【SS】せつ菜「私のおすすめアニメいかがでしたか？」侑「感動した！」歩夢「！？」【ラブライブ！虹ヶ咲】

念の為、賛否両論なおバカシリーズの続編です


璃奈「ラーメン食べたい？」侑「いいね！」歩夢「え！？じゃあ私も！」

【SS】璃奈「ラーメン食べたい？」侑「いいね！」歩夢「え！？じゃあ私も！」【ラブライブ！虹ヶ咲】

■約12000文字■侑（今日は同好会メンバーの一部と映画館へ。） 侑（大阪の大きなスクールアイドルイベントがライブビューイング上映されるとのことで観に来たんだ。） しずく「大きなスクリーンで観るライブも凄いですねぇ」 侑「迫力あったね！大阪のスクールアイドルもレベル高いなぁ！」 璃奈「ウチも負けてない！」 歩夢「色々と勉強になって良かったよー」 侑「そういえば、夜も遅くなっちゃったけど夜ごはんみんなどうする？」 しずく「そうですねぇ、私は食べてから帰りたいですけれど」 璃奈「私、ラーメン食べたい」 璃奈「行く店決めてるけど、みんなも行く？」 侑「ラーメンかぁ！いいね！私はいいよ！」 しずく「私もラーメンは好きですからぁ、もちろん同行しますぅ」 歩夢「え！？じゃあ私も！」 璃奈「じゃあ私について来て」

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2021年2月18日 13:00

侑「私もステージ立ちたい！みんなと！」せつ菜「素敵です！」歩夢「！？」

【SS】侑「私もステージ立ちたい！みんなと！」せつ菜「素敵です！」歩夢「！？」【ラブライブ！虹ヶ咲】

私は高咲侑、虹ヶ咲学園の2年生です。 まあ、何処にでもいる普通の女の子。 スクールアイドルに夢中になって、スクールアイドルになった親友の歩夢を応援したいから同好会に入って、そこで知り合ったスクールアイドルのみんなをサポートしながら応援している。 ちょっと、大好きなことには夢中になり過ぎるところあるけれど、楽しい毎日を送っています。 ーーーーー ーーーー ーーー ーー ー そんな高咲侑だが、つい先日までラーメン二郎に夢中になり、夢中になり過ぎるあまりに仲間と自分自身の大切な心を失うところだった。 救いの手を差し伸べた仲間のおかげで最悪の事態は免れ、気を確かにした侑はなんとか普通の日々に戻ろうとしている。

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2021年2月19日 06:00

侑「このスマホゲーム一緒にやらない？」歩夢「ゲーム？」

【SS】侑「このスマホゲーム一緒にやらない？」歩夢「ゲーム？」【ラブライブ！虹ヶ咲】

■約16000文字■ 歩夢（侑ちゃんはあのあと2週間の停学になった） 歩夢（ホントは1週間で済むのに生徒指導の先生に酷い態度と暴言を吐いたから長くなったみたい） 歩夢（もう！ホントおバカなんだから！） 歩夢（そしてようやく2週間が経ち、侑ちゃんは復学した） ～スクールアイドル同好会 部室～ ｶﾞﾁｬ 侑「みんなお久しぶり～」小声 果林「あら、侑じゃない、停学明けたのね」 彼方「もうお痛したらだめだよぉ？」 侑「あはは、さすがに反省してます」ｱｾｱｾ

