、友達が出来ないから...」

穂乃果「うんうん」

凛「かよちんに沢山友達が出来たら
もし、凛が学校を休んじゃっても一人ぼっちにならないと思って...」

花陽「凛ちゃん...」

61: 2015/09/27(日) 22:20:24.20 ID:Qwjz7MSt.net
穂乃果「凛ちゃん、花陽ちゃんはそんなに弱くないよ?」

凛「え?」

穂乃果「それにさ、友達って、自然となるもんじゃない?」

凛「あ...」

穂乃果「誰かにならされるもんじゃなくて、自分から話して、遊んで、触れあっていく内に友達になるんだよ」

凛「......」

穂乃果「無理矢理友達にならされたって、楽しくないよ」

凛「う...」

穂乃果「もちろん、凛ちゃんがそんなつもりじゃなかったのは分かるけどねっ」

花陽「穂乃果先輩...」

63: 2015/09/27(日) 22:24:34.66 ID:Qwjz7MSt.net
凛「凛は...かよちんに悪い事を...」

花陽「良いんだよ、凛ちゃん」ギュッ

凛「か、かよちん?」

花陽「凛ちゃんが花陽の事を思ってくれたのは痛いほど伝わったから」

花陽「ありがとう。凛ちゃん」

凛「か、かよちーん!」ギュッ

穂乃果「これにて一件落着、かな?」

穂乃果(だいぶ運に助けられた部分もあるけど...)

67: 2015/09/27(日) 22:29:47.21 ID:Qwjz7MSt.net
花陽「穂乃果先輩!本当にありがとうございました!」ペコリ

凛「えと、ありがとうございました!」ペコリ

穂乃果「ううん、たいしたことはしてないよ」

花陽「いえ!穂乃果先輩は恩人です!」

穂乃果「お、恩人?」

凛「とにかく恩人にゃ!」

穂乃果「あ、はは...」

穂乃果(まぁ、感謝されて悪い気はしない、かな?)ニヘラ

花陽「何かお礼します!」

穂乃果「うぇ!?そ、そんなのいらないよ!」

凛「それじゃあ、凛たちの気がすまないにゃ!」

花陽「さぁ!」ズイッ

凛「さぁさぁ!」ズズイッ

穂乃果「う...」

69: 2015/09/27(日) 22:37:02.84 ID:Qwjz7MSt.net
放課後

穂乃果「ふひ、ふひひ...」ニヘラ

生徒A「見て、また高坂さん笑ってるよ...」

生徒B「顔がニヤニヤしてる時ののび太みたいになってる...」

穂乃果「ふひひひひひひひひ...」

生徒AB「ひっ!?」

穂乃果「ほーほほほほほほほ...」

生徒I「おい!高坂!」

穂乃果「ひひっ、なぁに~?」

生徒J「ファッ!?なんやこいつ...」

生徒I「きょ、今日の掃除当番はお前だろ?」

穂乃果「あ、そうだったね~」ニヘヘ

生徒J「ヒエッ...」

生徒I「わ、忘れるなよ...」

穂乃果「はいさ~」

71: 2015/09/27(日) 22:41:04.35 ID:Qwjz7MSt.net
穂乃果(ふひひ、花陽ちゃんの玉子焼き、美味しかったなぁ...)ハワキハワキ

穂乃果(あーんしてもらって...)ニヤニヤ

穂乃果(凛ちゃんからもあーんしてもらったなぁ...)ニヘッ

穂乃果(まるでハーレムみたいだったよ)ニヘェ


穂乃果「ふひ、ふひひ...」ニヘラ

生徒K「こ、怖いよぉ~」

生徒L「あわわ...」

74: 2015/09/27(日) 22:47:10.82 ID:Qwjz7MSt.net
凛「穂乃果センパーイ!」

穂乃果「あ!凛ちゃん!それに花陽ちゃんも!」

花陽「一緒に帰りませんか?」

穂乃果「うん!今、丁度掃除が終わったところなんだ!」

凛「それじゃあ、帰るにゃ!」

穂乃果「おー!」





生徒K「ね、ねぇ」

生徒L「今の...」

生徒K「な、何だか一年の頃の穂乃果ちゃんみたいだったよね?」

生徒L「うん...」

ことうみ「......」

75: 2015/09/27(日) 22:51:35.99 ID:Qwjz7MSt.net
廊下

凛「でね?その時のかよちんが...」

花陽「り、凛ちゃん!その話はやめてよ~!」

穂乃果「それでそれで?」

ガチャ

穂乃果「あいたぁ!?」ドン!

凛「ほ、穂乃果先輩!?」

花陽「ど、ドアに勢いよくぶつかりましたけど大丈夫ですか!?」

にこ「あっと、ごめん...ってあんたか」

穂乃果「あ!昨日の...」

にこ「怪我はない?」

穂乃果「は、はい!」

にこ「そ、なら良かっt」

花陽「あーーーーーー!!!」

76: 2015/09/27(日) 22:58:32.95 ID:Qwjz7MSt.net
花陽「こ、これは...!」

穂乃果「は、花陽ちゃん?」

花陽「あ、アイドルグッズが沢山です!」ダダッ

にこ「あっ!ちょっと!」

花陽「す、凄いです!お宝の山です!」ムフー!

