【SS】俺「やっと見つけたぞ!!限定グッズ!」ガシッ せつ菜「やっと見つけました!」ガシッ【ラブライブ!虹ヶ咲】

せつな SS


1: 2020/03/02(月) 16:34:23.30 ID:LvktKrAI
俺「ん?」グイッ

せつ菜「あれ?」グイグイ

俺「あ、あの、これ自分が先に見つけて手に取ったもんで」

せつ菜「何を言ってるんですか!これはわたしが先に見つけたんです!!」

俺「いや、絶対自分だって」

せつ菜「わたしです!!」

俺「む~」

せつ菜「ぐぬぬ~」

かすみ「ちょっとせつ菜先輩!いきなり走り出さないでくださいよ!」

しずく「そうですよ!危うく迷子になるところでした!」

俺(あのショートヘアーの子めっちゃ可愛いやんけ!)

3: 2020/03/02(月) 16:41:46.67 ID:LvktKrAI
かすみ「それで、せつ菜先輩何をしてるんですか?」

せつ菜「あ、そうだった!とにかくこのグッズは…」

俺「ああ、君のもんだ」

せつ菜「え?」

俺「ほら、俺キモオタだから女の子と久しぶりに喋れて嬉しかったというか」

俺「それで意地張っちゃったというか…まあこんな感じのキモオタなんだよ」

せつ菜「…」

俺「俺はまた別のお店を探すから、そのグッズは君が買っていきな!それじゃあ俺はおさらばするぜ!」

せつ菜「待ってください!」

俺「?」

せつ菜「このアニメは好きですか?」

俺「…ああ、俺の人生だ」

せつ菜「その言葉だけで十分です」ニコッ

せつ菜「…」ゴソゴソ

せつ菜「これをどうぞ」

俺「これは…」

4: 2020/03/02(月) 16:44:22.83 ID:LvktKrAI
せつ菜「1周年記念で発売された超レアグッズです」

俺「もちろん知ってる…でもなんでそれを」

せつ菜「今回のグッズのお礼ですよ」

俺「いいってそんなの」

せつ菜「それに、アニメ好きに悪い人はいません!あなたもオタクなら、この気持ちわかりますよね?」

俺「うぅ…」グスッ

せつ菜「ちょっと、泣いてるんですか!?」

俺「泣いてねーよ!」


かすみ「何やってんだろうこの人たち…」

しずく「なんかの演劇の練習では?」

5: 2020/03/02(月) 16:48:59.37 ID:LvktKrAI
俺「本当にありがとう…ございます」

せつ菜「お礼なんていいですよ!」

せつ菜「さすがに同じ場所に長時間留まりすぎなので、ここら辺でお別れにしましょう!」

俺「この恩は一生忘れません」

せつ菜「はい!これからもお互い、何かを大好きでいれることを大切にしていきましょうね!それでは!」

俺「ああ!」



かすみ「でもよかったんですか?」

せつ菜「なにがですか?」

かすみ「せつ菜先輩があげたグッズって、超レアなんじゃ」

せつ菜「甘いですね、かすみさん」

かすみ「!?」

せつ菜「あれはグッズでもなんでもありません ただの爆弾です」

かすみ「」

しずく(なんという迫真の演技…おそろしい子!)

6: 2020/03/02(月) 16:49:49.32 ID:LvktKrAI
俺「それにしてもあの子可愛かったなぁ…またどこかで会えるかな…」

俺「それはそうと頂いた超レアグッズを…ん?なんだこの数字」

3

2

1

7: 2020/03/02(月) 16:50:27.90 ID:LvktKrAI
no title

8: 2020/03/02(月) 16:52:45.98 ID:MLxJ0owj
乙!感動した!

9: 2020/03/02(月) 16:57:00.93 ID:LvktKrAI
以下、俺が妄想を垂れ流すスレとさせていただく

12: 2020/03/02(月) 17:05:17.05 ID:LvktKrAI
まず、せつ菜ちゃんと一緒にアニメイトに行きたい
色んなアニメに目を通すであろうせつ菜ちゃんはそれに比例して色んなアニメを好きになるため、様々な種類のコーナーに行くであろう
そのため、「俺さん!次はあそこのコーナーに行きましょう!」と半ば強引に俺を引っ張っていく
が、それがいい せつ菜ちゃんが大好きなことで幸せになっている姿が俺は大好きなのである
次に、その中でもせつ菜ちゃんのお気に入りであるアニメのグッズを一緒に買いたい
オタクなら誰しもが経験あるであろう、中々ほしいものが出ずに買い足していくあれである
せつ菜ちゃんは最初に3個くらい買うのだが、目的のキャラが出ずしゅんとしている可愛い
そこで今度は俺も2つ買うよってことで2人2つずつの購入
そして俺はせつ菜ちゃんのほしかったキャラを引き当てたい
せつ菜ちゃんが俺とそのグッズを見て「あっ…あ…」ってモジモジしてるとこに、「もちろんせつ菜にあげるよ」って渡すとすごく嬉しそうな顔をする可愛い
相当嬉しかったのか無意識にハグしてくるせつ菜ちゃん可愛い
こうして俺たちは幸せな気持ちでアニメイトを出たのである