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2021年2月23日 14:30

～ある日のこと～




せつ菜「侑さん、これが例のおすすめアニメです！」


せつ菜「全12話なので5～6時間あれば完走できると思いますよ！」


侑「ありがとう！せつ菜ちゃん、お借りするね」


せつ菜「よろしければ、私も侑さんの部屋でご一緒させて頂きたいのですが・・・」ﾓｼﾞﾓｼﾞ


歩夢「！？」


侑「それも楽しそうだけど、ゆっくり1人で見てみることにするよ」ﾆｺ


歩夢「」ﾎｯ


せつ菜「見終えたら感想聞かせて下さいね！」


侑「うん！」

～日曜日、侑の部屋～



侑「さてと、せつ菜ちゃんから借りたアニメみようかな」

侑「今日は1日アニメ三昧っと」


・・・・
・・・
・・
・


～数時間後～



侑「ゔゔゔゔゔゔゔゔゔ～！！」

侑「がんどゔじだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛～」

侑（ずずずずずず～！）鼻をかむ音

侑「ゔゔぅ、もう一回最初から見よう」ｸﾞｽﾝ


・・・・
・・・
・・
・


この日侑は時間が許す限り同じ1クールアニメを何度も視聴した

～月曜日～




歩夢（ん？侑ちゃんからLINEだ）



侑[今日は学校を休みます]



