【SS】千歌｢付き合って下さい！｣曜｢ごめん、女の子同士はちょっと……｣【ラブライブ！サンシャイン!!】

千歌｢………は？｣

曜｢私千歌ちゃんのことは友達としては好きなんだけど……｣

千歌｢いやいやいや！｣

曜｢どうしたの急に｣

千歌｢おかしいじゃん！曜ちゃんは絶対レズだよ！｣

曜｢いや何を根拠に｣

千歌｢ネットの皆がレズだって言ってたもん！｣

曜｢えぇ……｣
　

千歌｢ほらこれ見てよ！｣（よう→ちか同人誌）

曜｢うわぁ……｣

千歌｢これ見ても何とも思わない！？｣

曜｢スクールアイドルやってたから仕方ないけど、自分が本に出てると思うとあんまり嬉しくないかな……｣

千歌｢とりあえずこれは貸してあげるから読んでみて！｣

曜｢いや読まないけど……｣
　

曜｢千歌ちゃんってそういう趣味だったんだ……｣

千歌｢沼津では普通でしょ？ネットの皆はそう言ってたもん！｣

曜｢そんなわけないじゃん。皆普通に男の人と結婚してるよ｣

千歌｢何それ。イミワカンナイ｣

曜｢千歌ちゃんとのお泊まりもこれからは控えさせてもらおうかな……｣

千歌｢えぇっ！？｣
　

曜｢親友がレズとか普通にショックだよ……｣

千歌｢……じゃああれは何だったの？｣

曜｢え？｣

千歌｢私が梨子ちゃんと仲良くしてた時嫉妬してたじゃん！｣

曜｢そ、それは親友がとられたみたいで哀しくなっただけで……｣

千歌｢レズじゃん！やっぱりよーちゃんはレズだよ！｣

曜｢！？｣
　

曜｢私が……レズ？｣

千歌｢間違いないよ！｣

曜｢でもいつかはパパみたいな人とと一緒に、って思ってるし……｣

千歌｢それは先入観だね｣

曜｢先入観？｣

千歌｢そう、よーちゃんは『男の人と付き合わなきゃ』って先入観にとらわれてるの｣

曜｢そうかなー？｣

千歌｢その証拠に、今まで好きな男の子とか居なかったでしょ？｣

曜｢いや、居たよ｣

千歌｢えっ！？｣
　

曜｢まあ好きっていうか、気になるって感じだけど｣

千歌｢それが先入観だよ！男の人を好きになるっていう先入観！｣

曜｢うーん…？｣

千歌｢じゃあさ、もし私が男の人と結婚したらどうする？｣

曜｢そりゃ祝うでしょ｣

千歌｢祝うな！！！｣

曜｢えぇ……｣
　

千歌｢ほら！これ見て！｣（よう→ちかSS）

曜｢うわぁ……何かいっぱいある……｣

千歌｢よーちゃんは私が結婚したら曇るんだよ！その後梨子ちゃんと飲んで愚痴を言うの！その後何やかんやあって離婚した私と結婚するの！｣

曜｢いやそれ創作の話でしょ？｣

千歌｢現実だもん！｣

千歌｢よーちゃんは私のこと大好きだもん……皆そう言ってるもん……｣ｸﾞｽｯ

曜｢……｣
　

曜｢ねぇ千歌ちゃん、泣かないで｣

千歌｢……じゃあ付き合ってよ｣ｸﾞｽｯ

曜｢えーと……｣

千歌｢よーちゃんは女の子は嫌い？｣

曜｢嫌いじゃないけど……私は同性愛者じゃないと思う｣

千歌｢そっか……じゃあ、こんなことされてもドキドキしない？｣ｷﾞｭｯ

曜｢わわっ！？｣

千歌｢……ねぇよーちゃん、好き｣ｳﾜﾒﾂﾞｶｲ

曜｢！！///｣ﾄﾞｷｯ
　

千歌｢返事はまだでいいから、少しの間このままでいさせて……｣ｷﾞｭｰ

曜｢う、うん｣

千歌｢やっぱりよーちゃん、優しいね♡｣ﾆｺｯ

曜（何だかいつもより千歌ちゃゃんが可愛く感じる……）

千歌｢……ねぇ、よーちゃん｣ｽｯ