13: 2020/03/02(月) 17:08:03.24 ID:L2Tr0kIj
めっちゃ早口

14: 2020/03/02(月) 17:12:46.92 ID:DoIIEbgV
くう疲

15: 2020/03/02(月) 17:14:50.46 ID:fKkdF8uS
オタせつ菜可愛いよな

16: 2020/03/02(月) 17:15:35.06 ID:LvktKrAI
次にゲーセンに行きたい
これはもうド定番の中のド定番であり、ド定番のド定番
あのアニメキャラのフィギュアがほしい!と奮闘するせつ菜ちゃんの横で「惜しい!」とか言って一緒に盛り上がりたい
そんで1000円を超えるか超えないところでせつ菜ちゃんに代わって俺がプレイする みんなも知っているだろう?取れない時のクレーンゲームの地獄を
俺はそんな思いをせつ菜ちゃんに味わってほしくないし、何よりここでいっぱいお金を使っちゃったら、他に行きたいお店も行けないからね
「よーし、やるぞ!」そう意気込んでクレーンを動かす俺の横で、「もう少し左です!そこです!」みたいな感じで言葉を放つせつ菜ちゃん可愛い
「でもせつ菜取れなかったじゃん!」って言うとふくれちゃうから俺は黙っておくんだけどね
500円目、俺の力を見せてやる!「やったぜ!」
なんとか少ない金額で取れた するとせつ菜ちゃんは「すごいですよ!これは半端ないです!!」って大興奮
この顔が見れただけで最高に幸せ
フィギュアの箱を抱き抱えたせつ菜ちゃん可愛い
そんなせつ菜ちゃんに気づいたのか、店員さんが「おめでとうございます~!」って袋を持ってきてくれた
するとあろうことかせつ菜ちゃんは「俺さんが取ってくれたんです♪」とニッコニコで言ったのだ
やめろよ恥ずかしいじゃねーかバカ/////
そんな思いとは裏腹に、俺の顔はニッコニコだったんだけどね