歩夢（どうしたんだろう、侑ちゃん）

歩夢（そういえば、せつ菜ちゃんからアニメ借りてたから寝不足！？）

歩夢（まったくもう！）

～侑の部屋～



侑（・・・。）


侑（学校休んじゃった・・）


侑（アニメ見過ぎて体調不良というのは休む理由としてどうかと思うけどなぁ）


侑（・・・。）


侑（もう一回最初から見ようかなぁ・・・）


侑（たまには良いよね、アニメ面白かったし・・・）

侑（はぁ、何度も繰り返しアニメ観てる私って何なんだろう・・・）






侑（何度も繰り返す・・・）


・・・・
・・・
・・
・

～翌日、侑と歩夢の待ち合わせ場所～




歩夢（侑ちゃん今日はちゃんと来るのかなぁ）


歩夢（LINE来ないところみると登校するってことなんだと思うけど・・・）


歩夢（本当に体調不良だったらどうしよう・・・）


歩夢（心配だな・・・）



ｺﾂｺﾂｺﾂ（足音）



歩夢「あ、侑ちゃん？おはよう！」

侑「おはよう」


歩夢「え？」


侑「どうかしたかしら？」


歩夢「侑ちゃん、髪結ってないね・・・イメチェン？」ｱｾｱｾ


侑「そう捉えても構わないわ」


侑「いきましょう」



ｺﾂｺﾂｺﾂ



歩夢「侑ちゃん！待って！」

歩夢「侑ちゃん！待ってよ！置いて行かないで」


侑「・・・」


歩夢「どうしたの！？もう！」


侑「どうもしないわ」


ｺﾂｺﾂｺﾂ


歩夢「・・・？」

・・・・
・・・
・・
・



～同好会部室～



ｶﾞﾁｬ


侑「ごきげんよう」


一同「！？」


ｺﾂｺﾂｺﾂ


侑「この椅子、お借りしていいかしら？」


しずく「ど、どうぞ？」


侑「ありがとう」


かすみ「侑せんぱーい？どうしたんですかぁ？イメチェンですかぁ？」

かすみ「髪、ツインテにしてないし、カチューシャつけてるしー」


ｽｯ

ｺﾂｺﾂｺﾂ


侑「失礼するわね」ﾌｧｻｰ


ｺﾂｺﾂｺﾂ



かすみ「どこいくんですかぁ！」



歩夢（・・・。）

果林「ちょっとぉ、侑ってば今度は何したのぉ？」


しずく「何か様子がおかしいようですね」


せつ菜（・・・。）


果林「周りの迷惑にならないようだから心配は無さそうだけど」


彼方「いやぁ、心配でしょう～」


果林「放っておけば治るんじゃない？」


エマ「そうだね」ｱｾｱｾ

歩夢「ちょっと待って侑ちゃん！」


歩夢「どこいくの？まだ練習終わってないよ？」


侑「あなた、上原さんよね？」


歩夢「え！？」


侑「あなた、鹿目さんかしら？」


歩夢「ええ！？」


侑「・・・。」

侑「ごめんなさい、忘れてくれて構わないわ」


ｺﾂｺﾂｺﾂ


侑「この時間軸、おかしいわ・・・」ﾎﾞｿｯ


歩夢「え？何か言った？」


ｺﾂｺﾂｺﾂ

～同好会部室～


ｶﾞﾁｬ

ｺﾂｺﾂｺﾂ


侑「」ﾌｧｻｰ




一同「！？」


しずく「帰ってきましたね」


エマ「また椅子に座ったね」


果林「おしとやかになったみたいだし前よりいいんじゃない？」


彼方「よくないよぉ～」

侑「！？」


ｶﾞﾀｯ


侑「」ﾌｧｻｰ


侑「ここは危ないわ」


侑「今日は帰宅した方が身の為よ」


侑「忠告はしたわ」


ｺﾂｺﾂｺﾂ


ｶﾞﾁｬ


ｺﾂｺﾂｺﾂ

～翌日～



歩夢「あ、侑ちゃんおはよう・・・」


歩夢「今日もその髪型なんだね・・・」


侑「ええ」


侑「行きましょう」


歩夢「うん」


歩夢「あ、あの、侑ちゃん」


ｽｯ


侑「鹿目まどか。いえ、上原歩夢だったかしら、貴女は自分の人生が、貴いと思う？　家族や友達を、大切にしてる？」

歩夢「え？そうだと思うけど・・・」

侑「そう」

侑「もしそれが本当なら、今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね」

侑「さもなければ、全てを失うことになる」

侑「貴女は、鹿目まどかのままでいればいい。今までどおり、これからも」

ﾌｧｻｰ ※参考画像https://i.imgur.com/e08E6dH.jpg