曜｢あ、あの……何だか近くないですか？｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　

千歌｢チカ、よーちゃんとキスしたい…///｣

曜｢え！？ちょ、ちょっと待って！///｣

千歌｢……やだ、待てない｣

ﾌﾆｯ

曜｢！！？？///｣

千歌｢……キス、しちゃったね♡｣

曜｢う、うん…///｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ

千歌｢えへへ…///よーちゃんの唇、柔らかかった…♡｣

曜｢ち、ちかちゃん…///｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　

千歌｢ねぇ、次は触れるだけのキスじゃなくてさ……｣

曜｢千歌ちゃん！？｣

千歌｢もっと濃厚な……｣ｸﾞｲｯ

曜｢ダ、ダメー！！！///｣ﾄﾞﾝｯ

千歌｢わっ！？｣

曜｢はぁ、はぁ……///｣

千歌｢何で！？今の絶対成功するパターンだっただろ！これぇ！｣

千歌｢ていうか曜ちゃんもめっちゃドキドキしてたじゃん！｣

千歌｢同人誌なら絶対エ　チまでいってたよ！？｣

曜｢そ、そんないきなりエ　チとかするわけないじゃん！///付き合ってもないんだから！｣

曜（ヤバいヤバい……雰囲気に流されてレズになるところだった……）
　

千歌｢まあでもこれではっきりしたね！｣

曜｢……一応聞くけど、何が？｣

千歌｢よーちゃんはレズってこと！｣

曜｢だからレズじゃないって！｣

千歌｢レズでもないのにあんなにドキドキするのかな？｣ﾆﾔｯ

曜｢！！｣ｷﾞｸｯ

千歌｢ずっと抱き合ってたからお見通しだよ。よーちゃんの心臓の音凄かったもん｣ﾆﾔﾆﾔ

曜｢あ、あんなことされたら誰だってそうなるよ！｣
　

千歌｢むぅ……よーちゃんの頑固者！｣

曜｢私をレズにしたがる千歌ちゃんの方がよっぽど頑固だよ｣

千歌｢でもさっきはチカのことちょっと良いかなーって思ったでしょ？｣

曜｢まあ、可愛いなとは思ったけど｣

千歌｢そ、そっか……///｣

曜｢今さら照れるんだ……｣
　

千歌｢照れるよ！だって私よーちゃんのこと好きなんだもん！｣

曜｢あ、ありがとう…///｣

千歌｢私だって元々レズだったわけじゃないよ？｣

曜｢……そうなの？｣

千歌｢好きになった子がたまたま女の子だっただけ｣

千歌｢それがよーちゃんなの｣

曜｢……｣
　

千歌｢ねぇ、曜ちゃんもレズじゃなくていいの。たまたまチカのこと好きになった。それじゃダメかな？｣

曜｢……それなら｣

千歌｢……？｣

曜｢それなら、良いかもね｣

千歌｢え、じゃあ……｣

曜｢うん、とりあえず親友以上恋人未満の関係から始めさせてもらってもいいかな？///｣

千歌｢もちろんだよー！♡｣
　

曜｢じゃあこれからよろしくね？///｣

千歌｢うん…うん！｣ｸﾞｽｯ

曜（こんなに好きでいてくれる人がいるなら、案外性別なんて関係ないのかも……）ﾌﾌｯ

曜｢でも、付き合うって何するんだろう？元々親友だし、あんまり変わらなかったりしてね｣

千歌｢そんなことないよ！｣ｶﾞｻｺﾞｿ

曜｢？｣

千歌｢ほら見て！｣（よう→ちか18禁同人）

千歌｢付き合い始めたようちかはまず私の旅館でえ　ちするの！それで美渡姉にうるさいって怒られるの！志満姉はそれを微笑ましく見守るんだよ！そしてだんだん家族公認になって……｣

曜｢うわぁ……｣


おわり