【SS】「さよなら矢澤にこ」

希「こんばんは。え〜今日はファンの皆様に悲しいご報告があります。μ'sのメンバーとして一瞬に頑張って来た矢澤にこちゃんがですね、今日をもちましてスクールアイドルを卒業すると言う事でですね」

穂乃果「う〜ん。ねぇ、凄い急でね。私も耳を疑ったんだけど。うん。ねえ？」

花陽「そうですね」

穂乃果「まあ…本人の決意がカタイと言うことで」

希「さっそく。ご本人に卒業して貰いましょう。矢澤にこちゃん、どうぞ」

にこ「……」

穂乃果「にこちゃん？」

にこ「……」

穂乃果「にこちゃん？」

希「え〜今回どうして急にμ'sを卒業すると？」

にこ「今、私は高校三年生になったんです。18歳なんですよ」

穂乃果「うん」

にこ「18歳って朝起きたら凄い調子が良いんです。今。この生活リズムを崩したくないんです。だから卒業したいんです」

希「それなら卒業する必要はないやん」

にこ「後輩も育って来て…あ〜嬉しい。辞めたくない〜」

穂乃果「え？辞めたくないの？」

希「まあ、本人も色々考えたんでしょうから。ここでにこっちが選んだ本人の名場面集をご覧下さい」

矢澤にこ、18歳。μ'sの7人目のメンバーとして活躍して来た矢澤にこちゃんがスクールアイドルを引退したする事になりました」

ナレーション：園田海未

今宵、矢澤にこの偉大なる軌跡を振り返ります。

第5位　WonderfulRush

スクールアイドルとしていくつもの楽曲に挑戦し続けたにこちゃん。そんなにこちゃんはラップにも挑戦しましたね。

にこ「Wao! どうしようか？ Dreams Come True 当然 Let's go! Three, two, one, ZERO!!」

現状に満足せず常に新しい事に挑戦するその姿勢が皆んなを惹きつけましたね。

第4位 夏色えがおで1,2,Jump!

μ'sを代表する楽曲はまだまだ沢山ありましたね。
夏色えがおで1,2,Jump!、にこちゃんがセンターを務める名曲です。

にこ「真夏のせいだよ 1,2,Jump! 光のシャワーはじける 気持ちがいいね、いいよね? うなずいてVacation　夏色えがおで 1,2,Jump! ぴかぴかフェイスあげたい 一緒がいいね、いいよね? うなずいてよ〜暑いけど〜熱いから〜嬉しくて〜楽しいね Summer day」

そのセクシーな水着姿と豊満なボディで画面の前のファンを釘付けにしていまいましたね。
もう、にこちゃんの水着姿を見れないと思うと凄い寂しいです。

第3位　にこ、襲来。

にこちゃんがμ'sに加入したあの日。その日からμ'sは伝説のグループへと呼ばれる様になりましたね。

にこ「いい？大事なのは役作りよ？よく見てなさい。
にっこにっこに〜、あなたのハートににこにこに〜。笑顔届ける矢澤にこにこ〜。にこに〜って覚えてラブにこ！」

凛「ちょっと寒くないかにゃ〜」

あの自己紹介もこの時に初めて披露しましたね。

にこ「にっこにっこに〜」

第2位　ラジオ課外活動

スクールアイドル活動に精を出すにこちゃん。その活動はライブ出演に留まらずラジオのパーソナリティとしても大活躍していましたね。

にこりんぱな「みなさん、こんにちは。μ's広報部へようこそ〜」

にこ「にっこにっこに〜。μ'sの矢澤にこで〜す」

凛「にゃんにゃんにゃ〜ん。星空凛です」

花陽「誰か助けて〜小泉花陽です」

面白トークを披露しながら一年生を引っ張っていくその姿にリスナーは心を打たれました。

第1位　宇宙ナンバー１アイドル

妹達を愛するにこちゃん。そんな妹達の期待を裏切らない為にあなたは嘘を吐いてしまいましたね。

真姫「なるほど。そう言う事ね」

にこ「私が私の家でなんて言おうが勝手でしょ！」

そんなにこちゃんはスーパーアイドルを卒業してμ'sと共に宇宙ナンバー１アイドルを目指す事にしましたね。

そんなあなたがμ'sを卒業するなんてまるで嘘の様です。

希「はい。それでは元生徒会長の絢瀬絵里さんからお別れの言葉を頂きたいたと思います」

絵里「にこ、お疲れ様です」

にこ「絵里…」

絵里「にことはμ'sの中でも同じ三年生でこの先大学生になっても社会人になっても仲間だって思ってました。え〜この間、理事長室に呼ばれてこのままでは推薦を受けるのは厳しいと言われ、なんでか分かりますかと聞かれました。
私は分かりませんと言いました。すると理事長が手招きするんです。で、耳元で矢澤にこと。あっ、私が推薦を貰えなかったらそれはにこのせいなんだと思っていたんですけど。自らμ'sを辞めてくれると言う事で感謝しています。にこ、ありがとうございました、お疲れ様でした」