ｺﾂｺﾂｺﾂ（足音）



歩夢（私、上原歩夢だよ？）

～放課後～



璃奈「あ、侑さん」

侑「・・・。」

璃奈「？」

侑「！？」

侑「キュゥべえね」

璃奈「はんぺんだよ」

侑「そいつから離れて、さもないと、大変なことになる」

璃奈「何言ってるの？侑さん」

侑「忠告したわよ」



ｺﾂｺﾂｺﾂ

侑「

～同好会部室～



せつ菜「すみません、侑さんがおかしくなったのは私のせいかもしれません」ｼｭﾝ


せつ菜「私がお貸ししたアニメ観て影響受けたんだと思います・・・」


果林「大方そんなところじゃないかと思っていたけどね」


彼方「侑ちゃんが楽しければそれでいいんじゃない～？」


彼方「誰にも迷惑掛けてないみたいだしー」


愛「ホントに迷惑掛けないならいいけどね」ｱｾｱｾ


しずく（・・・。）

～部室棟、廊下～



しずく（あ、いたいた）


しずく「あの！侑先輩？」


侑「あなた、同好会の・・・」

侑「用なら手短にお願いするわ」


しずく「侑先輩、お芝居お上手ですね！何かのモノマネのようですけど、驚きました」


侑「用はそれだけかしら」

侑「失礼するわね」




しずく（・・・。）

歩夢「あ、侑ちゃん！いたいた」


歩夢「ねぇ、侑ちゃん、いい加減恥ずかしいよ」

歩夢「普通に戻って帰ろう？」


侑「！？」


歩夢（あ！逃げた！）

歩夢「侑ちゃんまって！」


・・・・
・・・
・・
・

歩夢「ﾊｧﾊｧ」

侑「ﾊｧﾊｧ」


歩夢「侑ちゃん、私から逃げられるとでも思う？」ﾊｧﾊｧ

歩夢「侑ちゃん、アニメの影響受けて真似してみたのは良いけど引き際が分からなくなったんでしょ？」

侑「・・・」


歩夢「だれも馬鹿にしないから普通に戻ろう？」


歩夢（！？）


歩夢「また逃げた！」

～近くの公園～


歩夢（ﾊｧﾊｧ、多分この辺に逃げたと思うんだけど・・・）

歩夢（あ、いた！）


歩夢「侑ちゃん！」



侑「歩夢？せつ菜ちゃんにこのアニメ返してきてくれない？」

歩夢「え？」

侑「なんか、みんなの顔みるのこわくてさぁ・・・えへへ」

歩夢「え！？それは自分で返そうよ、侑ちゃんが借りたんだし」

侑「でも・・・」

歩夢「今回の侑ちゃんは前みたいに酷く無さそうって果林さんも言ってた」

歩夢「だから安心して？」

侑「・・・」

侑「私、暁美ほむらちゃんに憧れて真似してみたんだぁ」ﾓｼﾞﾓｼﾞ


侑「最初は決まったと思ったんだけど、みんなの反応見てたらツラくなってきて・・・」


侑「私には優しいせつ菜ちゃんも凄く悲しそうな顔してて・・・」


侑「その顔見てたら、自分の過ちに気付いて・・・」ﾓｼﾞﾓｼﾞ


歩夢「もう！いつになく弱気なんだから！」

歩夢「みんなのところ、いこ？」



侑「うん・・・」

～同好会部室～



果林「あら、今回は早く戻ったのね」

侑「」ｼｭﾝ

侑「せつ菜ちゃん、これありがとう」

せつ菜「いえいえ、もういいんですか？」

侑「うん、ごめんね」


かすみ「ちょっと今回の侑せんぱいはキツかったですよお？」


侑「ううう」


愛「ま、まぁ！いつもと違うゆうゆ見るのも面白いよねぇ」


侑「ううううう」




しずく「私は良いと思いました」



侑「！？」

しずく「私はあの侑先輩が良かったと思います」


侑「え？」


しずく「役に入り込む集中力。お見事でした」


侑「・・・。」


しずく「侑先輩にはお芝居の素質があると思います」



侑「！」



しずく「良かったら演劇部に来ませんか？」



歩夢（！？）

ｶﾞﾗｯ


しずく「あ、部長！」


演劇部長「あなたがしずくが言ってた子ね」


侑「？」


演劇部長「是非演劇部に来てみないかしら？」

演劇部長「しずくのように兼部で構わないから」

しずく「是非来て下さい、侑先輩」


侑「！？」

歩夢「侑ちゃん、落ち込んでるからお芝居なんて出来ないかもしれないよ？」

演劇部長「まぁ、即決しろとは言わないので気が向いたら来てみてよ」

演劇部長「それじゃ失礼するね」