にこ「か、勝手に入るな!」

穂乃果「え、えっと?」

凛「かよちんは重度のアイドルオタクにゃ」

穂乃果「そ、そうなんだ...」

花陽「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!??」

ほのりん「!?」

穂乃果「ど、どうしたの!?」

凛「怪我でもした!?」



花陽「これは伝説の伝説の伝説!!!伝説のアイドル伝説DVD!!!略して伝伝伝!!!」

ほのりん「ずこー!」

77: 2015/09/27(日) 23:03:41.75 ID:Qwjz7MSt.net
穂乃果「ってなに?」

花陽「知らないんですか!?」ギラッ

穂乃果「う、うん...」

花陽「伝伝伝とは伝説のアイドル伝説の....」

~~~~~~~~~~~~~~

花陽「だから伝伝伝なんです!」

穂乃果「お、終わった?」

凛「終わったにゃ...」

にこ「ふ、ふーん、あんた意外と分かるみたいね」

花陽「この凄さが分からないのは人間じゃありません!...ってうわぁ!?よくみたらあと二つもある!」

花陽「はぇ~幸せぇ~♡」パタッ

穂乃果「は、花陽ちゃん!?」

凛「余りの嬉しさに気絶したにゃ!」

にこ「さ、騒がしいわね...」

78: 2015/09/27(日) 23:09:05.55 ID:Qwjz7MSt.net
花陽「...ハッ!」

穂乃果「あ、目が覚めたみたい」

花陽「す、すいません...興奮しすぎて...」

凛「気絶したときはビックリしたにゃ...」

にこ「ほんとよ」

花陽「ご、ごめんなさい」

にこ「ま、別にいいわよ。伝伝伝を褒められて悪い気はしないし」

花陽「な、なら見せてくれたりは...」

にこ「それはだめ」

花陽「あぅ...」

凛「ケチ!」

穂乃果「凛ちゃん、上級生だよ」

79: 2015/09/27(日) 23:13:53.45 ID:Qwjz7MSt.net
ガチャ

絵里「ちょっといいかしら」

花陽「せ、生徒会長!?」

希「お邪魔するよ~」

穂乃果「げげっ!?」

希「お?昨日の悪い子ちゃんや~ん」ワキワキ

穂乃果「ひっ!?」

凛「ど、どうして生徒会が...」

にこ「......」

絵里「で?決めてくれたかしら?」

穂乃果「え?」

にこ「...ふん」

花陽「き、決めたって?」

希「んー、それはね」

絵里「このアイドル研究部の廃部よ」

ほのりんぱな「!?」

80: 2015/09/27(日) 23:21:43.57 ID:Qwjz7MSt.net
穂乃果「は、廃部って...」

絵里「言った通りよ。このアイドル研究部は廃部になるの」

凛「ど、どうして?」

希「んー、ウチらもカツカツなんよー」

絵里「貴女達も知ってるでしょうけど、ここは廃校になるの」

穂乃果「は、はい」

穂乃果(というか、穂乃果は廃校になってほしいって思ってたけど...)

絵里「私は廃校なんて嫌なの」

穂乃果「......」

花陽「それでここを廃部に?」

絵里「えぇ、いらない、価値のない部活は廃部にするべきよ」

にこ「っ....」

81: 2015/09/27(日) 23:28:28.11 ID:Qwjz7MSt.net
花陽「それは違います!」

穂乃果「は、花陽ちゃん!?」

花陽「このアイドル研究部は無価値なんかじゃないです!」

絵里「......」

花陽「わ、私はアイドルオタクなので分かるんです...ここがアイドルに対しての愛で溢れてるって!」

にこ「あんた...」

花陽「そんな場所を廃部になんて許せません!」

凛「そうにゃそうにゃ!」

絵里「貴女達...!」

穂乃果(二人とも...後輩が頑張ってるんだ...穂乃果も!)

穂乃果「生徒会長さん!」

絵里「...何かしら?」

穂乃果「ここを廃部にするのを少し待ってください!」

86: 2015/09/27(日) 23:35:54.73 ID:Qwjz7MSt.net
にこ「あ、あんた達...どうしてそこまで...まだお互いの名前も知らないのに...」

穂乃果「だって...」

穂乃果(先輩...とても辛そうだから...)

穂乃果(きっと、一人でここを守ってきたんだ...)

穂乃果(一人の辛さは穂乃果がよく知ってるから...!)

穂乃果「......」

花陽「......」

凛「むむむ......」

絵里「...っ」

希「まぁまぁ、今日はここらでええんやない?」

絵里「の、希...」

希「ほら?まだ生徒会の仕事が残ってるやん?」

絵里「...そうね」

絵里「貴女達!今日はこれで終わりよ」

絵里「でも、私はここを廃部にすることを諦めたわけじゃないから」

希「ふふっ、それじゃあ、またね」

ガチャン

115: 2015/09/28(月) 17:05:25.81 ID:h1c82BTJ.net
穂乃果(あぁぁぁぁぁ!生徒会長に楯突いちゃった!)

穂乃果(good-bye...穂乃果の青春...もうgood-byeしてたけど)

にこ「ふん、馬鹿ね、あんた達...」

凛「む!バカじゃないにゃ!」

にこ「大馬鹿よ」

花陽「花陽はアイドル馬鹿だから...」

にこ「ふ、そうみたいね」ニコッ

穂乃果「.....」

穂乃果(ま、この笑顔を見れたから良い、かな?)

116: 2015/09/28(月) 17:06:07.48 ID:h1c82BTJ.net
にこ「あんた達、遅くないから今からでも生徒会長に謝っておきなさいって...言いたいけど」

凛「謝るわけないにゃ!」

花陽「は、花陽も!あんなのは許せません!」

穂乃果「こ、ここまで来たらとことんやるよ!やるったらやる!」

にこ「確かに、あんなに勢いよく啖呵をきって、謝りにいくのは絞まらないしね」

にこ「それに、あんた達の想いを無駄にはしたくないし」

117: 2015/09/28(月) 17:07:15.34 ID:h1c82BTJ.net
穂乃果「先輩...!」

にこ「私は矢澤にこ。にこで良いわ」

穂乃果「にこ先輩ですね!あ、私は穂乃果です!高坂穂乃果、二年生です!」

花陽「小泉花陽ですっ。一年生です!」

凛「同じく一年の星空凛です!」

にこ「穂乃果に花陽に凛ね」

にこ「これからどうするかは明日考えるとして、今日は遅いから帰りなさい」

穂乃果「にこ先輩も途中まで一緒に帰りませんか?」

にこ「ちょっと一人になりたいの」

穂乃果「...分かりました」

にこ「...ありがと」

凛「じゃあ、凛達は先に帰ります」

花陽「で、では、先に失礼しますね」

ガチャン

にこ「......」



にこ「後輩にみっともないとこは見せられないわね...」

118: 2015/09/28(月) 17:08:16.33 ID:h1c82BTJ.net
帰り道

穂乃果「何だか大変な事になっちゃったね...」

花陽「で、でも!花陽は...少しワクワクしています...」

凛「凛も!」

穂乃果「あはは、穂乃果も少しワクワクしてるかな」

花陽「不思議ですよね。本当なら危機感を覚えないといけませんのに...」

凛「悪を倒す正義って感じだからかにゃ?」

穂乃果「まぁ、生徒会長達からみたら、穂乃果達が悪なんだろうけど...」

花陽「う...」

穂乃果「ま、まぁ!なんとかなるよ!にこ先輩もいるし!」

凛「それを言うなら穂乃果先輩も!」

花陽「そ、そうです!穂乃果先輩もいるから、きっと大丈夫です!」

穂乃果「そ、そうかな?」

穂乃果(ふひ、ふひひ...照れちゃうな...)

119: 2015/09/28(月) 17:08:41.99 ID:h1c82BTJ.net
穂乃果「よ、よ~し!やってやるぞー!」

穂乃果(後輩にカッコ悪いところは見せたくないし)

りんぱな「おー!」

ーーーーーー

ーーー



穂乃果「それじゃあ、気を付けてね」

花陽「はい!穂乃果先輩も気を付けて!」

凛「また明日ー!」

穂乃果「うん、また明日ー」

126: 2015/09/28(月) 18:29:15.21 ID:h1c82BTJ.net
ほむら

穂乃果「ただいまー」ガチャ

ほのママ「おかえりなさい。頼まれてたパンツ買っといたわよ」

穂乃果「ありがとー」ゴソゴソ

穂乃果「って!これじゃないよ!」

ほのママ「これじゃないって何よ?」

穂乃果「こういうパンツじゃなくて、こう...こんな感じのパンツが良いの!」

ほのママ「なら買うときについてきなさいよ」

穂乃果「う...それは...」

穂乃果(高校生にもなって、お母さんとパンツ買うなんて恥ずかしいし...)

雪穂「ていうか、見せる相手もいないのに、パンツなんて気にしなくても良いでしょー」

127: 2015/09/28(月) 18:32:08.70 ID:h1c82BTJ.net
穂乃果「な!?」

雪穂「ぷぷー、高校生にもなって彼氏も出来ないのー?」

穂乃果「そ、それぐらい!」

ほのママ「え!?いるの!?」

ほのパパ「......!?!?」

ドンガラガッシャーン!

雪穂「うわぁ!?お、お父さんしっかり!」

ほのパパ「......」ガクガクガク

ほのママ「いるの!?いないの!?どっち!?」

穂乃果「い...ないけど」

ほのパパ「.....!」キリッ

雪穂「はぁー、びっくりしたー」

ほのママ「穂乃果に彼氏はまだ早いわよー」

ほのパパ「.....」コクコク

128: 2015/09/28(月) 18:37:08.98 ID:h1c82BTJ.net
穂乃果部屋

穂乃果(ふん、何さ何さ!皆して穂乃果を馬鹿にして!)

穂乃果(穂乃果だってその気なれば、彼氏の一人や二人ぐらい...)

穂乃果(ま、前に海未ちゃんとことりちゃんが『穂乃果の体はエ エ ですねぇ』
『穂乃果ちゃんの体ってすっごくエ チだよね』って言ってたし...)

穂乃果(男の子なんて、穂乃果のえ、え え ぼでぃーでイチコロだもん!)

穂乃果(うん、出会いがないだけだよ...)

穂乃果(......)

穂乃果(え、え ちなゲームして落ち着こ...)

穂乃果(パソコンの電源を入れて...)カチッ

ウィーン

穂乃果(アマゾネスのコンビニ店頭受け取りは良いね。年齢確認されないから、え ちなゲームも買えるし)

穂乃果(ゲームを起動してっと)カチッ

テテンテ♪テテテテン♪テンテテテテーン♪

『乙姫心で恋宮殿♡』

ゲームを初めから始める

→ゲームを続きから始める

穂乃果(ぽちっと)カチッ

130: 2015/09/28(月) 18:42:19.01 ID:h1c82BTJ.net
海未『ぼ、僕がこんなの事するのは...あ、貴女だけなんですからね///』

海未君は可愛いね!

→うみみ君は可愛いね!!!

そ、そんなこと言われたら照れちゃうよ///


海未『なっ!?だから!僕はうみみじゃなくて、海未です!』

穂乃果「ふひ、ふひひ...」ニヘラ

穂乃果(この海未君はもう穂乃果の虜だね)

穂乃果(現実の海未ちゃんは虜じゃないけど...)

穂乃果(この子、名前が海未ちゃんと一緒なんだよね)

穂乃果(海未君は髪が短いけど...)

穂乃果(でも、性格とか、髪の色とか、敬語なところなんかは、海未ちゃんにそっくり...)

131: 2015/09/28(月) 18:46:16.40 ID:h1c82BTJ.net
穂乃果(そうだ!たまには違うキャラも攻略してみよっと!)

穂乃果(何だか穂乃果、一人になると頭の中での一人言が増えるなぁ...)カチカチッ

凛『いらっしゃい!ゆっくりしてってね!』

穂乃果(あれ?この子...後輩の凛ちゃんと名前が一緒だ...)

穂乃果(凛ちゃんと髪の色も、長さも、語尾も同じだし...)

穂乃果(な、何だか興奮してきた...)ハァハァ

凛『今日は何して遊ぶ?』

猫じゃらしで遊ぼうよ!

くすぐり合いしようよ!

大人な遊び...する?

→プレゼントをあげる

穂乃果(そういえば、アイテムのラーメンがあった...)

136: 2015/09/28(月) 18:51:31.29 ID:h1c82BTJ.net
凛『ラーメンくれるの!?えへへっ、ありがとう!大好きにゃ!』

テレレン♪

穂乃果(うわ、凄い喜んでくれてる...)

凛と恋人関係になりました

穂乃果「え!?」ガタッ

凛『えっとね、何かお礼するにゃ!』

じゃあ、え ちな遊びに付き合ってよ!

私と寝てくれる?

か、体を触らせて?

穂乃果(...んぐっ)

→じゃあ、え ちな遊びに付き合ってよ!

穂乃果(......)カチッ

137: 2015/09/28(月) 18:52:22.67 ID:h1c82BTJ.net
凛『ふぇぇぇ!?え、え ちな遊び!?』

凛『い、いきなりはその///』

凛『も、もっと仲良くなってから...しよ?』

穂乃果(あれ?恋人ってえ ちな事するもんじゃないの?)

凛『あ!もう閉店時間だから...ごめんね?』

穂乃果(あ、終わっちゃった)

138: 2015/09/28(月) 18:53:41.53 ID:h1c82BTJ.net
穂乃果(......)ムラムラ

穂乃果(このムラムラした気持ちをどうしてくれよう)

テーレレレン♪

穂乃果(あれ?強制イベント?)

希『お?もしかして君かな?女の子の癖にえっろい子は』

穂乃果(うぇぇ!?な、何?このキャラは...)

希『何でもワイの店の凛くんに手を出そうとしたみたいやね?』

穂乃果(う...)

希『うーん、性欲がたまりすぎて、ワイの店の店員を襲われても困るしなぁ...』

穂乃果(そういえば、このキャラ...副会長に雰囲気が似てるかも...)

希『よし!お兄さんが性欲の捌け口になってあげよう!』

穂乃果「え!?」ガタッ

ほ、本当ですか!?

→お、お願いします!

いえ、止めときます

穂乃果(も、勿論これだよ!)カチッ

139: 2015/09/28(月) 18:54:34.96 ID:h1c82BTJ.net
希『...あーあ、やっちゃったかー』

穂乃果(え?)

凛『......』

穂乃果(り、凛くん!?いつのまに...)

凛『穂乃果ちゃんは...え ちが出来れば誰でも良いんだにゃ!』

穂乃果「ち、違うよ!」

希『ま、もうワイの店にはこんといてな』

凛『...ふん』

こうして、私の恋は終わった...

gameover

穂乃果(......)

141: 2015/09/28(月) 18:56:00.68 ID:h1c82BTJ.net
コンコン

雪穂「お姉ちゃーん!ご飯ー!」

穂乃果「い、今行くよー!」

穂乃果(ご飯食べて元気出そ...)



リビング

テレビ『後悔...するぜ?』

テレビ『恋愛アプリゲーム!「かぐやの城で踊りたい!」配信中!』

雪穂「」チラッ

ほのママ「」チラッ

ほのパパ「」チラッ

穂乃果「や、やってないよ...?」

145: 2015/09/28(月) 19:02:50.49 ID:UQNjHReI.net
次の日

昼休み

花陽「穂乃果先輩?何だか疲れてるように見えますけど...」

穂乃果「ね、寝不足で...」

穂乃果(うぅ、結局え ちなシーンまでたどり着けなかったよ...。本当にエ チなゲームなのかなぁ)

にこ「寝不足はお肌の敵よ。さて、取り合えず作戦会議を始めるわよ」

凛「はいにゃ!」

にこ「何か良い案は見つかった?」

花陽「は、花陽は何も...」

穂乃果「穂乃果も...」

凛「実は凛も...」

にこ「ま、仕方ないわね」

穂乃果「にこ先輩は何か良い案が見つかりました?」

にこ「まぁ、あることはあるけど...」

148: 2015/09/28(月) 19:16:44.03 ID:UQNjHReI.net
花陽「ほ、本当ですか!?」

穂乃果「その案とは!?」

にこ「部員を増やすことよ」

凛「部員?」

にこ「えぇ。通常、部活は五人いないと駄目なの」

花陽「あれ?それじゃあ、アイドル研究部は...」

にこ「イレギュラーみたいなもんね。廃校が決まる前までは、お情けで残してくれてたのよ」

にこ「でも、廃校が決まった今、部員が一人しかいない部活に予算を割くほど、予算は無駄使い出来ない。ここは潰されて当たり前かもね」

穂乃果「部員が一人しかいないから廃部になる...」

凛「なら!部員が五人に増えれば!」

花陽「廃部は免れるかも...」

にこ「多分ね」

149: 2015/09/28(月) 19:28:19.27 ID:UQNjHReI.net
凛「す、凄いにゃ!」

穂乃果「天才みたい!」

花陽「そ、尊敬します!」

にこ「あ、あったり前よ!」


にこ「コホン、それで部員の事なんだけど」

花陽「は、花陽が入ります!いえ、入らせてください!」

にこ「え?」

穂乃果「穂乃果も入ります!」

にこ「あんた達...お情けで入らなくても良いわよ」

花陽「そんなんじゃありません!こんな素敵な部活...ここが花陽の居場所です!」ムフー!

穂乃果「穂乃果も!」

穂乃果(教室より、比べ物にならないほど居心地が良いし...)

にこ「......」

花陽「だ、駄目ですか...?」

にこ「本当は厳しい審査を通る必要があるけど」

穂乃果「う...」

にこ「あんた達は特別よ!」

花陽「!」

穂乃果「そ、それじゃあ...!」

にこ「アイドル研究部へようこそ!穂乃果!花陽!」

花陽「や、やったぁ!」ピョンピョン

穂乃果「わぁーい!わぁーい!」バンザーイ

にこ「そ、そこまで喜ばれると、こっちが照れるわね///」








凛「凛のこと忘れてないかにゃー?」

150: 2015/09/28(月) 19:36:52.63 ID:UQNjHReI.net
穂乃果「え?」

花陽「もしかして凛ちゃんも?」

凛「もちろん入るにゃ!」

穂乃果「で、でも凛ちゃんって確か...」

花陽「陸上部じゃ...」

凛「まだ仮入部だったから大丈夫だよ!」

にこ「良いのね?にこが言うのも何だけど
ここは陸上部よりも遥かにヒエラルキーとか低いけど」

凛「そんなの関係ないです!陸上部よりここの方が楽しそうだし...それに」

凛「かよちんも穂乃果先輩も入るのに、凛だけ仲間外れは嫌にゃ!」

穂乃果「凛ちゃん...」

花陽「あの、にこ先輩...」

にこ「決意は固いようね」





にこ「それじゃあ、凛!アイドル研究部へようこそ!」

凛「はいにゃ!」

153: 2015/09/28(月) 19:49:01.27 ID:UQNjHReI.net
にこ「さて、これでにこを合わせて四人ね」

穂乃果「あ、あと一人...!」

にこ「あんた達の学年の中に、入ってくれるような子はいない?」

凛「三年生はいないんですか?」

にこ「いたらここまで苦労しないわよ...」

穂乃果「た、確かに...」

花陽「一年生は...厳しいかもです...」

凛「うん、みんなもう部活決めちゃってるだろうし...」

にこ「それもそうね。穂乃果、二年生はどう?」

穂乃果「え!?」

花陽「そ、そうです!二年生がいます!」

凛「穂乃果先輩なら絶対心当たりがあるはず!」

にこ「へぇ、凄い信用されてるのね」

穂乃果「あ、あはは...」








穂乃果(どどどどど、どうしよーーー!!!)

154: 2015/09/28(月) 19:54:45.48 ID:UQNjHReI.net
穂乃果(ま、前なら海未ちゃんとことりちゃんに頼むんだけど...)

花陽「ほ、穂乃果先輩!」ズイッ

穂乃果「う......」

凛「穂乃果先輩!」ズイッ

穂乃果「うぅ.....」

にこ「どうなの!?穂乃果!」ズイッ!

穂乃果「うぅぅぅぅぅぅ!」



穂乃果「も......」




穂乃果「もちろんいるよ!」

156: 2015/09/28(月) 20:02:22.08 ID:UQNjHReI.net
花陽「やっぱり!流石穂乃果先輩です!」

凛「穂乃果先輩は頼りになるにゃー!」

にこ「にこは良い後輩をもったにこ!」

穂乃果「ほ、穂乃果にドーンと任せといてよ!」

穂乃果(あぁぁぁぁぁぁ!!??穂乃果のバカバカバカ!)

穂乃果(今ならまだ間に合うよ!?謝ろう!?sorry!sorry!I'msorry!って!)

花陽「これで廃部は免れますね!」ニマッ!

凛「良かったですね!にこ先輩!」ニッ!

にこ「えぇ!」ニコッ!

穂乃果(.......)

穂乃果(こんな笑顔見たら言えないよ...嘘だって...)

穂乃果(それなら...!)







穂乃果(嘘を現実にしちゃえば良いんだよ!)

157: 2015/09/28(月) 20:06:11.69 ID:UQNjHReI.net
廊下

穂乃果(とは思ったものの...)

穂乃果(どーしよーーーー!!!)

穂乃果(あれから部員を確保しに行くって、にこ先輩達と別れて...)

穂乃果(廊下をブラブラしてるけど...)

穂乃果(うぅ、詰みだよ...gameoverだよ...)

穂乃果(だ、ダメもとで海未ちゃん達を頼ってみようかな?でも断られたりしたら...)

~♪

穂乃果(ん?これって...)

~♪~~♪

穂乃果(あの時の...)

158: 2015/09/28(月) 20:11:48.87 ID:UQNjHReI.net
音楽室前

真姫「愛してるばんざーい♪」

~♪

穂乃果(やっぱりあの時の...)

~~♪

穂乃果(悔しいけど綺麗な音色、それに綺麗な声...)

穂乃果(......)

穂乃果(焦っても、仕方ないよね...)

穂乃果(取り合えず、屋上でも行って、風に当たろうかな...)

ガラッ!

穂乃果「うひゃあ!?」ピョーン!

真姫「ヴェェ!?」ビクッ

161: 2015/09/28(月) 20:17:14.28 ID:UQNjHReI.net
音楽室

真姫「全く、ビックリしたわ」

真姫「飛び上がるほど驚くなんて...」

穂乃果「あ、あはは...」

真姫「確か、この前も音楽室の前にいましたよね?」

穂乃果「うん...」

真姫「目が合った瞬間逃げるんですから...」

穂乃果「び、ビックリしちゃって...」

真姫「まぁ、良いですけど...」

162: 2015/09/28(月) 20:22:26.67 ID:UQNjHReI.net
穂乃果「えと、ピアノ上手だね!」

真姫「あれぐらい誰でも出来るわ...」

穂乃果「そんなことないよ!だって穂乃果、ピアノの音色に惹き付けられてここまで来たんだし」

真姫「そ、そう?」

穂乃果「あと、歌も上手なんだね!」

真姫「あ、ありがと///」

穂乃果「ねぇねぇ!良かったらもっと聴かせてくれないかな?」

真姫「え?」

穂乃果「何だか聴いてると落ち着くんだよね!」

真姫「す、少しなら...良いですけど///」

170: 2015/09/28(月) 20:42:32.34 ID:UQNjHReI.net
真姫「愛してるばんざーい!」

~♪

穂乃果「ふんふーん♪」

真姫「ここで良かった~」

真姫「私たちの今がここにある~」

真姫「愛してるばんざーい!始まったばかり~」

真姫「明日もよろしくね~」

真姫「まだ~、ゴールじゃなーい♪」


真姫「...ふぅ」

穂乃果「おぉぉぉ!」パチパチパチパチ!

真姫「ヴェェ!?」

穂乃果「凄いよ!感動しちゃったよ!」

真姫「そ、そうですか///」

穂乃果「続きは!?」

真姫「え?」

穂乃果「続きが聞きたい!」

真姫「分かりました///」

172: 2015/09/28(月) 20:47:21.18 ID:UQNjHReI.net
~♪

真姫「ふぅ...えと、これで終わりです」

穂乃果「......」

真姫「も、もしかして気に入らなかったかしら...」

穂乃果「う、ううん!曲は凄い良かったと思うよ!」

真姫「///」

穂乃果「でも、歌詞は?」

真姫「っ!?」

穂乃果「何だか歌詞がないと寂しい感じがする...」

真姫「それは...」

穂乃果「それは?」

真姫「歌詞をつけたら、アイドルの歌みたいじゃない...」

173: 2015/09/28(月) 20:56:56.34 ID:UQNjHReI.net
穂乃果「え?」

真姫「私、アイドルとか嫌いなんです。普段聞くのはクラシックぐらいで...」

穂乃果「な、何でアイドル嫌いなの?」

真姫「アイドルなんて低俗だからよ...」

穂乃果「低俗?」

真姫「......」

ーーーーーー

ーーー



まき(8)「見てみて!テレビでアイドルが出てるよ!」

まきパパ「そんなものを見るんじゃない!!!」

まき(8)「ウェェ!?」ビクッ

まきパパ「アイドルなんて低俗だ!どうせ裏ではファンの事をバカにしてる糞みたいな奴等だ!それにあの業界では偉い人にパコパコズコバコされてしまう筈だ!」

まき(8)「ぱぱ?ど、どうしちゃったの...」

まきパパ「こんなの見る暇があったら医者になるために勉強しろ!アイドルの歌なんて聴くんじゃないぞ!クラシックを聴け!」

まき(8)「うぇぇぇぇぇ!」

まきママ「いい加減にしなさい!」ベシッ

まきパパ「痛い!」

176: 2015/09/28(月) 21:02:22.67 ID:UQNjHReI.net
真姫「......」

穂乃果「何があったかは分からないけど...」

穂乃果「最初の方に歌詞がついてるのは何でなの?」

真姫「そ、それは!気まぐれで...」

穂乃果「本当に?」

真姫「ほ、本当よ...」

穂乃果「本当はアイドルに憧れてるんじゃないの?」

真姫「っ!そ、そんなわけ...!」

穂乃果「そんなわけあるよ」

真姫「え?」

穂乃果「だって、歌ってた時の真姫ちゃん、凄く楽しそうだったよ?」

真姫「......!」

181: 2015/09/28(月) 21:16:17.50 ID:UQNjHReI.net
穂乃果「ねぇ?真姫ちゃん」

真姫「...なんですか?」

穂乃果「この曲をもう一度弾いてくれないかな?」

真姫「あの、もう昼休み終わりそうだけど...」

穂乃果「え...?しまった!そういえば昼休みだった!」

穂乃果「えと、ど、どうしよう!?」

真姫「先輩が良いなら、放課後で良ければ弾きますけど...」

穂乃果「本当!?じゃあ、約束だよ!」

真姫「は、はい」

穂乃果「じゃあね!真姫ちゃん!」

真姫「ちょっと待って!」

穂乃果「え?」

真姫「ど、どうして名前、知ってるの?」

真姫(も、もしかしてわ、私のファンだったり///)

穂乃果「あぁ、そこのお弁当箱に書いてあったから!」

真姫「え?」

穂乃果「このピアノの上に置いてあるお弁当、真姫ちゃんのでしょ?」

真姫「え、えぇ」

穂乃果「蓋におっきく『真姫ちゃんのお弁当』って書いてるから!」

真姫「......」

穂乃果「じゃあね!真姫ちゃん!」ガラッ!

真姫「えぇ...また...」

183: 2015/09/28(月) 21:30:08.90 ID:UQNjHReI.net
放課後

音楽室

穂乃果「真姫ちゃーん!」ガラッ!

真姫「騒がしい先輩ね」

穂乃果「そ、そうかな?」

真姫「まぁ、嫌いじゃないけど」

穂乃果「あ、そういえば、名前まだ言ってなかったね!」

穂乃果「私、高坂穂乃果!穂乃果って呼んで良いよ!」

真姫「穂乃果先輩ね。私は西木野真姫よ」

穂乃果「改めてよろしくね!真姫ちゃん!」

真姫「宜しく、穂乃果先輩」

穂乃果「じゃあ、早速引いてもらっても良いかな?」

真姫「えぇ」

187: 2015/09/28(月) 21:40:47.69 ID:UQNjHReI.net
~♪

穂乃果「ふむむ...」

~~♪

穂乃果「ふむむむむむむ...」

~~~♪

穂乃果「ふーむ...」

真姫「あの、弾きにくいんだけど...」

穂乃果「ご、ごめんね?」

真姫「何をそんなに唸ってるのよ?」

穂乃果「えへへ、歌詞を考えてたら、唸っちゃって...」

真姫「歌詞?」

穂乃果「うん!折角良い曲なんだもん!歌詞をつけたらもっと良くなると思うよ!」

真姫「そんなの、頼んだ覚えはないわ」

穂乃果「穂乃果が好きでやってるだけだから、気にしないで!」

真姫「...好きにしてください」

189: 2015/09/28(月) 21:54:01.24 ID:UQNjHReI.net
一時間後

穂乃果「ダメだ~、思い付かないよ~」

真姫「わ、私もそろそろ...キツイわ...」

穂乃果「ご、ごめん...」

真姫「別に良いですよ...今まで聴いてくれる人なんていなかったから...う、嬉しいし///」

穂乃果「真姫ちゃん...」

キーンコーンカーンコーン

穂乃果「あ、下校時間になっちゃったね」

真姫「そうね」

穂乃果「じゃあ、あとは家で考えるよ!ありがとね!真姫ちゃん!」

真姫「ちょっと待って」

穂乃果「え?」

真姫「良かったらこれ、使ってください」スッ

穂乃果「これって...

真姫「さっきの曲が入ったCDよ」

真姫「パソコンがあれば再生できるわ」

穂乃果「真姫ちゃん...良いの?」

真姫「えぇ。その代わり、良い歌詞にしてくださいね」

穂乃果「......!」

穂乃果「うん!」







穂乃果「でも、CDにして持ち歩いてるなんて...布教する気まんまんだっり?」

真姫「イ、イミワカンナイ!」プイッ

190: 2015/09/28(月) 21:56:42.67 ID:UQNjHReI.net
一時間後

穂乃果「ダメだ~、思い付かないよ~」

真姫「わ、私もそろそろ...キツイわ...」

穂乃果「ご、ごめん...」

真姫「べ、別に良いですよ...今まで聴いてくれる人なんていなかったから...う、嬉しいし///」

穂乃果「真姫ちゃん...」

キーンコーンカーンコーン

穂乃果「あ、下校時間になっちゃったね」

真姫「そうね」

穂乃果「じゃあ、あとは家で考えるよ!ありがとね!真姫ちゃん!」

真姫「ちょっと待って」

穂乃果「え?」

真姫「良かったらこれ、使ってください」スッ

穂乃果「これって...」

真姫「さっきの曲が入ったCDよ」

真姫「パソコンがあれば再生できるわ」

穂乃果「真姫ちゃん...良いの?」

真姫「えぇ。その代わり、良い歌詞にしてくださいね」

穂乃果「......!」

穂乃果「うん!」







穂乃果「でも、CDにして持ち歩いてるなんて...布教する気まんまんだったり?」

真姫「イ、イミワカンナイ!」プイッ

191: 2015/09/28(月) 21:59:11.29 ID:UQNjHReI.net
テンテテンテンテーン♪

穂乃果「ん?」

真姫「私の携帯だわ」

穂乃果「邪魔しちゃ悪いし、穂乃果は帰るね!」

真姫「えぇ、また」

ガラッ

穂乃果「」チラッ




真姫「うん...うん...分かってるわ...」

真姫「別に、アイドルなんて興味ないってば」




穂乃果「......」

タタッ

192: 2015/09/28(月) 22:03:19.62 ID:UQNjHReI.net
部室前

穂乃果「あれ?」

花陽「あ、穂乃果先輩!」

凛「待ってたにゃ!」

にこ「やっと来たのね」

穂乃果「も、もしかして、待っててくれたり?」

花陽「当たり前ですよ!」

凛「一緒に帰りましょう!」

にこ「ま、あんただけ残すのも悪いしね」

穂乃果「みんな...!」






「あれれ~?にこじゃな~い」

193: 2015/09/28(月) 22:19:42.09 ID:UQNjHReI.net
にこ「っ!」ビクッ

凛「?」

三年生徒A「まーた、性懲りもなくスクールアイドル目指すの~?」

三年生徒B「ププッ、だっさぁー」

花陽「む...」

にこ「別に...」

三年生徒A「無理だってぇ~、誰もあんたにはついていかないよ」

三年生徒B「君達も辞めた方が良いよ~」

穂乃果「......」ガクガク

穂乃果(あわわ...)

三年生徒A「プッ、なにこの子、震えてるw」

三年生徒B「あ、そうそう!この部室さ、もういらないでしょ?」ガチャ

凛「あ...」

三年生徒B「うわ、くっさぁー!THE低ヒエラルキーって臭いがする!」

三年生徒A「ハハ!ウケルー!」

三年生徒B「この部室が臭いのか、にこが臭いのかどっちだろーね?」

にこ「っ...」プルプル






凛「フシャーーーー!!!」

195: 2015/09/28(月) 22:32:22.90 ID:UQNjHReI.net
バシッ!

三年生徒A「いたっ!?」

凛「にこ先輩を馬鹿にするな!」

三年生徒B「は?なにこいつ、キメェンダヨ!」ブゥン!

花陽「ぅやぁぁぁぁぁぁぁ!」ドン!

三年生徒B「うわぁ!?」ドサッ!

花陽「貴女達に、にこ先輩を馬鹿にする権利はありません!」

にこ「あ、あんた達...!」

三年生徒A「チッ!あったまきた!」

三年生徒A「おらぁ!」

ガッ!

凛「にゃ!?」

三年生徒B「調子に乗んな!」ドン!

花陽「きゃっ!?」

ウニャー!ヤー!

チッ!ウゼェ!

ドコバコ!