22: 2020/03/02(月) 17:27:10.63 ID:LvktKrAI
でもさ、別れは唐突に訪れるんだよな


せつ菜「時間ですね」

俺「…」チラッ

俺「そうですね」

せつ菜「料金は18万円になります」

俺「ああ…」

せつ菜「ぴったりいただきました」

俺「…」

せつ菜「…」

23: 2020/03/02(月) 17:30:14.54 ID:LvktKrAI
俺「すごく楽しかったです…本当に…」ポロポロ

せつ菜「はい」

俺「ごめん、こんな情けないとこ見せちゃって」

せつ菜「いいんです、それだけわたしとの時間を楽しんでくれたってことですから」

俺「…」

せつ菜「契約上、再指名は今後一切行うことはできないので、わたしと俺さんの関係は今回限りです」

俺「わかってます」

せつ菜「でも、わたしも本当に楽しい時間を過ごせました」

せつ菜「なのでこれはプレゼントです」

俺「これは…」

せつ菜「中身は開けてからのお楽しみです!それじゃ、今日はありがとうございました」

俺「っ…!ありがとう…ございました!」


そうして俺たちは別々の道へ歩き出したのだ

25: 2020/03/02(月) 17:31:45.56 ID:LvktKrAI
溢れる涙を堪えながら俺はせつ菜ちゃんにもらった箱を見つめる

もしかしたらアクセサリーとかが入ってるんじゃないかとか、罵詈雑言を書いた手紙が入ってるんじゃないかとか
期待と恐怖と好奇心が混ざりあった感情で俺は箱を開けたのだ

26: 2020/03/02(月) 17:31:58.27 ID:LvktKrAI
no title

27: 2020/03/02(月) 17:33:05.23 ID:fKkdF8uS
知ってた

32: 2020/03/02(月) 17:53:43.78 ID:suaBOvV5
せつ菜とデートして18万なら安い

28: 2020/03/02(月) 17:41:19.02 ID:Uryp+t93
キモさの先に才能が見える

29: 2020/03/02(月) 17:43:50.83 ID:LvktKrAI
せつ菜ちゃんって誰かの部屋にあがることに抵抗なさそうだよな
「俺さん!今日の夜家に行ってもいいですか!?」っていうから、「別にいいよ」って 俺はせつ菜ちゃんと一緒にいられるだけで幸せなので、中学生がよくするえ ちな妄想とかそういう類の期待は特に持ってないのだが、やはり何をするのかは気になるよね
お互いに学業を終え(俺は大学の設定)、家にくるせつ菜ちゃん
「綺麗な部屋ですね!」って言うせつ菜ちゃんに「整理整頓は基本だよ!」と言うと「さすがです!」って褒めてくれる
ごめんせつ菜ちゃん 本当はさっきまで掃除してました
ところで左手に持ったトートバッグの中にはなにが入ってるんだろうか まあアニメのBDだろうな
しかし中に入っていたのは外国のアクション映画であった
「ちょっと見てみたかったんですよね…/////」って照れるせつ菜ちゃん可愛い
俺は見た事のある映画だったけど、久しく見てないから楽しみ
俺の隣でアクションシーンで興奮するせつ菜ちゃん可愛い
映画よりせつ菜ちゃんの方が面白いまである
そんなせつ菜ちゃんが急にしおらしくなって黙ってしまった どうしたんだと画面を見ると、あら主人公とヒロインがキスをしている
せつ菜ちゃんこういうの得意じゃないのかと思いながらも、ピュアなせつ菜ちゃんに萌える俺なのであった

45: 2020/03/03(火) 01:21:13.60 ID:zNWCFG8w
毎日仕事でこんな夜遅く帰ってきても、せつ菜ちゃんがいれば辛くないのかな
せつ菜ちゃん、料理が上手くないのを彼方ちゃんにそれとなく指摘されて料理を教えてもらってるみたいなんだ
彼方ちゃんも引くくらいの料理下手なのに、一生懸命に勉強してるせつ菜ちゃんを見て、なにが原動力なのかきいてみたら、「夜遅くまで仕事してる俺さんに喜んでほしくて」って言ったんだってさ
それだけで疲れなんか吹っ飛ぶし、なんでこんなに愛おしいんだろうって
俺が帰ってきたらもうせつ菜ちゃんは寝息をたてていて、テーブルの上に冷めた夜ご飯が置いてある
これは肉じゃがなのか?って思っちゃうくらいすこしいびつだけど、誰の料理よりも美味しく温かい飯なんだ
愛のこもった料理をひとくちひとくち味わいながら、せつ菜ちゃんに「ありがとう」と呟いてみる
一瞬だけせつ菜ちゃんが笑った気がしたけど、きっと疲れてそう見えてるだけなんだな
そう思いながらも溢れる涙を堪え、俺はこの世界一美味しい肉じゃがを食らうんだ

46: 2020/03/03(火) 01:45:00.46 ID:zNWCFG8w
でもやっぱり辛いよな
だって、俺が学生時代にもっと勉強していい企業に就職出来ていたなら、いっぱい収入があって家計も楽になるしせつ菜ちゃんと色んなとこに行ったりできる
なにより、せつ菜ちゃんとの時間をたくさん作れるんだよ
でも俺はゴミクズだから毎日毎日日付変わるまで仕事してクソみたいな収入のカス人間
1回だけ酒の勢いに任せて泣いてそう言った事があったっけ
そしたらせつ菜ちゃんは「わたしの大好きな人を否定しないでください!」って泣いて怒ってくれたんだ
励みになるしどんなに辛くてもせつ菜ちゃんのために頑張ろうって、でもさ…やっぱり辛いよ
ごめんな…ごめんな…
でも必ず、せつ菜ちゃんが俺のことを選んでくれてよかったと心の底から思えるように俺頑張るよ
せつ菜ちゃんが俺の隣で堂々と歩けるように俺頑張るよ

47: 2020/03/03(火) 01:52:21.89 ID:zNWCFG8w
せつ菜ちゃんの寝顔を眺めながら、色んなことを考える
次の休みの日にはどこに行こうかとか、何を話そうかとか
でもやっぱり自然とこの言葉が浮かんできて「せつ菜、俺のことをいつも支えてくれてありがとう 絶対に幸せにするからな」って、柄でもないことを呟いてしまう
そんな言葉どの口が言えるんだよと、また自己嫌悪に陥ってしまったとき、「起きてますよ」って
「!!!??!!!!!?????」
言葉にならない声がついでてしまう
その後続けてせつ菜ちゃんが「何度もも言ってるでしょう わたしは今幸せですよ」って二重の目で俺を見つめて言ってくれる
「ッ!!」
また目から涙が溢れてきてしまう 俺はなんて泣き虫野郎なんだ
どうやらせつ菜ちゃんは今の言葉を放ったあとまた寝てしまったらしい
俺は愛する人の手を握り、いつまでもこの幸せが続いてほしい、そしてそのためにまた今日も頑張ろう
自分を奮い立たせて自分の布団に横になり、そして死んだように眠るんだ

54: 2020/03/04(水) 14:48:17.13 ID:istIy6gE
なんだこれは…

42: 2020/03/02(月) 20:38:56.86 ID:KOnPlFA3
これが才能か

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1583134463/

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