・・・・
・・・
・・
・



歩夢「なんか大変なことになったね」

侑「うん」

歩夢「どうするの？」

侑「どうもなにも、メンタルどん底に落ちてるから無理だね」ｴﾍﾍ

歩夢「そうだね」

歩夢「もう変なことしちゃだめだよ？」

侑「うん」


・・・・
・・・
・・
・

～翌日、同好会部室～



しずく「侑先輩？昨日の件考えてくれましたか？」

侑「え？いや、さすがに私には厳しいよ」ｱｾｱｾ

しずく「そんなことありませんよ、先輩は演技の才能に溢れていると思います」

侑「いやいや、あれはもう最高にヤバい黒歴史だし・・・」

しずく「お願いします！先輩？」ｷﾞｭｯ

侑「腕掴まれてもなぁ」ｱｾｱｾ

歩夢「！？」

しずく「お願いします！先輩に是非来て欲しいんです」

侑「うーん・・・」

歩夢（・・・）


果林「まぁ、体験入部くらいならいいんじゃないかしら？」

果林「しずくがそこまでいうくらいだし」

しずく「そうですよ！」

愛「芝居の稽古は精神を鍛えるのにもいいみたいだしね」

侑「そこまでいうならちょっとだけ行ってみようかな」

しずく「ありがとうございます！」

しずく「では早速明日お願いしますね！」

歩夢（・・・。）

～翌日、演劇部～



しずく「こちらがスクールアイドル同好会の先輩である高咲侑先輩です」

演劇部長「お待ちしてたよ高咲さん」

侑「いえいえ、せっかく誘って貰ったので体験だけさせて下さい」ｱｾｱｾ



演劇部長「では、高咲さん。早速だがしずくが褒めていた演技を見せてくれないかな？」

侑「え！？」

侑「えーっと・・・」

侑「あれはですね・・・死にたくなる過去といいますか・・・」

侑「多分2度とできないやつですね・・・」ｱｾｱｾ

演劇部長「謙遜しなくてもいいよ、しずくが褒めていたんだ、是非見せて欲しい」

侑「ううううう」

しずく「先輩？お願い致します」ﾆｺﾆｺ


侑「じゃ、じゃあ・・・」

（侑はあの時を思い出しながら、行動をトレースしてみる）

（当然、できるわけもなく・・・）



演劇部長「んー？遠慮しているのかい」

侑「遠慮も何も、あれはヤバいやつなんで二度と出来ないと思いまふ・・・」ｱｾｱｾ

しずく「慣れない環境で緊張しているんですよね？侑先輩？」ﾆｺﾆｺ

侑「緊張もしてるけど、そういう問題じゃないんだな、しずくちゃん・・・」



演劇部長「まぁいい、もう一度お願いする」


侑（ううっ・・）

しずく「」ﾆｺﾆｺ

・・・・
・・・
・・
・



演劇部長「うーん、しずくが絶賛するまでもは思えないなぁ」

演劇部長「たしかに高咲さんは素人だし、緊張していれば何も出来なくて当然だと思う」

演劇部長「とりあえず、活動日には毎回来てもらおう」

演劇部長「ゆっくり慣れるといい」


侑「は、はい・・・」


・・・・
・・・
・・
・


侑「しずくちゃん？私がいてもがっかりさせるだけだよ？」

しずく「そんなことありませんよ！先輩の素晴らしい演技は私がしっかり見てますから！」

侑「そんな上目遣いでみられてもなぁ」ｱｾｱｾ

しずく「明日も演劇部の練習来て下さいね！」

侑「う、うん」

侑（断りづらいなぁ・・・）ｱｾｱｾ

～翌朝～



歩夢「侑ちゃん、昨日演劇部行ってたみたいだけどどうだったの？」

侑「そりゃ何もできないよー」ｱｾｱｾ

歩夢「あまり無理しないでね」

侑「そうしたいところだけどね」


・・・・
・・・
・・
・


～放課後、演劇部～


「あ、え、い、う、え、お、あ、お」
「か、け、き、く、け、こ、か、こ」





侑（とりあえず発声練習に混ざってるし・・・）ﾋﾔｱｾ



演劇部長「うん、高咲さんは結構声が通るね」

侑「まぁ、褒められたこともあるので」ｱｾｱｾ

演劇部長「実力が出せるまで、みんなと一緒に基礎的なところから頑張ってみるといいよ」

侑「は、はい」ｱｾｱｾ


しずく「侑先輩？どうですか？」ﾆｺｯ

侑「しずくちゃん、まぁ何故か少しずつ部に馴染んでるね」ｱｾｱｾ

しずく「私は侑先輩が才能あるのは間違いないと思っていますから」ﾆｺﾆｺ