穂乃果「花陽ちゃん...凛ちゃん...」

生徒G『いつも南さんと園田さんにくっついてる金魚の糞の癖に!』

生徒H『臭いんだよ!』

生徒M『どっか行っちゃえ!』

穂乃果「......」

197: 2015/09/28(月) 22:37:55.21 ID:UQNjHReI.net
穂乃果(怖い...怖い...)ガクガク

にこ「あんたら!やめなさい!」

三年生徒A「ちっちぇ癖にでしゃばんな!」ガン!

にこ「イタッ!?」ドサッ

穂乃果「.....!」

三年生徒A「フン!」

バシッ!

凛「あう!?」ドサッ

三年生徒B「糞が!」

ガリッ!

花陽「いっ!?」ドサッ

穂乃果(にこ先輩や花陽ちゃん、凛ちゃん達が傷付くのはもっと怖い!!!)







穂乃果「ぅうわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

200: 2015/09/28(月) 22:43:36.26 ID:UQNjHReI.net
ガッ!

三年生徒A「!?」

穂乃果「ふぅぅぅぅぅぅぅ!!!

三年生徒A「チッ!放せ!放せよ!!!」ドゴォ!

穂乃果「ぐぅ!?ぅうぅぅぅぅぅ!!!」

グググッ

花陽「穂乃果先輩...」

三年生徒B「糞!イテェ目にわねぇと分からないみてぇだな!!!」チャキッ!

凛「な、ナイフ!?」

穂乃果「!?」

三年生徒A「よっしゃ!捕まえとくからやれ!」

三年生徒B「おらぁ!」ダダッ

花陽「逃げて!!!穂乃果先輩!!!」

凛「や、やめてーーー!!!」

穂乃果「っ....!」ギュッ






ガシッ!

208: 2015/09/28(月) 22:56:09.80 ID:UQNjHReI.net
三年生徒B「っ!?」ガッ!

にこ「......」グッ

花陽「にこ...」

凛「先輩...?」

三年生徒A「いつの間に...」

三年生徒B「チッ!放せ!」

にこ「あんた...」グググッ!

ミシッ!ミシ!

三年生徒B(っ!?な、なんて力...こんな小さな体の何処にこんな力が...!?)

にこ「にこの可愛い後輩に刃を向けたわね...」グキッ!

三年生徒B「がっ!?」

にこ「次...もう一度向けてみなさい」

ギギギギギッ!

にこ「許さないわよ...!!!」

三年生徒A「ひ、ひぃぃぃぃ!?」

三年生徒B「ひぎぃぃぃぃぃ!?」

パッ

にこ「さっさとにこ達の前から消えなさい」

にこ「二度とこの子達の前に出てこないで頂戴」

三年生徒A「こ、〇されるぅぅぅぅ!!!」ジョバババッ!

三年生徒B「ママぁぁぁぁぁぁ!!!」ジョロロロ!

ダダッ!ツルッ!ドン!ダダッ!ダダダッ!

にこ「ったく...」

216: 2015/09/28(月) 23:06:09.71 ID:UQNjHReI.net
花陽「にこ先輩...」

凛「ご、ごめんなさい!凛が手を出したから、穂乃果先輩が危ない目に!」

花陽「そ、それを言うなら花陽もだよ!花陽が凛ちゃんを止めておけば!」

にこ「ま、次からは気を付けることね」

凛「うん...」シュン

花陽「はい...」ショボン

にこ「そんな悲しい顔しないの。あんた達の想いは伝わったわ」

にこ「ありがとうね。とても嬉しかった」

凛「にこ先輩...」ウルッ

花陽「うぅ...」ポロポロ

にこ「ったく、泣かないの。女の涙は取っておくものにこよ?」

220: 2015/09/28(月) 23:11:32.18 ID:UQNjHReI.net
にこ「ほら、部室に入りなさい。怪我してるから、治療しないと」

にこ「と言っても、血が出てる所に絆創膏を貼るぐらいだけど」

にこ「穂乃果ー?あんたは怪我してない?」

穂乃果「......」

にこ「なーによ、静まり返っちゃって。あの時の穂乃果、格好よかったわよ」

花陽「はい!かっこよかったです!」

凛「うんうん!やっぱり頼りになるにゃ!」

穂乃果「.....ぅ」

にこ「ん?」






穂乃果「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!怖かったよぉぉぉぉぉ!!!」

222: 2015/09/28(月) 23:16:31.90 ID:UQNjHReI.net
にこ「うおっ!?」

穂乃果「死ぬかと思ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!うぇぇぇぇぇん!!!」

花陽「ほ、穂乃果先輩...」

凛「怖いのに凛達の事を...」

にこ「よーしよし。怖かったわねー。もう大丈夫にこよー」

穂乃果「びぇぇぇぇぇぇん!!!」

花陽「流石穂乃果先輩です!」

凛「頼りになるにゃ!」

にこ「そんなこと言っとる場合か!」ヨシヨシ

穂乃果「うわぁぁぁぁぁぁぁん!」

224: 2015/09/28(月) 23:21:35.30 ID:UQNjHReI.net
ウェェェェェン


絵里「......」

希「向こうは一層、絆を深めたみたいやね」

絵里「.....ふん」クルッ

希「あれ?どこ行くん?」

絵里「決まってるでしょ。ナイフ持ってた子達を注意しにいくのよ」

希「もう、悪さはせんと思うけどなぁ」

絵里「だからって、お咎めなしと言う訳にはいかないわ」

希「ふふっ、せやね♪」

226: 2015/09/28(月) 23:26:01.54 ID:UQNjHReI.net
帰り道

穂乃果「///」

穂乃果(あぁぁぁぁぁぁぁ!!!恥ずかしいよぉぉぉぉぉ!!!)

穂乃果(こ、後輩の前で泣いちゃうなんて///)

花陽「そういえば、あの先輩達は誰なんですか?」

にこ「あぁ、元アイドル研究部よ」

凛「えぇ!?そうなの!?」

にこ「えぇ。おおかた、一年の頃厳しくしたのを根に持ってるんでしょ」

穂乃果(あぁぁぁぁぁぁぁ///)

227: 2015/09/28(月) 23:30:44.33 ID:UQNjHReI.net
花陽「それでは!また明日です!」

凛「バイバーイ!穂乃果先輩!にこ先輩!」

にこ「えぇ、さようなら」

穂乃果「ば、ばいばい///」





にこ「穂乃果」

穂乃果「は、はい?」

にこ「泣いたこと、あの子達は気にしてないわよ」

穂乃果「!」

にこ「それに、あんたはもっと胸を張りなさい。怖いのにそれを乗り越えようとするなんて、普通じゃ出来ないわ」

穂乃果「にこ先輩...」

にこ「ま、そう言うことよ。じゃあね、にこは買い物して帰るから。あんたは気を付けて帰りなさい」

穂乃果「...はい!」

260: 2015/09/29(火) 18:40:07.35 ID:yRg/5fBh.net
ほむら

穂乃果「ただいまー」ガラッ

ほのママ「おかえりー。そうそう、新しい春服を買ったおいたわよー」

穂乃果「本当?ありがとー」ガサゴソ

穂乃果「って!ださいよ!」

ほのママ「そう?けっこうイケてると思うんだけど」

穂乃果「おばちゃんくさいよ!」

ほのママ「そんなこと言うなら、買い物についてきなさいよ」

穂乃果「そ、それは...」

穂乃果(高校生にもなって、お母さんに服を買って貰うとか恥ずかしいし...)

雪穂「どうせ見せる相手もいないんだから良いじゃーん」

262: 2015/09/29(火) 18:41:18.85 ID:yRg/5fBh.net
穂乃果「またそれ言う...」

穂乃果「穂乃果が本気出せば男の子の一人や二人...」

ほのパパ「!?!?」

ドンガラガッシャーン!

雪穂「うわぁ!?お、お父さん!しっかりして!」

ほのパパ「......」ビクンッビクンッ

ほのママ「ど、どうせゲームの話よ!そうよね!?穂乃果!」

穂乃果「う、うん...」

ほのパパ「......」キリッ

雪穂「あー、ビックリしたー」

ほのママ「まぁ、穂乃果はゲームでも出来ないと思うけど」

ほのパパ「......」コクコク

穂乃果「......」

263: 2015/09/29(火) 18:42:52.86 ID:yRg/5fBh.net
ピロロン

穂乃果「あ、メールだ」

ほのパパ「!?!?」

ドンガラガッシャーン!

雪穂「お、お父さーん!」

ほのパパ「......」ガクガクッ

ほのママ「だ、誰からなの!?」

穂乃果「えっと、アマゾネスから...商品がコンビニに届いたって」

ほのパパ「......」キリッ

雪穂「なーんだ」

ほのママ「取りに行っても良いけど、早く帰ってくるのよ」

穂乃果「う、うん...」

264: 2015/09/29(火) 18:46:14.47 ID:yRg/5fBh.net
穂乃果部屋

穂乃果(さて...)

穂乃果「ふひ、ふひひ...」

穂乃果(遂に届いたよ...)


穂乃果(女性用アダルトグッズ!『Anemone heart~この棒で君を愛す~』!!!)

穂乃果(穂乃果がやってた『乙姫心で恋宮殿』の海未君と)

穂乃果(スマホ用暇潰しゲーム『ぶる~べりぃとれいん』の主人公、ことりくんがモデルのディルド!)

穂乃果「ふひ、ふひひ...」

266: 2015/09/29(火) 18:47:59.90 ID:yRg/5fBh.net
穂乃果(二本セットでお値段なんと!2525円!安い!安すぎるよ!)

穂乃果(さて、説明書読もっと)

『このディルドは、わが社の恋愛ゲームに出てくる海未君とスマホゲームに出てくることりくんがモデルのディルドです。』

『黒くて包茎なのが海未君、白くてずる剥けで凶悪な形をしてる方がことりくんのです。』

穂乃果(包茎?確か、男の子のあそこに皮が被ってる事を言うんだっけ?)

穂乃果(何でも包茎だと恥ずかしいとか...)

チラッ

海未君ディルド「」

穂乃果(うーん、穂乃果はこっちの方が可愛くて好きだけどなぁ)

海未君ディルド「ホノカ///」

ことりくんディルド「ホノカチャン...」

穂乃果(...実物は見たことないけど...)

穂乃果(て言うか...この先見れるのかな...)

267: 2015/09/29(火) 18:48:39.04 ID:yRg/5fBh.net
穂乃果(......)

穂乃果(なんか死にたくなってきた...)

穂乃果(スマホゲームでもしよ...)スッ

トュルルールル♪トュルルールル~♪

『ぶる~べりぃ♡とれいん』

穂乃果(このゲームはことりくんを電車に乗せて、主人公(穂乃果)の所まで行かせるゲームなんだよね)

穂乃果(時間制限があって、遅刻しちゃうとgameover)

穂乃果(もうひとつgameoverの条件があるけど...)

穂乃果(ちなみにクリアすると、ことりくんのえ ちな画像が見られるよ!)

穂乃果「ふひ、ふひひ...」

穂乃果(...まだ一度もクリアしたことないけど)

穂乃果(...穂乃果、一人になると本当に脳内一人言増えるなぁ...)

268: 2015/09/29(火) 18:49:34.82 ID:yRg/5fBh.net
ことり『やんやんっ、遅れそうです~』

穂乃果(そういえばこのキャラ、ことりちゃんに似てるな...名前も一緒だし)

ことり『電車に乗れたよ~』

穂乃果(よし!ここからが本番だよ!)

穂乃果(ことりくんを操作して女の子キャラに当たらないようにしないと...)

『キャー!痴漢だわー!』

穂乃果(え!?そんな!?当たってないのに!)

『ワタシハミテタゾ』

『痴漢なんて最低ね、貴方』

ことり『うわぁーん!僕はやってないよ~!』

ことり『穂乃果(主人公の名前)ちゃ~ん!』

gameover

穂乃果(......)

269: 2015/09/29(火) 18:50:38.61 ID:yRg/5fBh.net
穂乃果(クリアさせる気あるのかな...)

穂乃果(ことりくんのえ ちな画像なんて無かったり...)

穂乃果(あ、そうだ)

穂乃果(そういえば、もう一つ届いてたんだよね)ガサゴソ


穂乃果(じゃーん!コンドーム!)

穂乃果(大人の女性の必須アイテム!)

穂乃果(これで穂乃果も大人の女性の仲間入りだよ!)

穂乃果(...使う予定なんてないけど...)

271: 2015/09/29(火) 18:51:32.89 ID:yRg/5fBh.net
穂乃果(なになに?開けるときは中のコンドームを破かないように...と)ビリリ

穂乃果(あとはコンドームを取り出して...)ツカミ

穂乃果「うわっ!?」ポイッ

穂乃果(な、なんかぬるぬるしてる!)

ぬるぬる

穂乃果(うぅ、手にぬるぬるがついちゃった...)

穂乃果(...ううん!穂乃果は大人の女性になるんだよ!こんな事で挫けない!)

穂乃果(に、匂いを嗅いでみよ)ヒョイッ

くんくん





穂乃果(...臭い)

272: 2015/09/29(火) 18:52:08.18 ID:yRg/5fBh.net
穂乃果(大人の女性は良い匂いとか思うのかなぁ?)

穂乃果(穂乃果にはまだ早いみたい...)

コンガラッ

ほのママ「穂乃果ー?ご飯出来たわよー」

穂乃果「うひゃあ!?」ガバッ!

ほのママ「ん?そんなに驚かなくても良いじゃない」

穂乃果「ののののの、ノックしてよ!!!」

ほのママ「したじゃない」

穂乃果「してる内に入らないよ!!!」

ほのママ「さっきから何度も呼んでるのに来ないからよー」

穂乃果「うぅ...」

ほのママ「ほら、そんな所に丸まってないで、降りてきなさい」

ピシャン

穂乃果(あ、危なかった~)

穂乃果(え ちなおもちゃとコンドームがバレるところだった...)

穂乃果(何でお母さんって、ノックとドアを開けるのが一体化してるんだろ...)

273: 2015/09/29(火) 18:54:02.26 ID:yRg/5fBh.net
リビング

テレビ『何処に逃げても無駄だぜ?』

テレビ『貴女は恋する野獣から逃げられる?』

テレビ『恋愛アプリゲーム!「キューティーパンサー」好評配信中!』

テレビ『「恋する野獣」で検索♪』

ほのパパ「」チラッ

ほのママ「」チラッ

雪穂「」チラッ

穂乃果「だ、誰がこんなのやるんだろうね~」

穂乃果「ふひ、ふひひ...」

274: 2015/09/29(火) 18:57:15.98 ID:yRg/5fBh.net
次の日

放課後 音楽室

穂乃果「真姫ちゃ~ん?いる~?」ガラッ

真姫「いますよ」

穂乃果「あ、良かったぁ~」

真姫「もしかして...歌詞が出来たんですか?」

穂乃果「うん!見せるのはちょっと恥ずかしいけど...」スッ

真姫「...読ませてもらいますね」

穂乃果「う、うん...」

276: 2015/09/29(火) 19:00:31.72 ID:KU3+ebnU.net
穂乃果「......」

真姫「......」

穂乃果(うぅ...)

真姫「...ふぅ」

穂乃果「...!」

穂乃果「ど、どうかな?」

真姫「......」プルプル

穂乃果(お、怒ってる...?)








真姫「感動したわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

穂乃果「ひゃあ!?」

277: 2015/09/29(火) 19:05:41.54 ID:KU3+ebnU.net
真姫「何よこの歌詞!最っ高じゃない!!!」

穂乃果「そ、そうかな?」

真姫「えぇ!こんな歌詞に出会えるなんて...!」

真姫「生きてて良かった!」

穂乃果(け、賢者タイムの時に書き上げた事は言わないでおこう...)

真姫「......」ソワソワ

穂乃果「...歌ってみたい?」

真姫「...!」

穂乃果「えへへっ、アイドルみたいな歌も、たまには良いんじゃないかな?」

真姫「穂乃果先輩...」

278: 2015/09/29(火) 19:12:21.99 ID:KU3+ebnU.net
真姫「じゃあ、早速...」

テンテテンテンテーン♪

真姫「...!」ビクッ

穂乃果「?」

真姫「...もしもし」

真姫「...えぇ、分かってるわ...」

真姫「うん、もう帰るから...」

ピッ

穂乃果「真姫ちゃん?」

真姫「ごめんなさい。もう帰らないと...」

穂乃果「い、家から?」

真姫「...貴女には関係ないわ」

穂乃果「で、でも!」

真姫「関係ないって言ってるでしょ!」

穂乃果「っ!」ビクッ

真姫「...歌詞、ありがとうございました」

ガラッ

真姫「......」チラッ

穂乃果「あ、真姫ちゃん!」

真姫「っ!」ダダッ!

穂乃果「真姫ちゃん...」

280: 2015/09/29(火) 19:17:33.70 ID:KU3+ebnU.net
穂乃果「......」

穂乃果「西木野...」

穂乃果「よし!」

ーーーーーー

ーーー



部室前

凛「あ!穂乃果先輩!」

花陽「一緒に帰りましょう!」

穂乃果「ごめん!先に帰ってて!」タタタッ





凛「ど、どうしたんだろう?」

花陽「も、もしかして私たちの事、嫌いになったのかな...」

にこ「そんなわけないでしょ。今の穂乃果にはやらなきゃいけない事があるのよ」

凛「にこ先輩...」

にこ「さ、暗くなる前に帰るわよ」

花陽「...分かりました」

281: 2015/09/29(火) 19:21:55.03 ID:KU3+ebnU.net
西木野宅前

穂乃果「おっきい...」

穂乃果「西木野って西木野総合病院の事だよね...」

穂乃果「なら、ここが真姫ちゃんの家...」

穂乃果「...よし!」

ピンポーン

ブツッ『はい?どちら様でしょうか?』

穂乃果「あ、あの、真姫ちゃんの先輩の高坂です!」

『あらー、真姫ちゃんの先輩?どうぞー』

穂乃果「お、お邪魔します!」

ガチャン

282: 2015/09/29(火) 19:24:43.90 ID:KU3+ebnU.net
まきママ「あらあら、真姫ちゃんがいつもお世話になってます~」

穂乃果「い、いえ!あの、真姫ちゃんは...」

『何度言ったら分かるんだ!真姫!』

穂乃果「...!」

穂乃果「すいません!お邪魔します!」ダダッ!

まきママ「どうぞ~」

285: 2015/09/29(火) 19:42:21.36 ID:KU3+ebnU.net
まきパパ「アイドルなんてものに興味を持つんじゃない!!!」

真姫「っ!」

まきパパ「なんだこの歌詞は!まるでアイドルみたいじゃないか!」

ズダン!

まきパパ「なんだ?」

穂乃果「あいたぁ!?うぅ、滑っちゃった...」

まきパパ「な、なんだ君は!?」

真姫「穂乃果先輩!」

真姫「穂乃果先輩?...なるほど、君が真姫をたぶらかしたんだな!」

穂乃果「た、たぶらかした?」

まきパパ「そうだ!昨日から時々、「ふふ、ふふふ」と笑ったかと思えば「穂乃果先輩」と呟いて!」

真姫「ちょっ///」

まきパパ「君が何かしたんじゃないのか!」

穂乃果「ほ、穂乃果は特になにも...歌詞を書いたぐらいで...」

まきパパ「歌詞?」

286: 2015/09/29(火) 19:47:38.79 ID:KU3+ebnU.net
まきパパ「この歌詞は君が書いたのか...」

穂乃果「そ、そうです...」

まきパパ「余計なことをするんじゃない!」

穂乃果「うぇ!?」

まきパパ「真姫を糞みたいなアイドルの道に引きずりこまないでくれないか!」

穂乃果「糞みたいなって...」

穂乃果「な、なんでそんなにアイドルの事を嫌ってるんですか?」

まきパパ「決まってるだろう!?アイドルなんて屑の集まりだ!」

まきパパ「糞みたいな歌を歌い!偽物の笑顔で笑い!影ではファンを馬鹿にして!」

まきパパ「存在なんてしない方が良いんだ!」

穂乃果(っ!それは違う...!)