にこ「絵里ぃ」

絵里「……」

にこ「絵里？絵里？」

穂乃果「まあまあ絵里ちゃんも悲しい感じで終わるのが嫌だったのかな？」

希「はい。それでは続いて真姫ちゃんから記念品とお別れの挨拶を」

真姫「……」スタスタスタ

にこ「真姫ちゃん！！来てくれたの？」

真姫「はいこれ。本当イミワカンナイ」

バチーン

にこ「え…」

真姫「……」スタスタスタ

にこ「真姫ちゃん？真姫ちゃん？」

希「はい。それでは我々からもお別れの挨拶と花束をね。先ずは凛ちゃんと花陽ちゃんから」

凛「はい。にこちゃんお疲れ様でした」

花陽「お疲れ様でした」

凛「え〜にこちゃんにはにこちゃんがμ'sに加入した時から可愛がって貰ってました。ただμ'sに先に入っていたのは凛なので本来なら凛の方が先輩になるんですけど、なんかずっとタメ口で、でも歳はにこちゃんの方が上になるので仕方ないのかなと思ったりしてたんですけど。まあ、でも実力社会なので。はい、お疲れ」

花陽「あっ、私はいいよ。特にないし」

にこ「え…」

凛「え、でも」

花陽「本当に。もうお腹空いたから帰りたいし」

にこ「花陽？花陽？」

希「じゃあ我々から。まあ、にこっちとは同じグループの仲間と言う事でやって来ましたけど二人で遊ぶ事も特に無いし。ますます会う機会も減るでしょうけど。残りの人生を頑張って下さい」

穂乃果「にこちゃんとはプライベートでもうちに遊びに来たりとかして。まあ、寂しいかどうかはちょっとこの場では明言するのはお互いの為に控えさせて頂きたいと思います。あの、まあ、絵里ちゃんと今後のμ'sどうしようかと話してて。まあ、にこちゃん程度のアイドルなら星の数程居るだろうと。はい。お疲れっした」

にこ「え…」

希「じゃあ、にこっち。最後ににこっちからファンの皆さんに挨拶を」

にこ「みっ…みぃ…みぃずを、こんな沢山の言葉をもらって…泣かない…うっ……始めて数ヶ月…こんなに…わぁぁぁぁ。にごぉぉぉ。わはぁぁぁ、この世の中のぉぉぉ、μ'sのみならずぅぅ。辞めたくない。辞めたくなぃぃぃぃぃ。花陽ぉぉおぉ、花陽ちゃぁぁん」

花陽「にこちゃん、はい。にこちゃん。お疲れ様でした」

希「じゃあ最後は見送ってお別れしましょう」

にこ「ヤダァァァ。いやだよぉぉぉぉ」

穂乃果「ほら、にこちゃん。あっちだよ」

にこ「うわぁぁ。花陽ちゃぁぁん。花陽ぉぉ」スタスタ

希「まあ明日からは8人でやっていくと言う事で」

穂乃果「寂しけどね」

希「帰ろうか」

「まてぇぇぇぇーーーーい」

にこ「にこちゃんは、μ'sを、辞めないにこ〜。ファンの皆んなびっくりしたにこ？今回はμ'sの皆んなに頼んでドッキリを仕組ませて貰ったにこ！！」

穂乃果「……」

チャララランランラ〜　チャラチャラララン〜

にこ「きっとにこちゃんは辞めない〜μ'sを辞めない〜笑顔ならにこっちは辞めないよ〜きっとにこにーは辞めないμ'sを絶対辞めない〜μ'sににこが居て〜嬉しい景色〜にこにーは辞めないよ〜」

穂乃果「なんだこりゃ。ふふっ」

凛「ふふっ」

花陽「うふふ」

にこ「はあ…」

ことり「にこちゃん。私、スクールアイドルやりたいの。にこちゃんとスクールアイドルやりたいの」

にこ「ことり」

ことり「いつか別の夢に向かう時が来たとしても。行かなでにこちゃん」

にこ「ううん。私の方こそごめん。自分の気持ち分かってたのに。にこはμ'sを辞めたくないのに」

穂乃果「最後のこれやりたかっただけじゃん」

凛「ことりちゃん引っ張って来て」

希「はい解散」





終わり