侑「お褒めに預かり光栄です・・・あはは」

演劇部長「じゃあ今日の稽古はここまで！」

部員「ありがとうございました！」

・・・・
・・・
・・
・


侑（やっと終わった・・・）

しずく「侑先輩？」

侑「しずくちゃん？」

しずく「お疲れ様でした！」

侑「演劇の稽古も大変だね！さらにスクールアイドルもやってるなんて、しずくちゃん凄いよ！」

しずく「いや、そんなことありませんよ」

しずく「侑先輩に比べたら私なんて・・・」

しずく「あの！？侑先輩？」

侑「ん？どうしたの？」

しずく「駅までご一緒していただけませんでしょうか？」

侑「うん、いいよ」

しずく「ありがとうございます！」

次の日もその次の日も流されるかのように演劇部に通う侑

なんとか断るタイミングを探しながらも見つけることが出来ず惰性で通い続けた




演劇部長「高咲さん、だいぶ慣れてきたんじゃないか？」

侑「おかげさまでー」ｱｾｱｾ

演劇部長「そろそろ、しずくが絶賛していた演技を見せてくれないかな？」


侑（うっ、まだ覚えていたのか！）

侑（こりゃまずいな・・・）


しずく「先輩、是非お願い致します」



侑（このままだと引くに引けない・・・）ｱｾｱｾ

侑（一度恥を忍んで黒歴史を再度やってみるか）

侑（んで、がっかりさせて演劇部をクビにしてもらおう）

侑（そもそも、アニメ観た影響でモノマネしてただけだからな、厳しい部長も呆れるに違いない）


・・・・
・・・
・・
・

遅いので明日再開します
見てくれてる人がいたのならごめんなさい
明日は休みなので暇をみて少しずつ進められると思います

侑（しずくちゃんは何を思ったのか色々褒めてくれたけど、私は本日をもって演劇部から開放されます）

侑（あー良かった！同好会にいた方が楽でいいわ～）

侑（ちょっと黒歴史がフラッシュバックして辛いけど頑張ろう）



侑「じゃあ、ちょっと準備してきますね」

ID変わったみたいですがスレ主ですm(_ _)m

～トイレ～


侑（髪を解いて準備完了）

侑（よし、行こう）




ｺﾂｺﾂｺﾂ


ｶﾞﾁｬ（演劇部部室のドアを開ける音）



侑「」ﾌｧｻｰ ※




侑「」※




侑「」 ※




侑「同じ時間を何度も巡り、たった一つの出口を探る。あなたを、絶望の運命から救い出す道を」

侑「あなたの…あなたの為なら、私は永遠の迷路に閉じ込められても、構わない」


・・・・
・・・
・・
・



侑（よし、10話のほむらちゃんが超絶カッコいいシーンが決まった）

侑（これはもうドン引きだろう）ﾆﾁｬｱ

侑（このまま演劇部室から去れば自動的に退部）ﾌﾟﾌﾟﾌﾟ

侑（しずくちゃんごめんね！）

～廊下～


侑「あ、歩夢！」

歩夢「あ！侑ちゃん？またぶり返したの！？」

歩夢「だめだよ！？」

侑「違うよ、演劇部退部するためだから仕方なくね」ｱｾｱｾ

歩夢「ふーん」

侑「同好会の練習終わったの？」

歩夢「うん」

侑「じゃあ一緒に帰ろうか」

歩夢「うん！」

～帰宅後～



侑（ん？しずくちゃんからLINEが何通か来てるな）

侑（多分演劇部絡みかな・・・）

侑（勝手に帰ったから部長怒ってるのかな？）

侑（めんどくさそうだから寝てたことにして未読スルーしようっと！）


・・・・
・・・
・・
・

～翌日、同好会部室～



ﾜｲﾜｲ

ｶﾞﾔｶﾞﾔ



せつ菜「実は○○で、××で、こういう魔法少女ものもありましてですねー、今度貸しましょうか？」ﾍﾟｶｰ

侑「そうだね、今度お借りするよー」

歩夢「侑ちゃん、またアニメー？もう！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

侑「ちょっと見るだけだよ～」ｱﾊﾊ




ｶﾞﾁｬ



演劇部長「失礼します」

演劇部長「高咲さんいますか？」


侑（ﾋｲｯ！、勝手に帰ったから怒りに来たんだ！）ｶﾞｸﾌﾞﾙ


ﾀﾞｯ


侑（逃げろー）



ｶﾞｼｯ



侑（ﾋｲｯ！、腕を掴まれた～）ﾋﾞｸﾋﾞｸ

演劇部長「高咲さん、昨日の演技素晴らしかった！」