288: 2015/09/29(火) 19:53:03.03 ID:KU3+ebnU.net
ーーーーーー

ーーー



穂乃果『にこ先輩はアイドルが好きなんですね』

にこ『あったり前よ!良い?アイドルと言うのは、人に笑顔を届ける人達なのよ』

にこ『歌で人を癒し、ダンスで人を魅了し、笑顔で人を笑顔にさせる』

にこ『それがアイドルよ』

花陽『そうです!アイドルと言うのは素晴らしいものなんです!』

穂乃果『へぇ!アイドルって凄いんだね!』

291: 2015/09/29(火) 20:08:21.51 ID:KU3+ebnU.net
穂乃果「それは違います!!!」

まきパパ「っ!?」

穂乃果「アイドルは素晴らしいものなんです!」

穂乃果「歌で人を癒し、ダンスで人を魅了し、笑顔で人を笑顔にさせる」

穂乃果「それがアイドルなんです!」

まきパパ「そんなの...そんなの理想に過ぎない!」

まきパパ「現実は残酷だ!耐えようのないほど!」

穂乃果「うぐっ!?」

まきパパ「アイドルは非情だ!人を壊すほど!」

穂乃果「あぐっ!?」

まきパパ「それにアイドルは裏では油テカテカの肥えた醜い大人に犯されるのだ!」

穂乃果「ぐぅ!?」

まきパパ「君に出来るのか!そんな魔の手から真姫を守ることが!凌辱を越え!」

まきパパ「答え !穂乃果!」

穂乃果「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

294: 2015/09/29(火) 20:14:32.07 ID:KU3+ebnU.net
穂乃果「あう...」ガクッ

真姫「ほ、穂乃果先輩!」

まきパパ「ふん、口ほどにもない」

まきパパ「私が小娘に負けるはずがない」

穂乃果「っ......」ググッ

まきパパ「ほう...まだ立つのか」

真姫「も、もうやめて!ボロボロじゃない!」

穂乃果「真姫ちゃんは...アイドルは好き?」

真姫「え...?」

穂乃果「穂乃果は...好きだよ...」

穂乃果「ちょっと前までは興味なかったんだけどね...」

穂乃果「でも、にこ先輩や花陽ちゃんからアイドルの素晴らしさを教わって...」

穂乃果「アイドルが好きになったんだ...」

真姫「穂乃果...先輩...」

まきパパ「...くだらない」

299: 2015/09/29(火) 20:26:25.60 ID:KU3+ebnU.net
穂乃果「貴方が...凄くアイドルを憎んでるのは、分かりました」

穂乃果「でも、それ以上に!」

穂乃果「穂乃果は!アイドルを愛してるんです!!!」

まきパパ「っ!?」

穂乃果「にこ先輩から見せてもらった『伝伝伝』...最高でした!!!」

穂乃果「歌で癒され!ダンスで魅了され!アイドルが笑顔になれば、穂乃果も笑顔になった!」

穂乃果「だから、アイドルは...そんなに悪いもんじゃないと思うんです...」

まきパパ「君の熱意は伝わった...」

まきパパ「だが!凌辱の件はどうなる!?」

まきパパ「嫁入り前の娘の処〇は散らせんぞ!」

穂乃果「そ、そこは穂乃果が守ります!」

真姫「え///」

まきパパ「君は女の子だろう!?守れるものか!」

穂乃果「犯されそうになったら、穂乃果が身代わりになります!エ 同人みたいに!」

まきパパ「...怖くないのか?自分の処〇が散らされるのが」

穂乃果「真姫ちゃんの処〇が散らされる方が怖いんです!」

まきパパ「...君は...そこまで真姫の事を...」








まきパパ「って!エ 同人みたいにだったら、結局真姫も犯されるではないか!」

まきママ「いい加減にしなさい!」バシッ!

まきパパ「痛い!」

304: 2015/09/29(火) 20:37:41.06 ID:KU3+ebnU.net
まきママ「女子高生に向かって処〇やら凌辱やら犯されるやら...」

まきママ「立派なエ 親父ね」

まきパパ「ち、違うんだよ?その、熱中してしまって...」

まきママ「ご飯抜きね」

まきパパ「ママごめんなさい。穂乃果さんもごめんなさい」

穂乃果「い、いえ、穂乃果も悪かったと思いますから...」

まきママ「そんなことないわよー」

まきママ「さて、真姫ちゃんは結局どうしたいの?」

真姫「え?」

まきママ「アイドル...興味あるんでしょ?」

真姫「そ、それは...」

穂乃果「真姫ちゃん。自分に正直になりなよ」

真姫「穂乃果先輩...」

穂乃果「真姫ちゃんのやりたい事って何かな?」

真姫「私のやりたい事...」






真姫「...パパ、ママ、私....」

305: 2015/09/29(火) 20:44:13.54 ID:KU3+ebnU.net
玄関

真姫「今日はありがとうございました...」ペコリ

穂乃果「ううん、穂乃果は何もしてないよー」

穂乃果「にしても、真姫ちゃんの将来の夢が医者だったなんてねー」

穂乃果「てっきりアイドルかと思ってたんだけどね」

真姫「私の夢は...小さい頃から医者だったんです」

真姫「パパに憧れて...」

穂乃果「そっか!」

真姫「あの、本当に良いんですか?」

穂乃果「ん?夕飯の事?」

真姫「えぇ。私の家で食べていきませんか?」

穂乃果「ううん!大丈夫!今日は親とゆっくり話しなよっ」ニカッ

真姫「わ、分かりました///」

穂乃果「それじゃあ、穂乃果は帰るね!」

真姫「は、はい!また明日」

穂乃果「うん!バイバーイ!」

308: 2015/09/29(火) 20:49:54.93 ID:KU3+ebnU.net
リビング

まきパパ「アイドルに興味を持つのを許してほしい...か」

まきママ「アイドルになるって言い出すかと思ったの?」

まきパパ「それならそれで応援するまでさ」

まきママ「変わったわね...」

まきパパ「あの子のお陰さ」

ピラッ

『大人気アイドル!おワンコクラブのメンバーが結婚!?相手はプロデューサー!』

まきパパ「ふ...今思えば、誰と結婚するかはその人次第か...」

まきママ「私がアイドルオタクだった貴方と結婚したようにねっ」

まきパパ「あぁ、そうだな...」

311: 2015/09/29(火) 21:01:07.06 ID:KU3+ebnU.net
次の日

昼休み 部室

穂乃果「...ということで!真姫ちゃんです!」

真姫「西木野真姫です」

にこ「ということで...じゃないわよ!」

花陽「に、西木野さん!?」

凛「もしかして西木野さんもアイドル研究部に?」

穂乃果「うん!入ってくれるって!」

花陽「は、入っちゃうのぉ!?」

にこ「あ、あんた本当に良いのね?あんたってあの西木野総合病院の子でしょ?」

真姫「えぇ」

にこ「そ、そんな人生の勝ち組がこんな低ヒエラルキーの部活に入るっていうのよ?」

真姫「ヒエラルキーなんてくだらないわ...」

真姫「私は、穂乃果先輩がいるならどこでもいいわ///」ポッ

穂乃果「あはは...照れちゃうなぁ///」

りんぱな「む...」

316: 2015/09/29(火) 21:10:23.36 ID:KU3+ebnU.net
にこ「まぁ、あんたが良いなら良いけど」

にこ「それに、穂乃果が連れてきたなら問題はないわね」

にこ「西木野真姫、あんたの入部を認めるわ。ようこそ。アイドル研究部へ」

穂乃果「ようこそ!」

花陽「あれ?西木野さんが入ったって事は...」

凛「これで五人にゃ!」

にこ「そうよ!よくやったわ!穂乃果!」

穂乃果「いやー、それほどでも...」

穂乃果(す、すっかり忘れてた...)

320: 2015/09/29(火) 21:18:38.55 ID:KU3+ebnU.net
ぐぅ~

花陽「あ///」

にこ「そういえば、お昼がまだだったわね」

凛「お腹すいたにゃ~」

穂乃果「穂乃果も...」

にこ「さ、お昼にしましょう」


真姫「よいしょ...」ゴンッ

花陽「うわぁ....」

凛「お、おっきいにゃ...」

にこ「じ、重箱の10段なんて初めて見たわ...」

真姫「穂乃果先輩...良かったら///」

穂乃果「良いの?」

真姫「えぇ///」

穂乃果「わぁい!」

パカッ

トマト「」

穂乃果「え...?」

にこ「トマト...」

花陽「だけですね...」

凛「これは強烈だにゃあ...」

322: 2015/09/29(火) 21:25:16.86 ID:KU3+ebnU.net
真姫「家で採れた新鮮なトマトよ///」

穂乃果「わ、わぁ...」

穂乃果「他の重箱の中身はなんだろなぁ...?」

パカッ

トマト「」

にこ「あ...」

花陽「これは...」

凛「絶対全部の段、トマトだけだにゃ」

真姫「よく分かったわね」

穂乃果(全部トマトなんだ...)

真姫「さ、食べてみてください///」

穂乃果「う、うん」

穂乃果「い、いただきまーす」

カジュッ

穂乃果「う...!?」

花陽「ほ、穂乃果先輩!?」

凛「だ、大丈夫!?」

にこ「ちょ、ちょっと!返事をしなさい!」

穂乃果「う......」






穂乃果「旨い!!!」

325: 2015/09/29(火) 21:32:29.10 ID:KU3+ebnU.net
にこりんぱな「え?」

ガジュッ!ガジュッ!

穂乃果「旨い!旨すぎる!!!」ガツガツッ

にこ「そ、そんなに?」

花陽「凄い勢いです...」

凛「な、何だか美味しそうに見えてきたよ...」

にこりんぱな「んぐっ...」ゴクッ

真姫「にこ先輩達も良かったらどうぞ」

にこ「い、良いの?」

真姫「えぇ」

花陽「そ、それじゃあ...」

凛「いただきます!」

ガジュッ!








にこりんぱな「うまぁい!」

328: 2015/09/29(火) 21:36:36.11 ID:KU3+ebnU.net
花陽「野菜とは思えない甘さ!」

凛「それでいてトマト本来の味はしっかり残ってる!」

にこ「そしてどんな料理にも合いそうな味!」

穂乃果「これはもうトマトを越えてるよ!」

ガジュッ!ガジュッ!ガツガツッ!

真姫「そ、そんなに褒められると...て、照れるわね///」

ーーーーーー

ーーー



穂乃果「ケプ」

花陽「コフ」

凛「カフ」

にこ「ウプ」

真姫「お粗末さま」

329: 2015/09/29(火) 21:42:57.71 ID:KU3+ebnU.net
穂乃果「美味しすぎて全部食べちゃった...」

花陽「も、もう食べれません...」

凛「動けないにゃ~」

にこ「家庭菜園、ベランダで始めてみようかしら...」

真姫「トマトの美味しさを分かってくれたみたいで嬉しいわ」

穂乃果「幸せだけど、もうすぐ昼休み終わりそう...」

キーンコーンカーンコーン

五人「あ」

330: 2015/09/29(火) 21:48:42.32 ID:KU3+ebnU.net
放課後

部室

にこ「さて、五人揃った所で、生徒会に報告しにいくわよ」

穂乃果「これで廃部は免れるんですよね!」

花陽「良かったですね!」

凛「目的達成にゃー!」

真姫「何だか私まで嬉しくなってきたわ!」

にこ「よーし!行くわよ!あんた達!」

四人「おー!」

332: 2015/09/29(火) 22:01:24.37 ID:KU3+ebnU.net
生徒会室前

にこ「よ、よし...行くわよ...!」

穂乃果「は、はい...!」

一年生組「...んぐっ」ゴクッ

コンコン

『はーい?どうぞー』

ガチャ!

希「お?にこっち達やったんやね」

にこ「絵里の奴は?」

希「絵里ちはもう帰ったよ?」

花陽「か、帰っちゃったのぉ!?」

希「そうなんよー。ごめんなー、また明日来てくれる?」

真姫「いないなら仕方ないわね」

にこ「なら、また明日来るわね」

希「そうしてくれると助かるわー」

バタン...



希「もう行ったよー」

ガタッ

絵里「ふぅ...」

希「急に隠れるんやからびっくりしたわー」

絵里「隠れてないわ」

希「はいはい。でも、明日は隠れたらあかんよ?」

絵里「だ、だから隠れてないわ」

希「ま、言いにくいのは分かるけどね」

絵里「......」

333: 2015/09/29(火) 22:08:22.16 ID:KU3+ebnU.net
帰り道

凛「まさか帰っちゃってるとは思わなかったね」

花陽「でも、明日はいるみたいだから」

真姫「明日が楽しみね」

にこ「......」

穂乃果「にこ先輩?」

にこ「ん?あぁ、何?」

穂乃果「いえ、真剣な顔してたので」

花陽「な、何かありました?」

にこ「...別に何もないわよ」

334: 2015/09/29(火) 22:16:27.63 ID:KU3+ebnU.net
花陽「じゃあ、穂乃果先輩!にこ先輩!また明日です!」

凛「バイバーイ!」

真姫「さようなら」

穂乃果「うん!バイバーイ!」

にこ「気を付けて帰りなさいよー」




穂乃果「にこ先輩、本当に何もないんですか?」

にこ「さっきの事?本当に何もないわよ」

穂乃果「......」

にこ「...はぁ」

にこ「少し、嫌な予感がするだけよ」

穂乃果「嫌な予感?」

にこ「ただの勘だけどね」

穂乃果「勘...」

にこ「もう、そんなに真剣に受け取らなくて良いわよ。話し半分に聞いてなさい」

穂乃果「分かりました...」

にこ「じゃ、あんたも気を付けて帰りなさい」

穂乃果「にこ先輩は今日も買い物に?」

にこ「えぇ。それじゃ、また明日」

穂乃果「は、はい!また明日!」

337: 2015/09/29(火) 22:25:06.83 ID:KU3+ebnU.net
ほむら

穂乃果「ただいまー」ガラッ

ブゥン!ブゥン!

ほのママ「おかえり」

穂乃果「う、うん」

ほのパパ「...!...!」ブゥン!ブゥン!

穂乃果「お、お父さん、杵で素振りしてるけど...ど、どうしたの?」

ほのママ「穂乃果。ここに座りなさい」

穂乃果「え?」

ほのママ「良いから」

穂乃果「は、はい...」

340: 2015/09/29(火) 22:30:46.42 ID:KU3+ebnU.net
ほのママ「......」

ブゥン!ブゥン!

穂乃果(あ、あれ?怒られるような事したっけ?)

ほのママ「穂乃果」

穂乃果「な、何?」

ほのママ「これは、何かしら?」

ガチャ...

穂乃果「!?!?」

海君ディルド「ホノカァ...」

ことりくんディルド「ゴメンネ...」

コンドーム「ミツカッタヨ...」

ほのママ「......」

穂乃果(あわわわわわわわわ...)

342: 2015/09/29(火) 22:35:54.81 ID:KU3+ebnU.net
ブゥン!!!

ほのママ「お母さんもね、穂乃果の交際関係にあまり口出しはしたくないのだけど」

ほのママ「こんなおもちゃを使うなんてね...」

海未君ディルド「」

ことりくんディルド「」

穂乃果「」

ほのママ「それにね、やっぱり高校生でこういうのは早いと思うの」

コンドーム「」

穂乃果「ハイ」

ブゥン!ブゥン!

ほのママ「相手の人は優しいの?歳は幾つ?」

穂乃果「アノ」






雪穂「お姉ちゃんがそんなことしてるわけないじゃん」

345: 2015/09/29(火) 22:44:11.79 ID:KU3+ebnU.net
雪穂「どうせその、棒みたいなやつは一人用に買ったんでしょ。避妊具は興味本意だと思うよ」

ほのママ「そうなの?」

穂乃果「」コクコク

雪穂「ほらね」

ほのママ「なーんだ、そうなのね」

ほのママ「もう!それならそうと早く言いなさいよ!」

ほのママ「危うく〇傷事件起こしちゃうとこだったじゃない!」

ほのパパ「......」コクコク

穂乃果「ご、ごめん?」

ほのママ「じゃ、これは捨てとくわね」

穂乃果「え!?そ、それはやめてー!」

ほのママ「駄目よ。そもそもこれは18禁商品でしょ?18歳になったら返してあげるわよ」

穂乃果「そ、そんなぁ...」

347: 2015/09/29(火) 22:45:23.29 ID:KU3+ebnU.net
雪穂「どうせその、棒みたいなやつは一人用に買ったんでしょ。避妊具は興味本意だと思うよ」

ほのママ「そうなの?」

穂乃果「」コクコク

雪穂「ほらね」

ほのママ「なーんだ、そうなのね」

ほのママ「もう!それならそうと早く言いなさいよ!」

ほのママ「危うく〇傷事件起こしちゃうとこだったじゃない!」

ほのパパ「......」コクコク

穂乃果「ご、ごめん?」

ほのママ「じゃ、これは預かっておくわね」

穂乃果「え!?そ、それはやめてー!」

ほのママ「駄目よ。そもそもこれは18禁商品でしょ?18歳になったら返してあげるわよ」

穂乃果「そ、そんなぁ...」

375: 2015/09/30(水) 18:07:32.53 ID:v0tPoRFG.net
次の日

昼休み 部室

穂乃果「うぐっ...うぅ...!」

真姫「」オロオロ

花陽「ほ、穂乃果先輩?な、何で泣いてるんですか?」

穂乃果「ほ、穂乃果の...!お宝がぁ...」

凛「だ、誰かに捨てられたんですか?」

穂乃果「うぇぇぇぇぇ...」

にこ「よしよし。何があったかは知らないけど、取り合えず泣き止みなさいよ」

真姫「と、トマトならありますけど...」オロオロ

穂乃果「...食べる」

カプッ







穂乃果「あ、やっぱり美味しい♪」

377: 2015/09/30(水) 18:10:51.94 ID:v0tPoRFG.net
放課後

部室

にこ「あんた達!準備は良いわね?」

穂乃果「はい!」

花陽「いつでもOKです!」

凛「テンション上がってきたにゃ~!」

真姫「さっさと行きましょう」

にこ「言われなくても!さぁ、行くわよ!」

四人「おー!」

378: 2015/09/30(水) 18:15:20.70 ID:v0tPoRFG.net
生徒会室前

にこ「......」

四人「......」ゴクッ

コンコン

『どうぞ』

ガチャ

にこ「来たわよ」

希「いらっしゃい」

絵里「......」

にこ「今日は隠れずにいたのね」

絵里「......!」

穂乃果「隠れる?」

希「気にせんでええよー」

379: 2015/09/30(水) 18:18:38.06 ID:v0tPoRFG.net
にこ「見ての通り、五人集まったわ」

絵里「そのようね」

花陽「こ、これで廃部にならなくて済むんですよね?」

絵里「......」

真姫「まさか...」

希「んー」

にこ「......」

絵里「そのまさかよ」

穂乃果「え?」

絵里「アイドル研究部は、廃部よ」

凛「にゃっ!?にゃんだって!?」

381: 2015/09/30(水) 18:26:31.11 ID:v0tPoRFG.net
穂乃果「ど、どういう事ですか!?」

絵里「...廃校が決まったのよ」

花陽「は、廃校?」

希「正確には、来月のオープンキャンパスで入校希望者が、一定数に達しないと廃校になるんよ」

凛「で、でもそれじゃあ!まだ廃校は決まってないはずです!」

真姫「いや、決まったと言っても過言ではないわ」

絵里「その子の言う通りよ」

絵里「私達、生徒会が力を尽くしても不可能なの」

希「悔しいけどね」

絵里「これで分かったでしょ?廃校は免れないの。廃校になる以上、無駄な部活に構ってる暇はないのよ」

にこ「...っ」






穂乃果「待ってください!」

382: 2015/09/30(水) 18:35:44.38 ID:v0tPoRFG.net
にこ「穂乃果...」

穂乃果「アイドル研究部を廃部にするのは待ってください!」

絵里「貴女...!聞いてなかったの?廃校が決まった以上、無駄な部活を継続させる事は出来ないの!」

穂乃果「まだ廃校は決まってません!」

絵里「決まったも同然なのよ!何で分からないの!」

穂乃果「それは......」チラッ

にこ「ふ...良いわ。ドーンと言っちゃいなさい!」

穂乃果「...!」






穂乃果「私達が、廃校を阻止します!!!」

383: 2015/09/30(水) 18:39:18.58 ID:v0tPoRFG.net
絵里「...何ですって?」

穂乃果「言った通りです。私達が廃校を阻止します」

花陽「穂乃果先輩...!」

凛「た、確かに...凛達が廃校を阻止すれば...!」

真姫「アイドル研究部を廃部にする理由は無くなるわね」

希「なるほど...ね」

絵里「ふ......」






絵里「ふざけないで!!!」

385: 2015/09/30(水) 18:50:18.77 ID:v0tPoRFG.net
絵里「私達、生徒会が出来なかったのよ!?それが、貴女達寄せ集めに廃校を阻止できるはずがない!!!」

にこ「......」

穂乃果「生徒会長さん...」

絵里「生徒会が出来なかった廃校を阻止するなんて...そんな夢物語が叶うはずがないじゃない!!!」

にこ「ふん...じゃあ、そこで指を加えて待ってなさい」

絵里「何ですって?」

にこ「私達、アイドル研究部がその夢物語を叶えてあげるわ」

絵里「...っ!」

穂乃果「にこ先輩...!」

花陽「か、格好良いです!」

凛「うんうん!」

真姫「ふふっ、そうね」

絵里「...勝手にしなさい」

にこ「そうさせてもらうわ」

希「じゃあ、廃部はオープンキャンパスの結果が出るまで御預けやね」

穂乃果「ありがとうございます!」

にこ「行くわよ。あんた達」

四人「はい!」


ガチャン...


