【SS】希「えりちはかわいい」

海未「穂乃果はいつもいつも…」

穂乃果「その話はもう聞き飽きたもん」

海未「なんですって…？」

穂乃果「ひっ」

海未「聞き飽きるぐらい同じことをしてるのは穂乃果ではありませんか！」

海未「少しは絵里の様にしっかりとした行動をして欲しいです」

希「まあまあ、落ち着いて」

穂乃果「希ちゃーんっ！たすけてー！」

海未「希…穂乃果を甘やかしてはいけませんよ」

希「そやね。後でウチがオシオキしておくからここはウチに免じて許してあげて」

穂乃果「へっ！？」

海未「……分かりました」

穂乃果「あ…あの…希ちゃん？」

希「ふふっ、悪い子にはおしおきするで」

穂乃果「い…いやああああっ！」

希「……オシオキする前に逃げられてもた」

海未「…」

希「海未ちゃん？」

海未「わざと逃がしませんでしたか…？」

希「んー？なんのことかなあ」ｸｽｸｽ

海未「もう…困ったものです…」

希「あら？海未ちゃん拗ねちゃった？」

海未「そんな事ありませんっ」ﾌﾟｲ

希「ふふっ」

海未「な…何を笑っているのですか…」

希「そういうところ、えりちに似てかわいいなって思って」

海未「なっ…///というよりも絵里に…ですか？」

希「海未ちゃんから見たえりちって、真面目でクールでかっこいい何でもできる先輩って感じやん？」

希「だから、えりちの事を尊敬……かは分からんけど慕っているのは分かるんよ」

希「でもなあ、ああ見えてえりちもいろんな顔してかわいいところ沢山あるんよ」

海未「は…はあ…」

希「海未ちゃんは、えりちが生徒会室で一番笑顔になる瞬間って分かる？」

海未「そうですね…具体的ではないのですが、この学校の知名度が上がった時でしょうか」

希「ぶっぶー」

海未「…全く分かりません」

希「正解は…」

希「生徒会室で一人の時にこっそり大好きなチョコを食べてる時でしたー」

海未「…意外です」

希「こっそりたべてるところがかわいいやん？堂々と食べたらいいのにね」ｸｽｸｽ

海未「なんとなくですが、分かるような気もします…」

希「ふふっ、そうなん？」

希「この前、生徒会の仕事が遅くなって、消灯時間過ぎてしまったんよね」

希「それなのに、えりち中々帰ろうとしないから、ウチ一人で帰ろうとしたんよ」

希「そしたら、えりちがウチの制服の裾を引っ張って何て言ったと思う？」

絵里「暗い所…怖いから、握ってても……いい？」

希「えりちにそんな事言われたらもうかわいいの言葉しか出てこないやん」

希「その後も」

絵里「希？どこにも行っちゃダメよ？置いて行っちゃだめだからね？」

希「なんて、かわいいにもほどがあるやん」

希「…」

希「って、何の話をしてたんやっけ」

希「そうそう」

希「海未ちゃんが真面目やと思ってるえりちやって、大好きなチョコを食べて息抜きするし」

希「穂乃果ちゃんみたいに苦手な物やってあるんよ」

希「だから、海未ちゃんもたまーには肩の力を抜いて」

希「穂乃果ちゃんの苦手な事をやさーしく見守ってあげるのもええんやない？」

海未「…そうですね」

希「ほら、あそこにバツの悪そうな顔をした穂乃果ちゃんが」

海未「…本当に困ったものですね」ｸｽｯ

海未「では、行ってきます」

希「ふふっ、いってらしゃい」

希「ほーんと、海未ちゃんはえりちに似てかわいいなあ」

希「でも、一番かわいいんはそこで隠れて話を聴いて顔真っ赤にしてるえりちかな」

希「海未ちゃんがいる手前恥ずかしくて怒るに怒れないし困ったやん」

希「ウチはえりちのそういうところが大好きなんよ」

希「ねー？えりちっ♪」




絵里「………のぞみの……ばか…」

おわり

絵里ちゃんほんとかわいい

わかる、可愛い

かわいすぎる

すばらしい
エクセレント