侑「へ？」

演劇部長「まだ荒削りだが磨けば光るものがある」

侑「へ？」

演劇部長「さぁ、稽古しよう」

侑「ええ？」





侑「ええええええ！！！」





侑（引っ張って強制連行しないでー）ｼｸｼｸ

～演劇部室～




演劇部長「さぁ、君は私が直々に指導しよう」

侑「なんでー」ｼｸｼｸ

侑「わ、私、、クビじゃないんですかね」ｱｾｱｾ

演劇部長「何を言っているんだ」

演劇部長「君にはしっかりと訓練を受けて貰って舞台に立ってもらうぞ」

侑（ぎゃー）ｼｸｼｸ




しずく「侑先輩！良かったです！一緒に頑張りましょうね？」ﾆｺﾆｺ

それから、演劇部長による鬼の指導は毎日のように続いた・・・





侑「はぁ、毎日きついなぁ・・・同好会でまったりしたい・・・」

しずく「部長も先輩に期待してるから厳しくしてるんですよ」

しずく「私も先輩には楽しみです！」



侑（はぁ、しずくちゃんにも期待されてるし、参ったなぁ）

侑（・・・そうだ、心を無にして演技をするだけのロボットになろう）

侑（部長に言われるがまま演技するだけのロボット）

侑（何も考えない、思わない・・・）

侑（これなら多分楽だ）



・・・・
・・・
・・
・

～演劇部室～



部長「侑！最近凄く良くなっているな！」

侑「はい」

部長「集中力もあるし、役になり切る技術が素晴らしい」

侑「はい」

部長「今度の舞台では何かの役を任せようと思っている」

侑「はい」

部長「これからも精進してくれ」

侑「はい」






しずく「侑先輩！素敵です！」

～演劇部舞台の配役発表日～




部長「それでは、今回の主人公役はしずくにお願いする」

しずく「はい！頑張ります！」

部長「そして、主人公の恋人役は侑、君だ」

侑「はい」

部長「初挑戦になると思うが君なら完璧にやり遂げてくれるだろう」

侑「はい」

部長「期待しているぞ」

侑「はい」

部長「では、これが台本だ。家に持ち帰りしっかり目を通してくれ」

一同「はい！」


侑「」ｼﾞｰ

しずく「早速台本を読んでいるのですね！一緒に頑張りましょうね！」

侑「・・・」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

配役も決まり、演劇部の練習はさらに熱を帯びたものになって行った

そして、それぞれの役の演技の精度も上がり、素晴らしい劇が完成してゆく

・・・・
・・・
・・
・



部長「みんなかなり良くなってきたね」

部長「これなら本番も素晴らしいものを披露できるだろう」

部長「侑も完璧な役作りで集中できてるな」

部長「本番も頑張ろう！」

一同「はい！」



～スクールアイドル同好会部室～


しずく「みなさん、演劇部の舞台をやりますので是非いらしてください」

しずく「これチケットです」

しずく「侑先輩も出るんですよ」ﾆｺｯ

せつ菜「そうなんですか！楽しみですね！」

果林「最初嫌そうにしてたけど結局ちゃんとやってるのね」

しずく「侑先輩は凄い集中力なんです。楽しみにしてて下さいね！」

エマ「たのしみだなぁ！」

～本番前～



侑（この大舞台さえこなせば退部しても問題ないだろう）

侑（しずくちゃんの恋人役も心を無にして練習してきただけに、かなり役になり切れてる）

侑（なんとか本番も乗り切れそうだな）

侑（あと一息だ・・・）



・・・・
・・・
・・
・



そして虹ヶ咲学園演劇部の公演は大盛況で幕を閉じた




部長「みんなおつかれ！」

部長「凄く良い演技ができたね」

部長「主役のしずくもよくやってくれたよ」

しずく「はい、ありがとうございます！」

部長「侑も完璧なくらい役作りできていて、まるで本物みたいだったよ」

侑「・・・」

部長「帰ったらゆっくり休んでくれ」

一同「お疲れ様でした！」

しずく「侑先輩、お疲れ様でした！」

しずく「物凄く完璧な演技で、私、本当に侑先輩が恋人のように感じてしまいましたよ」


しずく「あ、そうだ、同好会のみなさんも観に来てくれたんですよ？部室に集まっているそうなのでご挨拶に行きましょう」