希「叶えてあげる...か」

絵里「...ばっかみたい」

希「そうやね。でも、馬鹿だからこそ、叶えちゃうかもしれへんよ?」

絵里「......」

希「まぁ、馬鹿なのはウチらもおんなじやろ?」

絵里「...そうね」

386: 2015/09/30(水) 19:00:59.33 ID:+SsUNxh2.net
部室

にこ「さて、もう後戻りは出来ないわね」

穂乃果「...はい」

花陽「やるしか...ないんですよね」

凛「廃校阻止...」

真姫「私達、アイドル研究部で」

にこ「そうね」

四人「......」

にこ「なぁーに暗くなってるのよ」

穂乃果「だ、だって...」

花陽「啖呵を切ったのは良いですけど...」

凛「生徒会でも阻止できなかったのに、凛達で阻止できるかが...」

真姫「ま、不安よね...」

にこ「ったく、情けないわねー」

にこ「にこ達なら大丈夫よ」

にこ「何だって叶えられるわ」

穂乃果「叶え...られる?」

にこ「そう。私達の力を合わせればね」

387: 2015/09/30(水) 19:05:44.21 ID:+SsUNxh2.net
にこ「だいたい、やる前から落ち込んでんじゃないわよ」

花陽「にこ先輩...」

凛「そ、そうですよね!」

真姫「こうなった以上、やるしかないですね」

穂乃果「...うん!」

にこ「やっと元気なったわね」

にこ「じゃ、元気になったところで
景気付けに何か食べに行きましょうか」

穂乃果「はい!」

花陽「行きましょう!」

凛「やったにゃあー!」

真姫「楽しみね」

にこ「勿論、自腹にこよ♡」

四人「......」

にこ「おい」

388: 2015/09/30(水) 19:11:44.74 ID:+SsUNxh2.net
にこ「ぬうわぁにテンション下がってるのよ!」

穂乃果「いえ...」

にこ「にこだって高校生なのよ!奢れるほどお小遣い貰ってないわよ!」

花陽「そ、それもそうですよね...」

凛「うん...わかってたにゃ...」

真姫「普通の高校生の懐事情じゃ仕方ないですよ」

にこ「あ、あんた達ね~!」

にこ「はぁ、奢るのは無理でも、手料理ならご馳走できるけど」

穂乃果「手料理?」

にこ「そ、にこの料理は天下一品よ!」

花陽「て、天下一品...」

凛「略して下品!」

真姫「何でそう略すのよ」

389: 2015/09/30(水) 19:18:32.75 ID:+SsUNxh2.net
にこ「で、どうするの?にこの手料理、食べたいの?」

穂乃果「た、食べてみたいです!」

花陽「は、花陽も!」

凛「凛も!」

真姫「私も食べてみたいかも...」

にこ「決まりね。じゃあ、今日の7時頃に来なさい」

穂乃果「えへへ、楽しみ!」

花陽「今からお腹が空いてきました...」

真姫「気が早すぎでしょ」

凛「どうせならお泊まり会したいにゃ!」

にこ「はぁ?」

穂乃果「お泊まり会?」

凛「うん!明日は休みだし、皆でお泊まり会してみたいな~って...」

花陽「た、楽しそうだけど...」

真姫「迷惑でしょ」

390: 2015/09/30(水) 19:25:26.33 ID:+SsUNxh2.net
凛「や、やっぱり駄目ですか?」

にこ「う...」

穂乃果「にこ先輩...」

花陽「は、花陽もお泊まり、してみたいです...」

真姫「わ、私はどっちでも良いですけど///」カミノケクルクル

にこ「...はぁ」

にこ「しょーがないわねー。良いわよ」

四人「...!」

にこ「あんた達なら大丈夫でしょ」

穂乃果「ほ、本当ですか!?」

にこ「ま、たまにはね」

花陽「やったね!凛ちゃん!」

凛「うん!」

真姫「み、皆とお泊まり...穂乃果先輩とお泊まり///」

394: 2015/09/30(水) 19:37:54.09 ID:+SsUNxh2.net
帰り道

花陽「それじゃあ、また後で伺いますね」

にこ「えぇ、待ってるわ」

凛「おっとまり♪おっとまり♪」

真姫「はしゃぎすぎでしょ」

穂乃果「穂乃果も準備してきますね!」

にこ「気を付けてね」

395: 2015/09/30(水) 19:46:34.51 ID:+SsUNxh2.net
帰り道

花陽「お泊まり楽しみだね♪」

凛「かよちんの家以外にお泊まりなんて、久しぶりだからテンション上がるにゃ~」

真姫「」ソワソワ

花陽「西木野さんも楽しみなんだねっ」

真姫「そ、その、西木野さんは止めてくれないかしら...?」

花陽「え?」

真姫「下の名前で呼んでくれる...?わ、私も下の名前で呼ぶから///」

真姫「花陽///...凛///」

花陽「...!」

凛「ん~!真姫ちゃん、真姫ちゃ~ん!」スリスリ

真姫「ヴェェ///」

花陽「真姫ちゃん、真姫ちゃ~ん!」スリスリ

真姫「は、花陽まで///」

398: 2015/09/30(水) 19:51:32.89 ID:oMSnSgA8.net
ほむら

穂乃果「ただいまー!」ガラッ!

ほのママ「おかえりー」

穂乃果「今日、泊まりに行ってくるね!」

ほのパパ「!?!?」

ドンガラガッシャーン!

ほのママ「と、泊まり!?穂乃果が!?」

穂乃果「う、うん」

ほのパパ「.....」ガクガクッ

ほのママ「か、彼氏なの!?一夜の間違いを犯してくるの!?」

穂乃果「え、えぇ!?」






雪穂「そんなわけないじゃん」

401: 2015/09/30(水) 19:57:24.50 ID:oMSnSgA8.net
穂乃果「ゆ、雪穂...」

雪穂「どうせ、海未ちゃんかことりちゃんの家でしょ。それに、男の子の家に泊まりにいくなら、そんなに落ち着いてないでしょ」

雪穂「きっとこんな感じで」

雪穂『ききききききき、今日!おと、おと、お泊まりしてくるるね!』

雪穂「ってな感じで動揺しまくる筈」

穂乃果「」

ほのママ「それもそうね」

ほのパパ「......」キリッ

ほのママ「それで?結局誰の家に泊まりにいくの?」

穂乃果「...部活の先輩の家」

ほのママ「迷惑かけないよう、お行儀よくしてるのよ?」

穂乃果「わ、分かってるよ!」

402: 2015/09/30(水) 20:01:56.13 ID:oMSnSgA8.net
ほのママ「と言うことは、穂乃果が泊まりにいって、雪穂のお友達が泊まりに来るのね」

穂乃果「へ?」

ピンポーン

雪穂「あ、来たみたい」

ほのママ「どうぞ~」

ガラッ

雪穂「いらっしゃい」

亜里沙「今日は宜しくお願いします!」

穂乃果「あ!亜里沙ちゃん!」

亜里沙「穂乃果さん!」

穂乃果「雪穂の友達って、亜里沙ちゃんだったんだね!」

403: 2015/09/30(水) 20:09:49.58 ID:oMSnSgA8.net
穂乃果「今日は泊まっていくの?」

亜里沙「はい!今日はお世話になります!」

穂乃果「ゆっくりしていってね!」

ほのママ「ほら、穂乃果は泊まりに行く準備をしなさい」

亜里沙「穂乃果さんは今日、いないんですか?」

穂乃果「うん。今日は先輩の家に泊まりに行くんだ」

亜里沙「そうですか...残念です」

穂乃果「今度遊ぼうね!」

亜里沙「はい!」

雪穂「亜里沙、私の部屋に行こ」

亜里沙「うん!」

穂乃果「あ、雪穂」チョイチョイ

雪穂「何?お姉ちゃん」

穂乃果「穂乃果の部屋に入らないでね」コソコソ

雪穂「入らないよ...」

404: 2015/09/30(水) 20:17:44.44 ID:oMSnSgA8.net
矢澤家

穂乃果「えっと、ここだよね?」

花陽「あ!穂乃果先輩!」

穂乃果「花陽ちゃん!凛ちゃんに真姫ちゃんも!」

凛「今から入るところですか?」

穂乃果「うん!ここで良いんだよね?」

真姫「えぇ」

穂乃果「そっか!じゃあ、ピンポーンって」

ガチャ!

穂乃果「あいたぁ!?」ドンッ

にこ「ちょっと五月蝿いわよ!...って」

穂乃果「あへぇ...」

花陽「ほ、穂乃果先輩!しっかりしてください!」

凛「死んじゃ嫌にゃー!」

真姫「あわわ」オロオロ

にこ「ご、ごめん」

406: 2015/09/30(水) 20:23:34.26 ID:oMSnSgA8.net
玄関

にこ「とりあえず上がって」

穂乃果「お、お邪魔します」

こあた「......」ヒョコッ

花陽「あ、あれ?」

凛「ち、ちっちゃいにこ先輩が三人!?」

真姫「分身の術!?」

にこ「違うわよ。おいで、あんた達」

こあた「......」トコトコ

穂乃果「か、可愛い...」

にこ「紹介するわ。私の妹のこころ、ここあ、こたろうよ」

こころ「こころです。よろしくおねがいします」ペコリ

ここあ「ここあ!よろしく!」

こたろう「よろしく~」

408: 2015/09/30(水) 20:27:09.88 ID:oMSnSgA8.net
花陽「に、にこ先輩って姉妹がいたんですね」

にこ「えぇ」

凛「にこ先輩に似て、可愛いにゃ~」

にこ「あったり前よ!」

真姫「可愛いわね...」

こころ「ふふっ、ありがとうございます」

ここあ「にへへ~」

こたろう「あいがと~」

穂乃果「本当に可愛い~」

にこ「一先ず、リビングに行きましょう」

409: 2015/09/30(水) 20:32:07.27 ID:oMSnSgA8.net
リビング

穂乃果「穂乃果だよ!」

花陽「花陽だよ!」

凛「凛だにゃ!」

真姫「うぇ?え、えと...ま、真姫だよ!」

こころ「ふふっ、いつもにこお姉様から話は聞いてます♪」

穂乃果「にこ先輩が?」

ここあ「たのもしくて、かわいいこうはいができたっていつもいってる!」

にこ「ちょっ!?ちょっと!」

花陽「な、何だか照れるね///」

凛「にこ先輩...凛達の事を、そんな風に思っててくれたなんて...!」

にこ「ふ、ふん///」プイッ

真姫「照れてるわね」

こたろう「あはは~」

411: 2015/09/30(水) 20:37:01.77 ID:oMSnSgA8.net
にこ「ゆ、夕飯作ってくるから!」

ここあ「あ、にげた!」

にこ「逃げてないわよ!そこのお姉ちゃん達に遊んでもらってなさい!」

花陽「あ!にこ先輩待ってください!」

にこ「ん?何よ?」

花陽「こ、これ!お米です!」

にこ「え?い、良いの?」

花陽「はい!お世話になりますし」

凛「あ!凛もあるにゃ!」ゴソゴソ

凛「凛はお魚!」

真姫「私からはトマトを」

穂乃果「穂乃果は家のお饅頭を持ってきました!」

にこ「あんた達...ありがとう」

412: 2015/09/30(水) 20:42:57.97 ID:oMSnSgA8.net
穂乃果「じゃあ、何して遊ぼっか?」

こころ「ここあたちは何がしたい?」

ここあ「うーん」

こたろう「ばばぬき~」

花陽「うわぁ。懐かしいね!」

凛「トランプはあるの?」

こころ「はい!えっと、確かここら辺に...ありました!」

真姫「何か書いてあるわね...」

穂乃果「これは...にこ先輩?」

こころ「正解です!」

花陽「す、凄い...一枚一枚に、にこ先輩の絵が描いてある...」

ここあ「ここあ達が描いたんだよ!」

こたろう「かいた~」

真姫「愛されてるわね」

凛「流石にこ先輩にゃ」

415: 2015/09/30(水) 20:53:14.43 ID:oMSnSgA8.net
ーーーーーー

ーーー



穂乃果「うぐっ、また最下位...」

こころ「やりましたね!ここあ!こたろう!」

ここあ「うん!」

こたろう「かち~」

花陽「これで穂乃果先輩は五回連続最下位...」

凛「これは悲しいにゃあ...」

真姫「そんな穂乃果先輩も素敵///」

にこ「弱すぎでしょ」

穂乃果「に、にこ先輩...」

にこ「ほら、夕飯出来たから食べて元気だしなさい」

花陽「あ、運ぶの手伝います!」

凛「凛も!」

真姫「穂乃果先輩、行きましょう?」

穂乃果「うん...」

にこ「じゃ、お願い」

417: 2015/09/30(水) 20:59:06.80 ID:oMSnSgA8.net
食卓

にこ「手を合わせて~」

全員「いただきます!」

穂乃果「うわぁ~!」

花陽「こ、これは!」

凛「す、凄いにゃあ...」

真姫「家のシェフより美味しそう...」

にこ「どんどん食べて良いわよ!」

四人「そ、それじゃあ...」

パクッ







四人「うまぁい!」

421: 2015/09/30(水) 21:20:27.96 ID:oMSnSgA8.net
穂乃果「このハンバーグ!噛んだ瞬間、肉汁が口の中にビュッ!ビュッ!って出てくる!」

穂乃果「も、もしかして凄く高いお肉なんじゃあ...」

にこ「何処にでもある安い肉を、少し工夫しただけよ。コツを後で紙に書いてあげるわ」

穂乃果「わぁい♪」


花陽「ご、ご飯も凄く美味しいです!こ、これって花陽が持ってきたお米ですよね!?」

にこ「えぇ。後で炊き方を教えてあげるわよ」

花陽「やりましたぁ♪」


凛「この冷たいラーメンも美味しいにゃ!凛、こんなラーメン知らないにゃあー!」

にこ「スーパーラーメンね。後でレシピを渡すわよ」

凛「やったにゃ♪」


真姫「このトマトチーズパスタも凄く美味しいわ!シェフを呼んで!星五つよ!」

にこ「ありがと。まだまだあるわよ」

真姫「やったわ♪」

425: 2015/09/30(水) 21:30:39.95 ID:oMSnSgA8.net
こころ「お姉様のりょうりはせかいいちです!」

ここあ「せかいでいちばんすき!」

こたろう「おいし~」

にこ「あんた達...!」

穂乃果「でも、本当に世界一美味しいかも!」

花陽「こ、こんなに美味しい料理食べたことありません!」

凛「毎日食べたいぐらい美味しいにゃ~!」

真姫「専用のシェフとして雇いたいぐらいね」

にこ「ほ、褒めても何もでないにこ///」

426: 2015/09/30(水) 21:35:41.60 ID:oMSnSgA8.net
にこ「ん?凛、魚残ってるわよ」

凛「にゃ」ビクッ

花陽「り、凛ちゃんは魚が苦手なんですよ」

にこ「じゃあ、何で魚を持ってきたのよ...」

凛「お母さんが好き嫌いせず食べなさいって...」

穂乃果「でも、凄く美味しいよ?」

凛「に、苦手なものは苦手...」

にこ「一口でも良いから食べてみなさい」

凛「い、嫌です!」

にこ「花陽、真姫、捕まえなさい」

ガシッ

凛「にゃ!?」

花陽「ごめんね、凛ちゃん」

真姫「先輩命令は断れないのが、後輩の定めと知りなさい」

凛「そ、そんな!?」

428: 2015/09/30(水) 21:38:12.49 ID:oMSnSgA8.net
にこ「ほら!口を開けなさい!」

凛「んーーー!」

にこ「穂乃果」

グイッ

穂乃果「ごめんね、凛ちゃん」

凛「ほ、ほひょかしぇはぁい...」

にこ「ラブにこ!」

シュバッ!

凛「あうっ!?」

もぐもぐ...ごくんっ

花陽「ど、どう?」








凛「うまぁい!」

429: 2015/09/30(水) 21:41:42.85 ID:oMSnSgA8.net
凛「さ、魚がこんなに美味しいものだったなんて!」

にこ「にこの料理スキルをなめるんじゃないわよ」

花陽「り、凛ちゃんが魚を美味しいって!」

真姫「そ、そんなに凄いの?」

花陽「今まで、花陽の前で魚を美味しいって言ったことはないんだよ!?」

穂乃果「なら、よっぽど嫌いだったんだね!」

凛「美味しいにゃ~」パクパクモグモグ

にこ「さて」






にこ「ピーマンが残ってるわよ。穂乃果」

穂乃果「ふひ」ビクッ

430: 2015/09/30(水) 21:51:47.37 ID:oMSnSgA8.net
花陽「ほ、穂乃果先輩、まさか...」

にこ「あんた、その年になってピーマンが食べれないとか言うんじゃないでしょうね?」

こころ「ピーマン、おいしいですよ?」

ここあ「ピーマンだいすき!」

こたろう「すき~」

穂乃果「」

にこ「花陽、真姫、捕らえなさい」

ガシッ

花陽「先輩命令ですから...」

真姫「仕方ないですね」モミミッ

穂乃果「ちょ、ちょっとまって!じ、じゃあ!先輩命令で離して!」

にこ「穂乃果は二年、にこは三年、力の差は明確ね」

穂乃果「嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

431: 2015/09/30(水) 21:54:57.65 ID:oMSnSgA8.net
穂乃果「ぜ、絶対に口を開けないもん!」

凛「それは無理ですにゃ」

グイッ

穂乃果「ひひゃらぁ~!」

にこ「ラブにこ!」

シュバッ!

穂乃果「むぐっ!?」

もぐもぐ...ごくんっ

こころ「ど、どうですか?」









穂乃果「うまぁい!」

436: 2015/09/30(水) 22:04:37.89 ID:oMSnSgA8.net
全員「ごちそうさまでした!」

穂乃果「けぷ...幸せいっぱい夢いっぱい...」

花陽「も、もう食べれません...」

凛「う、動けない...」

真姫「こ、こんなに食べたのは久しぶりかも...」

にこ「お粗末様でした」

こころ「おいしかったです!」

ここあ「たべたたべたー」

こたろう「ぽんぽん~」ポンポン

にこ「あんた達、先にお風呂に入っちゃいなさい」

438: 2015/09/30(水) 22:12:24.51 ID:oMSnSgA8.net
穂乃果「お風呂?」

にこ「えぇ。もう沸かしてあるから入ってきなさい」

花陽「さ、先に入るなんて悪いですよっ」

にこ「そんなの気にしなくて良いわよ」

ここあ「おふろならみんではいりたい!」

こたろう「はいりたい~」

こころ「さ、さすがにそれは...」

凛「皆でお風呂...楽しそう!」

にこ「えぇ!?」

穂乃果「み、みんなで...」

花陽「お風呂///」

にこ「い、いやいや!無理よ!無理!入らないわよ!」

ここあ「えー!はいりたいー!」

こたろう「だめ~?」

こころ「だ、だめですよ!みなさんもめいわくでしょうし!」

439: 2015/09/30(水) 22:19:32.75 ID:oMSnSgA8.net
真姫(みんなでお風呂→お風呂に入るときは裸→みんな裸→穂乃果先輩も裸→穂乃果先輩の裸が見られる)

凛「凛は賛成!」

花陽「り、凛ちゃん!?」

真姫「私も賛成よ」タラー

花陽「ま、真姫ちゃんまで!?」

穂乃果「それより鼻血出てる!」

ここあ「はいるはいるー!」

こたろう「はいる~」

こころ「わ、私もよかったら、はいりたいです///」

にこ「あーもう、滅茶苦茶ね」

441: 2015/09/30(水) 22:24:48.88 ID:oMSnSgA8.net
脱衣場

にこ「結局、皆で入るのね」

凛「わぁい!」スッポンポーン

ここあ「やったー!」スポポーン

こたろう「わぁ~」フルルーン

にこ「ってもう脱いでるし」

穂乃果(あ、あれがおちん○ちん...)ゴクッ

真姫(こ、これが穂乃果先輩の裸...)タラー

花陽「ほ、穂乃果先輩も脱いでる///」

こころ「ま、真姫さん!鼻血出てます!」

にこ「あー、さっさと脱いで入るわよ」

442: 2015/09/30(水) 22:32:21.13 ID:r12Auhja.net
お風呂

カポーン

穂乃果「せ、狭い」

にこ「当たり前よ!」

花陽「あ、あの!お風呂に浸かる人と洗う人に別れませんか?」

にこ「そ、そうね...」

ここあ「えー!みんでおふろにつかってみたい!」

こたろう「みたい~」

こころ「さ、さすがにむりですよ!」

凛「少しぐらいなら良いんじゃないかにゃ?」

真姫「私も賛成よ」

にこ「ええい!こうなりゃ自棄よ!皆でお風呂に浸かるわよ!」

446: 2015/09/30(水) 22:41:33.05 ID:r12Auhja.net
チャプーン

穂乃果「うぐぅ...」

花陽「せ、狭い...」

にこ「う、動けないにこ...」

真姫(ふふ...この状況なら、どさくさ紛れに、穂乃果先輩の胸を触っても怪しまれない...)

花陽「うわわっ!バランスが!」グラッ

もにゅん

真姫「ひゃ!?ちょっ、どこ触ってるのよ///」

花陽「あわわ///ご、ごめん!」

穂乃果「うわぁ!?」グラッ

むぎゅっ

にこ「にこぉ!?ほ、穂乃果!どこを握ってるのよ///」

穂乃果「ご、ごめんなさい///」

凛「キュートスプラッーシュ!」ザバァン!

ここあ「あはは!」

にこ「ええい!暴れるなぁ!」

こころ「あぅ...」

こたろう「いいゆ~」

448: 2015/09/30(水) 22:45:48.15 ID:r12Auhja.net
リビング

穂乃果「つ、疲れた...」グダァ~

花陽「はぁ...はぁ...」グデェ~

にこ「こんなに疲れたお風呂は初めてよ...」

真姫(結局触れなかったわ...)

こころ「つ、つかれましたね...」

こたろう「うん~」

凛「まてまて~!」ダダッ

ここあ「あはは!にげろ~!」タタッ

にこ「あ、あいつら...元気すきでしょ...」

449: 2015/09/30(水) 22:51:11.18 ID:r12Auhja.net
ここあ「おなかすいた~」

凛「凛も~」

ぐぅー

にこ「あんなに動くからよ...」

にこ「はぁ、穂乃果が持った来てくれたお饅頭を食べよっか?」

こたろう「わぁ~い」

こころ「おまんじゅうだいすきです!」

花陽「は、花陽も...」

真姫「私も好きよ」

穂乃果「穂乃果も好きだよ。飽きちゃったけど...」

451: 2015/09/30(水) 22:57:24.10 ID:r12Auhja.net
にこ「でも、まさか穂乃果があの『ほむら』の娘だったなんてね」

花陽「びっくりしました!」

穂乃果「そんなに?」

凛「ここら辺では有名だよね?」

真姫「そうね」

穂乃果「へぇ~、そうなんだ~」

こころ「おいしいですね!ここあ!こたろう!」

ここあ「おいしいー!」

こたろう「うまうま~」

452: 2015/09/30(水) 23:01:27.81 ID:r12Auhja.net
にこの部屋

穂乃果「こころちゃん達、寝てしまいましたか?」

にこ「えぇ。遊び疲れたみたいね」

凛「凛も疲れたにゃ~」

花陽「は、花陽も...」

真姫「私も疲れたわ...」

穂乃果「あはは...穂乃果も...」

にこ「じゃあ、今日はもう寝ましょうか」

凛「えぇー!」

にこ「えーって何よ?」

凛「もっと話したいですー」

にこ「一人で話してなさい...ふぁ」

凛「そ、そんなぁ~」

454: 2015/09/30(水) 23:08:38.79 ID:r12Auhja.net
シーン...

凛「もう寝た?」

四人「......」

凛「これはね、凛が聞いた怖い話なんだけど...」

にこ「ちょ...」

凛「あのね、ある二人の姉妹が一緒に住んでたんだ。姉妹は同じ部屋で寝るの。姉が下で、妹がベッド...」

穂乃果「そ、それで...?」

凛「ある日の夜中、姉が妹を起こしたの。『トイレについてきて』って...」

花陽「......」プルプル

凛「妹は嫌がったの。でも、姉はしつこくついてくるように頼んできたの。妹は結局、トイレについていってあげることにした。」

真姫「ふぅん...」

凛「でも、姉はトイレには行かず、外に妹を連れて出たの。妹は何で外に出たかを姉に聞いたんだ。そしたら...」

456: 2015/09/30(水) 23:13:57.67 ID:r12Auhja.net
『やっぱり気付いてなかったのね...』

穂乃果「ど、どういうこと?」

凛「ベッドの下に包丁を持った男の人がいたんだよ」

花陽「ぴゃあ...」ガクガク

凛「姉は男の人の存在に気付いて、外に妹と一緒に逃げたんだよ」

穂乃果「ひぃ...」ブルブル

凛「終わりにゃ...」

にこ「へ、へぇ~?た、たいしたことないわね...」ガタガタッ

真姫「私、ベッドの隣なんだけど...」

462: 2015/09/30(水) 23:24:34.73 ID:r12Auhja.net
にこ「...で」

にこ「何で皆ベッドの上に来るのよ...」

穂乃果「あ、あはは...」

花陽「こ、怖くて...」

凛「り、凛も話したのはいいけど、怖くなったにゃ...」

真姫(これなら、自然に穂乃果先輩に密着できる///)

にこ「じゃあ、にこが下に降りるわよ」





にこ「何で皆ついてくるのよ」

穂乃果「に、にこ先輩近くだと何だか安心して...」

花陽「そ、そうなんですよ...」

凛「や、やっぱりお姉ちゃんだからかな...」

真姫(穂乃果先輩...いい匂い...)クンクン

にこ「暑くて寝れないんだけど」





一時間後

穂乃果「ふひ、ふひひ....」Zzz

花陽「おこめ...」Zzz

凛「も、もう食べられないにゃ...」Zzz

真姫「......」クンクン

にこ「...寝れない」

497: 2015/10/01(木) 18:43:34.52 ID:DmkSyfyT.net
三日後

放課後 部室

にこ「あれから今日まで、対策を考えたけど...」

穂乃果「何も...浮かびませんね...」

花陽「うぅ...」

凛「考えすぎて頭痛いにゃ...」

真姫「そうね...」

にこ「不味いわね」

穂乃果「学校の歴史、校舎をアピールするのは無しですもんね」

にこ「それで阻止できたら、生徒会がやってるだろうし」

凛「うーん、何かアピールするところって他にあったかなぁ」

真姫「この学校のアピールポイント...」

花陽「無いなら作ってみたりはどうでしょうか?」

真姫「新しく作る?」

穂乃果「花陽ちゃん!それだよ!」

498: 2015/10/01(木) 18:49:32.54 ID:DmkSyfyT.net
穂乃果「無いなら作っちゃえば良いんだよ!」

凛「た、確かに!」

にこ「でも、作るっていってもどうするのよ?」

穂乃果「えっと、受験なしで入れる...とか?」

にこ「現実的に考えて無理ね」

穂乃果「ですよね...」

花陽「あ、あの!」

凛「かよちん、どうしたの?」

花陽「じ、実は私...折り紙、結構得意なんです」

真姫「折り紙...?」

499: 2015/10/01(木) 18:57:19.36 ID:DmkSyfyT.net
花陽「う、うん!」

にこ「折り紙ねぇ、廃校阻止のアピールとしてはインパクトが無いわね」

花陽「あぅ...」

穂乃果「でも、花陽ちゃんって折り紙得意だったんだね!」

凛「かよちんの折り紙凄いんですよ!」

にこ「ちょっと見てみたいわね。確かここに折り紙が...あったわ」ガサゴソ

真姫「折ってみたら?」

花陽「じ、じゃあ、少しだけ...」

おりおり...




花陽「で、出来ました!」

折り紙穂乃果「ホノカダヨ!」

凛「やっぱりかよちんの折り紙は凄いにゃ~」

花陽「えへへ///そんなことないよ~」

三人「......」






にこ「インパクトが強すぎるわ!!!」

501: 2015/10/01(木) 19:05:57.80 ID:DmkSyfyT.net
花陽「ぴゃあ!?」ビクッ

にこ「え!?何!?何で動いてるの!?てか、普通の折り紙だったわよね!?」

折り紙穂乃果「ホノカダヨ!」

穂乃果「ほ、穂乃果と同じぐらいの大きさだよ...」

真姫「そっくりね...」

凛「かよちん、昔から折り紙得意だったもんね!」

にこ「得意とかそんなもんじゃないわよ!」

折り紙穂乃果「ニコセンパイオチツイテクダサイ」

にこ「あんたは何で喋ってるのよ!!!」

花陽「健全なる精神は健全なる折り紙に宿る」

にこ「ごめん...意味が分からないわよ!!!」

503: 2015/10/01(木) 19:16:16.04 ID:DmkSyfyT.net
穂乃果「で、でも、これなら!」

真姫「廃校を阻止するのには、充分過ぎるアピールポイントね」

にこ「まぁ、確かにそうだけど...」

折り紙穂乃果「ダヨネ!」

凛「穂乃果先輩!雪穂ちゃんにメールしてみて下さい!」

穂乃果「雪穂に?」

花陽「出来れば、現役女子中学生の意見が聞きたいです」

穂乃果「なるほど!じゃあ、メールしてみるね!」

穂乃果「その前に、動画を撮って...」ピッ

折り紙穂乃果「コウサカホノカ!キョウモファイトダヨ!」

穂乃果「良し!あとはメールを...」

『雪穂!この折り紙見て!喋るし動くんだよ!どう?音ノ木坂に入りたくなったでしょ?』添付 動画



穂乃果「送信!」

507: 2015/10/01(木) 19:22:09.43 ID:DmkSyfyT.net
ピロン♪

穂乃果「あ!雪穂からメール!」

にこ「な、なんて!?」

穂乃果「えっと...」

『凄いと思うけど、何か怖い。あと、最近の女子中学生は、折り紙なんて興味ないよ』

五人「......」


にこ「却下ね」

花陽「うぅ...じゃあ、分解しときますね...」

分解!

パラパラ...

真姫(欲しかった...)

凛「折り紙が駄目となると...」

穂乃果「うーん...」

にこ「今日はもう帰りましょう。暗くなってきたし」

穂乃果「分かりました...」

509: 2015/10/01(木) 19:32:13.30 ID:DmkSyfyT.net
ほむら

穂乃果「ただいまー」ガラッ

ほのママ「おかえりー。おやつ、居間に置いてるわよ」

穂乃果「うんー」




ほのママ「な、何か元気なかったわね...」

ほのパパ「!?!?」

ドンガラガッシャーン!

ほのママ「き、きっと恋の病とかじゃないわよ!」

ほのパパ「......」キリッ

510: 2015/10/01(木) 19:35:12.97 ID:DmkSyfyT.net
居間

雪穂「あ、おかえり。お姉ちゃん」

穂乃果「ただいま~」

雪穂「あのメール、何かあったの?」

穂乃果「今ね、廃校を阻止しようとしてるんだよ」

雪穂「誰が?」

穂乃果「穂乃果たち」

雪穂「ふーん...」







雪穂「うっそだぁ」

穂乃果「嘘じゃないもん!」

511: 2015/10/01(木) 19:41:50.83 ID:DmkSyfyT.net
雪穂「お姉ちゃんが廃校阻止~?むりむりむりのかたつむりだよ」

穂乃果「む、無理じゃないもん!絶対叶えてみせるもん!」

雪穂「それであの不気味な折り紙だもんねー。あれじゃあ無理でしょ」

穂乃果「む...じゃあ、何か良い案でもあるの?」

雪穂「うーん、スクールアイドル...とか?」

穂乃果「スクールアイドル?」

雪穂「そ、今、女子中学生の間で大人気なんだよ」

雪穂「ほら、これ見てみなよ」スッ

穂乃果「これって、雪穂が読んでた...」

雪穂「UTX学院のパンフレットだよ」

穂乃果「もしかしてここに入るの?」

雪穂「だって、廃校になるんでしょ?ならないなら音ノ木坂に入るけど」

穂乃果「な、ならないよ!」

514: 2015/10/01(木) 19:54:26.45 ID:DmkSyfyT.net
雪穂「ま、良いから読んでみなよ」

穂乃果「む~」ペラペラ

穂乃果「ん?これって...」

雪穂「UTXのスクールアイドルのページ」

穂乃果「へぇ~」ペラペラ...