・・・・
・・・
・・
・



～スクールアイドル同好会部室～



しずく「みなさん、今日はありがとうございました」ﾍﾟｺ

せつ菜「素晴らしい演劇でした！私感動しましたよ！」

愛「いやー、しずくもゆうゆも凄かったね！愛さんびっくりしたよ！」

果林「侑も方向性を間違わなければ凄いのね、楽しい演劇だったわ」

歩夢「侑ちゃんがしずくちゃんの恋人役だなんて聞いてないよぉ」ﾌﾟｸｰ

歩夢「侑ちゃん？芝居だからってちょっとやりすぎてない？」

エマ「歩夢ちゃん、お芝居なんだから・・・」ｱｾｱｾ


侑「・・・。」

侑「しずく、ああ、君はなんて愛おしいんだ」ｷﾘｯ


しずく「え？舞台はもう終わってますよ？侑先輩・・きゃ！」

かすみ「侑せんぱい！なんでしず子に抱きつくんですか！」


侑「しずく、私は君だけを愛している」ｷﾘｯ

しずく「侑先輩・・・まだ役が抜けきってない！？」


侑「しずく、君にくちづけを・・・」ｷﾘｯ

せつ菜「はわわわわわ！いけません！ハレンチです！」ｱｾｱｾ

歩夢「侑ちゃん！なにしてるの！？」


しずく「侑先輩？ｷｬｰ」

侑「なんだね、君達は、私としずくの愛を邪魔しようというのか？」ｷﾘｯ

侑「ああ！嘆かわしい！」

侑「さぁ、しずく、私と共に駆け落ちしよう」

しずく「きゃー」




ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ





彼方「うわぁ、熱々だねぇ、しずくちゃん抱えてどっか行っちゃったよ」

歩夢「侑ちゃん！どこいくの！？」






しずく「あーれー・・・・」

・・・・
・・・
・・
・


侑「はっ、ここは！」ﾋﾞｸｯ


侑「あっ！しずくちゃん、ごめんなさい！」ﾍﾟｺ


しずく「どこに誘拐されるのかビックリしましたけど、完璧なまでに役になり切るのは凄いてすね！」


侑「いやいや、お恥ずかしい・・・役になりきったままだったよ」ｱｾｱｾ


しずく「部室戻りましょうか」

侑「うん・・・」ｼｭﾝ


・・・・
・・・
・・
・

ｶﾞﾗｯ


侑「みんなごめなさい、また迷惑かけたみたいで」ｱｾｱｾ

侑「あとしずくちゃんも」ｱｾｱｾ

しずく「私は構いませんよ」ﾆｺｯ



歩夢「侑ちゃん？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ


侑「ひいっ！」ﾋﾞｸｯ

侑「なななな、なんで歩夢怒ってるの！？」ｶﾞｸﾌﾞﾙ


歩夢「何があったのか聞かせてくれる？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ


侑「いえっ、なにもございません！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ


歩夢「ホントに？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ


侑「ほんとですぅ」ｳﾙｳﾙ


歩夢「侑ちゃん、正座」


侑「はいっ！」


歩夢「私が良いっていうまでそのままね」


侑「え！？」


歩夢「あと、うちに帰ったら改めて説教するから私の部屋にくること」


侑「えええ？説教！？」


歩夢「いい？」ﾊﾞﾝｯ


侑「ひぃっ！ごめんなさい！」ﾋﾞｸｯ


一同「あははは」ｱｾｱｾ



おしまい

～エピローグ～




歩夢「侑ちゃん、しずくちゃんのことどう思ってるの」ﾊﾞﾝｯ


侑「ﾋｲｯ！同好会の後輩です」ﾋﾞｸｯ


歩夢「本当にそれだけ？」ﾄﾞﾝｯ


侑「はいいっ、それだけです！」


歩夢「侑ちゃんはなんだっけ？」ｼﾞｰ



侑「歩夢だけの私です～」ｳﾙｳﾙ



歩夢「よろしい！」ﾆｺｯ





侑「ﾎｯ、やっとおさまった・・・」ﾎﾞｿｯ

おつ
面白かった

アニメ→中二病→演劇と繋がる展開が楽しかったです乙！
ほむほむ侑ちゃんは可愛いし、後半でしずくちゃん沢山出てくれたしで俺得でした

～予告～


私
は
や
っ
ぱ
り

スクールアイドル





侑