穂乃果「...スクールアイドルのページ多くない?」

雪穂「それほどスクールアイドルが人気なんだよ」

テレビ『今!全国で大大大人気のスクールアイドル!今回、街行く女子中学生にスクールアイドルについて、インタビューしてみました!』

女子中学生A『スクールアイドル、良いですよね!高校はスクールアイドルがいる高校に入りたいです!』

女子中学生B『回りの友達、みんな言ってます!』

穂乃果「す、凄い人気...」

雪穂「まぁね」

穂乃果「......」

雪穂「...お姉ちゃんが、スクールアイドルなるなら...応援してあげても良いよ」ボソッ

穂乃果「え?」

雪穂「な、何でもない///」

雪穂「ま、まぁ頑張ってね。私だって、出来れば音ノ木坂に入りたいんだから」

穂乃果「雪穂...」






穂乃果「...うん!任せてよ!」

516: 2015/10/01(木) 20:08:15.65 ID:DmkSyfyT.net
次の日

昼休み 部室

穂乃果「というわけで!ご指導お願いします!にこ先輩!」

にこ「スクールアイドル...ね」

凛「凛たちが...アイドル...」

真姫「そう言えば、パパの部屋に、スクールアイドル特集の雑誌があったわね」

花陽「た、確かに!最近のスクールアイドルの人気は、社会現象になるほど強いです!」

花陽「で、ですが...」

にこ「......」

穂乃果「もしかして...駄目...ですか?」

にこ「そうね」

穂乃果「そ、そんな!?」

凛「り、凛が女の子っぽくないからにゃ..」

にこ「そうじゃないわよ」

穂乃果「ほ、穂乃果が可愛くないから...」

にこ「違うわよ。あんた達は可愛いわ」

穂乃果「な、なら、どうしてですか?」

522: 2015/10/01(木) 20:25:47.45 ID:DmkSyfyT.net
にこ「そんなことしても無駄だからよ」

穂乃果「な!?」

花陽「...スクールアイドルは、近くのUTX学院に、大物がいます...」

にこ「そんなのが近くにいるのに、にこ達が、スクールアイドルで対抗できると思う?」

凛「そ、それは...」

にこ「無理に決まってるわ。他の方法を考えましょう」

真姫「......」








穂乃果「諦めるんですか?」

526: 2015/10/01(木) 20:52:32.48 ID:DmkSyfyT.net
にこ「っ!」

穂乃果「にこ先輩、言ってたじゃないですか!」

穂乃果「廃校を阻止する夢物語を叶えて見せるって!」

にこ「言ったわよ!でも、スクールアイドルじゃなくても良いじゃない!」

穂乃果「他に良い案はあるんですか!?」

にこ「そ、それは...今、考えてるじゃない!」

穂乃果「もう時間がないんですよ!」

穂乃果「やりましょうよ!スクールアイドル!」

にこ「......」

真姫「私は、穂乃果先輩に賛成です」

527: 2015/10/01(木) 21:02:45.07 ID:DmkSyfyT.net
穂乃果「真姫ちゃん!」

真姫「穂乃果先輩の言う通りです。もう、時間はないですから」

凛「り、凛も賛成です!凛一人じゃ無理だけど...皆となら!」

花陽「は、花陽も...花陽も賛成します!ここまで来て、諦めるなんてしたくないです!」

穂乃果「凛ちゃん、花陽ちゃん...!」

にこ「あんた達...」

にこ「本当に良いの?この案が失敗したら、どうなるか分かってるの!?」

にこ「レベルの低い歌やダンスを披露して、廃校を阻止出来ませんでしたってなってみなさい!」

にこ「私達は、学校の恥としてみんなから後ろ指を指されて、高校生活を過ごすのよ!」

にこ「虐められたりもするかもしれない!」

528: 2015/10/01(木) 21:16:06.58 ID:DmkSyfyT.net
にこ「私だけなら別に良いわ...でも!」

にこ「あんた達の高校生活を、台無しにしたくないのよ...!」

真姫「にこ先輩...」

花陽「私達の事を、そこまで...」

にこ「これで分かったでしょ?他の方法を考えましょう」

凛「凛は...虐められてもいい!」

にこ「え?」

凛「例え、百人に虐められても、穂乃果先輩達がいてくれるなら...凛は大丈夫!」

花陽「花陽も...穂乃果先輩やにこ先輩、凛ちゃんと真姫ちゃんがいてくれるなら、どんな事でも耐えられます!」

真姫「私も、穂乃果先輩が...いえ、穂乃果先輩達がいてくれるなら...何だって越えられるわ」

穂乃果「みんな...!」

穂乃果「穂乃果も...穂乃果も平気です!にこ先輩達と一緒なら、何も怖くない!」

にこ「あんた達...」

529: 2015/10/01(木) 21:19:53.79 ID:DmkSyfyT.net
にこ「本当に...良いのね?」

穂乃果「はい!」

にこ「練習はとてもキツいわよ?」

花陽「か、覚悟できてます!」

にこ「朝早くから練習するけど、起きられる?」

凛「いざとなったら、お母さんに起こしてもらいます!」

にこ「もう、後戻りは出来ないのよ?」

真姫「それなら、前に進むだけです」

にこ「......」

四人「にこ先輩!」

にこ「はぁ...」






にこ「しょーがないわねー」

531: 2015/10/01(木) 21:26:26.30 ID:DmkSyfyT.net
にこ「良いわ。やってやろうじゃない」

穂乃果「それじゃあ...!」

にこ「スクールアイドル、やるわよ!」

花陽「はい!」

凛「やってやるにゃ!」

真姫「燃えてきたわね!」

にこ「さて、そうと決まれば...」






にこ「さっさと昼食をとりましょ」

穂乃果「あと五分しかないですよ」

花陽「んぐっ!?」

凛「か、かよちん!」

真姫「はい、水。勢いよく食べるからよ」

533: 2015/10/01(木) 21:35:30.93 ID:DmkSyfyT.net
放課後

部室

にこ「良い?これからは朝、昼休み、そして放課後に練習をするわ」

にこ「各自、練習着を持参すること」

花陽「分かりました!」

凛「朝早くって、具体的に何時ですか?」

にこ「そうね。六時ぐらいから始めるわよ」

真姫「凛、起きれる?」

凛「ふ、起きてみせるにゃ」

穂乃果「にこ先輩、トイレに行ってきて良いですか?」

にこ「良いわよ。行ってきなさい」

真姫「あ、私も」

にこ「真姫は駄目よ」

真姫「何でですか?」

にこ「その大きなカメラを置いていくなら良いわよ」

真姫「くっ...」

538: 2015/10/01(木) 21:45:52.11 ID:DmkSyfyT.net
トイレ前

穂乃果「ふぅ、すっきりしたぁ...」

穂乃果「...穂乃果がスクールアイドルかぁ」

「へぇ~、穂乃果がスクールアイドル...」

穂乃果「っ!」ビクッ

生徒M「ふぅん...」

穂乃果「ぁ...」

生徒M「最近、楽しそうね」

穂乃果「ぅ...」

生徒M「今度は、あの西木野総合病院の子にくっついてるの?金魚の糞みたいに」

穂乃果「ち、ちが...」

生徒M「いやー、穂乃果は上手いよねぇ。そうやって誰かの腰巾着になるの」

穂乃果「そ、そんなんじゃ...」

544: 2015/10/01(木) 22:01:30.86 ID:DmkSyfyT.net
生徒M「苛つくんだよねぇ、そういう人」

生徒M「園田さん達が好きなんじゃなくて、園田さん達の家の権力が好きなんでしょ?」

穂乃果「違う...」

生徒M「どうだか、園田道場、理事長、西木野総合病院...これが好きなんでしょ?」

穂乃果「そんなんじゃない!!!」

生徒M「っ!?」

穂乃果「海未ちゃんやことりちゃん、真姫ちゃんの事を...そんな風に見たことない!!!」

穂乃果「三人とも...穂乃果の大事な友達だもん!!!」

生徒M「この...!」





「そこまでです」

550: 2015/10/01(木) 22:12:05.61 ID:DmkSyfyT.net
生徒M「っ!」

ことり「今、何しようとしたんですか?」

海未「逆ギレですか?みっともないですね」

穂乃果「あ...」

生徒M「そ、園田さんに南さん...ど、どうしてここに?」

海未「トイレで穂乃果の排泄音...いえ、穂乃果を馬鹿にする声が聞こえたものですから」

ことり「そうねぇ。散々、穂乃果ちゃんを馬鹿にしたみたいね」

生徒M「ち、ちがっ...私は、園田さん達に欲をもって近づく奴を、排除しようと!」

ことり「貴女の気持ちは嬉しいよ?私達の事を思ってくれたんだよね」

生徒M「そ、そう!」

海未「ですが...私達はそんなこと、頼んでいませんよ?」

生徒M「そ、それは...」

563: 2015/10/01(木) 22:26:51.11 ID:DmkSyfyT.net
海未「この一ヶ月、よくも穂乃果を虐めてくれましたね」

生徒M「...っ」

ことり「ねぇ...」ポンッ

生徒M「な、何?」

ことり「ことり、怒ってるんだぁ...」

生徒M「ひっ...」

ことり「ことりのおやつにしちゃうぞ♪」ニッコリ

生徒M「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!」ショバイロッ

ことり「ね、海未ちゃんも怒ってるよね?」

ラブアローシュート
海未「すみません。『天を射ぬく終の矢』の練習をしてたので、聞こえませんでした」ドゴォォォォォン!

生徒M「ぁ...あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

生徒M「ママァァァァァ!!!転校するぅぅぅぅぅ!!!」

ダダダッ!ズタン!ダダダダダッ!!!

567: 2015/10/01(木) 22:36:43.99 ID:FsRU9kJ6.net
海未「口ほどにもないですね」

穂乃果「ふ、二人とも...」

ことり「穂乃果ちゃん、怪我はない?」

穂乃果「う、うん...」

海未「なら、良かったです」

穂乃果「二人とも...穂乃果の事、嫌いになったんじゃ...」

ことり「それはあり得ないよ!」

海未「絶対にあり得ません!」

穂乃果「で、でも...穂乃果と一緒に遊んだり、話したり、帰ったりする事がなくなったし...」

ことり「そ、それは...」

海未「穂乃果を助けるために...」

穂乃果「助ける?」

ことり「そうなの。一ヶ月前、あの三人が穂乃果ちゃんの事を虐めだしたよね?」

穂乃果「う、うん。穂乃果が二年生になった日...だよね?」

海未「そうです。あの三人は、私達のファンだそうで」

ことり「前からことり達と仲の良かった穂乃果ちゃんが、気に入らなかったみたいなの」

571: 2015/10/01(木) 22:53:22.82 ID:FsRU9kJ6.net
海未「穂乃果と同じクラスになった三人は、穂乃果を虐め始めたんです」

ことり「クラスが変わって、初めての日に虐めれば、穂乃果ちゃんの事を知らない他の子達に、穂乃果ちゃんは虐められてるって言う印象を植え付けられるからね」

穂乃果「それで...穂乃果を...」

海未「えぇ。穂乃果が虐められる原因が私達なら」

ことり「穂乃果ちゃんから離れれば、あの三人も虐めることはないと思って...」

海未「あの三人以外が、虐めに参加しなかったのは不幸中の幸いでしたが...」

ことり「だけど、それが裏目に出たみたいで、あの三人は変わらず穂乃果ちゃんを虐めて」

海未「すみません。後の事を考えると、力任せに解決したくありませんでしたから」

ことり「結局、我慢できなくてやっちゃったけど...」

穂乃果「......」

海未「怒ってますよね...」

ことり「嫌いになったよね...」







穂乃果「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!良かったよぉぉぉぉぉぁ!!!」

577: 2015/10/01(木) 23:02:11.56 ID:FsRU9kJ6.net
海未「ほ、穂乃果?」

穂乃果「びぇぇぇぇぇぇん!!!二人に嫌われたかと思ったよぉぉぉぉぉ!!!」

ことり「お、怒ってないの?」

穂乃果「ひっぐ、何で怒らなきゃいけないの?」

海未「い、一ヶ月も助けなかったんですよ!?」

穂乃果「で、でも、ひっく、それは穂乃果の事を思っての事でしょ?」

海未「そ、そうですが...」

穂乃果「でも、でもね...穂乃果はね、ひっく、二人がいてくれればそれで良いんだよ?」

ことり「え?」

穂乃果「百人の友達より、大事な大事な友達二人が良いよぉ...」

穂乃果「今は六人だけど...」

海未「穂乃果...」

ことり「穂乃果ちゃん...」

穂乃果「海未ちゃーん!ことりちゃーん!」

だきっ!

海未(い、一ヶ月ぶりのほのスメル...!)

ことり(し、刺激が強すぎるちゅん...)

ことうみ「ぐはっ!」ブシュ!

穂乃果「えぇ!?ふ、二人とも、しっかりしてぇぇぇぇ!!!」

583: 2015/10/01(木) 23:05:13.45 ID:FsRU9kJ6.net
部室

穂乃果「と言うわけで、二人が協力してくれるそうです!」

海未「園田海未です。穂乃果の未来の奥さんです」

ことり「南ことりです。穂乃果ちゃんの未来の奥さんです」

にこ「あんた...トイレに何しに行ったのよ...」

花陽「穂乃果先輩...そんなことがあったんですね...」

凛「許せないにゃ!その三人!」

真姫「パパに頼んで消してもらおうかしら」

588: 2015/10/01(木) 23:11:35.77 ID:FsRU9kJ6.net
にこ「コホン!それで?二人は協力してくれるって?」

穂乃果「はい!」

にこ「あんた達、私達が何をするか分かってんの?」

海未「はい。穂乃果から話は聞いてます」

ことり「ことりも廃校は嫌だから...」

にこ「失敗したら、どうなるかも?」

海未「失敗なんてしませんよ」

ことり「穂乃果ちゃんから聞きました。頼りになる友達がいるって♪」

にこ「ふ、ったく...そう言われちゃ仕方ないわね」

海未「それに、穂乃果がお世話になったみたいですしね」

にこ「お世話になったのは私達の方よ」

590: 2015/10/01(木) 23:22:25.20 ID:FsRU9kJ6.net
にこ「分かったわ。あんた達の力を貸して頂戴」

ことうみ「はい!」

花陽「これで七人!」

凛「UTX学院のスクールアイドルは三人だから...」

真姫「これで二倍以上ね」

にこ「せめて三倍は欲しいところなんだけね」

穂乃果「でも、やるしかないですよ!」

にこ「そうね...って」

にこ「穂乃果、辛い事があったら言いなさい。一人で悩むんじゃないわよ」

穂乃果「え?で、でも...」

にこ「でもじゃないわよ。私達は友達...なんでしょ?」

花陽「そうですよ!」

凛「もっと、頼りにして欲しいにゃ!」

真姫「穂乃果先輩の頼みなら国の一つや二つ、滅ぼしますよ」

穂乃果「みんな...!」








ことり「ねぇ?海未ちゃん」

海未「何ですか?ことり」

ことり「ことり達の行動が裏目に出たって言ったけど、良い方向に物事が運んだみたい」

海未「穂乃果の力ですよ」

ことり「そうだね♪」

619: 2015/10/02(金) 18:37:06.41 ID:SHrak7IM.net
ほむら

穂乃果「ただいまー!」ガラッ!

ほのママ「おかえりー。騒がしいわね」

穂乃果「今日、泊まりに来るから!」

ほのパパ「...!...!」ブゥン!ブゥン!

ほのママ「お、男が!?今日!?穂乃果を犯しに!?」

穂乃果「そ、そんなわけないよ!海未ちゃん達だよ!」

ほのママ「そんなことだろうと思ったわ」

ほのパパ「......」コクコク

穂乃果(絶対嘘だ...)

620: 2015/10/02(金) 18:39:22.17 ID:SHrak7IM.net
ピンポーン

穂乃果「あ!来た!」

ガラッ

穂乃果「いらっしゃい!」

海未「お邪魔しますね」

ことり「お邪魔しまーす♪」

ほのママ「あらあら、いらっしゃい」

穂乃果「早速、穂乃果の部屋に行こうよ!」

海未「えぇ!」

ことり「久しぶりだから楽しみ~♪」

タッタッタ...

ほのママ「ふぅ、元通りの関係に戻ったみたいで良かったわ」

ほのパパ「......」コクコク

雪穂「あれ?海未ちゃん達来たの?」

ほのママ「雪穂、お風呂からあがったのね。海未ちゃん達なら穂乃果の部屋に行ったわよ」

雪穂「ふーん。これで一件落着、かな?」

ほのママ「そうね...あ」

雪穂「ん?どったの?」

ほのママ「アダルトグッズ...今日、穂乃果の部屋に返しに行ったばっかりだったわ...」

ほのパパ「!?」

ドンガラガッシャーン

雪穂「な、なにしてんのさ!?」

ほのママ「いやー、すごく落ち込んでたら...もう返しても良いかな~って...」

雪穂「あーあ、私しーらない」

ほのパパ「......」ビクンッビクンッ

621: 2015/10/02(金) 18:40:04.96 ID:SHrak7IM.net
穂乃果部屋

海未「おや、片付いてますね」

穂乃果「あ、当たり前だよ!」

穂乃果(お母さんが片付けてくれたのかな?)

ことり「あ、穂乃果ちゃん!パソコンでスクールアイドルについて調べてみない?」

穂乃果「なるほど!スクールアイドルをやるなら、詳しくないとね!」

海未「では、起動してください」

穂乃果「はいはーい!」ポチッ

ウィーン

622: 2015/10/02(金) 18:42:36.05 ID:SHrak7IM.net
凛『にゃ...そんなところ見られたら恥ずかしいよ///』

『顔を赤らめる彼の体は、小さいながらも引き締まってて、種棒はまるで怒ってるかのように、勃っていた...。』

穂乃果「あ!」

穂乃果(し、しまったぁ~!昨日、初めてえ ちなシーンまでいったけど、眠かったからスリープにしてたんだった!)

ことうみ「!?!?」

ドンガラガッシャーン

ことうみ「......」ガクガクッ

穂乃果「え、えぇ!?ふ、二人とも!大丈夫!?」

624: 2015/10/02(金) 18:44:04.98 ID:SHrak7IM.net
十分後

海未「全く!ハレンチです!」

穂乃果「うぅ...」

ことり「穂乃果ちゃん、こんなゲームはしちゃ、めっ!」

穂乃果「ご、ごめんなさい...18歳じゃないのにやってしまって...」

ことり「ううん、怒ってるのはそこじゃないよ?」

穂乃果「え?」

ことり「やるならこのことりが作った女の子同士の恋愛ゲーム『スピカテリブル』やろうよ」

穂乃果「女の子同士の恋愛?」

ことり「うん!ちなみにね、攻略対象はことり似のキャラ一人だよ!声はことりがあてたんだ♡」

海未「あ、ずるいですよ、ことり!私似のキャラも作ってください!」

626: 2015/10/02(金) 18:45:50.21 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「お、女の子同士は...ちょっと」

ことり「女の子同士、気持ちいい」クワッ

穂乃果「き、気持ちいい?」

海未「やったことないので分かりませんが」

ことり「きっと気持ちいい」

穂乃果「気持ちいい...」ゴクッ

ことり「気持ちいい」

海未「気持ちいいです」

穂乃果「気持ちいい...女の子同士は気持ちいい...」クラクラ

ゴチン!

穂乃果「あいたぁ!?」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん!?」

海未「大丈夫ですか!?」

穂乃果「うぅん...頭に何か落ちてきたんだけど...」チラッ

627: 2015/10/02(金) 18:47:08.59 ID:SHrak7IM.net
海未君ディルド「ホノカァ!」

ことりくんディルド「ボクタチヲミステナイデ!」

コンドーム「ボクヲツカッテ、オトナノジョセイニナルンデショ!」

穂乃果「か、帰ってきたの!?」

海未君ディルド「エェ!」

ことりくんディルド「カワイソウダカラッテ、ホノカチャンノオカアサンガ!」

コンドーム「カエシテクレタヨ!」

穂乃果「やったぁ!まだ一度も使ってないんだよね!」

ことうみ「!?!?」

ドンガラガッシャーン

ことうみ「......」ビクンッビクンッ

穂乃果「うわわ!?ど、どうしちゃったの!?」

海未君ディルド「ニセモノハデテイキナサイ!」

ことりくんディルド「レズノミチニハ、イカセナイチュン!」

コンドーム「ボクヲツカエルヨウニナッテカラ、デナオスンダネ!」

629: 2015/10/02(金) 18:56:44.89 ID:SHrak7IM.net
次の日

朝 2年クラス

穂乃果「ふいー、練習疲れたぁ~」

穂乃果「それにしてもひどいよ!昨日はあれっきり起きないし!」

海未「す、すみません...」

ことり「ショックが大きすぎて...」

穂乃果「ショック?」

「穂乃果!」

穂乃果「え?」クルッ

生徒GHM「......」

穂乃果「あ...」

海未「おや、転校してなかったのですね」

ことり「ちょっとお仕置きが足りなかったかな?」

生徒GHM「ひっ!?」ビクッ

穂乃果「ま、待って!二人とも!」

生徒H「ほ、穂乃果...」

穂乃果「えっと、穂乃果に何か用があったんだよね?」

生徒G「うん...」

穂乃果「どうしたの?」

生徒M「えっと...」









生徒GHM「ごめん!!!」

630: 2015/10/02(金) 19:03:09.74 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「え?」

生徒G「わ、私達、穂乃果に酷いことした!」

生徒H「私達、穂乃果が園田さん達と仲良くしてるのが気に食わなくて...」

生徒M「嫉妬で穂乃果を虐めちゃって...」

生徒GHM「本当にごめんなさい!!!」

ことうみ「......」

穂乃果「ううん。もういいよ」

生徒GHM「!」

海未「ほ、穂乃果!?」

ことり「い、良いの?」

穂乃果「うん!」

生徒G「で、でも!私達、穂乃果を虐めたんだよ?」

生徒H「そんな私達を許してくれるの?」

穂乃果「だって、三人は謝ってくれたよね?」

生徒M「う、うん...」

穂乃果「三人が謝ってくれたときね、心が軽くなったの」

穂乃果「あぁ...穂乃果が欲しかったのは、この言葉だって」

生徒GHM「穂乃果...」

634: 2015/10/02(金) 19:10:01.93 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「これからは仲良くしようね!」

穂乃果「ヒデコちゃん!フミコちゃん!ミカちゃん!」ニコッ!

ヒフミ「ほ、穂乃果///」キュンッ

海未(あ、これは堕ちましたね)

ことり「ねぇねぇ」

ヒデコ「な、何?」

ことり「単純な疑問なんだけど、転校するんじゃなかったの?」

フミコ「あー、それは...」

ミカ「親が簡単に転校させないって」

穂乃果「でも、転校しなかったお陰で、こうして仲直り出来たんだし、穂乃果は三人が転校しなくて嬉しいかな!」

ヒフミ「ほ、穂乃果///」ジュンッ

640: 2015/10/02(金) 19:16:20.06 ID:SHrak7IM.net
昼休み 部室

穂乃果「ふんふふーん♪」

にこ「ご機嫌ねー」

花陽「何かあったんですか?」

海未「雨降って地固まるですよ」

凛「ことり先輩、どういう意味ですか?」

ことり「嫌なことがあっても、最後は良い結果になったってことだよ♪」

凛「なるほどにゃー」

真姫(ライバルが増えたような気がするわね...)

642: 2015/10/02(金) 19:25:26.53 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「あぁぁぁぁぁぁぁ!?」

にこ「うわっ!?ほんと騒がしいわね!」

花陽「ど、どうしたんですか!?」

穂乃果「グループ名だよ!グループ名!」

凛「グループ名?」

穂乃果「私達、グループ名がまだ決まってないよ!」

真姫「『高坂真姫』でいきましょう」

海未「いえ、『高坂海未』ですよ」

ことり「『高坂ことり』に決まってるチュン」

穂乃果「それなら、『ハリニマホコウ』にしようよ!皆の名前が入ってるし!」

にこ「えぇい!落ち着かんかい!」

646: 2015/10/02(金) 19:36:49.58 ID:SHrak7IM.net
花陽「グループ名...!アイドルをやるなら避けては通れない道!」

にこ「確かにね、印象に残る名前にしたいわね」

凛「うーん、『オトノキーズ』とか?」

真姫「微妙ね」

穂乃果「『ハイコウソシスルーズ』とか?」

花陽「さ、流石にそれは...」

にこ「ボツね」

海未「難しいですね...」

ことり「むむむ...」






コンコン

647: 2015/10/02(金) 19:42:02.35 ID:SHrak7IM.net
にこ「ん?」

穂乃果「誰だろ?」

凛「今出るにゃー」

ガチャ

凛「あれ?誰もいない...?」

海未「悪戯でしょうか?」

凛「ん?何か落ちてる...」ヒョイッ

にこ「何が落ちてたのよ?」

凛「えっと、何か書いてある紙です」

真姫「紙には何て書いてあるの?」

凛「...読めないにゃ」

にこ「...取り合えず、ドアを閉めてこっちに来なさい」

648: 2015/10/02(金) 19:46:27.69 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「ん?英語?」

海未「μ'sですね」

花陽「μ's?」

真姫「ギリシア神話に出てくる9人の女神よ」

穂乃果「9人の...」

凛「女神...」

にこ「へぇー、良いじゃない」

ことり「これをグループ名にしたらどうかな?」

花陽「良いですね!」

にこ「確かに、印象にも残りやすいわね」

凛「じゃあ、μ'sで決まり?」

真姫「穂乃果先輩はどうですか?」

穂乃果「良いこと思い付いた!」

649: 2015/10/02(金) 20:01:40.23 ID:SHrak7IM.net
にこ「どわぁ!?な、なんなのよ!」

穂乃果「μ's...9人...これだよ!」

海未「何か良い案が?」

穂乃果「うん!」

花陽「お、教えて下さい!」

凛「凛も知りたいです!」

真姫「わ、私も」

ことり「教えて?穂乃果ちゃん!」

穂乃果「えっとね...」

ーーーーーー

ーーー


650: 2015/10/02(金) 20:12:12.22 ID:SHrak7IM.net
次の日

昼休み 屋上

絵里「...で?呼び出して何の用かしら?」

希「何かあったん?」

穂乃果「単刀直入に言います...」

穂乃果「μ'sに入ってください!」


絵里「...は?」

希「なるほど...ね」

穂乃果「μ'sって何か分かりますか?」

絵里「...ギリシア神話の9人の女神だったかしら?」

穂乃果「はい。私達はグループ名はμ'sにしたいんです」

絵里「勝手にすれば良いじゃない」

穂乃果「いえ、μ'sは9人の女神なんです。9人いないと意味がないんです!」

絵里「他の人を誘いなさい」

穂乃果「絵里先輩はそれで良いんですか?」

絵里「...どういう意味?」

651: 2015/10/02(金) 20:18:40.85 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「廃校を阻止しようと今まで頑張ってきたんですよね?」

絵里「......」

穂乃果「それを諦めて良いんですか?」

絵里「廃校の件は、貴女達に任せてた筈だけど?」

穂乃果「私達が失敗したら、音ノ木坂は評判が下がりますよね?」

絵里「別に廃校になるなら、下がっても良いじゃない」

穂乃果「本当にそうですか?自分の母校を悪く言われても良いんですか?」

絵里「...っ」

穂乃果「諦めたくないから、私達に任せたんですよね?」

652: 2015/10/02(金) 20:23:29.23 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「もう一度、言います」

穂乃果「私達と廃校を阻止しましょう!」

穂乃果「μ'sは9人じゃないと意味がないんです!」


絵里「..........」

穂乃果「..........」



花陽「す、凄い気迫です...!」

にこ「穂乃果...」

凛「......」ゴクッ

真姫「穂乃果先輩...」









ほのえり「ぷっ」


ほのえり「アハハハハハハハハハハ!!!」

653: 2015/10/02(金) 20:29:15.97 ID:SHrak7IM.net
海未「ほ、穂乃果?」

ことり「え、えぇ?」

希「あ!二人とも口元に、お弁当つけとるやん!」

にこ「は、はぁ!?」

花陽「じ、じゃあ...」

凛「もしかして...」

絵里「はぁー、はぁー...」

穂乃果「お、お腹いたい...」

真姫「真剣な話をしてるのに、口元にお弁当が付いてるのが、可笑しくて笑ったってこと?」

穂乃果「だ、だって、おかしくって...ぷぷっ」

絵里「い、何時まで笑ってるのよ!...ふくっ」

穂乃果「え、絵里先輩だって...ふふっ」

絵里「お、思い出してきちゃった...あはは!」

アハハハハハハハハ!

655: 2015/10/02(金) 20:35:33.08 ID:SHrak7IM.net
五分後

にこ「落ち着いた?」

穂乃果「はい」

絵里「......」

花陽「あ、あの!絵里先輩!」

絵里「入らないわよ」

希「もうっ、いつまで意地はってるん?」

絵里「なっ!?」

希「顔にお弁当つけとったのに、今更格好つけたって意味ないやろ?」

絵里「か、格好つけてないわよ!」

希「知ってる?絵里ちってね、匂いのする消ゴムを食べたことあるんよ」

花陽「ぷっ」

凛「くふふっ」

絵里「の、希!」

希「そのほかにも...」

ーーーーーー

ーーー


656: 2015/10/02(金) 20:40:57.23 ID:SHrak7IM.net
十分後

真姫「お、お腹いたいわ...!」

にこ「へぇー、あの生徒会長がねぇ」

海未「意外ですね」

ことり「なんか可愛いかも♪」

希「やろ?」

絵里「もうやめて...」

希「もう、格好つけるのは無理やね?」

絵里「あ、貴女...!」

穂乃果「絵里先輩!」

絵里「......」

穂乃果「私達と一緒に廃校を阻止しましょう!」

絵里「私は...」

ワシワシ!

絵里「うひゃあ!?」

希「め・ん・ど・く・さ・い子はワシワシするで~」

もみんっもみみっ

花陽「うわ///」

658: 2015/10/02(金) 20:47:54.71 ID:SHrak7IM.net
絵里「わ、分かったわよ!やるわよ!やってあげるわよ!」モミモミ

希「本当?」

絵里「本当だからワシワシを止めなさい~!」モミミッ

希「はいはい♪」

絵里「はぁ///はぁ///」

穂乃果「それじゃあ...!」

6人「これから宜しくお願いします!」

にこ「ま、よろしく」

絵里「......」

絵里「えぇ」ニコッ

穂乃果「よぉーし!新たに絵里先輩と希先輩を仲間に加えて、μ's結成だぁ!」

七人「おぉ~!」




希「え?ウチも?」

659: 2015/10/02(金) 20:58:07.81 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「え?当たり前ですよ?」

海未「えぇ。何か問題が?」

希「い、いやいや!な、何でウチなん?」

花陽「何でって...」

凛「絵里先輩と一緒の理由ですけど...」

ことり「も、もしかして駄目なんですか?」

希「駄目って言うか...ウチ、絵里ちみたいに可愛くないよ?」

にこ「本気で言ってる?」

希「に、にこっち...」

穂乃果「の、希先輩、入ってくれないんですか!?」

真姫「入ってくださいよ」

希「え、えぇ?」

ワシワシ!

希「やぁん!?」

660: 2015/10/02(金) 21:04:00.48 ID:SHrak7IM.net
絵里「め・ん・ど・く・さ・いわねぇ~!」

ばいんっばいんっ

花陽「うお///」

絵里「私だけ入らせて、貴女は入らないつもりなの?」

希「だ、だって...」

絵里「子供みたいに駄々こねないで入る!」

希「は、はい!」

穂乃果「やったぁ!」

花陽「これで本当に9人ですね!」

希「ほ、本当にウチで良いのかな...」

にこ「てか、あのμ'sって名前、希が考えたんでしょ?」

凛「えぇ!?そうなの!?」

希「そ、そうやけど...」

にこ「名前つけたからには入りなさい」

希「にこっち...」

真姫「もう、めんどくさい人ね」

661: 2015/10/02(金) 21:07:45.73 ID:SHrak7IM.net
海未「ふふっ」

ことり「頼もしい先輩が増えたね♪」

にこ「あ、そうそう!」

穂乃果「にこ先輩?」

にこ「これからは、先輩後輩禁止よ!」

真姫「ヴェェ!?」

花陽「せ、先輩後輩禁止!?」

にこ「そう!μ'sとなったからには、先輩後輩の関係じゃないわ!」

にこ「一緒に廃校を阻止する仲間よ!」

凛「仲間...」

絵里「良いじゃない。賛成よ」

希「せやね♪」

663: 2015/10/02(金) 21:12:02.55 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「にこ先輩...!」

にこ「にこ先輩じゃなくて、にこにーよ、にこにー」

穂乃果「あ!えっと、にこちゃん?」

にこ「それで良いわ」

絵里「」ソワソワ

花陽「えと、絵里...ちゃん?」

絵里「ふふっ、花陽」

花陽「お、おぉ...」

凛「じゃあ!希ちゃん!」

希「なぁに?凛ちゃん」








真姫「穂乃果は渡さないわ。海未、ことり」

海未「それはこちらの台詞ですよ。真姫」

ことり「ことりも渡す気はないからねっ。真姫ちゃん」

666: 2015/10/02(金) 21:25:09.10 ID:SHrak7IM.net
放課後

部室

にこ「さて、9人揃ったあとにやることと言えば...」

花陽「歌詞作りと」

凛「作曲だにゃ!」

絵里「なんだかアイドルみたいね」

真姫「まぁ、今はアイドルだからね」

希「でも、歌詞作りと作曲ね...」

ことり「そういえば、海未ちゃんって詩を書いてたよね?」

海未「ちょ!?ことり!」

にこ「へぇー、詩をねぇ」

ことり「歌詞も書けそうじゃないかな?」

海未「えぇ!?」

ことり「その代わり、私が衣装を作るから♪」

絵里「ことりって裁縫とか得意なの?」

ことり「うん♪」

花陽「す、凄いです!」

真姫「なら、作曲は私がやるわ」

希「真姫ちゃんが?」

真姫「えぇ」

凛「おぉ!なんかいけそうにゃ!」

668: 2015/10/02(金) 21:35:03.39 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「ちょっと待って!」

穂乃果「歌詞と作曲は皆で考えようよ!」

希「皆で?」

穂乃果「うん!9人皆で作るんだよ!」

花陽「みんなで...」

穂乃果「あとね、衣装は制服のままが良いと思うんだ」

穂乃果「私達はスクールアイドルだから!」

ことり「穂乃果ちゃん...!」

穂乃果「ど、どうかな?」

にこ「ま、良いんじゃない?」

凛「うん!凛も良いと思うにゃ!」

絵里「その方がスクールアイドルらしいわね」

真姫「良い曲ができそう」

海未「ふふっ、歌詞もです」

穂乃果「よぉーし!頑張るぞー!」

μ's「おー!」

669: 2015/10/02(金) 21:39:50.06 ID:SHrak7IM.net
オープンキャンパス当日

穂乃果「つ、ついに来たね...」

にこ「ききききききき、緊張してんじゃないわよよよよよ」

凛「にににににに、にこちゃんだって」

花陽「はわわ...」

真姫「り、リラックスよ」

絵里「まだ時間があるんだし、最終確認をしましょう」

希「ステージとかは他の皆が手伝ってくれてるんよね?」

海未「えぇ。その筈です」

ことり「頑張らないとね♪」

671: 2015/10/02(金) 21:46:33.23 ID:SHrak7IM.net
ヒデコ「穂乃果ー!ライトはどう?」

穂乃果「良い感じだよー!」

フミコ「あ、あれ?ここってどうするのかな?」

三年生徒A「ここはこうするのよ。ほら、一緒にやったげるから」

ミカ「μ'sのライブはここでやりまーす!」

三年生徒B「まだ時間がありますから、慌てないでー!」

にこ「まさか、あいつらまで協力してくれるなんてね」

絵里「あの子達も、廃校は嫌なのよ」

希「素直に喜んどきっ」

にこ「...ふん」

海未「ヒデコ達もよくやってくれましたね」

ことり「一ヶ月前から、ずっと宣伝しててくれたしね」

凛「そのお陰でこんなに集まったにゃ!」

花陽「うわわっ、人がいっぱい...」

真姫「あ、パパ」

672: 2015/10/02(金) 21:51:54.60 ID:SHrak7IM.net
まきパパ「ほう、貴女が穂乃果さんの...」

ほのパパ「......」

まきママ「真姫ー!」

ほのママ「穂乃果ー!」

雪穂「お姉ちゃーん!」

亜里沙「お姉ちゃーん!穂乃果さーん!」



絵里「穂乃果、亜里沙の事知ってたの?」

穂乃果「うん!って、絵里ちゃんって亜里沙のお姉ちゃんだったの?」

絵里「ふふっ、意外な繋がりね♪」

673: 2015/10/02(金) 21:56:47.14 ID:SHrak7IM.net
生徒A「ねぇ!そっちに椅子ないかな?」

生徒B「あるよー!並べるからまっててー!」


生徒C「中学生のみんなー!音ノ木坂に入ったら」

生徒D「私達が裁縫を教えてあげるよ!」

生徒E「なら、私達は勉強を」

生徒F「教えてあげるね♪」


生徒J「ファー!講堂が満員やんけ!」

生徒I「ほら!私達も誘導するぞ!」

674: 2015/10/02(金) 22:04:17.39 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「みんな...!」

花陽「みんな手伝ってくれてます!」

凛「何だか心強いにゃ!」

真姫「ふふっ、最初は五人だったのに」

にこ「いつの間にか、音ノ木坂学院全員で叶えようとしてるわね」

穂乃果「じゃあ、みんなで叶える物語だね!」

絵里「良いこと言うじゃない♪」

希「良いフレーズやね!」

海未「叶えてみせましょう!」

ことり「こころがチュンチュンしてきたよ!」




ヒデコ「おーい!そろそろ始まるよ!」

ミカ「準備してー!」

フミコ「頑張ってね!」

676: 2015/10/02(金) 22:09:18.38 ID:SHrak7IM.net
にこ「穂乃果、合図をお願い」

穂乃果「ほ、穂乃果が?」

にこ「そうよ。さ、早く」

穂乃果「えっと、ば、番号!」

絵里「ば、番号って...」

花陽「でも、穂乃果ちゃんらしいねっ」

穂乃果「ええい!いくよ!」



穂乃果「1!」

花陽「2!」

凛「3!」

にこ「4!」

真姫「5!」

海未「6!」

ことり「7!」

絵里「8!」

希「9!」

穂乃果「μ's!ミュージック...」


μ's「スタート!!!」

677: 2015/10/02(金) 22:18:44.21 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「Ahほのかな予感から始まり」

希「Ah希望が」

凛「星空駈けて」

花陽「花を咲かせる」

にこ「にっこり笑顔は」

ずっと同じさ 友情の笑顔

忘れない いつまでも忘れない

こんなにも心がひとつになる

世界を見つけた喜び(ともに)歌おう

最後まで(僕たちはひとつ)

ことり「ことりの翼がついに大きくなって」

旅立ちの日だよ

海未「遠くへと広がる海の色暖かく」

絵里「夢の中で描いた絵のようなんだ」

切なくて

真姫「時をまきもどして」

みるかい?

No no no 

μ's「今が最高!」

679: 2015/10/02(金) 22:26:02.93 ID:SHrak7IM.net
一ヶ月後 部室

「はぁ...!はぁ...!」」

タッタッタ!

ガチャ!

花陽「だ、誰か助けてぇー!」

穂乃果「助けて?」

絵里「は、花陽!そんなに急がなくても良いじゃない...」

凛「絵里ちゃんも、どうしたの?」

花陽「はいっ、はいっ!」

真姫「落ち着きなさいって...」

絵里「実はね...」





絵里「来年度も生徒を募集することになったのよ!」

680: 2015/10/02(金) 22:29:41.05 ID:SHrak7IM.net
穂乃果「ほ、本当!?」

凛「嘘じゃないの!?」

花陽「ほ、本当だよ!」

穂乃果「じ、じゃあ...」

にこ「叶えたのよ!私達!」

海未「ふぅ、やりましたね」

ことり「うん!」

希「これで、一先ずは安心やね♪」

絵里「まだまだ気は抜けないけどねっ」

681: 2015/10/02(金) 22:33:59.99 ID:e7qjnVLA.net
穂乃果「うぅ~!」

穂乃果「にこちゃーん!」

ダキッ!

にこ「うわぁ!?ほ、穂乃果!?」

花陽「やったぁ!」ダキッ!

凛「これで廃部はなしにゃ!」ダキッ!

凛「ほら!真姫ちゃんも!」

真姫「お、お疲れさま!」ダキッ!

にこ「うぇ!?あ、あんた達まで!?」

穂乃果「ふひ、ふひひ♪」



おしまい

688: 2015/10/02(金) 22:46:46.85 ID:e7qjnVLA.net
おまけ

凛「にこちゃんから教わったスーパーラーメン作るよ!」

真姫「作れるの?」

凛「大丈夫にゃ!」

花陽「えっとね、材料は『サッポ○味噌ラーメン』と氷」

真姫「それだけ?」

花陽「う、うん」

凛「まず、お湯を沸かします!」

凛「その間に器を用意して、そこに付属の味噌ラーメンの粉と氷を五つほど入れるんだよ!」

真姫「それで?」

凛「お湯が沸騰したら、お玉でお湯を一すくいし、器に入れて」

凛「そして、ラーメンをお湯に入れて三分熱するにゃ!」

凛「三分たったらざるに移して、氷を五つほど入れて、冷水で流すんだよ!」

凛「氷がなくなるまでを目安に冷水で流して、なくなったら水をきって、器に入れるにゃ!」

花陽「その頃には、器の氷も溶けてるね!」

凛「完成!」

690: 2015/10/02(金) 22:52:00.71 ID:e7qjnVLA.net
凛「一味などの香辛料はお好みでいれるといいよ!」ズルズル

花陽「冷水で流してるから、普通に食べるよりヘルシーだね!」ゴクゴク

真姫「汁まで飲んだら意味ないわよ」ズルル!

凛「お腹にも貯まらないから、食欲がない時や夜食にぴったりにゃ!」

穂乃果「あ!ラーメン食べてる!」

にこ「合宿に来てまでそれを食べるなんて...」

穂乃果「穂乃果も食べたい!」

にこ「しょーがないわねー。にこがなんか軽く作ってあげるわよ」

四人「やった♪」



おしまい

692: 2015/10/02(金) 22:56:54.27 ID:8Gku70l/.net

貴方は最高です!

693: 2015/10/02(金) 23:08:51.60 ID:c3MxEPqZ.net
おつ!

695: 2015/10/02(金) 23:47:23.20 ID:HLk5b35y.net
あなたは最高です!

697: 2015/10/02(金) 23:59:44.67 ID:YA/+TLYR.net

鬱とギャグのバランスが良かった

698: 2015/10/03(土) 00:06:10.32 ID:pTyf60MT.net
乙!
最後まで読ませてもらった。
面白かったで!

699: 2015/10/03(土) 00:07:51.59 ID:IxJWx8bb.net
乙。
良かったぞ。

700: 2015/10/03(土) 00:10:21.87 ID:LQuvDe7A.net

こんなに楽しくスラスラ読めたSSは久しぶりだわ
ぜひまた書いてくれ

702: 2015/10/03(土) 00:32:03.32 ID:oUsJPII2.net
スレタイから想像もつかないほどの良スレ

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1443350062/

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